JPH04354068A - 画像データ補間方法及び装置 - Google Patents

画像データ補間方法及び装置

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JPH04354068A
JPH04354068A JP3129445A JP12944591A JPH04354068A JP H04354068 A JPH04354068 A JP H04354068A JP 3129445 A JP3129445 A JP 3129445A JP 12944591 A JP12944591 A JP 12944591A JP H04354068 A JPH04354068 A JP H04354068A
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Mitsuru Ishii
満 石井
Hideyuki Handa
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    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4007Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on interpolation, e.g. bilinear interpolation

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置における
画像データ補間方法及び装置に関するもので、特に階調
を有するデジタル化された医用画像において好適に利用
しうる。
【0002】
【従来の技術】画像をプリントアウトする場合など、粗
く取られた画像データに補間を施して、より細かなデー
タに変換し、高精細な画像を得ることが知られている。 一般的な補間の方法としては、図10又は図11に示す
ようなものがある。図中、●は元々値の与えられている
点、○はこれから値を求めようとしている点である。
【0003】図10は近くの点を代用する方法である。 例えば、A1点の値を代用して、A2点、B1点、B2
点の値を求める。図11は分点(2点の場合は両側の平
均値)を計算する方法である。例えば、A1点とC1点
との平均値としてB1点を、また、A3点とC3点との
平均値としてB3点を求める。そして、A1点とA3点
との平均値としてA2点を、また、B1点とB3点との
平均値としてB2点を求める。
【0004】しかし、図10のように同じデータを繰り
返して補間するのでは、画素の構造が見えてくるだけで
あり、また、図11のように単に平均値をとっても、医
用画像のように階調を有する画像には画質的には受入れ
られるレベルにはならない。そこで、医用画像には、注
目点の近傍の(mx ×my )の領域(これをマスク
サイズという)の原画像データを用いて、より複雑な補
間演算を行う方法が知られている。
【0005】以下にかかる補間演算の従来例1,2につ
いて述べる。 従来例1:今、(X0 ×Y0 )=(8×8)の画像
データを、マスクサイズ(mx ×my )=(4×4
)で、2倍(補間倍率N=2)に補間する場合を例にと
る。原画像データと、補間で求める画像データとの位置
関係は、図12のようになる。図中●が原画像データ、
△が補間で求めるデータである。そして、補間で求める
データのうち、◎を注目点とすると、図中の枠内がマス
クサイズとなる。
【0006】この場合、 P(i,j):原画像データ  (1≦i≦8,1≦j
≦8) R(k,l):補間後のデータ(1≦k≦16,1≦l
≦16) となる。これを実現するハードウェアブロック図は図1
3のようになり、画像データ入力部101 、入力フレ
ームメモリ(FM1)102 、補間演算処理部103
 、出力フレームメモリ(FM2)104 、画像デー
タ出力部105 よりなる。尚、フレームメモリとは全
画面のデータを格納し得るメモリを意味する。
【0007】先ず画像データ入力部101 より図12
の全●点の原画像データP(i,j)を入力フレームメ
モリ102 に格納する。次に図12の各△点について
、その演算に必要な近傍の4×4の●点(16点)のデ
ータを入力フレームメモリ102 より読出して、補間
演算処理部103 にて所定の関数を用いて演算し、結
果を出力フレームメモリ104 に書込む。
