JPH05346107A - クッション付シリンダ - Google Patents

クッション付シリンダ

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JPH05346107A
JPH05346107A JP15458392A JP15458392A JPH05346107A JP H05346107 A JPH05346107 A JP H05346107A JP 15458392 A JP15458392 A JP 15458392A JP 15458392 A JP15458392 A JP 15458392A JP H05346107 A JPH05346107 A JP H05346107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cushion
piston rod
stroke
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP15458392A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Imai
昇 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP15458392A priority Critical patent/JPH05346107A/ja
Publication of JPH05346107A publication Critical patent/JPH05346107A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有効クッションストロークを簡単に可変調整
できるようにする。 【構成】 クッションリング17,18と一体化された
ピストン16とピストンロッド3とをねじ結合部19に
おいてねじ結合する。ヘッドエンドカバー22には爪部
25を有するアジャストピン23を設ける。ピストン1
6側の切欠溝20に爪部25を係合させてアジャストピ
ン23を回転させ、ピストン16とピストンロッド3の
軸心方向での相対位置を変化させて有効クッションスト
ロークを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直動型アクチュエータ
として用いられる油圧もしくは空圧タイプのクッション
付シリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のクッション付シリンダとして図
4に示す構造のものがある。図4ではヘッドエンド側お
よびロッドエンド側の双方にクッション機構を備えたも
のの例を示しており、シリンダチューブ2に内挿された
ピストンロッド3には、ピストン4とともにその両側に
位置するクッションリング5,6が挿入されてナット部
材7により一体に固定されている一方、シリンダチュー
ブ2のヘッドエンドおよびロッドエンド側の端面を閉塞
しているヘッドエンドカバー8およびロッドエンドカバ
ー9には、そのポート10,11の前段にオリフィス通
路12もしくは13が形成されている。
【0003】そして、図4のポート10から作動流体が
流入してピストンロッド3が左方向に伸長するものとす
ると、そのピストンロッド3の移動に伴ってロッドエン
ド側の室R1内の作動流体はポート11から排出され、
ピストンロッド3がロッドエンド側のストロークエンド
近くまで移動すると、図5に示すように一方のクッショ
ンリング5がロッドエンドカバー9の内筒部内に入り込
む。
【0004】これにより、作動流体の通路面積がオリフ
ィス通路13のみに制限されてその流量が絞られること
から、結果的にピストンロッド3が減速されてそのロッ
ドエンド側のストロークエンドでの衝撃が緩和される。
これは、ヘッドエンド側のストロークエンドにおいても
同様である。
【0005】一方、図6に示すように、ワークWをクラ
ンプピース14にてワークベース15にクランプするに
あたり、クランプピース14をクランプ動作させるため
のクランプシリンダとして上記のクッション付シリンダ
1を用いる場合、シリンダ1の定格ストロークに対する
実際のストロークの誤差、シリンダ1自体の取付位置誤
差、ならびにクランプすべきワークWの寸法のばらつき
等を考慮して、一般的にはピストンロッド3のストロー
クエンドにおいても余裕スロトークS3を残すようにし
ている。なお、クランプピース14とピストンロッド3
の位置は調整できないものとする。
【0006】この場合、上記の余裕ストロークS3はク
ッションストロークとして利用可能な長さすなわちクッ
ションリング5の長さS1に含まれることから、その分
だけクッションストロークとして利用できる有効クッシ
ョンストロークS2が小さくなり、本来のクッション効
果を十分に発揮させることができずにストロークエンド
でなおも衝撃を伴うことがある。
【0007】このようなことから、従来は、上記の余裕
ストロークS3のためにストロークエンドでの充分なク
ッション効果が得られない場合には、クッションリング
5または6をその長さS1の大きいものと交換すること
で対処している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにクッションリング5または6を交換するために
は、所定長さのクッションリングを新たに製作しなけれ
ばならず加工工数とコストの増大を招くほか、シリンダ
1の分解および再組み立てに長時間を要し、また、特
に、そのシリンダ1が油圧シリンダである場合には、上
記の分解および再組み立ての際に作動油の漏れが不可避
であるために作業性と作業環境が悪いものとなってい
る。
【0009】本発明は以上のような課題に着目してなさ
れたもので、その目的とするところは、シリンダ自体を
分解することなしにクッションリングによる有効クッシ
ョンストロークを可変調整できるようにした構造を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のクッション付シ
