JPH049060Y2 - - Google Patents

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JPH049060Y2
JPH049060Y2 JP2247087U JP2247087U JPH049060Y2 JP H049060 Y2 JPH049060 Y2 JP H049060Y2 JP 2247087 U JP2247087 U JP 2247087U JP 2247087 U JP2247087 U JP 2247087U JP H049060 Y2 JPH049060 Y2 JP H049060Y2
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magazine
station
truck
rail
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  • Intermediate Stations On Conveyors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ブランク積層体を積載したマガジン
をブランク供給ステーシヨンで停止させてブラン
クをプレス機械に供給するデイスタツクフイーダ
に係り、特に、マガジンを走行させる装置に関す
る。
〔背景技術とその問題点〕
走行するマガジンにブランク積層体を積載し、
このマガジンをブランク供給ステーシヨンで停止
させてプレス機械にブランクを供給するデイスタ
ツクフイーダにおいて、マガジンのスクエア的循
環走行を可能とするためにマガジン走路の一部を
走行自在な台車で構成したものが知られている。
マガジンはこの台車に載せられて走行するととも
に、マガジン走行装置により台車から送り出され
てブランク供給ステーシヨン側に走行する。
従来、このマガジン走行装置は特開昭61−
282233に示されているように台車にマガジン走行
方向に延びる長尺状のキツカー部材を移動自在に
設け、このキツカー部材にマガジンを係止させて
キツカー部材の移動によりマガジンを走行させる
ようになつていた。これによるとキツカー部材は
長い長さを有するため台車からはみ出し、このた
めデイスタツクフイーダの設置周辺にはキツカー
部材の突出するスペースを予め用意しておかなけ
ればならず、従つてスペース上問題があるととも
に、マガジン走行装置が大型となつて他の部品の
配置を制約するという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、装置全体が小型であり、この
ためスペース上有利であり、また他の部品の配置
を制約しないデイスタツクフイーダのマガジン走
行装置を提供するところにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
この目的を達成するため本考案では、ブランク
積層体が積載される走行自在マガジンと、このマ
ガジンを載せて走行する台車とを有し、マガジン
をブランク供給ステーシヨンで停止させてブラン
クをプレス機械に供給するデイスタツクフイーダ
において、台車に一方のクラツチ半体を設けると
ともに、このクラツチ半体とでクラツチ手段を構
成する他方のクラツチ半体を台車が達するステー
シヨンに設け、この他方のクラツチ半体に駆動源
を接続し、また台車とマガジンとの間には接続し
たクラツチ手段を介して駆動源からマガジン駆動
力が伝達されるマガジン駆動手段を設け、マガジ
ン駆動力が伝達されたこのマガジン駆動手段によ
り台車からマガジンを走行させるようにしてい
る。
従つて本考案においては、台車が走行して所定
位置に達すると両方のクラツチ半体が接続して駆
動源からマガジン駆動手段にマガジン駆動力が伝
達されるようになり、従来のように台車に長尺状
のキツカー部材を移動自在に設けることは不要に
なるため、装置全体はコンパクトなものとなる。
マガジン駆動手段は例えば前記一方のクラツチ
半体と連結されたピニオンと、このピニオンと噛
合し、マガジンに取り付けられたラツク部材とで
構成され、ピニオンの回転によりマガジンは台車
から走行する。
これによれば、台車には小型部品である一方の
クラツチ半体とピニオンとを設ければよく、ラツ
ク部材はマガジンの長さ内に収まる長さのもので
あればよいため、装置の簡単化、小型化が実現さ
れる。
〔実施例〕
第1図はプレス機械の側方から見たデイスタツ
