JPH05323092A - 倒立型キャンドモータポンプのための整備装置及び方法 - Google Patents

倒立型キャンドモータポンプのための整備装置及び方法

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JPH05323092A
JPH05323092A JP3038626A JP3862691A JPH05323092A JP H05323092 A JPH05323092 A JP H05323092A JP 3038626 A JP3038626 A JP 3038626A JP 3862691 A JP3862691 A JP 3862691A JP H05323092 A JPH05323092 A JP H05323092A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 倒立型キャンドモータポンプの整備を容易化
するのに有効な装置を提供する。 【構成】 モータケーシングよりも長い高さを有し、垂
直の開放側部が設けられたほぼU字状のフレームを有し
ているメインテナンス用のカートと、このカートのフレ
ームにより支持され、モータの下部のラグと係合可能な
移動アームを有する電気機械式のアクチュエータ14
0,142,144と、モータを支持、上下させるため
に移動アームを作動させる手段と、モータの移動中にモ
ータフランジを支持するためにカートのフレームに設け
られた支持部分と、カートのフレームに設けられた作業
プラットホームと、フロアに沿ってのカートの水平移動
を容易化するためにカートに設けられたローラユニット
158,164とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、原子力発電プラント、及びモ
ータポンプのための整備支援装置に関し、特に、原子力
発電プラントにおいてアクセス空間及びアクセス時間が
制限されている倒立型の冷却材メインポンプモータの整
備を容易化するのに有効な装置に関するものである。
【0002】従来一般の原子力発電プラントにおいて
は、通常の軸シール型システムが用いられ、或は、冷却
材キャンドポンプが用いられている場合、かかるポンプ
は正常に、即ち、ポンプユニットのモータ端部が上方に
面した状態で取り付けられていた。モータ及びそのケー
シングが非常に重い(例えば、約25900kg(57000l
b.))場合でさえも、このようなキャンドポンプユニッ
トにおけるモータは、保守又は交換のために、簡便な方
法で取り外される。これは、ケーシングのスタッドを取
り外してポンプユニットからモータを上方に持ち上げる
場合に、一般的な解体工具や持上げ装置を用いるため
に、垂直アクセス空間が通常、利用できるからである。
倒立型キャンドモータポンプが古くから用いられている
化石燃料発電プラントにおいて、ボンプモータの取外し
のための垂直アクセス空間は、比較的制限されておら
ず、整備作業員は通常のプラント整備装置及び工具を用
いることができる。
【0003】安全で信頼性のある運転が受動的制御に基
づいている本願出願人が開発した新しい原子炉発電プラ
ントの設計においては、比較的狭い垂直室内に、垂直方
向に細長い蒸気発生器が収容され、また、冷却材メイン
キャンドポンプが、冷却材ループの作動のために蒸気発
生器のチャンネルヘッドの底部にポンプケーシングの吸
込みノズルが溶接される倒立状態で、配置される。ポン
プユニットの底部は室の床面ないしはフロアに比較的に
接近しており、垂直のアクセス空間が極めて制限されて
いる。更に、整備作業員の放射線被爆を考慮して、アク
セス時間も大幅に制限されている。
【0004】倒立型キャンドモータポンプ構造による原
子力発電プラントの運転上及び安全場の利点は相当にあ
る。まず、キャンドモータポンプを支持するのに必要と
される補助流体設備は、軸シール型ポンプにおいて必要
とされるものと比較すると、全く複雑ではない。また、
キャンドモータポンプは、本来的に、万一の(LOC
A)冷却材喪失の可能性を更に低減するものであり、高
い信頼性が実証されており、設計外状態に対する許容性
が軸シール型ポンプよりも高い。蒸気発生器のチャンネ
ルヘッドの底部にポンプ吸込み口を直結させることは、
クロスオーバー冷却材配管レッグの必要性を無くし、そ
れにより万一の停止(LOCA)過渡状態を改善してい
る。このような直結はまた、ループの圧力降下を減じ、
蒸気発生器、ポンプ及び配管のための基礎・支持システ
ムを単純化し、一次冷却材ループ配管のコスト及び複雑
さを大幅に低減する。
【0005】ポンプユニットが前述した倒立状態で配置
されている場合、ポンプモータの取外しに際して、ケー
シングのスタッドが引っ張られている間、モータを支持
する必要がある。スタッドが取り外されたならば、ポン
プユニットのフランジと干渉しないようにモータを下方
に降ろさなければならず、その後も、蒸気発生器と接触
しないようにモータを横方向に移動させなければならな
