JPH0558145A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JPH0558145A
JPH0558145A JP25055991A JP25055991A JPH0558145A JP H0558145 A JPH0558145 A JP H0558145A JP 25055991 A JP25055991 A JP 25055991A JP 25055991 A JP25055991 A JP 25055991A JP H0558145 A JPH0558145 A JP H0558145A
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JP
Japan
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air
damper
temperature
wind
blowout
Prior art date
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Pending
Application number
JP25055991A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Kajino
祐一 梶野
Hikari Sugi
光 杉
Takamasa Kawai
孝昌 河合
Yuji Honda
祐次 本田
Katsuhiko Sagawa
克彦 寒川
Kiyoshi Okumura
清 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0558145A publication Critical patent/JPH0558145A/ja
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  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で複数の吹出口の吹出風温度を独
立に設定できる。 【構成】 空調ダクトにはFACE吹出口11A,11
BとFOOT吹出口12が設けられ、FACE吹出口へ
エバポレータ2通過直後の冷風を送給してこれをA/M
ダンパ4通過後の空調風に混合するバイパスダクト5が
設けられる。バイパスダクトには冷風量を調整する冷風
ダンパ6が配設され、ECU7は冷風ダンパの開度を、
上記空調風の温度とFACE吹出口の吹出風温度目標値
とに応じて変更し、FACE吹出口の吹出風温度を実質
的に空調風温度と無関係に所望値に設定する。しかし
て、複数の吹出口毎にそれぞれ空調ユニットを設ける必
要はない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空調装置に関し、特に頭
寒足熱の空調を簡単な構成で実現して車両に好適に使用
できる空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に使用される空調装置は、通常、乗
員の上半身へ空調風を吹き出すFACE吹出口、乗員の
下半身へ空調風を吹き出すFOOT吹出口、フロントガ
ラス等の曇りを解消するDEF吹出口等を有している。
従来はこれら各吹出口へ同一温度の空調風を送給してい
たが、例えば春や秋の外気温が比較的低い時には、日射
の影響を受ける上半身へ冷風を、日射のない下半身へは
温風を供給する方が乗員にとって快適である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで例えば特開昭5
8−008419号公報等には、FACE吹出口へ至る
ダクトとFOOT吹出口へ至るダクトのそれぞれに空調
ユニットを設けて、各吹出口温度を独立に設定できるよ
うにした空調装置が提案されているが、かかる装置は構
造の複雑化、大型化が避けられず、コスト高となる問題
がある。
【0004】本発明はかかる課題を解決するもので、簡
単な構成で複数の吹出口の吹出風温度を独立に設定でき
る空調装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の構成を説明する
と、空調ダクト1内にエバポレータ2とヒータコア3を
設け、エアミックスダンパ4の開度を調整して空調風温
度を所望値に設定する空調装置において、空調風の吹出
口11A,11B,12を複数設けるとともに、少なく
とも一つの吹出口11A,11Bへエバポレータ2通過
直後の冷風を送給してこれを上記空調風に混合するバイ
パスダクト5を設けて、該バイパスダクト5に冷風量を
調整する冷風ダンパ6を配設し、かつ上記冷風ダンパ6
の開度を、上記空調風の温度と上記少なくとも一つの吹
出口11A,11Bの吹出風温度目標値とに応じて変更
するダンパ開度調整手段7を設けたものである。
【0006】
【作用】上記構成の装置において、冷風ダンパ6の開度
を変更することにより、空調風温度を上限としてこれ以
下の温度で吹出口11A,11Bの吹出風温度を任意に
設定することができる。この時の冷風ダンパ開度は、吹
出風温度の目標値と空調風温度の両者に応じて変更さ
れ、この結果、空調風温度の高低に無関係に目標吹出風
温度が一定に保たれる。
【0007】本装置によれば、空調ユニットを複数系統
に設ける必要はないから、装置構成が簡素化され、コン
パクト化、低コスト化が図られる。
【0008】