クフイーダの図であり、第2図はその平面図であ
る。第2図の通りデイスタツクフイーダにはスク
エア状にステーシヨンA〜Fが設けられ、マガジ
ンMはステーシヨンA,B,C,D,E,Fの順
番で移動する。デイスタツクフイーダには3台の
マガジンMが配備され、ステーシヨンAはマガジ
ンMに第1図で示されているブランク積層体2を
積載するためのブランク積載ステーシヨンであ
り、ブランク積層体2は多数のブランク1を積み
重ねたものであつて側部は支柱3で保持される。
ステーシヨンDはブランク積層体2のブランク1
を最上部のものから第1図で示すプレス機械4に
供給するためのブランク供給ステーシヨンであ
る。
第3図から第5図で示す通りマガジンMはプレ
ート状の本体5の下面に車輪保持部材7を介して
車輪6を取り付けたものであり、また本体5の下
面にはピン保持部材9を介してピン8が固設さ
れ、さらにラツク部材10も固設される。ピン8
はマガジン走行方向に等間隔で3個8A,8B,
8Cあり、ラツク部材10はマガジン走行方向に
延びる。本体5には中央に大孔11が形成され、
そのマガジン走行方向両側に長孔状の小孔12が
形成される。
第2図で示されるステーシヨンAのマガジン走
路を構成するレール13は第1図で明らかな通り
ステーシヨンB側に下り傾斜になつており、第2
図の通りステーシヨンAの先端側にはマガジンM
をステーシヨンAで停止させるためのストツパ手
段14が設けられる。このストツパ手段14はレ
バー15が軸16を中心にシリンダ17で揺動す
る構造となつている。
ステーシヨンBとCとの間にはレール18に沿
つて第1台車19が往復動自在に配置され、この
第1台車19には第1台車19がステーシヨンB
に達したときステーシヨンAのレール13と接続
状態になるレール20が設けられ、マガジンMが
レール13からレール20に載り移ることにより
マガジンMはステーシヨンBに達する。ステーシ
ヨンBの端部にはマガジンMを停止させるための
停止部材21が設けられる。
第1台車19のステーシヨンA側端部にはマガ
ジンMの後退を阻止するバツクストツプ手段22
が組み付けられ、第6図の通りこのバツクストツ
プ手段22は軸体23の上部にばね25で上方で
付勢されたストツパピン24を上下動自在に設け
たものであり、ストツパピン24の上面はステー
シヨンA側に下がる傾斜面となつているため、マ
ガジンMのステーシヨンAからBへの走行は許容
されるがこれとは反対側への走行は阻止される。
軸体23の下部にはアーム27を介してローラ2
8が取り付けられ、このローラ28はレール18
の側面に設けられたカム29に当接する。軸体2
3にはばね26で下向きの付勢力が与えられ、従
つてローラ28はカム29に常時当接するが、第
2図の通りカム29はステーシヨンCまで延びて
いるとともにその先端は斜め下向きに切断されて
いるため、第1台車19がステーシヨンCに達し
たときローラ28はカム29との当接が解除され
る。第6図の通りアーム27の下面には上端がス
トツパピン24に結合されたシヤフト30の下端
の係止部材30Aが係止されているため、ローラ
28とカム29との当接が解除されるとばね26
で押し下げられる軸体23、アーム27、シヤフ
ト30によりストツパピン24も押し下げられ、
これにより第1台車19に載せられてステーシヨ
ンCに達しているマガジンMがステーシヨンD側
に走行できる状態となる。
第2図の通りステーシヨンBとCとの間にはモ
ータ31が設置され、このモータ31の出力軸に
ピニオン32が固設される。第6図の通り第1台
車19の左右の車輪33のうちの一方を取り付け
た車輪保持部材34には連結部材35を介してラ
ツク部材36が連結され、ステーシヨンB,C方
向に延びる長尺状のこのラツク部材36がピニオ
ン32と噛合し、モータ31が正回転、逆回転す
ることにより第1台車19は車輪33がレール1
8上を転動してステーシヨンBとCとの間を往復
動する。
第1台車19にはピニオン37が設けられ、こ
のピニオン37はマガジンMの前記ラツク部材1
0と噛合する。第2図の通りピニオン37は軸3
8を介してクラツチ半体39と連結されており、
クラツチ半体39は凸部39Aを有する。クラツ
チ半体39はステーシヨンC側に配置されたクラ
ツチ半体40と一対をなし、クラツチ半体40は
凸部39Aが嵌合する凹部40Aを有する。両方
のクラツチ半体39,40でクラツチ手段41が
構成され、第11図の通りクラツチ半体40は軸
42のスプライン軸部42Aにスプロケツト43
