JPH04355491A - 液晶表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、液晶を用いてビル室
内等における大画面のディスプレイ装置を形成する液晶
表示装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】図６は従来の液晶表示装置を示す概略斜
視図であり、図７〜図１０はそれを構成しているモジュ
ールを示す斜視図、側面断面図、正面断面図、および平
面断面図である。図６において、１はディスプレイ装置
の各画素となる液晶表示ユニットであり、２は液晶表示
ユニット１を上下方向に複数個積層して取り付けたモジ
ュールである。３は複数のモジュール２を横方向に配列
して収容するフレームであり、４はモジュール２をフレ
ーム３に収容して形成される液晶表示装置である。

【０００３】図７〜図１０において、５は液晶表示ユニ
ット１が取り付けられたモジュール２の箱形のケースで
あり、前記フレーム３に着脱可能に取り付けられる。６
は液晶表示ユニット１の筐体であり、７は筐体６の前面
に配置された液晶パネルである。８は筐体６の基部に取
り付けられたランプであり、９はランプ８の周囲に形成
された吸気口、１０は同じくランプ８の周囲に形成され
た排気口である。１１は各液晶表示ユニット１の吸気口
９に開口１１ａを介して接続される吸気用ダクトであり
、１２は同じく排気口１０に開口１２ａを介して接続さ
れる排気用ダクトである。１４は防振用スペーサ１３を
介して吸気用ダクト１１の下部に配置されて、モジュー
ル２内に冷却用の空気を循環させる送風機である。１５
はモジュール２上部の排気用ダクト１２の前面に配され
た放熱室である。１６はこの放熱室１５内にその放熱部
１６ａが、排気用ダクト１２内にその冷却部１６ｂが配
置されたヒートパイプであり、１７はこのヒートパイプ
１６に取り付けられたフィンである。１８は放熱室１５
の上部に配置されて、放熱室１５内のヒートパイプ１６
の放熱部１６ｂを冷却する外気を送る送風機である。

【０００４】次に動作について説明する。送風機１４の
作動によって、ヒートパイプ１６の冷却部１６ｂにて冷
やされた空気が吸気用ダクト１１に供給される。この冷
やされた空気は吸気用ダクト１１の各開口１１ａ，吸気
口９を経て筐体６内に入り、ランプ８の発生する熱を奪
って液晶表示ユニット１を冷却する。ランプ８の熱を奪
って熱くなった空気は、各排気口１０，排気用ダクト１
２の開口１２ａを経て排気用ダクト１２へ排気される。 排気用ダクト１２に排気された熱い空気は、排気用ダク
ト１２の上部でヒートパイプ１６の冷却部１６ｂに取り
付けられたフィン１７の間を通過し、その過程で熱を奪
われる。

【０００５】熱を奪われて冷たくなった空気は、送風機
１４の作用によって吸気用ダクト１１に再度供給される
。一方、ヒートパイプ１６では、その冷却部１６ｂにて
熱くなった空気より熱を奪うと、その冷媒が気化して放
熱部１６ａへ送られる。放熱部１６ａでは送風機１８よ
り送られてくる外気によってその冷媒を冷やし、気化さ
れた冷媒を液化して再び冷却部１６ｂに戻す。これらの
動作の繰り返しによって、ランプ８で発生した熱は、液
晶表示装置４の前面に排出される。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】従来の液晶表示装置は
以上のように構成されているので、ビル室内用等の低雑
音の場所に設置される液晶表示装置４においては、モジ
ュール２内に冷却用の空気を循環させる送風機１４と、
ヒートパイプ１６の放熱部１６ａに外気を送る送風機１
８とからの雑音および、送風機１８による外気がヒート
パイプ１６の放熱部１６ａを通過時に発生する雑音によ
って、液晶表示装置４の正面で雑音が大きく感じられる
という課題があった。

【０００７】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、液晶表示ユニットの冷却を損わず
に、装置の正面側で感じられる雑音をより小さくするこ
とが可能な液晶表示装置を得ることを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】この発明に係る液晶表示
装置は、液晶表示ユニットの冷却用空気を送風機によっ
てモジュールの外部から吸気用ダクト内に吸い込み液晶
表示ユニットの熱を奪った排気を排気用ダクトを通じて
モジュールの外部へ排出する構造としたものである。

【０００９】

【作用】この発明における液晶表示装置は、モジュール
の外部の空気によって液晶表示ユニットを冷却するため
、小さな送風機を用いることができ、発生する雑音を小
さくすることができる。