【実施例1】本発明を車両の空調装置に適用した一例を
図1に示す。図において、空調ダクト1の一端にはブロ
アファン81が設けてあり、内外気切替ダンパ82で選
択された内気ないし外気がダクト1内へ吸引される。上
記ブロアファン81はブロアモータをモータ制御回路8
3で駆動することにより回転数が制御されている。ま
た、内外気切替ダンパ82はサーボモータ84によって
開閉駆動される。
【0009】空調ダクト1内にはブロアファン81の下
流位置に吸入空気を冷却するエバポレータ2が配設さ
れ、さらにその下流にはダクト1内のほぼ半分を占めて
冷却空気を加熱するヒータコア3が設けてある。ヒータ
コア3にはA/Mダンパ4が付設され、該ダンパ4の開
度をサーボモータ41で変更することにより所定温度に
調節された空調風が得られる。なお、エバポレータ2よ
り流出する冷却空気温度はその直後に設けた温度センサ
21の出力により一定に維持される。また、ヒータコア
3にはウォータバルブ31を経てエンジン冷却水が供給
されている。
【0010】空調ダクト1内にはエバポレータ2直後の
ダクト壁に沿い上記ヒータコア3を迂回するように隔壁
が設けられてバイパスダクト5が形成され、該ダクト5
の下流開口は空調ダクト1の他端に設けたFACE吹出
口11A,11Bの切替ダンパ85に至っている。空調
ダクト1の他端にはさらにFOOT吹出口12、DEF
吹出口13が形成され、これら吹出口12,13にはそ
れぞれ切替ダンパ86,87が設けられて、上記切替ダ
ンパ85とリンク等で連結され、サーボモータ88によ
り連動駆動される。
【0011】左右一対のFACE吹出口11A,11B
には左右の風量を調節するダンパ89が設けられ、ま
た、FACE吹出し中央グリルにも風量調節ダンパ90
が設けられて、これらダンパ89,90はそれぞれサー
ボモータ91,92により開度が調節される。
【0012】上記A/Mダンパ4、冷風ダンパ6を始め
として、他の各ダンパ82,85,86,87,89,
90およびブロアファン81は中央の制御回路(EC
U)7の出力で作動せしめられ、ECU7はこれに入力
する室内温度センサ71、外気温度センサ72、日射セ
ンサ73、冷却水温度センサ74の各信号と、設定温度
発生器75により設定される温度設定値に基づいてA/
Mダンパ4等の開度を決定する。
【0013】上記構成の空調装置において、春の外気温
が比較的低い時期等には、日射を受ける乗員の上半身へ
は冷風を、下半身へは温風を供給する必要がある。そこ
で、上記ECU7は、B/LモードすなわちFACE吹
出口11A,11Bのダンパ85とFOOT吹出口12
のダンパ86が共に開いているモードが選択されている
ことを確認して、各吹出口11A,11B,12より所
定温度の風を送出せしめる。
【0014】すなわち、A/Mダンパ4の開度を調節す
ると、ヒータコア3を通過した空気と通過しなかった空
気がその下流位置で混合されて所定温度の空調風とな
り、各吹出口11A,11B,12へ至る。そして、F
OOT吹出口12からは上記空調風がそのまま室内へ送
出され、一方、FACE吹出口11A,11Bからは冷
風ダンパ6の開度に応じた冷風が上記空調風に混合され
て、より低い温度の吹出風として送出される。
【0015】ここで、図2〜図4には、A/Mダンパ開
度SWに応じた空調風温度(図中線x)と吹出風温度
(図中線y)の変化を示す。図より知られる如く、空調
風温度はA/Mダンパ開度SWによりほぼ一義的に定ま
り、これに対して吹出風温度は冷風ダンパ開度SWBが
大きくなると空調風温度の変化曲線より下方へずれて低
下し、その低下量はA/Mダンパ開度が大きい程大きく
なる。
【0016】この関係を図5に模式的に示し、図中線x
はA/Mダンパの開度SWに対する空調風温度の変化、
線yは冷風ダンパ開度SWBが100%の時のA/Mダ
ンパ開度SWに対する吹出風温度の変化を示すものであ
る。この図より、A/Mダンパ開度SWに応じて冷風ダ
ンパ開度SWBを変更すれば、吹出風温度を常に目標値
TAVに維持できることが知られる。なお、図中TEは
エバポレータ通過直後の冷風温度、TAOBはA/Mダ
ンパが所定の開度にある時の空調風温度である。
【0017】さて、目標吹出温度TAVを実現する冷風
ダンパ開度SWBは線分DE/線分DF×100(%)
である。線分DF=線分DG−線分FGであり、線分F
G/線分DGは常に一定値αであるから、線分DF=T
AOB−TE−α(TAOB−TE)となる。また、線
分DE=TAOB−TAVである。しかして、冷風ダン
パ開度SWBは以下の式で得られる。 SWB=(TAOB−TAV)/(TAOB−TE−α
(TAOB−TE))×100 =(TAOB−TAV)/(1−α)(TAOB−T
E)×100 ここで、TE,αは予め実験で求められる。
【0018】しかして、空調風温度TAOBと目標吹出
風温度TAVに応じて上式より冷風ダンパ開度SWBを
決定するようになせば、前者の温度はA/Mダンパによ
り、後者の温度は冷風ダンパによりそれぞれ実質的に独
立に設定することができる。
【0019】
【実施例2】ところで、実際のB/Lモードでは、切替
ダンパ85,86を連動せしめてリニアに、あるいは図
6のB/L1〜3で示すように複数段階でFACE吹出
口11A,11BとFOOT吹出口12の風量割合を変
更する。この風量割合の変更に伴い、図7〜図9に示す
ように、特に冷風ダンパ開度SWBが100%の時の吹
