JPH04135779A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH04135779A
JPH04135779A JP2259581A JP25958190A JPH04135779A JP H04135779 A JPH04135779 A JP H04135779A JP 2259581 A JP2259581 A JP 2259581A JP 25958190 A JP25958190 A JP 25958190A JP H04135779 A JPH04135779 A JP H04135779A
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Yoshiaki Takayanagi
義章 高柳
Yasuhiro Numata
靖宏 沼田
Takuyuki Matsuo
卓幸 松尾
Miyuki Matsubara
松原 美由紀
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は記録ヘッド及び該記録ヘッドを用いる画像記録
装置に関する。
〔従来の技術〕
従来この種のマルチヘッドを用いた装置の一例として読
み取った画像データをデジタル信号に変換し、データ処
理を行った後、画像をマルチヘッドを用いて形成する装
置がある。しかしながら、このような装置ではマルチヘ
ッドの製造プロセスによる特性ばらつきや、構成材料の
特性ばらつき等によりその出力画像に濃度のムラが発生
するという問題が無くはなかった。
したがって、マルチヘッドアレイの各ヘッドの出力特性
に応じた補正データを記憶する記憶手段と記憶データに
基づき入力画像データの補正を行う手段を設け、かかる
両手段によって前述の濃度ムラを防止するような装置が
提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記提案例では、マルチヘットのばらつき
等の濃度ムラ補正データは、マルチヘッド内に記憶して
おく事がてきなかった。この為この補正データはマルチ
ヘッドとは別の独立したROM等で作成されていた。し
かながら補正データ自体は各マルチヘッド毎に異なり、
補正データはマルチヘッド個々に固有のデータであって
特定のマルチヘッドに対してのみ有効な固有の補正デー
タとなるにもかかわらず、場合によってはかかるROM
とマルチヘッドとを間違って組み合わせる可能性が有る
という問題があった。
又、マルチヘッドとROMとを必ず一対として例えばユ
ーザーに供給する必要があった。更にはマルチヘットの
製造管理上やマルチへ2ンドの交換時に多大な手間を要
していた。また、この為コスト上も問題があった。
また、信頼性確保の点からかかるヘッドをキャリランに
対して脱着可能な使い捨てタイプのカドリッツ式Jこし
て、しばしば交換することが少なくなく、このような場
合は上記の濃度ムラの補正は個々のヘッドによって異な
らせる必要があるの解決することが出来る記録ヘッド及
び該記録ヘッドを用いた画像記録装置を提供することを
目的とする。
又、本発明は記録ヘッドが交換されてもヘッドによる印
字ムラを低減出来る装置の提供を目的とする。
又、本発明は構成の無駄を省いてコストを低減させるこ
とが出来る画像記録装置を提供することを更に他の目的
とする。
又、本発明は経時変化に対しても安定して良好な記録画
像を得ることが出来る画像記録装置を提供することを他
の目的とする。
又、本発明は新規な機能を有する記録ヘッド及び、又は
該記録ヘッドを用いた画像記録装置を提供することを更
に他の目的とする。
〔実施例〕
以下、実施例をもとに本発明の詳細な説明を行う。以下
の実施例においてはインクジェット記録方向を用いた画
像形成装置が説明される。かかるインクジェット記録に
おいてはマルチヘッドの例としてインクを吐出するノズ
ルを複数設けたマルチノズルを有するヘッドが説明され
る。
(外形説明) 第1図は、本発明を適用したデジタル・カラー複写機の
断面図を示している。
全体は2つの部分に分けることができる。
第1図の上部は原稿像を読み取り、デジタル・カラー画
像データを出力するカラー・イメージ・スキャナ部1(
以下、スキャナ部lと略す)と、スキャナ部lに内蔵さ
れデジタル・カラー画像データの各種の画像処理を行う
とともに、外部装置とのインターフェース等の処理機能
を有するコントローラ部2より構成される。
スキャナ部1は、原稿押え11の下に下向きに置かれた
立体物、シート原稿を読み取る他、大判サイズのソート
原稿を読み取るための機構も内蔵している。
また、操作部10はコントローラ部2に接続されており
、複写機としての各種の情報を入力するためのものであ
る。コントローラ部2は、入力された情報に応じてスキ
ャナ部1、プリンタ部3に動作に関する指示を行う。さ
らに、複雑な編集処理を行う必要のある場合には原稿押
え11に替えてデジタイザ等を取り付け、これをコント
ローラ部2に接続することにより高度な処理が可能にな
る。
第1図の下部は、コントローラ部2より出力されたカラ
ー・デジタル画像信号を記録紙に記録するためのプリン
タ部3である。本実施例において、プリンタ部3は特開
昭54−59936号公報記載のインク・シェツト方式
の記録ヘッドを使用したフル・カラーのインク・ジェッ
ト・プリンタである。
上記説明の2つの部分は分離可能であり、接続ケプルを
延長することによって離れた場所に設置することも可能
になっている。
(プリンタ部) 第2図は、第1図のデジタル・カラー複写機の横からの
断面図である。
まず、露光ランプ14、レンズ15、フル・カラーでラ
イン・イメージの読み取りが可能なイメージ・センサ1
6(本実施例では、CCD)によって、原稿台カラス1
7上に置かれた原稿像、プロジェクタによる投影像、ま
たはシート送り機構12によるシト原稿像を読み取る。
次に、各種の画像処理をスキャナ部1とコントローラ部
2で行い、プリンタ部3で記録紙に記録する。
第2図において、記録紙は小型定型サイズ(本実施例て
はA4〜A3サイズまて)のカット紙を収納する給紙カ
セット20と、大型サイズ(本実施例ではA2〜A1サ
イズまで)の記録を行うためのロール紙29より供給さ
れる。
また、給紙は第1図の手差し口22より1枚ずつ記録紙
を給紙部カバー21に沿って入れることにより、装置外
部よりの給紙二手差し給紙も可能にしている。
ピック・アップ・ローラ24は、給紙カセット20より
カット紙を1枚づつ給紙するためのローラであり、給紙
されたカット紙はカット紙送りローラ25により給紙第
10−ラ26まで搬送される。
ロール紙29はロール紙給紙ローラ30により送り出さ
れ、カッタ31により定型長にカットされ、給紙第10
−ラ26まで搬送される。
同様に、手差し口22より挿入された記録紙は、手差し
ローラ32によって給紙第10−ラ26まで搬送される
ピック・アップ・ローラ24、カット紙送りローラ25
、ロール紙給紙ローラ30、給紙第10−ラ26、手差
しローラ32は不図示の給紙モータ(本実施例では、D
Cサーボ・モータを使用している)により駆動され、各
々のローラに付帯した電磁クラッチにより随時オン・オ
フ制御が行えるようになっている。
プリント動作がコントローラ部2よりの指示により開始
されると、上述の給紙経路のいずれかより選択給紙され
た記録紙を給紙第1ローラ26まで搬送する。記録紙の
斜行を取り除くため、所定量の紙ループをつくった後に
給紙第10−ラ26をオンして給紙第20−ラ27に記
録紙を搬送する。
給紙第10−ラ26と給紙第20−ラ27の間では、紙
送りローラ28と給紙第20−ラ27との間で正確な紙
送り動作を行うために記録紙に所定量たるませてバッフ
ァをつ(る。バッファ量検知センサ33は、そのバッフ
ァ量を検知するためのセンサである。バッファを紙搬送
中宮に作ることにより、特に大判サイズの記録紙を搬送
する場合の紙送りローラ28、給紙第20−ラ27にか
かる負荷を低減することができ、正確な紙送り動作が可
能になる。
記録ヘッド37によるプリントの際には、記録ヘッド3
7等が装着される走査キャリッジ34がキャリッジ・レ
ール36上を走査モータ35により往復の走査を行う。
往路の走査では記録紙上に画像をプリントし、復路の走
査では紙送りローラ28゛により記録紙を所定量だけ送
る動作を行う。この時、給紙モータによって上記駆動系
をバッファ量検知センサ33により検知しながら常に所
定のバッファ量となるように制御を行う。
プリントされた記録紙は、排紙トレイ23に排出されプ
リント動作を完了する。
次に、第3図を使用して走査キャリッジ3、発明の詳細
な説明を行う。
第3図において、紙送りモータ40は記録紙を間欠送り
するための駆動源であり、紙送りローラ28、給紙第2
0−ラ・クラッチ43を介して給紙第20−ラ27を駆
動する。
走査モータ35は走査キャリッジ34を走査ベルト34
を介して矢印のA、Bの方向に走査させるための駆動源
である。本実施例では正確な紙送り制御が必要なことか
ら紙送りモータ40、走査モータ35にパルス・モータ
を使用している。
記録紙が給紙第20−ラ27に到達すると、給紙第20
−ラ・クラッチ43、紙送りモータ40をオンし、記録
紙を紙送りローラ28までプラテン39上を搬送する。
記録紙はプラテン39上に設けられた紙検知センサ44
によって検知され、センサ情報は位置制御、ジャム制御
等に利用される。
記録紙が紙送りローラ28に到達すると、給紙第20−
ラ・クラッチ43、紙送りモータ40をオフし、プラテ
ン39の内側から不図示の吸引モータにより吸引動作を
行い、記録紙をプラテン39上に密着させる。
記録紙への画像記録動作に先立って、ホーム・ポジショ
ン・センサ41の位置に走査キャリッジ34を移動し、
次に矢印Aの方向に往路走査を行い、所定の位置よりシ
アン、マゼンタ、イエロー ブラックのインクを記録ヘ
ッド37より吐出し画像記録を行う。所定の長さ分の画
像記録を 終えたら走査キャリッジ34を停止し、逆に
矢印Bの方向に復路走査を開始し、ホーム・ポジション
・センサ41の位置まで走査キャリッジ34を戻す。復
路走査の間、記録ヘット37て記録した長さ分の紙送り
