JPH0534094A - 迷彩加工テント地 - Google Patents

迷彩加工テント地

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JPH0534094A
JPH0534094A JP3186724A JP18672491A JPH0534094A JP H0534094 A JPH0534094 A JP H0534094A JP 3186724 A JP3186724 A JP 3186724A JP 18672491 A JP18672491 A JP 18672491A JP H0534094 A JPH0534094 A JP H0534094A
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州洋 石川
Yasuo Masuda
泰男 増田
Minoru Maekawa
稔 前川
Shiro Kondo
志郎 近藤
Hiromi Mizuguchi
裕美 水口
Masahiro Imai
昌宏 今井
Masayuki Suetsugu
正之 末次
Shoji Ishibashi
祥二 石橋
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】軽量且つ高強力で、寒冷地などで樹脂破壊を起
こしたり、カビの発生がなく、さらに夜間、テント内の
灯が外部に漏れることなく、また防炎性を有するために
火災などの危険もなく探知困難な偽装用テント地として
好適に使用できるようにする。 【構成】単糸繊度が10デニール以下、強度8g/デニー
ル以上のポリエステルマルチフィラメント糸よりなる布
帛が黒色顔料および撥水剤を付着しており、その表面に
顔料および防炎剤を混合した塩化ビニル樹脂被覆層を設
け、さらにこの被覆層の表面に 600〜1400nmの赤外線波
長領域において 2.5〜60%の赤外線反射率を示す迷彩模
様を呈し、目付が 320〜450 g/m2 、強力が 100kg/
3cm以上、LOI値が25以上、遮光率が99%以上である
迷彩加工テント地。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軽量にして高強力であ
り、遮光性に優れ、しかも赤外線領域における迷彩模様
を有する偽装テントなどに好適に使用し得る迷彩加工テ
ント地に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からポリ塩化ビニル樹脂を被覆加工
したテント地については、よく知られている。この従来
のテント地の材料としては、ビニロン、ポリアミド、ポ
リエステルなどの紡績糸またはフィラメント糸を用いて
製編織した布帛にポリ塩化ビニル樹脂をディッピング、
トッピング、コーティング、ラミネート加工などにより
加工された防水布が用いられ、ミシン縫製および高周波
ウエルダー縫製されて使用されている。一般に偽装のた
めの野営テントはその地域の周辺物体の色や模様などと
ほぼ同一にすることが必要とされている。しかし、従来
のOD色国防色といわれる単一色では周辺環境の変化に
対応しがたく、周辺とのコントラストを緩和させるよう
迷彩模様のテントなどが好ましく、野営テント、医療テ
ントなどはその地域の各種植物や岩土などの自然界の可
視領域での色相と模様を考慮した迷彩模様が施されてい
る。
【0003】しかしこのようなテント地は、寒冷地にお
いては吸湿した水分が凍結して、樹脂破壊を起こし、テ
ントの機能を失ったり、温暖地では水分によりカビの発
生を起こしたりする。また野営テントは夜間テント内の
灯が外部に漏れないことが必要であるが、その効果を施
したものは殆んどない。また基布物性として、耐水性、
防炎性が必要の他、野外で長期間日光、風、雨に暴露さ
れて使用した場合、強力物性および耐久性は必要である
が十分ではなく、また重量が重く取り扱いが困難である
などの欠点がある。
【0004】また可視領域のみに対応した迷彩模様を施
したものが多く、これらは近年の新しい探知技術によれ
ば偽装が簡単に見破られてしまう欠点があった。現在の
探知技術としては赤外領域での光線を探知する赤外線探
知方法が知られている。これに対しては、偽装する側も
これに対する防御を施す必要があり、いかにして自然環