い。ポンプモータは、室内の細いシャフト状の垂直空間
のある場所まで移動されなければならず、そこで、モー
タは、室から取り出され得る地点まで、蒸気発生器に沿
って上方に持ち上げられる。モータの設置には逆の手順
を行う必要がある。
【0006】従って、上記条件下での倒立型キャンドモ
ータポンプの整備を容易にするための装置が開発される
ことが、望まれている。
【0007】
【発明の概要】本整備装置は、原子力発電プラント若し
くは化石燃料発電プラントにおける大型の蒸気発生器又
は同様な寸法の工業的装置の下側であってフロアの上方
の位置に取り付けられ、少なくとも原子力発電プラント
においてはアクセス時間及びアクセス空間が制限されて
いる大型の倒立型キャンドモータポンプに対し、設けら
れている。キャンドモータポンプは、ポンプケーシング
と、複数の引張りスタッド及び締付けナットによりポン
プケーシングフランジに固定されたモータフランジを有
している垂下式のモータとを備える。
【0008】この整備装置は、モータフランジの下側に
あるモータケーシングの高さよりも長い高さを有するメ
インテナンス用のカートを備えている。このカートは、
更に、垂直の開放側部が設けられたほぼU字状のフレー
ム手段を有しており、フレーム手段が垂下式のモータを
取り囲むべくポンプケーシングの下側で移動され得るよ
うに、前記開放側部により水平方向に移動できるように
なっている。
【0009】アクチュエータ手段がカートのフレーム手
段により支持され、モータの支持手段と係合可能な移動
アーム手段を有している。移動アーム手段は、モータを
支持、上昇及び下降させるよう駆動される。モータは、
その設置位置まで上昇される前に、及び、その設置位置
から取り外されてカートに下降された後に、カートのフ
レーム手段に対して支持される。
【0010】作業プラットホーム手段が、モータフラン
ジの高さ位置の下側の隣接位置において、フレーム手段
に設けられる。ローラ手段が、フロアに沿ってのカート
の水平移動を容易化するために、カートのフレーム手段
の底部に設けられる。
【0011】
【好適な実施例の説明】図1に示すように、加圧水型原
子力発電プラントの基本的構成要素は、原子炉ウェル51
(図3)に配置された原子炉容器50と、1対の蒸気発生
器52、54と、加圧器56とを含んでいる。同様な冷却材ル
ープ58、60が、それぞれ、蒸気発生器52、54を原子炉容
器50に接続している。
【0012】各冷却材ループ58、60は、加熱された冷却
材を原子炉50から対応の蒸気発生器52、54に供給するた
めのホットレッグ59を有している。図4に示すように、
加熱された冷却材は、ノズル54からチャンネルヘッド62
内へと蒸気発生器52、54に流入し、領域64において伝熱
管の内部を通って上方に流れる。伝熱管の周囲を流れる
給水が、エネルギー源としての蒸気に変換される。高温
の冷却材は、伝熱管内を流れ、蒸気発生領域66を通って
下降し、チャンネルヘッドの出口部分に戻り、その後、
1対の冷却材コールドレッグ72、74(図1及び図6)を
通って原子炉50に戻すための1対の倒立型キャンドモー
タポンプ68、70に流れる。その間に、高温の冷却材の温
度は低下する。
【0013】2つの蒸気発生器は同一構成であるので、
その一方の蒸気発生器52のみについて、ここでは更に説
明する。図3に示すように、蒸気発生器52は垂直に細長
いコンパートメント53内で支持されている。
【0014】図2は支持構造を明示している。この支持
構造は、垂直コラムサポート76を含み、蒸気発生器52の
底部とコンパートメントフロア78との間の間隔が比較的
短くなるようにしてユニットを保持している。例えば、
蒸気発生器52の底部は、高さを概略的に示すために人間
の姿を描いた図5から分かるように、コンパートメント
フロア78から約5.5m(18ft.)上方にある。コラムサポ
ート76の他に、下部横方向サポート80(図2)及び上部
横方向サポート82が蒸気発生器52に設けられている。
【0015】図5及び図9に示すように、倒立型キャン
ドモータポンプ70が蒸気発生器52の底部から吊り下げら
れ、ユニットの底部、即ちユニットのモータ部分(以
下、「モータ」ないしは「モータユニット」とも言う)
79の底部が、コンパートメントフロア78から約1.2m(4
ft.)上方に配置されるようになっている。ポンプ70の
モータ部分79は、少なくとも、ポンプケーシング81か
ら、一点鎖線84で示すようにモータ部分79の底部がコン
パートメントフロア78から約0.3m(1ft.)以下の高さ
となる地点まで、下降されなければならない。この位置
において、モータ79が整備のために垂直上方に取り出す
ことのできるコンパートメントフロア78に沿う位置ま
で、モータ79はその上部が干渉されることなく横方向に
移動され得る。モータを設置するために運ぶ場合には、
この逆の手順が実施される。
【0016】再度、図3に沿って説明すると、コンパー
トメント53の高さ方向に沿って、ポンププラットホーム
