JPH048030Y2 - - Google Patents

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JPH048030Y2
JPH048030Y2 JP1987132907U JP13290787U JPH048030Y2 JP H048030 Y2 JPH048030 Y2 JP H048030Y2 JP 1987132907 U JP1987132907 U JP 1987132907U JP 13290787 U JP13290787 U JP 13290787U JP H048030 Y2 JPH048030 Y2 JP H048030Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は例えば自動車のバンパに取り付けられ
るフエンダポール等に適用して好ましい光透過構
造体に関する。
[従来の技術] フエンダポールは運転席から遠い助手席側のバ
ンパコーナ部の位置を運転者が容易に把握できる
ように、助手席側フエンダ前端部に位置させてバ
ンパ等に取り付けられる。このフエンダポールは
夜間等の使用を考慮して照明ランプを備えている
のが普通なので、フエンダランプとも呼ばれてい
る。
照明ランプを備えた従来の一般的なフエンダポ
ールは、第6図に示されるような光透過構造体と
しての上部部材10を備え、この上部部材10は
ポリカーボネイトやアクリル等の透明な硬質材で
構成されている。上部部材10の下方には照明ラ
ンプ12が配置され、この照明ランプ12の光が
上部部材10を透過するようになつている。
この上部部材10は、軟質材とすると熱や物理
的外力によつて容易に変形して運転者から視認不
可能となつてしまうことから硬質材が選択されて
いる。
このため、安全性の見地から突起形状等とする
ことができず外観意匠の自由度が低いとともに、
表面を凹凸面として光を屈折させるようにする
と、ワツクスや埃が付着して汚れ易くなつてしま
う。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は上記に鑑み、外観意匠の自由度を向上
させることができるとともに、凹凸面を形成して
も汚れ易くなることがない光透過構造体を提供す
ることが目的である。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係る光透過構造体は、硬質樹脂材の内
側部材を透明な軟質樹脂材の外側部材により密着
状態で覆うとともに、内側部材と外側部材との境
界面を凹凸面とした構成としている。
[作用] 上記構成の本考案では、軟質樹脂材の外側部材
が外側に位置するので安全性を損なうことなく突
起形状等の任意外観意匠を創成することができる
とともに、硬質樹脂材の内側部材が内側に位置す
るので所要の剛性が確保される。
また、内側部材は、外側部材により密着状態で
被覆されているので、凹凸面が外側に露出するこ
はなく、しかも、外側部材と内側部材との隙間が
ないので、この隙間からゴミ等の異物が浸入する
ことがなくなり、凹凸面に異物が付着するのを確
実に防止できる。
[実施例] 第1図乃至第5図には本考案に係る光透過構造
体の実施例としての上部部材100を備えたフエ
ンダポールが示されている。
第1図及び第2図に示されるように、この実施
例では基部18は金属製のベース24を中心に構
成されている。ベース24には平面部24Aの周
囲に一部を除いて下方へ向けて延びる周壁部24
Bが形成されており、平面部24Aには皿状の凹
部の中心に貫通孔28が形成されている。貫通孔
28にはシヤフトベース30が挿通係止されてい
る。シヤフトベース30はボルト状部品で六角頭
部の上部にはフランジ部32が形成され、内方に
は軸線方向へ貫通する段付孔34が形成され、さ
らに六角頭部を軸線交差方向へ貫通する小孔36
が形成されている。
シヤフトベース30は螺子部に皿ワツシヤ38
を嵌挿してからベース24の貫通孔28へ挿通さ
れ、貫通孔28の下方で螺子部にナツトホルダ4
0が嵌挿され、さらにナツト42が螺着されてベ
ース24に締結されている。シヤフトベース30
のベース24への締結はシヤフトベース30の六
角頭部にレンチを掛けてなされ、ナツト42はナ
ツトホルダ40に形成された舌片部44がベース
24の周壁部24Bに当接することで共回りが防
止される。小孔36にはピン状のスプリングスト
ツパ45の両端部が嵌着係止されている。
上記のように構成される基部18はベース24
がバンパ22に固定されたブラケツト20とボル
ト26を介して結合されている。
また、この実施例の柱部46は強度部材として
の金属製パイプである上部シヤフト48及び下部
シヤフト50を備え、上部シヤフト48と下部シ
ヤフト50とは互に螺着されて一体となつてい
る。下部シヤフト50の上端部には互に対向する
一対の切欠52が形成されており、これら切欠5
2にはスプリングホルダ54の両端部が掛止され
ている。スプリングホルダ54は上部シヤフト4
8と下部シヤフト50とが螺着される前に配置さ
れる。
上部シヤフト48の上端には照明ランプとして
の発光ダイオード56が組み付けられたランプホ
ルダ58の下端が支持されている。ランプホルダ
58のリード線60は上部シヤフト48の内方を
通つた後に上部シヤフト48に形成されている切
欠部62から上部シヤフト48の外方へ抜け出し
ている。
発光ダイオード56及びランプホルダ58は内
側部材102の下端部に形成された凹部66に収
容されている。内側部材102はポリカーボネイ
トやアクリル等の透明な硬質樹脂材から形成され
て表面が凹凸面106とされ、下端部が装飾部材
としての樹脂製のシヤフトケース70及びシヤフ
トカバー72の上端部に挟持されて、これらに支
持されている。
前記内側部材102は外側部材104とで、本
実施例に係る光透過構造体としての上部部材10
0を構成している。外側部材104は塩化ビニ
