JPH04256911A - 変倍光学系 - Google Patents

変倍光学系

Info

Publication number
JPH04256911A
JPH04256911A JP1876791A JP1876791A JPH04256911A JP H04256911 A JPH04256911 A JP H04256911A JP 1876791 A JP1876791 A JP 1876791A JP 1876791 A JP1876791 A JP 1876791A JP H04256911 A JPH04256911 A JP H04256911A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
memory
group
action
lens group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1876791A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzo Kato
雄三 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP1876791A priority Critical patent/JPH04256911A/ja
Publication of JPH04256911A publication Critical patent/JPH04256911A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Lenses (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラや観測機器等の光
学機器に適した変倍光学系に関し、特にレンズ位置を電
気信号で制御する装置を備えた変倍光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】スティルカメラやビデオカメラに搭載さ
れているズームレンズの典型的な例を図7に示す。
【0003】図7において、1はレンズ鏡筒の先端に配
置された焦点合わせのための第1群レンズ(Fレンズ)
、2は変倍を行なうためのバリエータレンズ(Vレンズ
)、3は変倍動作時に焦点を正しく結ばせるためのコン
ペンセータレンズ(Cレンズ)、4は像面に結像させる
ためのリレーレンズ(Rレンズ)である。
【0004】尚、各レンズ群は、通常、収差補正のため
に複数枚の成分レンズで構成しているが、本出願では便
宜上1枚のレンズで示すものとする。しかしながらコン
パクト化のため、あるいは高性能の画質を要求されない
場合は現実にはレンズ群を1枚の成分レンズで構成する
ときもある。
【0005】以下、各レンズ群の動きの説明をする。
【0006】図8はFレンズの位置と被写体距離の関係
を示す。図9はVレンズおよびCレンズと焦点距離の関
係を示す。
【0007】通常Fレンズをフォーカス部、Vレンズと
Cレンズをズーム部と呼び、Fレンズは図8に示すよう
に焦合作用のために単独で光軸に沿って移動する。
【0008】そして、VレンズとCレンズは図9に示す
ように変倍作用のために連動して光軸に沿って移動する
。この構成では、焦合作用と変倍作用が分離されており
、かつVレンズとCレンズの移動する軌跡が一意的に決
まるため、その制御は比較的簡単であり、カム等の電気
機械制御機構で行なうことができるという長所がある。
【0009】図10に従来のズームレンズにおけるVレ
ンズとCレンズとの連動機構を示す。
【0010】図において、5および6はそれぞれVレン
ズおよびCレンズを保持するレンズ保持枠、7および8
はレンズ保持枠5および6を光軸に沿ってガイドするガ
イドバー、9はレンズ保持枠5および6に設けたピン5
aおよび6aを挿入するカム溝9aおよび9bを周面に
設けたカム筒、10はカム筒の外周に嵌装されるととも
に鏡筒などの静止部材に固定された固定筒、11はカム
筒9に連結部11aで固定されると共に固定筒10の外
周面に対して相対回転のみ可能とするように嵌装された
ズーム操作環である。
【0011】変倍作用時の動作は、ズーム操作環11が
回転するとカム筒9も回転し、その結果、カム溝9a内
でのピン5aの相対位置とカム溝9b内でのピン6aの
相対位置とが変化するためVレンズ保持枠5とCレンズ
保持枠6がそれぞれ光軸に沿って相対移動することにな
る。
【0012】カム筒を用いる制御機構は、制御が簡単で
ある反面、カム筒の嵌合精度やカム溝の加工精度等が極
めて高精度になるため製造コストが高価となる短所もあ
る。
【0013】その他にも、従来のズームレンズでは至近
距離(例えば1m以下)の被写体にピントを合わせるに
は、Fレンズの繰り出し量が被写体距離の逆数に比例し
