JPH05263415A - 暗渠排水管 - Google Patents

暗渠排水管

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JPH05263415A
JPH05263415A JP2738592A JP2738592A JPH05263415A JP H05263415 A JPH05263415 A JP H05263415A JP 2738592 A JP2738592 A JP 2738592A JP 2738592 A JP2738592 A JP 2738592A JP H05263415 A JPH05263415 A JP H05263415A
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JP
Japan
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pipe
filter material
main body
filter members
large number
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JP2738592A
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English (en)
Inventor
Akio Nagayoshi
昭夫 永吉
Seiji Nagayoshi
清治 永吉
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Individual
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐引張強度が大きく、且つ全長に亘って均一
且つ安定した濾過作用を行う暗渠排水管を提供する。 【構成】 管主体1を形成するフイルター材4として、
多数条の細幅偏平樹脂糸条物2、2・・・2を縦横に配
設し且つその交叉部を溶着、一体化することにより一定
形状、大きさの多数の濾過小孔3、3・・・3を設けて
なるものを使用しており、このフイルター材4によって
形成した管主体1の外周面に補強条片5を螺旋状に巻着
してなる構造を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴルフ場や湿地帯、そ
の他の地中に埋設使用される暗渠排水管の改良に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の排水管としては、実
公昭54ー27206号公報に記載されているように、
テープ状ネットを螺旋状に且つその側縁部同士が順次重
なるように巻回して樹脂管を形成すると共に、この樹脂
管におけるネットの重なり部間に不織布或いはガラス繊
維その他の織布からなるフイルター材を挟設させると共
に樹脂管の内外周に補強条片を螺旋状に融着固定してな
る構造のものや、フイルター材として、多数の切目を設
けた延伸フイルム(スリットヤーン)を使用してこの延
伸フイルムを複数枚、重合させることにより多数の小孔
を有する網状物に形成したものが採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
暗渠排水管によれば、フイルター材である不織布やガラ
ス繊維の微細間隙に泥砂が入り込んで短期間で目詰まり
が発生する虞れがあり、その上、樹脂管がネットで形成
されているために、この排水管を暗渠内に引き込む時
に、樹脂管が引き延ばされてフイルター材が破れ、排水
管内に泥水が流入、堆積する等の問題点があった。
【0004】一方、後者のようなフイルター材を使用す
ると、このような問題点は一応解消されるが、濾過を行
う小孔の形状が不定形であるため、全長に亘って均一な
濾過作用を行うことが困難であるという問題点がある。
本発明はこのような問題点を解消し得る暗渠排水管の提
供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の暗渠排水管は、実施例に対応する図面に示
すように、多数条の細幅偏平樹脂糸条物2、2・・・2
を縦横に配設してその交叉部を溶着することにより多数
の濾過小孔3を有するフイルター材4を形成すると共に
このフイルター材4をその側縁部が順次重合するように
螺旋状に巻回して管主体1を形成し、この管主体1の前
記フイルター材4の重合側縁部上に補強条片5を螺旋状
に巻付けて該補強条片5とフイルター材4の重合側縁部
とを融着一体化させていることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】管主体1を構成している多数条の細幅偏平樹脂
糸条物2が適度な引張強度を発揮して排水管の伸びの発
生、ひいては破損を防止し、又、フイルター材4は、該
多数の細幅偏平樹脂糸条物2、2・・・2を縦横に配設
してその交叉部を溶着することにより形成されているの
で、細幅偏平樹脂糸条物2の幅や隣接する細幅偏平樹脂
糸条物2、2間の間隔等によって所望大きさの濾過小孔
3が形成され、目詰まりの発生をなくすることができる
と共に、これら多数の濾過小孔3の大きさが全て略一定
化されているので、排水管の全長に亘って均一な濾過作
用を奏するものである。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図面について説明すると、
1は樹脂管主体で、長さ方向に延伸されたポリエチレン
等の細幅偏平樹脂糸条物2、2・・・2を多数条使用し
て平織りすると共に横糸と縦糸との交叉部を互いに溶着
することにより一定の大きさの多数の方形状濾過小孔
3、3・・・3を有する平帯状フイルター材4を形成
