JPH04284467A - 複数色画像形成装置 - Google Patents

複数色画像形成装置

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Publication number
JPH04284467A
JPH04284467A JP3049600A JP4960091A JPH04284467A JP H04284467 A JPH04284467 A JP H04284467A JP 3049600 A JP3049600 A JP 3049600A JP 4960091 A JP4960091 A JP 4960091A JP H04284467 A JPH04284467 A JP H04284467A
Authority
JP
Japan
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image
toner
latent image
developer
color
Prior art date
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Pending
Application number
JP3049600A
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English (en)
Inventor
Nobuatsu Sasanuma
信篤 笹沼
Hisashi Fukushima
福島 久史
Haruhiko Moriguchi
晴彦 森口
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH04284467A publication Critical patent/JPH04284467A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子写真式の複数色画像
形成装置、特に被記録画像信号に応じた光束で感光体を
走査して静電潜像を形成する方式の複数色画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】如上の複数色画像形成装置には、一般に
、シアン(C)現像器、マゼンタ(M)現像器、イエロ
ー(Y)現像器、更に好ましくはブラック(Bk)現像
器が備えられている。C現像器はシアン色トナーで静電
潜像を現像し、M現像器はマゼンタ(M)トナーで現像
し、Y現像器はイエロー(Y)トナーで現像し、Bk現
像器はブラック(Bk)トナーで現像する。
【0003】そして、C、M、Yトナーはマグネタイト
等の磁性粉を含む磁性トナーでは鮮やかな色彩が得られ
ないので、通常非磁性トナーとして構成される。そして
磁性キャリア粒子と混合された二成分現像剤の形で使用
される。
【0004】一方、Bkトナーとしてはマグネタイト等
の磁性粉をバインダー樹脂中に含有した磁性トナーを使
用し得る。このトナーはキャリア粒子を含まない一成分
現像剤の形で使用される。このような一成分現像剤は上
記のようにキャリア粒子を含まないので、キャリア粒子
劣化という現像剤劣化の問題がないので、一般にBkト
ナーが多用される画像形成装置に於いて、Bk現像剤の
品質維持管理の煩雑さが省略できて有利である。
【0005】しかしながら、被記録画像信号に応じて点
滅変調された光束で電子写真感光体を露光走査して得ら
れた静電潜像を現像する複数色画像形成装置、即ち、各
色の画像が微小な画素によって構成される複数色画像を
形成する装置では次のような欠点があることが判明した
【0006】即ち、如上の一成分現像剤を使用してドッ
ト潜像を現像すると、二成分現像剤を使用して現像した
場合に比較して、ドット像周囲へのトナーの飛び散りが
多く、かつまた、トナーの色がブラックという他の有彩
色に比べて視覚的に目立ちやすい色である為、ドット像
が所望の径に比べて拡大して視認されることになってし
まい、他の有彩色ドット像との調和が取れず、見苦しい
画像となってしまう。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】被記録画像信号に
応じて点滅変調された光束で感光体を露光走査して得ら
