JPH05250U - 鋳包み用金属環位置決め機構 - Google Patents

鋳包み用金属環位置決め機構

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JPH05250U
JPH05250U JP5450291U JP5450291U JPH05250U JP H05250 U JPH05250 U JP H05250U JP 5450291 U JP5450291 U JP 5450291U JP 5450291 U JP5450291 U JP 5450291U JP H05250 U JPH05250 U JP H05250U
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JP
Japan
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metal ring
positioning pin
casting
cast
side positioning
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Application number
JP5450291U
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English (en)
Inventor
公利 仁科
Original Assignee
株式会社アツギユニシア
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋳包み用金属環を所定位置に正確且つ容易に
位置決めできるようし、不良品の発生を低減することが
できる鋳包み用金属環位置決め機構を提供することにあ
る。 【構成】 鋳包み用金属環5の周面5aを押圧して鋳包
み用金属環5の径方向を位置決めして保持する固定側位
置決めピン4および可動側位置決めピン10を、左右両
割り型1a,1bにそれぞれ設けると共に、上金型23
に鋳包み用金属環5の高さ方向を位置決めする押えピン
24を取付けて構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車部品等の鋳造装置に組付けられる鋳包み用金属環位置決め機 構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種鋳包み用金属環位置決め機構には、図5に示すようなものが知られ ており(実開平2−108561号公報)、これによれば、左右両割り金型1a および1bと図示しない上下両金型とが構成する金型1には、図外の注湯口に連 通するキャビテイ2が形成されている。そして、割り金型1aの一側(図中上側 )には固定部3が配設されている。この固定部3は、キャビテイ2内に突出した 先端部4aにより鋳包み用金属環5を支持する固定側位置決めピン4と、この固 定側位置決めピン4を金型1に固定する固定側位置決めピン押え6とを備えてお り、固定部受容穴7内に収容されている。固定側位置決めピン押え6は、ボルト 8により取外し可能に割り金型1aに締付け固定されている。一方、割り金型1 b(図中下側)には可動部9が配設されている。この可動部9は、キャビテイ2 内に突出する可動側位置決めピン10を抜く方向に付勢するスプリング11と、 このスプリング11で付勢された可動側位置決めピン10を支持する可動側位置 決めピン押え12と、割り金型1bの可動部受容穴13内に収容されてボルト1 4で固定されたレバー受け15と、このレバー受け15に軸部16Aが螺合され たレバー16とを備えている。そして、この可動部9は、レバー16を左回動す ることにより、レバー16の軸部16aがレバー受け15に対して抜け方向(図 中下側)に移動するため、可動側位置決めピン10および可動側位置決めピン押 え12がスプリング11で押圧されて図中下側に移動する。従って、可動側位置 決めピン10は、キャビテイ2から抜け方向に移動する。一方、可動部9は、レ バー16を右回動することにより、レバー16の軸部16aが可動側位置決めピ ン押え12を介して可動側位置決めピン10をキャビテイ2内に押し込み、鋳包 み用金属環5の周面5aを固定側位置決めピン4に押圧する。これによって、鋳 包み用金属環5は、キャビテイ2内に載置されると共に、可動側位置決めピン1 0と固定側位置決めピン4とによって径方向に狭圧されて保持されている。