と共に嵌合され、従つて軸42に結合されたスプ
ロケツト44が回転せしめられるとスプロケツト
43と共にクラツチ半体40も回転する。クラツ
チ半体40にはスプロケツト43との間に介装さ
れたばね45のばね力が作用し、クラツチ半体4
0は常時クラツチ半体39側へ付勢されている。
第2図の通りスプロケツト44にはモータ46
から延びるチエーン47が噛合し、スプロケツト
43にはチエーン48を介してステーシヨンDに
配置されたスプロケツト49が接続される。スプ
ロケツト49の軸50にはスプロケツト51、ピ
ニオン52が設けられ、スプロケツト51にはチ
エーン53を介してステーシヨンDとEとの間に
配置されたスプロケツト54が接続され、スプロ
ケツト54の軸55にピニオン56が設けられ
る。
以上のラツク部材10、ピニオン37、クラツ
チ手段41、モータ46、ピニオン52,56等
によりマガジンMをステーシヨンCからEに走行
させるためのマガジン走行装置57が構成され
る。
また、ピニオン37とマガジンMのラツク部材
10とで第1台車19とマガジンMとの間に配置
されたマガジン駆動手段が構成され、このマガジ
ン駆動手段には駆動源であるモータ46からチエ
ーン47、スプロケツト44、クラツチ手段41
を介してマガジン駆動力が伝達されるようになつ
ている。
第7図の通りステーシヨンDにはマガジンMを
ステーシヨンDに位置決め停止させるためのスト
ツパ手段58が配置され、このストツパ手段58
はマガジンMの前記ピン8に係合するレバー59
と、レバー59を軸60を中心に揺動させるシリ
ンダ61とを備えるものである。
第2図の通りステーシヨンDにはマガジンMの
走行位置を検出するための検出装置を構成する第
1検出手段62、第2検出手段63が配置され、
これらの第1検出手段62、第2検出手段63は
共に光センサである3個の検出部62A,62
B,62C,63A,63B,63Cを有し、こ
れらの検出部はステーシヨンDにおけるレール6
4の延び方向すなわちマガジン走行方向にマガジ
ンMに前記ピン8A,8B,8Cと同じ間隔で配
置されている。第1検出手段62はマガジンMの
前記本体5の先端を検出してストツパ手段58を
作動させるものであり、また第2検出手段63は
マガジンMの前記ピン保持部材9の先端を検出し
てマガジン走行装置57の駆動を停止させるもの
である。
レール64の両側部にはサイドブレーキ手段6
5を構成するブレーキ部材66,67が配置さ
れ、ブレーキ部材66はばね等で常時ブレーキ部
材67側に付勢されているため、ステーシヨンD
に進入してくるマガジンMに制動力が与えられる
ようになつている。
第7図の通り前記ピニオン56を支持する支柱
68の上端部にはローラ69が回転自在に取り付
けられ、マガジンMがステーシヨンDからEに走
行するときマガジンMの前記本体5の下面にロー
ラ69が接触するようになつている。
第2図の通りステーシヨンEとFとの間には第
2台車70がレール71に沿つて往復動自在に配
置され、第8図の通りこの第2台車70は、車輪
72を取り付けた左右の車輪保持部材73とこれ
らの車輪保持部材73を連結する連結部材74と
で構成される台車本体75の上部に平面四角状の
枠体76を設けたものであり、この枠体76のレ
ール71と直交する2本の部材はレール77であ
り、第2台車70がステーシヨンEに達したとき
レール77はステーシヨンDのマガジン走路を構
成するレール64と接続状態になる。
台車本体75に枠体76は枠体76の各側部に
2個ずつ設けられたリンク78,79を介して連
結され、台車本体75、枠体76とリンク78,
79との連結は回動自在な軸80〜83で行われ
る。リンク78,79は軸80、82を中心に第
8図中左右に揺動自在であり、第8図図示の通り
リンク78,79が枠体76の自重で左揺動した
とき枠体76は車輪保持部材73の上面73Aに
当接支持され、このときレール77は不等長リン
ク78,79のためにステーシヨンDからEに走
行してくるマガジンMの走行方向に対し下り傾斜
する。一方、リンク78,79が軸80,82を
中心に右揺動してほぼ直立したときレール77は
上記とは反対側に傾斜する。
第2図の通りステーシヨンEの端部には停止部
材84が設けられ、この停止部材84はステーシ
ヨンDのレール64から第2台車70のレール7
7に載り移つたマガジンMをステーシヨンEで停
止させるためのものである。
ステーシヨンEとFの間にはモータ85が配置
