JPH04503905A - 飲用容器に関する改善 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 飲用容器に関する改善 本発明は飲用容器に関する。本発明は主として幼児に関するものであるが、病人 や不具者にも同じように適用され得るものである。

幼児は物をひっくり返す癖があり、その内容物が一杯になっており、汚れ易いも のであればあるほど、そうした事を起こし易い。これの解決策として飲用マグが 好ましいものであるが、その被害の程度は狭い開口部を持ったマウス・ピースを 備えた蓋を取り付ける事によって部分的には低減される。

これによって、事故を溢水とはせずに、したたり位に抑えられるが、放置してお けば、結果は殆ど同じである。

このような容器をより安全なものにする提案がなされている。ＵＳ特許第２５４ ５３５０号には、ボトルの頭部にはめ込むヘッドまたはキャップとこのヘッドに 取り付けられた回転可能な口（ノズル）から成るミルク・ボトル用のバルブ付き の注ぎ口が開示されている。この口（ノズル）は開と閉の二つの位置に回す事が でき、開の時は樋口と空気孔とは開かれている。

ＵＳ特許第３１０４０３９号には、二つの部分に分かれたキャップ／ノズルの組 み合わせから成る似たような構成が示されており、ＧＢ特許第２１７２７９３Ａ 号には、開と閉の鋤位置の間で回転させる事の出来る子供用の飲用カップが示さ れている。

これらが従来の技術を代表するものであると考えられるが、充填し洗浄するため の大きな開口部と選択的に開放し閉鎖する事の出来る少なくとも一個の小さな放 出用の開口部が必須であるそのような容器には、少なくとも三つの部分がある事 が共通しているように思われる。

実際に使用しない時には容器を完全に密封でき、飲めるように調整する事も容易 である、従来のものに比べより経済的且つ簡単な構造を持った。改善された閉鎖 体を備えた飲用容器を提供する事が、本発明の目的である。

本発明においては、下部容器部と、その上に取り付ける取り外し可能な蓋から成 り、その蓋はマウス・ピースと空気孔とを備え、上記の下部容器部に対する第一 の閉鎖位置においてはその容器部からマウス・ピースへの液体の通路と空気孔と が閉鎖されており、蓋の第二の閉鎖位置においては液体がその容器部からマウス ・ピースへと流れる事が出来、空気孔も開放されるような構造を持った飲用容器 が提供されており、その蓋が一体的な要素として構成されている事が特徴となっ ている。

成る形態においては、蓋が異なった位置の間で回転出来るように、容器部の円周 縁にはまる、環形のフランジ形成部を備えているのが好ましい。

マウス・ピースと空気孔とは蓋の端近くで直径対向の位置にあるのが都合がよい 。

フランジ形成部は容器部のへりを密着的に抱え込むような二つの同心円状の環状 フランジから構成されている事が望ましい。そのへりは、蓋を容器部に確実に保 持するために外側のフランジとピッタリとはまるようにする。内側のフランジに は、第一の閉鎖位置においては容器の壁によって閉鎖され、内部を密封するダク トを設ける事が出来る。第二の閉鎖位置においてはそのダクトは容器部のへりの 部分中の内面に向いた凹部と合致し、それによって液体が容器内部からマウス・ ピースと連通したへりの中のスペースへと移る事が出来るようになる。その時に は空気孔も容器内部に対して開かれる。

本発明を理解し易（するために、添付した図面を参照して１つの実施例を説明す る。その図面において、第１図は、使用出来る状態にある幼児用の飲用マグの前 面図である。

第２図は、第１図の＠ｎ−ｎに沿った断面図である。

第３図は、蓋を外しマグを下方に見た図である。

マグは、それぞれが一体的に成形されたプラスチックで造られた一般的に円筒状 を成す本体１と蓋２を有する。本体ｌは直径対向に位置する二個の取手と、外側 の端部即ちへりに外側に曲がったリップ４を備えている。このリップの中に位置 し、本体１内に短い距離にわたって延びている二個の直径対向する浅い凹み５が 、取手３の間の円周上で対称位置に設けられている。

