JPH053779U - ビクトリツク型管継手 - Google Patents

ビクトリツク型管継手

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JPH053779U
JPH053779U JP4989791U JP4989791U JPH053779U JP H053779 U JPH053779 U JP H053779U JP 4989791 U JP4989791 U JP 4989791U JP 4989791 U JP4989791 U JP 4989791U JP H053779 U JPH053779 U JP H053779U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続される管との結合力を高めた管継手を提
供する。 【構成】 ハウジング11が接続される2つの管20、
21に跨って係合する半環状の係合爪14を左右に有す
ると共に、係合爪14の両端の結合フランジ12に設け
られたボルト締結孔13を有し、接続される2つの管2
0、21をこれらの接続端面近傍の環状溝20a、21
aにハウジング11の係合爪14を係合させて、ボルト
15による一対のハウジング11の締結で2つの管2
0、21を軸を揃えて接続するにあたり、ハウジング1
1の左右の係合爪14を、両端のボルト締結孔15を結
ぶ中心線Y−Yに対して傾斜させて平行に形成し、この
ハウジング11を対称勝手に向い合わせて結合する構成
である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、一般にビクトリック型と呼ばれる管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3〜図6は、従来のビクトリック型管継手の一例を示す。上下対称で半環状 に形成された一対の鋳物製ハウジング1A及びハウジング1Bを有し、両ハウジ ングの内周縁に沿って両側に爪部1a、1bが形成されている。接続される2つ の管2A、2Bの各管端部の近傍には環状溝(グルーブ)2a、2bが設けてあ り、両管2A、2Bの環状溝2a、2bに跨ってハウジング1A、1Bの両側の 爪部1a、1bを係合させる。また、図5及び図6のように、ハウジング1A、 1Bの内周面に沿ってゴム製の弾性パッキン5が装着され、この弾性パッキン5 を管2A、2Bの各管端部に跨って外周面に密着して取り付ける。 また、ハウジング1A、1Bの各両端に設けられたフランジ同士をボルト3及 びナット4で締結することにより、2つの管2A、2Bが接続される。この場合 、弾性パッキン5にはこの外側から両ハウジング1A、1Bが密接すると共に、 2つの管2A、2Bに跨って各管端部の外周面に弾性力で密着し、シール部材と して2つの管2A、2Bの間の気密性又は液密性を確保する。 また、図3に示すように、ハウジング1A(1B)の爪部1a(1b)の幅寸 法は、管2A、2Bの環状溝2a、2bの溝幅寸法よりも狭く、両者間には幅寸 法差による間隙Gが設けられている。この間隙Gによる遊びによって組立時の作 業性を向上させている。また、遊びを設けることによって、配管された管2A、 2Bの軸方向への伸縮、芯ずれ及び屈曲等を吸収できる利点がある。 しかし、寸法的な遊びとして必要以上に大きな間隙Gを設けると次のような不 具合がある。配管後の使用中にあって、管内の流体圧による負荷変動とか、ある いは何らかの外力が作用すると、両方の管2A、2Bが管軸線方向に相対に移動 したり、回転力が作用して芯ずれや撓み、そして曲がりなどの変形が発生する。 そのため、所要のシール性を確保することができない。こうした不具合に対処す るため、配管後の両管の要所を吊り具で補強支持する必要が生じ、作業手間や部 品の増加により設備コストの面で不利である。 この点に関し、図4のように間隙Gを殆ど設けない構造も知られている。即ち 、管2A(2B)の環状溝2a(2b)の溝幅を狭くし、ハウジング1A(1B )の爪部1a(1b)との間に形成される間隙Gをゼロもしくは極小とすれば、 管2A、2Bの芯ずれや曲がりなどの発生をある程度抑えることができる。この 構造の場合、管継手と管との間の相対的な変形を防止できる利点がある。反面、 間隙Gによる遊びがないから、作業性が著しく低下するといった問題がある。加 えて、遊びを設けないということは、一対のハウジング1A、1Bに精度誤差が あるため、双方の接合面を一致させることが極めて困難である。この場合、無理 に接合させるとその接合面から弾性パッキン5が外部に迫り出し、体裁を悪くす ることは勿論、パッキン自体のシール性を低下させる原因ともなる。 