86、下部マンウェイプラットホーム88、管板プラットホ
ーム90、給水ノズルプラットホーム92、上部マンウェイ
プラットホーム94等の種々のプラットホームが設けられ
ている。上部作業プラットホーム94には、蒸気発生器52
とそのコンパートメント53との間の空間内で設備要素を
上下させることができるように、ジブクレーム96が設け
られている。これらのプラットホームは、荷をコンパー
トメント53の高さ全体にわたって上下させることができ
るように、構成されている。
【0017】前述したようなプラント環境において、ポ
ンプモータ79をその設置位置に配置或いはそこから取外
すのに利用されるアクセス空間は、著しく制限されてい
る。この空間の制限は、モータをその設置位置で上下さ
せるのに利用される垂直空間に関してあり、更に、蒸気
発生器52の下方の横方向設置位置と、モータをコンパー
トメントフロア78に対して上下することのできる横方向
位置との間で、モータを移動させるのに利用される横方
向空間に関しても制限がある。
【0018】また、燃料交換作業の一部として実施され
なければならない作業の全ては、安全性及び信頼性を考
慮して、放射線被爆を最小にすべく迅速に実施されなけ
ればならないので、アクセス時間にも制限がある。
【0019】
【ポンプモータ及びその整備装置】図7及び図8には、
ポンプユニットがより詳細に示されている。ポンプケー
シング81は、この実施例では重量が約12700kg(28000l
b.)であり、大きな構造体となっており、蒸気発生器容
器の開口を通して配置され溶接により固定されている。
【0020】モータユニット79には、ポンプケーシング
81のフランジ102に固定されるフランジ100が設けられて
いる。総計24本のねじ付きスタッド104(それぞれ約27.
2kg(60lb.)以上の重量)と、それに関連されるナット
106とが、その固定を行う。この実施例では、モータユ
ニット79は約17690kg(39000lb.)の重量があり、それ
により、整備のための取外し及び設置中においてモータ
ユニット79の取扱いに機械式サポートを必要とする。即
ち、スタッド104を手作業により固定又は取外しする場
合にモータユニット79を保持するために、或いはまた、
モータユニット79をその設置位置に対して持ち上げたり
降ろしたりするために、機械式サポートが必要とされ
る。
【0021】図7から諒解される通り、インペラー108
がモータシャフトに取り付けられている。モータユニッ
ト79の上端部が、整備取外し中に横方向に移動するため
の無障害の横方向通路を有するためには、モータユニッ
ト79は、少なくとも、そのインペラー108の外側端部が
ポンプケーシングのフランジ102よりも下方にくるのに
必要な距離だけ、下降されなければならない。この場合
において垂直方向のアクセス空間が制限されているの
で、モータユニット79がポンプケーシング81から下降さ
れた後にこのモータユニットを水平方向に移動させるこ
とができるよう、1群の下方に突出したスタッド104を
取り外すことも必要である。
【0022】整備のための取外し中又は設置中におい
て、機械を利用してモータユニット79を吊上げ及び吊降
しするために、3つの吊上げラグ110、112、114(図7
及び図8)がモータケーシングに設けられるのが好まし
い。吊上げ作業中における荷重のバランシングを容易化
するために、特に、軸線が垂直方向に対して所定の角度
で傾斜した状態でモータユニット79を上下させるのを容
易にするために、用いられるラグの数は3つが好まし
い。所定の熱的条件の下においては、蒸気発生器の膨張
状態は、ポンプケーシング81の軸線が垂直方向に対して
傾斜するような状態であり、モータユニット79は設置又
は取外しの際にポンプケーシング81と同様に傾斜される
必要がある。
【0023】従来一般の油圧式テンショナーを、ナット
の締付け中及び取外し中に、スタッド104に適用するこ
とができる。例えば、フレキシタリック・ガスケット社
(Flexitallic Gasket Company, Inc.)により供給され
る緊張装置が用いられると良い。
【0024】モータ整備装置の基本的構成要素は、図9
において一点鎖線120Aで示されるメインテナンス用のカ
ート120である。図示するように、カート120は約3m(10f
t.)の高さであり、奥行きが約1.5m(5ft.)、幅が約1.2
m(4ft.)である。一点鎖線122は、モータユニット79が
降ろされてカート120上に配置された時の、モータユニ
ット79の底部の位置を示している。
【0025】一般的に、カート120は、ポンプモータ79
の重量を支えると共に、ポンプモータの下方の位置に対
して容易に水平移動できるように、構成されている。カ
ート120の平面図である図11(モータは鎖線で示され
ている)から諒解される通り、カート120にはフレーム1
24が設けられている。このフレーム124は、その高さ全
体にわたってU字状となっており、従って、開放側部12
6が形成されている。モータユニット79は、カート120が
