JPH04238511A - 湯水混合水栓装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、給湯路からの湯と給水
路からの水とを混合して出力する湯水混合水栓装置に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の湯水混合水栓装置は、他
栓使用に伴う給湯路及び給水路の一次圧の変動に起因す
る混合湯の温度の急激な変化を回避すべく、図３に示す
ように、一次圧の変動を吸収して湯水混合水栓への給湯
路及び給水路の圧力を常にバランスさせる機械式の調圧
機構Ｍを設けてあった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
技術によれば、機械式の調圧機構は、給湯路及び給水路
の圧力を常に等しくするように作用するものであったの
で、圧損が大となり、大流量が得られないという欠点が
あった。つまり、機械式の調圧機構は給水路或いは給湯
路の一次圧が小になると給湯路或いは給水路の一次圧も
小になるように作用するので、混合された湯量は全体と
して小となるのである。本発明の目的は上述した従来欠
点を解消する点にある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
、本発明による湯水混合水栓装置の特徴構成は、給湯路
からの湯と給水路からの水との混合比を調整する混合比
調整手段と、前記給湯路又は前記給水路の圧力を検出す
る圧力検出手段と、その圧力検出手段の検出情報に基づ
いて、混合湯温度が目標温度になるように前記混合比調
整手段を制御する制御手段を設けてあることにある。 前記制御手段は、前記検出情報に基づいて混合湯量が目
標流量になるように前記混合比調整手段を制御すること
が好ましい。

【０００５】

【作用】圧力検出手段の検出情報により前記給湯路又は
前記給水路の一次圧が変動していることが判明すると、
その一次圧の変動に起因する流量変動で混合湯温度が変
動することを回避すべく、制御手段が混合比調整手段を
目標温度になるように制御するのである。また、その一
次圧の変動に起因する混合湯量の変動を回避すべく、制
御手段が混合比調整手段を目標流量になるように制御す
ることが好ましい。

【０００６】

【発明の効果】一次圧の変動に起因する混合湯温度の変
動を機械式の調圧機構が無くとも防止できるので、一次
圧が変動しても流量を確保することができるようになっ
た。

【０００７】

【実施例】以下に実施例を説明する。図１に示すように
、給水管から供給される一定温度の水は、一部が給湯器
１で高温に一定加熱され球体モータポンプ２で給湯路３
に圧送され、他は給水路４を介してそのまま複数の湯水
混合水栓装置５に供給される。湯水混合水栓装置５は、
給水路４から一定温度で供給される水と給湯路３から一
定温度で供給される湯を混合させる合流管６と、合流管
６への給湯量を調節する湯側弁７と、給水量を調節する
水側弁８とで構成してあり、前記給水路４及び給湯路３
と合流管６の接続箇所近傍にはそれぞれの圧力を検出す
る圧力検出手段１２ａ，１２ｂを設けてある。湯側弁７
及び水側弁８は、それぞれ弁体７ａ，８ａと、弁体７ａ
，８ａを駆動して開度を調節するパルスモータ７ｂ，８
ｂで構成してあり、後述の制御手段１１により制御され
る。制御手段１１は、合流管６から流出する温度及び流
量を目標温度及び目標流量として可変設定自在の操作部
１３と、操作部１３の設定入力と検出圧力に基づき所定
の演算を行い湯側弁７及び水側弁８の開度調節制御を行
う制御部１４で構成してある。即ち、湯側弁７及び水側
弁８が、給湯路３からの湯と給水路４からの水との混合
比を調整する混合比調整手段となる。

【０００８】以下に制御手段１１による湯側弁７及び水
側弁８の制御を、図２に示すフローチャートに基づき説
明する。先ず、操作部１３から目標温度や目標流量等の
設定データを入力し、それに対応する所定の表示をすべ
くその操作部１３に制御信号を出力する＜＃１＞。設定
データに基づきシャワー、カラン、風呂の何れか（図示
せず）に混合湯と供給すべく流路設定をする＜＃２＞。 圧力検出手段１２の検出圧力を入力して＜＃３＞、給水
路４又は給湯路３の圧力変動を演算する。本メインルー
チンは５０ｍｓｅｃ．インタバルでループするよう構成
してあり、同インタバルで検出圧力を入力して現在の湯
側弁７及び水側弁８の開度に調節したときの圧力に対す
る偏差を求め＜＃４＞、偏差が所定値に達すると制御部
１４内メモリ（図示せず）に記憶された「圧力と温度・
流量に対する弁開度」関係を示すテーブルデータに基づ
き、湯側弁７又は水側弁８のモータ７ｂ，８ｂの駆動量
を決定して目標温度・流量を維持すべく開度調節制御を
行う。又、圧力変動がない場合、ある場合にかかわらず
前記操作部１３で設定された温度・流量に維持すべく湯
側弁７又は水側弁８のモータ７ｂ，８ｂを制御する＜＃
５＞。例えば、給湯路３の検出圧力が低下すると給湯量
が低下して混合湯温度の低下と混合湯量の減少を引き起
こすため、テーブルデータに基づき湯側弁７ａの開度を
大にして給湯量を増加させる一方、水側弁８ａの開度を
小にして給水量を減少させることで温度・流量を目標値
に維持させる。逆に、給水路４の検出圧力が低下すると
給水量が低下して混合湯温度の上昇と混合湯量の減少を
引き起こすため、テーブルデータに基づき水側弁８ａの
開度を大にして給水量を増加させる一方、湯側弁７ａの
開度を小にして給湯量を減少させることで温度・流量を
目標値に維持させる。

【０００９】以下に本発明の別実施例を説明する。先の
実施例では、混合比調整手段７，８を各別に開度調整自
在な単一の湯側弁７及び水側弁８で構成していたが、混
合比調整手段の構成はこれに限定するものではなく任意
である。又、弁の構造もこれに限定するものではない。 先の実施例では、モータ７ｂ，８ｂの駆動量や速度とい
った制御量をメモリに記憶されたテーブルデータに基づ
いて決定するものを説明したが、テーブルデータは弁の
構造、駆動機構により適宜設定すればよい。テーブルデ
ータに基づき制御量を決定するにあたっては、検出圧力
の変化率をも加味して制御してもよい。例えば変化率が
大なるときには駆動速度を速めたり駆動量を大にすると
いった補正をかけて応答性を改善してもよい。さらには
、検出圧力と設定圧力との偏差等に対するファジィルー
ルに基づき調整制御を行ってもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】湯水混合水栓装置のブロック構成図

【図２】フ
ローチャート

【図３】従来例の湯水混合水栓装置のブロック構成図

【符号の説明】

３　　　　　　　　　　　　　　給湯路４　　　　　　
　　　　　　　　給水路７，８　　　　　　　　　　混
合比調整手段１１　　　　　　　　　　　　制御手段１
２ａ，１２ｂ　　圧力検出手段

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　給湯路３からの湯と給水路４からの水
   との混合比を調整する混合比調整手段７，８と、前記給
   湯路３又は前記給水路４の圧力を検出する圧力検出手段
   １２ａ，１２ｂと、その圧力検出手段１２ａ，１２ｂの
   検出情報に基づいて、混合湯温度が目標温度になるよう
   に前記混合比調整手段７，８を制御する制御手段１１を
   設けてある湯水混合水栓装置。
2. 【請求項２】　　前記制御手段１１は、前記検出情報に
   基づいて混合湯量が目標流量になるように前記混合比調
   整手段７，８を制御する請求項１記載の湯水混合水栓装
   置。