JPH05163053A - 表面処理を施した焼成建材 - Google Patents

表面処理を施した焼成建材

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JPH05163053A
JPH05163053A JP3350912A JP35091291A JPH05163053A JP H05163053 A JPH05163053 A JP H05163053A JP 3350912 A JP3350912 A JP 3350912A JP 35091291 A JP35091291 A JP 35091291A JP H05163053 A JPH05163053 A JP H05163053A
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JP
Japan
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base material
dried
building material
firing
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Pending
Application number
JP3350912A
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English (en)
Inventor
Kazufumi Ogawa
和文 小川
Kunio Sawada
國雄 澤田
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MARUMI TORYO
MARUMI TORYO KK
SAWADA TEKKOSHO KK
Original Assignee
MARUMI TORYO
MARUMI TORYO KK
SAWADA TEKKOSHO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by MARUMI TORYO, MARUMI TORYO KK, SAWADA TEKKOSHO KK filed Critical MARUMI TORYO
Priority to JP3350912A priority Critical patent/JPH05163053A/ja
Publication of JPH05163053A publication Critical patent/JPH05163053A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定形模様体によってバラエティに富んだ表面
模様を形成し付加価値を高めると共に、各焼成雰囲気に
よっても色彩に変化を与えて多品種化に対応させ、且つ
乾燥素地、素焼き素地の状態で加工することにより、製
造コストを著しく低減させる。 【構成】 乾式、湿式等により成形した素地を焼成する
ものであり、成形素地は単層、複層又は素地の表層部に
定形模様体4等を密着させ、又乾燥素地、素焼き素地の
状態で研削、研磨若しくはこれらを組み合わせて表面を
平坦状若しくは凹凸状に加工処理し、又凹凸状に成形し
た乾燥素地、素焼き素地の表面に釉薬等を塗布し、その
後一部を残存させる様に研削、研磨若しくはこれらを組
み合わせて表面を平坦状若しくは凹凸状に加工処理して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は窯業建材における表面に
各種処理を施し、表面に付加価値を具有させると共に、
製造コストを低減した表面処理を施した焼成建材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、天然大理石の模様を形成したタイ
ルが見受けられるも、かかるタイルは小形のものであれ
ば天然大理石と製造コスト的に何ら大差はないも、然し
ながら大形のものであれば焼成時に発生する歪み、反り
等の不具合によって著しくコストが高騰する欠点を有し
ている。