リンダは、クッションリングと一体化されてシリンダチ
ューブに内挿されるピストンとピストンロッドとを直接
ねじ結合させて、これらピストンとピストンロッドの相
対回転に応じて双方の軸心方向の相対位置を調整可能に
構成するとともに、前記ピストンのヘッドエンド側の端
面には噛み合い係合部を形成し、前記シリンダチューブ
のヘッドエンド側の端面を閉塞するヘッドエンドカバー
には、外部から前記ピストンの軸心方向に前進後退動作
させることによって前記噛み合い係合部と係合離脱可能
であって且つ前記ピストンとピストンロッドとを相対回
転させるためのクッションストローク調整部材を設けた
ことを特徴としている。
【0011】
【作用】この構造によると、クッションストローク調整
部材をピストン側の噛み合い係合部に係合させた上でピ
ストンロッドとピストンとを相対回転させると、ピスト
ンロッドとピストンとは直接ねじ結合されているために
その螺進作用によって両者の相対位置が変化する。
【0012】したがって、ピストンロッドのストローク
エンドでの余裕ストロークが必要最小限の大きさとなる
ようにピストンロッドとピストンの相対位置を調整す
る。これにより、クッションリングの長さに占める有効
クッションストロークの長さが相対的に大きくなって、
ピストンロッドのストロークエンド近傍でのクッション
効果を十分に発揮させることができるようになる。
【0013】
【実施例】図1,2,3は本発明の一実施例を示す図
で、図4,5,6に示した従来例と共通する部分には同
一符号を付してある。
【0014】図1,2,3に示すように、ピストンロッ
ド3とともにシリンダチューブ2に内挿されるピストン
16の両側にはクッションリング17,18が一体に形
成されており、このクッションリング17,18の外筒
面の長さS4,S5がクッションストロークとして利用可
能な長さとなっている。
【0015】そして、ピストンロッド3とピストン16
とは、ピストンロッド3側のおねじ部とピストン側のめ
ねじ部とによるねじ結合部19において直接ねじ結合さ
れているとともに、ピストン16と一体に形成された一
方のクッションリング18の端面には噛み合い係合部と
しての切欠溝20が形成されている。なお、前記おねじ
部とめねじ部とによるねじ結合部19には緩み止め用の
単一のスプリングワッシャー21が介装されており、こ
れによって定常使用状態下でのピストンロッド3とピス
トン16との相対回転が阻止されている。
【0016】一方、シリンダチューブ2のヘッドエンド
側の端面を閉塞しているヘッドエンドカバー22にはク
ッションストローク調整部材として図2に示すようなア
ジャストピン23が設けられている。このアジャストピ
ン23は、ヘッドエンドカバー22の中心部に形成され
た支持孔24にスライド可能でかつ回転可能に挿入支持
されて、前記ピストンロッド3と同一軸線上に位置して
いる。
【0017】また、前記アジャストピン23のうちヘッ
ドエンドカバー22の内筒部側に臨む一端には前記切欠
溝20に係合可能な一対の爪部25が突出形成され、他
方、アジャストピン23のうちヘッドエンドカバー22
の外部に突出する他端には六角穴26が形成されている
とともに、その外周面には複数の刻線27が形成されて
いる。
【0018】そして、前記アジャストピン23はピスト
ンロッド3の軸心方向にスライド可能で且つ回転可能で
あることから、図1に実線で示すようにアジャストピン
23が係合解除位置P1にある状態では、ピストンロッ
ド3をたとえヘッドエンド側のストロークエンドまで移
動させたとしても切欠溝20とアジャストピン23の爪
部25とは係合しないものの、図1の状態からアジャス
トピン23をヘッドエンドカバー22内に押し込みなが
ら所定量だけ回転させることにより、前記切欠溝20と
爪部25との位相が合致した時点で両者が係合するよう
になっている。
【0019】したがって、本実施例構造によると、図1
に示したようにピストンロッド3(ピストン16)をヘ
ッドエンドカバー22側のストロークエンドに位置させ
た状態で、アジャストピン23を押し込みながら所定量
だけ回転させると、ピストン16側の切欠溝20とアジ
ャストピン23の爪部25との位相が合致した時点で両
者が係合することになる。
【0020】そして、この状態でアジャストピン23の
六角穴26に六角レンチ等の工具を嵌合させ、ピストン
ロッド3を押さえながらアジャストピン23を回転させ
ると、ピストンロッド3とピストン16とが相対回転し
て、そのおねじ部とめねじ部とのねじ結合部19におけ
る螺進作用のためにピストンロッド3とピストン16と
の相対位置が変化することになる。
【0021】この場合、上記のように切欠溝20とアジ
ャストピン23の爪部25とを係合させた状態におい
て、ヘッドエンドカバー22の端面22aと複数の刻線
27との相対位置を目視確認することにより、ピストン
ロッド3とピストン16との相対位置ならびにその相対
位置の変化量の目安とすることができる。
【0022】より詳しくは、図3に示すように、ピスト
ン16と一体の一方のクッションリング17の長さS4
が、図6に示した従来のクッションリング5の長さS1
と等しいものと仮定すると、ワークWの寸法ばらつき等
を考慮した余裕ストロークS5が必要最小限の長さとな
るように、上記のアジャストピン23を使用してピスト
ンロッド3とピストン16との相対位置を調整する。
【0023】これにより、従来構造のものと比較した場
合に、クッションリング5と17の長さS1,S4がとも
に同一であっても、余裕ストロークS5が従来の余裕ス
トロークS3よりも小さくなった分だけ本実施例の有効
クッションストロークS6の方が従来の有効クッション
ストロークS2よりも大きくなる。
【0024】したがって、本実施例の場合には、クッシ
ョンリング17の長さS4のうち有効クッションストロ
ークS6として利用できる長さが相対的に大きくなっ
て、ピストンロッド3のロッドエンド側のストロークエ
ンド近傍において必要十分なクッション効果が得られる