を紙送りモータ40により紙送りローラ28を駆動する
ことにより矢印Cの方向に行う。
本実施例では、記録ヘッド37は熱により気泡を形成し
てその圧力でインク滴を吐出する形式のインク・ンエッ
ト・ノズルであり、256本のノズルが各々にアセンブ
リされたものを4本使用している。
走査キャリッジ34がホーム・ポジション・センサ41
て検知されるホーム・ポジションに停止すると、記録ヘ
ット37の回復動作を行う。これは安定した記録動作を
行うための処理であり、記録ヘッド37のノズル内に残
留しているインクの粘度変化等から生じる吐出開始時の
ムラを防止するために、給紙時間、装置内温度、吐出時
間等のあらかじめプログラムされた条件により、記録ヘ
ッド37への加圧動作、インクの空吐出動作等を行う処
理である。
以上説明の動作を繰り返すことにより記録紙上全面に画
像記録を行う。
(スキャナ部) 次に第4図、第5図を使用してスキャナ部1の動作説明
を行う。
第4図はスキャナ部1内部のメカ機構を説明するための
図である。
CCDユニット18はCCD16、レンズ15等より構
成されるユニットであり、レール54上に固定された主
走査モータ50、プーリ51、プーリ52、ワイヤ53
よりなる主走査方向の駆動系によりレール54上を移動
し、原稿台ガラス17上の像の主走査方向の読み取りを
行う。遮光板55、ホーム・ポジション・センサ56は
図の補正エリア68にある主走査のホーム・ポジション
にCCDユニット18を移動する際の位置制御に使用さ
れる。
レール54はレール65.69上に載っており、副走査
モータ60、プーリ67・68・71・76、軸72・
73、ワイヤ66・70よりなる副走査方向の 駆動系
により移動される。遮光板57、ホーム・ ポジション
・センサ58・59は、原稿台ガラス17に置かれた本
等の原稿を読み取るブック・モード時、シート読み取り
を行うシート・モード時のそれぞれの副走査のホーム・
ポシンヨンにレール54を移動する際の位置制御に使用
される。
シート送りモータ61、シート送りローラ74・75、
プーリ62・64、ワイヤ63はシート原稿を送るため
の機構である。この機構は、原稿台カラス17上にあり
、下向きに置かれたシート原稿をシート送りローラ74
・75て所定量づつ送るための機構である。
第5図は、ブック・モート、シート・モート時の読み取
り動作の説明図である。
ブック・モード時には、第5図に補正エリア68の中に
ある図示のブック・モード・ホーム・ポンンヨン(ブッ
ク・モードHP)にCCDユニット18を移動し、ここ
から原稿台ガラス17に置かれた原稿全面の読み取り動
作を開始する。
原稿の走査に先立って補正エリア68で、シェーディン
グ補正、黒レベルの補正、色補正等の処理に必要なデー
タ設定を行う。その後、図示の矢印の方向に主走査モー
タ50により主走査方向の走査を開始下゛る。■で示し
たエリアの読み取り動作が終了したら、主走査モータ5
0を逆転させるとともに副走査モータ60を駆動し、■
のエリアの補正エリア68に副走査方向の移動を行う。
続いて、■のエリアの主走査と同様に、必要に応じてシ
ェーディング補正、黒レベルの補正、色補正等の処理を
行い、■のエリアの読み取り動作を行う。
以上の走査を繰り返す事により■〜■のエリア全面の読
み取り動作を行い、■のエリアの読み取り動作を終えた
後、再びCCDユニット18をブック・モート・ホーム
・ポシンヨンに戻す。
本実施例において原稿台カラス17は最大A2サイズの
原稿が読み取れるために、実際には、もっと多(の回数
の走査を行わねばならないが、本説明では動作を理解し
やすくするために簡略化している。
シート・モート時には、CCDユニット18を図示のシ
ート・モート・ホーム・ポジション(ノート・モー)”
 HP )に移動し、■のエリアをシート原稿をシート
送りモータ61を間欠動作させながら繰り返し読み取り
、シート原稿全面を読み取る。
原稿の走査に先立って補正エリア68で、シェーディン
グ補正、黒レベルの補正、色補正等の処理を行い、その
後、図示の矢印の方向に主走査モータ50により主走査
方向の走査を開始する。■の工、1アの往路の読み取り
動作が終了したら主走査モータ50を逆転させ、この復
路の走査の間にシート送りモータ61を駆動し、シート
原稿を所定量だけ副走査方向に移動する。引き続いて同
様の動作を繰り返し、シート原稿全面を読み取る。
以上、説明した読み取り動作が等倍の読み取り動作であ
るとすると、CCDユニット18で読み取れるエリアは
第5図に示すように実際は広いエリアである。これは、
本実施例のデジタル・カラー複写機が拡大、縮小の変倍
機能を内蔵しているためである。即ち、上記説明の如く
記録ヘッド37で記録出来る領域が1回に256ビツト
と固定されているために、例えば、50%の縮小動作を
行う場合、最低、倍の512ビツトの領域の画像情報が
必要となるためである。従って、スキャナ部lは1回の
主走査読み取りで任意の画像領域の画像情報を読み取り
出力する機能を内蔵している。
(フィルム投影系) 本実施例のスキャナ部1は、フィルム投影用の投影露光
手段を装着可能である。
第6図は、スキャナ部1に投影露光手段であるプロジェ
クタ・ユニット81.反射ミラー80を取り付けた際の
斜視図である。
プロジェクタ・ユニット81は、ネカ・フィルム、ポジ
・フィルムを投影するための投影機であり、フィルムは
フィルム・ホルダー82に保持され、プロジェクタ・ユ
ニット81に装着される。プロジェクタ・ユニット81
から投影された像は、反射ミラー80により反射され、
フレネル・レンズ83に達する。フレネル・レンズ83
は、この像を平行光に変換し、原稿台カラス17上に結
像させる。
このように、ネカ・フィルム、ポジ・フィルム像は、プ
ロジェクタ・ユニット81、反射ミラー80、及びフレ
ネル・レンズ83により原稿台カラス17上に結像する
ために、反射原稿読み取りと同様にCCDユニット18
で画像読み取りが可能となる。
第7図は、上記フィルム投影系をさらに詳細に説明する
ための図である。
プロジェクタ・ユニット81は、ハロゲン・ランプ90
、反射板89、集光レンズ91、フィルム・ホルダー8
2、投影レンズ92により構成されている。
ハロゲン・ランプ90により発せられた直接光と反射板
89による反射光は集光レンズ91により集光され、フ
ィルム・ホルダー82の窓に達する。フィルム・ホルダ
ー82は、ネカ・フィルム、ポジ・フィルムの1コマ分
より若干大きめの窓を持ち、余裕を持ってフィルムを中
に装着出来るようになっている。
フィルム・ホルダー82の窓に達した投影光が中に装着
されたフィルムを透過することによりフィルムの投影像
を得る。このようにして得られた投影像は、投影レンズ
92により光学的に拡大され、反射ミラー80により向
きを変えられた後、フレネル・レンズ83により平行光
の像に変換される。
この像をスキャナ1内部にあるCCDユニット18が上
記説明のブロック・モートで読み取り、ビデオ信号に変
換する。
第8図は、フィルムと原稿台ガラス上に結像される投影
像との関係の一例を示した図である。
22X34mmのフィルム像か、8倍に拡大され原稿台
ガラス17上に結像された様子を示している。
(全体の機能ブロック説明) 次に、第9図を使用して本実施例のデジタル・カラー複
写機の機能ブロックの説明を行う。
制御部102. 111. 121は、それぞれスキャ
ナ部1、コントローラ部2、プリンタ部3の制御を行う
制御回路であり、マイクロ・コンピュータ、プログラム
ROM、データ・メモリ、通信回路等より構成される。
制御部102〜111間と制御部111〜121間は通
信回線により接続されており、制御部111の指示によ
り制御部102. 121が動作を行う、所謂、マスタ
ー・スレーブの制御形態を採用している。
制御部I’llは、カラー複写機として動作する場合に
は、操作部10、デジタイザ114よりの入力指示に従
い動作を行う。
操作部10は第6図に示すように、例えば、表示部とし
て液晶(LCD表示部84)を使用し、また、その表面
に透明電極よりなるタッチ・パネルを具備することによ
り、色に関する指定、編集動作の指定等の選択指示を行
える。また、動作に関するキー、例えば複写動作開始を
指示するスタート・キー87、複写動作停止を指示する
ストップ・キー88、動作モートを標準状態に復帰する
リセット・キー89、プロジェクタの選択を行うプロン
エクダキー86等の使用頻度の高いキーは独立して設け
る。
デジタイザ114は、トリミング、マスキング処理等に
必要な位置情報を入力するためのもので、複雑な編集処
理が必要な場合にオプションとして接続される。
また制御部111は、例えばIEEE−488、所謂、
GP−IBインターフェース等の汎用パラレル・インタ
ーフェースの制御回路=I/F制御部112の制御もし
ており、外部装置間の画像データの入出力、外部装置に
よるリモート制御をこのインターフェースを介して行う
事が出来るようになっている。
更に制御部111は、画像に関する各種の処理を行う多
値合成部106、画像処理部107.2値化処理部10
8.2値合成部109、バッファ・メモリ110の制御
も行う。
制御部102は、上記説明のスキャナ部lのメカの駆動
制御を行うメカ駆動部105の制御、反射原稿読み取り
時のランプの露光制御を行う露光制御部103、プロジ
ェクタを使用した時のハロゲン・ランプ90の露光制御
を行う露光制御部104の制御を行う。また制御部10
2は、画像に関する各種の処理を行うアナログ信号処理
部100、入力画像処理部101の制御も行う。
制御部121は、上記説明のプリンタ部3のメカの駆動
制御を行うメカ駆動部105と、プリンタ部3のメカ動
作の時間バラツキの吸収と記録ヘッド117〜120の
機構上の並びによる遅延補正を行う同期遅延メモリ11
5の制御を行う。
次に、第9図の画像処理ブロックを画像の流れに沿って
詳細に説明する。
CCD16上に結像された画像は、CCD16によりア
ナログ電気信号に変換される。変換された画像情報は、
赤→緑→青のようにシリアルに処理されアナログ信号処
理部100に入力される。アナログ信号処理部100で