【0003】又、タイルを焼成した後に、そのタイルの
表面を鏡面状の様に研磨したものが見受けられるも、然
しながらこの表面加工は粗い削りから最終工程である研
磨工程に至るまで多数の工程を必要とし、而もこの加工
工程はタイルが焼成状態であるために歪み、反り等によ
って均一に加工出来ないと共に、所定の圧力を加えなが
ら表面加工するため割れ、欠け等が頻繁に発生し、これ
らの要因によって製造コストが著しく高騰する欠点を有
していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は定形模様体に
よって自然石にはないバラエティに富んだ表面模様を形
成し付加価値を高めると共に、各焼成雰囲気によっても
色彩に変化を与えて多品種化に対応させ、且つあらゆる
種類の成形方法でも可能にし、更に乾燥素地、素焼き素
地の状態で加工することにより、製造コストを著しく低
減させる表面処理を施した焼成建材を提供せんとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づく製造コスト等の課題に鑑み、天然石には存在しな
い模様を表面に形成すると共に、乾燥素地、素焼き素地
の状態で表面を加工することによって製造コストの低減
を図ることを要旨とする表面処理を施した焼成建材を提
供して上記欠点を解消せんとしたものである。
【0006】以下本発明の表面処理を施した焼成建材
は、乾式、湿式等により成形した素地を所定の工程を経
た後に、還元、酸化若しくは燻化雰囲気にて焼成するも
のである。
【0007】又、成形素地は単層、複層又は素地の表層
部に顔料等にて予め定形状若しくは不定形状に成形する
定形模様体若しくは不定形模様体を密着させている。
【0008】又、乾燥素地、素焼き素地の状態で研削、
研磨若しくはこれらを組み合わせて表面を平坦状若しく
は凹凸状に加工処理する。
【0009】又、予め凹凸状に成形した乾燥素地、素焼
き素地の表面に釉薬等を塗布し、その後一部を残存させ
る様に研削、研磨若しくはこれらを組み合わせて表面を
平坦状若しくは凹凸状に加工処理する。
【0010】
【作用】本発明にあっては、定形模様体によって自然石
にはないバラエティに富んだ表面模様を形成し、各焼成
雰囲気によっても色彩に変化を与え、又乾燥素地である
ため、任意形状への加工が容易に成ると共に、凹凸状に
形成することにより、例え研磨しても滑り止め機能を具
有させられ、又素焼き素地であるため、後工程の表面加
工工程へと搬送する間における取り扱いを容易にすると
共に、長期間の保管を可能にする。
【0011】又、表面に釉薬を塗布し、その一部を残存
させる様に加工していることにより、燻化焼成において
加工部分にのみ炭素皮膜を形成するのである。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本発明に係る表面処理を施した第一の焼成
建材であり、該第一の焼成建材1は乾式又は湿式により
製造するものである。
【0013】先ず、上記乾式による第一の焼成建材1
は、通常の粉体プレス成形機2における下型3内に原料
Aを充填し、かかる原料A上に予め所定肉厚を有する幾
何学形状である星形、菱形、丸形等に成形した主に顔料
等から成る定形状の多数の定形模様体4をランダム的又
は規律的に散布し、そして圧縮成形して原料Aに定形模
様体4を密着させ、しかる後所定の工程を経て焼成して
いる。
【0014】次に、上記湿式による第一の焼成建材1
は、通常の押出成形機5の口型6内にて主押出成形部7
より押し出された主原料A1に、補助押出成形部8によ
り押し出される補助原料A2中に上記定形模様体4を多
数混入した状態で主原料A1に補助原料A2を密着させ
て押出成形させ、しかる後所定の工程を経て焼成してい
る。
【0015】又、焼成の雰囲気としては、還元、酸化若
しくは燻化等があり、夫々の雰囲気は原料A、顔料等の
種類により適宜選択することが出来る。
【0016】次に、第二の焼成建材1aについては、成形
後に乾燥した乾燥素地Wの表面を平坦又は凹凸状に倣い
旋盤(図示せず)等を使用して乾燥素地Wの表面の粗さ