れた潜像を現像して各色の画像を形成する複数色画像形
成装置で、各色ドット像の調和が良好で、高画質の画像
を形成できるようにすること。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明によれば、一成分現
像剤で現像する潜像は二成分現像剤で現像する潜像を形
成する光束よりも小径スポットの光束で形成する。
【0009】また、粒度分布のより広いトナーで現像す
る潜像は、粒度分布のより狭いトナーで現像する潜像を
形成する光束よりも小径スポットの光束で形成する。
【0010】また、不定形トナーで現像する潜像は、球
形トナーで現像する潜像を形成する光束よりも小径スポ
ットの光束で形成する。
【0011】
【実施例】図1は本発明の一実施例の説明図である。
【0012】図に於いて、装置本体10の右側に給紙機
構13、左側に転写材の出口14と、出口14に臨ませ
て定着器7を配設してある。給紙機構13から定着器7
にかけては一端側が給紙機構13に近接して設けられて
いる駆動ローラ11に、他端側が定着器7に近接して設
けられているアイドラローラ12に巻回された無端の搬
送ベルト8を設けている。更に駆動ローラ11からアイ
ドラローラ12に到る区間の搬送ベルト8に近接して、
画像形成ユニットPa,Pb,Pc,Pdを並設してい
る。
【0013】前述した搬送ベルト8は、駆動ローラ11
によって矢印方向に駆動され、前記給紙機構13を介し
て与えられた転写材6を担持して、前述した各々の画像
形成ユニットPa,Pb,Pc,Pdへと順次搬送する
【0014】定着器7は、アイドラローラ12側から与
えられる転写材6を受けて、前記画像形成ユニットPa
,Pb,Pc,Pdによって前記転写材6に重ねて転写
されたY、M、C、Bkの各色トナー画像を定着せしめ
るものである。
【0015】前記各画像形成ユニットPa,Pb,Pc
,Pdは実質的に同一の構成とされる。各々の画像形成
ユニットは、矢印方向に回転駆動される潜像担持体即ち
本実施例では電子写真感光体ドラム1a,1b,1c,
1dと、これら各々のドラムの周囲に沿って、ドラム回
転方向に順に設けられている1次帯電器(本例では感光
体を負極性に一様帯電させる)15a,15b,15c
,15d、現像器3a,3b,3c,3d、転写用放電
器4a,4b,4c,4d、クリーニング手段5a,5
b,5c,5dと、前記感光体ドラム1a,1b,1c
,1dの上方に夫々設けられた露光手段即ちレーザービ
ームスキャナ16a,16b,16c,16dとを具備
している。
【0016】前記現像器3aにはイエロー色のトナーが
、現像器3bにはマゼンタ色のトナーが、現像器3cに
はシアン色のトナーが、現像器3dには黒色のトナーが
夫々収容されている。
【0017】但し、現像器3a,3b,3cには、上記
有彩色非磁性トナーと磁性キャリア粒子が混合された二
成分現像剤が収容されているのであって、現像スリーブ
(後述)はこの二成分現像剤層を担持して現像領域に搬
送する。
【0018】一方、現像器3dには黒色磁性トナー或い
はこれにシリカ等の外添剤をごく少量外添した現像剤、
即ちキャリア粒子を含まない一成分磁性現像剤が収容さ
れていて、現像スリーブ(後述)はこの一成分磁性現像
剤層を担持して現像領域に搬送する。
【0019】図2に上記有彩色現像器の一例を示す。
【0020】図2で、31は非磁性スリーブで、前記二
成分現像剤33を担持して矢印方向に回転して現像領域
に搬送する。現像剤はスリーブ31の内部に固定配置さ
れたマグネット32の磁力により、スリーブ31表面に
保持される。マグネット32の現像領域に対向して配置
された現像磁極N1により、現像剤33の磁気ブラシが
現像領域でスリーブ表面上に起立してドラム1aに軽く
接触する。即ち、所謂接触現像が行われる。
【0021】トナーは現像領域でドラム1aの潜像を可
視化するが現像効率を向上する為に、スリーブ31には
電源35から直流電圧成分を交流電圧成分に重畳した振
動バイアス電圧が印加される。
【0022】直流電圧成分の値は潜像の明部電位(即ち
光で露光された領域の電位)と暗部電位(即ち光で露光
されなかった領域の電位)との間に設定されていて、カ
ブリを抑制している。
