JPH051727A - クラツチ継合速度制御装置 - Google Patents

クラツチ継合速度制御装置

Info

Publication number
JPH051727A
JPH051727A JP3176003A JP17600391A JPH051727A JP H051727 A JPH051727 A JP H051727A JP 3176003 A JP3176003 A JP 3176003A JP 17600391 A JP17600391 A JP 17600391A JP H051727 A JPH051727 A JP H051727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
speed
pedal
vehicle
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3176003A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2776070B2 (ja
Inventor
Takeshi Takahashi
剛 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP3176003A priority Critical patent/JP2776070B2/ja
Publication of JPH051727A publication Critical patent/JPH051727A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2776070B2 publication Critical patent/JP2776070B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】クラッチペダルの回動復帰速度を制御するアク
チュエータを使用して、クラッチの継合速度を制御する
ことにより車両の状況に応じてクラッチの継合を的確に
制御し得るクラッチ継合速度制御装置を提供する。 【構成】上記アクチュエータ10と、ペダル操作検出手
段31aと、車速検出手段31bと、ブレーキ操作検出
手段31cと、エンジン回転数検出手段31dを備える
とともに、クラッチの継合解除状態において車両停止時
でかつブレーキ操作時に第1の制御パターンを選択し、
ブレーキの非操作時でエンジン回転数が設定された所定
値以上では第2の制御パターンを選択するとともに、同
回転数が設定値未満では第3の制御パターンを選択する
選択手段を備えた構成のクラッチ継合速度制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はクラッチ継合速度制御装
置に関する。
【0002】
【従来技術】クラッチの継合速度は車両の運転状態に応
じて運転者がクラッチペダルの踏込み解除操作を適宜加
減することにより行われるが、例えば車両の発進時激し
い踏込み解除操作を行ったり、踏込み解除の際足をクラ
ッチペダルから滑らせた場合にはクラッチに大きな衝撃
トルクが発生し、また車両の走行中には車速に応じて踏
込み解除操作を早くしないとクラッチディスクの摩耗、
発熱が大きくなる。このため、クラッチの継合速度を通
常走行、急発進、坂道発進等車両の状況に応じて的確に
制御し得る制御装置の出現が望まれる。かかる要請に対
処すべく本出願人は先に出願した特願平2−54200
号にて、クラッチの継合速度を的確に制御し得るアクチ
ュエータを提案し、かつ同アクチュエータを使用した制
御のー例を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、クラ
ッチペダルの回動復帰を制御する上記したアクチュエー
タ、またはこれと同様の機能を有するアクチュエータを
使用して、上記したごとき車両の状況に応じてクラッチ
の継合速度を的確に制御し得るクラッチ継合速度制御装
置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はクラッチ継合速
度制御装置であり、当該継合速度制御装置はクラッチペ
ダルの回動復帰速度を制御するアクチュエータと、前記
クラッチペダルの踏込操作を検出するペダル操作検出手
段と、車両の速度を検出する車速検出手段と、ブレーキ
の操作状態を検出するブレーキ操作検出手段と、エンジ
ンの回転数を検出する回転数検出手段を備えるととも
に、クラッチの継合解除状態において車両停止時でかつ
ブレーキ操作時に第1の制御パターンを選択し、ブレー
キの非操作時でエンジン回転数が設定された所定値以上
では第2の制御パターンを選択するとともに、同回転数
が設定値未満では第3の制御パターンを選択する選択手
段を備えていることを特徴とするものである。
【0005】
【発明の作用・効果】かかる構成のクラッチ継合速度制
御装置においては、クラッチの継合解除時に前記選択手
段の作用により第1〜第3の制御パタークを選択するこ
とがてき、これら各制御パターンを前記車両の状況、例
えば通常走行、急発進、坂道発進等車両の状況に応じて