【0008】すなわち、図12の◎を注目点とすると、
◎点の演算に必要なデータ16点(枠内の●点)を読出
して、演算処理する。この後、出力フレームメモリ10
4 から補間後のデータR(k,l)を読出して画像デ
ータ出力部105 より出力する。従って、全原画像デ
ータを格納する入力フレームメモリ、補間後のデータを
格納する出力フレームメモリが必要となる上に、処理も
1点(図12の◎点)を求めるのに16点(図12の枠
内の●点)ものデータを入力フレームメモリから読出さ
なければならない。原画像が8ビットの階調性を有して
いるとなれば、8ビット×16点= 128ビット入力
で、8ビット出力の得られる高速なデータ処理回路が必
要となる。また、補間演算処理部の構成が極めて複雑に
なり、処理時間も増大する。
【0009】従来例2:別の従来例として、従来例1と
同様に(X0 ×Y0 )=(8×8)の画像データを
マスクサイズ(mx ×my )=(4×4)で補間す
る場合を例にとるが、1次元の2倍補間を第1及び第2
の方向(縦横)に2回に分けて行う例を考える。原画像
データと、補間で求める画像データとの位置関係は、図
14のようになる。
【0010】図中の記号の意味は次の通りである。 ●:原画像データ △:1回目の補間で求めるデータ ◎:補間で求めようとしている注目点 ◆:△のうち、◎を求めるために必要な中間データ▽:
2回目の補間で求めるデータ この場合、   P(i,j):原画像データ          
    (1≦i≦8,1≦j≦8)  V(i,l)
:1回目の補間後の中間データ(1≦i≦8,1≦l≦
16)  R(k,l):2回目の補間後の最終データ
(1≦k≦16,1≦l≦16)となる。
【0011】また、補間演算のための関数としては、下
記のE〔a,b,c,d〕、O〔a,b,c〕を用いる
。 E〔a,b,c,d〕:  一列に並んだ点a,b,c
,dのデータを用いて点bと点cとの間の点の補間値を
与える(偶数補間) O〔a,b,c〕    :  一列に並んだ点a,b
,cのデータを用いてb点自身の補間値を与える(奇数
補間)これを実現するハードウェアブロック図は図15
のようになり、画像データ入力部201 、入力フレー
ムメモリ(FM1)202 、補間演算処理部203 
、中間処理フレームメモリ(FM3)204 、出力フ
レームメモリ(FM2)205 、画像データ出力部2
06 よりなる。
【0012】入力フレームメモリ202 は原画像デー
タの格納用、中間処理フレームメモリ204 は1回目
の補間後の中間データの格納用、出力フレームメモリ2
05 は2回目の補間後の最終データの格納用となる。 補間演算処理部203 は、4点あるいは3点の入力に
対し、偶数補間/奇数補間(関数E/Oの演算)を行う
機能を果たす。
【0013】先ず画像データ入力部201 より原画像
データP(i,j)を入力フレームメモリ202 に格
納する。 次に第1の方向(縦方向)に連続した4点のデータを入
力フレームメモリ202から読出して、補間演算処理部
203 にて関数E/Oの演算を施し、結果を中間処理
フレームメモリ204 に書込む。そして、これを繰り
返して、中間処理フレームメモリ204 に中間データ
V(i,l)を得る。
【0014】次に中間処理フレームメモリ204 から
第2の方向(横方向)に連続した4点のデータを読出し
て、補間演算処理部203 にて関数E/Oの演算を施
し、結果を出力フレームメモリ205 に書込む。そし
て、これを繰り返して、出力フレームメモリ205 に
最終データR(k,l)を得る。この後、出力フレーム
メモリ205 から補間後のデータR(k,l)を読出
して画像データ出力部206 より出力する。
【0015】しかし、この例においては、補間演算処理
部は4点ないし3点のデータより演算を行う機能を持て
ばよいが、中間処理フレームメモリも含め、3つのフレ
ームメモリが構成上必要となる。原画像が8ビットの階
調性を有しているとなれば、画像バッファとして8×1
6×8ビット(原画像データの2倍)の中間処理フレー
ムメモリを必要とする。ここでは原画像データが8×8
×8ビットと比較的小さい例を示したが、実際の画像デ
ータ、特に医用の分野においては、2000×2000
×12ビット等と、大きな情報量を有する画像を扱うの
で、このようなフレームメモリを必要とすることは、回
