JPH0532386Y2 - - Google Patents

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JPH0532386Y2
JPH0532386Y2 JP7291388U JP7291388U JPH0532386Y2 JP H0532386 Y2 JPH0532386 Y2 JP H0532386Y2 JP 7291388 U JP7291388 U JP 7291388U JP 7291388 U JP7291388 U JP 7291388U JP H0532386 Y2 JPH0532386 Y2 JP H0532386Y2
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pillar
side sill
inner panel
connecting frame
frame portion
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車の車体構造、特に車体の両側
に配設するサイドシルと該サイドシルに連結する
ピラーとの結合部位の構造に関する。
(従来の技術) 一般に乗用車では、例えば実開昭61−146474号
公報に開示され、また第6図に概略的に示したご
とく、リインホースメントAを挾んでアウタパネ
ルBとインナパネルCとを結合して2室の断面閉
鎖状空間を備えたサイドシルDを形成して、該サ
イドシルDを車体の両側に配設する一方、インナ
パネルEとアウタパネルFとにより断面閉鎖状の
フロントピラーGを形成して、該ピラーGの下端
を前記サイドシルDの前端部上面に載置し、その
突き合わせ部位を溶接することで、両者を結合し
ている。
(考案が解決しようとする課題) ところで以上の車体構造では、前記サイドシル
DとピラーGとの突き合わせ部位を溶接している
だけであるので、前記サイドシルDとピラーGと
の結合強度が弱く、そのため前記構造のもので
は、前記サイドシルDとピラーGとの結合部位に
別途リインホースメントを組付けるなどの補強を
施す必要があり、それだけ部品点数及び組み立て
工数が増大するなどの問題がある。
本考案は以上の実情に鑑みて開発したもので、
その目的とするところは、別途リインホースメン
トなどの補強部材を用いずとも、前記サイドシル
とピラーとの結合部位の剛性を充分高めることの
出来る車体構造を提供するにある。
(課題を解決するための手段) しかして本考案は、リインホースメントを挾ん
でアウタパネルとインナパネルとを結合して独立
した2室の断面閉鎖状空間を設けたサイドシルの
長さ方向一端部に、インナパネルとアウタパネル
とから断面閉鎖状に形成したピラーの下端部を連
結する自動車の車体構造において、前記サイドシ
ルを構成するインナパネル及びリインホースメン
トの長さ方向一端部を上方に延長して、これら両
延長部で断面閉鎖状の連結フレーム部を形成し
て、前記連結フレーム部の上端を、前記ピラーに
おけるインナパネルの下端部に結合すると共に、
該連結フレーム部の両側を前記ピラーのアウタパ
ネルに結合したことを特徴とするものである。
(作用) 本考案によれば、前記ピラーの下端部が、前記
連結フレーム部の介在により独立した2室の閉鎖
空間を備える構造となり、しかも前記連結フレー
ム部が前記サイドシルから一体に延びるので、前
記ピラーの下端部の剛性のみならず前記ピラーと
サイドシルとの結合強度を充分確保することが出
来るに至つたのである。
(実施例) 以下本考案にかかる車体構造を図面に示す実施
例に従つて説明する。
第5図は2ボツクスタイプの乗用車を側面から
見たもので、図中1はサイドドア、2はボデイの
両側で且つ前記サイドドア1の下方に配設するサ
イドシル、また3は前記サイドシル2の前端部か
ら立設するフロントピラーを示し、図に示す実施
例では、前記サイドシル2と前記フロントピラー
3との結合部位に本考案を適用している。
前記サイドシル2は、リインホースメント21
とアウタパネル22とインナパネル23とで筒状
に形成したものであつて、詳しくは、第1図に示
すごとく、前記リインホースメント21を挾んで
前記アウタパネル22とインナパネル23の両端
部をスポツト溶接で結合して、前記リインホース
メント21とアウタパネル22との間に断面閉鎖
状の第1閉鎖空間S1を、また前記リインホース
メント21とインナパネル23との間には前記第
1閉鎖空間S1とは独立した断面閉鎖状の第2閉
鎖空間S2をそれぞれ設けている。
また前記フロントピラー3は、アウタパネル3
1とインナパネル32との両端部をスポツト溶接
で結合して角筒状に形成している。
図中5はフロアパネル、6はセンターピラーを
示す。
しかして以上の構成において、図に示す実施例
では、前記フロントピラー3におけるインナパネ
ル32の下端をアウタパネル31の下端よりも所
