JPH0423110Y2 - - Google Patents

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JPH0423110Y2
JPH0423110Y2 JP1986105128U JP10512886U JPH0423110Y2 JP H0423110 Y2 JPH0423110 Y2 JP H0423110Y2 JP 1986105128 U JP1986105128 U JP 1986105128U JP 10512886 U JP10512886 U JP 10512886U JP H0423110 Y2 JPH0423110 Y2 JP H0423110Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の前部車体構造の改良に関す
る。
(従来技術とその問題点) 従来、自動車の前部車体構造としては、第4図
に示すように、フロントフレーム1の下側部とサ
イドシル2の前部とを補強部材3で連結するもの
が提案されている(実開昭55−22203号公報参
照)。
ところが、フロントフレーム1の前部に、衝突
等に衝撃荷重が作用した場合、フロントフレーム
1の下側部とサイドシル2の前部が補強部材3で
連結されているだけであるから、フロントフレー
ム1のオフセツトした上部に衝撃荷重が集中する
という問題があつた。
(考案の目的) 本考案は上記従来の問題を解消するためになさ
れたもので、フロントフレームからの衝撃荷重
を、キヤブサイド(フロントピラー、サイドシル
等)に分散して、車体の衝撃吸収性能を向上させ
ることを目的とするものである。
(考案の構成) このため、本考案は、前後方向に伸長するフロ
ントフレームと、該フロントフレームの外側で前
後方向に伸長するサイドシルと、該サイドシルに
下部が連結されたフロントピラーとが備えられ、
上記フロントフレームとサイドシルとの間は下方
部にタイヤ形状に沿う湾曲部を有する車幅方向に
設けられるダツシユパネルロアと前後方向に設け
られるカウルサイドパネルとによつて連結され、
上記フロントフレームの上側部とフロントピラー
の下部とを連結するガセツトが設けられ、該ガセ
ツトはフランジ部が上記フロントフレームとダツ
シユパネルロアとに接合されて閉断面を構成して
これらフロントフレームおよびダツシユパネルロ
アを補強する前ガセツトと、フランジ部が上記フ
ロントピラーとカウルサイドパネルとに接合され
て閉断面を構成してこれらフロントピラーおよび
カウルサイドパネルを補強する後ガセツトに分割
されており、カウルサイドパネルの前端部を挟ん
で上記前ガセツトと後ガセツトとが連結されてい
ることを特徴とするものである。
(考案の効果) 本考案によれば、フロントフレームの上側部と
フロントピラーの下部とが前ガセツトと後ガセツ
トとからなるガセツトで連結され、前ガセツトが
フロントフレームとダツシユパネルロアとにフラ
ンジ部が接合されて、これらフロントフレームお
よびダツシユパネルロアを補強するとともに、後
ガセツトがフロントピラーとカウルサイドパネル
とにフランジ部が接合されて、これらフロントピ
ラーおよびカウルサイドパネルを補強し、前ガセ
ツトと後ガセツトとがカウルサイドパネルの前端
部を挟んで連結されるので、形状が複雑なダツシ
ユパネルロアの湾曲部に沿つてガセツトを容易に
接合することが可能になり、フロントフレームか
らフロントピラーまで閉断面のガセツトで補強さ
れ、るとともに、荷重作用部であるカウルサイド
パネル前端部が前ガセツト、カウルサイドパネル
の前端部および後ガセツトの三重の接合構造で補
強され、フロントフレームからの衝撃荷重はガセ
ツトからフロントピラー、サイドシル、ダツシユ
パネルロア、カウルサイドパネルなどのキヤブサ
イドに分散されるようになり、車体の衝撃吸収性
能が大幅に向上するようになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細
に説明する。
第3図に示すように、車体10の前部には、前
後方向に伸長する左右のフロントフレーム11,
11が配置され、該各フロントフレーム11,1
1の外側には、左右のサイドシル12,12が配
置され、該各サイドシル12,12の前部上面に
はフロントピラー13,13の下部13cが連結
されている。
第3図の矢印A方向から見た斜視図を第1図及
び第2図に示す。
同図に示すように、フロントフレーム11は、
インナパネル11aとアウタパネル11bとで閉
断面に形成されていて、該フロントフレーム11
の後部は、下方へ徐々に拡大した拡大後部11c
に形成されている。
上記サイドシル12は、インナパネル12aと
アウタパネル12bとで閉断面に形成されてい
て、該サイドシル12の前部12cは、上記フロ
ントフレーム11の拡大後部11cの下部側とオ
ーバラツプ状態で略平行に対向している。
上記フロントピラー13は、インナパネル(不
図示)とアウタパネル13bとで閉断面に形成さ
れていて、該フロントピラー13にはドアが取付
けられることから、フロントピラー13自体及び
上記サイドシル12と連結される下部13aは不
図示の補強部材により強固に補強されている。