路の規模や複雑さを膨らませる要因となる。
【0016】また、補間演算処理部の共通化はできるも
のの、処理を時間的に2度に分けているため、時間がか
かるばかりか、補間演算処理部に必要なデータを随時供
給しなければならないので、フレームメモリにもランダ
ムアクセス性を持たせなければならず、回路構成を大き
くしてしまう。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
例の問題点に鑑み、必要となる画像メモリを少なくし、
かつ、同様の処理を高速で実現させることができるよう
にすることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、2
次元画像データを1次元の補間を第1及び第2の方向に
2度行うことによって補間するに際し、入力された画像
データを第1の方向に補間演算処理し、この第1の方向
の補間演算処理が第2の方向の補間演算処理が可能とな
るところまで進んだ時点から並行して第2の方向に補間
演算処理することを特徴とする画像データ補間方法を提
供する。
【0019】また、画像データ補間装置としては、画像
データ入力部と、入力された画像データを第1の方向に
補間演算処理する第1の補間演算処理部と、第1の方向
の補間演算処理が第2の方向の補間演算処理が可能とな
るところまで進んだ時点から並行して第2の方向に補間
演算処理する第2の補間演算処理部と、第2の方向の補
間演算処理を終えた画像データを出力する画像データ出
力部と、を設けて構成される。
【0020】このとき、第2の方向を画像データ出力方
向と一致させるか、第1の方向を画像データ出力方向と
一致させるかする。
【0021】
【作用】すなわち、2回の補間を行うにあたって、第1
の方向の補間を行いながら、第2の方向の補間を行うの
である。このとき、2回目の補間の方向(第2の方向)
を画像データ出力方向と一致させた場合と、1回目の補
間の方向(第1の方向)を画像データ出力方向と一致さ
せた場合とで、次のように相違する。
【0022】第2の方向が画像データ出力方向と一致し
ている場合、(第2の方向の原画像データ数:X0 )
×(第1の方向の補間に必要なデータ数:my )×(
原画像データの階調の深さ)のバッファメモリの容量で
、2次元の補間を実現できる。上記の従来例2で言えば
、8×4×8ビットのバッファメモリで補間を行うこと
ができる。
【0023】第1の方向が画像データ出力方向と一致し
ている場合、(第1の方向の補間されたデータ数:X0
 ×N)×(第2の方向の補間に必要なデータ数:my
 )×(原画像データの階調の深さ)のバッファメモリ
の容量で、2次元の補間を実現できる。上記の従来例2
で言えば、8×2×4×8ビットのバッファメモリで補
間を行うことができる。
【0024】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。 実施例1:実施例1として、下記の補間を例に挙げ説明
する(図2参照)。この例は、第1の方向を画像データ
出力方向(横方向)とは異なる縦方向とし、第2の方向
を画像データ出力方向と一致する横方向としたものであ
る。
【0025】   原画像データ          横  X0 :
  1024(第2の方向)            
            縦  Y0 :  1024
(第1の方向)  マスクサイズ          
横  mx :  4               
         縦  my :  4  補間後の
データ        横  XC :  2048=
2×X0                     
    縦  YC :  2048=2×Y0   
原画像の値            P(i,j): 
 1≦i≦X0 ,1≦j≦Y0   中間画像の値 
         V(i,l):  1≦i≦X0 
,1≦l≦YC   補間画像の値         
 R(k,l):  1≦k≦XC ,1≦l≦YC 
  バッファメモリの値    B(s,t):  1
≦s≦X0 ,1≦t≦my 注1)  P(i,j)
の添字が最小値未満の時には、その添字が最小値をとっ
たときと同じ値をとることとする。V、Rも同様。例と
して、P(−1,4)=P(1,4)とする。
【0026】注2)  P(i,j)の添字が最大値を
超える時には、その添字が最大値をとったときと同じ値
