JPH0433568Y2 - - Google Patents

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JPH0433568Y2
JPH0433568Y2 JP1986017517U JP1751786U JPH0433568Y2 JP H0433568 Y2 JPH0433568 Y2 JP H0433568Y2 JP 1986017517 U JP1986017517 U JP 1986017517U JP 1751786 U JP1751786 U JP 1751786U JP H0433568 Y2 JPH0433568 Y2 JP H0433568Y2
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press
shaft
cross
upper flange
fit hole
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、シヤフト等を圧入する部分を有する
組立体、例えばビデオテープレコーダ用ガイドロ
ーラの構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第8図は、この種のガイドローラ組立体を示し
たものである。下フランジ18を圧入によりステ
ンレス製シヤフト11に固定し、下フランジ18
の上に、合成樹脂製のガイドローラ19をシヤフ
ト11に対して回転自在に装着し、ガイドローラ
19の上に、上フランジ12を圧入によりシヤフ
ト11に嵌着してある。
第9図に示すように上フランジ12には、横断
面形状が円形のシヤフト11に対応する横断面形
状が円形の圧入孔13と、走行中の磁気テープの
振れによる乗り上げを解消するためのテーパ部1
4と、後述する治具Aによる押圧を受ける当接面
15と、治具Aの先端を合わせ差し込む溝16等
が形成してある。上フランジ12を嵌着する場合
は、ガイドローラ19をシヤフト11に装着した
後、治具Aの先端を仮嵌着した上フランジ12の
溝16に合わせ差し込み、回転しつつ押圧してシ
ヤフト11に対する位置決めを行うことなる。こ
のようにして、先に圧入した下フランジ18とと
もに、ガイドローラ19、上フランジ12を所定
の位置に保持する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前述したようなガイドローラ組立体の
場合、上フランジ12の圧入孔13は、しばりば
め状態の関係にあるシヤフト11に合わせて、極
めて高い真円度を必要とする。けれども、焼結金
属やプレス成形では必要な真円度が得られず、こ
のため従来は、圧入孔13の形成に切削加工工程
が不可欠で、その結果、上フランジ12の量産性
の向上を図るのは困難であつた。下フランジ18
についても、同様である。
また、溝16を形成するに際し、溝16が圧入
孔13と交差した場合に生じる圧入孔13の内壁
のバリの発生の防止策も必要である。すなわち、
第10図に示すように、圧入孔13の上部に逃が
し孔17を形成し、溝16は逃がし孔17と交差
するようにしなければならず、このための加工工
数が増大し、製造コストが高くなる等の不都合が
あつた。
更に、圧入するシヤフト11と圧入孔13の相
互の位置合わせ、及び上フランジ12を回転・押
圧しつつ行う圧入作業には、細心の注意を必要と
しており、組立て作業は面倒であつた。本考案は
かかる実情に鑑み、量産性に優れるとともに、簡
便に圧入作業ができるうにしたガイドローラ組立
体を提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案によるガイドローラ組立体は、上フラン
ジ(下フランジも同様)と圧入嵌着するシヤフト
の外周面に対して、該上フランジには部分的に圧
接し得る例えば多角形状の圧入孔を形成すること
により、該上フランジを該シヤフトに嵌着するよ
うに構成してある。したがつて、該上フランジと
該シヤフトとのの嵌着部の横断面形状は、いずれ
か一方が円形、他方が多角形で接触しており、従
来のように両者がともに高い真円度の円形である
ことはない。その結果、該上フランジの該圧入孔
の寸法精度を緩和することができ、該圧入孔の切
削加工を必要としなくなり、例えば焼結金属によ
る形成が適用できるとともに、該シヤフトとの適
確な圧入作業が容易に行えるようになる。
〔実施例〕
第1図〜第3図は、本考案によるガイドローラ
組立体の第1実施例を示している。1は円形の横
断面形状を有する金属製のシヤフト、8は焼結金
属等により成形しシヤフト1の下側に嵌着してあ
る下フランジ、9はシヤフト1に回転可能に装着
してある合成樹脂製のガイドローラ、2は焼結金
属等により成形しガイドローラ9の上方でシヤフ
ト1に嵌着してある上フランジである。そうし
て、ガイドローラ9の回転を妨げないように、上
フランジ2とガイドローラ9との間には、適正な
間隙がある。
上フランジ2は次の各部を有し形成してある。
3は横断面形状が多角形、すなわち第3図例示で
はシヤフト1の円周に接触する六角形で示してあ
る圧入孔、4は上部周面に形成したテーパ部、5
はシヤフト1を圧入孔3内へ圧入する際に治具B
の下面aが押圧する当接面、6は圧入孔3の上方
部を占め、上フランジ2のシヤフト1への圧入嵌
着に際し、治具B先端の横断面形状が六角形の突
部a′を合わせ差し込み、治具Bによつて上フラン
ジを回転するための六角形の角孔である。下フラ
ンジ8にも圧入孔があり、該圧入孔にシヤフト1
を圧入して、下フランジ8をシヤフト1の下側に
嵌着してある。
本考案によるガイドローラ組立体は上記のよう
な構成であるので、横断面形状が円形のシヤフト
1に対して、上フランジ2の横断面形状が六角形
の圧入孔3は、従来のような高精度の寸法を必要
としなくなつた。そうして、上フランジ2を量産
性のある焼結金属により成形しても、シヤフト1
に対する圧入孔3の適正な寸法精度を確保できる
ので、従来のような切削加工は不要となり、その
結果、製作工数の低減、製作時間の短縮等により
製造コストの節減ができる。
また、上フランジ2のシヤフト1への圧入の
際、両者の上下方向の位置合わせは、従来のよう
に双方ともに横断面形状が円形であつた場合に比
較して、極めて容易である。特に、圧入孔3の下
