JPH053760Y2 - - Google Patents

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JPH053760Y2
JPH053760Y2 JP1985078303U JP7830385U JPH053760Y2 JP H053760 Y2 JPH053760 Y2 JP H053760Y2 JP 1985078303 U JP1985078303 U JP 1985078303U JP 7830385 U JP7830385 U JP 7830385U JP H053760 Y2 JPH053760 Y2 JP H053760Y2
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fan
guide
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axial
diameter
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、軸流送風機の改良に関するものであ
る。
(従来の技術) 近年、軸流送風機が用いられる空調用室外機等
において、高い機内抵抗に耐えるため内部の軸流
送風機の高静圧化が求められており、同時に運転
時の騒音低下も大きな課題とされてきている。こ
れらの課題に対処するものとして、第8図図示の
如く、フアン1′の吐出側に、フアン回転軸6′と
直交する方向に開口するデイフユーザ8′を設け
て、フアン1′の動圧を静圧として回収するよう
にしたものが提案されている(特開昭58−77200
号公報参照)。
(考案が解決しようとする問題点) 上記公知例の場合、デイフユーザ8′の吐出口
7′がフアン回転軸6′と直交する方向に開口され
ているため、床置形への対応がむづかしいととも
に、フアン1′出口側におけるフアンガイド2′が
遠心方向に直角に屈曲せしめられているため、吹
出空気流の剥離が生じやすく、デイフユーザ8′
内での速度分布も不均一となりやすい。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、
動翼出口側の吹出空気流を円滑に案内し、しかも
最も効果的なデイフユーザ効果を期待し得るよう
に構成することによつて、軸流送風機の高静圧化
及び低騒音化を図ることを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案では、上記問題点を解決するための手段
として、第1図図示の如く、複数枚の動翼5,5
……を有するフアン1と、該フアン1の外周部に
あつて流入領域と流出領域とを仕切る前面フアン
ガイド2と、前記フアン1の出口後方近傍にあつ
てフアン回転軸6に垂直な平板状の後面フアンガ
イド3とで軸流送風機を構成し、前記前面フアン
ガイド2を、その最小径部2aより上流側の吸込
側ガイド部2bが流れ方向に順次縮小径になり、
前記最小径部2aより下流側の吐出側ガイド部2
cが流れ方向に順次拡大径になるようにし且つ前
記最小径部2aが前記動翼5の軸方向高さ寸法の
中点位置5aとチツプ側後縁位置5bとの間にあ
るようにするとともに、該吐出側ガイド部2c
を、流れ方向後方に設けられ、フアン回転軸6と
略平行な方向に開口する吐出口7へ向つて外向き
に延設する一方、前記後面フアンガイド3の外周
縁を、前記前面フアンガイド2における吐出側ガ
イド部2cの延設部に略平行に吐出口7まで延長
させて、前後面フアンガイド2,3間に動翼5の
吹出側から通路面積が漸次拡大して吐出口7に至
るデイフユーザ8を形成し、更に前記フアン1の
直径をD、前記前面フアンガイド2の最小径部2
aと前記後面フアンガイド3との軸方向距離を
L、前記吐出口7の外径をD′、吐出口7のフア
ン回転軸6に垂直な方向の開口幅をHとすると
き、 0.15D≦L≦0.3D 1.2D≦D′ 0.2D≦H となるように設定している。
(作用) 本考案では、上記手段によつて次のような作用
が得られる。
(1) 吸込側から前面フアンガイド2の吸込側ガイ
ド部2bに沿つて求心的に流れてきた空気流W
は、コアンダ効果により吐出側ガイド部2cに
沿つて吐出側へ滑かに外向きに流れる。故に従
来例において生じた剥離が生じなくなり、大き
な仕事を行う動翼5のチツプ側が有効に作用す
る。
(2) フアンガイド2の最小径部2aを動、翼5の
軸方向高さ寸法の中点位置5aとチツプ側後縁
位置5bとの間に位置せしめるとき、前記コア
ンダ効果が有効に発揮される。
(3) 吐出側ガイド部2cを吐出口7へ向つて延設
し且つ後面フアンガイド3の外周縁を前面フア
ンガイド2に略平行に吐出口7まで延長させ