をとることとする。V、Rも同様。例として、P(10
26,4)=P(1024,4)とする。これらの注は
、周辺部近くのデータを補間するときに補間前のデータ
を仮想的に外側に補って求めることを表している。以降
、補間演算の目的でこの外側に補った値をダミーデータ
という。
【0027】また、補間演算のための関数としては、下
記のE〔a,b,c,d〕、O〔a,b,c〕を用いる
。 E〔a,b,c,d〕:  一列に並んだ点a,b,c
,dのデータを用いて点bと点cとの間の点の補間値を
与える(偶数補間) O〔a,b,c〕    :  一列に並んだ点a,b
,cのデータを用いて点b自身の位置の補間値を与える
(奇数補間) すなわち、下記のごとく、一列に並んだ点a,b,c,
dの4点のデータを用いて点bと点cとの間の点の補間
値yを得、また、点a,b,cの3点のデータを用いて
点b自身の位置の補間値xを得るのである。
【0028】   尚、この補間演算では、原画像の点そのものの値も
演算処理によって書換えられる。
【0029】関数E〔a,b,c,d〕及びO〔a,b
,c〕の具体例としてベル・スプライン補間を挙げると
、これらの関数は以下の式で表現される。   y=E〔a,b,c,d〕     =(1/16−1/8β)(a+d)+(7/
16+1/8β)(b+c)      …ベル・スプ
ライン法の偶数補間  x=O〔a,b,c〕     =(1/4−1/4β)(a+c)+(1/2
+1/2β)(b)      …ベル・スプライン法
の奇数補間尚、βは補間の性質を変化させるパラメータ
である。
【0030】ここで用いているベル・スプライン補間は
1次元の補間で、以上は2倍に補間する場合であり、こ
れを縦方向と横方向とに実施することで2次元の補間が
実現される。これを実現するためのハードウェアブロッ
ク図は図1のようになる。すなわち、画像データ入力部
301 、入力フレームメモリ302 、ラインバッフ
ァメモリ(BM1〜BM4)303 〜306 、第1
の補間演算処理部307 、リングバッファ308 、
第2の補間演算処理部309 、画像データ出力部31
0 よりなる。
【0031】ラインバッファメモリ(BM1〜BM4)
303 〜306により、4ライン分のデータを記憶す
ることができる。尚、画像データ入力部よりの原画像デ
ータP(i,j)が格納される入力フレームメモリ30
2 は、説明のために記述したが、画像データ入力部3
01 からラインバッファメモリ(BM1〜BM4)3
03 〜306 へパイプライン的に順次データが送ら
れるのであれば、入力フレームメモリ302 はなくて
もよい。
【0032】また、本実施例を実現するにあたってのフ
ローチャートを図3に、1画像毎のタイミングチャート
を図4に、1ライン毎のタイミングチャートを図5に示
す。先ず入力フレームメモリから1ライン目のデータP
(i,1)がP(1,1)、P(2,1)、P(3,1
)・・・P(X0 ,1)の順に読出され、BM1、B
M2に格納される。これは図4のタイミングチャートの
−3ラインサイクル目■に相当する。尚、図3のフロー
チャートにも図4及び図5のタイミングチャートに対応
づけて見られるよう同じ丸付き番号をつけた。
【0033】続いて入力フレームメモリから2ライン目
のデータP(i,2)が読出されると、BM3、BM2
、BM1の値をBM4、BM3、BM2に移しながら、
空いたBM1に2ライン目のデータを書込む。これは、
図4のタイミングチャートの−1ラインサイクル目■に
相当する。同様の手順で入力フレームメモリから3ライ
ン目のデータP(i,3)がBM1に書込まれ始めると
、図4のタイミングチャートの1ラインサイクル目■の
動きとなる。
【0034】このラインの1点目のデータP(1,3)
がBM1に書込まれた段階で、第1の方向(縦方向)の
補間演算に必要なデータが揃うことになる。そこで、先
ず、V(1,1)を求めるために関数O〔a,b,c〕
の演算に必要な1点目のデータP(1,1)、P(1,
1)、P(1、2)をBM4、BM3、BM2から順次
読出して、関数O〔a,b,c〕の演算を行い、結果V
(1,1)を得てリングバッファに書込む。これは図5
のタイミングチャートの−5,−4画素サイクル目■に
相当する。尚、この図5のタイミングチャートの中では
BM1をも読出すように書かれているが、これは4点を
用いて補間する際(偶数補間)に必要となるので記した