【0023】一方、交流電圧成分のピーク間電圧は、上
記明部電位、及び暗部電位が振動バイアス電圧の最大値
、最小値の間に位置するように設定されており、その周
波数は0.5乃至3KHzであることが好ましい。斯か
る振動バイアス電圧により現像領域でトナーは活発に運
動し、高濃度で、鮮明で、階調性の良好なカブリの抑制
されたトナー画像を得ることができる。
【0024】本例では静電潜像は反転現像される。即ち
、潜像と同極性(本例では負)に帯電したトナーが潜像
の明部電位領域に付着せしめられてここを画像部として
可視化し、潜像の暗部電位領域を背景領域としてトナー
の付着を防止している。トナーは磁性キャリア粒子との
摩擦により上記極性に摩擦帯電する。
【0025】尚、34は現像領域に搬送する現像剤層の
厚みを規制するブレード、36、37は容器内のトナー
とキャリア粒子を混合撹拌するスクリューである。
【0026】前記のように二成分現像剤ではトナーはキ
ャリア粒子との摩擦により帯電して潜像を現像する為の
電荷を獲得するから、その帯電量も高く、帯電分布はシ
ャープであり、従って、ドット潜像により忠実に付着し
、その周辺への飛び散り付着も少ない。また、接触現像
に於いては、ごくわずかのトナーがドット潜像周辺に飛
び散り状に付着したとしても、斯かるトナーの感光体へ
の静電的付着力は弱いので、前記磁気ブラシの軽い摺擦
作用で除去されるので、より好ましい。
【0027】しかし、本発明に適用する二成分現像器を
所謂非接触現像器としてもよい。その場合、図2でブレ
ード34とスリーブ31の間隙を狭めて、現像領域に搬
送する現像剤の層厚を、現像領域でスリーブ、ドラム間
の最小間隙よりも薄くなるように規制するか、及びまた
は、磁性N1をスリーブ、ドラム間の最小間隙位置に対
向する位置よりもスリーブ回転方向上流側若しくは下流
側に偏位させて、現像領域で磁気ブラシをスリーブ31
周面に沿って寝させた状態に保持するようにすればよい
。このような非接触現像型のものでは、トナーは空隙を
飛翔して感光体に付着する。
【0028】以上は現像器3aの構成を示すものである
が、現像器3b,3cも以上と同様な構成である。
【0029】図3に一成分現像剤を使用する現像器3d
の一例を示す。
【0030】図3で、31′は非磁性スリーブで、前記
一成分磁性現像剤38を担持して現像領域に搬送する。 現像剤はスリーブ31′aの内部に固定配置されたマグ
ネット32′の磁力により、スリーブ31′表面に保持
される。
【0031】図3に於いては、規制ブレード34′は現
像領域に搬送される現像剤の層厚を、現像領域でスリー
ブ31′と感光体ドラム1dとの最小間隙よりも薄くな
るように規制する。斯かる薄層を形成する為に、ブレー
ド34′を鉄等の磁性体とし、マグネット32′の1つ
の磁極S1をこの磁性ブレード34′に対向させればよ
い。このようにするとスリーブ31′とブレード34′
の間の間隙に強い磁界カーテンが形成され、現像剤の層
厚をこの間隙よりも更に薄く規制できるので、ブレード
34′の位置決め精度をラフなものにすることができる
【0032】或いは、ゴムブレードや金属板ばねのよう
な弾性ブレードをスリーブ31′に弾性的に当接させ、
一成分現像剤が両者間のニップを通過するようにして現
像剤の層厚を上述の厚みに規制してもよい。これは一成
分磁性現像剤を使用するものにも適用できるが、一成分
非磁性現像剤を使用する現像器での層厚規制に特に有用
である。
【0033】いずれにせよ、現像器3dは潜像を非接触
現像する。即ち、トナーは現像領域で空隙を飛翔して感
光体1dに付着する。その際、現像効率を向上する為に
、スリーブ31′には電源35′から直流電圧成分を交
流電圧成分に重畳した振動バイアス電圧が印加される。
【0034】直流電圧成分の値は、潜像の明部電位(即
ち光で露光された領域の電位)と暗部電位(即ち光で露
光されなかった領域の電位)との間に設定されていて、
カブリを抑制している。
【0035】一方、交流電圧成分のピーク間電圧は、上
記明部電位、及び暗部電位が振動バイアス電圧の最大値
、最小値の間に位置するように設定されており、その周
波数は0.5乃至3KHzであることが好ましい。斯か
る振動バイアス電圧により現像領域でトナーは活発に運