と同等若しくは荒くする様に研削し、しかる後所定の工
程を経て上記と同様に焼成している。
【0017】又、乾燥素地Wとしては、湿式にあっては
押出成形した後に通常の乾燥工程を経たものであり、又
乾式にあってはプレス成形した後の状態、若しくは通常
の乾燥工程を経たものである。
【0018】又、乾燥素地Wとしては、同一の原料(乾
式又は湿式原料)にて単層と成したものや、又複数の原
料(乾式又は湿式原料)にて複数層と成したものや、又
上記第一の焼成建材1の様に定形模様体4を用いて成形
したものや、又顆粒粉を70重量%、16メッシュ又は
30メッシュの長石を30重量%、顔料等を0.1〜1
0重量%とから成る団塊を、ブリケットマシン又はロー
ルクラッシャにて圧縮、解砕し、粗粒原料又はバリカリ
原料と成した不定形模様体9を50重量%、顆粒粉を2
5重量%、16メッシュ又は30メッシュの長石を25
重量%とを混合して表層部に不定形模様体9を位置させ
て圧縮成形したもの等がある。
【0019】又、第二の焼成建材1aの他の実施例として
は、成形後に乾燥した乾燥素地Wの表面を平坦又は凹凸
状に適宜加工手段により形成し、かかる表面を乾燥素地
Wの表面の粗さよりも細かくする様に研磨し、しかる後
所定の工程を経て上記他の実施例と同様に焼成してい
る。
【0020】又、第二の焼成建材1aの他の実施例として
は、成形後に乾燥した乾燥素地Wの表面を平坦又は凹凸
状に適宜加工手段(上記の研削でも良い)にて形成し、
かかる表面の一部を乾燥素地Wの表面の粗さよりも細か
くする様に研磨し、しかる後所定の工程を経て上記他の
実施例と同様に焼成している。
【0021】次に、第三の焼成建材1bについては、成形
後に乾燥した乾燥素地Wを本焼成前にその原料の特性に
対応して決定される本焼成温度より低温度にて素焼き
し、かかる素焼き素地W1の表面を平坦又は凹凸状に倣
い旋盤等を使用して素焼き素地W1の表面の粗さと同等
若しくは荒くする様に研削し、しかる後所定の工程を経
て上記他の実施例と同様に焼成している。
【0022】又、第三の焼成建材1bの他の実施例として
は、成形後に乾燥した乾燥素地Wを本焼成前にその原料
の特性に対応して決定される本焼成温度より低温度にて
素焼きし、かかる素焼き素地W1の表面を適宜加工手段
により形成し、かかる表面を素焼き素地W1の表面の粗
さよりも細かくする様に研磨し、しかる後所定の工程を
経て上記他の実施例と同様に焼成している。
【0023】又、第三の焼成建材1bの他の実施例として
は、成形後に乾燥した乾燥素地Wを本焼成前にその原料
の特性に対応して決定される本焼成温度より低温度にて
素焼きし、かかる素焼き素地W1の表面を適宜加工手段
(上記の研削でも良い)にて形成し、かかる表面の一部
を素焼き素地W1の表面の粗さよりも細かくする様に研
磨し、しかる後所定の工程を経て上記他の実施例と同様
に焼成している。
【0024】次に、第四の焼成建材1cについては、予め
成形段階にて凹凸状に形成した乾燥素地Wの表面に釉薬
G等を塗布し、その後一部を残存させる様に乾燥素地W
の表面の粗さと同等若しくは荒くする様に研削し、しか
る後所定の工程を経て上記他の実施例と同様に焼成して
いる。
【0025】又、第四の焼成建材1cの他の実施例につい
ては、予め成形段階にて凹凸状に形成した乾燥素地Wの
表面に釉薬G等を塗布し、その後一部を残存させる様に
乾燥素地Wの表面の粗さよりも細かくする様に研磨し、
しかる後所定の工程を経て上記他の実施例と同様に焼成
している。
【0026】又、第四の焼成建材1cの他の実施例につい
ては、予め成形段階にて凹凸状に形成した乾燥素地Wの
表面に釉薬G等を塗布し、その後一部を残存させる様に
乾燥素地Wの表面を適宜加工手段(上記の研削でも良
い)にて形成すると共に、かかる表面の一部を乾燥素地
Wの表面の粗さよりも細かくする様に研磨し、しかる後
所定の工程を経て上記他の実施例と同様に焼成してい
る。
【0027】尚、釉薬Gとしては、単なる透明ガラス、
酸化物等も含んでいる。
【0028】次に、第五の焼成建材1dについては、予め
成形段階にて凹凸状に形成した成形後に乾燥した乾燥素