【００１０】

【実施例】実施例１．以下、この発明の実施例を図につ
いて説明する。図１，図２において、１は液晶表示ユニ
ット、２はモジュール、５はケース、１１は吸気用ダク
ト、１２は排気用ダクト、１３は防振用スペーサ、１４
は送風機であり、これらは図６〜図１０と略同一構成さ
れている。１９は送風機１４と防振用スペーサ１３を介
して設けられ、外部の空気を取入れるためのエアフィル
タである。１２ｂは排気用ダクト１１の上端に設けられ
モジュール２の背面から外部に排気を行う排気口である
。

【００１１】次に動作について説明する。エアフィルタ
１９を通じて外部から取入れられた冷却用空気は送風機
１４によって吸気用ダクト１１内に送り込まれる。各液
晶表示ユニット１は吸気用ダクト１１内の空気を吸気口
９（図１０参照）から取込んでランプ８を冷却する。ラ
ンプ８の熱を奪った空気は排気口１０から排気用ダクト
１２内に送られ排気口１２ｂから外部に排気される。

【００１２】以上によれば、冷却用空気を外部から取入
れ、外部に排気することにより、従来のようにヒートポ
ンプを用いて空気を循環させていないので雑音が少く、
また送風機１４も小型のものでよいので、さらに雑音を
小さくすることができる。

【００１３】実施例２．この実施例は、図２，図３に示
すように、吸気用ダクト１１の略中間に風受け２０を設
けたものである。図１，図２の実施例１の場合は、送風
機１４から送られた空気が上部に設置された液晶表示ユ
ニット１に多量に流れ、下部（特に最下段）の液晶表示
ユニット１には空気が殆ど流れ込まれないという現象が
起るおそれがある。

【００１４】この実施例２では図示の形状を有する風受
け２０を設けているので、上下方向に複数個設置された
液晶表示ユニット１に冷却用空気が均等に送り込まれ、
液晶パネルの表面温度が均一となり、鮮明で色むらの少
ない画面を得ることができる。なお、この風受け２０の
効果は実験により顕著に確認されている。

【００１５】実施例３．この実施例３は図５に示すよう
に、送風機１４、防振スペーサ１３及びエアフィルタ１
９をモジュール２の背面側に設けたものである。

【００１６】このように、モジュール２内へ冷却用空気
を送り込む送風機１４をモジュール２の背面側に設置す
ることにより、送風機１４の吸込口および吐出口に発生
する気流雑音と、送風機１４の駆動用電動機が発生する
雑音とがモジュール２を介して液晶表示装置の背面側へ
伝搬されることになりモジュール２自身が防音壁となり
液晶表示装置の正面側で、雑音を小さくすることができ
る。

【００１７】

【発明の効果】以上のように、この発明によれば、モジ
ュール内の各液晶表示ユニットを冷却するための空気を
送風機により外部から取入れ、吸気用ダクトを通じて冷
却した後、排気用ダクトから外部に排気するように構成
したので、従来のように空気を循環させることなく、ま
た小型の送風機を用いることができ、このため雑音の発
生が低減され、低騒音化を図ることができる効果が得ら
れる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施例による液晶表示装置を示す
側断面図である。

【図２】同装置の平面側面図である。

【図３】同装置の他の実施例を示す側面断面図である。

【図４】同装置の他の実施例を示す平面断面図である。

【図５】同装置のさらに他の実施例を示す側面断面図で
ある。

【図６】従来の液晶表示装置を示す斜視図である。

【図７】同装置のモジュールの斜視図である。

【図８】同モジュールの側断面図である。

【図９】同モジュールの正面断面図である。

【図１０】同モジュールの平面断面図である。

【符号の説明】

１　　液晶表示ユニット ２　　モジュール ８　　ランプ ９　　吸気口 １０　　排気口 １１　　吸気用ダクト １２　　排気用ダクト １４　　送風機

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　吸気口と排気口とが設けられ内部にラ
   ンプが設けられた液晶表示ユニットの複数個を積層して
   モジュールを形成し、このモジュールの複数個を配列し
   て成る液晶表示装置において、上記モジュールに設けら
   れ上記複数個の液晶表示ユニットの各吸気口と連通する
   吸気用ダクトと、上記吸気用ダクトの一端に設けられ外
   部から取入れた空気を上記吸気用タクト内に送り込む送
   風機と、上記モジュールに設けられ上記複数個の液晶表
   示ユニットの各排気口と連通し外部に排気するように成
   された排気用ダクトとを設けたことを特徴とする液晶表
   示装置。