境の赤外反射率に近付けるかがポイントとなる。赤外線
探知方法には、赤外フィルター法、赤外写真法、赤外夜
間鏡法などの各種の手法があり、さらに新しい探知方法
が開発される可能性も高い。これらの探知方法はいずれ
も遠距離で霧がかかっている場合や夜間などの場合にも
有好に探知できるので近年広く使用されており、一般的
に 600〜860nm の赤外線あるいは1000〜1200nmの赤外線
を使用し探知している。この赤外線探知に対して防御す
るには、この赤外線領域の迷彩模様が必要となる。この
ような迷彩模様が付された加工テント地はまだ一般的に
は提供されていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のよう
な従来のテント地の欠点を解決し、偽装用に適したテン
ト地を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、単糸繊度が10デニール以下、強度8g/デ
ニール以上のポリエステルマルチフィラメント糸よりな
る布帛が黒色顔料および撥水剤を付着しており、その表
面に顔料および防炎剤を混合した塩化ビニル樹脂被覆層
を設け、さらにこの被覆層の表面に 600〜1400nmの赤外
線波長領域において 2.5〜60%の赤外線反射率を示す迷
彩模様を呈し、目付が 320〜450 g/m 2 、強力が 100
kg/3cm以上、LOI値が25以上、遮光率が99%以上で
あることを要旨とする迷彩加工テント地である。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
使用されるポリエステルは、特に限定されるものではな
いが、ポリエチレンテレフタレートを主体とするポリエ
ステルであり、共重合成分としてイソフタル酸、アジピ
ン酸、ソジウム3.5−ジカルボメトキシスルホイソフ
タル酸などを含んでよい。また一般に用いられる艶消し
剤、酸化防止剤、難燃剤、顔料、耐光剤、螢光増白剤な
どを含んでいてもよい。さらにポリエステルマルチフィ
ラメント糸の単糸繊度は10デニール以下とし、その強度
は8g/デニール以上とする。この単糸繊度が10デニー
ルを超えると風合いが非常に硬く折り畳み時にコンパク
ト化および取り扱いが困難である。単糸繊度強度が8g
/デニールより低いと所望の強力が得られがたく、軽量
で高強力を得るためには強度が8g/デニール以上であ
ることが不可欠な要素である。またフィラメント糸を用
いると軽量、高強力で布帛の平面性が得られ易く、迷彩
プリント加工が容易であり、汚れなどの付着も少ない。
また 600〜1400nmの赤外線波長領域において、 2.5〜60
%の多段階の赤外線反射率とするのは、自然界を分析し
その反射率を測定すると、この範囲内の赤外線反射率を
示すことよりここに限定した。通常 600〜1200nmの波長
領域における草木、樹木、岩土の反射率は、表1に示す
通りである。
【0008】
【表1】
【0009】次に本発明におけるテント地の目付を 320
〜450 g/m2 とした。目付をこの範囲とするのは次の
理由による。即ち、業務用テントとして現在使用されて
いるものは 450g/m20以上であり、重量が重く取り扱
いが困難である。目付が320g/m2 以下になると軽量
ではあるが、安全遮光性、防水性が得がたく、好ましく
は 350〜420 g/m2 である。
【0010】これらの糸よりなるポリエステル布帛は平
織、その他の変化組織または綾組織などの組織を持つ織
物の他、各種の組織の編織物などに作られて使用され
る。テント地には、引張強力 100kg/3cm以上、引裂
強力5kg以上(サンシャインウェザーメーター 500Hr
s 照射後)必要とし、使用繊度、強力、密度および組織
が重要な要因となり、これらを考慮して通常の方法で生
機設計される。
【0011】引張強力を 100kg/3cm以上とするの
は、 100kg/3cm以下になると、特にテントの屋根部
分および応力の集中する部分でテントの破壊が生じ、苛
酷な使用に耐えないからである。
【0012】次に上記布帛を黒色顔料により着色するの
であるが、これは基布を着色することにより遮光性を得
ることを目的とするものであり、その顔料としてはカー
ボンブラック系顔料、アニリンブラック系顔料、酸化鉄