て大きくなり、このためFレンズの口径も大きくなる。 以上の結果としてズームレンズの長さ、口径、および重
量が大きくなるという短所もある。
【0014】以上の短所を解消するために第1レンズ群
より像側の1乃至複数のレンズ群を光軸に沿って移動す
る、所謂リヤーフォーカスあるいはインナーフォーカス
タイプのズームレンズが提案されており、ズーミングの
ために移動するレンズ群を合焦の際にも移動するためス
テッピングモータやボイスコイルの様な電気的アクチュ
エータを使用することが想定されている。この形式のズ
ームレンズは合焦の際に第1レンズ群を動かさないため
、通常の被写体距離から極めて至近距離の被写体まで画
像がとぎれることなく焦点合わせを行え、また全系を小
型化できる利点がある。
【0015】一方、放送局用TVカメラのように画像を
見ながら手動で変倍やズームを行うレンズあるいは他の
ズームレンズでも、焦点距離あるい被写体距離に対して
レンズ群移動の軌跡上で敏感度が異なるため、敏感度の
低いところから敏感度の高いところへ作用させたいとき
、敏感度の低いところで初期設定すれば、敏感度の高い
ところへ作用していく段階で画質(例えばピントの合致
度)が劣化するという問題があり、従来ズームレンズで
は、変倍作用の際に敏感度の高いところで焦合作用させ
るという初期設定をしている。尚、敏感度とはレンズ群
の単位微小量の移動が引起す像面の移動量の度合である
【0016】しかしながら、リヤーフォーカスあるいは
インナーフォーカスのズームレンズで、例えば第2群レ
ンズ、第3群レンズ、および分割された第4群レンズの
一部が、変倍作用と合焦作用に同時に関与するタイプの
ものでは、3か所を移動させ2つの要素(焦点距離と被
写体距離)を決めるため従来のような初期設定はできな
い。
【0017】そして、初期設定ができないとレンズ群移
動の軌跡が一意的に決まらず、所望の作用をさせること
は困難である。
【0018】またこのタイプのズームレンズは、初期の
形態では各レンズ群の占めるべき位置を算出する考え方
であったが、その後、レンズ群が占めるべき位置を記憶
装置にテーブル化して記憶する方法が採られる様になっ
た。レンズ群が占めるべき光軸上の位置を焦点距離に従
って展開すればズーミングの移動軌跡となるわけである
【0019】しかしながら、軌跡はメモリーに記憶され
たものであるため移動範囲に制限がなく、制御誤差およ
び外部振動によるレンズの移動は制御を不可能としたり
、目的とは異なる軌跡上を移動させる現象を引き起こす
おそれがある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、レンズ群が変倍作用と合焦作用に同時に関与する
タイプのズームレンズにおいてレンズ群を所定位置に位
置決めさせれられない点である。これは初期設定の際あ
るいは所定の移動軌跡に沿ってレンズ群を移動させる際
に対処すべき事である。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、レンズ群が所
定位置に在ることを確認するため記憶装置を含む位置制
御装置を利用してレンズ群の現在位置を検出し、位置制
御装置が定める位置をこのレンズ群が占める様にするこ
とを特徴とする。また複数モードのリセット回路を持ち
、例えば、リセット1を動作させることにより、自動的
に初期設定を行なう。更に、リセット2を動作させるこ
とにより、自動的にレンズ位置の補正を行なう。
【0022】高精度のズーミングと合焦を行なう目的を
、これまでのシステムの主要部をそのまま使用して実現
した。
【0023】
【実施例】図1は本システムに使用するズームレンズの
1例を示す。
【0024】図において、21は正の第1群レンズ、2
2は変倍を主に荷う負の第2群レンズ、23は正の第3
群レンズ、24は正の第4群レンズ、25は正の第5群
レンズ、26は第1群レンズ21を鏡筒等に固定する部
材である。
【0025】図7の従来のズームレンズと対比すれば、
レンズ21はレンズ1、レンズ22はレンズ2、レンズ
23はレンズ3、レンズ24とレンズ25はレンズ4に
相当する。
【0026】図2はレンズ22、レンズ23およびレン
ズ24と焦点距離および被写体距離の関係を示す。
【0027】図では便宜上、至急距離に対する移動軌跡
と無限遠に対する軌跡を描いたが、その中間の物体距離
についてもこのレンズに求められる性能に応じて定めら
れた物体距離各の軌跡があるものとする。またここでは
、レンズ22、レンズ23およびレンズ24がそれぞれ
移動することにより焦点距離および被写体距離が変わり
、目的とする作用をさせるためにはレンズ22、レンズ
23およびレンズ24の3つのレンズ群を同時に焦点距
離あるいは被写体距離によって一意的に決まる軌跡に従
