JPH0432403A - 棚設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は棚設備に関するものであり、詳しくは複数個
の多段式格納棚を有する棚枠を平行レールに載置して移
動自在とした棚装置の搬入、搬出設備に係るものである
。

従来の技術 この種棚設備として、複数個の棚枠を平行レールに載置
して移動自在としたものが知られているが、このような
棚装置によれば、その前面側に作業者の通路及び荷物を
搬入、搬出するための作業用の空間を設ける必要があり
、また格納棚が高くなれば、荷物の積載あるいは取り出
しが困難になるため、空間の利用効率は極めて低いもの
であった。

このような問題を解決する手段として、実開平１−１４
９３１１号公報には、各段の棚の上部にガイドレールを
施し、荷物を搬入、搬出する際に各段の棚を相互に移動
させ、天井の一定経路を走行するクレーン装置によって
、荷物の出し入れをする方法が提案されている。

発明が解決しようとする課題 しかしながら前記の考案によれば、棚の段数が増えると
下段部の荷物を出し入れする際に、多くの棚を移動しな
ければならないので、操作が煩雑であり且つチェーンに
よって吊り下げたフックを荷物に掛けて運搬する方法で
あるため、・高所の玉掛は作業に多大な労力を必要とし
、またクレーンによる荷物の昇降が不安定で危険性を伴
なうものであった。

この発明はこのような難点を解消し、棚設備の空間利用
率を高めると共に搬出入の作業を安全で且つ円滑に為し
うる棚設備を提供することを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明者はこのような事情に鑑み検討を重ねた結果、複
数個の棚枠を平行レールに載置した棚装置に平行して軌
道を設け、前記軌道上に頂部にクレーン装置を備えた門
型枠を走行自在に施し、門型枠の軌道と直交する向きに
移動自在として設けたホイスト架台と、その下方に位置
する支持アームを備えた操作用架台の間に、少なくとも
両側位置に対状のパンタグラフを有し且つ両パンタグラ
フの交差部を支軸によってそれぞれ枢着した伸縮部材を
介在させて、ホイスト架台と操作用架台を連結し、クレ
ーン装置の昇降具を操作用架台に連結させることによっ
て、所期の目的を達成したものである。

本発明の実施に当たっては、門型枠の軌道の両側に、さ
らに複数個の棚枠を平行レールに載置した棚装置を設置
し、門型枠における側枠の上方部にクレーン装置と引き
上げた伸縮部材及びホイスト架台が通過しうる空間を形
成し、また操作用架台における支持アームを棚装置の移
動方向の外側に対状として設け、且つこれらをほぼ直角
に回動自在として設けて、棚枠の荷物を出し入れする位
置において支持アームを棚枠の平行レールと同じ向きに
すべきである。

作用 この発明によれば、平行レールに載置した複数個の棚枠
と平行して設けた軌道に、頂部にクレーン装置を備えた
門型枠を走行自在に施し、門型枠の軌道と直交する向き
に、門型枠のクレーン装置をその外側に至るまで移動自
在としているので、棚枠に荷物を搬出あるいは搬入する
場合には、所定位置の棚枠を平行レール上で移動し、次
いで門型枠及びクレーン装置を移動して、門型枠の軌道
間における棚枠の上方から荷物の出し入れができ、また
操作用架台を上方に引き上げてクレーン装置を門型枠の
軌道外側に移動し、軌道の外側における棚枠の荷物を搬
出入することが可能であり、床面を幅広く活用すること
ができる。

さらに本発明棚設備は、ホイスト架台とその下方に位置
する支持アームを備えた操作用架台の間に、両側位置に
対状のパンタグラフを有し且つ両パンタグラフの交差部
を支軸によってそれぞれ枢着した伸縮部材を介在させて
ホイスト架台と操作用架台を連結し、クレーン装置の昇
降具を操作用架台に連結しているので、支持アームを備
えた操作用架台を極めて安定した状態で上下方向に移動
させることが可能となり、従って棚枠の高所における棚
仮に対しても容易で且つ安全に荷物の出し入れを行うで
きる。

