JPH055078Y2 - - Google Patents

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JPH055078Y2
JPH055078Y2 JP8243286U JP8243286U JPH055078Y2 JP H055078 Y2 JPH055078 Y2 JP H055078Y2 JP 8243286 U JP8243286 U JP 8243286U JP 8243286 U JP8243286 U JP 8243286U JP H055078 Y2 JPH055078 Y2 JP H055078Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の技術分野) この考案は、車両に設置された安全確認装置に
おいて、特に車両の周辺を確認する近接状態確認
装置に関する。
(考案の技術的背景とその問題点) 近年、車両の走行安全性を向上する為に各種の
安全確認装置が車両に装備されている。このよう
な各種安全確認装置の一つに車両と後方近接の障
害物との近接度合を運転者が確認できるようにす
る近接状態確認装置がある。具体的には、実公昭
56−35771および特開昭50−21762に開示されるも
のがある。
前者は車体後部の左右一対に設けられている後
退灯を利用し、この後退灯から後方障害物に斜め
後方内向きにスポツト光を照射して、運転者が車
両後退に伴う後方障害物上での2つの照射点間の
変化を視認することで車両と後方障害物との近接
度合を確認できるようにしたものである。
後者は車体後部のリアコンビネーシヨンランプ
内に垂直に上下それぞれに2つのフイラメントを
設けて、所定の角度でフイラメントからの光源が
交差するように照射され、車両後退に伴う後方障
害物上での2つの照射形状の変化を運転者が視認
することで車両と後方障害物との近接度合を確認
できるようにしたものである。
ところで、上記の近接状態確認装置は、車両後
退時に後退灯等から光を照射して後方障害物上で
の光点の変化より車両との近接度合を運転者が確
認できるようにしたものである。しかしながら、
上記のような近接状態確認装置においては、ハン
ドルを中立にして移動、すなわち直線移動すると
きも、ハンドルを操舵して移動、すなわち曲線移
動するときも、車両に対して光の照射方向が一定
であるために、例えば直線移動に合わせて光の照
射方向を設定したときは、曲線移動時には車両の
移動方向に光が照射されず、車両と障害物との近
接状態を確認することができなかつた。
(考案の目的) この考案は、車両の走行方向と、車両の操舵角
に基づいて、車両に対する光の照射方向を変化さ
せることによつて、直線移動時も曲線移動時も適
確に光が障害物に現れるようにして、上記問題点
を解決することを目的としている。
(考案の概要) 上記目的を達成するため、この考案は、車両の
前後端部の左右一対に設けられ、この車両から所
定距離で交差するように、予め定めた異なる方向
に光を照射する光照射手段と、 前記車両が前進しているか後退しているかを検
出する走行方向検出手段と、 前記車両の操舵角を検出する操舵角検出手段
と、 前記走行方向検出手段により検出された前記車
両の走行方向と、前記操舵角検出手段により検出
された操舵角とに基づいて前記光照射手段からの
光の照射方向を演算する演算手段と、 この演算手段によつて演算した照射方向に光を
照射させるように前記光照射手段を駆動させる駆
動手段と、 を備えたことを要旨とする。
(考案の実施例) 以下、図面を用いてこの考案の実施例を説明す
る。
第1図はこの考案の一実施例である近接状態確
認装置を示すブロツク図である。その特徴として
は、車両1の走行方向を示す変速レバー(図示せ
ず)の位置を検出するギヤ位置検出センサー5お
よび運転者が操作するハンドルの操舵角を検出す
る操舵角検出センサー3からの検出信号が演算回
路7に入力され、演算回路7で該検出信号に基づ
いて演算を行ないモータ9に駆動信号を出力し
て、駆動信号によりモータ9が後述する発光装置
11を回転させて発光装置11の照射方向を変え
ることにある。
第2図は近接状態確認装置の発光装置11の照
射角についての説明図で、車両1の走行方向が前
進で運転者がハンドルを走行方向に対して右方向
にθの角度だけ操作する場合である。ここで、前
輪右左のタイヤの中心がそれぞれOR,OLで、該
右左のタイヤの中心を結ぶ中点をMとし、この中
点Mから該中心を結ぶ線に対して直角に伸した線
をy軸とする。また後輪右左のタイヤの中点BR
BLを結ぶ線をx軸とし、該y軸と交差する点を
Oとする。そして、前輪と後輪との間所謂ホイー
ルベースをl、車両前端部から前輪中心までの間
をbとし、M点から前輪側端部までの間をaとす
ると、発光装置11が設けられている車両前方右
左端FR,FLの座標はそれぞれFR(a,l+b),
FL(−a,l+b)と表わされる。一方、運転者
がハンドルを右方向にθの角度だけ操作すること
によるM点からy軸の操舵角θに対してM点から
垂直方向にx軸と交わる点をO1とすると、点O1
の座標は(l/tanθ,O)で表わされる。又操舵
角θに対する発光装置11の右左の照射角をそれ
ぞれθR,θLとし、該θR,θLのx軸とのなす角を
θR1,θL1とする。ここでθRとθR1およびθLとθL1