ようになる。これはヘッドエンド側についても同様であ
る。
【0025】また、上記のようにピストンロッド3とピ
ストン16との相対位置が調整可能であることは、ロッ
ドエンドカバー9からのピストンロッド3の突出長さを
調整できることを意味することから、図3のクランプ装
置でクランプすべきワークWの厚みが変更になった場合
にも柔軟に対応できるほか、同時にそのワークWの寸法
の変更を容認した上で必要十分なクッション効果を得ら
れることになる。
【0026】ここで、上記実施例ではピストン16とそ
の両側のクッションリング17,18とが完全に一体形
成されているものについて例示したが、図4,5,6に
示した従来構造のようにピストン16とクッションリン
グ17,18とが分割されていてもよく、要はピストン
16とクッションリング17,18とが一体のものとし
て動き得るように互いに固定されていればよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ピストン
ロッドとピストンとの相対回転に応じてその軸心方向の
相対位置を調整するべく両者を直接ねじ結合させる一
方、ヘッドエンドカバーにはピストンロッドとピストン
とを相対回転させるためのクッションストローク調整部
材を設けたことにより、クッションリングを交換するこ
となしに有効クッションストロークの調整が可能である
ことから、クッションリングを新たに製作する必要もな
ければシリンダの分解および再組み立て作業も不要で、
加工工数とコストの削減を図りながら有効クッションス
トローク調整時の作業性を大幅に改善できる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図で図3の要部拡大断
面図。
【図2】図1に示すアジャストピンの構成を示す斜視
図。
【図3】本発明の一実施例を示す構成説明図。
【図4】従来のクッション付シリンダの一例を示す断面
図。
【図5】図4に示すクッション付シリンダの作動説明
図。
【図6】図4のクッション付シリンダの具体的使用例を
示す構成説明図。
【符号の説明】
2…シリンダチューブ 3…ピストンロッド 16…ピストン 17,18…クッションリング 19…ねじ結合部 20…切欠溝(噛み合い係合部) 22…ヘッドエンドカバー 23…アジャストピン(クッションストローク調整部
材) 25…爪部 S6…有効クッションストローク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クッションリングと一体化されてシリン
    ダチューブに内挿されるピストンとピストンロッドとを
    直接ねじ結合させて、これらピストンとピストンロッド
    の相対回転に応じて双方の軸心方向の相対位置を調整可
    能に構成するとともに、 前記ピストンのヘッドエンド側の端面には噛み合い係合
    部を形成し、 前記シリンダチューブのヘッドエンド側の端面を閉塞す
    るヘッドエンドカバーには、外部から前記ピストンの軸
    心方向に前進後退動作させることによって前記噛み合い
    係合部と係合離脱可能であって且つ前記ピストンとピス
    トンロッドとを相対回転させるためのクッションストロ
    ーク調整部材を設けたことを特徴とするクッション付シ
    リンダ。
JP15458392A 1992-06-15 1992-06-15 クッション付シリンダ Pending JPH05346107A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15458392A JPH05346107A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 クッション付シリンダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15458392A JPH05346107A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 クッション付シリンダ

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Publication Number Publication Date
JPH05346107A true JPH05346107A (ja) 1993-12-27

Family

ID=15587382

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15458392A Pending JPH05346107A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 クッション付シリンダ

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JP (1) JPH05346107A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008504493A (ja) * 2004-06-26 2008-02-14 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング タイミング弁

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008504493A (ja) * 2004-06-26 2008-02-14 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング タイミング弁
JP4824675B2 (ja) * 2004-06-26 2011-11-30 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング タイミング弁

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