動し、高濃度で階調性の良好なカブリの抑制されたトナ
ー画像を得ることができる。
【0036】本例では静電潜像は反転現像される。即ち
潜像と同極性(本例では負)に帯電したトナーが潜像の
明部電位領域に付着せしめられてここを画像部として可
視化し、潜像の暗部電位領域を背景領域としてトナーの
付着を防止している。トナーは主としてスリーブ31′
との摩擦により上記極性に帯電する。
【0037】尚、マグネット32′の1つの磁極N1は
現像領域に対向しており、磁性トナーによるカブリの発
生を抑制している。
【0038】しずれにせよ、前記の如くトナーは主とし
てスリーブ31′との摩擦により静電潜像を現像する為
の摩擦電荷を獲得する。従って、二成分現像剤における
トナーとキャリア粒子の接触頻度ほどには、一成分現像
剤のトナーはスリーブと接触する機械が少ない為と推量
されるが、一成分現像器に於いてはトナーの摩擦帯電量
は相対的に小さく、またその分布も相対的に広い。また
、前記のようにトナーは空隙を飛翔して感光体に到達す
る。このようなことが相乗して、光ビームで露光された
ドット潜像を一成分現像剤で現像すると、ドットの周辺
に所謂飛び散りトナーが目立つようになる。特に黒トナ
ーの場合、それは視覚的に特に目立って有彩色トナーも
使用されているカラー画像を見苦しいものにしてしまう
【0039】尚、使用できるトナーの例は次のとおりで
ある。マゼンタトナーは、ポリエステル系のメインバイ
ンダー100重量部に、顔料C.I.ソルベントレッド
49を、4重量部染料、C.I.ピグメントレッド12
2を0.7重量部、荷電制御剤4重量部、及び外添剤(
シリカ)から成るものを用いた。シアントナーとしては
、ポリエステル系のメインバインダー100重量部に、
フタロシアニン顔料5重量部、荷電制御剤4重量部、及
び外添剤(シリカ)から成るものを用いた。イエロート
ナーとしては、ポリエステル系のメインバインダー10
0重量部に、C.I.ピグメントイエロー17を5重量
部、荷電制御剤4重量部、及び外添剤(シリカ)から成
るものを用いた。
【0040】キャリア粒子としてはいずれもフェライト
粒子、或いはこれに極薄の樹脂コートを被覆したもの等
が使用できる。
【0041】一成分磁性現像剤のブラックトナーとして
は、ポリエステル系のメインバインダー100重量部に
対し、マグネタイト等の磁性体60重量部、荷電制御剤
2重量部、定着助剤3重量部、及び外添剤(シリカ)か
ら成るものを用いた。
【0042】さて、前記レーザービームスキャナ16a
,16b,16c,16dは、半導体レーザー17a,
17b,17c,17d、ポリゴンミラー18a,18
b,18c,18d、結像レンズとしてのfθレンズ1
9a,19b,19c,19dから成り、電気デジタル
画素信号に対応して点滅変調されたレーザービームを、
前記帯電器15a,15b,15c,15dと現像器3
a,3b,3c,3dとの間でドラム母線方向に走査し
てドラム面を露光し、静電潜像を形成する。前述したレ
ーザービームスキャナ16aには、カラーが像のイエロ
ー成分像に対応する画素信号が、レーザービームスキャ
ナ16bにはマゼンタ成分像に対応する信号が、レーザ
ービームスキャナ16cには、シアン成分像に対応する
信号が、レーザービームスキャナ16dには、黒成分像
に対応する信号が夫々入力される。
【0043】而して、搬送ベルト8の矢印方向への移動
に伴って前記転写材6の先端部が各センサ60a,60
b,60c,60dの検知領域を通過すると、これによ
って前記各々の感光体ドラム1a,1b,1c,1dに
対する画像形成が順次開始される。
【0044】即ち第1の画像形成ユニットPaの観光ド
ラム1aにはイエロートナー画像が、第2の画像形成ユ
ニットPbにはマゼンタトナー画像が、第3の画像形成
ユニットPcにはシアントナー画像が、第4の画像形成
ユニットPdには黒トナー画像が夫々分担されて形成さ
れる。これらのトナー画像は各ユニットの転写用放電器
4a,4b,4c,4dにより転写材6の面上に各色が
順次重ねて転写されてカラー画像が合成される。その後
搬送ベルト8から分離された転写材6は、定着器7内に
入り画像の定着が施された後、出口14から装置10外
へと排出される。