モータユニット79の下方の作業位置に入る場合若しくは
そこから出て行く場合に、その開放側部126を通過す
る。
【0026】フレーム124は、構造配管と幅広フランジ
(WF)ビームの溶接組立体であるのが好ましい。より
詳細には、フレーム上部は、モータフランジ100の面と
コンパートメントフロア78とに平行な面においてU字状
をなす3本の管128、130、132から構成されている。ポ
ンプモータ79の支持及び上昇、下降に用いられる機械式
アクチュエータ140、142、144を取り付けるために、各
上部管128、130、132にはラグ134、136、138が溶接され
ている。更に、コンパートメントフロア78に対してカー
ト120をクレーンにより上下するために、上部管128、13
2にはそれぞれ環状ラグ145、147が溶接されている。
【0027】フレーム底部は、フレーム上部と寸法及び
形状が同様な3本のWFビーム146、148、150により形
成されている(図13)。フレーム上部とフレーム底部
とは、支持柱として機能する垂直の管152、154、156に
より、各コーナーで連結されている。
【0028】旋回性を有する4つの定格ローラユニット
158、160、162、164(図10、図12及び図13)が、
フレーム底部の底面の四隅に設けられており、コンパー
トメントフロア78に沿ってのカート120の操舵水平移動
を容易にしている。各ローラユニットの上部プレート
は、対応のWFビームの下側に溶接されるのが好適であ
る。例えば、このローラユニットは、定格能力が13600k
g(30000lb.)であり旋回機構及び先回ロック機構を有
するヒルマン(Hillman)ローラが好ましい。
【0029】必要な作業のためにモータフランジに簡単
に届く高さ位置にて整備作業員が立つことができるよう
に、カート120に作業員プラットホーム170(図15及び
図17)が設けられるのが好ましい。図示するように、
このプラットホーム170は、好ましくは揺動可能なサポ
ート173(図17)によりU字状カート120の側縁部に取
り付けられた歩行路172から成っている。互いに対峙し
て配置された側部歩行路174、176が、好ましくは固定サ
ポート177(図16)により、カートフレーム124に取り
付けられている。側部歩行路174、176は、蒸気発生器の
下側や隣接のポンプモータの回りでカート120を容易に
水平移動させることができるような形状とされている。
【0030】取外し可能な歩行路部分178が、サポート1
79(図14)によりカート120の開放側部で支持されて
いる。図15に示すように、カート120がモータ79を取
り囲むように置かれた場合に、この歩行路部分178は適
所に配置される。2つの倒立型キャンドモータポンプユ
ニットのいずれかが整備中の場合に、垂直の蒸気発生器
サポートの回りにカート120の形を適合させるために、
揺動型端部部分180(図15)、183(図18)が設けら
れている。また、作業員が作業員プラットホーム170に
上れるように、取外し可能なはしご181が設置されてい
る(図17)。
【0031】カート120には作業プラットホームも設け
られている。このプラットホームは、カートフレーム12
4の上部に溶接されたほぼU字形プレート182から形成さ
れるのが好適である。プレート182の湾曲部分及び脚部
分は、内側縁部183で示されるように十分に広く、その
部分は、モータ79がその設置位置から下降された後に、
モータフランジ100のための支持棚を提供する。しかし
ながら、プレート部分間の間隔は十分に大きいので、カ
ート120を移動させてその開放側部126からモータ79を通
すと、モータケーシング184(図11)はそのプレート
部分間に適合する。
【0032】更に、作業プラットホームは、ポンプケー
シングに対してスタッドを上下させるのに用いられるジ
ャッキやスタッドテンショナー等の付属工具を置くため
の載置面として機能する。
【0033】フレキシタリック・ガスケット社により販
売されているハイドラ・タイト・テンショナー(Hydra-
Tight Tensioner)等の一般的なスタッドテンショナー
が、スタッドにナットを取り付けたり外したりする場合
に用いられ得る。この場合、ナットを取り外す際、スタ
ッドテンショナーは、人力で作業プラットホームに持ち
上げられ、ナットの取り外しが必要なスタッド104のそ
れぞれに配置される。この実施例において、モータ79が
完全に下げられてカート120上にある場合、スタッド104
は、モータインペラー108の上面よりも下方に突出して
おり、従って、そのようなスタッド104のみを取り外せ
ば良い。これを取り外さない場合には、カート120を動
かして蒸気発生器52の下側からモータ79を水平方向に移
動させる時に、インペラーの水平移動が妨げられる。こ
の実施例では、5本のスタッド104のみを取り外す必要
がある。
【0034】この後、テンショナーユニット間が油圧的
に連結され、テンショナーは油圧ポンプに接続される。