地Wを本焼成前にその原料の特性に対応して決定される
本焼成温度より低温度にて素焼きし、かかる素焼き素地
W1の表面に釉薬G等を塗布し、その後一部を残存させ
る様に乾燥素地Wの表面の粗さと同等若しくは荒くする
様に研削し、しかる後所定の工程を経て上記他の実施例
と同様に焼成している。
【0029】又、第五の焼成建材1dの他の実施例につい
ては、予め成形段階にて凹凸状に形成した後に乾燥した
乾燥素地Wを本焼成前にその原料の特性に対応して決定
される本焼成温度より低温度にて素焼きし、かかる素焼
き素地W1の表面に釉薬G等を塗布し、その後一部を残
存させる様に素焼き素地W1の表面の粗さよりも細かく
する様に研磨し、しかる後所定の工程を経て上記他の実
施例と同様に焼成している。
【0030】又、第五の焼成建材1dの他の実施例につい
ては、予め成形段階にて凹凸状に形成した成形後に乾燥
した乾燥素地Wを本焼成前にその原料の特性に対応して
決定される本焼成温度より低温度にて素焼きし、かかる
素焼き素地W1の表面に釉薬G等を塗布し、その後一部
を残存させる様に素焼き素地W1の表面を適宜加工手段
(上記の研削でも良い)にて形成すると共に、かかる表
面の一部を素焼き素地W1の表面の粗さよりも細かくす
る様に研磨し、しかる後所定の工程を経て上記他の実施
例と同様に焼成している。
【0031】次に本発明に係る表面処理を施した焼成建
材の作用について説明すると、先ず、第一の焼成建材1
にあっては、多数の定形模様体4によって自然石にはな
いバラエティに富んだ表面模様が形成されると共に、各
焼成雰囲気によっても色彩に変化を与えられる。
【0032】次に、第二の焼成建材1aにあっては、乾燥
素地Wと成しているため、任意の形状への加工が容易に
成ると共に、凹凸状に形成することにより、例え研磨し
ても滑り止め機能を具有させることが出来る。
【0033】次に、第三の焼成建材1bにあっては、素焼
き素地W1と成しているため、後工程である表面加工の
工程へと搬送する間における取り扱いを容易にすると共
に、破損等を防止し、又表面加工前での長期間の保管を
可能にする。
【0034】次に、第四の焼成建材1cにあっては、乾燥
素地Wと成しているため、任意の形状への加工が容易に
成ると共に、凹凸状に形成することにより、例え研磨し
ても滑り止め機能を具有させることが出来、而も表面に
釉薬Gを塗布し、その一部を残存させる様に加工してい
ることにより、燻化焼成において加工部分にのみ炭素皮
膜を形成することが出来る。
【0035】次に、第五の焼成建材1dにあっては、素焼
き素地W1と成しているため、後工程である表面加工の
工程へと搬送する間における取り扱いを容易にすると共
に、破損等を防止し、又表面加工前での長期間の保管を
可能にし、而も表面に釉薬Gを塗布し、その一部を残存
させる様に加工していることにより、燻化焼成において
加工部分にのみ炭素皮膜を形成することが出来る。
【0036】
【発明の効果】要するに本発明は、顔料等にて予め定形
状に成形する定形模様体4を、素地の表層部にランダム
的又は規律的に成形段階で密着させて還元、酸化若しく
は燻化雰囲気にて焼成したので、多数の定形模様体4に
よって自然石にはないバラエティに富んだ表面模様を形
成し付加価値を高めると共に、各焼成雰囲気によっても
色彩に変化を与えて多品種化に対応させ、且つあらゆる
種類の成形方法でも可能にすることが出来る。
【0037】又、成形後に乾燥した乾燥素地Wの表面を
平坦状若しくは凹凸状に研削し、しかる後還元、酸化若
しくは燻化雰囲気にて焼成したので、乾燥素地Wと成し
ているため、任意の形状への加工が極めて容易に成ると
共に、凹凸状に形成することにより、滑り止め機能を具
有させることが出来る。
【0038】又、成形後に乾燥した乾燥素地Wにおける
平坦状若しくは凹凸状に形成した表面を平滑に研磨し、
しかる後還元、酸化若しくは燻化雰囲気にて焼成したの
で、従来の焼成後に研磨する場合に比し、その加工を極
めて容易にして製造コストを著しく低減することが出来
ると共に、任意なる形状にも対応することが出来、而も
凹凸状に形成することにより、滑り止め機能を具有させ
