JPH053976U - 多目的試料容器 - Google Patents

多目的試料容器

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JPH053976U
JPH053976U JP5824891U JP5824891U JPH053976U JP H053976 U JPH053976 U JP H053976U JP 5824891 U JP5824891 U JP 5824891U JP 5824891 U JP5824891 U JP 5824891U JP H053976 U JPH053976 U JP H053976U
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JP
Japan
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sample container
sample
container
rack
hole
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Pending
Application number
JP5824891U
Other languages
English (en)
Inventor
まこと 西川
斉藤  勝彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Publication of JPH053976U publication Critical patent/JPH053976U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 試料分析に際し、多様な試料分析条件に出来
るだけ少種類の試料容器で対応出来る多目的試料容器を
提供すること。 【構成】 この多目的試料容器は、円筒部11上端部
に、該円筒部外径より少し大きな径の輪21と該輪21
につながり少なくとも3本の縦筋22から構成されるリ
ブ2を形成してなる。前記縦筋22には途中に突起が設
けられることもある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、液体クロマトグラフやガスクロマトグラフその他各種の分析機器 等で使用可能であって、液体試料を入れ分析機器等へ注入する際多目的に用いる ことの出来る試料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体クロマトグラフ等で試料を分析する場合、図10に示すように試料入り容 器51を多数並べたラック52を自動試料注入装置53の設置されている場所搬 送し、前後・左右及び上下移動するマイクロシリンジのニ−ドル54で試料容器 51中の試料の必要量を吸入し、液体クロマトグラフ等の注入口へ注入する。こ れら一連の動作は自動的に行われるが、このようなオ−トサンプラ方式による分 析機器で使用される試料容器51は容量に応じて数種類あり、ラック52も大容 量の試料容器を比較的少数装填するものから中小容量の試料容器を高密度で多数 装填するものまで様々である。中には容量サイズの異なる数種類の試料容器を混 在させるものもある。サンプリング条件も多様であってラック52内に冷水を流 して冷却したり、温湯を流して加熱したり、また遠心分離器にかけて上澄みを取 り出したり等様々である。従来の試料容器51は図11に示すように、ガラスで 製作して首部にねじを螺刻し、蓋55中央部に孔55aを開けてパッキン56を してかぶせ、ニ−ドル54で吸入するような構造となっていることが多い。或い は、図12に示すように先端部を円錐状に形成した試料容器58に、底が濾紙5 7で製作された小容器59を該試料容器58の円筒状胴部に嵌入し、遠心分離器 にかけて漉した試料を取り出す構造のものもある。試料分析時にはこれらの容器 にバ−コ−ドを貼りつけ試料の種類等を自動識別するようにする場合もある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
試料分析に際して用いられる試料容器はガラス製やプラスチック製であり、特 にガラス製のものは洗浄して再使用されるが高価である。近時は高精度の分析と コンタミネ−ション、汚染防止の必要から試料容器は使い捨てにされる傾向があ る。このような場合、試料容器の価格はなるべく安価とする必要があるが上記す るように容器のサイズ、形状、試料の処理方法も様々であり、従って容器装填用 ラックも様々となるためコスト低減は難しい。この考案はかかる課題に鑑みてな されたものであり、その目的とする所は多様な試料分析条件に出来るだけ少種類 の試料容器で対応出来る多目的試料容器を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち、この考案は上記する課題を解決するために、多目的試料容器が、筒部 上端部に、該円筒部外径より少し大きな径の輪と3本の縦筋から構成されるリブ を形成してなることを特徴とする。
【0005】
【作用】
この考案にかかる多目的試料容器を上記手段とすれば、少い種類の容器で多目 的に分析される液体試料を入れることが出来る。特に、上記手段としたラックと 組合わせると、該ラックには上記手段としたどの試料容器も嵌入することが出来 るし、遠心分離した上澄みだけを取り出す場合にも対応することが出来る。更に 、ラックの穴に試料容器を嵌入させた場合容器自身が回転しないので容器に貼付 したバ−コ−ドなどを読む場合に障害が起きない。
【0006】
【実施例】
以下、この考案の具体的実施例について図面を参照して説明する。
【0007】 図1乃至図3はいずれもこの考案にかかる多目的試料容器1の実施例の斜視図 である。 図1の試料容器1は円筒部11端部に、輪21及び該輪と同径で4本の縦筋2 2から構成されるリブ2を形成したものである。このリブとは試料容器の円筒部 を後述するラックの容器装填穴に合わせて嵌入するよう形成したものであって補 強部材を兼ねた筋状突起であるが、前記縦筋22は少なくとも3本あれば良い。 この場合該容器の輪21と縦筋22の径は共にaΦとし、円筒部11の径をbΦ とする。この試料容器1は主として大容量の試料を入れる場合に適する。