【0045】さて、前述の如く、ユニットPdで形成さ
れるトナー画像にはドット像周辺でのトナーの飛び散り
付着が多く解像力が他のユニットで形成されるトナー像
よりも低い。
【0046】しかるにブラックは画像構成上、消費量が
多く、なおかつ文字や線を形成する場合が多いので、高
解像力の要求も大きい。
【0047】従って、図1に示した多色電子写真画像形
成装置においては、ブラック色画像形成に際して用いら
れる前記レーザービームスキャナ16dから照射される
レーザービームの感光体表面でのスポット径を、他色の
レーザービームの感光体表面でのスポット径よりも小さ
くなるように設定した。
【0048】レーザービームの感光体表面でのスポット
径の大きさをdとすると、d=k・λ・f/D(但し、
kは定数、λは光線の波長、fは結像レンズの焦点距離
、Dは結像レンズの開口部の径である)なる関係式が成
立することが知られている。
【0049】従ってレーザービームのスポット径を小さ
くする設定は、上記式から明らかなように、光学系を形
成している。例えばf・θレンズの焦点距離fを小さく
するか、及び/又は、前記レンズの開口部の径Dを大き
くすることによって可能である。ここで、レーザービー
ムの上記スポット径の大きさを、レーザービームスポッ
トの光量分布中でその最大光量の1/e2(eは自然対
数の底)である部位の、主走査方向(即ちレーザービー
ムスキャナが感光体ドラム上を走査する(ビームを移動
する方向)の長さで表わすことにする。
【0050】本実施例では、ブラック画像用のレーザー
ビームの上記スポット径を50μmに、マゼンタ、シア
ン、イエロー画像用のレーザービームの上記スポット径
を80μmに設定した。
【0051】図4の(A)に、1単位ドットの露光に関
する感光体面上での光量分布を(B)に、上記単位ドッ
トの露光による形成されたドット潜像の感光体上の電位
分布を(C)に上記ドット潜像を現像し、転写紙に転写
し、定着した後のトナー画像の濃度分布を示す。左欄は
ブラック画像(一成分現像)、右欄は有彩色画像(二成
分現像)に関する。図4のように定着後のトナー画像の
ドット巾が、ブラックのAと、マゼンタ、シアン、イエ
ローのBで同一になるように、ブラックでのトナー飛び
散りを見こして、潜像電位を細く鋭く作っておけば、ブ
ラックとマゼンタ、シアン、イエローの画質の差がほぼ
同等に観察され良好なカラー像が得られた。
【0052】以上の実施例では、ブラック現像器として
一成分現像剤使用のものを採用したが、ブラック現像器
として前記有彩色現像器と同じ構成のものを使用できる
。即ち非磁性ブラックトナーと磁性キャリア粒子が混合
された二成分現像剤を使用してよい。この場合、有彩色
現像器、ブラック現像器とも二成分現像器となる。
【0053】しかし、前述したようにブラック現像器の
使用頻度は一般的に高いので、ブラックトナーとしては
コスト低廉なものが要求される。そこでトナー製造時の
分級工程を有彩色トナーよりも低コストの若干粗いもの
とすると、トナーの粒度分布は図5のようになる。図5
はトナーの体積粒度分布を示すもので、IがY、M、C
の有彩色トナーの、IIがブラックトナーの粒度分布で
ある。図5に示すように、ブラックトナーの粒度分布は
有彩色トナーのそれに比べ、ピークが低く、従って分布
幅が広い。
【0054】ところで、トナーの体積粒径分布が広いと
、コスト的には安くなるが、解像力が低下する傾向があ
る。即ち、より大径のトナーの一部がドット潜像の境界
外まで突出したり、より微粒のトナーがドット潜像周辺
部に付着したりして、粒度分布がシャープな有彩色トナ
ーによる現像画像よりも低解像性のものとなる。しかも
色がブラックという目立ちやすい色である為、有彩色ト
ナー像と重畳された場合、カラー画像を著しく見苦しい
ものにしてしまう。
【0055】そこで、ブラック画像用の潜像を形成する
レーザービームの感光体表面でのスポット径(1/e2
)を、他の有彩色画像用の潜像を形成するレーザービー
ムの感光体表面でのスポット径(1/e2)よりも小さ
くすることによって、上記不都合を解決する。
【0056】図5の粒度分布を有するトナーを使用する
場合、ブラック画像用のレーザービームの前記スポット
径を50μmに、マゼンタ、シアン、イエロー画像用の