て、両者間にデイフユーザ8を形成し、更に送
風機の各部の寸法範囲を上記の如く規定したこ
とにより、デイフユーザ8による動圧回収が効
果的に行なえる。
(実施例) 以下、第1図ないし第7図を参照して、本考案
の実施例にかかる軸流送風機を説明する。
この軸流送風機は、円形ハブ4外周に4枚の動
翼5,5……を形成してなるフアン1と、該フア
ン1の外周部に流入領域と流出領域とを仕切るべ
く設けられた前面フアンガイド2と、前記フアン
1の吐出側後方にあつてフアン回転軸6に垂直な
平板状の後面フアンガイド3とによつて構成され
ている。
前記前面フアンガイド2は、上流側から流れ方
向に最小径部2aほで順次縮小径となる吸込側ガ
イド部2bと、該最小径部2aから下流側へ順次
拡大径となる吐出側ガイド部2cとからなり、該
吐出側ガイド部2cは、流れ方向後方に設けら
れ、フアン回転軸6と略平行な方向に開口する吐
出口7へ向つて遠心方向に延設されている。そし
て、前面フアンガイド2の最小径部2aは、動翼
5の軸方向高さ寸法Hの中点位置5aよりチツプ
側後縁位置5b側へ約0.35Hの距離に位置せしめ
られている。なお、この最小径部2aの位置は、
図示の位置に限られるものではなく、動翼5の中
点位置5aとチツプ側後縁位置5bとの間であれ
ばよい。又、前記後面フアンガイド3の外周縁
は、前記前面フアンガイド2に略平行に吐出口7
まで延長され、前後面フアンガイド2,3間に吐
出口7に至るデイフユーザ8が形成されている。
而して、前記フアン1の直径をD、前記前面フ
アンガイド2の最小径部2aと前記後面フアンガ
イド3との軸方向距離をL、前記吐出口の外径を
D′、吐出口7のフアン回転軸6に垂直な方向の
開口幅をHとするとき、 0.15D≦L≦0.3D 1.2D≦D′ 0.2D≦H となるように設定されている。
上記の如き寸法範囲が要求される理由を以下に
述べる。
第2図には、横軸に前面フアンガイド2の最小
径部2aと後面フアンガイド3との軸方向距離L
(フアン1の直径Dを基準とした)を、縦軸に設
計風量点(風量Q=24.5m3/min)における静圧
Psを表示した特性図が示されている。ここで、
吐出口7のフアン回転軸6に垂直な方向の開口幅
H=0.3D、吐出口7の外径D′=1.8Dとされてい
る。しかして、L<0.15Dの場合、第3図イ図示
の如く、前面フアンガイド2と後面フアンガイド
3との間に形成される流路(デイフユーザ8の一
部を構成している)8aの軸方向幅が狭いため、
フアン1から吹き出された空気流Wが大きな速度
をもつことから、略直角方向へ曲がるための曲が
り損失が大きくなるとともに、減速によるデイフ
ユーザ効果が得られないことにより、得られる静
圧Psが著しく低くなつている。逆に、L>0.3D
の場合、第3図ロ図示の如く、前記流路8aの軸
方向幅が広いため、適正な寸法範囲では後面フア
ンガイド3は前面フアンガイド2近傍での剥離防
止効果を有するが、前記幅が広いときはこの効果
が失われ、静圧Psが低下している。このことよ
り、デイフユーザ効果が期待できるLの範囲は、
0.15D≦L≦0.3Dとなり、この範囲内では、フア
ン1からの吐出空気流Wは適度な縮流となり、デ
イフユーザ8内で剥離することなく、スムーズに
吐出される。
第4図には、横軸に吐出口7の外径D′(フアン
1の直径Dを基準とした)を、縦軸に設計風量点
における静圧Psを表示した特性図が示されてい
る。ここで、H=0.3D、L=0.25Dとされてい
る。しかして、D′<1.2Dの場合、第5図図示の
如く、フアン1から吹き出された径方向外向きの
空気流Wは、前後面フアンガイド2,3間に形成
される流路(即ち、デイフユーザ)8内で減速さ
れずに軸方向へ流れ方向を変えられるため、曲が
り損失が大きくなり、低い静圧Psを示している。
故にデイフユーザ効果が認められるD′の範囲は、
1.2D≦D′となる。
第6図には、横軸に吐出口7のフアン回転軸6
に垂直な方向の開口幅Hを、縦軸に設計風量点に
おける静圧Psを表示した特性図が示されている。
ここで、L=0.25D、D′=1.8Dとされている。し
かして、H<0.2Dの場合、第7図図示の如く、
吐出口7の実質吐出幅が小さくなり、その結果、
吐出口7における空気流Wの速度および動圧がと
もに大きくなつて、得られる静圧Psが低下して
いる。故に、吐出口7の開口幅Hの範囲は、
0.2D≦Hとなる。
叙上の如く構成された軸流送風機の作用を説明
する。
吸込側より求心的に流れてきた空気流Wは、コ
アンダ効果により吐出側ガイド部2cに沿つてフ
アン1より滑らかに外向きに流れることとなり、
フアンガイド2の吐出側および動翼5のチツプ側
後縁付近に従来生じていた剥離がなくなる。
又、フアン1の吐出側に、吐出口7に至るデイ
