JPH05263837A - 動力取出装置の動力断接装置 - Google Patents

動力取出装置の動力断接装置

Info

Publication number
JPH05263837A
JPH05263837A JP9187792A JP9187792A JPH05263837A JP H05263837 A JPH05263837 A JP H05263837A JP 9187792 A JP9187792 A JP 9187792A JP 9187792 A JP9187792 A JP 9187792A JP H05263837 A JPH05263837 A JP H05263837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output shaft
spline
power
sleeve
outer peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9187792A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Araki
康太郎 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP9187792A priority Critical patent/JPH05263837A/ja
Publication of JPH05263837A publication Critical patent/JPH05263837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00Fluid-actuated clutches
    • F16D25/08Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member
    • F16D25/082Fluid-actuated clutches with fluid-actuated member not rotating with a clutching member the line of action of the fluid-actuated members co-inciding with the axis of rotation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧油の継続的供給を行うことなく大動力を
取出すことが可能で、かつ小型化の可能な動力取出装置
の動力断接装置を提供する。 【構成】 出力歯車3のボス部4の内周面と、ボス孔を
同芯的に貫通する出力軸5の外周面との間に、内、外周
面にスプラインを有しかつ外周スプラインが出力軸5の
スプライン軸9に常時噛み合うスリーブ11と、外周面
に歯12aを有するシンクロナイザリング12とを配置
する。油圧ピストン19にてスリーブ11を噛み合い解
除用の皿バネ15に抗して軸方向に移動させることによ
り、シンクロナイザリング12を出力軸5の円錐面10
に摩擦接触させて従動回転させながら該スリーブ11の
内周スプラインをシンクロナイザリング12の歯12a
及び出力軸5のスプライン軸部9に噛み合わせて出力歯
車3と出力軸5とを機械的に結合する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、特装車に装
備されている動力取出装置の動力断接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダンプカーやミキサー車等のよう
な特装車の動力取出装置に内蔵される動力断接装置とし
ては、油圧クラッチが一般的であり、特に大動力の取出
しに好適なフライホイール動力取出装置の場合には、湿
式多板クラッチが採用されており、図4にその一例を示
している。動力取出歯車(図示省略)と中間歯車32を
介して常時噛み合う出力歯車33は、円筒部34を備え
ており、そしてこの円筒部34内には、該円筒部内周面
とスプライン嵌合される多数のディスク35が配設され
るとともに、それら隣接するディスク35間には出力軸
36の外周面とスプライン嵌合する摩擦板37が配設さ
れている。また、摩擦板37間には該摩擦板37をディ
スク35から引き離す向きに作用する皿バネ38が介在
されている。一方、ハウジング31にはシリンダ39が
取付けられ、このシリンダ39内には、前記出力軸36
の軸線と整合し、かつ前記摩擦板37と対向するように
ピストン40が軸方向に移動可能に収容されており、油
圧ポンプ41から吐出される圧油を電磁切換弁42を経
てシリンダ39内に供給してピストン40を摩擦板37
に押し付けることにより該摩擦板37とディスク35と
を密着させて動力を伝達するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した湿
式多板クラッチの場合、動力の取出中にあっては、摩擦
板37とディスク35との密着状態を確保しなければな
らず、そのため、シリンダ39内に高圧油を継続して作
用させる必要がある。そして、この継続的高圧油を得る
ために油圧ポンプ41を連続運転したときは、エネルギ