レーザービームの前記スポット径を80μmにすること
により、最終的な各色トナー画像の画質をほぼ同じレベ
ルにすることができ、良好なカラー画像が得られた。
【0057】次の例ではマゼンタ、シアン、イエローの
トナーは重合法で作成した、球形状のものを使用した。 しかし、ブラックトナーとしては、コスト低下を計る為
に粉砕法で作成した、形状が凸凹の不定形のものを使用
した。そして、Y、M、C、Bkとも、前述と同様に二
成分現像剤によって潜像を現像した。しかし、不定形ト
ナーは、球状のトナーに比べて、現像時、転写時にトナ
ーの重なり方がみだれるので、解像力が低下しやすい傾
向がある。こうなると、前述のように見苦しいカラー画
像となってしまう。
【0058】そこで、この例でも光学系16dによる感
光体表面でのビームスポット径(1/e2)を、他の光
学系による感光体表面でのビームスポット径(1/e2
)より小さくした。
【0059】而してこの例でも、ブラック画像用のレー
ザービームの前記スポット径を50μmに、マゼンタ、
シアン、イエロー画像用のレーザービームの前記スポッ
ト径を80μmにすることにより、最終的な各色トナー
画像の画質をほぼ同じレベルにすることができ、良好な
カラー画像が得られた。
【0060】本発明は図6、図7に示すような画像形成
装置にも適用できる(図1に関して述べたと同じ構成の
ものには同一の符合を符してある。)。
【0061】図6で、前述と同様な現像器3a〜3dは
、1つの感光体ドラム1の周囲に配置されている。そし
て転写紙は矢印方向に回転する転写ドラムに保持されて
いて、各色トナー像がこの転写紙上に、順に重畳転写さ
れる。
【0062】即ち、まずイエロー画像信号に応じてレー
ザー17を点滅駆動し、ポリゴンミラー、結像レンズ1
9を介して感光ドラム1を走査する。ドラム1はこのレ
ーザービーム走査露光に先立って1次帯電器で一様に帯
電されているので、上記走査露光によって静電潜像が形
成される。この潜像はイエロー現像器3aによって現像
され、得られたトナー像が、転写帯電器4の作用で、転
写ドラム20に保持された転写紙に転写される。転写後
のドラム1表面はクリーナー5によって清掃される。
【0063】以上の工程がマゼンタ、シアン、ブラック
の各画像について順に実施され、4色トナー像を担持し
た転写紙は転写ドラム20から定着器に送られる。
【0064】図6に於いて、レーザー17からのビーム
は、イエロー、マゼンタ、シアン画像を形成する際はレ
ンズ19によって感光ドラム上に結像されるが、ブラッ
ク画像を形成する際はレンズ19′によって感光ドラム
上に結像される。即ちレンズ19、19′は交代的に光
路中に配置される可動レンズであり、これによってブラ
ック画像形成時のレーザービームスポット径を他の有彩
色画像形成時のレーザービームスポット径よりも小さく
している。
【0065】図7では、同一の感光体ドラム1の周囲に
沿って、各色の潜像形成手段、現像器を並列的に配置し
た。そして、1つの感光ドラム1上に4色のトナー像を
重ねて形成し、同一の転写紙6上に、この重畳トナー像
を一括して転写するものである。
【0066】即ち、1次帯電器15aで帯電された感光
体ドラム1に、光学系16aからイエロー画像信号によ
り点滅変調されたレーザービームを照射して静電潜像を
形成し、これを前述のイエロー現像器3aで現像する。 このイエロートナー像の形成されている感光体面を1次
帯電器で再帯電し、この再帯電された感光体面に光学系
16bからマゼンタ画像信号により点滅変調されたレー
ザービームを照射して静電潜像を形成し、これを前述の
マゼンタ現像器3bで現像して、イエロートナー像に加
えてマゼンタトナー像を同一感光体面上に形成する。以
下同様にしてシアントナー像、ブラックトナー像が形成
される。
【0067】尚、図7の装置では現像器3aを除く他の
現像器は既にトナー像が形成されている感光体面に作用
するから、既に形成済のトナー像を破壊しないように、
これら他の現像器は前述の非接触現像型のものであるこ
とが望ましい。勿論現像器3aも非接触現像型のものと
してよい。
【0068】以上の例は4色のトナーを使用するカラー
画像形成装置であるが、2色又は3色、或いは5色以上