蓋２はその周縁部に、液体を通す孔７を持った上方に突出したマウス・ピース６ を備えている。それとは直径方向において反対側に、空気孔８が端縁の直ぐ内側 に設けられている。蓋には又二本の下方に突出した同心円形の環状フランジ９と １０が設けられ、マウス・ピース６と空気孔８がそのフランジの間のスペースに 対して開放されている。外側のフランジ９はその内部に溝が設けられ、それによ って蓋４とピッタリはまるようになっており、内側のフランジ１０はそれより僅 かに深く１円筒状の本体１のへりの部分の内側と摺動的に密着している。マウス ・ピース６と空気孔８の直下に於いて、内側のフランジ１０には第２図の右側に 示されているように切り取り部１１且の形をしているダクトを有し、又同図の左 側に示されているように外面に浅い凹み部１１ｂの形をしているダクトを有し、 それぞれ下端から上方に延びている。これらの代わりに孔の形とする事も出来る 。蓋２が正しくはめられた場合には、これらのダクト１１は凹み５と上下方向に おいて重なり合う。

蓋２が回転されマウス・ピース６が取手３の一つの近くにあると、ダクト１１は 本体ｌのへりの部分によってふさがれ、マグは効果的に閉鎖される。しかし蓋２ が＋９取手の位置から回され第１図及び第２図におけるようにマウス・ピースが 取手３の中間に来ると、凹み５とダクト１１は相互に開かれる事になる。その時 には、液体はマウス・ピース６の直下においてダクト１１と凹み５を通過してマ グから飲めるようになり、一方マグ中の空間は反対側の凹みとダクトによって空 気が通される事になる。

飲むためにも閉鎖位置のためにも、蓋を正確に位置させる必要の無い事は明らか であろう。

蓋２は、マウス・ピース２と直径対向に設けられた突起１２を有する。これは取 手３とマツチした平面形状を有し、マグを使用しない時には流線形の印象を与え る。

Ｆｔａ、１ 国際調査報告

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. １．下部容器部（１）とこれに固定される取り外し可能な蓋（２）から成り、そ の蓋がマウス・ピース（６）と空気孔（８）を有し、蓋の上記下部容器部に対す る第一の閉鎖位置においてはその容器部からマウス・ピースヘの液体の流れが止 められその空気孔が閉鎖され、その蓋の第二閉鎖位置においては液体はその容器 部からマウス・ピースと流れる事が出来、且つ上記空気孔が開放される飲用容器 であって、蓋（２）が一体的な要素となっている事を特徴とする飲用容器。
2. ２．上記蓋（２）が環状のフランジ形成部（９，１０）を有し、上記の容器部が そのフランジ形成部と合致する円形のへり（４）を有し、その蓋がその閉鎖位置 の間において回転出来る事を特徴とする請求の範囲１記載の飲用容器。
3. ３．マウス・ピース（６）と空気孔（８）とが蓋の端近くにおいて、その蓋の直 径方向における反対側に位置する事を特徴とする請求の範囲２記載の飲用容器。
4. ４．上記フランジ形成部（９，１０）が容器部のへり（４）を密着して抱え込む 二本の同心円を成す環状フランジから成る事を特徴をする請求の範囲２又は３記 載の飲用容器。
5. ５．上記のへり（４）が上記フランジの内の外側のもの（９）とピッタリと密着 嵌合することを特徴とする請求の範囲４記載の飲用容器。
6. ６．上記の内側フランジ（１０）が第一の閉鎖位置においては容器部の壁によっ て閉鎖され、第二の閉鎖位置においては容器部のへりの部分に設けられた内面に 向かった凹み（５）と合致するダクト（１１ａ，１１ｇ）を有し、その凹みがマ ウス・ピース（６）と空気孔（８）の間の連通を形成する事を特徴とする請求の 範囲４又は５記載の飲用容器。