請求項（２）に記載の発明によれば、操作用架台の支持
アームを棚装置の移動方向の外側に対状として設け、且
つこれらを直角に回動自在としているので、棚枠の荷物
を出し入れする位置における一方向の支持アームのみを
棚枠の平行レールと同し向きに突出させることによって
、平行レール上の棚枠の移動距離を必要最少限に短縮し
て、省力化を図ることができる。

実施例 図面は本発明装置の一例を示したものであり、棚装置（
１）（１）・・・は両側柱の間に多段状に棚板を取り付
け、底面にガイドローラを施した複数個の棚枠（２）　
（２）・・・を、それぞれ同じ向きの平行レール（３）
　（３）・・・に載置したものであり、頂部にクレーン
装置（５）を備えた門型枠（６）は、中間部の棚装置（
１）（１）の外側に棚装置と平行して敷設された一対の
軌道（４）　（４）の上に走行自在として載置されてい
る。

門型枠（６）の頂部には軌道（４）（４）と直交する方
向で且つ門型枠の外側に至るハンガーレール（７）が定
着され、前記ハンガーレール（７）の両側に配設された
一対のガイド枠（８）（８）がそれぞれ門型枠（６）に
定着されている。

前記ガイド枠（８）（８）の間に懸架したホイスト架台
（９）にクレーン装置（５）が載置され、且つクレーン
装置の走行用駆動部がハンガーレールに係合して、これ
らが移動自在に装着されている。

ホイスト架台（９）の下方には、支持アーム０（Ｄ（ｌ
ωをを備えた操作用架台ＯＤがクレーン装置の昇降具０
２１によって懸垂され、ホイスト架台（９）と操作用架
台ＯＤとの間に、両側位置に対状のパンタグラフＱ３１
０３）を配設し、両パンタグラフの交差部を支軸Ｑ４）
Ｑ４）によってそれぞれ枢着した伸縮部材Ｑ５１を介在
し、パンタグラフＱ３）　（ＩＺの端部はホイスト架台
及び操作用架台にそれぞれ回動あるいは摺動自在に軸支
されている。

操作用架台（９）の支持アーム０ω０ωは、棚装置（１
）の移動方向の外側に対状として設けられ、支持アーム
００）の内端部を操作用架台θＯに枢着し、その支軸に
ビニオン００を固着し、油圧シリンダー０７）によって
駆動されるラック００をビニオン０６）にそれぞれ噛み
合わせて、支持アーム０Ｑｌ（１■を直角に回動自在と
している。

なお、門型枠（６）の両側枠の上方部には、クレーン装
置（５）と引き上げた伸縮部材０５）及び操作用架台θ
Ｄが通過しうる空間が形成されている。

図中０９）はストッパーを示す。

発明の効果 この発明によれば、棚設備の空間利用率が高めまり、且
つ搬出入の作業を安全に且つ円滑に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一例を示す平面図、第２図は同じ
く側面図、第３図は同じく要部を拡大した縦断面図、第
４図は第３図のＡ−Ａ線断面図、第５図は同じく要部を
拡大した平面図であり、図中（１）は棚装置、（２）は
棚枠、（３）は平行レール、（４）は軌道、（５）はク
レーン装置、（６）は門型枠、（９）はホイスト架台、
００）は支持アーム、（１０は操作用架台、０２）は昇
降具、側はパンタグラフ、０４）は支軸、０ωは伸縮部
材を表わす。 シ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数個の棚枠を平行レールに載置した棚装置に平
   行して軌道を設け、前記軌道上に頂部にクレーン装置を
   備えた門型枠を走行自在に施し、門型枠の軌道と直交す
   る向きに、門型枠の外側に至るまで移動自在として設け
   たホイスト架台と、その下方に位置する支持アームを備
   えた操作用架台の間に、少なくとも両側位置に対状のパ
   ンタグラフを有し且つ両パンタグラフの交差部を支軸に
   よってそれぞれ枢着した伸縮部材を介在させてホイスト
   架台と操作用架台を連結し、クレーン装置の昇降具を操
   作用架台に連結したことを特徴とする棚設備。
2. （２）操作用架台における支持アームを棚装置の移動方
   向の外側に対状としを設け、且つこれらをほぼ直角に回
   動自在としてなる請求項（１）に記載の棚設備。