のトナーを使用する画像形成装置にも本発明は適用でき
る。
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば複数色画
像形成装置に於いて、有彩色現像器を二成分現像器とし
、ブラック現像器を一成分現像器としても、或いは或る
現像器のトナーの粒度分布を他のそれよりも広くしても
、或いは或る現像器のトナーを不定形とし、他のそれを
球形としても、調和のとれた良好なカラー画像が形成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置実施例の説明図。
【図2】本発明に適用できる二成分現像器の一例の説明
図。
【図3】本発明に適用できる一成分現像器の一例の説明
図。
【図4】単位ドット像の説明図。
【図5】トナー粒度分布の説明図。
【図6】本発明が適用できる画像形成装置の他の例の説
明図。
【図7】本発明が適用できる画像形成装置の更に他の例
の説明図。
【符号の説明】
3a  イエロー現像器 3b  マゼンタ現像器 3c  シアン現像器 3d  ブラック現像器 16a  イエロー像用光学系 16b  マゼンタ像用光学系 16c  シアン像用光学系 16d  ブラック像用光学系

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  被記録画像画像信号に応じて点滅変調
    された光束で電子写真感光体を走査して静電潜像を形成
    し、この潜像を現像する工程を各色毎に実施して、複数
    色画像を形成する画像形成装置に於いて、一成分現像剤
    で潜像を現像する第1の現像器と、二成分現像剤で潜像
    を現像する第2の現像器とを少なくとも備え、第1の現
    像器で現像する潜像を形成する光束の感光体上でのスポ
    ット径は、第2の現像器で現像する潜像を形成する光束
    の感光体上でのスポット径よりも小である複数色画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】  被記録画像画像信号に応じて点滅変調
    された光束で電子写真感光体を走査して静電潜像を形成
    し、この潜像を現像する工程を各色毎に実施して、複数
    色画像を形成する画像形成装置に於いて、不定形トナー
    で潜像を現像する第1の現像器と、球形トナーで潜像を
    現像する第2の現像器とを少なくとも備え、第1の現像
    器で現像する潜像を形成する光束の感光体上でのスポッ
    ト径は、第2の現像器で現像する潜像を形成する光束の
    感光体上でのスポット径よりも小である複数色画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】  被記録画像画像信号に応じて点滅変調
    された光束で電子写真感光体を走査して静電潜像を形成
    し、この潜像を現像する工程を各色毎に実施して、複数
    色画像を形成する画像形成装置に於いて、粒度分布が広
    いトナーで潜像を現像する第1の現像器と、粒度分布が
    狭いトナーで潜像を現像する第2の現像器とを少なくと
    も備え、第1の現像器で現像する潜像を形成する光束の
    感光体上でのスポット径は、第2の現像器で現像する潜
    像を形成する光束の感光体上でのスポット径よりも小で
    ある複数色画像形成装置。
JP3049600A 1991-03-14 1991-03-14 複数色画像形成装置 Pending JPH04284467A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013205538A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置

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JP2013205538A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Brother Ind Ltd 画像形成装置

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