ブラック系顔料などから選ばれた1種の色素または2種
以上の色素の混合物であり、一般に市販されているもの
が使用される。付与方法としては、通常行なわれている
パディング法、コーティング法、プリント法などが用い
られる。顔料の付着量は遮光性との関係があり、繊維重
量に対し1〜5wt%が適当である。布帛に顔料を付与し
た後、通常の方法で乾燥熱処理を行なう。付着量が1wt
%以下であると所望の遮光性が得がたく、また5wt%以
上になると遮光性は得られるが、塩化ビニル樹脂との接
着性が悪くなり且つこれ以上付与しても遮光性能は向上
しない。次に、撥水剤により撥水加工を行なうのである
が、これはテント地が毛管現象により水を吸水するのを
防止し、凍結による樹脂破壊およびカビの発生を防ぐ目
的で行なわれ、一般に市販されている公知の撥水剤を用
いることができるが、特に次の工程の塩化ビニル樹脂と
の接着性を考えるとフッソ樹脂系撥水剤が適当である。
また撥水加工は、先の顔料付与加工の前後および同時い
ずれで行なってもよい。また、テント地の吸水性につい
て、バイレックス法24時間浸漬テストで5mmを超えるも
のはカビの発生および吸湿した水分が凍結した場合、樹
脂破壊に結び付くので、5mm以上とする必要がある。
【0013】さらに前述のように加工された布帛を塩化
ビニル樹脂で被覆するのであるが、その被覆方法として
は通常行なわれているパディング法、コーティング法、
トッピング法、ラミネート加工法が使用される。塩化ビ
ニル樹脂としては、ポリ塩化ビニルのストレートレジン
およびペーストレジンなどが用いられ、可塑剤としてフ
タル酸ジアルキルエステル系可塑剤(たとえば、ジオク
チルフタレート、ジブチルフタレートなどが挙げられ
る)が用いられ、必要により溶媒希釈して用いられる。
そしてこれらを開放型加熱式混合ロール、バンバリー混
合機などにより混練して用いる。
【0014】塩化ビニル樹脂には、可視光線領域および
赤外線領域での迷彩や、遮光性の向上のために顔料を混
合する。すなわち、布帛の表面側の塩化ビニル樹脂被覆
層には迷彩を主目的とした顔料を用い、裏面側の塩化ビ
ニル樹脂被覆層には、遮光性向上のために黒色を主体と
した顔料を用いたり、居住性を重視する場合は一般のイ
ンテリア用に用いられる色相の顔料を用いることができ
る。
【0015】可視光線反射性色素としては一般に塩化ビ
ニル樹脂の着色に用いられているC.Iピグメントグリ
ーン7、C.Iピグメントブラック1、C.Iピグメン
トブルー15などの市販の顔料でよく、これらの顔料の他
に後に述べる赤外線領域における迷彩効果を得るための
顔料を混合しておくのが作業上好ましい。
【0016】また防炎性を付与するためには三酸化アン
チモンや水酸化アルミニウムなどの無機系の防炎剤を添
加する、添加量としては好ましくは5〜15wt%添加す
る。そしてテント地をJIS Z−2150法で評価し
て2級以上およびJIS K−7201法で測定してL
OI値25以上を確保することが必要である。LOI値と
は酸素要求指数であり、大気中のO2 量は21%であり、
LOI値が21以上になると燃焼しにくい特性を有し、実
際には25を超えると顕著にこの効果があらわれる。
【0017】また耐光劣化を防止するために、必要によ
り紫外線吸収剤(たとえば、オクチル・2−シアノ・3
−3′ジフェニールアクリレート)の添加を行なっても
よい。その他一般に添加される増量剤、安定剤を添加し
てもよい。また必要により、前記基布と塩化ビニル樹脂
との接着性を上げるため、接着剤成分(たとえばイソシ
アネート系)も添加可能である。塩化ビニル樹脂の付着
量は 150g〜350 g/m2 程度が適当であり、塗布方法
にはコーティング加工とラミネート加工の組み合わせお
よび多層コーティングなど種々の方法が採用される。塗
布後ペースト樹脂の場合は、乾燥キュアを行ない、また
トッピング、ラミネートなどではカレンダー加工機によ
る熱ラミネート加工を行なう。さらに必要により焼付け
およびエンボス加工を行ない、防水加工布を得た。この
場合先の生機への着色加工と塩化ビニル樹脂の色相、塗
布量を調整することにより光の遮光性を99%以上にする
ことが必要である。それ以下の遮光率であれば夜間、テ
ント内の光が外部に漏れ認知され、本発明の目的の性能
が得られない。
【0018】塩化ビニル樹脂被覆布帛に設ける模様は、
