JPH04160479A - 文字列表示位置設定方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は文字列表示設定方式、特に地図情報処理システ
ム等において、同一画面上に表示する文字列の重なりを
避けて表示するための文字列表示設定方式に関する。

〔従来の技術〕

一般に、ＣＡＤシステムの一つである図形処理システム
では、２次元あるいは３次元のさまざまな形状の図形お
よび図形を補足する文字列とを取扱う。これらのシステ
ムには、機械設計用ＣＡＤシステムあるいはコンピュー
タグラフィックスシステムのような図形を中心とするも
のと、地図情報処理分野の電力配電設備設計用ＣＡＤシ
ステムあるいは上下水道設備設計用ＣＡＤシステムのよ
うな、図形の他に文字列も重要な役割を果たすものとが
ある。後者においては、地図に関する地名。

建築物名称などと共に、各応用システムの属性情報であ
る各種設備コード、寸法などの大量の文字列が図形と共
に同一画面上に表示される場合が一般的である。

この場合、図形については、その表示位置自体が重要な
意味を持つため正確な表示位置が要求されることが多い
が、文字列については表示位置よりも表示内容が重視さ
れることが多い。また、図形および文字列の表示位置は
、各応用システムによって別個に設定・管理されるのが
一般的である。

さらに、文字列の表示位置については、他の文字列と無
関係に個別に一定の規則に基づいて一意に設定され、表
示内容の見易さまでは考慮されていない。ここでの一定
の規則としては、第５図に図形と文字列との関係を示す
ように、文字列６の表示位置を対応する図形１２の表示
位置から水平方向あるいは垂直方向に、Ｘあるいはｙと
いった一定距離とする方法がとられている場合が多い。

一方、これらのシステムでは画像表示装置としてフレー
ムバッファデイスプレィ（ｆｒａｍｅｂｕｆｆｅｒ　　
ｄｉｓｐｌａｙ）を用いるものが一般的である。これは
第６図にブロック図を示すように、１画面分の各ピクセ
ル（ｐｉｘ’ｅｌ）に対応する輝度情報を保持するフレ
ームバッファと呼ばれる表示用メモリ１３と、フレーム
バッファの各ピクセルの輝度を読取り、その値に相当し
たビデオ信号を発生してＣＲＴに与えるデイスプレィコ
ントローラ１４と、ＣＲＴ１５とから構成されている。

以上の画像表示装置での図形表示は、一般的に各応用シ
ステムで任意に設定されたワールド座標系に定義された
図形を、画像表示装置に対応した固定的なスクリーン座
標系に変換した後にフレームバッファに展開格納し、フ
レームバッファを画面の水平方向のピクセルの集合であ
るスキャンライン（ｓｃａｎ　　Ｉ　１ｎｅ）単位にス
キャン（ｓｃａｎ）することにより行われる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の文字列表示位置設定方式では、各文字列
の表示位置の相互関係を考慮せずに表示位置の設定が行
われているため、文字列同志が互いに重なりあう場合が
多く、視覚による表示内容の確認を妨げる欠点を有して
いる。

本発明の目的は、同一画面上に表示する文字列に関して
、各文字列表示位置の相互間系により各文字列か重なっ
て表示される度合いを低減することにより最適な表示位
置を設定することができる文字列表示位置設定方式を提
供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の文字列表示位置設定方式は、画像表示装置に対
する文字列の表示において、文字列が占有する矩形領域
内のピクセルのアドレスを算出する矩形領域算出手段と
、この矩形領域算出手段で算出されたピクセルのアドレ
スと既に文字列のピクセルのアドレスが決められ管理メ
モリに格納されている他の文字列のピクセルのアドレス
との重複するピクセルを検出する重複領域検出手段と、
この重複領域検出手段によりピクセルの重複が検出され
た二つの文字列の矩形領域の少なくとも一方を別に設け
た範囲内でピクセル単位に移動して重複するピクセルの
数を最小とする重複領域最小化手段と、この重複領域最
小化手段で決定された文字列の矩形領域を前記管理メモ
リに格納する管理メモリ格納手段と、この管理メモリ格
納手段で格納された矩形領域の文字列のピクセルを表示
用メモリに格納する表示用メモリ格納手段とを有するこ
とにより構成される。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する
。

第１図は本発明の一実施例の構成図で、処理の流れも併
せて示している。第１図の実施例は文字列占有矩形領域
算出手段１と、文字列重複領域検索手段２と、文字列重
複領域最小化手段３と、文字列占有矩形領域管理メモリ
格納手段４と、表示用メモリ格納手段５とがら構成され
ている。

