JPH05311604A - 案内軌道車両の分岐装置 - Google Patents

案内軌道車両の分岐装置

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JPH05311604A
JPH05311604A JP11578292A JP11578292A JPH05311604A JP H05311604 A JPH05311604 A JP H05311604A JP 11578292 A JP11578292 A JP 11578292A JP 11578292 A JP11578292 A JP 11578292A JP H05311604 A JPH05311604 A JP H05311604A
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JP
Japan
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guide rail
branch
track
guide rails
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP11578292A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Tani
尚 谷
Noboru Iwamoto
▲昇▼ 岩本
Atsushi Honda
敦 本田
Hiroshi Okabe
洋 岡部
Masanobu Kitano
正信 北野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Central Japan Railway Co
Hitachi Kasado Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Central Japan Railway Co
Hitachi Kasado Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】通過車両に左右方向の衝撃を与えることなく、
比較的高速で通過させうる分岐装置を提供することを目
的としている。 【構成】交叉路前端に回転中心を持つ1本の可動案内レ
ール24と、非分岐部の端の左右両側に配置した2本の
可動案内レール23a,23bと、交叉路内に固定され
た2本の固定案内レール25a,25bの3種の案内レ
ールを組み合わせることによって構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、案内軌道車両の分岐装
置に係り、特に、車体下方にゴムタイヤの走行輪を有す
るとともに水平案内輪を有する案内軌道車両に好適な案
内軌道車両の分岐装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の装置は、実開昭60−50203
号公報に記載のように、軌道両側に設けられた案内レー
ルと、車両側の最外側に設置された通常走行用の案内輪
と、該案内輪近傍に設けた分岐専用輪が、転てつ用溝型
案内レールの溝によってガイドされて車両の進路振り分
けを行うものとなっていた。
【0003】また、前記以外には、特公昭39−129
53号公報、特開昭59−233001号公報、特開昭
50−125406号公報記載のように、2差路の進路
振り分けを分岐交叉路前端に回転中心を持つ1本の可動
案内レールを設けているもの、或いは、前記と同様な案
内レールにおいて水平動可能な関節を設けることにより
2本継ぎとして転てつ角度を小さくする構造のものが知
られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、分岐
点を通過する車両の長さが比較的短い小型車で、しかも
通過速度が遅いものが対象である。また、実開昭60−
50203号公報の構造にあっては、分岐を行う直線型
の案内レールの溝内に車両の案内輪を導き入れ、片側の
案内レールだけでガイドする方式である。したがって、
この構成では外力負荷に対して該案内レールの十分な強
度が必要となるため、案内レール自体の長さを比較的短
かいものとしている。また、車両側の走行輪には、比較
的大きな案内レールの転てつ角に対し、進入時の衝撃値
を少くするため、分岐の線形に従って操舵される機構を
設ける等種々の配慮が必要であった。また、該分岐装置
の構成にあっては、車両側にも車体幅方向外側位置に案
内輪を設置しなければならなかった。
【0005】一方、特公昭39−12953号公報、特
開昭59−233001号公報記載に構造あっては、分
岐交叉路前端に回転中心を持つ2本継ぎにした案内レー
ルからなるものであるが、前者にあっては、各々の案内
レールの回転中心寄に駆動装置を設けて、転てつ駆動を
している。また、後者にあっては2本継ぎにした案内レ
ールの先端レールは三角形状をなした弾性体からなるも
ので、転換時に固定案内レールと接続する構成となって
いる。また、特開昭50−125406号公報記載の構
造にあっては、転換時に合わせて形状を決定した案内レ
ールに対し、直線時の案内レールと固定レールの接続を
成立させるため、固定レール側を変形させたものとして
いる。このように、交叉路前端に回転中心を持つ案内レ
ールのみで、分岐を構成するため、転てつ角度は大きく
なり、高速走行を配慮した構造とはなっていなかっ
た。。
【0006】本発明の目的とするところは、車両に衝撃
を与えることなく、比較的高速で通過させることができ
る案内軌道車両の分岐装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、分岐軌道の交差部固定案内レール先端に連結