フユーザ8を形成し、しかも、送風機の各部の寸
法範囲を 0.15D≦L≦0.3D 1.2D≦D′ 0.2D≦H と規定することによつて、デイフユーザ効果を適
当に発揮させるようにして、軸流送風機の高静圧
化及び低騒音化を図つているのである。
なお、前面フアンガイド2において吐出側ガイ
ド部2cを延設するに当つては、第1図図示の如
く、フアン回転軸6に垂直な方向に外向きに拡げ
られた形状としたものが示されているが、吐出口
7に向つて外向き円錐状に拡げられた形状として
も、前記と同様の作用効果を期待することができ
る。
(考案の効果) 叙上の如く、本考案によれば、前面フアンガイ
ド2および後面フアンガイド3の形状に工夫をこ
らし且つ両フアンガイド2,3間に形成されるデ
イフユーザ8の各部寸法範囲を最適な寸法に規定
したことによつて、フアン1から吹き出される空
気流Wがデイフユーザ8内で剥離せず、吐出口7
からスムーズに吐出され、しかも、デイフユーザ
効果も十分に期待できることとなり、軸流送風機
の高静圧化、高効率化および低騒音化を達成する
ことができるという実用的な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の軸流送風機の実施例を示す
断面図、第2図は、本考案実施例におけるL−
Ps特性図、第3図イ,ロは、第2図のP−Ls特
性図において寸法限定範囲外での空気流の状態を
示す説明図、第4図は、本考案実施例における
D′−Ps特性図、第5図は、第4図のD′−Ps特性
図において寸法限定範囲外での空気流の状態を示
す説明図、第6図は、本考案実施例におけるH−
Ps特性図、第7図は、第6図のH−Ps特性図に
おいて寸法限定範囲外での空気流の状態を示す説
明図、第8図は、従来例の軸流送風機の断面図で
ある。 1……フアン、2……前面フアンガイド、2a
……最小径部、2b……吸込側ガイド部、2c…
…吐出側ガイド部、3……後面フアンガイド、5
……動翼、5a……中点位置、5b……チツプ側
後縁位置、6……フアン回転軸、7……吐出口、
8……デイフユーザ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数枚の動翼5,5……を有するフアン1と、
    該フアン1の外周部にあつて流入領域と流出領域
    とを仕切る前面フアンガイド2と、前記フアン1
    の出口後方近傍にあつて回転軸6に垂直な平板状
    の後面フアンガイド3とを備え、前記前面フアン
    ガイド2を、その最小径部2aより上流側の吸込
    側ガイド部2bが流れ方向に順次縮小径になり、
    前記最小径部2aより下流側の吐出側ガイド部2
    cが流れ方向に順次拡大径になるようにし且つ前
    記最小径部2aが前記動翼5の軸方向高さ寸法の
    中点位置5aとチツプ側後縁位置5bとの間にあ
    るようにするとともに、該吐出側ガイド部2c
    を、流れ方向後方に設けられ、フアン回転軸6と
    略平行な方向に開口する吐出口7へ向つて外向き
    に延設する一方、前記後面ガイド部3の外周縁
    を、前記前面フアンガイド2における吐出側ガイ
    ド部2cの延設部に略平行に吐出口7まで延長さ
    せて、前後面フアンガイド2,3間に動翼5の吹
    出側から通路面積が漸次拡大して吐出口7に至る
    デイフユーザ8を形成するようにした軸流送風機
    であつて、前記フアン1の直径をD、前記前面フ
    アンガイド2の最小径部2aと前記後面フアンガ
    イド3との軸方向距離をL、前記吐出口7の外径
    をD′、吐出口7の回転軸6な垂直の方向な開口
    幅をHとするとき、 0.15D≦L≦0.3D 1.2D≦D′ 0.2D≦H となるように設定したことを特徴とする軸流送風
    機。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5092510A (ja) * 1973-12-21 1975-07-24
JPS5877200A (ja) * 1981-10-30 1983-05-10 Mitsubishi Electric Corp 送風機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4914204U (ja) * 1972-05-10 1974-02-06

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JPS61192599U (ja) 1986-11-29

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