ロスを伴うという問題がある。また、大動力の取り出し
に対応するには、多数のディスク35及び摩擦板37が
必要となり、その結果、装置が大型化するという問題が
ある。
【0004】そこで本発明は、上述の問題に鑑み、高圧
油の継続的供給を行うことなく大動力を取出すことが可
能で、かつ小型化の可能な動力取出装置の動力断接装置
を提供することを、解決すべき技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次のように構成したものである。すなわ
ち、ボス部の内周面にスプライン孔を備えた出力歯車
と、この出力歯車のボス孔内を該ボス孔内周面に対して
所定の間隔を置いて同芯的に貫通するとともに、外周面
の一部にはスプライン軸部を有する出力軸と、前記出力
歯車のボス孔内周面と出力軸の外周面との間に配置さ
れ、その外周に形成したスプラインが前記出力歯車のス
プライン孔に常時噛み合い、軸方向に移動することでそ
の内周に形成したスプラインが前記出力軸のスプライン
軸部に対してシンクロナイザリングを介して噛み合い可
能なスリーブと、このスリーブを噛み合い方向に移動さ
せるための油圧ピストンと、前記スリーブを常に噛み合
い解除方向に付勢する弾性部材とを備えたことを特徴と
している。
【0006】
【作用】上述のように構成された本発明に係る動力取出
装置の動力断接装置においては、油圧ピストンに油圧を
作用させると、スリーブが弾性部材の付勢力に抗して軸
方向に移動され、シンクロナイザリングを介して出力軸
のスプライン軸部に噛み合う。従って、この場合に必要
な油圧は多板クラッチの場合に比べて遙かに低圧で済
み、しかも噛み合い後の圧力も噛み合い状態を維持し得
る程度で足りることから、油圧ポンプによる油圧の継続
的供給が不要となる。また、動力断接装置を構成するス
リーブ及びシンクロナイザリングからなるシンクロ機構
は軸方向の専有スペースが少なくて済むため、装置全体
の軸方向に関するコンパクト化が図られる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。本実施例は、例えば大動力の取出しに好
適なフライホイール動力取出装置を対象としたもので、
図示省略の動力取出歯車と中間歯車2を介して常時噛み
合う出力歯車3は、所定長さのボス部4を有し、そのボ
ス孔内を出力軸5が該ボス孔内周面に対して所定の間隔
を置いて同芯的に貫通している。そして、出力歯車3の
ボス部4は、図示右側内周面が軸受6を介して出力軸5
に、左側外周面が軸受7を介してハウジング1にそれぞ
れ回転可能に支持されている。出力軸5は図示右側がハ
ウジング1に取り付けられた軸受28により、また図示
左端が後述するシリンダ18に固定された筒状のガイド
29に取り付けられたニードルベアリング20により回
転可能に支持されるとともに、前記出力歯車3のボス部
4と対応する部位の外周面にはスプライン軸部8が形成
され、さらにこのスプライン軸部8とこれに連なる小径
部9との間の外周が円錐面10に形成されている。
【0008】しかして、出力軸5の外周面と出力歯車3
のボス部4内周面との間に形成される空間部には、出力
歯車3の動力を出力軸5に対して接続、遮断する手段と
してのシンクロ機構が収容されている。このシンクロ機
構は、スリーブ11及びシンクロナイザリング12等か
ら構成されている。そして、円筒体からなるスリーブ1
1は、その内、外周面にそれぞれスプラインを有し、外
周スプラインはボス部4の内周面に形成されたスプライ
ン4aと常時噛み合い、内周スプラインは軸方向に移動
することによりシンクロナイザリング12の歯12a及
び出力軸5のスプライン軸部8に対して噛み合い可能と
なっている。
【0009】すなわち、スリーブ11が出力軸5のスプ
ライン軸部8に噛み合い又は解離することにより動力の
断接が行われるものである。そして、シンクロナイザリ
ング12は、このときのスリーブ11のスプライン軸部
8に対する噛み合いが円滑に行われるように作用するも
のにして、出力軸5の円錐面10に円錐内周面を介して
回転可能に嵌合されるとともに、スナップリング13に
より軸方向の移動が規制されており、外周にはスリーブ
11のスプライン軸部8に対する噛み合い誘導用として
の歯12aを備えている。また、前記スリーブ11と軸
受6との間には、出力軸5のスプライン軸部8と常時噛
み合うリング状のハブ14と、このハブ14を介してス
リーブ11を噛み合い解除方向に付勢する弾性部材とし
ての皿バネ15と、この皿バネ15を受けるリングプレ
ート16とが配置されており、ハブ14とスリーブ11
との対向面間には推力軸受17が介在されている。
【0010】一方、前記ハウジング1に取付けられたシ
リンダ18の室内には、前記スリーブ11を出力軸5の
スプライン軸部8に噛み合わせるための略円筒状に形成
されたピストン19が前記ガイド29に嵌合した状態で
軸方向に移動可能に収容されており、このピストン19
はスリーブ11の端面に対して推力軸受21を介して当
接している。なお、出力軸5の他端部には外部の被駆動
側部材(図示省略)と接続するためのフランジ継手22
のボス部23がスプライン嵌合されている。また、図1