ポンプが駆動されると、スタッド104の引張り力が軽減
され、関連のナットを緩めることが可能となる。油圧ポ
ンプが停止された後、緩められたナットは手作業により
取り外される。モータ79がポンプケーシング81に設置さ
れる場合には、前記とは逆の手順がとられる。
【0035】次いで、取り外されるべきスタッド104
が、必要ならばレンチを用いて、緩められ、取り外され
る。各スタッド104は約22.7kg(50lb.)以上の重量があ
るので、各スタッド104をその固定位置に対して上下さ
せるためにジャッキ190(図20及び図21)を用いる
ことが好ましい。
【0036】図20及び図21に示すように、スタッド
ジャッキ190はカップ状上部アーム192を有し、その中に
スタッド104の下部が延びる。スタッド104の端部は、下
降された場合、ジャッキアーム192の底部に載置され
る。スタッド104の六角穴194は、ジャッキアーム192の
底部の開口を通してラチェットレンチ196に対して出入
れ可能となっている。スタッド104が緩められると、ジ
ャッキ190は徐々に下降され、スタッド104は完全に取り
外される。それと同時に、ジャッキ190はスタッド104の
全重量を支え、整備作業員がスタッド104を手に取って
保管位置にそれを運ぶことのできる地点まで作業プラッ
トホーム上を水平に移動される。スタッド104を取り付
ける場合には、逆の手順で作業が行われる。
【0037】整備のための取外し及び設置の際にモータ
79を支持したり上下するために、複数の電気駆動式持上
げアクチュエータがカート120に設けられている。好適
には、3つのアクチュエータ140、142、144(図10)
が用いられ、モータ79に三角支持の安定性を与えると共
に、モータの傾斜を補助し、垂直方向に対して軸線を傾
けた状態でモータを上下させることができるようになっ
ている。このようにして、モータの動きを、蒸気発生器
の熱的条件に応じて変化するポンプケーシング81の軸線
に沿わせることができる。
【0038】アクチュエータ140、142、144は、ダフ・
ノートン(Duff-Norton)の電気機械式アクチュエータの
ような市販されている一体型ボールねじ・歯車モータユ
ニットである。このアクチュエータは、定格持上げ能力
が約6350kg(14000lb.)、持上げ高さが約1m(39in.)
であり、作動位置においてそのアクチュエータを支持す
るピボット式マウントをユニットの上端部に有すると共
に、上下される荷を支持するクレビス型連結器を移動管
の下端部に有している。また、移動管の配置を高精度に
行うために、電気制御装置が設けられている。
【0039】図示するように、それぞれのアクチュエー
タのピボット式マウント200は、カート120の上部フレー
ム部分のラグ134、136、138に対して支持されたピンで
ある。ラグ134、136、138は、水平面において、基準の
等辺三角形のコーナーに配置されている。更に、ラグ13
4、136、138は、図11において参照符号201で示される
カート120の垂直軸線から等距離の位置に配置されてお
り、アクチュエータがカート120にその上部フレーム部
分から垂下されるようにして組み付けられている場合
に、モータケーシングの輪郭をアクチュエータの内側の
空間に適合できるようにしている。
【0040】各アクチュエータのモータユニット204は
スクリュー駆動装置を有し、電気制御ステーション(図
面には詳細には示していない)による正確なオペレータ
制御の下で、移動管206を上下させる。カート120が整備
位置に配置され、各アクチュエータのクレビス208がモ
ータ79の吊上げラグ110、112、114にピン連結されたな
らば、モータユニット79は任意の高さ位置で支持され、
或はまた、その取外し又は設置のために垂直に移動さ
れ、或は、垂直線から傾斜された状態で移動されること
ができる。ステーション制御の下で、モータ79は、一定
のアクチュエータ動作によって垂直方向に上下され、或
は、異なるアクチュエータ動作によって垂直方向に傾斜
された状態で上下される。
【0041】
【モータ整備の概説】取り付けられているモータユニッ
ト79を整備するために、まず、つり索がカート120の吊
上げ用環状ラグと、プラントの吊上げクレーンとに取り
付けられる。この後、クレーンが作動されて、プラント
作業デッキ上のカート保管位置からカート120を吊り上
げ、蒸気発生器コンパートメントのフロアに降ろされ
る。同様にして、スタッドテンショナーが、コンパート
メントフロア78に降ろされる。
【0042】カート120が蒸気発生器コンパートメント
フロア78に降ろされたならば、整備作業員はまず、図1
9のAに示すように、配管、配線、ホース類を取り外す
等の準備作業を行うために、一時足場210を用いる。次
に、図19のBに示すように、足場が除去された後、カ
ート120が、コンパートメントの壁面に取り付けられた
動力ウインチ又はカムアロングにより整備位置に引っ張
られ、各カートローラに取り付けられたハンドルにより