もので、3点で補間する際(奇数補間)には不要である
【0035】2点目のデータP(2,3)が送られてく
ると、BM1に書込まれるが、前回の第1の方向の補間
は第2の方向の補間のダミーデータ作成のためであるの
で、もう一度1点目のデータを読出して演算を行い、結
果V(1,1)を得てリングバッファに書込む。リング
バッファへの書込みはリングバッファ1に対して行われ
、この書込みの際、リングバッファ1・2・3の元のデ
ータはそれぞれ2・3・4に移動する。これは図5のタ
イミングチャートの−3,−2画素サイクル目に相当す
る。
【0036】続いて3点目のデータP(3,3)が送ら
れてくると、BM1に書込まれるが、第1の方向の補間
は2点目について行う。すなわち、2点目のデータP(
2,1)、P(2,1)、P(2、2)を読出して関数
O〔a,b,c〕の演算を行い、補間で求めた値V(2
,1)をリングバッファに書込む。これは図5のタイミ
ングチャートの−1,0画素サイクル目に相当する。
【0037】続いて4点目のデータP(4,3)が送ら
れてくると、BM1に書込まれるが、第1の方向の補間
は3点目について行う。すなわち、3点目のデータP(
3,1)、P(3,1)、P(3、2)を読出して関数
O〔a,b,c〕の演算を行い、補間で求めた値V(3
,1)をリングバッファに書込む。これは図5のタイミ
ングチャートの1,2画素サイクル目に相当する。
【0038】この段階で、ダミーを含めて4点分の中間
データが得られ、第2の方向(横方向)の補間が可能に
なる。リングバッファには4点分の中間データV(1,
1),V(1,1),V(2,2),V(3,1)が格
納されているので、これらのデータを順次読出して、第
2の方向の補間として、関数O〔a,b,c〕及び関数
E〔a,b,c,d〕の演算を行い、R(1,1)、R
(2,1)を得る。このようにして補間を済ませたデー
タは画像データ出力部に供給される。これが図4のタイ
ミングチャートの1、2サイクル目■に相当する。
【0039】リングバッファにおいてはこの時点で一番
古く書込まれたデータ(リングバッファ4の内容)が不
要となり、次の第1の方向の補間後のデータが書込まれ
ることになる。続いて5点目のデータP(5,3)が送
られてくるが、以降は、同様の手順で処理がなされ、次
々と補間を済ませたデータR(3,1)、R(4,1)
・・・が画像データ出力部に供給されることになる。
【0040】R(2048,1)=1ライン目の処理が
終了すると、2ライン目の処理に移るが、これらのデー
タは1ライン目を求めるときに用いたデータ、すなわち
既にBM1〜4に格納されたデータを用いて得られるの
で、入力フレームメモリからの読出し・BMへの書込み
はなく、読出したデータをこれまでと同じ手順で進める
ことで求めることができる。1ライン目と異なるのは第
1の方向の補間に関数E〔a,b,c,d〕を用いる点
である(図4のタイミングチャート1の■)。
【0041】このように第2の補間演算処理部の演算方
向(第2の方向)と画像データの出力方向とを合わせて
、第1の方向の補間を行いながら第2の方向の補間を行
うように構成したことで、バッファメモリの容量縮小が
実現できた。また、画像データ入力部への原画像データ
の供給も通常の入力順序でなんら問題を生じないので、
ランダムアクセス性を持たせなくても済む。
【0042】実施例2:実施例2として、下記の補間を
例に挙げ説明する。この例は、第1の方向を画像データ
出力方向(横方向)とは一致する横方向とし、第2の方
向を画像データ出力方向と異なる縦方向としたものであ
る。   原画像データ          横  X0 :
  1024(第1の方向)            
            縦  Y0 :  1024
(第2の方向)  マスクサイズ          
横  mx :  4               
         縦  my :  4  補間され
たデータ      横  XC :  2048=2
×X0                      
   縦  YC :  2048=2×Y0   原
画像の値            P(i,j):  
1≦i≦X0 ,1≦j≦Y0   中間画像の値  
        H(i,l):  1≦i≦XC ,
1≦l≦Y0   補間画像の値          