ることが出来る。
【0039】又、成形後に乾燥した乾燥素地Wの表面を
平坦状若しくは凹凸状に研削すると共に、かかる一部の
表面を平滑に研磨し、しかる後還元、酸化若しくは燻化
雰囲気にて焼成したので、上記と同様なる効果に加えて
あらゆるケースの表面状態を作り出すことが出来る。
【0040】又、成形乾燥した乾燥素地Wを焼成前に、
その原料の特性に対応して決定される焼成温度より低温
度にて素焼きし、かかる素焼き素地W1の表面を平坦状
若しくは凹凸状に研削し、しかる後還元、酸化若しくは
燻化雰囲気にて焼成したので、素焼き素地W1と成して
いるため、任意の形状への加工が極めて容易に成ると共
に、凹凸状に形成することにより、滑り止め機能を具有
させることが出来、又後工程である表面加工の工程へと
搬送する間における取り扱いを容易にして破損等を未然
に防止すると共に、表面加工前での長期間の保管を可能
にする。
【0041】又、成形乾燥した乾燥素地Wを焼成前に、
その原料の特性に対応して決定される焼成温度より低温
度にて素焼きし、かかる素焼き素地W1における平坦状
若しくは凹凸状の表面を平滑に研磨し、しかる後還元、
酸化若しくは燻化雰囲気にて焼成したので、従来の焼成
後に研磨する場合に比し、その加工を極めて容易にして
製造コストを著しく低減することが出来ると共に、任意
なる形状にも対応することが出来、而も凹凸状に形成す
ることにより、滑り止め機能を具有させることが出来
る。
【0042】又、成形乾燥した乾燥素地Wを焼成前に、
その原料の特性に対応して決定される焼成温度より低温
度にて素焼きし、かかる素焼き素地W1の表面を平坦状
若しくは凹凸状に研削すると共に、かかる一部の表面を
平滑に研磨し、しかる後還元、酸化若しくは燻化雰囲気
にて焼成したので、上記と同様なる効果に加えてあらゆ
るケースの表面状態を作り出すことが出来る。
【0043】又、凹凸状に成形した乾燥素地Wの表面に
釉薬G等を塗布し、その後に一部を残存させる様に研削
し、しかる後還元、酸化若しくは燻化にて焼成したの
で、乾燥素地Wと成しているため、任意の形状への加工
が極めて容易に成ると共に、凹凸状に形成することによ
り、滑り止め機能を具有させることが出来、又燻化する
ことにより、素地の加工面にのみ炭素被膜を形成するこ
とが出来る。
【0044】又、凹凸状に成形した乾燥素地Wの表面に
釉薬G等を塗布し、その後に一部を残存させる様に研磨
し、しかる後還元、酸化若しくは燻化にて焼成したの
で、従来の焼成後に研磨する場合に比し、その加工を極
めて容易にして製造コストを著しく低減することが出来
ると共に、任意なる形状にも対応することが出来、而も
凹凸状に形成することにより、滑り止め機能を具有させ
ることが出来、又燻化することにより、素地の加工面に
のみ炭素被膜を形成することが出来る。
【0045】又、凹凸状に成形した乾燥素地Wの表面に
釉薬G等を塗布し、その後に一部を残存させる様に研削
すると共に、かかる一部の表面を平滑に研磨し、しかる
後還元、酸化若しくは燻化にて焼成したので、上記と同
様なる効果に加えてあらゆるケースの表面状態を作り出
すことが出来る。
【0046】又、凹凸状に成形した乾燥素地Wを焼成前
にその原料の特性に対応して決定される焼成温度より低
温度にて素焼きし、かかる素焼き素地W1の表面に釉薬
G等を塗布し、その後に一部を残存させる様に研削し、
しかる後還元、酸化若しくは燻化にて焼成したので、素
焼き素地W1と成しているため、任意の形状への加工が
極めて容易に成ると共に、凹凸状に形成することによ
り、滑り止め機能を具有させることが出来、又後工程で
ある表面加工の工程へと搬送する間における取り扱いを
容易にして破損等を未然に防止すると共に、表面加工前
での長期間の保管を可能にし、又燻化することにより、
素地の加工面にのみ炭素被膜を形成することが出来る。
【0047】又、凹凸状に成形した乾燥素地Wを焼成前
にその原料の特性に対応して決定される焼成温度より低
温度にて素焼きし、かかる素焼き素地W1の表面に釉薬
G等を塗布し、その後に一部を残存させる様に研磨し、