操舵される。カート120が適所に移動されたならば、ア
クチュエータ140、142、144の下端が外方に揺動され、
モータ吊上げラグ110、112、114を含むモータの外側と
接しないようにしている。
【0043】この後、ヒンジ支持された作業員プラット
ホーム部分は、その作業位置まで持ち上げられると共
に、取外し可能な作業員プラットホーム部分が適所に置
かれ、それにより、モータ79を囲む作業員プラットホー
ムが形成される(図19のC)。更に、取外し可能な作
業プラットホーム部分が設置されて、作業プラットホー
ムを形成する。この作業プラットホームは、作業員プラ
ットホームよりも高い位置であってモータフランジの直
ぐ下の位置において、モータ79を取り囲み、そこで、ス
タッドテンショナー及びナットを取り扱うことができ
る。最後に、アクチュエータのクレビス206がモータ吊
上げラグにピン結合され、そして、アクチュエータが作
動されてモータ79の全重量を支持する。
【0044】スタッドテンショナーがスタッド104の適
所に持ち上げられ、前述したように、スタッド104の引
張力が弱められてナットの取外しを可能とする(図19
のD)。ナットが取り外されたならば、モータ79を取外
しのために下降した後にモータ79の水平移動を可能とす
るのに必要な範囲で、前述したように、スタッド104が
取り外される。
【0045】次いで、アクチュエータが作動され、前述
したように、モータフランジ100がカートプレート182上
に載置される載置位置にモータ79を降ろす(図19の
E)。次に、作業員プラットホーム部分が下げられ、或
は取り除かれた後、カート120がポンプケーシング81か
らコンパートメント壁面の近傍の位置まで移動され、そ
こで、長いアイボルトが取り付けられている放射線遮蔽
カップが、ポンプインペラー108上に降ろされる。そし
て、上方から蒸気発生器内に照射される放射線を遮断す
るために、遮蔽体がポンプケーシング81に挿入される。
【0046】この後、カート120はコンパートメントの
壁面まで移動され、つり索がアイボルトに取り付けられ
る。モータ79がカート120から吊り上げられたならば、
アクチュエータは停止され、外方に揺動される。また、
モータ79が吊り上げられたならば、作業プラットホーム
の取外し可能部分が取り外される。次いで、モータ79は
カート120の外に水平方向に移動され、プラント作業デ
ッキ上に持ち上げられる。同様にして、他のキャンドモ
ータポンプについてのモータ79も、整備のために取り外
すことができる。
【0047】概略的に述べるならば、ポンプモータユニ
ット79を設置する場合には、逆の手順による。ポンプモ
ータ79の第1回目の置の際に、後のモータ整備を容易に
するために、ポンプケーシング81の下側でのカート120
の設置位置を、フロア78にマークしておくのが好まし
い。カート120からポンプケーシング81にモータ79を持
ち上げる場合、モータフランジのスタッド穴がポンプケ
ーシング81から垂下しているスタッド104と整列される
ように、モータフランジの向きが定められる。更に、必
要ならば、モータがその完全な着座位置まで持ち上げら
れる際に、モータフランジ100の傾斜がポンプケーシン
グのフランジの傾斜と一致されるように、アクチュエー
タが駆動されてモータ79が傾斜される。
【0048】本発明の作用によって、倒立型キャンドモ
ータポンプのメインテナンスは容易化され、その実施に
あたり、時間及び狭い空間の利用効率が大幅に向上され
る。ポンプモータの動作が非常に正確に制御されるの
で、化石燃料発電プラントにおいて簡単な索具取扱い装
置の使用によりしばしば生じていたようなモータの損傷
は、実質的に完全に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用され得る型式及び配置の倒立型キ
ャンドモータポンプを有する蒸気発生器を含む1対の冷
却材ループを具備している原子力発電プラントを概略的
に示す斜視図である。
【図2】コンパートメント内での蒸気発生器の支持と配
置を示すと共に、蒸気発生器の底部にある倒立型ポンプ
の整備のための垂直及び横方向のアクセス空間が制限さ
れている状態を示す斜視図である。
【図3】コンパートメント内で支持され、原子炉ウェル
内の下部の原子炉容器に冷却材ループを介して接続され
ている蒸気発生器を示す側面図である。
【図4】内部の冷却材の流れを概略的に説明するため
の、蒸気発生器の垂直断面図である。
【図5】ポンプの整備用アクセス空間が制限されている
ことを明確に示すために、蒸気発生器の下部部分とその
隣接の原子炉を拡大して示す側面図である。
【図6】図2の蒸気発生器についての原子炉冷却材ルー
プを示す底面図である。
【図7】蒸気発生器に用いられる型式のキャンドモータ
ポンプユニットを示す部分断面図である。
【図8】ポンプケーシングに対するモータフランジの固
定方法を示すポンプユニットの底面図である。
【図9】蒸気発生器コンパートメントの下部部分を示す