設定しておけば、クラッチ継合速度をこれら車両の状況
に応じて的確に制御することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明のー実施例を図面に基づいて説
明するに、図1には本発明の一実施例に係るクラッチ継
合速度制御装置を構成するアクチュエータ10が示され
ている。当該アクチュエータ10は上記した本出願人が
先に出願したアクチュエータであり、当該アクチュエー
タは図2に示すようにクラッチペダル21と車体のダッ
シュパネル22間に配設され、クラッチペダル21の踏
込み解除操作を制御することによりクラッチの継合速度
を制御する。クラッチペダル21はプッシュロッド23
を介してクラッチマスタシリンダ24に連結し、クラッ
チペダル21の踏込み操作によりクラッチマスタシリン
ダ24から油圧管路を通してクラッチレリーズシリンダ
へクラッチ作動油が供給され、クラッチの継合が解除さ
れる。また、この状態でクラッチペダル21の踏込み操
作を解除すると、作動油がクラッチレリーズシリンダか
らクラッチマスタシリンダ24に還流し、クラッチが継
合するとともにクラッチペダル21は元位置に回動復帰
する。
【0007】しかして、アクチュエータ10はシリンダ
ボデー11、ピストンロッド12およびシリンダボデー
11内に封入された電気粘性流体からなる。シリンダボ
デー11は中央部にシリンダ内孔11aを備えるととも
に、シリンダ内孔11aに沿って延びる第1通路11b
および第2通路11cを備え、これら両通路11b、1
1cは共にシリンダ内孔11aの両端に連通している。
第1通路11bにはチェックバルブ13が介装されてお
り、同チェックバルブ13は電気粘性流体の矢印A方向
への流動のみを許容する。また、第2通路11cには電
極14が配設されており、同電極14は第2通路11c
を流動する電気粘性流体に電圧を印加する。電気粘性流
体は刊行物「NIKKEI MECHANICAL(1986,2,10)P35」 にて
電気流動流体…ER流体として紹介されている。ピスト
ンロッド12はシリンダボデー11のシリンダ内孔11
a内にその長手方向へ摺動可能に嵌挿され、摺動時には
シリンダ内孔11a内の電気粘性流体(以下ER流体と
いう)を第1通路11bまたは第2通路11cを通して
流動させる。当該アクチュエータ10においては、シリ
ンダボデー11がその前端側にてダッシュパネル22に
回動可能に連結され、かつピストンロッド12がその後
端側にてクラッチペダル21に連結されている。
【0008】ER流体は印加電圧に応じてその粘度を変
化させるもので、図3にはER流体の粘度−印加電圧特
性のグラフが示されている。ER流体はシリンダボデー
11の第2通路11cにて電極14により電圧を印加さ
れるが、電極14に供給される電圧は後述する電気制御
装置30により制御される。
【0009】かかる構成の継合速度制御装置10におい
ては、クラッチペダル21の踏込み操作に応答して同ペ
ダル21に連結しているピストンロッド12がシリンダ
ボデー11のシリンダ内孔11a内を長手方向前端側に
摺動し、シリンダ内孔11a内のER流体をその前端側
から主として第1通路11bを矢印A方向に流動させて
シリンダ内孔11aの後端側に流入させる。この結果、
クラッチペダル21は所定量踏込まれ、クラッチマスタ
シリンダ24から油圧管路を介してクラッチレリーズシ
リンダへ作動油が供給されてクラッチの継合が解除され
る。また、この状態でクラッチペダル21の踏込みを解
除すると、クラッチレリーズシリンダからクラッチマス
タシリンダ24への作動油の還流によりクラッチペダル
21が元位置に押戻され、この際ピストンロッド12が
シリンダ内孔11a内を後端側へ摺動するのに伴い、E
R流体をシリンダ内孔11aの後端側から第2通路11
cを矢印B方向に流動させ、シリンダ内孔11aの前端
側に流入させる。
【0010】しかして、ER流体は図3に示す粘度−印
加電圧特性を有し、電極14に付与する電圧を変化させ
ることにより電極14間を流動する流体の粘度を変化さ
せ、ER流体の第2通路11cでの流動速度を変化させ
ることができる。このため、ER流体の印加電圧を車両
の運転状態に応じて制御すれば、クラッチペダル21の
踏込み解除速度、クラッチレリーズシリンダからクラッ
チマスタシリンダへの作動油の還流速度、従ってクラッ
チの継合速度を車両の運転状態に応じて制御することが
できる。
【0011】電気制御装置30は図4に示すように、ク
ラッチ操作スイッチ31a、車速センサー31b、ブレ
ーキセンサー31c、エンジン回転数センサー31d、
ペダルの移動位置を検出するペダル位置センサー31
e、ペダルの戻り速度を検出するペダル速度センサー3
1fを備えるとともに、マイクロコンピュータ32およ
び電圧制御回路33を備えている。クラッチ操作スイッ
チ31a、車速センサー31b、ブレーキセンサー31
c、エンジン回転数センサー31dは本発明のペダル操
作検出手段、車速検出手段、ブレーキ操作検出手段、エ
ンジン回転数検出手段にそれぞれ該当する。
【0012】操作スイッチ31aおよび各センサー31
b〜31fはマイクロコンピュータ32に接続されてお