は、赤、緑、青の各色毎にサンプル及ホールト、ダーク
・レベルの補正、ダイナミック・レンジの制御等をした
後にアナログ・デジタル変換(A/D変換)をし、シリ
アル多値(本実施例では、各色8ヒツト長)のデジタル
画像信号に変換して入力画像処理部101に出力する。
入力画像処理部101では、CCD補正、γ補正等の読
み取り系で必要な補正処理を同様にシリアル多値のデジ
タル画像信号のまま行う。
コントローラ部2の多値合成部106は、スキャナ部l
より送られて来るシリアル多値のデジタル画像信号とパ
ラレルI/Fを介して送られてくるシリアル多値のデジ
タル画像信号の選択、および合成処理を行う回路ブロッ
クである。選択合成された画像データは、シリアル多値
のデジタル画像信号のまま画像処理部107に送られる
画像処理部107は、スムーンング処理、エッソ強調、
黒抽出、記録ヘッド117〜120で使用する記録イン
クの色補正のためのマスキング処理等を行う回路である
。シリアル多値のデジタル画像信号出力は、2値化処理
部108、バッファ・メモリ110に、それぞれ入力さ
れる。
2値化処理部108は、シリアル多値のデジタル画像信
号を2値化するための回路であり、固定スライス・レベ
ルによる単純2値、デイサ法による疑似中間調処理等を
選択することが出来る。ここでシリアル多値のデンタル
画像信号は4色の2値パラレル画像信号に変換される。
2値合成部109へは4色、バッファ・メモリ110へ
は3色の画像データが送られる。
2値合成部109は、バッファ・メモリ110より送ら
れて来る3色の2値パラレル画像信号と2値化処理部1
08より送られて来る4色の2値パラレル画像信号とを
選択、゛合成して4色の2値パラレル画像信号にするた
めの回路である。
バッファ・メモリ110は、パラレルI/Fを介して多
値画像、2値画像の入出力を行うためのバッファ・メモ
リであり、3色分のメモリを持っている。
プリンタ部3の同期遅延メモリ115は、プリンタ部3
のメカ動作の時間バラツキの吸収と記録ヘッド117〜
120の機構上の並びによる遅延補正を行う為の回路で
あり、内部では記録ヘットユニット117〜120の駆
動に必要なタイミンクの生成も行う。
ヘッドコントローラ301〜304は記録ヘット305
〜308を駆動する為のアナログ駆動回路であり、記録
ヘット305〜308を直接駆動できる信号を内部で生
成する。
本実施例の記録ヘッドユニット117〜120は、上述
で説明したように、ヘッドコントローラ301〜304
及び記録ヘッド305〜308により構成されるが、ヘ
ッドコントローラ301〜304内部にはヘッド駆動回
路とEEPROM (不図示)が内臓されており、後述
で説明する濃度ムラ補正データが格納されている。濃度
ムラ補正データは制御部309により読み出し、書き込
みが行われるが、通常制御部309は書き込みは行わな
い。
記録ヘッドユニット117〜120は、それぞれンアン
、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクを吐出し、記
録紙上に画像を記録する。
第10図は、第9図で説明した回路ブロック間の画像の
タイミングの説明図である。
信号BVEは、第5図で説明した主走査読み取り動作の
1スキヤン毎の画像有効区間を示す信号である。信号B
VEを複数回出力する事によって全画面の画像出力が行
われる。
信号VEは、CCD16て読み取ったlライン毎の画像
の有効区間を示す信号である。信号BVEが有効時の信
号VEのみが有効となる。
信号VCKは、画像データVDの送り出しクロック信号
である。信号BVE、信号VEも、この信号VCKに同
期して変化する。
信号H3は、信号VEが1ライン出力する間、不連続に
有効、無効区間を繰り返す場合に使用する信号であり、
信号VEが1ライン出力する間連続して有効である場合
には不要の信号である。かかるH3はlラインの画像出
力の開始を示す信号である。
次に、画像処理部での大まかな信号処理を第1I図を用
い説明を行う。
第9図に於て、画像処理部107にシリアル(例えばR
,G、 Bの順)に入力される画像データ(以後、入力
画像データ)はシリアルパラレル変換部201に送られ
、Y(イエロー)1M(マゼンタ)。
C(ノアン)のパラレル信号に変換した後、第11図に
示すマスキング部202及びセレクタ203に送られる
マスキング部202ては出力インクの色のにごりを補正
する為9回路で、次式の様な演算を行っている。
Y、 M、 C・ 入力データ Y’ 、 M’ 、 C’   :  出力データこれ
ら9つの係数は制御部200からのマスキング制御信号
により決定されるマスキング部202てインクのにごり
を補正した後、シリアル信号としてセレクタ部203及
びUCR部205に入力される。
セレクタ203には、入力画像データ、及びマスキング
部202より出力される画像データが入力される。
セレクタ203ては、通常制御部200より送られるセ
レクタ制御信号1により入力画像データを選択している
。入力系での色補正が充分に行われていない場合は、制
御信号1によりマスキング部202出力の画像データが
選択され出力される。セレクタ203より出力されるシ
リアル画像データは、黒抽出部204に入力される。一
画素におけるY、M。
Cの最小値を黒データとする為、黒抽出部204ではY
、M、Cの最小値を検出している。検出された黒データ
は、UCR部205に入力される。
UCR部205ではY、M、Cの各信号より抽出した黒
データ分をさし引いている。又、黒データに関しては、
単に係数をかけている。UCR部205に入力された黒
データはマスキング部202より送られる画像データと
の時間のズレを補正した後、次式の演算が行われる。
Y′  = Y−alBk M’  −=  M  a 2 Bk C’=C−a3Bk Bk′ = 84Bk ここで、Y、M、C,Bkは抽出部入力データを示し、
Y’ 、  M’ 、  C’ 、  Bk’は抽出部
用力データを示す。そして係数(a lr a2+ a
31 ”4)は制御部200より送られるU CR制御
信号により決定される。
そして、UCR部205より出力されたデータは、次に
γ、、オフセツト206に入力される。
γ、、オフセツト206では、次式の様な階調補正が行
われる。
Y’   −す、  (Y−C+) M’  =  b 2 (M  C2)C’   −b
3 (C−C3) Bk’  =  b4(Bk−C4) ここてY、M、C,Bkはγ、オフセット部大入力デー
タあり、Y’、 M’、  C’、 Bk’はγ、、オ
フセツト出力データである。
又、上式での係数(b、〜b4.  c、〜C4)は制
御部200より送られるγ、オフセット制御信号により
決定される。
γ、、オフセツト206で階調補正された信号は、次に
Nライン分の画像データを記憶するラインバッファ20
7に入力される。このラインバッファ207では、制御
部200より送られるメモリ制御信号により後段の平滑
化、エツジ強調部208に必要な5ラインのデータを5
ラインパラレルで出力する。
この5ライン分の、信号は、制御部200からのフィル
ター制御信号によりフィルターサイズ可変の空間フィル
ターに入力され、平滑化、その後 エツジ強調が行われ
る。平滑化では、第12図に示す様に注目画素と周辺画
素の平均値を注目画素の濃度値とする事により画像のノ
イズの除去を行う。又、注目画素データと平滑化された
信号の差分をエツジ信号とし、これを注目画素データに
加算する事によりエツジ強調が行われる。平滑化エツジ
強調部208の詳細な説明は省略する。
平滑化、エツジ強調部208より出力された画像データ
は、色変換部209に入力され、制御部200からの色
変換制御信号により、色変換が行われる。
第9図のデンタイザ装置114より、あらかじめ変換す
る色と変換される色、及びその信号が有効な領域を入力
しておき、そのデータにもとづき色変換部209て画像
データの置き換えを行っている。本実施例では、色変換
部209の詳細な説明は省略する。平滑化、エツジ強調
部208より出力される画像信号と色変換後の画像信号
は、セレクタ2]0に入力され、セレクタ制御信号2に
より出力すべき画像データを選択する。どちらの画像デ
ータを選択するかは、前記デジタイサ装置114より入
力される有効な領域を指定する事により決定される。セ
レクタ210で選択された画像信号は、第9図バッファ
メモリ110と2値化処理部108に入力される。
ここではバッファメモリ110に入力される系について
の説明を省略する。
2値化処理部108について説明を行う。2値化処理部
108に入力される画像データは、第11図のヘッド補
正部211に入力される。ヘッド補正部211について
の説明は後で行う。ヘッド補正部で濃度補正された画像
信号は、次にデイザ部212にY。
M CBkの順にシリアル8bitで入力される。
デイサ部212ては、各色について主走査方向6bit
、副走査方向6bit又は、主走査方向4bit、副走
査方向8bitのメモリ空間を有しており、制御部20
0からのデイザ制御信号によりデイサマトリックスサイ
ズ、及びマトリックス内のデイザ閾値が設定される。デ
イサ回路動作時にメカ的主走査方向は、CCDIライン
の画像読み取り区間信号、副走査方向は、画像ビデオク
ロックをそれぞれカウントし、メモリ空間上の設定デイ
ザ閾値を読み出す。又、このメモリ空間をシリアルにY
、M、C,Bkと切り換える事によりシリアルなデイザ
閾値が得られる。
次にこの閾値は、図示しない比較器に入力されセレクタ
210より入力される画像データと大小を比較する。
比較器からの出力は、 画像データ〉閾値、1 画像データ≦閾値、0 が出力される。このデータは、次にシリアル・パラレル
変換部においてパラレル4bitのデータとして第9図
のバッファメモリ110、及び2値合成部109に出力
される。
次にヘッド補正部211について第14図及び第15図
を用いて説明する。
第15図は記録ヘッドユニット171〜120の1色分
の概略図であり、本発明ではC用ヘットで説明する。3
05が記憶ヘット、301がヘッドコントローラである
。310がコネクタであり、ヘッドコントローラ301