このように、間隙Gによる遊びを設けた場合、設けない場合のいずれの構造に も共にそれぞれの利点があり、共に解決すべき問題を残している。 この問題を解決すべく提案されたものに、次のような市販品が知られている。 即ち、上下一対のハウジングの各接合面にあって、一方側のハウジングの傾斜面 には傾斜面を設け、この傾斜面と逆傾斜にした斜面を他方側のハウジングの接合 面に設けた構造である。双方の傾斜面を合わせ、ボルトとナットによる締込によ って双方の傾斜面同士の滑りを利用し、一方と他方のハウジングを相対方向に移 動させる。これにより、ハウジングの爪部と管の環状溝との間で間隙が消滅し、 遊びをなくして接合強度を高める構造としたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、この市販品の場合、一方の傾斜面と他方の傾斜面との滑りによ って、双方の傾斜面が互いに途切れるまで、一対のハウジングは相対方向に際限 もなく移動することになる。その結果、各部材に必要以上の負荷が作用し、特に ゴム製のパッキンにあっては損傷を受ける。 従って、本考案は、以上のような種々の問題点の解決を図った管継手を提供す ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案による管継手は、向い合わせて環状になる一対のハウジングを有し、こ のハウジングが、接続される2つの管に跨って係合する半環状の係合爪を左右に 有すると共に、係合爪の両端の結合フランジに設けられたボルト締結孔を有し、 接続される2つの管をこれらの接続端面近傍の環状溝にハウジングの係合爪を係 合させて、ボルトによる一対のハウジングの締結で2つの管を揃えて接続するに あたって、ハウジングの左右の係合爪を、両端のボルト締結孔を結ぶ中心線に対 して傾斜させて平行に形成し、このハウジングを対称勝手に向い合わせて結合す る構成である。
【0005】
【作用】
配管に際し、ボルトとナットによる本締めを開始すると、両側の管の環状溝に 一対のハウジングの各係合爪が係合することにより、ハウジングには中心線に対 して傾斜した角度による寸法差だけ互いの中心線を揃えようとする力が作用する 。この中心線に向かう力によって、両側の管にはそれぞれ管軸線上で方向の異な る逆向いの力が作用する。即ち、管継手を介して両側の管には、これらを引き付 けようとする力と引き離す力とが働き、強固な結合が行われることになる。
【0006】
【実施例】
以下、本考案による管継手の実施例を図面に基づいて説明する。 図1及び図2において、管継手10は、半環状の鋳物製ハウジング11を有し 、この一対が上下に組合わせて結合される。ハウジング11の内周面には、これ に沿って密着できる大きさで環状成形されたゴム製の弾性パッキン30が装着さ れる。ハウジング11の両端にはフランジ12、12が設けられ、ここに設けら れた締結孔13、13にボルト15を挿通させてナット16を締め込み、上下一 対のハウジング11を共締めにより結合するようになっている。また、ハウジン グ11の両側の環状周縁には係合爪14、14が設けられ、この両側係合爪14 、14を、接続される両側2本の管20、21に跨ってこれらの環状溝(グルー ブ)20a、21aに係合させるようになっている。
【0007】 ここで、ハウジング11の両側に設けられた係合爪14、14は図2で明らか である。説明の便宜上、図の向かって右側の係合爪を14A、左側を14Bとす る。図でいうハウジング11の上側フランジ12の締結孔13と、下側フランジ 12の締結孔13の各孔中心を結ぶ中心線Y−Yに対して、左右の係合爪14A 、14Bは板厚で続くその外周縁14a1(14b1)と内周縁14a2(14b2 )がそれぞれ好適とする傾斜角度θをもって平行に傾斜している。傾斜角度θは 理解のために大きく図示されているが、実際には僅かであり、例えば中心線Y− Y線に対して約1度である。
【0008】 図1に示すように、弾性パッキン30は環状本体31の両側周に沿って環状に リップシール部32、32が成形されている。即ち、本体31の外周面はハウジ ング11の内周面に密着し、リップシール部32が接続管20(21)の外周面 を密着させて装着される。こうした弾性パッキン30を介して両側の管20、2 1が所要の液密又は気密を確保して接続される構成である。
【0009】 次に、実施例の管継手10による管20、21の接続態様例及び作用を説明す る。 配管に際し、組立手順の一例として、接続される2本の管20、21の各管端 部をほぼ軸線を揃えて対向させ、両方の管端部に跨るようにして弾性パッキン3 0を管20、21の外周面に装着し、この弾性パッキン30を内側に抱き込むよ うにして一対のハウジング11、11をボルト15とナット16で仮組みする。 但し、予め一対のハウジング11、11をボルト15とナット16とで仮組し、 この両ハウジング11、11の内周に沿わせて弾性パッキン30を装着しておく 。こうした仮締状態の管継手10に両側から管20、21の管端部を差し入れる 方法でも構わない。
