JPH0464272B2 - - Google Patents

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JPH0464272B2
JPH0464272B2 JP1047894A JP4789489A JPH0464272B2 JP H0464272 B2 JPH0464272 B2 JP H0464272B2 JP 1047894 A JP1047894 A JP 1047894A JP 4789489 A JP4789489 A JP 4789489A JP H0464272 B2 JPH0464272 B2 JP H0464272B2
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JP
Japan
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balloon
catheter
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balloon catheter
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JP1047894A
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JPH02224668A (ja
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Shinsuke Nanto
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は冠状動脈の粥状硬化性病変部の治療
(経皮冠動脈形成術)に用いる拡張用バルーンカ
テーテルの改良に関する。
(従来の技術) 狭心症や心筋梗塞は冠状動脈の内壁にアテロー
ム付着堆積した粥状硬化性病変による狭窄に起因
することが多い。そして、これまでこのアテロー
ムが付着堆積した部位の粥状硬化性病変は一般に
ダイラテーシヨン・バルーンカテーテルを用いて
冠状動脈の内腔狭窄の拡張をはかることにより前
記病変の原因を除去していた。このようなバルー
ンカテーテルを用いて冠状動脈の内腔狭窄の原因
を除去することを経皮的冠状動脈拡張術(以下、
単にPTCAと略称する)と称し、広く臨床におい
採用されている。
ここで、従来、このPTCAにおいて専ら用いら
れているバルーンカテーテルシステムは5図に示
すように、ガイドカテーテル21とガイドワイヤ
ー22とバルーン23から構成されており、特に
バルーン23は一重の伸縮材料によつて所定寸法
に拡張しうるように形成されている。そして、こ
のようなバルーンカテーテルを鼠蹊部や上腕部な
どから心臓の冠状動脈の病変部位まで時間をかけ
て誘導し、該病変部位にてバルーンを拡張させ、
病変部位のアテロームを冠状動脈の内壁に圧接さ
せ、このアテロームを内壁に押し広げて薄くし、
結果的に病変部位の冠状動脈の内径を拡開し、狭
窄状態を解消することによつて心筋梗塞や狭心症
の原因を除去していた。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記のバルーンカテーテルによ
れば、折角時間をかけて心臓の冠状動脈の病変部
位まで誘導して冠動脈狭窄部をバルーンで拡大し
ても拡大が不十分である場合が多く存在する。こ
のような場合には、よりバルーン径の大きいバル
ーンカテーテルを再度、鼠蹊部や上腕部から冠状
動脈の病変部位にまで挿入して治療せざるをえな
かつた。このように、再度にわたるバルーンカテ
ーテルの病変部位への挿入は手術時間が大幅に延
び、患者の体力への悪影響はもとより、執刀医な
らびにオペレーシヨンスタツフの疲労にもつなが
り、他の要因をも誘発して手術の成否を左右する
こともあつた。
本発明は上述の問題にかんがみ発明されたもの
であつて、一旦病変部位にまで誘導したカテーテ
ルを体外に引き出すことなく病変部位の内径に合
わせたバルーンの拡張を実現できる拡張用バルー
ンカテーテルを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本願発明は、ガイ
ドカテーテル部とガイドワイヤー部とバルーン部
と該バルーン部を拡張するための空気ブリード管
とからなる拡張用バルーンカテーテルにおいて、
拡張寸法が異なる複数のバルーンを拡張寸法の小
さい順に重層してバルーン部を構成し、かつ外層
のバルーンに比して内層のバルーンが脆弱に形成
されたことを特徴とする。
(作用) 本願発明によれば、空気ブリード管孔より空気
を吹き込むと、まず、内層のバルーンが拡張し、
この内層バルーンの拡張寸法が小さくて冠狭窄を
十分に拡大できない場合には更に空気を前記バル
ーン内に吹き込み続けると、前記バルーンは脆弱
であるため破裂し、急激な圧力降下と同時に外層
のバルーン側に空気が入り込み、所定空気圧とな
るように同一の空気ブリード管孔からの吹き込み
を続けることにより外層バルーンを拡張させて冠
狭窄を十分に拡張できる。
このように、本発明にかかるバルーンカテーテ
ルによれば、一旦、病変部位にカテーテルを誘導
しさせすれば、たとえ、はじめのバルーンが病変
部位の冠狭窄を十分に拡大できずとも、瞬時にし
て大きさのバルーンを拡張させて前記冠狭窄をさ
らに拡大できて、病変部位の冠狭窄を十分に解除
でき、心筋梗塞や狭心症の原因の一つを除去でき
る。また、一旦、病変部位にまで誘導挿入したバ
ルーンカテーテルを体外に引き出すことなく、バ
ルーンの拡張寸法を大きくできるので患者の体力
への悪影響もなく、執刀医やオペレーシヨンスタ
ツフの疲労感も軽減される。
(実施例) 次に本発明の実施例を第1図に基づいて説明す
る。
同図においてバルーンカテーテル本体1はガイ