文字列占有矩形領域算出手段１は、各応用システムのワ
ールド座標系で定義されスクリーン座標系に変換された
例えば第２図に示したような文字列６の表示位置および
大きさ、傾きなどに従い、対象とする文字列６の占有す
る文字列占有矩形領域７の座標を算出し、該当するピク
セルのアドレスを求める。

文字列重複領域検索手段２は、算出されたピクセルのア
ドレスと既に文字列占有矩形領域管理メモリに格納され
ている他の文字列占有矩形領域とのアドレスの重複する
領域である文字列重複領域をピクセル単位で検索する。

第３図（ａ）はアドレスが重複する文字列占有矩形領域
の一例を示す図、第３図（ｂ）は第３図（ａ）をピクセ
ル単位で示した図であり、文字列占有矩形領域７と他の
文字列占有矩形領域８とは、それぞれピクセル９および
１０と１０および１１とに対応し、ピクセル１０が重複
しているピクセルを示している。ここで、文字列重複領
域の゛ピクセル数が０であれば、その位置が最適な表示
位置であり、そのまま文字列占有矩形領域管理メモリ格
納手段４へ制御を移す。また、文字列重複領域のピクセ
ル数が０てなければ、文字列重複領域最小化手段３へ制
御を移す。

文字列重複領域最小化手段３では、対象とする文字列占
有矩形領域を上下左右の４方向に順次、ピクセル単位に
移動することにより文字列重複領域を構成するピクセル
数の最小値を求める。第４図（ａ）および＜ｂ＞はそれ
ぞれ第３図（ａ＞および（ｂ）に対応して移動後の状態
を示した図である。このとき、検索中に文字列重複領域
のピクセル数が０になれは、文字列占有矩形領域管理メ
モリ格納手段４へ制御を移す。また、対象とする文字列
に対する図形との距離が離れ過ぎていては、図形を補足
するという文字列本来の性質が無意味になるので、検索
のために移動するピクセル数を一定値に制限する。これ
により、文字列同志の重なっている度合いが低減し、表
示位置の最適化が行われる。

文字列占有矩形領域管理メモリ格納手段４は、文字列占
有矩形領域を文字列占有矩形領域管理メモリにピクセル
単位で格納する。従って、ここで格納された文字列占有
矩形領域のアドレス情報が文字列重複領域検索手段２で
用いられることになる。すなわち、文字列表示位置は文
字列占有矩形領域管理メモリにより一元的に管理される
。

表示用メモリ格納手段５は、文字列重複領域の最小化に
より決定した位置に、対象となる文字列を画像表示装置
の表示用メモリにピクセル単位で割り当てる。これによ
り、画像表示装置で文字列の表示が行われる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明は、画像表示装置への文字
列の表示を他の文字列との表示位置の重なり度合いを最
小にして行うことができ、従来の各応用システムに依存
している固定的で一意的な表示位置設定方式と異なり、
利用者にとってわかりやすい画像が得られるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成図、第２図は第１図中
の文字列占有矩形領域算出手段を説明するための図、第
３図（ａ＞および（ｂ）は第１図中の文字列重複領域検
索手段を説明するための図、第４図（ａ）および（ｂ）
は第１図中の文字列重複領域最小化手段を説明するため
の図、第５図は従来の文字列表示設定方式を説明するた
めの図、第６図はフレームバッファデイスプレィのブロ
ック図である。 １・・・文字列占有矩形領域算出手段、２・・・文字列
重複領域検索手段、３・・・文字列重複領域最小化手段
、４・・・文字列占有矩形領域管理メモリ格納手段、５
・・表示用メモリ格納手段、６・・・文字列、７・・文
字列占有矩形領域、８・・・他の文字列占有矩形領域、
９．１０．１１・・・ピクセル、１２・・・図形、１３
・・・表示用メモリ、１４・・・デイスプレィコントロ
ーラ、１５・・・ＣＲＴ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 画像表示装置に対する文字列の表示において、文字列が
   占有する矩形領域内のピクセルのアドレスを算出する矩
   形領域算出手段と、この矩形領域算出手段で算出された
   ピクセルのアドレスと既に文字列のピクセルのアドレス
   が決められ管理メモリに格納されている他の文字列のピ
   クセルのアドレスとの重複するピクセルを検出する重複
   領域検出手段と、この重複領域検出手段によりピクセル
   の重複が検出された二つの文字列の矩形領域の少なくと
   も一方を別に設けた範囲内でピクセル単位に移動して重
   複するピクセルの数を最小とする重複領域最小化手段と
   、この重複領域最小化手段で決定された文字列の矩形領
   域を前記管理メモリに格納する管理メモリ格納手段と、
   この管理メモリ格納手段で格納された矩形領域の文字列
   のピクセルを表示用メモリに格納する表示用メモリ格納
   手段とを有することを特徴とする文字列表示位置設定方
   式。