り、同コンピュータ32はバス32aに共通に接続され
たROM32b、CPU32c、RAM32dおよびI
/O32eからなる。また、マイクロコンピュータ32
は電圧制御回路33に接続されている。ROM32bは
図5に示すフローチャートに対応したプログラムを記憶
するとともに、図6および図7に示すフローチャートに
対応するプログラムを記憶している。CPU32cはイ
グニッションスイッチの閉成により前記プログラムを実
行し続けるもので、RAM32dは前記プログラムの実
行に必要な変数データを一時的に記憶する。
【0013】しかして、かかる電気制御装置30におい
てはイグニッションスイッチをオンすると、CPU32
cが図5のステップ40からプログラムの実行を開始す
る。CPU32cはステップ41にて操作スイッチ31
aのオン、オフ状態を判定し、オン状態にあればクラッ
チペダル21が踏込み操作されたものとして「YES」
と判定してプログラムをステップ42に進め、オフ状態
にあればクラッチペダル21が踏込み操作されなかった
ものとして「NO」と判定しプログラムを元へ戻す。C
PU32cはステップ42にて車速センサー31bから
の車速信号に基づ車両の停止状態を判定し、車速Vが0
であれば停止状態として「YES」と判定してプログラ
ムをステップ43に進め、車速が0でない場合には走行
状態として「NO」と判定してプログラムをステップ4
4へ進める。
【0014】CPU32cは車両が停止状態であると判
定した場合にはステップ43にてブレーキセンサー31
cからのブレーキ状態信号に基づきブレーキの作動状態
を判定し、ブレーキが作動状態である場合(オン)には
「YES」と判定してプログラムをステップ45へ進め
て同ステップ45にてクラッチの継合速度の制御パター
ンとして第1制御パターンを選択し、またブレーキが非
作動状態である場合(オフ)にはプログラムをステップ
44に進める。
【0015】一方、CPU32cは車両が走行状態であ
ると判定し、または停止状態ではあるがブレーキが非作
動状態である場合にはステップ44にてエンジン回転数
センサーからのエンジン回転数信号に基づきエンジンの
回転数Nが設定された所定の回転数(N>N0 )か否
かを判定し、N0より大きい場合には「YES」と判定
してステップ46にてクラッチの継合速度の制御パター
ンとして第2制御パターンを選択し、またN0 より小さ
い場合には「NO」と判定してステップ47にてクラッ
チの継合速度の制御パターンとして第3制御パターンを
選択する。本実施例においては、第1制御パターンとし
て図6に示すフローチャートに対応する坂道発進制御が
プログラムされ、第2制御パターンとして図7に示すフ
ローチャートに対応する急継合緩和制御がプログラムさ
れており、かつ第3制御パターンとして図示しない通常
時の好適クラッチ継合制御がプログラムされている。
【0016】CPU32cはステップ45にて第1制御
パターンを選択した場合には、図6のステップ50から
坂道発進制御プログラムの実行を開始し、ステップ51
にて電圧制御回路33に印加電圧を付与するための制御
信号を出力する。これにより、アクチュエータ10の電
気粘性流体に所定の電圧が印加され、電気粘性流体は流
動性が大きく低下されてアクチュエータのシリンダ11
内での流動が規制される。このため、クラッチペダル2
1の踏込み操作が不可能になり、クラッチペダル21が
ロック状態を呈する。
【0017】CPU32cは次いでプログラムをステッ
プ52にて回転数センサー31dからの回転数信号に基
づきエンジン回転数Nが設定値N1 以上か否かを判定
し、設定値N1未満である場合には「NO」と判定して
ステップを元へ戻し、設定値N1以上の場合には「YE
S」判定してプログラムをステップ53へ進める。CP
U32cはステップ53にて電圧制御回路33に対する
制御信号出力を停止し、次いでステップ54に進める。
これにより、電気粘性流体に対する電圧の印加が停止さ
れ、電気粘性流体は正常の流動特性に復帰してクラッチ
ペダル21の移動を許容する。
【0018】CPU32cはステップ54にてペダル位
置センサー31eからの信号に基づき戻りのペダル位置
Lが設定値L0以上か否かを判定し、設定値L0未満の場
合には「NO」と判定してステップを元へ戻す。また、
ステップ54にてペダル位置Lが設定値L0 以上の場合
には「YES」と判定してプログラムをステップ55に
進め、ステップ55にてペダル速度センサー31fから
の速度信号に基づいてクラッチペダル21の戻り速度V
が設定値V1以上か否かを判定し、設定値V1未満の場合
には「NO」と判定して、アクチュエータ10の電気粘
性流体に対する印加電圧の制御を停止してプログラムを
終了させる。また、CPU32cはクラッチペダル21
の戻り速度Vが設定値V1 以上の場合にはプログラムを
ステップ56に進める。
【0019】CPU32cはステップ56にて戻り速度
Vに対応する印加電圧を算出するとともに、算出された
印加電圧に対応する制御信号を電圧制御回路33に出力
する。これにより、アクチュエータ10の電気粘性流体
に所定の電圧が印加され、電気粘性流体は流動性が所定
量低下されてアクチュエータ10のシリンダ11内での
