JPH0544792Y2 - - Google Patents

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JPH0544792Y2
JPH0544792Y2 JP1986040727U JP4072786U JPH0544792Y2 JP H0544792 Y2 JPH0544792 Y2 JP H0544792Y2 JP 1986040727 U JP1986040727 U JP 1986040727U JP 4072786 U JP4072786 U JP 4072786U JP H0544792 Y2 JPH0544792 Y2 JP H0544792Y2
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JP
Japan
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container
vacuum
gravimeter
heat
zeolite
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JP1986040727U
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JPS62152284U (ja
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  • Measuring Fluid Pressure (AREA)
  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、真空保持構造に特徴を有する重力
計に関する。
(ロ) 従来の技術 重力計には、例えば振動する弦の横振動が張力
によつて変化する性質を利用して重力を測定する
弦振動型のものがある。この弦振動型の重力計は
弦が空気に接していると空気抵抗によつて機械的
Q値が変化することになるため、センサを真空容
器内に設けて重力を検出するようにしている。ま
た、振動する弦は温度変化により伸縮するので、
温度検出外を真空容器内に設けて温度変化による
弦の伸縮を補正するように構成されている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 上述した弦振動型の重力計において、センサを
真空容器内に設けているものの真空度の維持手段
が何ら設けられていないため、真空度の長期安定
を企てることができず、Q値を高精度に維持する
ことができないという問題があり、重力計自体の
寿命が短かつた。また、温度検出素子を真空容器
内に設けているが、リード線等の高分子材料より
ガスが発生し、真空の劣化を速めていた。更にま
た、真空容器の真空排気を効率的に行うためには
ベーキング温度を上げる必要があるが、上述した
ようにセンサ等を設けているために加熱温度が低
く、排気効率が悪いという欠点があつた。
この考案は、斯かる点に鑑み、吸着剤を設けて
真空度の安定化と排気効率の向上を図るようにし
た真空容器を提供することを目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段及び作用 この考案は、内部が真空状態に構成された容器
本体内に、重力センサを収納した熱遮蔽容器が設
けられる一方、前記容器本体に吸着剤が設けら
れ、この吸着剤が容器本体内のガスを吸着するよ
うにしている。
この重力計では、吸着剤で容器本体内のガスを
吸着することにより、真空度が保たれると共に、
排気効率を上げるために、加熱温度を上げても、
熱遮蔽容器に収納された重力センサに熱が伝えら
れないので、排気効率を上げることができる。
(ホ) 実施例 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明
する。
〈実施例 1〉 第1図に示すように、1は弦振動型の重力計で
あつて、真空容器2内に重力センサ3が設けられ
て構成されている。
この真空容器2は、容器本体4の内部が真空に
構成されて成り、この容器本体4はケース5aの
上部に蓋体5bが密着固定されて構成されてい
る。このケース5aにはパイプ6を介して真空ポ
ンプ7が連接され、この真空ポンプ7で真空排気
を行うように成つている。
前記ケース5a内の下部にはゼオライト8が収
納されており、このゼオライト8は分子ふるい作
用を備えた吸着剤であり、容器本体4内のガスを
吸着するように構成されている。そして、このゼ
オライト8は金網9で覆われている。
一方、前記重力センサ3は、図示しないが、弦
を備えており、この弦を振動させ、弦の横振動が
張力によつて変化する性質を利用して重力を検出
するように成つている。この重力センサ3は2つ
の熱遮蔽容器10,11内に設けられて真空容器
2内に支持されている。この外部熱遮蔽容器10
は真空容器2の蓋体5bに、内部熱遮蔽容器11
は外部熱遮蔽容器10に、重力センサ3は支持板
12に設置されて内部熱遮蔽容器11にそれぞれ
連結材13a,13b,13cにより垂下支持さ
れている。
また、前記ケース5aの下方にはヒータ14が
設けられ、ヒータ14がゼオライト8を加熱して
吸着促進を図るように構成されている。なお、ゼ
オライト8を加熱するためにヒータ14に替えて
別途に用意するホツトプレートを用いてもよい。
またパイプ6は真空排気完了後に圧着接断して
シールされる。
次に、この重力計1の作用について説明する。
まず、真空容器2は真空ポンプ7を駆動して真空
排気を行い、内部を真空にする。その際、ゼオラ
イト8をヒータ14で加熱して容器本体4内のガ
スを吸着し、真空排気を補助する。この真空排気