【0010】 一対のハウジング11、11を抱き合わせると、図2で示される右側の係合爪 を14Aと左側の係合爪14Bとが互い違いになる。即ち、中心線Y−Yに対し て、図示のような向きの傾斜角度θと、これに逆方向に傾斜した傾斜角度θとが 交差するような形で一対のハウジング11、11が対称勝手に結合されることに なる。図1のように、一方のハウジング11では、左右の係合爪14A、14B の外周縁14a1、14b1がそれぞれ対応する管20、21の環状溝20a、2 1aでこれらの溝側面の外側に当接し、内周縁14a2、14b2が環状溝20a 、21aの溝側面の内側に当接する。この態様は他方のハウジング11でも同じ であり、一対のハウジング11、11が対称勝手で互いの中心線Y−Yを交差さ せて組み合わされる。
【00011】 この状態でボルト15とナット16による本締めを開始すると、一対のハウジ ング11、11の各係合爪14A、14Bは両側の管20、21の環状溝20a 、21aにおいて、中心線Y−Yに対して角度θで傾斜した寸法差だけ互いの中 心線Y−Yを揃えようとする力が作用する。この中心線Y−Yに向かう力によっ て、両側の管20、21にはそれぞれ管軸線上で方向の異なる逆向いの力が作用 する。即ち、管継手10を介して両側の管20、21には、これらを引き付けよ うとする力と引き離す力とが働き、強固な結合が行われることになる。
【0012】 一対のハウジング11、11による強固な結合により、弾性パッキン30の本 体31の外周面はハウジング11の内周面に密着し、両側のリップシール部32 、32が接続管20、21の外周面を密着する。弾性パッキン30の密着によっ て両側の管20、21が所要の液密又は気密を確保して接続される。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による管継手は、ビクトリック型に好適であり、 向い合わせて環状になる一対のハウジングの左右の係合爪を、両端のボルト締結 孔を結ぶ中心線に対して傾斜させて平行に形成し、このハウジングを対称勝手に 向い合わせて2つの管を接続する構造であり、ボルトとナットによる本締めで、 ハウジングには中心線に対して傾斜した角度による寸法差だけ互いの中心線を揃 えようとする力が作用し、両側の管にはこれらを引き付けようとする力と引き離 す力とが働いて、強固な結合による管の接続が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による実施例のビクトリック型管継手
を用いた管の接続時の組立断面図。
【図2】 実施例のハウジングの向い合わせ面からみた
図。
【図3】 従来のビクトリック型管継手の部分組立断面
図。
【図4】 従来の別種の管継手の部分組立断面図。
【図5】 従来の管継手による管の部分組立断面図。
【図6】 従来の管継手の組立断面図。
【符号の説明】
10..管継手、11..ハウジング、12..結合フ
ランジ、13..ボルト締結孔、14..係合爪、14
a、14b..傾斜した周縁、15..ボルト、20、
21..接続される管、 20a、21a..環状溝
(グルーブ)、30..弾性パッキン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 向い合わせて環状になる一対のハウジン
    グを有し、このハウジングが、接続される2つの管に跨
    って係合する半環状の係合爪を左右に有すると共に、係
    合爪の両端の結合フランジに設けられたボルト締結孔を
    有し、接続される2つの管をこれらの接続端面近傍の環
    状溝にハウジングの係合爪を係合させて、ボルトによる
    一対のハウジングの締結で2つの管を軸を揃えて接続す
    る管継手において、 ハウジングの左右の係合爪を、両端のボルト締結孔を結
    ぶ中心線に対して傾斜させて平行に形成し、このハウジ
    ングを対称勝手に向い合わせて結合することを特徴とす
    るビクトリック型管継手。
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JP3060680U (ja) * 1999-01-05 1999-09-07 順二 山崎 永年カレンダ―

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