図であり、本発明に従ってポンプモータの整備のために
整備装置を配置する一般的方法を示している。
【図10】本発明による整備装置の基本的構成要素であ
るメインテナンス用のカートを示す側面図である。
【図11】本発明による整備装置の基本的構成要素であ
るメインテナンス用のカートを示す平面図である。
【図12】カートの使用状態を示す断面図である。
【図13】図12のXIII−XIII線に沿っての断面図であ
る。
【図14】カートに設けられた作業プラットホームを示
す側面図である。
【図15】図14に示すカートの平面図である。
【図16】図15のXVI−XVI線に沿っての断面図であ
る。
【図17】カートに設けられたはしごを示す側面図であ
る。
【図18】図14に示すカートの水平断面図である。
【図19】本発明により倒立型キャンドモータポンプを
整備する場合の整備装置の使用手順を、A〜Fの分図に
より示している。
【図20】ポンプユニットのスタッドを取り外し或は取
り付ける場合に、各スタッドを支持及び上下するために
用いられるジャッキを示す側面図である。
【図21】図20のジャッキの一部を拡大して示す部分
図である。
【符号の説明】
52,54 蒸気発生器 53 コンパートメント 68,70 倒立型キャンドモータポンプ 78 コンパートメントフロア 79 モータ 81 ポンプケーシング 100 モータのフランジ 102 ポンプケーシングのフランジ 104 スタッド 106 ナット 120 メインテナンス用カート 124 フレーム 126 開放側部 134,136,138 ラグ 140,142,144 アクチュエータ 158,160,162,164 ローラユニット 170 作業員プラットホーム
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用され得る型式及び配置の倒立型
キャンドモータポンプを有する蒸気発生器を含む1対の
冷却材ループを具備している原子力発電プラントを概略
的に示す斜視図である。
【図2】 コンパートメント内での蒸気発生器の支持と
配置を示すと共に、蒸気発生器の底部にある倒立型ポン
プの整備のための垂直及び横方向のアクセス空間が制限
されている状態を示す斜視図である。
【図3】 コンパートメント内で支持され、原子炉ウェ
ル内の下部の原子炉容器に冷却材ループを介して接続さ
れている蒸気発生器を示す側面図である。
【図4】 内部の冷却材の流れを概略的に説明するため
の、蒸気発生器の垂直断面図である。
【図5】 ポンプの整備用アクセス空間が制限されてい
ることを明確に示すために、蒸気発生器の下部部分とそ
の隣接の原子炉を拡大して示す側面図である。
【図6】 図2の蒸気発生器についての原子炉冷却材ル
ープを示す底面図である。
【図7】 蒸気発生器に用いられる型式のキャンドモー
タポンプユニットを示す部分断面図である。
【図8】 ポンプケーシングに対するモータフランジの
固定方法を示すポンプユニットの底面図である。
【図9】 蒸気発生器コンパートメントの下部部分を示
す図であり、本発明に従ってポンプモータの整備のため
に整備装置を配置する一般的方法を示している。
【図10】 本発明による整備装置の基本的構成要素で
あるメインテナンス用のカートを示す側面図である。
【図11】 本発明による整備装置の基本的構成要素で
あるメインテナンス用のカートを示す平面図である。
【図12】 カートの使用状態を示す断面図である。
【図13】 図12のXIII−XIII線に沿っての断面図で
ある。
【図14】 カートに設けられた作業プラットホームを
示す側面図である。
【図15】 図14に示すカートの平面図である。
【図16】 図15のXVI−XVI線に沿っての断面図であ
る。
【図17】 カートに設けられたはしごを示す側面図で
ある。
【図18】 図14に示すカートの水平断面図である。
【図19】 本発明により倒立型キャンドモータポンプ
を整備する場合の整備装置の使用手順の一段階を示す説
明図。
【図20】 本発明により倒立型キャンドモータポンプ
を整備する場合の整備装置の使用手順の次の段階を示す
説明図。
【図21】 本発明により倒立型キャンドモータポンプ
を整備する場合の整備装置の使用手順の更に次の段階を
示す説明図。
【図22】 本発明により倒立型キャンドモータポンプ
を整備する場合の整備装置の使用手順の更に次の段階を
示す説明図。
【図23】 本発明により倒立型キャンドモータポンプ
を整備する場合の整備装置の使用手順の更に次の別の段
階を示す説明図。
【図24】 本発明により倒立型キャンドモータポンプ
を整備する場合の整備装置の使用手順の更に次の後の段
階を示す説明図。
【図25】 ポンプユニットのスタッドを取り外し或は
取り付ける場合に、各スタッドを支持及び上下するため
に用いられるジャッキを示す側面図である。
【図26】 図25のジャッキの一部を拡大して示す部
分図である。