され、このモータ85の出力軸に固設されたピニ
オン86には第2台車70の台車本体75に取り
付けられたラツク部材87が噛合する。ラツク部
材87はステーシヨンE,F方向に延びるため、
モータ85の正回転、逆回転により第2台車70
はステーシヨンEとFとの間を往復動する。第8
図の通り枠体76のレール77のステーシヨン
D,A側端部にはローラ88が回転自在に取り付
けられ、このローラ88は後述の通りステーシヨ
ンFに達した第2台車70のレール77からステ
ーシヨンAの前記レール13にマガジンMが円滑
に載り移ることができるようにするためのもので
ある。
第2図の通りステーシヨンFの第2台車70停
止位置側部にはリフト手段89が配置されてい
る。第9図、第10図はこのリフト手段89を示
す。2個の側壁部材90の間にはシリンダ91が
上向きに設置され、このシリンダ91のピストン
ロツド91Aには継手92を介して連結部材93
が連結され、連結部材93の両端部に板状の昇降
部材94が結合される。昇降部材94には側壁部
材90に取り付けられたガイド部材95の上下方
向のガイド溝95Aに嵌合するローラ96が設け
られているため、昇降部材94はシリンダ91の
伸縮動によりガイド部材95で案内されながら上
下動する。第9図の通り昇降部材94はステーシ
ヨンA側に延びるアーム部94Aを有し、昇降部
材94が上昇したときアーム部94Aの先端に取
り付けられたローラ97により第2台車70の枠
体76の後部が押し上げられ、前記リンク78,
79が軸80,82を中心に第8図、第9図中右
揺動するようになつている。
第2図、第7図で示す通りステーシヨンDの下
方にはマガジンMから前記ブランク積層体2を押
し上げるためのリフト装置98が配置され、この
リフト装置98は中央の主ヘツド99とその両側
の副ヘツド100とを有する。主ヘツド99は大
ヘツド99Aと、大ヘツド99Aの内部の小ヘツ
ド99Bとからなる。
第1図、第7図の通りステーシヨンC〜Eの上
方には支柱118で水平に支持されたレール11
9が設けられ、このレール119にベース台12
0が移動自在に載せられる。ベース台120には
前記ブランク1のホールド具121と磁気式分離
器122とが取り付けられ、ホールド具121は
リフト装置98でマガジンMからブランク積層体
2が押し上げられてブランク1が上昇すると後退
し、ブランク1が通過すると前進してブランク1
を保持する。磁気式分離器122はホールド具1
21を通過した上下のブランク1を磁力によつて
分離状態とするものである。ベース台120は2
台あり、一方のベース台120がステーシヨンD
の真上に配置されて使用されているとき、後退位
置に戻されている他方のベース台120では次の
プレス作業に用いるブランクの形状、大きさ等に
対応した位置にホールド具121、磁気式分離器
122を取り付ける作業が行われ、プレス作業中
に次のプレス作業のための段取り作業が行われ
る。
第1図の通りステーシヨンDの真上には真空カ
ツプ123を備えるピツクアツプ手段124が昇
降自在に設けられ、このピツクアツプ手段124
はベース台120からブランク1を真空カツプ1
23で吸着して持ち上げてトランスフアプレス機
械である前記プレス機械4にブランク1を供給す
るためのものである。
次に作用について述べる。
ステーシヨンAにおいてマガジンMはストツパ
手段14のレバー15で先端が係止されて停止
し、このようにマガジンMが停止しているときに
図示しないクレーン等によりマガジンMにブラン
ク積層体2が積載される。ブランク積層体2の積
載作業終了後、制御装置の操作によりレバー15
をシリンダ17で揺動させ、これによりマガジン
MをステーシヨンB側に下り傾斜しているレール
13に沿つて自重により自走させる。このときス
テーシヨンBには第1台車19が達しており、マ
ガジンMはバツクストツプ手段22のストツパピ
ン24を押し下げながらレール13から第1台車
19のレール20に載り移る。
第1台車19のレール20に載り移つたマガジ
ンMは先端が停止部材21に当接することにより
停止し、このとき前記ラツク部材10はピニオン
37と噛合している。マガジンMが第1台車19
に載つてステーシヨンBに達したことが第2図で
示す検出器125で検出されると、モータ31が
駆動して第1台車19をステーシヨンBからCに
向かつて走行させ、またストツパ手段14のレバ
ー15がシリンダ17でもとの状態に戻される。
第1台車19がステーシヨンCに向かつて走行