流動が低減される。この結果、クラッチペダル21の戻
り速度が低下する。CPU32cはステップ57にてペ
ダル速度センサー31fからの速度信号に基づいてクラ
ッチペダル21の戻り速度Vが第1設定値V1 とこれよ
り所定速度小さい第2設定値V2の範囲内か否かを判定
し、設定値V1より大きい場合には「NO」と判定して
プログラムをステップ56に戻し、また設定値V1〜V2
の範囲にある場合には「YES」と判定してステップ5
8に進める。
【0020】CPU32cはステップ58にてクラッチ
ペダル21の状態を検出する操作スイッチ31aからの
検出信号に基づきクラッチの継合状態を判定し、クラッ
チペダル21が復帰してクラッチが継合している場合
(オン)には「YES」と判定してステップ59にて制
御信号出力を停止し、プログラムの実行を終了する。ま
た、クラッチの継合が終了していない場合には「NO」
と判定して、プログラムをステップ57に戻す。
【0021】以上のクラッチ継合速度制御によれば、ク
ラッチを非継合にした状態でクラッチペダル21が操作
状態に保持され、その後アクセル開度に応じた速度でク
ラッチペダル21が戻されてクラッチが継合を完了す
る。このため、車両の坂道発進時のクラッチの継合がク
ラッチペダル21の解除操作なしで円滑に行うこどかで
きる。
【0022】CPU32cは図5に示すフロ−チャ−ト
におけるステップ46にて第2制御パターンを選択した
場合には、図7のステップ60から通常走行時の好適な
クラッチ継合制御プログラムの実行を開始する。CPU
32cはステップ61にてペダル位置センサー31eか
らの信号に基づき戻りのペダル位置Lが設定値L0 以上
か否かを判定し、設定値L0 未満の場合には「NO」と
判定してプログラムを元に戻す。また、ステップ61に
てペダル位置Lが設定値L0 以上の場合には「YES」
と判定してプログラムをステップ62に進め、ステップ
62にてペダル速度センサー31fからの速度信号に基
づいてクラッチペダル21の戻り速度Vが設定値V1以
上か否かを判定し、設定値V1未満の場合には「NO」
と判定して、アクチュエータ10の電気粘性流体に対す
る印加電圧の制御おこなわずにプログラムを終了させ
る。また、CPU32cはクラッチペダル21の戻り速
度Vが設定値V1以上の場合にはプログラムをステップ
63に進める。
【0023】CPU32cはステップ63にて戻り速度
Vに対応する印加電圧を算出するとともに、算出された
印加電圧に対応する制御信号を電圧制御回路33に出力
する。これにより、アクチュエータ10の電気粘性流体
に所定の電圧が印加され、電気粘性流体は流動性が所定
量低下されてアクチュエータ10のシリンダ11内での
流動が低減される。この結果、クラッチペダル21の戻
り速度が低下する。CPU32cはステップ64にてペ
ダル速度センサー31fからの速度信号に基づいてクラ
ッチペダル21の戻り速度Vが第1設定値V1 とこれよ
り所定速度小さい第2設定値V2の範囲内か否かを判定
し、設定値V1より大きい場合には「NO」と判定して
プログラムをステップ63に戻し、また設定値V1〜V2
の範囲にある場合には「YES」と判定してステップ6
5に進める。
【0024】CPU32cはステップ65にてクラッチ
ペダル21の復帰状態を検出する操作スイッチ31aか
らの検出信号に基づきクラッチの継合状態を判定し、ク
ラッチペダル21が復帰してクラッチが継合している場
合には「YES」と判定してステップ66にて制御信号
出力を停止し、プログラムの実行を終了する。また、ク
ラッチの継合が終了していない場合には「NO」と判定
して、プログラムをステップ63に戻す。
【0025】以上のクラッチ継合速度制御によれば、ク
ラッチペダル21の戻り位置、戻り速度等に基づきアク
セル開度に応じた電圧をアクチュエータ10の電気粘性
流体に印加して、通常走行時の急継合の発生を防止する
ことにより円滑なクラッチ継合を達成しているものであ
る。
【0026】なお、第3制御パターンにおけるクラッチ
継合速度制御においては、クラッチの継合を例えばプロ
の操縦者のクラッチ操作状態に制御することができるも
ので、予め車両の走行状態、すなわち車両のシフト、車
速、エンジン回転数等に対応するプロのクラッチペダル
操作パターンをマップとしてマイクロコンピュ−タに記
憶させておき、実際の車両のシフト、車速、エンジン回
転数等の車両状態を検出してクラッチの継合速度を制御
する。例えば、運転者が変速機を4速から3速にシフト
ダウンする場合、継合する直前にスロットルバルブを開
きエンジン回転数を上げることによりスムーズなシフト
チェンジ(ショックの無いシフトダウン…等速シフト)
を可能として、プロの操縦者のクラッチ操作を再現する
ことにより上手なクラッチ操作を再現させることが可能
である。また、各種制御パターンにおいては、上記の制
御パターンに限らず、所望のクラッチ継合状態を形成で
きる各種の制御パターンを設定することができる。
【0027】なお、本実施例においてはアクチュエータ
として、電圧を印加することにより流動性を変化する電
気粘性流体を備えたアクチュエータ10を採用して、同