【符号の説明】 52,54 蒸気発生器 53 コンパートメント 68,70 倒立型キャンドモータポンプ 78 コンパートメントフロア 79 モータ 81 ポンプケーシング 100 モータのフランジ 102 ポンプケーシングのフランジ 104 スタッド 106 ナット 120 メインテナンス用カート 124 フレーム 126 開放側部 134,136,138 ラグ 140,142,144 アクチュエータ 158,160,162,164 ローラユニット 170 作業員プラットホーム
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図5】
【図6】
【図16】
【図26】
【図3】
【図4】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図13】
【図12】
【図14】
【図15】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子力発電プラント若しくは化石燃料発
    電プラントにおける大型の蒸気発生器又は同様な寸法の
    工業的装置の下側であってフロアの上方の位置に取り付
    けられ、少なくとも原子力発電プラントにおいてはアク
    セス時間及びアクセス空間が制限されている1つ以上の
    大型の倒立型キャンドモータポンプであり、それぞれ
    が、ポンプケーシングと、複数の引張りスタッド及び締
    付けナットによりポンプケーシングフランジに固定され
    たモータフランジを有している垂下式のモータとを備え
    る前記倒立型キャンドモータポンプに適用される整備装
    置において、 前記モータフランジの下側にあるモータケーシングの高
    さよりも長い高さを有すると共に、垂直の開放側部が設
    けられたほぼU字状のフレーム手段を有しているメイン
    テナンス用のカートであって、前記フレーム手段が前記
    垂下式のモータを取り囲むべく前記ポンプケーシングの
    下側で移動され得るように、前記開放側部により水平方
    向に移動できるようになっている前記カートと、 前記カートの前記フレーム手段により支持され、前記モ
    ータの支持手段と係合可能な移動アーム手段を有するア
    クチュエータ手段と、 前記モータを支持、上昇及び下降させるために、前記移
    動アーム手段を作動させる手段と、 前記モータをその設置位置まで上昇する前に、及び、前
    記モータをその設置位置から取り外して前記カートに下
    降した後に、前記モータフランジを支持するために、前
    記フレーム手段により支持された手段と、 前記モータフランジの高さ位置の下側の隣接位置におい
    て、前記カートの前記フレーム手段に設けられた作業プ
    ラットホーム手段と、 前記フロアに沿っての前記カートの水平移動を容易化す
    るために、前記カートの前記フレーム手段の底部に設け
    られたローラ手段と、 を備えているキャンドモータポンプ用整備装置。
  2. 【請求項2】 原子力発電プラント若しくは化石燃料発
    電プラントにおける大型の蒸気発生器又は同様な寸法の
    工業的装置の下側であってフロアの上方の位置に取り付
    けられ、少なくとも原子力発電プラントにおいてはアク
    セス時間及びアクセス空間が制限されている倒立型キャ
    ンドモータポンプであり、それぞれが、ポンプケーシン
    グと、複数の引張りスタッド及び締付けナットによりポ
    ンプケーシングフランジに固定されたモータフランジを
    有している垂下式のモータとを備える前記倒立型キャン
    ドモータポンプを整備するための方法において、 蒸気発生器コンパーメントフロアの上で、前記ポンプケ
    ーシングの下側の位置まで水平にメインテナンス用のカ
    ートを移動させる工程と、 前記スタッドの引張り力を軽減して該スタッドから前記
    ナットを取り外す工程と、 前記ナットが取り外された場合に、前記モータの重量を
    支持するために、前記カート上のモータ支持手段を用い
    る工程と、 前記モータフランジが前記カートにより支持されるま
    で、前記モータをその設置高さ位置から下降させるため
    に、前記モータ支持手段を作動させる工程と、 メインテナンス作業のために前記モータを前記カートか
    ら取り外して前記コンパーメントの外に持ち上げること
    ができる位置まで、前記カートを前記蒸気発生器コンパ
    ーメントフロアの上で水平に移動させる工程と、 前記ポンプケーシングに係合させた状態で前記モータを
    設置する場合に、前記工程とは逆の手順で実施する工程
    と、 から成る倒立型キャンドモータポンプのための整備方
    法。
JP03038626A 1990-03-05 1991-03-05 倒立型キャンドモータポンプのための整備装置及び方法 Expired - Lifetime JP3100647B2 (ja)

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