している間、マガジンMの後退はバツクストツプ
手段22で阻止され、また前進はレール20の先
端のストツパ部材20Aで阻止され、マガジンM
は第1台車19から脱落することなくステーシヨ
ンCに送られる。
第1台車19がステーシヨンCに達すると、前
述の通りバツクストツプ手段22のローラ28と
カム29との当接が解除されてマガジンMのステ
ーシヨンD側への走行が可能になるとともに、第
1台車19のクラツチ半体39はクラツチ半体4
0に当接してこれらのクラツチ半体39,40の
凸部39A、凹部40Aが嵌合し、クラツチ手段
41は接続状態となる。クラツチ半体39がクラ
ツチ半体40に当接したとき凸部39A、凹部4
0Aが直ちに嵌合しなくても、第11図の通りク
ラツチ半体40はばね45で常時付勢されながら
軸42のスプライン軸部42Aに軸方向摺動自在
に嵌合されているため、クラツチ半体40は軸方
向に後退した後、後述の通りモータ46によりク
ラツチ半体40が回転せしめられたとき凸部39
A、凹部40Aの位置が一致することによりクラ
ツチ半体40がばね45で前進してクラツチ手段
41が接続するようになつている。
マガジンMはステーシヨンDにおいて先行する
マガジンから全てのブランクがプレス機械4に供
給されるまでステーシヨンCで第1台車19に載
せられながら待機する。先行するマガジンから全
てのブランクがプレス機械に供給されると、制御
装置の操作によりモータ46が回転したマガジン
走行装置57が駆動を始める。すなわち、モータ
46によりチエーン47、スプロケツト44,4
3、チエーン48、スプロケツト49,51、チ
エーン53、スプロケツト54が駆動され、ステ
ーシヨンDの先行するマガジンMが回転するピニ
オン52,56でステーシヨンE側に送り出され
るとともに、モータ46の駆動力はクラツチ手段
41を介して第1台車19のピニオン37に伝達
されるため、このピニオン37と噛合するラツク
部材10を有するマガジンMはステーシヨンDに
向かつて走行し始め、マガジンMは第1台車19
のレール20からステーシヨンDのレール64に
載り移り、さらに、マガジンMのラツク部材10
はピニオン52と噛合する。
以上のように接続したクラツチ手段41を介し
てモータ46からの駆動力が第1台車19側に伝
達され、この駆動力によりマガジンMは第1台車
19からステーシヨンD側に走行する。ここで、
クラツチ手段41を構成するクラツチ半体39,
40は円盤状の小型部品であり、また第1台車1
9にクラツチ半体39と連結されて設けられたピ
ニオン37も円盤状の小型部品であるため、これ
らの部品の配置スペースは小スペースでよく、全
体がコンパクトなものとなり、他の部品の配置を
制約することはない。また、マガジンMに設けら
れるラツク部材10は第4図の通りマガジンMの
長さ内に収まるものであるため、装置は大型化す
ることはない。
マガジンMはレール64に沿つて走行しながら
サイドブレーキ手段65の制動力を受け、またレ
ール64で構成されるマガジン走路に配置された
前記検出装置の第1検出手段62、第2検出手段
63でマガジン走行位置が検出されてストツパ手
段58の作動、マガジン走行装置57の駆動停止
が行われる。
これを具体的に説明すると、第1図の通りマガ
ジンMに1個のブランク積層体2が積載されてい
る場合には、第1検出手段62の3個の検出部6
2A〜Cのうち中央の検出部62BがマガジンM
の本体5の先端を検出し、この検出信号によりス
トツパ手段58のシリンダ61によりレバー59
が上向き揺動せしめられる。このときにはレバー
59が係合する係合部になつているマガジンMの
3個のピン8A〜Cのうちの中央のピン8Bはレ
バー59の位置に達しておらず、レバー59はピ
ン8Bがレバー59の位置に達する前にピン8B
との係合可能な状態になる。この後、マガジン走
行装置57が引き続き駆動することによりピン8
Bはレバー59に係合し、ピン8Bにマガジン走
行方向前側から係合するレバー59によりマガジ
ンMはステーシヨンDに位置決めされる。このと
きには第2検出手段63の3個の検出部63A〜
Cのうち中央の検出部63BがマガジンMのピン
保持部材9の先端を検出し、この検出信号により
マガジン走行装置57のモータ46を停止させて
いる。従つてマガジンMはストツパ手段58の作
動とマガジン走行装置57の駆動停止とでステー
シヨンDに正確に位置決め停止されていることに
なる。
次いでマガジンMのブランク積層体2がリフト