と制御部309の間を接続している。
ヘッドコントローラ301の内部にはヘットドライバー
及びEEFROMが組み込まれており、ハイブリッドI
Cとして構成されている。
第13図におイテ265〜268として示すEEPRO
Mが、前述のEEPROMであり、ヘッドユニット17
1〜120のC,M、 Y、 K各色に対応して1個づ
つ組み込まれている。尚、INはインク供給口、OUT
はインク排出口である。
又、第15図に示すヘッドの変形例を第17図に示す。
第17図に示す変形例においてはコネクタ310と一体
してインク供給口315、インク排出口317が構成さ
れているので、画像記録装置本体に対して容易に脱着す
ることが出来る。
さて、第13図において、ROM265〜268はC2
M、TKそれぞれの記録ヘッドに設けられている256
本の濃度ムラの特性情報が書き込まれた特性ROMであ
り、本実施例ではヘッドの夫々は256本有るためRO
M265〜268にはノズルの数に対応したヘットの濃
度ムラ補正用データが書き込まれている。VDinはデ
ジタル画像データがY、M。
C,に、Y、M、C,にという様に一画素毎の色成分画
像データが点順次に入力している。選択RAM260に
は入力する画像データの順序に合わせてROM 265
〜268からデータが取り出され、格納される。263
はROM265〜268から取り出されたデータをRA
M260に書き込むための双方向バッファである。
259はCPU258から出力される16ビツトのアド
レスバスのアドレスのうち下10ビット或いはカウンタ
250のIOビットの出力いずれかを選択するセレクタ
である。RAM260にデータを書き込む場合にはセレ
クタ259はCPU258の出力をセレクトし、RAM
260からデータを読み出す場合にはカウンタ250の
出力をセレクトする。262はCPU258からデータ
が書き込まれる補正用RAMである。セレクタ261は
CPUからの16ビツトのアドレス又は8ヒツトのフリ
ップフロップ252からの出力と画像データ入力VDi
nの8ビツトの合計16ビツトのいずれかを選択して補
正用RAM262に入力させるセレクタである。補正用
RAM262には第14図の実線或いは点線1〜5に示
す様な補正テーブルがCPU258から書き込まれる。
第14図には実線で示した5通りの補正テーブルが示さ
れているが実際の補正テーブルには更に多い。前述の実
線或いは点線1〜5の補正テーブルは補正RAM262
に入力するデータに応じて選択される。即ちセレクタ2
61がB側をセレクトしている場合には8ビットの画像
データ入力V D i n値と8ビツトのヘットの濃度
ムラ補正用データがRAM262に入力するが、この中
で8ビツトの濃度ムラ補正用データが前述の実線或いは
点線1〜5を選択するのに用いられる。
尚l〜5のうち実線は等倍時、点線は変倍時用のデータ
であり、ヘッドの中ての使用ノズルの範囲に応じてCP
U258により点線、実線いずれかのデータが補正用R
AM262に書き込まれる。
又、補正用RAM262に書き込まれるテーブルは入力
Aに対する補正用データΔAを出力する様書き込まれて
おり、かかる補正用データΔAはフリップフロップ25
4によって一旦ラッチされ、加算器256により入力画
像データAと加算され、補正量データA+ΔAとしてフ
リップフロップ257を介して出力される。
又、第14図に示す補正テーブルとしては直線ではなく
、曲線を用いてもよい。
本実施例ではかかる曲線の好ましい例として3次関数を
用い、また、ヘットのムラの補正量も±15%程度でお
さまることがらVDoutが次の値を満たず様に以下の
式で代表した。
VDout=+aD3in+bD2in+cDin+d
d=0 ただし、Din  :入力乙度 Dout・出力濃度 N:補正量 次に、以上の様に補正される第13図に示した実施例の
動作について説明する。
装置の電源が投入され、コピースタートキーが押される
前ではセレクタ259、セレクタ261は夫々A側の入
力を選択する。これに依り選択RAM260にはROM
265〜268からのデータが入力する画像データVD
inのY、M、C,にの順序に合わせて書き込まれる。
又、コピースタートが押される前には設定された変倍率
に応じて第14図の点線或いは実線の補正テーブルが補
正RAM262に書き込まれる。
次にコピースタートキーが押され、コピー動作に入ると
CPU258はセレクタ259,261をそれぞれB側
、即ち画像制御とする。CCDから入力された画信号V
Dinがヘッド補正部211に入力されるとカウンタ2
50により出力されたアドレスがセレクタ259を介し
て選択RAM260のアドレスに入力され、各色のおの
おののノズルに対する選択データがフリップフロップ2
52を介してセレクタ261に入力される。セレクタ2
61では、入力画信号VDinの8ビツトを下位に、選
択RAM260の8ビツトの出力を上位とし、補正RA
M262のアドレスAに入力する。この後、補正RAM
262て前述の式に応じた補正値はフリップフロップ2
54を介して加算器256に入力される。また画信号V
Dinもフリップフロップ255を介して加算器256
に入力され、補正値と加算され前述の式を実現してフリ
ップフロップ257を介してVDoutとしてヘット補
正部211から出力される。この出力は前記デイサ部2
12に入力され2値化され記録ヘッド37により記憶さ
れる。
第13図において説明した実施例においてはY。
M、C,にのヘッド毎に補正用ROM 265〜268
を一体化して設けているのてC1M、  Y、  Kの
記録ヘットユニットのいずれを交換しても新しい濃度ム
ラ補正データが得られるっまた本実施例で使用されるR
 OMはE IE P ROMである為、当然電源をオ
フにしても記憶内容は保持S机でいる。そのつえ、記録
ヘッドの長期間使用による経時変化が生じた場合は、再
度補正データを書き直す事ができ、ヘットの寿命を長く
する効果もある。
〔他の実施例〕
(1)次に第16図を用いて本発明の他の実施例のブロ
ック図について説明する。第13図の実施例では265
〜268に示すEEPRO’Mに対して16ビツトのア
ドレスを与え、データを読み出す様にしているが、かか
る第16図に示す実施例では、濃度ムラ補正データを格
納するEEPROMへのアドレス、データ等をシリアル
伝送により通信する構成としている。本実施例の様にシ
リアル伝送にすると1バイト当りのデータの読み書き時
間が長くなるが、補正データの読み書きは高速に行われ
る必要はなく、また送受されるデータ量もマルチヘッド
の1ノズル当り1ハイドの補正データを持つので256
ハイトと少ない為、問題は無い。
第16図でシフトレジスタ400によりシリアル、パラ
レル変換されたデータはラッチ401によりラッチされ
EEPROM402のアクセスを行つ0 本実施例によれば、信号線の本数を少なくできる効果が
あり、特に第3図に示す構成ではこの信号線はlライン
の印字毎に折り曲げが加わるので信頼性向上の面で効果
が大きい。
(2)濃度ムラ補正データを格納する記憶手段はEEP
ROMに限らず、他の記憶手段、例えばRAMでも良い
。この場合はリチウム電池などにより、電源断時にはこ
の電池により給電を行えば良く同じ効果が得られる。
(3)記憶手段には、濃度ムラ補正データ以外にも、そ
のヘッドに固有の情報、例えば製造ロット番号、あるい
は各ヘッド毎に最適な駆動電圧がわずかであるが異なる
為、この駆動電圧値を入れておき、この値によりヘッド
の駆動電圧を設定する使い方がある。
以上説明したように本実施例によれば、マルチヘッドに
濃度ムラ補正データを記憶する記憶手段を一体化する事
により、無用の手間をかける必要がなくなると同時にマ
ルチヘッドと、補正用ROMの不一致等による濃度ムラ
の発生も無くなり、マルチヘッドの製造、管理コストを
下げる効果がある。また、マルチヘッドの交換も容易に
行え保守も簡単になる効果がある。
又、上述の実施例においてはインクジェット記録方法を
用いて説明したのでマルチヘッドの例としてインクを吐
出するノズルを複数設けたマルチノズルによって記録を
行なう装置が示されたが、本発明はかかるインクツエツ
トのようにインク吐出のためのノズルを有する装置に限
らず、他のマルチヘットを用いる装置、例えば熱転写記
録方法を用いて記録を行なうため熱印加用の発熱体が複
数設けられたマルチヘッドを使用した装置であっても同
様に適用することが出来る。
又、以上説明した実施例においては記録エレメントの記
録条件の補正を行うに際にして各記録エレメントに与え
られる画像データを補正するようにしたが、本発明はこ
れに限らず各記録エレメントに与える電カニネルキーを
変える方法であってもよい。又、マルチヘッドとして、
例えば空気圧と静電力を利用してインクを吐出するイン
クジェット方式を用し・る場合には前述の空気圧や静電
力の両方あるいはいずれか一方を補正することによって
各記録エレメントの記録条件を変えてもよい。又、補正
の方法は画像形成用のヘッドの記録方式に応じて種々の
変形が可能である。
以上説明した様に本実施例に依れば、マルチヘッドと該
マルチヘッドのばらつきを補正するための補正データを
記憶する記憶手段を一体化することによって、ヘッド交
換時に手間がかからずコストも低減しつつ、マルチヘッ
ドの濃度ムラを低減することが出来る。
次に本発明の別の実施例について説明する。
■ll上皇1 118図は本発明の第3の実施例のインクシェツト記録
ヘッドの要部外観を模式的に示す。同図において、50
1はプリント基板、502はアルミ放熱板、503は発
熱素子とダイオードマトリクスからなるヒータボード、
504は濃度ムラ情報をあらかじめ記録するEEPRO
M (電圧不揮発性メモリ)、および505は本体との
ジヨイント部となる接点電極である。なお、ライン状の
吐出口群は図示されていない。
このように、インクシェツト記録ヘッド内の発熱素子や
駆動制御部を含むプリント基板501上に各々の記録ヘ
ッド固有の濃度ムラ情報を記録するためのEEPROM
504を実装し、かつヘッド生産時に個々のヘッドの濃
度ムラを測定して、その測定データに基づき、各吐出口
またはいくつかの吐出口を単位として、その吐出口乃至