等しいので、θR1およびθL1は次式 θL1=tan-1{l+b/ltanθ-1+a}=θL ……(1) θR1=tan-1{l+b/ltanθ-1−a}=θR ……(2) より得ることができる。
従つて、この式より、操舵角θに対する各発光
装置11の照射角θL,θRを得ることができる。
第3図は発光装置11を車両1の前端部および
後端部の左右(図では一方のみを示す)に取り付
けた配置図を示すものである。車両1の走行方向
による発光装置11の照射方向の切り換えとして
は、例えばメインスイツチがON状態時に変速レ
バーの位置がバツクならば車両前端部の発光装置
11aおよび車両後端部の発光装置11bが照射
され、変速レバーの位置がバツクおよびニユート
ラル以外ならば、前端部の発光装置11aが照射
されるようにギヤ位置検出センサー5が変速レバ
ーの位置を検出して演算回路7に出力して切り換
えを行なう。
第4図は前述した操舵角に応じて照射角が変わ
る発光装置11の斜視図である。発光装置11は
光源19および21を内部に有する第1の円筒体
17と、この第1の円筒体17を非接触に収納す
る第2の円筒体15と、回転軸13が円筒体15
の底板に穿設された第6図に示す貫通孔35を通
つて円筒体17の底板に固着され円筒体17を回
転させるモータ9とを具えるものである。
第5図及び第6図はそれぞれ発光装置11の正
面図、−線断面図である。モータ9はパネル
31に固着され、円筒体15は天板および底板を
有しない中空のほぼラツパ形状の取付体33の一
方の縁端部内周面に固着され、当該取付体33を
介してパネル31に固着されている。このように
して、発光装置11はパネル31に固着される。
また、円筒体17の内部に、回転放物面でな
り、内周面が光線を反射するように鏡曲処理され
ている2つのリフレクタ37,41が鉛直方向に
離れて固着されている。各リフレクタ37,41
の焦点位置には電線を通している棒体39,43
を介して光源21,19が固着されており、光源
21、19が発した光線がリフレクタ37,41
で反射されて平行光線束として照射されるように
なされている。
ここで、リフレクタ41は例えば反射光線とし
てL1が鉛直直交方向に向くように固着されてお
り、リフレクタ37は例えば反射光線L2が鉛直
方向に対して所定距離上で反射光線L1と交差す
るように固着されている。
円筒体17には反射光線L1を通過させる孔2
5および反射光線L2を通過させる鉛直方向に延
びる長孔29が設けられている。また、円筒体1
5には円筒体17が回転しても反射光線L1を通
過されるように円周方向に設けられた長孔23及
び、反射光線L2を通過させるように螺旋状に設
けられた長孔27が設けられている。
ここで、長孔23および長孔27の鉛直方向の
距離は円筒体17の回転角に対応して反射光線
L1およびL2が所定距離上での交点が直線移動を
可能とするように選定されている。従つて、孔2
5及び長孔23により絞り込まれたスポツト光
L1と、長孔27及び長孔29により絞り込まれ
たスポツト光L2との交点は直線上を移動し得る
ようになつている。
なお、モータ9は上述した式(1),(2)の照射角
θL,θRに応じて回転するようになされている。
これにより、運転者がハンドルを操作するとハ
ンドルの操舵角θに応じてモータ9が駆動し、円
筒体17が回転する。この円筒体17の回転によ
り長孔29も回転し、そのため長孔27および長
孔29によりリフレクタ37からの反射光線L2
の絞り込む位置が変化する。この反射光線L2
絞り込み位置により、スポツト光L3及びL4によ
る交点は一直線上を移動することになる。
次にこの実施例の作用を説明する。図7に示す
ように、壁等の障害物で設けられた袋小路45に
おいて、車両1を後退させて、袋小路45の左隅
に停止させる場合について説明する。
運転者がメインスイツチをオン状態にすると、
車両1の前後端部の左右一対、すなわち、車両1
の四隅に設けられた発光装置11a,11b(図
3参照)からの光が照射される。
次いでハンドルが操舵されると操舵角検出セン
サー3は、操舵角θを検出して演算回路7へと出
力する。また車両1の走行方向を、ギヤ位置検出
センサー5より検出して(本実施例では後退)、
演算回路7に出力する。操舵角θおよび走行方向
の入力により、演算回路7は前述した発光装置1
1a,11bの照射角θL,θRを算出してモータ9
に駆動信号を出力する。モータ9は駆動信号によ
つて各発光装置の円筒体17を照射角θL,θRだけ