R(k,l):  1≦k≦XC ,1≦l≦YC  
 バッファメモリの値    B(s,t):  1≦
s≦XC ,1≦t≦my また、補間演算のための関
数としては、前述のE〔a,b,c,d〕、O〔a,b
,c〕を用いる。
【0043】これを実現するためのハードウェアブロッ
ク図は図6のようになる。すなわち、画像データ入力部
401 、入力フレームメモリ402 、リングバッフ
ァ403 、第1の補間演算処理部404 、ラインバ
ッファメモリ(BM1〜BM4)405 〜408 、
第2の補間演算処理部409 、画像データ出力部41
0 よりなる。ラインバッファメモリ(BM1〜BM4
)405 〜408 は4ライン分のデータを記憶する
ことができる。また、入力フレームメモリ402 は説
明のために記述したが、画像データ入力部401 から
ラインバッファメモリ(BM1〜BM4)405 〜4
08 へパイプライン的に順次データが送られるのであ
れば、入力フレームメモリ402 はなくてもよい。
【0044】また、本実施例を実現するにあたってのフ
ローチャートを図7に、1画像毎のタイミングチャート
を図8に、1ライン毎のタイミングチャートを図9に示
す。先ず入力フレームメモリから1ライン目のデータP
(i,1)が、P(1,1)、P(2,1)、P(3,
1)・・・P(X0 ,1)の順に読出され、リングバ
ッファに格納される。これは図9のタイミングチャート
の■に相当する。
【0045】1画素サイクル目になると、第1の方向(
横方向)の補間ができるだけのデータが揃うので、この
時点で奇数補間(関数Oの演算)と偶数補間(関数Eの
演算)とを実施しラインバッファメモリに格納する(1
・2画素サイクル目)。次のデータがリングバッファに
書込まれると、3・4画素サイクル目の処理が可能とな
り、順次進めて行くことによって、1ライン目の原画像
データを第1の方向に補間処理の後、ラインバッファメ
モリへの格納が完了する。
【0046】図8のタイミングチャートの1ラインサイ
クル目になると、第2の方向(縦方向)の補間が可能と
なる(図8のタイミングチャートの■、図7のフローチ
ャートの■)。従って、ラインバッファメモリ1〜4の
内容を順次読出し、奇数補間を1ライン分実施して画像
データ出力部に送り出し、その後偶数補間を1ライン分
実施して画像データ出力部に送り出す(図8のタイミン
グチャートの■)。
【0047】実施例1に対し、補間の順序を逆にした実
施例2を示したが、このときには一度補間したデータを
バッファメモリに蓄えているため、実施例1よりもバッ
ファメモリ容量がN倍(本実施例では2倍)になってい
る。従って、メモリ容量という観点からみれば、画像デ
ータの出力方向の補間演算を2回目に行う方(実施例1
)が優れている。
【0048】これらの実施例1及び実施例2の各処理に
おける1画像毎・1ライン毎のタイミングチャートを既
に示した。ここで、1画像毎のタイミングチャート(図
4と図8)を両者比較してみると、1画像の中での各ラ
インの処理手順については両者とも大きな違いがみられ
ないが、1ライン毎のタイミングチャート(図5と図9
)で処理内容を比較してみると、ラインの最初の処理に
違いがみられる。
【0049】実施例1は前処理としてデータを送り出す
前にバッファメモリの書込み・読出しを行い、第1の方
向の補間も3点分実行しておかなければならないが、実
施例2の場合には前処理として3点分のデータのみを先
読みしておけば、あとは送り出すタイミングに合わせて
処理を進めることができる。従って、実施例2では、補
間演算のタイミングが処理毎に異ならないので、タイミ
ング生成部分の回路が実施例1よりも小規模で実現でき
る。
【0050】もし、データの送り出しがそのデータを受
取る側のタイミングで供給しなければならないときには
、実施例2の方法はそのまま流用できるが、実施例1の
方法ではデータの出力側にタイミング調整用のラインバ
ッファを設けなければならない。補間された後のデータ
をバッファすることは、必要となるメモリ容量を増やす
だけで、この点に関しては実施例2の方法が優れている
【0051】尚、以上では、2次元の補間について示し
たが、これより高次元の処理においても同様の処理順序
を用いる(すなわち、データ出力方向と最終段の処理方
向とを一致させる)ことによって、バッファメモリ容量
の縮小が実現できる。また、画像の中からある特徴を持