して設置され、走行路幅に対応した長さを有し、該交差
部案内レールへの連結端を中心として回動可能に設置さ
れた分岐側可動案内レールと、非分岐軌道側の各固定案
内レールに連結して設置され、走行路幅に対応した長さ
を有し、かつ、該各固定案内レールへの連結端を中心と
して回動可能に設置され、先端が各分岐軌道のそれぞれ
の外側固定案内レールに接続可能な非分岐側可動案内レ
ールと、一端が前記各非分岐側可動案内レールの先端に
それぞれの分岐動作位置で接続可能に配置され、かつ、
他端が前記分岐側可動案内レールにその各分岐動作位置
で接続可能に配置された二本の分岐部固定案内レールと
から構成したものである。
【0008】
【作用】前記分岐側可動案内レールおよび非分岐側可動
案内レールは、固定案内レール間の走行路の幅に相当す
る部分のみをつなぐために設置されており、前記走行路
の幅と分岐角度との関係でその長さが決定されるもの
で、ある程度の長さを確保するだけで前記分岐角度を緩
やかなものにでき、かつ、車両の両側から分岐動作を案
内するため、車両に与える衝撃を抑制でき分岐通過速度
を向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図によって説明す
る。図において、11は案内軌道車両の車体で、ボギー
台車12によって支持されている。該ボギー台車12は
ゴムタイヤ製の走行輪13によって、走行路盤20の上
面を走行する。14は基地内走行専用の水平案内輪で、
前記走行輪13よりも車体幅方向外側位置に該走行輪1
3と同様に車体下方へ突出するようにボギー台車12に
設置されている。また、この水平案内輪14は、超電導
磁石装置16よりも内側の位置に設置されている。29
は分岐していない方の軌道すなわち非分岐軌動の固定案
内レールであり、30および31は分岐している方の軌
道すなわち分岐軌道の外側固定案内レールである。21
は各分岐軌道の交差部に配置され先端部が接合配置され
た交差部固定案内レールである。前記固定案内レール2
9,外側固定案内レール30,31および交差部固定案
内レール21の間に分岐装置17が形成されており、こ
れによって前記車両の案内走行が可能となっている。
【0010】なお、18は高速走行時に軌道の側壁19
の表面を転動し車両の案内を行う補助車輪である。該補
助輪18および軌道の側壁19は、点線で示す様に車庫
内では用いられず、高速走行時にのみその機能を果た
す。したがって、前記側壁19は、車両基地内の軌道に
は原則として設置されていない。車両基地内では、走行
輪13の着輪後、車両は前記水平案内輪14が前記各固
定案内レールおよび後述する分岐装置を構成する可動お
よび固定案内レールに接触することによって案内され走
行する。
【0011】次に、前記分岐装置17の詳細構造につい
て、以下説明する。24は交差部固定案内レール21の
先端部にその回転中心36を配置し、それ自身の先端部
を前記固定案内レール29側へ伸ばし、かつ、該先端部
を前記回転中心36を中心として回動可能に取付けた分
岐側の可動案内レールである。23a,23bは前記固
定案内レール29の両方の先端すなわち外側案内レール
30,31側の先端にそれぞれ回転中心36を配置し、
それぞれの先端を外側案内レール30,31へ伸ばし、
かつ、該各先端を前記回転中心36を中心としてそれぞ
れ回動可能に取付けた非分岐側の可動案内レールであ
る。25a,25bは前記交差部固定案内レール21と
固定案内レール29との間に形成される交差路37内に
設置される分岐部固定案内レールで、分岐部固定案内レ
ール25aは前記外側案内レール30に,分岐部固定案
内レール25bは外側案内レール31にそれぞれ平行と
なるように設置されている。また、前記分岐部固定案内
レール25aは、可動案内レール23aを外側案内レー
ル30側へ動作させ、かつ、可動案内レール24を外側
案内レール31側へ動作させた状態で、これら各案内レ
ールが連結するように配置されている。一方、分岐部固
定案内レール25bは、可動案内レール23bを外側案
内レール31側へ動作させ、かつ、可動案内レール24
を外側案内レール30側へ動作させた状態で、該各案内
レールが連結するように配置されている。ところで、前
記分岐部固定案内レール25a,25bの各端部は、そ
れぞれ隣接した固定案内レール29,外側案内レール3
0,31および交差部固定案内レール21との間に、前
記走行輪13が走行する走行路盤上の走行路27の幅以
上の間隔を確保して設置されている。また、前記可動案
内レール23a,23bおよび24の全長は、前記走行
路27の幅に対応した間隔に一致した長さとなってい
る。前記可動案内レール23a,23b,24および分
岐部固定案内レール25a,25bによって分岐装置1
7が構成されている。
【0012】前記分岐装置17には、駆動手段が設置さ
れている。すなわち、可動案内レール24を動作させる
電気転換機33bおよび稼働案内レール23a,23b
を動作させる電気転換機33aが設けられている。前記
電気転換機33bはリンクおよび転換ロッド34を介し
て前記可動案内レール24に連結されており、該可動案
内レール24を動作させるものである。前記電気転換機
33aはリンクおよび転換ロッド35を介して前記可動
案内レール23a,23bに連結されており、該可動案
内レール23a,23bを平行状態で動作させるもので
ある。なお、転換ロッド35には、ターンバックルが設
置されている。ところで、前記各リンクには鎖錠装置3
2が併設され、前記可動案内レール23a,23bおよ
び24を動作位置で固定する構成となっている。
【0013】このような構成において、前記電気転換機
33a,33bをそれぞれ逆方向へ動作させ、可動案内