ル、エチレン酢酸ビニル、CAB(セルロース ア
セテート ブチレート)、ウレタン−PVC共重合
体等の透明な軟質樹脂材から形成されており、用
途によつては外表面にソフトコートがコーテイン
グされることがある。外側部材104は内側部材
102と一体に成形されるか又は別体で成形して
内側部材102に嵌着することで、内側部材10
2に密着して内側部材102を包囲している。外
側部材104の下端部は、シヤフトケース70及
びシヤフトカバー72の上端面に当接している。
外側部材104の上端部にはレンズヘツド68が
接着等で係止されている。
前記シヤフトケース70は周壁の一部が高さ方
向の全域に渡つて開口した異形の有底筒体で、底
部70Aに形成された貫通孔78へ下部シヤフト
50の下端部が挿通され、底部70Aが下部シヤ
フト50に螺着された挟持手段としての上部シヤ
フトプレート74及び下部シヤフトプレート76
に挟持されて下部シヤフト50に固定されている
とともに、内周部に突設されたリブ部80,82
が上部シヤフト48及び下部シヤフト50に当接
している。
シヤフトカバー72はシヤフトケース70の開
口部を覆うように配置され、爪部84がシヤフト
ケース70の内周部に形成された図示しない凹部
に嵌着係止されてシヤフトケース70に固定され
ている。前記リード線60は上部シヤフト48及
び下部シヤフト50と、シヤフトケース70及び
シヤフトカバー72との間に形成された空間を通
つて下方へ延び、シヤフトカバー72に形成され
た図示しない切欠部から外方へ抜け出している。
外方へ抜け出している部分のリード線60はビニ
ールカバー86に挿通されている。
前記下部シヤフトプレート76には周囲に下方
へ向けて延びる周壁部88が形成されており、周
壁部88の内径は前記シヤフトベース30に形成
されているフランジ部32の外径よりも僅かに大
きく設定されている。
上記のように構成される基部18と柱部46と
は、シヤフトベース30のフランジ部32に下部
シヤフトプレート76が載置されて周壁部88が
フランジ部32の周囲を囲んでいる。また、上部
フツク90がスプリングホルダ54に掛止されて
下部シヤフト50の内方に配置された引張コイル
ばね92の下部フツク94がスプリングストツパ
45に掛止されて柱部46を弾性的に支持してい
る。
樹脂製のベースカバー96は基部18の全体を
覆うとともに柱部46の下部を覆うことで、基部
18と柱部46との連結部を覆つている。ベース
カバー96は内方が中空とされ、上部の一部、側
部の一部、底部に開口している。側部と底部の開
口は連続している。ベースカバー96は基部18
及び柱部46がバンパ22へ取り付けられてか
ら、柱部46の上端部から被せられる。
ベースカバー96は第3図に示されるように内
方に突設された爪部98がベース24の周壁部2
4Bを通過する際には弾性変形され、通過後には
第4図に示されるように原形状に近く形状復元し
て爪部98がベース24の周壁部24Bの下端面
に掛止されてベース24に固定されている。この
状態ではベースカバー96の下端面がバンパ22
の上面と押圧当接している。
なお、ベースカバー96を特定車種の専用品と
して設定しない場合には、爪部98が周壁部24
Bの下端面に掛止される前にベースカバー96の
下端面がバンパ22の上面に当接してしまうこと
があるが、この際はベースカバー96の下端部を
適正な長さとなるように切除すれば良い。
また、第5図に示されるようにバンパ22の上
面と周面とを結ぶコーナ面にベースカバー96の
下端面が対応する場合には、このコーナ形状に合
わせて切除すれば良い。この目的のために、ベー
スカバー96は切断加工の容易なPVC(塩化ビニ
ル樹脂)等で成形される。
本実施例のフエンダポールの取り付け作業は、
始めにブラケツト20をバンパ22に固定し、し
かる後にブラケツト20にベース24を固定して
一体に組み付けられている基部18及び柱部46
がバンパ22に固定され、それからベースカバー
96が被せられる。従つて、比較的手間のかかる
ブラケツト20のバンパ22への取り付けの際に
は、基部18及び柱部46が分離されているの
で、作業が容易である。
また、ブラケツト20へベース24を固定する
際にはベースカバー96が被せられておらず、ボ
ルト26を開放空間において上方から締付けるだ
けなので、作業が容易である。
また、ベースカバー96は上方から被せるだけ
で、別途の固定手段を用いることなく確実にベー
ス24に固定されるので作業が容易である。
次に本実施例の作用を説明する。
以上のように構成されバンパ22へ固定された
本実施例のフエンダポールは、通常状態では第1
図に示されるように、柱部46が正立状態にあ
る。この状態では、柱部46には引張コイルばね
92の付勢力が作用しているが、上部シヤフトプ
レート74及び下部シヤフトプレート76は下部
シヤフト50に螺着されていて下部シヤフト50
に対して相対移動することがないので、スプリン
グホルダ54を介して下部シヤフト50へ伝達さ
れた引張コイルばね92の付勢力はシヤフトケー
ス70の底部70Aへ伝達されることはない。ま
た、底部70Aは下部シヤフトプレート76が介
在されていることでフランジ部32と当接してい
ないので、基部18側の部品を介して引張コイル
ばね92の付勢力が直接作用することもない。
従つて、底部70Aに作用する力は上部シヤフ
トプレート74及び下部シヤフトプレート76に
よる挟持力だけである。上部シヤフトプレート7
4及び下部シヤフトプレート76は広面で底部7
0Aに当接しているので、これらによる挟持力は
底部70Aの広面に分散して作用し、底部70A
は確実に下部シヤフト50に固定されるのにも拘
らず内部応力は小さなものとなつている。
この状態から柱部46が他と接触すると、引張
コイルばね92の付勢力に抗して柱部46が傾動
する。この場合には底部70Aに引張コイルばね
92の付勢力が作用するが、底部70Aは前述の