い移動させる必要があることを示す。
【0028】図3はレンズ及びブロック図で示す制御系
を描いている。
【0029】21から25までのレンズ群は第1図と同
様であるが、27は三色分解プリズムの等価物、28は
撮像管又は団体撮像素子の1つである。尚、プリズムと
撮像素子の代りに色フィルターを具備した団体撮像素子
を使用しても良い。次に36は第2群レンズ22の位置
検出器、37は第3群レンズ23の位置検出器、38は
第4群レンズ24の位置検出器、39は第2群レンズを
移動させる制御回路付駆動器、40は第3群レンズを移
動させる制御回路付駆動器、41は第4群レンズを移動
させる制御回路付駆動器、42は後述する外部制御指令
器、43は初期設定用リセットスイッチ、44は誤差補
正用リセットスイッチ、45は作用種類検出器、46は
作用方向検出器、47は作用速度検出器、48は軌跡の
テーブルを記憶するメモリー。49は演算制御回路で別
途メモリーを持つ。
【0030】本例は放送機器用のTVカメラとして説明
をするが、TVカメラの場合、レンズの焦点合わせはカ
メラマンがモニターを見ながら行うのが通常である。た
だし、小型ビデオカメラでは焦点検出装置で焦点調節状
態を判別しても良い。
【0031】本発明に係る動作を説明する前に、通常の
変倍作用を例にとり、動作の説明を行なう。
【0032】放送機器用のTVカメラでは、変倍作用、
合焦作用、および変倍と合焦の合成作用の3種類の作用
が要求される。そして、各作用は、例えば、変倍作用に
は縮小あるいは増倍といった方向がある。また、その作
用速度は0.6sec〜低速まで幅広い範囲で使われる
。従って、作用の種類、方向、作用速度が制御対象とな
るが、例えば作用種類は外部に取り付けられたスイッチ
により、作用方向はハンドルの回転方向により、作用速
度はハンドルの回転角により手動で指令できる。ここで
は、スイッチおよびハンドル等の外部から制御指令する
ものを総称して外部制御指令器42と呼ぶ。外部制御指
令器42の信号を周知の作用種類検出器45、作用方向
検出器46および作用速度検出器47で検出し、作用種
類、作用方向、および作用速度を得る。
【0033】位置検出器36、37および38はレンズ
群位置をレンズ群に付けたマーカから光電検出したり、
あるいはレンズ群を移動させるモータの回転数から検出
する。ここでも求まるレンズ群位置から図2に示すよう
に焦点距離および被写体距離が求まり、焦点距離および
被写体距離は制御の際の基準状態を与える。
【0034】図2に示すように、変倍作用あるいは合焦
作用はそれぞれ第2群レンズ22、第3群レンズ23、
および第4群レンズ24を光軸にそって独立(非一体)
的に移動させることにより行なう。メモリー48には図
2に示すような第2群レンズ22、第3群レンズ23、
および第4群レンズ24の移動の軌跡が作用量に関して
分割した各分割領域の基準となる位置を記憶している。
【0035】例えば、各値は以下の式で表わされる。
【0036】L32  (n,m)=L32  (Vn
,Fm)L33  (n,m)=L33  (Vn,F
m)L34  (n,m)=L34  (Vn,Fm)
ここで、L22、L23、およびL24は第2群レンズ
32、第3群レンズ33、および第4群レンズ34の光
軸上の位置VnおよびFmは被写体距離と焦点距離n,
mは分割した領域の番号
【0037】先ず、変倍作用に対する詳細な説明をする
【0038】変倍作用では、第2群レンズ22、第3群
レンズ23、および第4群レンズ24は被写体距離によ
り軌跡が異なるため、位置検出器36、37および38
で検出した第2群レンズ22、第3群レンズ23、およ
び第4群レンズ24の位置からメモリー48の値をもと
に被写体距離を演算回路49で求める。
【0039】被写体距離が決まれば、第2群レンズ、第
3群レンズ、および第4群レンズを移動させる軌跡は一
意的に決まるから、各レンズ群を軌跡に従って移動させ
ることになる。
【0040】図2からわかるように、等速で変倍作用さ
せるには軌跡の曲率に応じてレンズ群の移動速度を変え
る必要があるため、レンズ群移動の制御には移動量と移
動速度を焦点距離と被写体距離をパラメータとして求め
る必要がある。
【0041】これは、メモリー48に記憶された各レン
ズ群移動の軌跡の位置に関するデータから、計算により
移送量(軌跡の差分値)と移動速度(軌跡の傾き)が求
まる。
【0042】合焦作用をさせたい場合には、変倍作用に
おける被写体距離が焦点距離に変わる点を除けば、変倍
作用と同様に行なうことができる。
【0043】また、合焦作用と変倍作用をさせたい場合
には、被写体距離および焦点距離を単調に変化させるよ
うに移動させることにより行なうことができくる。
【0044】これまで作用速度に関しては触れなかった
ので、以下で説明する。