レール23a,23bおよび24を図1,図3の実線で
示すように動作させれば、非分岐軌道の進路22と分岐
軌道の進路26bが連通される。一方、前記電気転換機
33a,33bを前とは逆の方向へそれぞれ動作させる
と、可動案内レール23a,23bおよび24は図1お
よび図3の点線で示す位置に動作する。そして、非分岐
軌道の進路22と分岐軌道の進路26aが連通される。
このように、可動案内レール24、23a、23bは、
図3の実線と点線で示す位置にように電気転換機33
a、33bの連動制御によって駆動、並びに鎖錠され二差
路の進路選定が出来るものとしている。
【0014】このような構成によれば、分岐装置17を
可動案内手段のみによって構成するのではなく、可動案
内レール23a,23bおよび24と分岐部固定案内レ
ール25a,25bとを組み合わせることにより、該可
動案内レール23a,23bおよび24を長くすること
なくその折れ角を小さくすることができる。したがっ
て、車両を比較的速い速度で分岐部分を通過させても左
右方向の衝撃を抑えることができる。また、可動案内レ
ール23a,23bおよび24の長さを比較的短いもの
にできるため、軽量で簡単な構成とすることができる。
さらに、前記案内レールは、車体下方に突出して設置さ
れた水平案内輪14a,14bに対応して設置され、そ
の高さが低く形成されていることから、超電導磁石装置
の下面をはじめ台車内部の点検が容易となる。
【0015】ところで、通過車両の仕様例では、車長2
0mクラスのもので、その最高速度は30km/h程度
であり、可動案内レールの折れ角は約2度程度となる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、可
動案内レール間を分岐部固定案内レールによって連結す
る構成となっていることから、車両に衝撃を与えること
なく、比較的高速で分岐部分を通過させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による案内軌道車両の分岐装置の一実施
例を示した平面図である。
【図2】図1の分岐装置によって誘導される車両の台車
部分の概要を示す正面図である。
【図3】図1の分岐装置の詳細構造を示した平面図であ
る。
【符号の説明】
17……分岐装置、21……交差部固定案内レール、2
3a,23b,24……可動案内レール、25a,25
b……分岐部固定案内レール、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷 尚 山口県下松市大字東豊井794番地 日立笠 戸エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 岩本 ▲昇▼ 山口県下松市大字東豊井794番地 日立笠 戸エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 本田 敦 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 岡部 洋 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 北野 正信 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 東海旅客鉄道株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体下方に走行輪および水平案内輪を車体
    幅方向に所定の間隔を隔てて配置し、かつ、該各走行輪
    の車体幅方向外側にそれぞれ水平案内輪を設けた案内軌
    道車両が走行する軌道であって、前記各水平案内輪の軌
    道幅方向外側位置に該水平案内輪にそれぞれ対応させて
    案内レールを設置した軌道の分岐部分に設置される案内
    軌道車両の分岐装置において、 分岐軌道の交差部固定案内レール先端に連結して設置さ
    れ、走行路幅に対応した長さを有し、該交差部案内レー
    ルへの連結端を中心として回動可能に設置された分岐側
    可動案内レールと、 非分岐軌道側の各固定案内レールに連結して設置され、
    走行路幅に対応した長さを有し、かつ、該各固定案内レ
    ールへの連結端を中心として回動可能に設置され、先端
    が各分岐軌道のそれぞれの外側固定案内レールに接続可
    能な非分岐側可動案内レールと、 一端が前記各非分岐側可動案内レールの先端にそれぞれ
    の分岐動作位置で接続可能に配置され、かつ、他端が前
    記分岐側可動案内レールにその各分岐動作位置で接続可
    能に配置された二本の分岐部固定案内レールと、 から構成したことを特徴とする案内軌道車両の分岐装
    置。
JP11578292A 1992-05-08 1992-05-08 案内軌道車両の分岐装置 Pending JPH05311604A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008033072A1 (de) * 2008-07-15 2010-01-21 Universität Paderborn Weiche
TWI577591B (zh) * 2012-03-21 2017-04-11 西門斯公司 用在脫軌及/或導向失效的情況下維持導向車輛的軌跡之裝置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102008033072A1 (de) * 2008-07-15 2010-01-21 Universität Paderborn Weiche
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