し、このフイルター材4を成形用軸(図示せず)に螺旋
状に且つ先に巻装したフイルター材の一側縁部に次に巻
装する同一フイルター材の他側縁部が順次適宜幅だけ重
なるように巻回して行くことによって形成されたもので
ある。なお、フイルター材4としては、上記多数条の細
幅偏平樹脂糸条物2、2・・・2を縦横に一定小間隔毎
に配設してその交叉部を溶着することにより形成しても
よい。
【0008】このフイルター材4を構成する細幅偏平樹
脂糸条物2の厚さは0.05〜0.10mm前後であり、幅は2mm
程度のものが使用され、又、フイルター材4の濾過小孔
3は0.3 〜3mmの範囲における一定大きさのものに形成
され、その大きさは細幅偏平樹脂糸条物2、2の配列間
隔によって容易に設定できる。
【0009】帯状フイルター材4によって樹脂管主体1
を形成する際に、帯状フイルター材4の重合幅、即ち、
成形用軸上で螺旋状に巻付けられた先行フイルター材4a
に対する後行フイルター材4bの重ね幅は1/2 以上にする
ことが望ましく、1/2 ピッチで螺旋状に巻回すると2枚
(2層)重ねとなり、1/3 ピッチ(互いに2/3 の幅部分
が重合する)、1/4 ピッチで螺旋状に巻回すると3枚、
4枚重ねの管主体1を形成することができる。
【0010】5は管主体1の外周面において、螺旋状に
巻回したフイルター材4の重合側縁部上に螺旋状に巻付
けて、その内面をフイルター材4に融着、一体化してな
る肉厚帯状補強条片で、硬質ポリエチレン樹脂よりな
り、その幅は、フイルター材の重合幅よりも小幅に形成
されてある。
【0011】この補強条片5は、管主体1の形成時に、
半溶融状態にして巻付けることによりその内層をフイル
ター材4の重合部の小孔3に浸入させた状態で冷却、固
化させてあり、先に巻回した補強条片の一側縁と次に巻
回した補強条片の他側縁間における重合フイルター材
4、4は単に重ね合わせ状態で遊離しているので、その
対向面の適所を適宜に溶着させておいてもよい。
【0012】6は管主体1の内周面において、螺旋状に
巻回したフイルター材4の重合側縁部上に螺旋状に巻付
けて、その外面をフイルター材4に融着、一体化してな
る内側帯状補強条片であるが、この内側帯状補強条片は
設けておかなくても暗渠排水管としての使用は可能であ
る。
【0013】このように構成した排水管は、地中の暗渠
内に引き込んで敷設し、地面下に浸透する土砂中の水を
そのフイルター材4の多数の濾過小孔3から管内に流入
させる。その際、フイルター材4の濾過小孔3は、多数
条の細幅偏平樹脂糸条物2を縦横に一定小間隔毎に配設
してその交叉部を溶着してなるものであるから、拡開し
たり収縮したりすることなく、常に一定大きさ、形状を
保持して均一な濾過作用を行う。又、細幅偏平樹脂糸条
物2は長さ方向に延伸されているので、管主体1の耐引
張力が増大し、補強条片5と相まって良好な保形性、施
工性を発揮するものである。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明の暗渠排水管によれ
ば、管主体1を形成しているフイルター材4は、多数条
の細幅偏平樹脂糸条物2、2・・・2を縦横に配設して
その交叉部を溶着することにより形成されているので、
これらの細幅偏平樹脂糸条物2によって耐引張力が増大
して管の伸びが抑制され、敷設時における管の破損をな
くすることができると共に、この管主体1の外周面に螺
旋状に巻着した補強条片5の作用と相まって、管主体1
の保形性が良好となり、取扱い易くなって施工性の向上
を図ることができるものである。
【0015】又、フイルター材4を形成する多数条の細
幅偏平樹脂糸条物2、2・・・は、縦横に配設されてそ
の重ね合わせ交叉部を溶着することにより、多数の濾過
小孔3を形成しているので、全ての濾過小孔3が略一定
形状、大きさに形成されて目詰まりの発生をなくするこ
とができると共に、排水管の全長に亘って均一な濾過作
用を奏することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】暗渠排水管の一部の簡略側面図、
【図2】その一部拡大縦断側面図、
【図3】フイルター材の拡大平面図。
【符号の説明】
1 管主体 2 細幅偏平樹脂糸条物 3 濾過小孔 4 フイルター材 5 補強条片

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数条の細幅偏平樹脂糸条物を縦横に配
    設してその交叉部を溶着することにより多数の濾過小孔
    を有するフイルター材を形成すると共にこのフイルター
    材をその側縁部が順次重合するように螺旋状に巻回して
    管主体を形成し、この管主体の前記フイルター材の重合
    側縁部上に補強条片を螺旋状に巻付けて該補強条片とフ
    イルター材の重合側縁部とを融着一体化させていること
    を特徴とする暗渠排水管。
  2. 【請求項2】 管主体はフイルター材を数枚重合して形
    成されたものである請求項1記載の暗渠排水管。
  3. 【請求項3】 フイルター材を形成している細幅偏平樹
    脂糸条物は、延伸フイルムよりなる請求項1又は2記載
    の暗渠排水管。
  4. 【請求項4】 フイルター材は細幅偏平樹脂糸条物を平
    織りしてなる請求項1又は2記載の暗渠排水管。
  5. 【請求項5】 管主体の内周面側にも補強条片を螺旋状
    に重合、融着してなる請求項1記載の暗渠排水管。
JP2738592A 1992-01-17 1992-01-17 暗渠排水管 Pending JPH05263415A (ja)

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