【0045】先で説明したように、作用速度は外部制御
指令器42の信号から得られる。作用速度に比例してレ
ンズ群の移動速度を変えるため、メモリー48の移動速
度を換算する必要がある。
【0046】また、作用速度が高速の場合、動画像の視
覚特性から、軌跡への追従性が低速の場合に比べて少し
ぐらい悪くても画質の劣化とはならないため、メモリー
48から得られる移動量を換算(軌跡上の曲線部を直線
とみなす処理)し、制御を容易にすることが可能である
【0047】以上で述べたことは、作用速度が低速の場
合を基準にし、被写体距離および焦点距離の値を分割し
た各分割領域の基準レンズ位置の値およびレンズ群の移
動量と移動速度をメモリー48に記憶し、演算制御回路
49で位置検出器36、37および38で検出したレン
ズ群の位置の値から焦点距離あるいは被写体距離を求め
ること、作用種類検出器45、作用方向検出器46、お
よび作用速度検出器47の値に対し移動量と移動速度を
換算することにより実現出来る。
【0048】図4に変倍作用の処理の流れ図を示す。
【0049】図において、50は作用種類を読み出す処
理、51は分岐処理、52は作用方向を読み出す処理、
53は作用速度を読み出す処理、54は各レンズ群の位
置を読み出す処理、55は被写体距離を求める処理、5
6はメモリーから位置を読み出す処理、57は作用速度
に応じた移動量に換算する処理、58は作用速度に応じ
た移動速度に換算する処理、59は制御信号として移動
量と移動速度および制御のタイミングを各レンズ群を移
動させる制御器に出力する処理、60は各レンズ群の駆
動制御、61は各レンズ群の位置を読み出す処理、62
は状態評価処理、63は判断処理、64は合焦作用およ
び変倍及び合焦作用である。
【0050】以下動作を説明する。
【0051】以下の処理はCPU等で構成される演算制
御回路49で行なう。
【0052】先ず、作用種類を読み出す処理50は作用
種類検出器45内のメモリーの値又は設定値を読み出し
演算制御回路49のメモリー1に記憶する。分岐処理5
1は作用種類により変倍作用、合焦作用、あるいは変倍
と合焦作用の分岐処理を行なう。
【0053】本実施例では、作用方向を読み出す処理5
2以降の処理で変倍作用の処理を示す。
【0054】作用方向を読み出す処理52は作用方向検
出器46内のメモリーの値又は設定値を読み出し演算回
路49のメモリー2に記憶する。
【0055】作用速度を読み出す処理53は作用速度検
出器47内のメモリーの値又は設定値を読み出し演算回
路49のメモリー3に記憶する。
【0056】各レンズ群の位置を読み出す処理54は第
2群レンズ22の位置検出器36、第3群レンズ23の
位置検出器37、および第4群レンズ24の位置検出器
38内のメモリーの値を読み出し演算回路49のメモリ
ー4、メモリー5、およびメモリー6に記憶する。
【0057】被写体距離を求める処理55は、軌跡を記
憶するメモリー48内の記憶内容との照合を行ない、そ
の時の被写体距離を求め、演算制御回路49のメモリー
7に記憶する。
【0058】メモリー48からレンズ群位置を読み出す
処理56はメモリー7に記憶した被写体距離一定のもと
で、メモリー3の作用速度、およびメモリー2の作用方
向に対応させ、移動先の各レンズ群の位置を読み出し、
演算制御回路49のメモリー8、メモリー9、およびメ
モリー10に記憶する。
【0059】次に作用速度への対応を説明する。まずメ
モリー48は低速作用速度を基準として各レンズ群位置
を記憶しているから、基準測度のn倍の速度でズーミン
グさせる場合、その時のレンズ群の位置のメモリーから
n番目の位置の値を読み出して使用する。
【0060】移動量の算出処理57は、メモリー8、メ
モリー9、およびメモリー10に記憶する各レンズ群の
移動先の位置とメモリー4、メモリー5、およびメモリ
ー6に記憶する各レンズ群の現在位置の差を求め、メモ
リー11、メモリー12、およびメモリー13に記憶す
る。
【0061】作用速度に応じた移動速度に換算する処理
58はメモリー8の値を基準移動速度に対応する移動量
で割り、基準移動速度の倍数として移動速度を求め、演
算回路44のメモリー14に記憶する。
【0062】制御信号処理59は移動量と移動速度およ
び制御のタイミングを各レンズ群を移動させる制御器3
8に出力する。
【0063】制御処理60は制御器38による処理であ
る。
【0064】各レンズ群の位置を読み出す処理61は各
レンズ群の位置を読み出す処理54と同等の処理を行な
うものであり、第2群レンズの位置検出器36、第3群
レンズの位置検出器37、および第4群レンズの位置検
出器38内のメモリーの値を読み出し演算回路49のメ
モリー4、メモリー5、およびメモリー6に記憶する。
【0065】外部制御指令器42から停止の指示が出る