端開口部にテーパを設ければ、一層容易になる。
更に、治具Bの突部a′を上フランジ2の角孔6に
合わせ差し込み、治具Bの下面aで当接面5を押
圧しつつ回転し、シヤフト1に上フランジ2を簡
単かつ適確に圧入嵌着できる。
第4図は第2実施例おけるシヤフト1と上フラ
ンジ2との嵌着部の横断面図であり、第5図は第
4図の−線断面における上フランジ2を示し
たものである。上フランジ2の圧入孔3の横断面
形状が六角形であり、圧入孔3の上方部の角孔6
は、横断面形状において上記六角形と相似でやや
大きく形成してある。なお、治具Bの突部a′の下
端が圧入孔3の上部角孔6の下面に当接するよう
に合わせ差し込み、上フランジ2を回転しつつ圧
入し、シヤフト1の上端と治具Bの突部a′の下端
とが当接すると、シヤフト1における上フランジ
2の位置が適正であるようにしておけば、圧入作
業が一層適確かつ簡便になる。
第3実施例の横断面形状を第6図、第6図−
線による上フランジ2の縦断面形状を第7図に
示してある。第3実施例は上フランジ2の圧入孔
3の横断面形状は円形に、圧入孔3の上方部の角
孔6の横断面形状は六角形に形成してあり、ま
た、対応するシヤフト1の上方嵌着部の横断面形
状が六角形に形成したもので、第1実施例、第2
実施例と同様の圧入効果が得られる。なお、上記
各実施例における上フランジ2の圧入孔3とシヤ
フト1の上方嵌着部及び下方嵌着部の形状が、相
互に逆の関係であつてもよい。
また、上記においては、上フランジ2について
のみ述べたが、下フランジ8についても同様にな
すことができ、いずれの場合にも、適確かつ簡便
な圧入作業ができる。本考案において、上フラン
ジ2、下フランジ8は焼結金属のほか、プレス加
工によつて製作できる。この場合にも、製造コス
トの節減がもたらされる。
〔考案の効果〕
上述のように、本考案によるガイドローラ組立
体は、フランジの量産性が向上するとともに、ガ
イドローラの組立が適確でしかも簡便になる等の
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本考案のガイドローラ組立体
の第1実施例を示し、第1図は全体の構造の縦断
面図、第2図は上フランジの斜視図、第3図は第
1図の−線断面図、第4図は第2実施例にお
けるシヤフトと上フランジとの嵌着部の横断面
図、第5図は第4図の−線における上フラン
ジ断面図、第6図は第3実施例におけるシヤフト
と上フランジとの嵌着部の横断面図、第7図は第
6図の−線における上フランジ断面図、第8
図は従来のガイドローラ組立体の縦断面図、第9
図及び第10図は従来のガイドローラ組立体に係
る上フランジを示す斜視図及び縦断面図である。 1……シヤフト、2……上フランジ、3……圧
入孔、4……テーパ部、5……当接面、6……角
孔、8……下フランジ、9……ガイドローラ、B
……治具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シャフトに嵌着した上下のフランジ間にガイ
    ドローラを回転自在に装着してあり、該フラン
    ジの圧入孔と該シヤフトとの該嵌着部の横断面
    形状は接触する円形と多角形であつて、該嵌着
    面は相互に部分的に圧接するように形成してあ
    ることを特徴とするガイドローラ組立体。 (2) 該圧入孔の横断面形状が多角形で、該圧入孔
    の上部の横断面形状が該多角形と相似でやや大
    きく形成してあることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲(1)に記載のガイドローラ組立体。 (3) 該圧入孔の横断面形状が円形で、該圧入孔の
    上部の横断面形状が多角形に形成してあるとと
    もに、該圧入孔と該シヤフトとの嵌着部におけ
    る該シヤフトの横断面形状が多角形であること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲(1)に記載
    のガイドローラ組立体。
JP1986017517U 1986-02-12 1986-02-12 Expired JPH0433568Y2 (ja)

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JP1986017517U JPH0433568Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

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JP1986017517U JPH0433568Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12

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JPS62133242U JPS62133242U (ja) 1987-08-22
JPH0433568Y2 true JPH0433568Y2 (ja) 1992-08-11

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JP2007178245A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Matsushita Electric Works Ltd 浄水器

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5236906B2 (ja) * 1974-08-01 1977-09-19
JPS6113341B2 (ja) * 1977-12-13 1986-04-12 Futaba Denshi Kogyo Kk

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JPS5236906U (ja) * 1975-09-08 1977-03-16
JPS6113341U (ja) * 1984-06-21 1986-01-25 株式会社リコー テ−プガイド

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