吐出口群に対応した濃度ムラデータもしくは濃度ムラ補
正するためのデータをEEPROM504にヘッド生産
時等に記録する。
こうすることにより、本体装置に記録ヘッドが装着され
ると、本体装置は記録ヘットから濃度ムラに関する情報
を読み出し、この情報に基づき濃度ムラ改善のための所
定の制御を実施し、良質な画像品位を確保することか可
能となる。
第19図は第18図のプリント基板501上の要部回路
構成を示す。ここで、−点鎖線の枠内がヒータホード5
03内の回路構成であり、このヒータホード503は発
熱素子507と電流の回り込み防止用のダイオード50
6の直列接続回路のNXMのマトリクス構造で構成され
ている。即ち、これらの発熱素子507は、第20図に
示すように、時分割で駆動され、その駆動エネルギーの
供給制御はセグメン) (seg)側をパルス幅(T)
制御することにより、実現される。
第19図中の504は第18図のEEFROMの一例で
あり、本発明に関する濃度ムラ情報を記録する。
この濃度ムラ情報は本体装置側からの要求信号(アドレ
ス信号)DIに応じてンリアル通信で本体側装置へ出力
される。その信号授受の様子を第21図に示す。すなわ
ちSKで示すクロックCKに同期して8ヒツト(bit
)単位の濃度ムラ情報Doが第2回のシリアルアウト端
子SOから出力される。
また、第22図には、記録ヘットの生産時にEEPRO
M504に対して濃度ムラ情報、あるいは濃度補正用の
情報を書込むためのタイミングを示す。この場合も、シ
リアルクロックCKに同期させて、8bit単位で上記
情報(DI)をEEFROM504に書込んでいく。
さて、本発明実施例では、ヘッド生産工程内てEEPR
OM504に濃度ムラに関する情報を書込み、記録ヘッ
ドを装置本体に組込む時にEEPROM504に記憶さ
れたその濃度ムラ情報を基に、各記録ヘッド固有の濃度
ムラを改善する。
そこで、本発明の理解を容易にするため、まず最初に濃
度ムラ発生の基本的要因について説明する。第23図(
A)は理想的な記録ヘットでの記録情態を拡大して示し
たものであり、この記録ヘッドで記録した場合には均一
なドロップ径(液滴径)でのインクスポットが用紙上に
整列して並ぶ。従って、同図ではいわゆる全吐(全吐出
口がONの状態)の場合を示したが、たとえば50%出
力の様なハーフトーンの場合でも濃度ムラは発生しない
それに対し、第23図(B)のケースでは、2番目及び
(n−2)番目の吐出口のドロップ径が平均より小さく
、また(n−2)番目と(n−1)番目については中心
よりもずれた位置に記録されている。
すなわち(n−2)番は中心よりも右上方に、また(n
−1)番は中心よりも左下方に記録されている。
このような記録結果として、同図に示したA領域は薄い
筋となって現われ、またB領域も(n−1)番目と(n
−2)番目の中心間距離が平均距離i。
よりも大きくなるため、結果的に他の領域よりも薄い筋
となって現われる。一方、C領域は(n−1)番目とn
番目の中心間距離が平均距離I!Oよりも狭(なるため
、他の領域よりも濃い筋となって現われる。
以上述べたように濃度ムラは主として、ドロップ径のば
らつきと中心位置からのずれ(これを−般に「よれ」と
称する)に起因(7て現れる。
次に、このような濃度ムラの発生の要因の−っであるよ
うドロップ径のばらつきの補正方法の具体例について述
べる。
第24図は、吐出口のヒータ(発熱素子)507に加え
るインクを吐出するために利用される駆動エネルギーと
、その時吐出されるインクのドロップ径との関係を示す
。同図の特性曲線から分かるように、ある駆動エネルギ
ーの範囲でドロップ径はエネルギーの増加に伴い大きく
なっていく傾向を示し、その後はほとんど頭打ち状態と
なる。但し、径の大きい吐出口の場合と径の小さい吐出
口の場合では、駆動エネルギーに対するこれらのドロッ
プ径の値に大きな隔たりがあることが分かる。
ここで、径の異なる吐出口間でドロップ径の大きさを揃
えるため、第7図を参照すると、例えばドロップ径を同
一のjl’oの値に制御するためには、小さい径の吐出
口の駆動エネルギーをE2とし、方大きい径の吐出口の
駆動エネルギーをE、(E2〉El)とすればよいこと
が分かる。このような方法で各吐出口の実際のドロップ
径の大きさに対応させて最適な駆動エネルギーを求め、
その駆動エネルギーの値、又はその駆動エネルギーの値
に対応する識別情報の第1図に示す不揮発性メモリ(E
EPROM)504に書込めば、少なくとも各吐出口間
のドロップ径の差に起因する濃度ムラは取り除くことが
できる。
また、各吐出口ごとに駆動エネルギーを可変制御するこ
とが本体側で回路規模的に大きな負担となる場合には、
例えば第2図に示すようにマトリクス駆動をする様な記
録ヘッドの場合に、各ブロックを最小単位として(第2
図では各コモン端子COMI〜COMNに接続される吐
出口群を最小単位としている)、これらの吐出口のドロ
ップ径の平均値を求め、その平均値に基づいた駆動エネ
ルギーを上述と同様に不揮発性メモリ504に書きこむ
ことにより、ブロック単位の濃度ムラ制御が実施でき、
回路的に簡素化が実現できる。
ここで、上述した駆動エネルギーの識別情報としては、
制御パルス幅や駆動電圧、駆動電流などが考えられる。
次に濃度ムラのもうひとつの原因である「よれ」に対す
る対応手段について説明する。
この「よれ」は、吐出口の加工精度の限界により基本的
に吐出口から吐出されるインクの吐出方向が偏向してい
ることがその原因であり、この偏向を正規に修正するこ
とは実際上困難である。そこで、この「よれ」による濃
度ムラを解決する具体的方法としては、既に述べたドロ
ップ径と「よれ」とを区別するのではなく、ある領域内
の濃度を製品出荷前に検出し、不揮発性メモリ504に
記憶したその検出値に基づき、その領域内へのインク打
込み量を制御するという方法を採用する。
例えば、第25図(A)に示すように理想的な記録ヘッ
トによる50%のハーフトーン記録を、第25図(B)
に示すようなドロップ径の“ばらつき”や“よれ”のあ
る記録ヘッドで濃度ムラが目立たないように実現するに
は次のようにする。すなわち、同図(B)に示すように
、破線a内領域でのトータルドツト面積を同図(A)の
場合のトータルドツト面積に近づけることにより、肉眼
では同等の濃度に感じられるようになる。また、b領域
についても同様に行うことにより濃度ムラが実際上解消
される。
このような濃度補正制御は以下に述べるように画像読取
装置の画像処理において実現される。
なお、第25図(B)は説明を簡略化するために、濃度
補正制御の処理結果をモデル化して示したもので、αと
βは一補正用のドツトである。また、以下で述べる画像
の2値化処理として一般に知られる方法としては、デイ
サ法、誤差拡散法、平均濃度法などが知られている。し
かし、これらの方法については本発明の要旨(構成要件
)ではないのでその説明は省略する。
本発明の実施例の濃度補正処理は、第26図に示すよう
な画像読取装置の信号処理の流れの中で、例えばγ補正
制御処理として実施することができる。
第26図の回路について簡単に説明すると、固体撮像素
子の1つであるCCD (電荷結合素子)センサ511
から読み込まれた画像信号は、シェーディング補正回路
512でそのセンサ感度が補正され、LOG変換回路5
13で光の3原色のR(レッド)、G(グリーン)、B
(ブルー)から色(印刷色)の3原色のC(シアン)1
M(マゼンタ)、Y(イエロー)に変換される。次に、
C,M、Y信号はBk生成UCR回路514においてC
,M、Yの3色混合で生成されるBk (ブラック)の
部分を共通成分として抽出され、あるいは共通成分の一
部を黒成分として抽出サレ、C,M、Y、Bk信号とし
てγ変換回路515に入力される。
γ変換回路515は、例えば第27図に示すように、入
力データに対する出力データを算出するための数段階の
関数を通常有しており、色毎の濃度バランスや使用者の
色合いの好みに応じて適切な関数が選択される。また、
この関数曲線はインクの特性や記録紙の特性に応じ決定
される。
次に、本発明を実施したγ補正処理の具体例について説
明する。
γ補正回路516はγ変換回路515からの出力信号を
入力信号とし、第28図に示すような数多くの補正関数
を有している。例えば、#3番に示した関数は傾き45
°の直線であって、入力信号をそのまま出力信号として
出力するものである。これに対し、#1番、#2番の関
数では入力信号に1より小さい定数を掛けて出力してい
る。この関数#1.  #2は例えば記録ヘッドの濃度
の高い部分に対応させると、入力画像データを実際より
も薄い濃度に補正することになる。
一方、#4〜#6番の関数では、入力データに1よりも
大きな係数を掛けることで、入力画像を実際よりも濃く
補正することになる。したがって、この場合は記録ヘッ
ドの薄い濃度部分に有効となる。
このようにして、本発明実施例では、記録ヘッドの吐出
口の1つ1つに第28図に示した(実際にはもっとたく
さんの種類を用意する)一つの関数を対応させる。すな
わち、第18図の不揮発性メモリ504には、個々の吐
出口に対応させて第28図に示すような補正関数の識別
番号を記録してお(。この識別番号を参照することによ
り、各吐出口に対応して、画像信号がγ補正回路516
でγ補正され、その補正結果が第26図の2値化処理回
路517へ送られる。2値化回路517は各画素の持つ
多値情報(第28図では8bitで示した)を最終的に
は1か0かの2値に変換する機能を有し、前述したよう
なデイサ法、誤差拡散法、平均濃度法などを用いて2値
化する。本発明実施側では一例として誤差拡散法を採用
するものとし、その処理結果の2値出力として、第25
図(B)に示すような出力結果をインジェクトプリンタ
518で得ることができる。
第29図は第26図のγ補正回路516の詳細な回路構
造例を示す。ここで520はカウンタ、521はデコー
ダ、522〜525はRAM (ランダムアクセスメモ
リ)、526はγ補正ROM (リードオンリメモリ)
である。γ変換回路515から供給される色信号TI 
 、T2は第30図に示すように00. 01゜10.