った部分を探し出すにも効果を生じる。画像欠陥を探す
場合にマスク演算を施した後の情報を元にして、該当す
る部分か否かを判断する方法であれば、データを受取り
ながら、その前処理を行い、その時点で判断を加えてい
くことで、前処理を全て実施をする前に該当する部分を
見つけることができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、必
要となる画像メモリを少なくし、かつ高速の処理を実現
できるという効果が得られる。また、第2の補間の方向
を画像データ出力方向と一致させることで、よりバッフ
ァメモリの容量縮小を実現できる。
【0053】また、第1の補間の方向を画像データ出力
方向と一致させることで、補間演算のタイミングが処理
毎に異ならないので、タイミング生成部分の回路がより
小規模で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の実施例1を示すハードウェアブロ
ック図
【図2】  同上実施例における原画像データを示す図
【図3】  同上実施例のフローチャート
【図4】  
同上実施例の1画像毎のタイミングチャート
【図5】 
 同上実施例の1ライン毎のタイミングチャート
【図6】  本発明の実施例2を示すハードウェアブロ
ック図
【図7】  同上実施例のフローチャート
【図8】  
同上実施例の1画像毎のタイミングチャート
【図9】 
 同上実施例の1ライン毎のタイミングチャート
【図10】  一般的な補間方法1を示す図
【図11】
  一般的な補間方法2を示す図
【図12】  従来例
1として原画像データと補間で求める画像データとの位
置関係を示す図
【図13】  従来例1のハードウェアブロック図
【図
14】  従来例2として原画像データと補間で求める
画像データとの位置関係を示す図
【図15】  従来例1のハードウェアブロック図
【符号の説明】
301   画像データ入力部 302   入力フレームメモリ 303 〜306   ラインバッファメモリ307 
  第1の補間演算処理部 308   リングバッファ 309   第2の補間演算処理部 310   画像データ出力部 401   画像データ入力部 402   入力フレームメモリ 403   リングバッファ 404   第1の補間演算処理部 405 〜408   ラインバッファメモリ409 
  第2の補間演算処理部 410   画像データ出力部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2次元画像データを1次元の補間を第1及
    び第2の方向に2度行うことによって補間するに際し、
    入力された画像データを第1の方向に補間演算処理し、
    この第1の方向の補間演算処理が第2の方向の補間演算
    処理が可能となるところまで進んだ時点から並行して第
    2の方向に補間演算処理することを特徴とする画像デー
    タ補間方法。
  2. 【請求項2】前記第2の方向が画像データ出力方向と一
    致していることを特徴とする請求項1記載の画像データ
    補間方法。
  3. 【請求項3】前記第1の方向が画像データ出力方向と一
    致していることを特徴とする請求項1記載の画像データ
    補間方法。
  4. 【請求項4】2次元画像データを1次元の補間を第1及
    び第2の方向に2度行うことによって補間する画像デー
    タ補間装置において、画像データ入力部と、入力された
    画像データを第1の方向に補間演算処理する第1の補間
    演算処理部と、第1の方向の補間演算処理が第2の方向
    の補間演算処理が可能となるところまで進んだ時点から
    並行して第2の方向に補間演算処理する第2の補間演算
    処理部と、第2の方向の補間演算処理を終えた画像デー
    タを出力する画像データ出力部と、を有することを特徴
    とする画像データ補間装置。
  5. 【請求項5】前記第2の方向が画像データ出力方向と一
    致していることを特徴とする請求項4記載の画像データ
    補間装置。
  6. 【請求項6】前記第1の方向が画像データ出力方向と一
    致していることを特徴とする請求項4記載の画像データ
    補間装置。
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