まで、次の作用を実行するために位置を読み出す処理5
6から各レンズ群の位置を読み出す処理61の処理を繰
り返し行なう。
【0066】以上、合焦作用および変倍作用がどのよう
に実行されるかを説明した。
【0067】続いて本発明に初期設定およびレンズ群位
置を修正するためのリセット処理について説明する。リ
セット処理自体は従来の処理機能を利用し、ソフトで実
行できる。
【0068】図5は初期設定処理の流れ図の1実施例を
示し、図3の構成を作動させるものとする。図5におい
て、70はリセット・オン、71はレンズ群の位置の検
出、72は初期設定位置の読み出し、73は移動量の算
出、74は制御信号処理、75は制御処理、76はレン
ズ群の位置の検出、77は判別処理、78は停止処理で
ある。
【0069】まず処理70の、図3の初期設定用リセッ
トスイッチ43をオンする操作で以下の各処理が実行さ
れる。
【0070】初期設定用リセットスイッチ43をオンす
る処理70により以下の処理が実行する。
【0071】各レンズ群の位置を検出する処理71は、
第2群レンズの位置検出器36、第3群レンズの位置検
出器37、および第4群レンズの位置検出器38内のメ
モリーの値又は設定値を読み出し演算制御回路49のメ
モリー30、メモリー31、およびメモリー32に記憶
する。
【0072】初期設定位置の読み出し処理72はメモリ
ー48に予め記憶した変倍作用および合焦作用に敏感な
各レンズ群の位置を読み出し、演算回路49のメモリー
33、メモリー34、およびメモリー35に記憶する。
【0073】ここで、変倍作用および合焦作用に敏感な
各レンズ群の位置は光学設計の段階で求まり、メモリー
48に書換え不能に記憶されるものである。
【0074】移動量の算出処理73は、演算回路49の
メモリー30、メモリー31、およびメモリー32に記
憶したレンズの現在位置とメモリー33、メモリー34
、およびメモリー35に記憶した初期設定位置の差を計
算し、演算回路49のメモリー36、メモリー37、お
よびメモリー38に記憶する。
【0075】制御信号処理74は、メモリー36、メモ
リー37、およびメモリー38の移動量を、所定の移動
速度、および制御のタイミングを各レンズ群を移動させ
る駆動器39〜41に出力する。
【0076】制御処理75は駆動器39〜41による処
理である。
【0077】各レンズ群の位置を検出する処理76は各
レンズ群の位置を検出する先の処理71と同等の処理を
行なうものであり、第2群レンズ22の位置検出器36
、第3群レンズ23の位置検出器37、および第4群レ
ンズ24の位置検出器38内のメモリーの値を読み出し
演算回路49のメモリー30、メモリー31、およびメ
モリー32に記憶する。
【0078】判別処理77はメモリー30、メモリー3
1、およびメモリー32に記憶したレンズ群の現在位置
とメモリー33、メモリー34、およびメモリー35に
記憶した初期設定位置を比較し、許容範囲内にあるか否
かを判別する。許容範囲内にないとき、移動量の算出処
理73から判別処理77までを繰返し行う。許容範囲内
にあるとき、停止処理78で処理が完了する処理を行な
う。
【0079】以上の処理により初期設定処理は行なわれ
る。
【0080】図6は、不測の事態により各レンズ群の位
置にずれが発生した場合にこれを補正する1実施例を示
す流れ図である。
【0081】図において、80はリセット・オン過程で
、図3の誤差補正用リセットスイッチをオンすることで
以下の過程が実行される。即ち81はレンズ群の位置の
検出、82は目標位置の読み出し、83は移動量の算出
、84は制御信号処理、85は制御処理、86はレンズ
群の位置の検出、87は半別処理、88は停止処理であ
る。誤差補正処理は初期設定処理と比べて、初期設定位
置の読み出し処理71が目標位置の読み出し処理82に
なる点を除けばほぼ同じである。
【0082】従って、目標位置読み出し処理82に関し
てのみ説明する。
【0083】本処理82は変倍作用あるいは焦合作用の
段階で発生した制御誤差あるいは不用意な振動により生
じたレンズの移動により、焦点距離と被写体距離に対す
る第2群レンズの位置、第3群レンズの位置、および第
4群レンズの位置の関係が崩れた場合、先に説明した変
倍作用および焦合作用が不可能になる点を解決するもの
である。即ち各レンズ位置から焦点距離と被写体距離を
求めることが不可能となるからである。
【0084】上記の問題は、メモリー48に記憶した焦
点距離および被写体距離の内、所与の値に対する各レン
ズの位置関係を満足するように補正処理を行なえば解決
できる。
【0085】目標位置読み出し処理82はレンズ群の位
置の検出処理81で求めた各レンズ群の現在位置から、
メモリー48に記憶する前記焦点距離と被写体距離に対
する各レンズ位置関係を満足する最寄りの位置を求め、