装置98でベース台120まで押し上げられる。
このときリフト装置98の第7図で示すシリンダ
101を伸び作動させると小ヘツド99B、大ヘ
ツド99A、副ヘツド100は一体となつて上昇
し、これらのヘツドはマガジンMの前記大孔1
1、小孔12を通過して大きな面積を有するブラ
ンク1からなるブランク積層体2を押し上げる。
押し上げられたブランク積層体2の上部の複数の
ブランク1はベース台120のホールド具121
を通過して磁気式分離器122で上下に分離さ
れ、最上部のブランク1からピツクアツプ手段1
24の真空カツプ123で吸着されてプレス機械
4に供給される。ベース台120からブランク1
が供給されるたびにリフト装置98によりマガジ
ンMからベース台120にブランクが押し上げら
れる。
以上のようにリフト装置98によるマガジンM
からのブランク積層体2の押し上げ作業が行われ
ている間に第1台車19はモータ31の駆動でス
テーシヨンBに戻され、次のマガジンが走行して
くるのを待機する。
以上において、ステーシヨンAとDにおけるマ
ガジンMの前後の向きは変わらないため、前述の
ブランク積載作業、およびプレス作業を行う上で
作業が容易となる。
なお、第1検出手段62の検出部62A,62
C、第2検出手段63の検出部63A,63C、
マガジンMのピン8A,8CはマガジンMにブラ
ンク積層体がマガジン走行方向に2個積載された
ときに使用され、また第1検出手段62の検出部
62A,62B,62C,第2検出手段63の検
出部63A,63B,63C、マガジンMのピン
8A,8B,8CはマガジンMにブランク積層体
がマガジン走行方向に3個積載されたときに使用
される。このようにマガジンMに複数のブランク
積層体が積載された場合には、リフト装置98の
小ヘツド99Bは第7図で示す大小ヘツド係脱手
段108で大ヘツド99Aと係合解除状態にな
り、また主ヘツド99はヘツド選択手段112で
副ヘツド100と分離状態になるため、シリンダ
101を伸び作動させると小ヘツド99Bのみが
上昇してブランク積層体を押し上げる。
ステーシヨンDにおけるマガジンMからプレス
機械4へのブランクの供給作業が終了すると、制
御装置の操作によりマガジン走行装置57のモー
タ46が駆動されてピニオン52,56が回転す
る。マガジンMはピニオン52からラツク部材1
0にモータ46の駆動力が伝達されることにより
ステーシヨンE側に走行してラツク部材10はピ
ニオン56と噛合する。このときはステーシヨン
Eに第1台車70が達しており、従つてマガジン
Mはレール64から第2台車70のレール77に
載り移る。
このときには第8図の通り第2台車70のリン
ク78,79は枠体76の自重で左揺動した状態
になつているためレール77はマガジン走行側に
下り傾斜し、このためレール77に載り移つたマ
ガジンMはラツク部材10とピニオン56との噛
合が解除されても第2図で示す停止部材84に先
端が当接するまで走行する。なお、マガジンMが
載り移るレール77が前述の通り下り傾斜になつ
ていても第7図で示すローラ69がマガジンMの
前記本体5の下面に接触してマガジンMを支持す
るため、ラツク部材10とピニオン56とが深く
噛み合うのを防止できる。
マガジンMが第2台車70のレール77に載り
移つてステーシヨンEに達すると、これが第2図
で示す検出器126で検出される。検出器126
からの信号によりモータ46が停止するとともに
モータ85が駆動して第2台車70はステーシヨ
ンF側に走行する。この間、マガジンMはレール
77の先端のストツパ部材77Aで前進が阻止さ
れ、また後退はレール77の傾斜で阻止され、従
つてマガジンMが第2台車70から脱落するのを
防止できる。
第2台車70がステーシヨンFに達するとリフ
ト手段89のシリンダ91が伸び作動し、第9図
の鎖線の通り上昇する昇降部材94のア−ム部9
4Aに設けたローラ97が第2台車70の枠体7
6の後部を押し上げ、これによりリンク78,7
9が軸80,82を中心に揺動してレール77を
ステーシヨンA側に下り傾斜させる。
この結果第1図の通りレール77はステーシヨ
ンAのレール13と同一傾斜角度になつてこのレ
ール13と接続状態になり、マガジンMは自重に
より走行してレール13に載り移る。なお、レー
ル77がレール13に接続擦る前、すなわちレー
ル77とレール13との間に隙間がある状態でマ
ガジンMが走行し始めても、レール77の先端に
設けた前記ローラ88に車輪保持部材7が乗るた
