JPH04146765A - カテーテル - Google Patents

カテーテル

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JPH04146765A
JPH04146765A JP2271488A JP27148890A JPH04146765A JP H04146765 A JPH04146765 A JP H04146765A JP 2271488 A JP2271488 A JP 2271488A JP 27148890 A JP27148890 A JP 27148890A JP H04146765 A JPH04146765 A JP H04146765A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catheter
metals
rubber
electroless plating
human body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2271488A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiya Yura
由良 誠也
Yoshiaki Ogiwara
吉章 荻原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP2271488A priority Critical patent/JPH04146765A/ja
Priority to EP91117058A priority patent/EP0484680A1/en
Publication of JPH04146765A publication Critical patent/JPH04146765A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は体腔内に溜まった液体を排出したり、逆に液体
を体腔内に注入したりする医療用のカテーテル本体、特
に、尿道を経て膀胱に挿入する尿管カテーテル本体の壁
面に殺菌作用或いは滅菌作用を有する金属の層を形成し
てなるカテーテルに関するものである。
〔従来の技術〕
脳を髄疾患、例えば脳溢血、脳軟化症或いはを髄損傷等
では、しばしば排尿困難、尿失禁等の症状を伴うため、
尿管カテーテルを膀胱に挿入し、留置して排尿を行わせ
ている。また、手術後の患者には排尿の補助だけでなく
体腔内に溜まった液体や膿等を排出するために各種のカ
テーテルが使用され、これらのカテーテルはその必要性
から体腔内に留置して使用されることが多い。
カテーテル本体は、従来生ゴム等のゴムを主原料として
管状に成形されて後、人体への刺激を和らげるためにテ
フロン等の樹脂をコーティングしている。このため、工
程が増えるとともに製造コストを大幅に上昇させていた
また、カテーテルを体腔内に留置したときに問題となる
のが細菌による感染症である。特に尿管カテーテルでは
比較的長時間尿道に留置しておくため、カテーテルを通
じて肛門や性器等に付着している細菌がしばしば膀胱内
に侵入して膀胱炎を誘発させる原因をつくっている。特
に、女性の場合には男性と比較して尿道が太く、かつ短
くて直線的であるため、この細菌による感染が非常に多
い。この細菌の膀胱内侵入を防止するために従来はカテ
ーテルの管状体に殺菌作用或いは滅菌作用のある金属製
リングまたはコイルを被着させたりする提案がなされて
いる(特公昭54−14876号参照)。
しかしながら、前記の金属リングやコイルを被着する方
法では金属リング等が太いため、カテーテルの管状体部
分の太さが太(なって患者への挿入に際し苦痛を増加さ
せることとなり、加えてカテーテルの管状体部分の所定
位置に金属リング等を固定しておくことが非常に困難で
あった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記のような従来のカテーテルの問題点を解消
し、患者に苦痛を与えることなく、しかも感染予防の効
果が長期間保持されるカテーテルを極めて安価に提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、本発明は (1)ゴムからなるカテーテル本体の少なくとも人体の
体腔内に挿入される部分全体をアクチベーション処理し
て後無電解メッキ処理してカテーテル本体に殺菌作用或
いは滅菌作用を有する金属層を形成してなることを特徴
とし、 (2)ゴムからなるカテーテル本体の少なくとも人体の
体腔内に挿入される部分全体をアルカリ性アルコール水
溶液で表面処理し、次いでアクチベーション処理を施し
て後無電解メッキ処理してカテーテル本体に殺菌作用或
いは滅菌作用を有する金属層を形成してなることを特徴
とし、 (3)更に、前記カテーテルに形成した無電解メッキ処