【0003】 次に、従来の構造の鋳包み用金属環位置決め機構を利用した鋳込み作業につい て説明すると、先ず、可動部9のレバー16が左回動されて、可動側位置決めピ ン10がキャビテイ2から抜き方向に移動させられる。次いで、鋳包み用金属環 5の段部5bが固定側位置決めピン4および可動側位置決めピン10と係合する ようにキャビテイ2内に入れられる。続いて、レバー16が右回動されて、可動 側位置決めピン10がキャビテイ2内に押し込まれ、この可動側位置決めピン1 0によって鋳包み用金属環5の周面5aが固定側位置決めピン4に位置決めされ て、固定側位置決めピン4および可動側位置決めピン10間に鋳包み用金属環5 が径方向に狭持される。その後、キャビテイ2内に湯が注入され、その湯が凝固 した後に、下金型に対して上金型が分離し、また固定部3側の割り金型1aと可 動部9側の割り金型1bとが分離され(図中それぞれ上下に移動され)、固定側 位置決めピン4および可動側位置決めピン10が製品17から抜かれる。これに よって、製品17を金型1から取り出すことができる。金型1から製品17を取 り出した後、固定部3の割り金型1aと可動部9側の割り金型1bとを型合わせ することにより前記鋳込み作業を続行することができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来構造の鋳包み用金属環位置決め機構においては、 鋳包み用金属環5は、図5に示すように、その周部先端に、下向きの段部5bを 形成しておき、この段部5bと前記固定側位置決めピン4および可動側位置決め ピン10とを係合させ、周面5aを固定側位置決めピン4および可動側位置決め ピン10に当接させて、径方向にのみ位置決めされるようになっており、鋳包み 用金属環5の高さ方向(第4図の紙面表裏方向)のずれを防止することはできな かった。従って、固定側位置決めピン4および可動側位置決めピン10により鋳 包み用金属環5が動かないように挟着する必要があり、この結果、固定側位置決 めピン4および可動側位置決めピン10の挟着力が強くなる傾向となり、そして この挟着力を出すためには、レバー16を強く回動させることとなる。このため 、レバー16のねじ部16aがつぶれ易いという問題が起こっていた。 また、このレバー16のねじ部16aのつぶれを防止するために、レバー16 の回動を緩めにすることが考えられるが、これにより鋳包み用金属環5の位置決 めが所定位置に行われないこととなり、この結果、鋳包み用金属環5はキャビテ イ2(製品)の中心軸に対して芯ずれを生じて鋳包まれることがあり、鋳包み用 金属環5が芯ずれを生じた製品のうちで、とりわけ高速運動する製品(例えば内 燃機関用のピストン)はその重心位置のずれから生じる弊害を大きくすることと なる。
【0005】 本考案は、このような従来の問題点に鑑み、鋳包み用金属環を所定位置に正確 且つ容易に位置決めできるようにし、不良品の発生を低減することができる鋳包 み用金属環位置決め機構を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本考案は、鋳包み用金属環の周面を押圧し て鋳包み用金属環の径方向を位置決めして保持する位置決めピンを、左右両割り 型に設けた鋳包み用金属環位置決め機構において、上金型に鋳包み用金属環の高 さ方向を位置決めする押えピンを取付けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
このような構成に基づいて、本考案による鋳包み用金属環位置決め機構では、 左右両割り型に設けた位置決めピンにより、鋳包み用金属環の周面を押圧して鋳 包み用金属環の径方向を位置決めすると共に、上金型に取付けた押えピンにより 鋳包み用金属環の高さ方向を位置決めして、キャビテイ内に鋳包み用金属環を保 持することとなり、鋳包み用金属環は所定位置に正確且つ容易に位置決めされる こととなる。この結果、従来のようなレバーを強く回動させることはない。
【0008】
【実施例】 以下本考案の一実施例について、図面を参照しながら説明する。ただし、従来 構造に対応する部品には同一符号を付して、説明を省略する。
【0009】 図1は、本考案の一実施例を示す鋳包み用金属環位置決め機構の横断面図、図 2は、同じく要部縦断面図、図3は位置決めピンと鋳包み用金属環との関係を示 す平面図、図4は同じく正面図であり、鋳包み用金属環5は、その周面を、固定 部3の固定側位置決めピン4および可動部9の可動側位置決めピン10によって 押圧して位置決めされ、キャビテイ2内に保持されている。
【0010】 そして、本実施例の特徴とするところは、上金型23に押えピン24を取付け た点である。すなわち、この押えピン24は、押えピン受容ねじ穴26内にキャ ビテイ2内に突出して収容されており、押えピン受容ねじ穴26に取付ねじ25 を螺合することにより、上金型23に取り外し可能に取付けられている。そして 、押えピン24は、本実施例では上金型23に4か所設けられ、前記固定側位置 決めピン4および可動側位置決めピン10の内側にずれて配置されているが、こ れに限定されるものでなく、製品17や鋳包み用金属環5の大きさや形状等によ って適宜選択できるものである。
【0011】 そして、鋳込み作業時に、鋳包み用金属環5をキャビテイ2内に載置する場合 、まず、鋳包み用金属環5の段部5bが固定側位置決めピン4および可動側位置 決めピン10と係合するようにキャビテイ2内に入れられ、続いて、レバー16 が右回動されて、可動側位置決めピン10がキャビテイ2内に押し込まれ、この 可動側位置決めピン10によって鋳包み用金属環5の周面5aが固定側位置決め ピン4に位置決めされて、固定側位置決めピン4および可動側位置決めピン10 間に鋳包み用金属環5が径方向に位置決めされて狭持される。その後、上金型2 3を下げ、図2に示す最下端の段階まで達すると、押えピン24が鋳包み用金属 環5に当接し、鋳包み用金属環5はこの押えピン24と固定側位置決めピン4お よび可動側位置決めピン10とに狭持され、高さ方向の位置決めがされることと なる。