演算回路49のメモリー30、メモリー31、およびメ
モリー32に記憶する。
【0086】以下は、図5の過程83〜77と同様の処
理を施すことに誤差補正が実行される。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る装置は
、初期設定を簡便な構成で実施できるから、正確な焦点
距離及び被写体距離が決まり、従って精度の高い変倍作
用と合焦作用が可能となる効果、もしくはレンズ群が正
しい軌跡に沿って移動する様に誤差補正を行うことがで
きるから、同様に精度の高い変倍作用と合焦作用が可能
となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ズームレンズの光学断面図である。
【図2】ズームレンズを構成するレンズ群の移動軌跡を
示す図である。
【図3】装置の全体構成を示す図である。
【図4】変倍作用を説明するためのフローチャートであ
る。
【図5】初期設定の処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図6】誤差補正の処理で説明するためのフローチャー
トである。
【図7】従来のズームレンズの光学断面図である。
【図8】焦点調節のレンズ位置と被写体距離の関係図で
ある。
【図9】変倍に伴うレンズ群の移動軌跡を示す図である
【図10】ズーム部を駆動する鏡筒の断面図である。
【符号の説明】
21  第1群レンズ22  第2群レンズ23  第
3群レンズ24  第4群レンズ43  初期設定用リ
セットスイッチ44  誤差補正用リセットスイッチ4
8  軌跡を記憶するメモリー49  演算制御回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  制御装置により、メモリーに記憶した
    情報に基づく移動軌跡に従い光軸方向に複数のレンズ群
    を独立的に移動して変倍を行い、且つ前記複数のレンズ
    群の少なくとも1つを移動して合焦を行う変倍光学系に
    於て、前記複数のレンズ群を移動軌跡上の所定の位置に
    セットするための手段を前記制御装置に設けたことを特
    徴とする変倍光学系。
  2. 【請求項2】  請求項1の手段は複数モードでリセッ
    トする機能を有することを特徴とする請求項1の変倍光
    学系。
  3. 【請求項3】  請求項1の手段は、各レンズ群の検出
    した現在位置と前記制御装置が定める位置との較差を解
    消する様にレンズ群を移動させる出力を前記制御装置に
    生じさせることを特徴とする変倍光学系。
JP1876791A 1991-02-12 1991-02-12 変倍光学系 Pending JPH04256911A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1876791A JPH04256911A (ja) 1991-02-12 1991-02-12 変倍光学系

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1876791A JPH04256911A (ja) 1991-02-12 1991-02-12 変倍光学系

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04256911A true JPH04256911A (ja) 1992-09-11

Family

ID=11980792

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1876791A Pending JPH04256911A (ja) 1991-02-12 1991-02-12 変倍光学系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04256911A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0685751A1 (en) * 1994-06-01 1995-12-06 SANYO ELECTRIC Co., Ltd. Camera apparatus that can have the time for moving rear lens group reduced when powered
JP2009175398A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Nikon Corp レンズ装置およびカメラ
JP2012255827A (ja) * 2011-06-07 2012-12-27 Nikon Corp 可変焦点距離レンズ装置、撮像機器、可変焦点距離レンズ装置の調整方法