アクチュエータ10をクラッチペダル21とダッシュパ
ネル22間に配設した例について示したが、本発明にお
いては上記アクチュエータ10と同様に機能するアクチ
ュエータまたは電磁制御バルブをアクチュエータとして
採用し、図8〜図11に示すように配設して使用するこ
とができる。
【0028】図8に示す制御装置においては、クラッチ
マスタシリンダ24と図示しないクラッチレリーズシリ
ンダを接続する作動流体管路25に電磁制御バルブ10
Aを配設したものであり、図9に示す制御装置において
は、作動流体として電気粘性流体を採用するとともに同
作動流体に電圧を印加する電極を有する制御器10Bを
配設したものであり、図10に示す制御装置においては
クラッチペダル21とダッシュパネル22間に電磁制御
バルブを有する油圧シリンダ10Cを配設したものであ
り、かつ図11に示す制御装置においてはクラッチレリ
ーズレバー26に係合するクラッチレリーズシリンダ2
7に電磁制御バルブ10Dを配設したものである。これ
らの各制御装置においても、各アクチュエータを制御す
ることにより上記実施例と同様の作用効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のー実施例に係る制御装置を構成するア
クチュエータの断面図である。
【図2】同アクチュエータとクラッチペダル、クラッチ
マスタシリンダとの関係を示す配置図である。
【図3】電気粘性流体の粘度−印加電圧特性線図であ
る。
【図4】同制御装置を構成する電気制御装置のブロック
図である。
【図5】同電気制御装置のマイクロコンピュータにより
実行される第1のフローチャートである。
【図6】同電気制御装置のマイクロコンピュータにより
実行される第2のフローチャートである。
【図7】同電気制御装置のマイクロコンピュータにより
実行される第3のフローチャートである。
【図8】本発明の制御装置の第1変形例を示す概略構成
図である。
【図9】同制御装置の第2変形例を示す概略構成図であ
る。
【図10】同制御装置の第3変形例を示す概略構成図で
ある。
【図11】同制御装置の第3変形例を示す概略構成図で
ある。
【符号の説明】
10…アクチュエータ、10A…電磁制御バルブ、10
B…制御器、10C…油圧シリンダ、10D…電磁制御
バルブ、11…クラッチボデー、11a…シリンダ内
孔、11b、11c…通路、12…ピストンロッド、1
3…チェックバルブ、14a…電極、21…クラッチペ
ダル、22…ダッシュパネル、30…電気制御装置、3
1a…操作スイッチ、31b…車速センサー、31c…
ブレーキセンサー、31d…エンジン回転数センサー、
31e…ペダル位置センサー、31f…ペダル速度セン
サー、32…マイクロコンピュ−タ、33…電圧制御回
路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】クラッチペダルの回動復帰速度を制御する
    アクチュエータと、前記クラッチペダルの踏込操作を検
    出するペダル操作検出手段と、車両の速度を検出する車
    速検出手段と、ブレーキの操作状態を検出するブレーキ
    操作検出手段と、エンジンの回転数を検出する回転数検
    出手段を備えるとともに、クラッチの継合解除状態にお
    いて車両停止時でかつブレーキ操作時に第1の制御パタ
    ーンを選択し、かつブレーキの非操作時でエンジン回転
    数が設定された所定値以上では第2の制御パターンを選
    択するとともに、同回転数が設定値未満では第3の制御
    パターンを選択する選択手段を備えていることを特徴と
    するクラッチ継合速度制御装置。
JP3176003A 1991-06-20 1991-06-20 クラッチ継合速度制御装置 Expired - Lifetime JP2776070B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3176003A JP2776070B2 (ja) 1991-06-20 1991-06-20 クラッチ継合速度制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3176003A JP2776070B2 (ja) 1991-06-20 1991-06-20 クラッチ継合速度制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH051727A true JPH051727A (ja) 1993-01-08
JP2776070B2 JP2776070B2 (ja) 1998-07-16

Family

ID=16006014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3176003A Expired - Lifetime JP2776070B2 (ja) 1991-06-20 1991-06-20 クラッチ継合速度制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2776070B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002021882A (ja) * 2000-06-30 2002-01-23 Isuzu Motors Ltd クラッチ速度検出方法及びクラッチ制御方法