回転させる。
つまり、時計方向(右ハンドル車で助手席側)
にハンドルを操舵すると、前方左右端部の発光装
置11aは前進方向に対して右方向に、後方左右
端部の発光装置11bは後退方向に対して左方向
に照射角θL,θR回転し、前方右端部に設けられた
発光装置11aからの光は右側面、後方左端部に
設けられた発光装置11bからの光は左側壁に照
射され、この光は左または右側壁に各々上下2つ
の光の点を照射する。
そのまま、車両1を後退させると、車両1の前
方右端部と右側壁、後方左端部と左側壁との距離
が近づくので、2つの光点の間隔が狭まり、やが
て2つの光点は1つの光点として側壁に照射され
る。この光点の間隔を運転者が視認することによ
つて、右側壁と前方右端部、左側壁と後方左端部
とが所定距離に近づいたことを確認することがで
きる。
また、本実施例においては、1つの発光装置か
ら照射される2つの光の交差する点が、ハンドル
の操舵角が大きいほど、車両1側から離れるた
め、すなわちハンドルの操舵角が大きいほど側壁
に照射される光点の間隔が狭くなるので、側壁に
対する近接度合を早く認識することができる。
このようにして、運転者は車両1の左右前後端
部と障害物との近接度合を確認しながら、車両1
を所定位置に停止することができる。
(考案の効果) 以上説明したようにこの考案によれば、車両の
走行方向と、車両の操舵角に基づいて、車両に対
する光の照射方向を変化させることによつて、直
線移動時も曲線移動時も適確に光が障害物に現れ
るので、車両が直線移動のみならず曲線移動の場
合にも車両と障害物との近接状態を確認できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すブロツク
図、第2図は照射角の説明図、第3図は近接状態
確認装置を車両前後端部に設けた配置図、第4図
は近接状態確認装置の一部を破断して示す斜視
図、第5図及第6図はそれぞれ第4図の正面図、
−線断面図、第7図は従来の動作図である。 1……車両、3……操舵角検出センサー、5…
…ギヤ位置検出センサー、7……演算回路、9…
…モータ、11……発光装置、13……回転軸、
15,17……円筒体、19,21……光源、2
3,27,29……長孔、25……孔、37,4
1……リフレクタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両の前後端部の左右一対に設けられ、この車
    両から所定距離で交差するように、予め定めた異
    なる方向に光を照射する光照射手段と、 前記車両が前進しているか後退しているかを検
    出する走行方向検出手段と、 前記車両の操舵角を検出する操舵角検出手段
    と、 前記走行方向検出手段により検出された前記車
    両の走行方向と、前記操舵角検出手段により検出
    された操舵角とに基づいて前記光照射手段からの
    光の照射方向を演算する演算手段と、 この演算手段によつて演算した照射方向に光を
    照射させるように前記光照射手段を駆動させる駆
    動手段と、 を備えたことを特徴とする近接状態確認装置。
JP8243286U 1986-06-02 1986-06-02 Expired - Lifetime JPH055078Y2 (ja)

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JP8243286U JPH055078Y2 (ja) 1986-06-02 1986-06-02

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JP8243286U JPH055078Y2 (ja) 1986-06-02 1986-06-02

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JPS62194145U JPS62194145U (ja) 1987-12-10
JPH055078Y2 true JPH055078Y2 (ja) 1993-02-09

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003159993A (ja) * 2001-11-27 2003-06-03 Denso Corp 車両用後退灯制御装置

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