しかる後還元、酸化若しくは燻化にて焼成したので、従
来の焼成後に研磨する場合に比し、その加工を極めて容
易にして製造コストを著しく低減することが出来ると共
に、任意なる形状にも対応することが出来、而も凹凸状
に形成することにより、滑り止め機能を具有させること
が出来、又燻化することにより、素地の加工面にのみ炭
素被膜を形成することが出来る。
【0048】又、凹凸状に成形した乾燥素地Wを焼成前
にその原料の特性に対応して決定される焼成温度より低
温度にて素焼きし、かかる素焼き素地W1の表面に釉薬
G等を塗布し、その後に一部を残存させる様に研削する
と共に、かかる一部の表面を平滑に研磨し、しかる後還
元、酸化若しくは燻化にて焼成したので、上記と同様な
る効果に加えてあらゆるケースの表面状態を作り出すこ
とが出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る表面処理を施した第一の焼成建材
における乾式によるプレス成形状態を示す図である。
【図2】同上第一の焼成建材における湿式による押出成
形状態を示す図である。
【図3】同上第一の焼成建材の平面図である。
【図4】表面処理を施した焼成建材における単層の乾燥
素地若しくは素焼き素地を示す図である。
【図5】表面処理を施した焼成建材における複層の乾燥
素地若しくは素焼き素地を示す図である。
【図6】表面処理を施した焼成建材における定形模様体
を使用した乾燥素地若しくは素焼き素地を示す図であ
る。
【図7】表面処理を施した焼成建材における不定形模様
体を使用した乾燥素地若しくは素焼き素地を示す図であ
る。
【図8】表面処理を施した焼成建材における単層の乾燥
素地若しくは素焼き素地の表面を研削、研磨等によって
平坦状に加工した状態を示す図である。
【図9】表面処理を施した焼成建材における単層の乾燥
素地若しくは素焼き素地の表面を研削、研磨等によって
凹凸状に加工した状態を示す図である。
【図10】表面処理を施した焼成建材における定形模様
体を密着させて乾燥素地若しくは素焼き素地の表面を研
削、研磨等によって平坦状に加工した状態を示す図であ
る。
【図11】表面処理を施した焼成建材における定形模様
体を密着させて乾燥素地若しくは素焼き素地の表面を研
削、研磨等によって凹凸状に加工した状態を示す図であ
る。
【図12】表面処理を施した焼成建材における不定形模
様体を密着させて乾燥素地若しくは素焼き素地の表面を
研削、研磨等によって平坦状に加工した状態を示す図で
ある。
【図13】表面処理を施した焼成建材における不定形模
様体を密着させて乾燥素地若しくは素焼き素地の表面を
研削、研磨等によって凹凸状に加工した状態を示す図で
ある。
【図14】表面処理を施した焼成建材における予め成形
段階で凹凸状(方形波状)に成形した乾燥素地若しくは
素焼き素地の表面に釉薬を塗布した状態の図である。
【図15】同上の素地における表面の一部を残存させる
様に研削、研磨等によって加工した状態を示す図であ
る。
【図16】表面処理を施した焼成建材における予め成形
段階で凹凸状(三角波状)に成形した乾燥素地若しくは
素焼き素地の表面に釉薬を塗布した状態の図である。
【図17】同上の素地における表面の一部を残存させる
様に研削、研磨等によって加工した状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
4 定形模様体 G 釉薬 W 乾燥素地 W1 素焼き素地

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料等にて予め定形状に成形する定形模
    様体を、素地の表層部にランダム的又は規律的に成形段
    階で密着させて還元、酸化若しくは燻化雰囲気にて焼成
    したことを特徴とする表面処理を施した焼成建材。
  2. 【請求項2】 成形後に乾燥した乾燥素地の表面を平坦
    状若しくは凹凸状に研削し、しかる後還元、酸化若しく
    は燻化雰囲気にて焼成したことを特徴とする表面処理を
    施した焼成建材。
  3. 【請求項3】 成形後に乾燥した乾燥素地における平坦