【0012】 従って、この位置決め作業において、左右両割り型に設けた固定側位置決めピ ン4および可動側位置決めピン10により、鋳包み用金属環5の周面5aを押圧 して鋳包み用金属環5の径方向を位置決めすると共に、上金型23に取付けた押 えピン24により鋳包み用金属環5の高さ方向を位置決めして、キャビテイ2内 に鋳包み用金属環5を保持することとなり、鋳包み用金属環5は所定位置に正確 且つ容易に位置決めされることとなる。この結果、従来のようなレバー16を強 く回動させることはない。
【0013】 なお、固定側位置決めピン4および可動側位置決めピン10との組合わせで鋳 包み用金属環5の径方向を位置決めするようにしたが、これに限定されることな く、例えば、すべて固定側位置決めピン4として、この固定側位置決めピン4上 に鋳包み用金属環5をその段部5bを係合させてセットした後、上金型23を下 げることによって、押えピン24を鋳包み用金属環5に当接させて、鋳包み用金 属環5の径方向と共に高さ方向の位置決めを行なうようにしてもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案による鋳包み用金属環位置決め機構では、鋳包み 用金属環の周面を押圧して鋳包み用金属環の径方向を位置決めして保持する位置 決めピンを、左右両割り型に設けると共に、上金型に鋳包み用金属環の高さ方向 を位置決めする押えピンを取付けて構成していることから、左右両割り型に設け た位置決めピンにより、鋳包み用金属環の周面を押圧して鋳包み用金属環の径方 向を位置決めすると共に、上金型に取付けた押えピンにより鋳包み用金属環の高 さ方向を位置決めして、キャビテイ内に鋳包み用金属環を保持することとなり、 鋳包み用金属環5は所定位置に正確且つ容易に位置決めされることとなる。この 結果、従来のように、位置決めピンの挟着力を強くする必要がなくなり、この挟 着力を出すために、レバーを強く回動させる必要もなくなる。このため、レバー のねじ部をつぶすこともなくなり、レバーを強く締めなくとも、鋳包み用金属環 はキャビテイ(製品)の中心軸に対して芯ずれを生じて鋳包まれることを防止で き、製品の歩留まり率を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す鋳包み用金属環位置決
め機構の横断面図である。
【図2】本考案の一実施例を示す鋳包み用金属環位置決
め機構の要部縦断面図である。
【図3】本考案の一実施例を示す鋳包み用金属環位置決
め機構の位置決めピンと鋳包み用金属環との関係を示す
平面図である。
【図4】本考案の一実施例を示す鋳包み用金属環位置決
め機構の位置決めピンと鋳包み用金属環との関係を示す
正面図である。
【図5】従来の鋳包み用金属環位置決め機構の断面図で
ある。
【図6】従来の固定側位置決めピンおよび可動側位置決
めピンと鋳包み用金属環との関係を示す側面図である。
【符号の説明】
1 金型 1a 割り金型 1b 割り金型 2 キャビテイ 4 固定側位置決めピン(位置決めピン) 5 鋳包み用金属環 10 可動側位置決めピン(位置決めピン) 23 上金型 24 押えピン

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 上下両金型および左右両割り金型により
    形成するキャビテイ内に鋳包み用金属環を保持する機構
    であって、前記鋳包み用金属環の周面を押圧して鋳包み
    用金属環の径方向を位置決めして保持する位置決めピン
    を、前記左右両割り型に設けた鋳包み用金属環位置決め
    機構において、前記上金型に前記鋳包み用金属環の高さ
    方向を位置決めする押えピンを取付けたことを特徴とす
    る鋳包み用金属環位置決め機構。
JP5450291U 1991-06-19 1991-06-19 鋳包み用金属環位置決め機構 Pending JPH05250U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0775542B1 (en) * 1995-11-24 2000-08-09 Izumi Industries Ltd. Ring carrier for pistons and method for casting pistons using the same
JP2009039726A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Jatco Ltd 被鋳包み部材の装着状態判断装置

Cited By (3)

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