理金属層に30〜150℃の熱処理工程を施してなるこ
とを特徴とする、 カテーテルに関するものである。
〔作 用〕
本発明は、人体に刺激を与えるに裸の状態では使用でき
ないゴム製カテーテル本体の管状体の少なくとも体腔内
に挿入される部分に無電解メッキ処理により殺菌作用或
いは滅菌作用を有する金属層を設け、該金属層により体
内に挿入した時の人体への刺激を和らげて体腔内を損傷
することなく、しかも、カテーテルの管状体部分の太さ
が、従来のテフロンコートしたものよりむしろ細くする
ことが可能であり、(管内壁に被着した場合でも管の内
径を狭めることもなり)、更に、無電解メッキ処理後直
ちに熱処理して金属層をカテーテル本体に浸透させるこ
とで金属が容易に脱落することなく、長期間にわたって
金属イオンの放出が可能となる。従って本発明カテーテ
ルは市販のカテーテルと太さが殆ど変わらず、むしろ細
くなっているので、患者に挿入する際該患者に苦痛を与
えることな(、しかも長期間にわたり体腔内にカテーテ
ルを留置しても感染症を併発することがない。
更に、ゴム本体の表面をテフロン加工しないので安価に
提供しうる。
次に、本発明の詳細な説明する。
ゴムからなるカテーテル本体にメッキ処理に必要な部分
を残してマスキングして後、アクチベーション処理によ
り無電解メッキ処理時の触媒となる例えばPdを吸着さ
せ、該Pdを吸着させたカテーテル本体を無電解メッキ
液に浸漬してPdを核として金属を析出させ殺菌作用或
いは滅菌作用のある金属、例えばCu、Ni、Ag等を
形成する。無電解メッキ処理で形成する金属種としては
上記の他Au等殺菌作用或いは滅菌作用を有し人体に刺
激を与えない金属であれば特に限定はしない。なお、A
uはCu等の層を形成後にAuで置換することにより容
易にメンキすることができる。
このようにして無電解メッキ処理で形成される金属層の
厚さは0.2μm〜0.6μm程度である。
ゴムの種類によっては直接アクチベーション処理を行っ
ても上手く無電解メッキができないことがある。このよ
うな時には、先ず、カテーテル本体を、アルカリ(例え
ばNaOH,KOH)を1規定以上10規定以下と、5
v01%以上50vo1%以下のアルコールを含み残部
が水よりなるカテーテル表面処理液に浸漬してカテーテ
ル本体の壁面を膨潤させ、カテーテルを構成するゴムの
分子間隔を拡大するとともに親水基を導入する。
ここでアルカリとアルコールの濃度を限定したのはアル
カリまたはアルコールの何れの成分が少なくてもゴムの
膨潤作用が弱過ぎ、また逆に、両成分が多過ぎるとゴム
の膨潤作用が強過ぎてゴム全体を劣化してしまう虞があ
るからである。
次いでアクチベーション処理、無電解メッキ処理を施し
て殺菌作用或いは滅菌作用のある金属をカテーテル本体
の壁面に形成する。
なお、無電解メッキ処理で形成した金属層の接着力が弱
い場合には30〜150℃で10〜180分の熱処理を
施すことにより金属がゴム表面に浸透し脱落することが
なくなる。熱処理にようする温度と時間はカテーテル本
体を構成するゴムの種類ヤカテーテル表面に形成される
金属の種類によって変化するので、これらの組合せによ
り実験的に決定する必要がある。
なお、カテーテル本体の先端には管内部と連通ずる孔が
設けられているので、この孔をマスキングすることなく
無電解メッキを施せば、カテーテル本体の内壁にも金属
層を形成しうろことは勿論である。
〔実施例1〕 生ゴムからなるカテーテル本体をアクチベータ−444
(メルテックス社製)でアクチベーションし、表面に活
性なPdを吸着させた。次いでノビガントHC(日本シ
ェーリング社製)に浸漬して無電解Cuメッキを施しカ
テーテル本体の表面に約0.2μmの銅層を形成した。
この状態でも銅層はカテーテル表面に剥がれることなく
被着しているが、更に接着強度を上げるために80℃の
エアバス中に50分保持し銅層をゴム内に浸透させて銅
層を表面に有するカテーテルを製造した。
ゴム表面に被着した銅は均一な膜状(微視的には銅粉が
均一に被着)となっており、人体に挿入しても人体を刺
激し、体腔内を損傷することはなかった。
〔実施例2〕 生ゴムからなるカテーテル本体を表1に示す組成のカテ
ーテル表面処理液に30℃で30秒浸漬し、ゴム表面を
膨潤させた後、アクチベータ−444(メルテックス社
製)でアクチベーションし、表面に活性なPdを吸着さ
せた。次いでノビガントHC(日本シェーリング社製)
に浸漬して無電解Cuメッキを施しカテーテル本体の表
面に約0.2μmの銅層を形成した。この状態でも銅層
はカテーテル表面に剥がれることなく被着しているが、
更に接着強度を上げるために80℃のエアバス中に50
分保持し銅層を樹脂内に浸透させて銅層を表面に有する
カテーテルを製造した。
表1 〔実施例3〕 生ゴムからなるカテーテル本体をアクチベータ−444