で重力センサ3が真空下に保持され、弦の振動に
より重力を検出する。この重力検出中においては
ゼオライト8の吸着作用により容器本体4内が中
真空(1〜10-3Torr)領域に保持され、弦振動
のQ値が維持される。
また、真空容器2内には、図示しないが温度検
出素子が設けられ、弦の伸縮を補正するようにな
つており、この温度検出素子のリード線等が発生
するガスもゼオライト8が吸着して真空度を保持
することになる。
〈実施例 2〉 この実施例は、第2図に示し、容器本体4がメ
イン容器15とサブ容器16とより構成されたも
のである。
このメイン容器15には重力センサ3が各熱遮
蔽容器10,11と共に収納され、サブ容器16
にはゼオライト8が収納されている。そして、メ
イン容器15はパイプ17を介してサブ容器16
に連通され、このサブ容器16はパイプ18を介
して真空ポンプ(図示省略)が連接されている。
このパイプ18も真空排気完了後に圧着接断して
シールされる。
従つて、サブ容器16をメイン容器15より離
隔してヒータ14でゼオライト8を加熱する。そ
の後、サブ容器16をメイン容器15の下部に設
置し、連結材19で固定する。このゼオライト8
をメイン容器15より離隔して加熱するので、重
力センサ3に熱の影響を皆無とすることができ
る。
その他の構成並びに作用は実施例1と同様であ
る。
尚、この各実施例においてはゼオライト8を用
いたが、他の吸着剤を用いてもよい。
(ヘ) 考案の効果 以上のように、この考案の重力計によれば、容
器本体に吸着剤を設けて容器本体内のガスを吸着
するようにしたために、容器本体内の真空度を長
期間安定して保持することができるので、例えば
重力計におけるQ値を高精度に維持することがで
きるから、重力計自体を長寿命とすることができ
る。また、容器本体内に温度検出素子等を設けて
もリード線等の高分子材料より発するガスを吸着
するので、真空の劣化を確実に防止することがで
きる。
更にまた、真空排気を行う際、吸着剤の吸着が
排気作用となるので、ベーキング温度を低くする
ことができ、また、たとえ加熱温度を上げても、
重力センサは熱遮蔽容器に収納されているので、
重力センサへの熱影響もなく、効率の良い排気を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施態様を例示し、第1図は
実施例1を示す重力計の断面図、第2図は実施例
2を示す同断面図である。 1……重力計、2……真空容器、3……重力セ
ンサ、4……容器本体、8……ゼオライト、15
……メイン容器、16……サブ容器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部が真空状態に構成された容器本体内に、重
    力センサを収納した熱遮蔽容器が設けられる一
    方、前記容器本体に吸着剤が設けられ、この吸着
    剤が容器本体内のガスを吸着するようにしたこと
    を特徴とする重力計。
JP1986040727U 1986-03-19 1986-03-19 Expired - Lifetime JPH0544792Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986040727U JPH0544792Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986040727U JPH0544792Y2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19

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Publication Number Publication Date
JPS62152284U JPS62152284U (ja) 1987-09-26
JPH0544792Y2 true JPH0544792Y2 (ja) 1993-11-15

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ID=30855063

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JP (1) JPH0544792Y2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57125163A (en) * 1981-01-12 1982-08-04 Morinaga & Co Package of fragile substance and manufacture of said package
JPS60172686A (ja) * 1983-05-25 1985-09-06 株式会社サラダメロン 野菜類保管箱
JPS60230080A (ja) * 1984-04-27 1985-11-15 Shimadzu Corp 重力計

Patent Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS60172686A (ja) * 1983-05-25 1985-09-06 株式会社サラダメロン 野菜類保管箱
JPS60230080A (ja) * 1984-04-27 1985-11-15 Shimadzu Corp 重力計

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JPS62152284U (ja) 1987-09-26

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