JPWO2012081142A1 (ja) * 2010-12-13 2014-05-22 パナソニック株式会社 レンズ鏡筒、撮像装置およびカメラ
US9294658B2 (en) 2010-12-06 2016-03-22 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lens barrel, imaging device and camera

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0685751A1 (en) * 1994-06-01 1995-12-06 SANYO ELECTRIC Co., Ltd. Camera apparatus that can have the time for moving rear lens group reduced when powered
US5802405A (en) * 1994-06-01 1998-09-01 Sanyo Electric Co., Ltd. Camera apparatus that can have the time for moving rear lens group reduced when powered
JP2009175398A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Nikon Corp レンズ装置およびカメラ
US9294658B2 (en) 2010-12-06 2016-03-22 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Lens barrel, imaging device and camera
JP5967544B2 (ja) * 2010-12-06 2016-08-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンズ鏡筒、撮像装置およびカメラ
JPWO2012081142A1 (ja) * 2010-12-13 2014-05-22 パナソニック株式会社 レンズ鏡筒、撮像装置およびカメラ
JP2012255827A (ja) * 2011-06-07 2012-12-27 Nikon Corp 可変焦点距離レンズ装置、撮像機器、可変焦点距離レンズ装置の調整方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09243899A (ja) 撮影レンズ及びそれを用いた光学機器
US8860827B2 (en) Zoom lens apparatus and image pickup system having an image stabilzer with a lens positional deviation control, and operation unit thereof
JPH08265619A (ja) ビデオカメラおよびレンズシステムのズーム方法
JPH0921943A (ja) 焦点検出装置を有した光学装置
US20160341941A1 (en) Lens device and correction method for lens device
JP2773310B2 (ja) ピント調整手段を有したズームレンズ
JPH05188267A (ja) 光学機器
JPH04256911A (ja) 変倍光学系
JPH09138337A (ja) ビデオカメラの撮像系ズームレンズ鏡筒
JPH0545577A (ja) 撮影装置
JPH04315116A (ja) ビデオカメラシステム
JP3844019B2 (ja) レンズの焦点補正方法及び装置
JPH06250071A (ja) リヤーフォーカス式のズームレンズ
JPH0440405A (ja) ズームレンズ装置
JP7362299B2 (ja) レンズ装置、カメラ、カメラシステム、制御方法
JPH05107451A (ja) オートフオーカス装置
US20190369354A1 (en) Lens apparatus, imaging apparatus, and imaging system
JPH06160699A (ja) ズームレンズ装置
US6760066B1 (en) TV lens control apparatus
JP2005316032A (ja) 光学機器の駆動制御装置
JP2814238B2 (ja) バリフオーカルレンズ制御装置
JPH04255812A (ja) ズームレンズのレンズ位置制御装置
JP2765761B2 (ja) レンズ位置制御装置
JP4154659B2 (ja) レンズシステム
KR100233384B1 (ko) 파인더용 패럴랙스보정장치와 광학장치와 카메라