(メルテックス社製)でアクチベーションし、表面に活
性なPdを吸着させた。次いでBEL−801(村上工
業製)に浸漬して無電解Niメッキを施しカテーテル本
体の表面に約0.6μmのニッケル層を形成した。この
状態でもニッケル層はカテーテル表面に剥がれることな
く被着しているが、更に接着強度を上げるために80℃
のエアバス中に60分保持しニッケル層をゴム内に浸透
させてニッケル層を表面に有するカテーテルを製造した
。これらの処理でカテーテル本体の表面にニッケル層が
均一に形成された。このカテーテルを人体に挿入しても
人体を刺激し、体腔内を損傷することはなかった。
〔実施例4〕 実施例1で無電解Cuメッキを施しカテーテル本体の表
面に約0.2μmの銅メッキを施して後、GOLD−8
(ワールドメタル社製)に浸漬して銅を金に置換し、接
着強度を上げるために80℃のエアバス中に60分保持
し金の層を均一に被着した。
このカテーテルを人体に挿入しても人体を刺激し、体腔
内を損傷することはなかった 〔発明の効果〕 ゴムからなるカテーテル本体の少なくとも人体に挿入さ
れる部分に、人体に挿入したときに該人体を刺激するこ
となく、かつ殺菌作用或いは滅菌作用を有する金属層を
形成したことにより、金属の殺菌作用或いは滅菌作用で
感染症を防止でき、しかも、カテーテル本体に形成され
る金属層は極めて薄いため患者への挿入に際しても支障
とならず、感染症防止のための例えば膀胱の洗浄等の手
間も軽減でき、しかも、従来のテフロンコートのものに
殺菌作用或いは滅菌作用を有する金属を付着せしめたも
のより安価に提供しうる等の優れた効果がある。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ゴムからなるカテーテル本体の少なくとも人体の
    体腔内に挿入される部分全体をアクチベーション処理し
    て後無電解メッキ処理してカテーテル本体に殺菌作用或
    いは滅菌作用を有する金属層を形成してなるカテーテル
  2. (2)ゴムからなるカテーテル本体の少なくとも人体の
    体腔内に挿入される部分全体をアルカリ性アルコール水
    溶液で表面処理し、次いでアクチベーション処理を施し
    て後無電解メッキ処理してカテーテル本体に殺菌作用或
    いは滅菌作用を有する金属層を形成してなるカテーテル
  3. (3)請求項1記載または請求項2記載のカテーテルに
    おいて、無電解メッキ処理で金属層を形成したのち30
    〜150℃の熱処理工程を施してなるカテーテル。
JP2271488A 1990-10-09 1990-10-09 カテーテル Pending JPH04146765A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2271488A JPH04146765A (ja) 1990-10-09 1990-10-09 カテーテル
EP91117058A EP0484680A1 (en) 1990-10-09 1991-10-07 Method of producing catheter and catheter thus obtained

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JP2271488A JPH04146765A (ja) 1990-10-09 1990-10-09 カテーテル

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ID=17500749

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JP2271488A Pending JPH04146765A (ja) 1990-10-09 1990-10-09 カテーテル

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JP (1) JPH04146765A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018510003A (ja) * 2015-03-30 2018-04-12 シー・アール・バード・インコーポレーテッドC R Bard Incorporated 医療用装置への抗菌剤塗布

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018510003A (ja) * 2015-03-30 2018-04-12 シー・アール・バード・インコーポレーテッドC R Bard Incorporated 医療用装置への抗菌剤塗布

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