11の組合せの2bit信号であり、画像データの色識
別を行うため、上記OO等はC,M、 Y、  Bkの
順で対応する。下位ビットの信号TO2が入力するカウ
ンタ520は、デコーダ521の出力がBk (C3−
Bk)で信号T2の立上がりてカウントアツプする。言
い換えれば、カウンタ520はC信号の最初でカウント
を開始することになる。そして、C,M。
Y、Bkの1組が1画素情報を意味するので、カウンタ
520は画素単位でカウントアツプされる。このカウン
タ520の出力は4個のRAM522〜525のアドレ
ス入力端子に接続されている。
これらのRAM522〜525内には、あらかじめ各記
録ヘッド内の不揮発性メモリの内容が中央演算処理部で
あるCPU (図示しない)を介して転送され、書込ま
れている。デコーダ521は色信号TI。
T2に同期して順次RAM522〜525をアクセスし
て行き、その結果アクセスされたRAMの内容が選択的
に出力され、γ補正用RAM526の上位アドレスに入
力される。
すなわち、カウンタ520の出力はその時点における画
像データに対応する記録ヘッドの吐出口番号を示し、R
AM522〜525には吐出口番号をアドレスとする場
所に、その吐出口のγ補正曲線の番号(第11の#l〜
#6)が記録されている。従って、γ補正ROM526
は上位アドレスでテーブル番号を判別し、下位アドレス
でγ変換回路515から出力された画像データをそのま
ま取り込み、第28図のγ補正曲線の中から選択された
1つの関数に従い、入力画像データを補正し、次の2値
化回路517へ渡している。
なお、上述の実施側では、複写機として画像読取装置と
インクジェット記録装置を接続し、濃度補正処理を画像
読取装置内で行う場合を示したが、本発明はこれに限ら
ず、カラーVTR装置等からR9G、  B信号を入力
するタイプのインクジェット記録装置、あるいはファク
シミリ装置等にも適用でき、この場合は、上述の濃度ム
ラ補正用のγ補正回路はインクジェット記録装置内の信
号処理系内に設けられる。
]1主夫皇I 第31図は本発明の他の実施例の構成を示す。本実施例
では、例えば第2図に示すようなマトリックス構造の各
ブロックに対応させて、各吐出口の発熱素子に接続され
るアースのGNDパターンA、  BC・、を第31図
に示すような構成で用意し、各吐出口のドツト径の特性
に合せて、このGNDパターンをレーサーカットなどの
方法を用いてカットし、そのカット(×印で示す)でl
、カットなしてOといった具合で2値化信号とし、これ
により本発明に関する2段階の濃度補正制御を実現して
いる。
ところで、第18図に示すヒータホード503は、具体
的には例えば、第32図のような構成となっており、ま
た第18図のプリント基板501は、例えば第33図に
に示すようなインクシェツト記録装置のインクンエツト
記録ヘッド内に設けられている。
さらに詳細に説明すると、第32図のヒータホード50
3は、ンリコン基板上に電気熱変換体の発熱部(吐出ヒ
ータ)507と、これに電力を供給するAA等の配線5
31とを有する電気熱変換体が成膜技術により形成され
て成る。そして、このヒータボード503に対して、記
録用液体の液路532を形成するための隔壁を設けた天
板533を接着することにより、記録ヘットチップが構
成される。
記録用の液体(インク)は、天板533設けた供給口5
34から共通液室535に供給され、ここから各液路5
32内に導かれる。そして、通電によってヒータ507
が発熱すると、液路532内に満たされたインクに気泡
が生じ、吐出口509からインク滴が吐出される。
また、第33図において、544はヘットカートリッジ
であり、第32図に示すようなヒータボードを用いて構
成した記録へラドチップと、インク供給源たるインクタ
ンクとを一体としたものである。
このヘッドカートリッジ544は、押え部材541によ
りキャリッジ545の上に固定されており、これらはシ
ャフト551に沿って長手方向に往復動可能となってい
る。記録ヘッドチップの吐出口から吐出されたインクは
、吐出口と微少間隔をおいて配設されるプラテン549
に記録面を規制−された記録媒体548に到達し、記録
媒体548上に画像を形成する。
記録ヘッドチップに配設した吐出エネルギー発生素子に
は、ケーブル546およびこれに結合する端子505(
第18図)を介して適宜のデータ供給源から画像データ
に応じた吐出信号が供給される。
ヘットカートリッジは、用いるインク色等に応じて、1
ないし複数個(図では2個)を設けることができる。
なお、第33図において、547はキャリッジ545を
ンヤフト551に沿って走査させるためのキャリッジモ
ータ、552はモータ547の駆動力をキャリッジ54
5に伝達するワイヤである。また、550はプラテンロ
ーラ549に結合して記録媒体548を搬送させるため
のフィードモータである。
第34図は本発明の実施例のインクジェット記録装置に
使用されるインクタンク記録用チップ一体型カートリッ
ジ809の斜視図であり、第35図はこのカートリッジ
809を搭載したインクジェット記録装置の斜視図を示
している。
この装置においては、インクタンク700が記録ヘッド
600に一体的に構成されてカートリランタイプとなっ
ており、カートリッジ809内のインク吸収体707に
含浸、保持されたインクが、記録ヘッド600内へ供給
される構造を有している。
ここで、記録ヘッド600は吐出部602および供給タ
ンク部604等から成る。吐出部602は記録媒体との
対向面に形成した吐出口602Aと、その内方に延在す
る液路と、例えば、吐出エネルギーとして熱エネルギー
を利用した例を挙げれば、各液路に配設した電気熱変換
体等の吐出エネルギー発生体としての記録ヒーターと、
各液路に連゛通した共通液室とを有している。
又、供給タンク部604はインクタンク700側からイ
ンクの供給を受け、吐出部602内の共通液室にインク
を導(サブタンクとして機能する。インクタンク700
内に配設され、インクを含浸させたインク吸収体702
は、多孔質体または繊維等を用いて形成できる。なお、
704はインクタンク700の蓋部材である。
第35図において809Y、 809M、 809C1
809K(総称するときは「カートリッジ809」とい
い、各カートリッジにおいて対応する部分は同一の数字
にrYJ、rMJ、rCJ、rKJを付した参照符を用
いる)は第34図に示したカートリッジであり、このカ
ートリッジ809は、キャリッジ515上に固定されて
おり、これらはシャフト521に沿って長手方向に往復
動可能となっている。また、キャリッジ515に対する
位置決めは、例えば記録ヘッド600に設けた穴605
と、キャリッジ515側に設けたダボ等により行うこと
ができる。さらに、電気的接続は吐出部602に対する
配線基板(図示せず)に設けた接続パッドに、キャリッ
ジ515上のコネクタを結合させればよい。
吐出口602Aより吐出されたインクは、記録ヘッド6
00と微小間隔をおいてプラテンローラ519に記録面
を規制された記録媒体518に到達し、記録媒体518
上に画像を形成する。
記録ヘッド600には、ケーブル516およびこれに結
合する端子を介して適宜、図示しないデータ供給源より
画像データに応じた吐出信号が供給される。カートリッ
ジ809は、用いるインク色等に応じて、工ないし複数
個(図では4個)を装着することができる。
また、第35図において、517はキャリッジ515を
シャフト521に沿って走査させるためのキャリッジモ
ータ、522はモータ517の駆動力をキャリッジ51
5に伝達するワイヤである。また、520はプラテンロ
ーラ519に結合して記録媒体518を搬送させるため
のフィードモータである。
カートリッジ809の吐出口602Aは、例えば128
個のノズルより出来ており、63.5μmピッチで第1
図鉛直方向に配列されている。しかし、吐出口602A
は、全(同一形状に製造することは難しいので、各吐出
口毎に吐出インク量、吐出スピード、吐出方向などの特
性が微妙に異なっている。或は使用経時変化等でかかる
特性が変化したりすることが有り得る。したがって何ら
補正を行わなければ、結果として記録画像に濃度ムラを
生じることになる。
この濃度ムラはスジ状となって記録画像に表われ、記録
品位を著しく劣化する。
本実施例では、これらの濃度ムラを解消するために、後
述するようにカートリラン809毎にその特性に応じた
補正を行っている。
第36図は、第35図示の構成を複写装置に使用した場
合のブロック図であり、以下、その構成および基本的動
作を説明する。
例えばCCD (Charg  Coupled  D
evice)などの光電変換素子を含む画像読取部80
1は、原稿像を読み取って電気信号に変換する。このと
き、赤、緑、青の3色の色信号が出力される。次にこの
電気信号をA/D変換部802によりディジタル信号に
変換し、シェーディング補正回路803により、光学系
およびセンサーのムラ成分を除去する。
次に、対数変換部804により、濃度に対し直線性のあ
る特性に直し、更に、赤、緑、青に関する信号をインク
の色であるシアン、マゼンタ、イエローに関する信号に
変換する。
次に、色補正回路805は、読み取り部801の特性や
インク特性に起因する色にごりの発生を除去するための
演算と黒成分の描出とを行い、濃度ムラ補正回路806
により、後述する記録ヘッド600毎に対応する濃度補
正が行われる。記録ヘッド600の吐出口毎に補正され
たデータは、2値化回路807により2値化演算が施さ
れる。本実施例においては、2値化回路807は、誤差
拡散圧を用いて2値化演算を行っている。
2値化されたデータは、記録へッドドライハ808を介
してインクシェツト式の記録ヘラl’ 600へ駆動信
号として送出され、これによってインクが吐出される。
これらの一連の制御は、制御部810が画像クロック発
生部811より出力されるクロックを制御することによ
って行われる。
CPU812は、シェーディング補正回路803、対数
変換部804、色補正回路805、濃度ムラ補正回路8
06に接続され、各種条件設定等を行っている。
更にCPU812は、その動作プログラム等を記憶する
ROM813、および各種設定値等を記憶するRAM8
14に接続され、プログラムの実行制御を行っている。
なお、RAM814は、バッテリー815によりバック
アップされており、電源を切ってもデータは保持される
様になっている。更に、CPU812は、ICカートイ
ンターフェース816に接続され、記憶手段であるIC
カード817のデータを読み込むことができる様に構成
されている。また、各記録ヘッド600Y、600M、
600C,600Kにはそのシリアル番号を記憶するR
OM530Y、530M、530C1530Kが設けら
れており、CPU812によって読み出すことができる
様に構成される。このCPU812および濃度ムラ補正
回路806を含んで制御手段が構成されている。
ICカード8]7には、複数、例えば64種類の記録ヘ