カウルサイドパネル14の後部がフロントピラ
ー13のインナパネルに接合され、下フランジ部
はサイドシル12の上面に接合されていて、前端
部には、タイヤ形状に沿うアーチ状の前端フラン
ジ部14aが形成されている。
ダツシユパネルロア15の左部は、タイヤ形状
に沿う湾曲部15aに形成され、左端フランジ部
15bは上記カウルサイドパネル14の前端フラ
ンジ部14aに近い内面に接合されている。
一方、上記フロントフレーム11の拡大後部1
1cの上部側面とフロントピラー13の下部13
aの前面とを連結するガセツト16(A,B)
は、前ガセツト16aと後ガセツト16Bとに二
分割されている。
前ガセツト16Aは、フロントフレーム11の
拡大後部11cの上部側面に沿う水平部16a
と、ダツシユパネルロア15の湾曲部15aに沿
う湾曲部16bとで構成されていて、水平部16
aの周囲フランジ部16cがフロントフレーム1
1の拡大後部11cに接合され、湾曲部16bの
周囲フランジ部16cがダツシユパネルロア15
の湾曲部15aに接合され、湾曲部16bの後端
フランジ部16dがカウルサイドパネル14の内
面に接合されていて、フロントフレーム11とダ
ツシユパネルロア15とカウルサイドパネル14
との間で閉断面に形成されている。
上記後ガセツト16Bは水平状に構成されてい
て、周囲フランジ部16eがカウルサイドパネル
14の外面に接合され、前端フランジ部16fが
カウルサイドパネル14の前端フランジ部14a
に接合され、後端フランジ部16gが上記フロン
トピラー13のアウタパネル13bの下部13a
の前面に接合されていて、カウルサイドパネル1
4とフロントピラー13との間で閉断面に形成さ
れている。
該後ガセツト16Bの前側の周囲フランジ部1
6eと上記前ガセツト16Aの後端フランジ部1
6dとは、カウルサイドパネル14を挾んで三枚
重ねで接合され、前ガセツト16Aと後ガセツト
16Bとが連続するようになつている。
上記ガセツト16(A,B)は二分割である必
要はなく、一体構造のものでもよい。
なお、具体的に図示しないが、フロントフレー
ム11の拡大後部11cの下部側とサイドシル1
2の前端部12dとを連結する補強部材を、ガセ
ツト16(A,B)とともに設けるのが好まし
い。
上記のような構成であれば、衝突などによりフ
ロントフレーム11に衝撃荷重が作用すると、ガ
セツト16(A,B)は、上記従来の補強部材の
ようにフロントフレーム11の衝撃荷重方向に対
してオフセツトしておらず、連続しているので、
該衝撃荷重は、ガセツト16(A,B)からフロ
ントピラー13をへてサイドシル12へと、強度
的に強い部材に直接伝達されて分散されるととも
に、フランジ部16c〜16gを介してカウルサ
イドパネル14とダツシユパネルロア15へも分
散される。つまりキヤブサイドに分散されるの
で、車体10の衝撃吸収性能が向上するのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る前部車体構造の斜視図、
第2図は第1図のガセツト分解状態の斜視図、第
3図は車体の斜視図、第4図は従来の前部車体構
造の斜視図である。 10……車体、11……フロントフレーム、1
1c……拡大後部、12……サイドシル、13…
…フロントピラー、13a……下部、14……カ
ウルサイドパネル、15……ダツシユパネルロ
ア、16(A,B)……ガセツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前後方向に伸長するフロントフレームと、該フ
    ロントフレームの外側で前後方向に伸長するサイ
    ドシルと、該サイドシルに下部が連結されたフロ
    ントピラーとが備えられ、上記フロントフレーム
    とサイドシルとの間は下方部にタイヤ形状に沿う
    湾曲部を有する車幅方向に設けられるダツシユパ
    ネルロアと前後方向に設けられるカウルサイドパ
    ネルとによつて連結され、上記フロントフレーム
    の上側部とフロントピラーの下部とを連結するガ
    セツトが設けられ、該ガセツトはフランジ部が上
    記フロントフレームとダツシユパネルロアとに接
    合されて閉断面を構成してこれらフロントフレー
    ムおよびダツシユパネルロアを補強する前ガセツ
    トと、フランジ部が上記フロントピラーとカウル
    サイドパネルとに接合されて閉断面を構成してこ
    れらフロントピラーおよびカウルサイドパネルを
    補強する後ガセツトに分割されており、カウルサ
    イドパネルの前端部を挟んで上記前ガセツトと後
    ガセツトとが連結されていることを特徴とする自
    動車の全部車体構造。
JP1986105128U 1986-07-08 1986-07-08 Expired JPH0423110Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS521821A (en) * 1975-06-24 1977-01-08 Nissan Motor Co Ltd Car body construction

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