ドカテーテル部2とガイドワイヤー部3とバルー
ン部4とから基本構成されている。
上記バルーン部4は、拡張寸法が異なる複数の
バルーン8a・8bを拡張寸法の小さいものから
大きいものになるように重層されている(例示の
ものは2層であるが、3層以上の場合もありう
る)。そして、外層側の拡張寸法の大きせのバル
ーン8bに比べて内層の拡張寸法の小さめのバル
ーン8aがより脆弱な材質で形成されているか、
もしくはより脆弱な部分12を有している。例示
では2層のバルーンのものを示しているが、3層
以上の場合でも内層側がより脆弱な材質もしくは
脆弱部分12を有していることを特徴としてい
る。
なお、7a並びに7bはいずれもガイドカテー
テル部2のバルーン形成箇所に所定部位に設けた
金メツキ部であつて、バルーンカテーテルを鼠蹊
部や上腕部などから心臓の冠状動脈まで誘導挿入
するに際し、外部のモニターによつて冠状動脈内
のバルーンカテーテルの動きと位置を検知するた
めのものである。また、ガイドワイヤー部3は固
定式のタイプと可動式のタイプのものがある。上
記のバルーンカテーテル本体1は、一定圧以上の
空気がバルーン内に供給されると、バルーンが破
裂するように構成されている。但し、空気ブリー
ド管5cは各バルーンに共通するものが一つガイ
ドカテーテル部2内に配装されているにすぎず、
この空気ブリード管5cの先端部はガイドカテー
テル部2の所定位置に設けた孔6cに接続されて
上記バルーン8aが拡張されて破裂するまではバ
ルーン8aのみに空気が吹き込まれるように構成
されている。
なお、上記実施例において、各バルーンはいず
れも拡張前にはそのガイドカテーテル部2の円周
方向に内層や外層のバルーン8a・8bの1〜2
箇所が折り畳まれて嵩が低くなるようになつてお
り、その材質も例えば、ポリエステルフイルムや
ポリエチレンフイルムなどの薄膜化可能でしかも
透明性並びに耐圧性の良好な材質が好ましい。
(発明の効果) しかして、本発明にかかる拡張用バルーンカテ
ーテルによれば、バルーンを冠状動脈の病変部位
に付着堆積するアテロームに圧接してこれを薄く
押し広げて前記病変部位の狭窄状態を解消するに
際し、一旦、前記病変部位にまで誘導させたカテ
ーテルを体外へ引き出すことなく、そのままの状
態で適当なバルーンの拡張状態が得られる。した
がつて、手術に要する時間を比較的短くすること
ができ、患者の体力負担も少ななくできるのみな
らず、執刀医他のオペレーシヨンスタツフの疲労
も減少し、この種手術の成功率も飛躍的に向上す
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を模式的に表した透
視図、第2図は従来のバルーンカテーテルの透視
図である。 1……バルーンカテーテル本体、2……ガイド
カテーテル部、3……ガイドワイヤー部、5c…
…空気ブリード管、7a・7b……金メツキ部、
8a・8b……バルーン、12……脆弱部分。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ガイドカテーテル部とガイドワイヤー部とバ
    ルーン部と該バルーン部を拡張するための空気ブ
    リード管とからなる拡張用バルーンカテーテルに
    おいて、拡張寸法が異なる複数のバルーンを拡張
    寸法の小さい順に重層してバルーン部を構成し、
    かつ外層のバルーンに比して内層のバルーンが脆
    弱に形成されたことを特徴とする拡張用バルーン
    カテーテル。
JP1047894A 1989-02-27 1989-02-27 拡張用バルーンカテーテル Granted JPH02224668A (ja)

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JP1047894A JPH02224668A (ja) 1989-02-27 1989-02-27 拡張用バルーンカテーテル

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JP1047894A JPH02224668A (ja) 1989-02-27 1989-02-27 拡張用バルーンカテーテル

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JPH02224668A JPH02224668A (ja) 1990-09-06
JPH0464272B2 true JPH0464272B2 (ja) 1992-10-14

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ID=12788112

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10179749A (ja) * 1996-12-24 1998-07-07 Buaayu:Kk インフュージョンカテーテル
JP2009089814A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Solution Kk 経血管用マイクロカテーテル
JP6378979B2 (ja) * 2014-09-03 2018-08-22 テルモ株式会社 拡張デバイス

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JPS63132667A (ja) * 1986-09-10 1988-06-04 ジー・ディビッド・ジャング カテ−テル
JPS63177868A (ja) * 1986-11-04 1988-07-22 シー・アール・バード・インコーポレーテッド 拡張カテーテル

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