ッドのシリアル番号と、その記録ヘットの特性情報が入
力されている。
上記特性情報は、例えばその記録ヘットにおける各吐出
口の濃度補正データと、その記録ヘットの温度検出用サ
ーミスタの補正データ及び、その記録ヘッドのインクの
色などである。
第37図は濃度ムラ補正回路806のブロック図であり
、第38図は濃度ムラ補正回路806内のROM901
に格納されているデータを説明するためのグラフである
。ICカード817から入力された記録ヘット毎の補正
データはRAM814に蓄積されており、CPU812
はその補正データをRAM904に転送する。っまリセ
レクタ902.903をA側を選択するように切換えて
、DOlDlとしては、カートリラン809のインクの
色情報を、D2〜D7としては各吐出口の補正データを
RAM904に転送する。
次に、CPU812はセレクタ902.903をB側を
選択するように切換えて、RA M 904からのブタ
の読み出しを行わせる。このときのアドレス制御は、画
像読取り時等のタロツク信号に基づいて、アドレス制御
回路905によって行われる。すなわちROM901に
は、AO−A7として画素毎に画像データが与えられ、
一方、八8〜A15としてその画素を印字すべき吐出口
に関する補正データ等(ただしA8、A9は色制御信号
)が与えられる。なお、A8、A9はインクの色に相違
して、その吐出特性等が異なる場合の補正を行うために
記憶されるインクの色情報であり、上記吐出特性による
補正を行わない場合や第37図示の構成をインクの色毎
に設けた場合には必ずしも必要ではない。
次に第38図を参照してROM901の記憶内容の説明
をする。ROM901には第38図斜線で示される範囲
で補正された画像データのテーブルが記憶されている。
ラインAIはAIO〜A15の表わす値が0のときを示
し、ライン12はAl0−Al5の表わす値が32のと
きを示し、ラインf3はAIO〜A15の表わす値が6
3のときを示す。例えばインクの吐出Iが少ない特性の
吐出口の場合(A10〜A15の表わす値が小さい場合
)には、入力画像データよりも大きい値の画像データが
出力される。逆にインクの吐出量が多い特性の吐出口の
場合(A10〜A15の表わす値が大きい場合)には、
入力画像データよりも小さい値の画像データが出力され
る。このようにして吐出口の特性の相違に起因する濃度
ムラを補正し、均一な画像を出力することができる。
次にICカード817から、記録ヘッドの補正データを
取り込む処理動作を第39図のフローチャートに沿って
説明する。
CPU812は電源投入後、装着されている各記録ヘッ
ド600に設けられたROM530Y、530M、53
0C。
530によりシリアル番号を読取る(ステップ501〜
504)。次にこれらのシリアル番号の補正データがす
でにICカード817よりRAM814に転送されて、
RAM814上にあるかどうかのチエツクを行う(ステ
ップ505〜508)。全ての色の記録ヘッド600の
補正データがRAM8]4上にあれば、コピー許可(ス
テ゛ノブ518)を行い、RAM814の補正データを
RAM904に転送する(第6図(C)ステップ519
)。そしてコピーキー(図示せず)が押されるとコピー
を開始する(ステップ520〜521)。
又、ステップ505〜508により一色でも記録ヘット
600の7リアル番号の補正データがRAM8]4上に
展開されていない場合は、ステップ509.511.5
13.515によりICカート817に、装着されてい
る記録ヘット600に対応した補正データがあるかどう
か判断し、補正データがICカード817に存在する場
合は、そのICカート817より必要な補正データをR
AM8141:転送すル(ステップ510.512.5
14.516)。そして、全ての装着されている記録ヘ
ッド600の補正データがそろった場合、コピー許可(
ステップ518)となり、1つでも補正デー夕が不足す
るとコピー禁止となり、複写動作は禁止される。
ところてICカード817は、複数の記録ヘットの補正
を持つことができ、更に、使用済データは消去すること
ができる。
したがって、本体に補正データを転送すると、その補正
データには使用済である旨のデータを書き込んでおき、
ICカート817に新規補正データを書き込む時、不要
な補正データを消去して、その領域に書き込むことがで
きる。ICカード8]7への補正データの書き込みは、
カートリッジを購入した時に行うか、又は、カートリッ
ジ購入時に、補正データが記録された新しいICカード
を一緒に入手する。このようなICカードを本体に挿入
することにより補正データが複写機本体に読取られる。
このようなICカートは、−旦本体によって補正データ
が読取られた後には、取外してもよい。
このように、本実施例では、1枚のICカード817に
より、各色に対して多数の記録ヘッドの補正データが格
納でき、効率がよい。その為、補正データ等の伝達が安
価に容易にできる。
又、本発明の記憶手段はICカードに限定されるもので
はないが、ICカードは再利用が可能な為、再利用する
程コスト効率がよくなる。
更に不正に入手した記録ヘッドの補正データはICカー
トに入力されないようにてきるので不正利用を防止する
ことができる。
特に記録ヘットとしてインクがなくなると捨てるタイプ
のデイスポーサブルヘットの場合は、補正データの転送
回数が増大し、よりICカートの効率が上がり、本発明
の目的により適している。このような場合には、通常、
−度に多数の記録ヘットを購入するが、ICカードに購
入した全ての記録ヘッドの補正データを記憶しておけば
便利である。
上述した実施例では、濃度ムラを除去する方法として、
ROM901に補正画像データのテーブルを記憶させて
おき、記録ヘッドに応じて補正画像データを選択して補
正を行うようにしたが、例えば吐出口毎にその駆動電圧
、駆動電流、あるいは駆動時間を変化させることによっ
てインクのドツト径を均一にするようにしてもよい。又
、本発明は、インクの吐出エネルギーとして熱エネルギ
ーを使用するものに限定されないが、熱エネルギーを使
用した場合には、各吐出口の熱源の温度を変化させて補
正を行ってもよい。
以上説明したように、本実施例によれば、脱着可能な記
憶手段の内容に基づいて各印字ヘッドに応じて、その駆
動態様が制御されるので、構成の無駄を省き、画像品位
を悪化させることな(、コストの低減を図ることができ
る。
次に本発明の更に他の実施例について説明する。
次の実施例においてはヘットに一体化されたメモリのデ
ータをヘッドが交換された際に確実に読み出す様に出来
る装置が説明される。
第40図はかかる実施例の外観を説明する図である。第
40図において1101は原稿あるいはテストパターン
を印字した紙等の記録材を載置するための原稿台110
2は原稿台上の位置決めのためのマーク、]103は原
稿台1101上に置かれた原稿あるいは記録済の記録材
を示す。1104は操作部、1105は記録の指令を行
うためのコピーキー、1106は後述するRH3の指令
を行うためのキー、1107は各種表示を行う表示器で
あり、例えば前記RH5に関する表示を行う。1108
は電源スィッチであり装置の電源を投入する。1109
は排紙口、1110は記録ヘットを外部から保護するた
めのドアであり、かかるドアを開くことにより記録ヘッ
トの効換を行うことが出来る。
次に、本実施例におけるヘットに設けられたEEPRO
M内のデータについて説明する。
第41図は各ヘットに設けられるEEPROM内のデー
タの割り当てを示す図である。本実施例においてはEE
PROM内には製造番号、濃度ムラ、補正データ、駆動
条件を設定するための駆動データ、ヘッドのインク色を
示すデータが書き込まれている。
第41図に示す様に本実施例における各EEPROMに
は少なくとも1024bitの容量を有しており図から
も明らかな様に第Oビットから第7ビツト目までの8ビ
ツトの中で第0ヒツト目から第6ビツト目まではヘッド
の第1番目のノズルの補正データが割り当てられ、第6
ヒツトと第7ビツトには5ENSE、即ち第42図に示
すヘッド内に設けられる温度センサーの特性区分を示す
4ヒツトの中てbitOとbitlが割り当てられてい
る。以下各ビットのデータ割り当ては図示した通りであ
る。又アドレスは図示した通りに付与されている。
尚、T1、T2はヘットの最適駆動パルス波形を示すデ
ータ、IDはヘットの製造番号を示すデータ、C0LR
はヘットの色を示すデータである。
次に本実施例の装置の全体ブロックについて第43図を
用いて説明する。
第43図において第36図に示した要素と同じ要素につ
いては説明を省略する。第36図においてCPU812
’  はアドレスバスとデータバスを2系統有しており
、一方は803.804.805.806等の回路に接
続されており、他方はヘッド内のROM及びハックUP
用のRAMに接続されている。814′はヘッド内のデ
ータをストアするためのバックアップRAM、830は
濃度ムラ測定部である。
次に第43図に示す回路の要部の詳細について第44図
を用いて説明する。
第44図において第29図と同様の機能を有するブロッ
クについては同じ符号を付して説明を省略する。
第44図において、814は第43図に示すバックアッ
プRA MてありRA〜1522〜525はI 、、、
’ Oに接続されたデータバス、900はカウンタ52
0からのアドレスがCPU812’  からのアドレス
のいずれかを選択するセレクタであり、CPU812’
  によりその切り換え状態が制御される。902.9
04.906.908はデコーダ521からの信号か或
はチップセレクト信号生成回路901からの信号のいず
れかを切り換えるセレクタである。
次に第45図を用いて濃度ムラ測定部について説明する
即ち、本実施例では装置自身でヘッドの経時変化により
発生する濃度ムラの補正手段を有している。すなわち、
むらが発生すると、後述する操作手順によりまず第20
図に示すむら測定パターンを印字する。次いでこれを画
像読取り部801て読取ってむら測定処理を行っている
。第45−2図に示す回路は濃度ムラ測定部で各ヘッド
に対し経時変化によって発生する濃度ムラを検出し、そ
れに対応した補正用データを換算後前記のRAM814
内に書き込むための回路である。
まず、第43図示の変換部804て色の3原色に変換さ
れたデータの中から、現在濃度ムラ測定中の色信号を選
択してラッチ回路631にラッチする。このラッチされ
た画像信号は加算器632て加算され、その加算結果が
平均化回路633て平均化される。こうして平均化され
たデータは一時メモリ634に保存される。ここで、加
算器632て加算されるデータは各ノズルにより記録さ
れた複数のドツトの濃度であり、そのサンプリング数は
数種類の中から選択できるようになっている。
第45−1図に示したように、濃度ムラ測定用の基本パ
ターン(ハーフトーン50%など)のノズル方向Bとラ
インセンサの並び方向Aが直角となるような関係で原稿
を原稿台にセットし、ラインセンサて走査する様にする