めマガジンMの車輪6がレール77とレール13
との間の隙間に落ちることはなく、マガジンMの
レール13への載り移りは円滑に行われる。
レール13に載り移つたマガジンMは自重によ
りそのまま自走してストツパ手段14のレバー1
5に先端が係止されるまで走行する。一方、リフ
ト手段89ではシリンダ91が縮み作動し、また
第2台車70はモータ85の駆動でステーシヨン
Eに戻される。ストツプ手段14のレバー15で
ステーシヨンAに停止せしめられたマガジンMに
は前述と同様にブランク積層体2が積載され、以
下同様にして前述と同じ作動が繰り返される。
以上の本実施例ではプレス機械4はトランスフ
アプレス機械であつたが、本考案はプレス機械4
が通常のプレス機械である場合にも適用できる。
またマガジン走行装置57のクラツチ手段41
よりも駆動力伝達方向上流側およびスプロケツト
43の駆動力伝達分岐方向はスプロケツト、チエ
ーンにより構成されていたが、これを例えばタイ
ミングプーリ、タイミングベルトで構成してもよ
く、また第1台車19からステーシヨンDに向か
つて走行したマガジンをこれ以後例えばシリンダ
で走行させるようにしてもよい。
さらに本実施例ではマガジンMに車輪6を設
け、マガジンMをレールに沿つて走行させるよう
にしたが、マガジンを回転自在なローラを並べた
コンベア上で走行させるように構成した場合にも
本考案は適用できる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、マガジン走行装置は小型化さ
れ、このためスペース上有利となり、他の部品の
配置を制約することなく、部品配置の自由度を向
上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はプレス機械の側方から見たデイスタツ
クフイーダの図、第2図はデイスタツクフイーダ
の平面図、第3図はマガジンの平面図、第4図
は、第3図の−線断面図、第5図は第3図の
−線断面図、第6図は第2図の−線断面
図、第7図は第2図の−線断面図、第8図は
第2図の−線断面図、第9図は第2図の−
線断面図、第10図は第9図の−線断面
図、第11図は第2図で示されたクラツチ手段が
接続した状態を示す図である。 1……ブランク、2……ブランク積層体、4…
…プレス機械、10……マガジン駆動手段を構成
するラツク部材、19……台車である第1台車、
22……バツクストツプ手段、37……マガジン
駆動手段を構成するピニオン、39,40……ク
ラツチ半体、41……クラツチ手段、46……駆
動源であるモータ、57……マガジン走行装置、
70……第2台車、98……リフト装置、M……
マガジン、A……ブランク積載ステーシヨン、D
……ブランク供給ステーシヨン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ブランク積層体を積載した走行自在なマガジ
    ンと、このマガジンを載せて走行する台車とを
    有し、マガジンをブランク供給ステーシヨンで
    停止させてブランクをプレス機械に供給するデ
    イスタツクフイーダにおいて、前記台車に一方
    のクラツチ半体を設けるとともに、この台車が
    達するステーシヨンにこの一方のクラツチ半体
    と接離自在であつて駆動源に接続された他方の
    クラツチ半体を設け、これらのクラツチ半体で
    構成されるクラツチ手段の接続によりマガジン
    駆動力が伝達されるマガジン駆動手段を前記台
    車と前記マガジンとの間に配置し、マガジン駆
    動力が伝達されたこのマガジン駆動手段により
    マガジンを前記台車から走行させることを特徴
    とするデイスタツクフイーダのマガジン走行装
    置。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記マガジン駆動手段は前記一方のクラツチ半体
    と連結されたピニオンと、このピニオンと噛合
    し、前記マガジンに固設されたラツク部材とか
    らなることを特徴とするデイスタツクフイーダ
    のマガジン走行装置。
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JPS63133833U JPS63133833U (ja) 1988-09-01
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