塩化ビニル樹脂被覆層の表面を分割し、これに赤外線反
射率の異なる複数種の柄模様が分散するように分布配置
される。この場合可視偽装も有するものとするのが好ま
しい。この柄模様は赤外線反射率の異なる顔料および可
視光線反射性色素の混合物の塗布、機械捺染あるいは手
捺染などにて得ることができる。この場合前記の布帛へ
の塩化ビニル樹脂被覆層の表面を残して柄模様のパター
ンの1つとするのが好都合である。赤外線反射率は 680
nmのときの反射率 2.5%以上18%以下、 750nmのときの
反射率13%以上55%以下、1200nmのときの反射率13%以
上60%以下を示すようにする。赤外線反射率の異なる3
種を配置する場合、それぞれの反射率の関係は、上記範
囲内にあると共に上記赤外線波長領域において、3種が
ほぼ等間隔の反射率で変化させることが望ましい。赤外
線反射率を変えるための顔料としては、カーボンブラッ
ク系顔料、アニリンブラック系顔料、酸化鉄ブラック系
顔料、酸化チタンブラック顔料、スピネル型構造系ブラ
ック顔料および無水珪酸、珪酸アルミニウム、珪酸マグ
ネシウム、マイカ、タルク、珪酸土などの無機質系粉末
およびステアリン酸アルミニウム、ポリメチン系色素、
フタロシアニン系色素、ジチオール系色素、ナフトキノ
ン、アントラキノン系色素、トリフェニルメタン系色
素、アミニウムジインモニウム系色素などが使用され
る。これらは塩化ビニル樹脂には接着しにくいので各種
樹脂バインダーを介して塩化ビニル樹脂に強固に吸着さ
れる。このバインダー樹脂としても塩化ビニル樹脂が好
ましい。さらに前記塩化ビニル樹脂被覆面の表面に防汚
加工を行なってもよい。これらは通常塩化ビニル樹脂の
防汚加工に使用されているアクリル系樹脂やフッソ系樹
脂が使用される。
【0019】
【作用】この構成により、軽量且つ高強力で、寒冷地な
どで樹脂破壊を起こしたり、カビの発生がなく、さらに
夜間、テント内の灯が外部に漏れることなく、また防炎
性を有するために火災などの危険もなく迷彩色模様を有
し探知困難な理想的な偽装用テント地として好適に使用
できる。さらに 600〜1400nmの領域において、迷彩模様
を呈する迷彩加工テント地を得ることが可能となるの
で、これにより霧や雨の状況や夜間などにおいて赤外線
探知困難なテント地を得ることができる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
る。単糸繊度 5.2デニール、強度 8.5g/デニールのポ
リエステルマルチフィラメント 500d/96fを用い、織
上密度経・緯、35×36本/吋の平織物を製織した。この
織物にヒートセッターにて 180℃×1分の熱処理を行な
った。
【0021】次いでこの織物を表2に示す組成からなる
加工液に浸漬し、マングルで生地重量に対するウエット
吸収量が60%になるように搾液後 150℃で2分間乾燥
し、黒色着色加工および撥水加工を施した。
【0022】
【表2】
【0023】次に下記の配合(A)からなる加工剤を前
記処理織物の表面にナイフコーターで付着量 120g/m
2 になるように塗布し 180℃で1分間乾燥、ゲル化処理
して、赤外線に対して反射性のあるダークグリーンの防
水被膜を形成した。次いで、その裏面に下記の配合
(B)からなる加工剤をナイフコーターで付着量70g/
2 になるように塗布し、 200℃で1分間乾燥、ゲル化
処理して黒色の遮光性被膜を形成した。 このようにして得られた樹脂被覆シートの表面側(ダ
ークグリーン面)に、次の迷彩模様のプリント加工を容
易にするためエンボス機で表面平滑化処理を施した。
【0024】引き続き前記樹脂被覆シートのダークグリ
ーン平滑表面に下記組成の捺染糊を用いてブラウン色の
部分が全面積の50%を占めるように不規則な迷彩模様の
型紙を作成し、ハンドスクリーンにて捺染を行なった。 捺染は、前記模様を有する 100メッシュスクリーンを
用いて、塗布量固形分15g/m2 になるようにスキージ
し、 100℃で3分間乾燥してダークグリーン−ブラウン
からなる迷彩模様を有する迷彩加工テント地を得た。こ
の迷彩加工のテント地の性能は、表3に示す通り良好な
ものであった。また図1に赤外線反射率を示す。図1か
らもダークグリーンの反射率は波長 680nmにおいて 7.8