定間隔高い位置に位置させて、前記アウタパネル
31の下端とインナパネル32の下端とに所定の
段差Lを設けるのである。
一方、前記サイドシル2におけるインナパネル
23とリインホースメント21との前端を上方に
湾曲状に延長して、これら両延長壁部23a,2
1aにより前記第2閉鎖空間S2と連続する縦断
面三角形の第3閉鎖空間S3を備えた連結フレー
ム部4を連設するのである。
そして前記連結フレーム部4の上端を、前記ピ
ラー3におけるインナパネル32の下端部外側面
に重合して、前記連結フレーム部4とインナパネ
ル32とを前記重合部位で溶接により結合すると
共に、該連結フレーム部4の両側に設けた溶接フ
ランジ41を、前記ピラー3のアウタパネル31
に設けた溶接フランジ33に突き合わせて、両溶
接フランジ41,33をスポツト溶接で結合して
いる。
斯くして前記ピラー3の下端部には、前記連結
フレーム部4の介在により2室の独立した閉鎖空
間が設けられることとなり、しかもその一方の閉
鎖空間3が前記サイドシル2の第2閉鎖空間S2
と連続していることから、前記ピラー3の下端部
の剛性のみならず前記ピラー3とサイドシル2と
の結合強度が充分得られるのである。
尚以上の実施例では、前記サイドシル2とフロ
ントピラー3との連結部位に本考案を適用した
が、前記センターピラー6とサイドシル2との連
結部位に本考案を適用してもよい。
(考案の効果) 以上のごとく本考案は、リインホースメントを
挾んでアウタパネルとインナパネルとを結合して
独立した2室の断面閉鎖状空間を設けたサイドシ
ルの長さ方向一端部に、インナパネルとアウタパ
ネルとから断面閉鎖状に形成したピラーの下端部
を連結する自動車の車体構造において、前記サイ
ドシルを構成するインナパネル及びリインホース
メントの長さ方向一端部を上方に延長して、これ
ら両延長部で断面閉鎖状の連結フレーム部を形成
し、前記連結フレーム部の上端を、前記ピラーに
おけるインナパネルの下端部に結合すると共に、
該連結フレーム部の両側を前記ピラーのアウタパ
ネルに結合したことにより、前記ピラーの下端部
が、前記連結フレーム部の介在により独立した2
室の閉鎖空間を備える構造となり、しかも前記連
結フレーム部が前記サイドシルに一体形成したも
のであることから、前記ピラーの下端部の剛性の
みならず前記ピラーとサイドシルとの結合強度を
充分確保することが出来るに至つたのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる自動車の車体構造の一
実施例を示す要部の斜視図、第2図は同縦断面
図、第3図は第2図−線断面図、第4図は第
2図−線断面図、第5図は本考案にかかる車
体構造を採用した自動車の概略側面図、第6図は
従来の車体構造の一例を示す要部の断面図であ
る。 2……サイドシル、21……リインホースメン
ト、22……アウタパネル、23……インナパネ
ル、3……ピラー、31……アウタパネル、32
……インナパネル、4……連結フレーム部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リインホースメントを挾んでアウタパネルとイ
    ンナパネルとを結合して独立した2室の断面閉鎖
    状空間を設けたサイドシルの長さ方向一端部に、
    インナパネルとアウタパネルとから断面閉鎖状に
    形成したピラーの下端部を連結する自動車の車体
    構造において、前記サイドシルを構成するインナ
    パネル及びリインホースメントの長さ方向一端部
    を上方に延長して、これら両延長部で断面閉鎖状
    の連結フレーム部を形成して、前記連結フレーム
    部の上端を、前記ピラーにおけるインナパネルの
    下端部に結合すると共に、該連結フレーム部の両
    側を前記ピラーのアウタパネルに結合したことを
    特徴とする自動車の車体構造。
JP7291388U 1988-05-31 1988-05-31 Expired - Lifetime JPH0532386Y2 (ja)

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JP7291388U JPH0532386Y2 (ja) 1988-05-31 1988-05-31

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JP7291388U JPH0532386Y2 (ja) 1988-05-31 1988-05-31

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JPH01175484U JPH01175484U (ja) 1989-12-13
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