に示すように、シリンダ室には油圧ポンプ24からの圧
油がチェックバルブ25及び電磁切換弁26を経て供給
されるようになっており、さらにこの回路にはアキュー
ムレータ27が設置されて電磁切換弁26の切り換え時
の衝撃が緩和されるようになっている。
【0011】つぎに、上述のように構成された本実施例
の動力取出装置の動力断接装置の作動を説明する。図1
はスリーブ11が皿バネ15により図示左側に押されて
出力軸5のスプライン軸部8及びシンクロナイザリング
12の歯12aから外れた動力遮断状態を示している。
【0012】この状態において、図2に示すように、電
磁切換弁26を動力取出側に切り換えて油圧ポンプ24
からの圧油をシリンダ18の室内に供給すると、圧力の
上昇に伴いピストン19が図示右側に移動する。そのた
め、出力歯車3と共に回転しているスリーブ11が皿バ
ネ15に抗して押動され、その内周スプラインがシンク
ロナイザリング12の歯12aに当接するとともに、該
シンクロナイザリング12を出力軸5の円錐面10に押
し付ける。従って、シンクロナイザリング12及び出力
軸5が摩擦により追従回転し、スリーブ11の回転数に
次第に接近する。そして、その間においてスリーブ11
の内周スプラインがシンクロナイザリング12の歯12
a及び出力軸5のスプライン軸部8に順次整合した時点
で軸方向に移動して噛み合う。
【0013】かくして、出力歯車3と出力軸5とが接続
されて動力伝達がなされるが、この動力伝達は、いわゆ
る歯車による機械的伝達であるため、その後において油
圧ポンプ24の運転を停止して圧油の供給を止めてもシ
リンダ18の室内圧力が皿バネ15に対抗し得る圧力に
保持される限り出力歯車3と出力軸5との接続状態は確
保される。一方、動力取出しを停止するときは、図1に
示すように、電磁切換弁26を解除側に切り換えてシリ
ンダ18とタンクとを連通すれば、皿バネ15の付勢力
によりスリーブ11が初期位置まで押し戻されて出力軸
5のスプライン軸部8及びシンクロナイザリング12の
歯12aに対する噛み合いが解除され、動力伝達が遮断
される。
【0014】なお、スリーブ11の噛み合い解除用の弾
性部材としては、図示の皿バネ15に限らず、バネ作用
を有するものであれば差し支えない。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
動力取出装置の動力断接手段としてシンクロ機構を採用
したことにより、接続に際してピストンにかける圧力は
比較的低圧で済み、しかも一旦動力接続状態が得られれ
ば、その後はピストンに対して特別に高圧をかけること
もなく大出力を取出すことが可能となる。従って、従来
の湿式多板クラッチでは必要であったピストンに対する
継続的な高圧付加が不要となるため、油圧ポンプの連続
運転によるエネルギロスの問題が解決されるとともに、
油圧ポンプの小型化が図られる。また、シンクロ機構の
採用により、出力歯車と出力軸との間の設置スペースが
大幅に縮減される結果、装置全体の小型化、特に出力軸
の軸方向に関して小型化が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る動力取出装置の動力断接
装置の縦断面図であり、動力遮断時を示す。
【図2】同じく、動力断接装置の縦断面図であり、動力
接続時を示す。
【図3】主要部の拡大図である。
【図4】従来の湿式多板クラッチを内蔵した動力取出装
置を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1…ハウジング 3…出力歯車 4…ボス部 5…出力軸 8…スプライン軸部 10…円錐面 11…スリーブ 12…シンクロナ
イザリング 15…皿バネ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボス部の内周面にスプライン孔を備えた
    出力歯車と、この出力歯車のボス孔内を該ボス孔内周面
    に対して所定の間隔を置いて同芯的に貫通するととも
    に、外周面の一部にはスプライン軸部を有する出力軸
    と、前記出力歯車のボス孔内周面と出力軸の外周面との
    間に配置され、その外周に形成したスプラインが前記出
    力歯車のスプライン孔に常時噛み合い、軸方向に移動す
    ることでその内周に形成したスプラインが前記出力軸の
    スプライン軸部に対してシンクロナイザリングを介して
    噛み合い可能なスリーブと、このスリーブを噛み合い方
    向に移動させるための油圧ピストンと、前記スリーブを
    常に噛み合い解除方向に付勢する弾性部材とを備えた動
    力取出装置の動力断接装置。
JP9187792A 1992-03-16 1992-03-16 動力取出装置の動力断接装置 Pending JPH05263837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9187792A JPH05263837A (ja) 1992-03-16 1992-03-16 動力取出装置の動力断接装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9187792A JPH05263837A (ja) 1992-03-16 1992-03-16 動力取出装置の動力断接装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05263837A true JPH05263837A (ja) 1993-10-12