%、 750nmにおいて35.0%、1200nmにおいて39.3%であ
り、ブラウンの反射率は波長680nmにおいて11.5%、750
nm において15.6%、1200nmにおいて16.1%であり、本
発明を満足するものである。
【0025】
【表3】
【0026】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、軽量且つ
高強力で、寒冷地などで樹脂破壊を起こしたり、カビの
発生がなく、さらに夜間、テント内の灯が外部に漏れる
ことなく、また防炎性を有するために火災などの危険も
なく迷彩色模様を有し探知困難な理想的な偽装用テント
地として好適に使用できる。さらに 600〜1400nmの領域
において、赤外反射率の異なる多段階の迷彩模様を施し
た迷彩加工テント地を得ることが可能となるので、これ
により霧や雨の状況や夜間などにおいて赤外線探知困難
なテント地を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】IR反射率を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 15/248 E04H 15/54 9128−2E (72)発明者 石川 州洋 兵庫県尼崎市東本町1丁目50番地 ユニチ カ株式会社内 (72)発明者 増田 泰男 兵庫県尼崎市東本町1丁目50番地 ユニチ カ株式会社内 (72)発明者 前川 稔 岡山県倉敷市酒津1621番地 株式会社クラ レ内 (72)発明者 近藤 志郎 岡山県倉敷市酒津1621番地 株式会社クラ レ内 (72)発明者 水口 裕美 東京都中央区日本橋2丁目5番13号 帝国 繊維株式会社内 (72)発明者 今井 昌宏 東京都中央区日本橋2丁目5番13号 帝国 繊維株式会社内 (72)発明者 末次 正之 東京都中央区日本橋人形町1丁目1番10号 トスコ株式会社内 (72)発明者 石橋 祥二 東京都中央区日本橋人形町1丁目1番10号 トスコ株式会社内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 単糸繊度が10デニール以下、強度8g/
    デニール以上のポリエステルマルチフィラメント糸より
    なる布帛が黒色顔料および撥水剤を付着しており、その
    表面に顔料および防炎剤を混合した塩化ビニル樹脂被覆
    層を設け、さらにこの被覆層の表面に 600〜1400nmの赤
    外線波長領域において 2.5〜60%の赤外線反射率を示す
    迷彩模様を呈し、目付が 320〜450 g/m2 、強力が 1
    00kg/3cm以上、LOI値が25以上、遮光率が99%以上
    であることを特徴とする迷彩加工テント地。
JP3186724A 1991-07-26 1991-07-26 迷彩加工テント地 Expired - Lifetime JP2999021B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4857512A (en) * 1985-11-27 1989-08-15 Lomapharm, Rudolf Lohmann Gmbh Kg, Pharmazeutische Fabrik Immunostimulating polysaccharides, method for using such, and pharmaceutical preparations containing them
JPH0545097A (ja) * 1991-08-16 1993-02-23 Hiraoka & Co Ltd 迷彩テント地
JPH07157980A (ja) * 1993-12-02 1995-06-20 Unitika Ltd 迷彩綿系編物の製造方法
JPH1163893A (ja) * 1997-08-13 1999-03-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 偽装材
JP2003155641A (ja) * 2001-11-13 2003-05-30 Unitica Fibers Ltd 赤外線吸収繊維からなる布帛

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