    状若しくは凹凸状に形成した表面を平滑に研磨し、しか
    る後還元、酸化若しくは燻化雰囲気にて焼成したことを
    特徴とする表面処理を施した焼成建材。
  4. 【請求項4】 成形後に乾燥した乾燥素地の表面を平坦
    状若しくは凹凸状に研削すると共に、かかる一部の表面
    を平滑に研磨し、しかる後還元、酸化若しくは燻化雰囲
    気にて焼成したことを特徴とする表面処理を施した焼成
    建材。
  5. 【請求項5】 成形乾燥した乾燥素地を焼成前に、その
    原料の特性に対応して決定される焼成温度より低温度に
    て素焼きし、かかる素焼き素地の表面を平坦状若しくは
    凹凸状に研削し、しかる後還元、酸化若しくは燻化雰囲
    気にて焼成したことを特徴とする表面処理を施した焼成
    建材。
  6. 【請求項6】 成形乾燥した乾燥素地を焼成前に、その
    原料の特性に対応して決定される焼成温度より低温度に
    て素焼きし、かかる素焼き素地における平坦状若しくは
    凹凸状の表面を平滑に研磨し、しかる後還元、酸化若し
    くは燻化雰囲気にて焼成したことを特徴とする表面処理
    を施した焼成建材。
  7. 【請求項7】 成形乾燥した乾燥素地を焼成前に、その
    原料の特性に対応して決定される焼成温度より低温度に
    て素焼きし、かかる素焼き素地の表面を平坦状若しくは
    凹凸状に研削すると共に、かかる一部の表面を平滑に研
    磨し、しかる後還元、酸化若しくは燻化雰囲気にて焼成
    したことを特徴とする表面処理を施した焼成建材。
  8. 【請求項8】 凹凸状に成形した乾燥素地の表面に釉薬
    等を塗布し、その後に一部を残存させる様に研削し、し
    かる後還元、酸化若しくは燻化にて焼成したことを特徴
    とする表面処理を施した焼成建材。
  9. 【請求項9】 凹凸状に成形した乾燥素地の表面に釉薬
    等を塗布し、その後に一部を残存させる様に研磨し、し
    かる後還元、酸化若しくは燻化にて焼成したことを特徴
    とする表面処理を施した焼成建材。
  10. 【請求項10】 凹凸状に成形した乾燥素地の表面に釉
    薬等を塗布し、その後に一部を残存させる様に研削する
    と共に、かかる一部の表面を平滑に研磨し、、しかる後
    還元、酸化若しくは燻化にて焼成したことを特徴とする
    表面処理を施した焼成建材。
  11. 【請求項11】 凹凸状に成形した乾燥素地を焼成前に
    その原料の特性に対応して決定される焼成温度より低温
    度にて素焼きし、かかる素焼き素地の表面に釉薬等を塗
    布し、その後に一部を残存させる様に研削し、しかる後
    還元、酸化若しくは燻化にて焼成したことを特徴とする
    表面処理を施した焼成建材。
  12. 【請求項12】 凹凸状に成形した乾燥素地を焼成前に
    その原料の特性に対応して決定される焼成温度より低温
    度にて素焼きし、かかる素焼き素地の表面に釉薬等を塗
    布し、その後に一部を残存させる様に研磨し、しかる後
    還元、酸化若しくは燻化にて焼成したことを特徴とする
    表面処理を施した焼成建材。
  13. 【請求項13】 凹凸状に成形した乾燥素地を焼成前に
    その原料の特性に対応して決定される焼成温度より低温
    度にて素焼きし、かかる素焼き素地の表面に釉薬等を塗
    布し、その後に一部を残存させる様に研削すると共に、
    かかる一部の表面を平滑に研磨し、しかる後還元、酸化
    若しくは燻化にて焼成したことを特徴とする表面処理を
    施した焼成建材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010253578A (ja) * 2009-04-21 2010-11-11 Kubota Matsushitadenko Exterior Works Ltd 成形板及び成形板の製造方法
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