JP2002295526A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Komatsu Ltd インチング用油圧クラッチの制御装置
DE102007022792A1 (de) * 2007-05-11 2008-11-20 Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Kupplungsstellvorrichtung für ein manuelles Schaltgetriebe eines Fahrzeugs und entsprechendes Steuerungsverfahren

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002021882A (ja) * 2000-06-30 2002-01-23 Isuzu Motors Ltd クラッチ速度検出方法及びクラッチ制御方法
JP2002295526A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Komatsu Ltd インチング用油圧クラッチの制御装置
JP4651215B2 (ja) * 2001-03-30 2011-03-16 株式会社小松製作所 インチング用油圧クラッチの制御装置
DE102007022792A1 (de) * 2007-05-11 2008-11-20 Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH Kupplungsstellvorrichtung für ein manuelles Schaltgetriebe eines Fahrzeugs und entsprechendes Steuerungsverfahren
US8302756B2 (en) 2007-05-11 2012-11-06 Knorr-Bremse Systeme Fuer Nutzfahrzeuge Gmbh Clutch actuation device for a manual transmission of a vehicle and corresponding control method

Also Published As

Publication number Publication date
JP2776070B2 (ja) 1998-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0328362B1 (en) Control for vehicle start from stop operation
EP0328299B1 (en) Control for automatic mechanical transmission system start from stop operation
US4714144A (en) Method for controlling AMT system start from stop operation
US5915801A (en) Regenerative brake controller for controlling value of regenerative braking torque simulating engine braking torque
JPH03136929A (ja) 車両走行制御装置
JP4591711B2 (ja) 自動車の駆動伝達系を操作するための方法
US7182412B2 (en) Brake controller
EP0937904B1 (en) Vehicle with automatically controlled clutch
JP2776070B2 (ja) クラッチ継合速度制御装置
JP2585682Y2 (ja) クラッチ制御装置
JPH03255229A (ja) クラツチ継合速度制御装置
JPS6136046A (ja) 制動油圧保持装置の作動解除方式
JP2679300B2 (ja) 制動力保持装置
JP2776067B2 (ja) クラッチ継合速度制御装置
KR100228989B1 (ko) 차량의 밀림 방지장치 및 방법
JP2519802Y2 (ja) フォークリフトトラックのインチング/ブレーキ制御装置
JPH0155693B2 (ja)
JP2569981B2 (ja) 制動力保持装置
JP2001114084A (ja) 産業車両のクリープ走行制御装置
JP3906431B2 (ja) 産業車両の走行制御装置
JPS6175024A (ja) 車両用スロツトル制御装置
JP2001280373A (ja) 自動クラッチのクリープ制御装置
JP3659994B2 (ja) 坂道発進補助装置
JP2841501B2 (ja) 自動変速制御装置
JPS61192955A (ja) 車輛用自動変速装置