出風温度(線y)は変動する。したがって、風量割合の
変化に応じた上記αの値を予め実験で得て、適宜変更す
るようになせば、より正確な吹出風温度を得ることがで
きる。
【0020】
【実施例3】図10の破線で示す如く、冷風ダンパの開
度SWBに対して(TAV−TE)/(TAOB−T
E)の値がリニアに変化しない場合があり、この場合は
算出されたSWBを図のa,b,c,dの矢印で示す手
順で補正することにより所望の吹出風温度を得ることが
できる。
【0021】
【発明の効果】以上の如く、本発明の空調装置によれ
ば、複数の吹出口に至るダクト内にそれぞれ空調ユニッ
トを設けることなく各吹出風温度を独立に設定すること
ができるから、装置構造が簡易かつコンパクトになると
ともに、低コストなものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】空調装置の全体構成図である。
【図2】ダンパ開度と吹出温度の関係を示すグラフであ
る。
【図3】ダンパ開度と吹出温度の関係を示すグラフであ
る。
【図4】ダンパ開度と吹出温度の関係を示すグラフであ
る。
【図5】ダンパ開度と吹出温度の関係を示す模式的グラ
フである。
【図6】本発明の他の実施例における B/Lモードと
風量割合の関係を示すグラフである。
【図7】ダンパ開度と吹出温度の関係を示すグラフであ
る。
【図8】ダンパ開度と吹出温度の関係を示すグラフであ
る。
【図9】ダンパ開度と吹出温度の関係を示すグラフであ
る。
【図10】冷風ダンパの非線形特性を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1 空調ダクト 11A,11B FACE吹出口(少なくとも一つの吹
出口) 12 FOOT吹出口 2 エバポレータ 3 ヒータコア 4 エアミックスダンパ 5 バイパスダクト 6 冷風ダンパ 7 ECU(ダンパ開度調整手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本田 祐次 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 寒川 克彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 奥村 清 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ダクト内にエバポレータとヒータコ
    アを設け、エアミックスダンパの開度を調整して空調風
    温度を所望値に設定する空調装置において、空調風の吹
    出口を複数設けるとともに、少なくとも一つの吹出口へ
    エバポレータ通過直後の冷風を送給してこれを上記空調
    風に混合するバイパスダクトを設けて、該バイパスダク
    トに冷風量を調整する冷風ダンパを配設し、かつ上記冷
    風ダンパの開度を、上記空調風の温度と上記少なくとも
    一つの吹出口の吹き出し温度目標値とに応じて変更する
    ダンパ開度調整手段を設けたことを特徴とする空調装
    置。
JP25055991A 1991-09-03 1991-09-03 空調装置 Pending JPH0558145A (ja)

Priority Applications (1)

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JP25055991A JPH0558145A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 空調装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP25055991A JPH0558145A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 空調装置

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JPH0558145A true JPH0558145A (ja) 1993-03-09

Family

ID=17209706

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JP25055991A Pending JPH0558145A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 空調装置

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JP (1) JPH0558145A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016047024A1 (ja) * 2014-09-22 2016-03-31 株式会社プレックス 方形状布類展開装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016047024A1 (ja) * 2014-09-22 2016-03-31 株式会社プレックス 方形状布類展開装置
JP2016059754A (ja) * 2014-09-22 2016-04-25 株式会社プレックス 方形状布類展開装置

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