Family

ID=14038794

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9187792A Pending JPH05263837A (ja) 1992-03-16 1992-03-16 動力取出装置の動力断接装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05263837A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001322445A (ja) * 2000-05-17 2001-11-20 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 2輪・4輪駆動切替機構
US8794415B2 (en) 2008-04-16 2014-08-05 Zf Friedrichshafen Ag Positively engaging shifting element which can be hydraulically or pneumatically actuated
JP2018084299A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 トヨタ自動車株式会社 車両用シンクロメッシュ機構の油圧装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001322445A (ja) * 2000-05-17 2001-11-20 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 2輪・4輪駆動切替機構
US8794415B2 (en) 2008-04-16 2014-08-05 Zf Friedrichshafen Ag Positively engaging shifting element which can be hydraulically or pneumatically actuated
JP2018084299A (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 トヨタ自動車株式会社 車両用シンクロメッシュ機構の油圧装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS61153023A (ja) 自動車の変速ギヤのための複板式クラツチ
US4934213A (en) Power transmission apparatus
US2717680A (en) Clutch
US10060485B2 (en) Composite friction and dog clutch
EP1766252B1 (en) Improvements in or relating to rotary synchronisation arragements
US20140165748A1 (en) Dual direction clutch brake
US3978742A (en) Epicyclic gear assemblies
JPH01206157A (ja) トルクコンバータ装置
JPH03134319A (ja) 二重クラッチ装置
US2865481A (en) Fluid operated friction clutch with cushion
US3314513A (en) Self-contained wet clutch system
US5794752A (en) Clutch actuator
JP3401276B2 (ja) 乗り物用伝動装置
JPH05263837A (ja) 動力取出装置の動力断接装置
EP3722632B1 (en) Friction clutch
US3677381A (en) Hydraulic clutch with dump valve
JPH06323379A (ja) 回転方向逆転ユニット
US6042436A (en) Shiftable disk clutch or disk brake
US10364851B2 (en) Latching clutch having a ball detent latching device requiring a reduced amount of hydraulic pressure
CA1302317C (en) Clutch assembly for a tractor
JP3215776U (ja) デュアルクラッチ
EP3757415B1 (en) Friction clutch
CN218000205U (zh) 一种动力换挡离合器结构
CN111237356B (zh) 一级油缸多锥形双离合器
JPH0742760A (ja) 摩擦クラッチ