ように上部シヤフトプレート74及び下部シヤフ
トプレート76と広面で当接しているので、前記
付勢力は底部70Aの広面で分散支持される。
また、ベースカバー96は前述のような取付構
造でベース24へ固定されているので、柱部46
の他との接触の際の衝撃や車両の振動等で外れる
ことはない。
柱部46は接触後には引張コイルばね92に付
勢されて第1図の正立状態に復元する。
このように本実施例の上部部材100では、軟
質樹脂材の外側部材104が外側に位置するので
安全性を損なうことなく突起形状等の任意外観意
匠を創成することができるとともに、硬質樹脂材
の内側部材102が内側に位置するので所要の剛
性が確保される。また、内側部材102の凹凸面
106は外側に露出しないので、凹部に異物等が
付着することはない。さらに、内側部材102に
外側部材104が密着されているので、内側部材
102と外側部材104との隙間から、ゴミ等の
異物が浸入するのを防止でき、凹凸面106の汚
れを確実に防止できる。
特に、凹凸面106が上部部材100の内側に
配置されることになるので、内側部材102と外
側部材104との境界面で発光ダイオード56の
発光が屈折して上部部材100の内方の輝度が大
きくなり、視認性が向上するとともに飾り照明と
しての見映も向上する。
なお、上記実施例では本考案をフエンダポール
の上部部材100に適用したが、照明手段の有無
に拘らずフエンダマスコツトやフロントマスコツ
ト(ボンネツトフードマーク)等に適用すること
が可能であり、用途は無限にある。
[考案の効果] 以上に説明した通り本考案に係る光透過構造体
では、硬質樹脂材の内側部材を透明な軟質樹脂材
の外側部材により密着状態で覆うとともに、境界
面を凹凸面とし、外側部材と内側部材との境界部
からのゴミ等の異物の浸入を防止できるようにし
たので、光透過構造体の外観意匠の自由度を向上
させることができ、しかも剛性を確保できるとと
もに凹凸面の汚れを確実に防止できるという優れ
た効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る光透過構造体の実施例が
適用されたフエンダポールを示す正面断面図、第
2図は第1図の分解斜視図、第3図及び第4図は
第1図の一部の取付構造を説明する概略側面断面
図、第5図はベースカバーの下端部をバンパ形状
に適合させて切除した例を示す部分正面図、第6
図は従来例を示す断面図である。 56……発光ダイオード、100……上部部材
(光透過構造体)、102……内側部材、104…
…外側部材、106……凹凸面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 硬質樹脂材の内側部材を透明な軟質樹脂材の外
    側部材により密着状態で覆うとともに、内側部材
    と外側部材との境界面を凹凸面としたことを特徴
    とする光透過構造体。
JP1987132907U 1987-08-31 1987-08-31 Expired JPH048030Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987132907U JPH048030Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31

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JP1987132907U JPH048030Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31

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Publication Number Publication Date
JPS6436246U JPS6436246U (ja) 1989-03-06
JPH048030Y2 true JPH048030Y2 (ja) 1992-03-02

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ID=31390299

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JP1987132907U Expired JPH048030Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH081971Y2 (ja) * 1990-05-07 1996-01-24 ジェコー株式会社 照明装置
JPH084358Y2 (ja) * 1990-10-17 1996-02-07 ジェコー株式会社 照明装置
JP4666673B2 (ja) * 2001-08-30 2011-04-06 株式会社ミツバ 車両用サイドミラー

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6215044B2 (ja) * 1983-09-17 1987-04-06 Shinetsu Chem Ind Co

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0228114Y2 (ja) * 1985-07-12 1990-07-27

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JPS6215044B2 (ja) * 1983-09-17 1987-04-06 Shinetsu Chem Ind Co

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JPS6436246U (ja) 1989-03-06

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