【0007】 図2はこの考案にかかる試料容器1の2番目の実施例である。即ち、この試料 容器1は円筒部11端部に輪21及び該輪21と同径で4本の縦筋22から構成 されるリブ2を形成し、更に該縦筋22の途中の径を小さくして段差を形成した ものである。そして該容器1の輪21と縦筋22のうち段差の高い部分の径をa Φとし、段差の低い部分の径をbΦとし、円筒部11の径をcΦとする。この試 料容器1は主として中容量の試料を入れる場合に適する。
【0008】 図3はこの考案にかかる試料容器1の3番目の実施例である。即ち、この試料 容器1は円筒部11下部12を円錐状とし、端部に輪21及び該輪21と同径で 4本の縦筋22から構成されるリブ2を形成し、更に該縦筋22の途中の径を小 さくして段差を形成したものである。この場合前記縦筋22は円錐状とした下端 部まで同じ長さとしてある。但し、縦筋22は短く途中まででも良いが、実施例 では補強を兼ねて下端部までとしたものである。そして該容器1の円筒部11の 上端部の輪21の径をaΦとし、縦筋22のうち段差の低い部分の径をbΦとし たものである。この試料容器1は主として小容量の試料を入れる場合に適する。 尚、従来の小容量の試料容器はスリ−ブ状のアダプタを使用するものが多いが、 このような形状とすればアダプタは不要となる。また、アダプタを用いないので 冷却、加熱の際の熱伝導が阻害されない。
【0009】 図4乃至図6は前記試料容器を充填するために用いられるラックの穴の形状を 示したものである。即ち、図4は穴3の形状が単に円形で径をb' Φとし、図5 は穴の形状を正方形として四隅にRをとり更に、向い合う縁の最短距離をc' と し、対向するR間の距離をb' としたものである。また、図6は穴の形状を直径 b' Φの円形とし前記試料容器1に形成した縦筋のリブ22と同じ角度位置に該 リブ2の入るような凹部31を形成したものである。尚、b' やc' はbΦ及び cΦを嵌入するための値であることを考慮してb等よりも若干大きな値とする。
【0010】 以上のようなラックの穴3に試料容器1を嵌入する場合の関係は次のようにな る。即ち、図4のラック穴3には前記するどの試料容器1でも嵌入することが出 来る。図4と図6のラックの穴3にはどの試料容器1を嵌入することが出来るが 、特に図6のラックの穴3には試料容器1のリブ2の縦筋22部分を深く嵌入さ せることも出来る。従って、必要に応じて首の近くまで嵌め込むことが出来、そ の場合は吸引用の針は底まで届かないので沈澱を生じる試料の上澄みのみをサン プリングすることが出来る。また遠心分離機のロ−タにもこのような穴を穿設し ておくと遠心力を最大限に利用することが出来る。図5に示すラック穴3には図 2と図3に示す試料容器1を嵌入することが出来、この穴3に試料容器1を嵌入 させた場合容器自身が回転しないので容器に貼付したバ−コ−ドなどを読む場合 に障害が起きない。また図5に示す形状の穴3は試料容器1を高密度で装填する ラックに適する。
【0011】 次に、図7はこの考案にかかる試料容器1の4番目の実施例である。即ち、こ の試料容器1は端部に輪21及び該輪につながる4本の縦筋22から構成される リブ2を形成し、更に該縦筋22の途中に突起23を形成したものである。そし て該容器1の円筒部11の上端部の輪21の径をaΦとし、縦筋22の径をbΦ とし、中心から前記突起2d外端までの距離hをaΦの二分の一程度とする(h はbΦの二分の一より大きければ良い)。この試料容器1は大容量から小容量ま で使用出来る。またこの4番目の実施例の容器1は3番目の実施例と同様下半分 を円錐状にしても良い。 図8は図7に示すような形状の試料容器1を嵌め込むためのラック穴3の形状 を示したものであり、図10はそのA−A矢視断面図である。穴3の周囲には前 記縦筋22に設けた突起23部分が入る凹部32を形成しここに突起23を嵌め て試料容器1を穴3に嵌入し、ラック4側には係止部41を設けておけば試料容 器1の抜け止めロックとなる。そしてこのような穴形状を有するラックに試料容 器1を装填すれば搬送する場合の脱落防止、或いはラックに水を流して冷却、加 熱する場合、容器の浮き上がり防止となる。尚、この考案にかかる多目的試料容 器1は筒部11や輪21の形状が円形の場合で説明したが、矩形その他多角形で あっても同様に製作することが出来る。
【0012】
【考案の効果】
この考案にかかる多目的試料容器は以上詳述したような構成としたので、少種 類の試料容器で多様なサンプリング条件に対応することが出来る。量産にも適し 、コストも低減させることが出来る。近時は分析能率の向上、人件費の削減、臨 床試験試料の感染防止等から使い捨て容器が急速に普及しているが、この考案に かかる多目的試料容器は安価なコストで生産することが出来るので使い捨て容器 としても使用することが出来る。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案にかかる多目的試料容器の1実施例
の斜視図である。
【図2】 この考案にかかる多目的試料容器の2番目の
実施例の斜視図である。
【図3】 この考案にかかる多目的試料容器の3番目の
実施例の斜視図である。
【図4】 この考案にかかる多目的試料容器を嵌入する
ラックの穴の形状を示す図である。
【図5】 この考案にかかる多目的試料容器を嵌入する
ラックの穴の別の形状を示す図である。
【図6】 この考案にかかる多目的試料容器を嵌入する
ラックの穴の更に別の形状を示す図である。
【図7】 この考案にかかる多目的試料容器の4番目の
実施例の斜視図である。
【図8】 この考案にかかる4番目の実施例の多目的試
料容器を嵌入するラックの穴の形状を示す図である。
【図9】 図8のA−A 視断面図である。
【図10】 従来の自動試料注入装置の一部概要斜視図
である。
【図11】 試料を吸入する場合の従来の試料容器の断
面図である。
【図12】 試料を漉し取るための従来の試料容器の断
面図である。
【符号の説明】
1 試料容器 11 円筒部 12
円筒部下部 2 リブ 21 リブの輪 22
リブの縦筋 23 リブの縦筋の突起 3 ラックの容器嵌
入穴 4 ラック 41 ラック係止部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】筒部上端部に、該筒部外径より少し大きな
    径の輪と少なくとも3本の縦筋から構成されるリブを形
    成してなる多目的試料容器。
JP5824891U 1991-06-28 1991-06-28 多目的試料容器 Pending JPH053976U (ja)

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