と、記録ヘラ)”600の分解能とラインセンサの分解
能が同じ場合には、1回のCCDのサンプリングにより
CCDの受光素子の数に対応した数の画素の濃度データ
を得ることができる。また、CCDの分解能の方が記録
ヘッドの分解能よりも高い場合は、CCDの複数の受光
素子のデータより記録された1画素の濃度を算出する必
要がある。
各ノスルの平均値濃度データはCPU635によって演
算処理され、各ノスルことに第28図に示す補正テーブ
ルが割り当てられる。こうして求まった補正テーブル番
号が、γ補正用RA M 814 ’  に新たにスト
アされる。
次に、本実施例の装置の動作について第46図を用いて
説明する。第46図Slては第40図示1108の主電
源SWにて電源投入後、装置に搭載されている記録ヘッ
ドの不揮発メモリ内のムラ補正データ(HSデータ)を
、第43図に示されるプリンタ一部のRAM8]4’ 
 (HSデータ)にIDと共にコピーする。この処理は
電源投入時あるいは装置のヘツト交換用ドア(第40図
の1110に示す)が開閉された直後のように、使用者
によってヘットが交換された可能性のある場合には必ず
行われる。又RAM522〜525にはさらに最後のR
H5処理によって得られたHSデータが格納してあり、
バッテリー815によってバックアップされている。R
AM814’  とRAM522〜525にはシアン、
マセンタ、イエロー、ブラックの4色へのヘッド別にそ
れぞれのIDとγ補正データが格納されている。
その後S2においてRAM522〜525にRAM81
4′  からのデータの転送がなされるがこのとき搭載
ヘットの最新のHSデータを用いるために以下のような
判断がなされる。すなわち、第47図88に示すように
電源投入時にコピーした各ヘッドのIDとRA M 5
22〜525内のヘッドIDを比較し、致するならばそ
のヘットは過去にRH3処理が行われておりさらにその
結果がRAM522〜525上に残っていることを意味
するため、記録にはRAM522〜525上のHSデー
タを用いる(S9)。ヘットのEEFROM内のデータ
は三鷹と書き換えられることかないため、RH3処理さ
れたHSデータは必ず記録ヘッドの初期HSデータより
も新しいことか保証される。各ヘッドのIDとRAM5
22〜525のヘットIDを比較し、一致しなればRA
M814’  内のデータは別のヘットのものてあ・る
から現ヘットに用いることができないのは当然であるた
め、次にRAM522〜525にRA〜1814’  
のデータを転送する(510)。第47図に示すように
各色単位てS8、Sll、S12、S13の処理か行わ
れる。尚、SlにおいてはHSデータを全てコピーせず
にIDデータのみをコピーして、かかるIDデータがR
AM522〜525内のIDデータと一致していなかっ
たら初めてヘット内のEEFROMのデータをHSデー
タも含めてコピーするようにしてもよい。
ヘッドに応じたHSデータがRAM522〜525に転
送された後に、装置の主目的である第46図34の複写
動作を行う指令である装置操作部(第40図1104)
のcopyキー(第40図1105)等のKEY。
ヘッド交換用ドアに設けられたドアスイッチの入力判断
処理が行われる。わかりやすくするため第46図84に
示す複写動作は前述実施例と同様であり省略する。同図
86はヘッド交換用のドアが開放された場合の処理であ
り、後述する第48図に示す様な処理を行っている。ド
アが開放されると、前述のドアスイッチがOFFし、か
かるスイッチのオフが83にて検知された後、S6の処
理が行われる。
第48図に示す様に全駆動モータを停止しく561)、
ランプを消しヘッド駆動源の電源を遮断しく562)、
エラーこれは使用者が触れることが可能なヘッド部分に
流れる電流、ヘッド部の物理的運動を停止することて使
用者の安全を確保しようという目的を持った処理である
。このドアオープン処理がなされた後は第46図の83
にてはドアスイッチのONすなわちドアが閉じられたこ
とを検知する。までS6の処理をくり返すので他のキー
の入力を禁止し操作部の表示用LEDにエラー表示を行
い、使用者にドア開放状態を知らしめる。ドアが閉じら
れると37のドアシャット処理がなされる。第49図に
てその処理を説明する。ドアが閉じられたことを検知し
たらヘッドの温調を再開しく571)、印字に備えると
共にエラー表示を止め、通常の表示(複写枚数等)に戻
す(S72)。次いてフローはSlへ戻り再びヘットの
IDデータを読み取り、これに依りヘッドの交換が行わ
れたか否かを判定することが出来る。
本実施例の装置では既に説明した操作部上にあるキー以
外のキーの処理も行っているが本発明には直接関係がな
いので第46図では記載、説明を省略しである。
第46図S5のRH5(Reader Head Sh
ading)動作は、装置読取系を用いた濃度ムラの補
正処理動作である。この処理は前述したように記録ヘッ
ドの経時変化によって生じる濃度ムラを、印字したある
パターンを装置の読取系で読取り、さらに得られたデー
タから濃度ムラを補正するようにHSデータを更新する
処理である。
次にRH3の具体的な制御フローを第50図に沿って説
明する。処理はむら読取パターンの印字と同パターンの
読取系での読取ならびにHSデータ演算に2分される。
装置操作部上のRHSキーを押下することにより、最初
にむら読取パターンの印字が行われる。第50図S14
に示すヘットの回復動作とS15がこれにあたる。S1
4は記録ヘットの固着インクの除去、吐出口からインク
を吸引することによる気泡の除去とヘッドヒーターの冷
却なとを一連の動作で行い、RH3動作におけるむら読
取り用パターン印字を最善の状態で行わしめるための準
備動作として必要である。
S]5では第45図に示すむら読み取りようパタンを印
字出力する。印字パターンとしては濃度50%のハーフ
トーンを各色4ブロックづつ、同図の縦方向に印字し、
計16ブロツクのパターンからなっている。パターンは
記録用紙の定められた位置に印字される。この物理的な
位置は後述のパターンの読取り時における、エラー検知
に都合の良いように設定されている。また各ブロックは
3ラインの印字からつくられ、1,3ライン目は128
ノズルのうちの16ノズルだけ吐出させ、2ライン目は
128ノズル全てを吐出させることによって計160ノ
スA1分の印字幅を持った/S−フトーンの印字ブロッ
クとなる。ここで各ブロックを160ノズル分の幅で記
録する理由は、第51−1図に示すように、たとえば1
28個のノズルからなる記録ヘットを用いた場合には、
この記録ヘットにより記録されたパターンをCCDライ
ンセンサなどて読み取ると、記録紙の地肌である白の影
響により濃度データAnがだれる傾向を示す。従って、
もし各ブロックを128ノスルてしか記録しなければ、
ノズルの端部の濃度データの信頼性がなくなる恐れがあ
る。そこで、本実施例では160ノスルて印字し、ある
閾値以上の濃度データを有効データとして扱い、有効デ
ータの中心をノズルの中心とみなし、その点から(ノズ
ル数)/2(この場合64)づつ隔てた点のデータを、
それぞれ1ノズル、128ノズルに対応させた。
読取パターンの印字が終了した後は、第50図816に
示すようにRHSキーの押下を待つ。使用者は出力され
た記録用紙を第40図の1に示す原稿台にパターンを下
向きにし、さらに同色の4ブロツクがCCDセンサの主
走査方向に並ぶように置(。その後、RHSキーを押下
して第50図317進む。
S17から328までがむら読取およびHSデータ演算
部分である。S17ではCCDセンサのシェーディング
処理が行われ、S18のむら読取パターン読取が行われ
る。ここでいう1ラインはある色の4フロツクを1度に
読み取るCCDセンサの1主走査を指している。従って
、S18の1ライン読取で、ブラックのパターンが4ブ
ロック分第45−2図示のメモリ134に格納される。
4ブロツクそれぞれの読み取られたデータ(濃度データ
)はメモリのある定められたエリアに納まるように、記
録紙上の定められた位置に印字されている。
次に319において前期メモリに格納された読取データ
に対してエラー検出を行う。本実施例のRH5は、ユー
ザーが印字サンプルをリーダーに乗せるという動作を必
要としているため、ユーザーの誤操作は必ず考慮してお
かなければならず、そのため一連の操作が正しく行われ
ているかどうかをできる限りきびしくチエツクする必要
がある。また、ユーザーの操作が正しくとも、リーダー
に不適当なデータが読み取られた場合には処理を中止し
ておかなければムラを増大させてしまうという恐れもあ
る。従って本実施例のRH5では、読み取ったデータに
より次のようなエラー検知を行いそれぞれに適切な処理
を行っている。
まず最初にエラーとして考えられるものとしてユーザー
がリーダーの読取領域に対し印字サンプルをずらして置
いてしまった場合である。例えば第45図の印字サンプ
ルは、本来第51図(a)のようにリーダー上にあり(
b)に示すデータが得られるはずであるが、もし第51
−2図(c)のようにリーダーの主操作方向にずれてい
ると第52図(e)、  (f)の様にデータが1ブロ
ック分足りなかったり中途半端だったりする。また、(
g)のようにリーダーの副走査方向にずれがあるとOの
データが読み込まれ(h)の様に濃度の低いデータとし
て読み込まれたり、最悪の場合違う色のデータが読み込
まれてしまう。さらに印字サンプルが第51−2図(b
)の様に傾いて置かれていたりすると1つ1つのノズル
に対応する領域内に隣付近のノズルのデータが入ってき
てしまう。これらとの場合も正しい補正はできなく、エ
ラーとして検知し、読み込んだデータを却下する必要が
ある。尚第51−2図は第40図示の原稿台1101を
上方から見た図であり、第52図は原稿台上に置かれた
印字サンプル(a)、  (b)(e)、  (g)と
夫々の印字サンプルを読み取って得た画像データ(b)
、(a)、(f)、(h)との関係を示す図である。
これを行うために本実施例ではリーダーが1スキヤンし
たときあるスレツンヨルト以上の印字領域がその中に適
切な位置(アドレス)になければエラーとしている。こ
こで印字領域とは各色ある所定の絶対値以上の値が続く
所を指すわけであるが、この時白紙を読んでデータに0
が含まれていたりすると印字領域とは認められない。ま
た、別のエラー検知方法として印字領域の幅があるスレ
ツンヨルド以上大きい場合、これは斜・め置きと検知し
エラーとしている。(第52図、(c)、  (d))
以上の方法により印字サンプルのずれ置きによるRH3
の誤データの書き込みを防いでいる。このようなニラ−
検知はユーザーによる印字サンプルの誤った置き方に対
応するものであり、先述したように単ノこずれて置いて
しまった場合に限らず逆転置き、裏返し置き等にも対応
している。この場合のエラーは印字サンプルを置きなお
し再度RHSボタンを押すことにより読取をやり直すこ
とができるのである。
しかし、ユーザーが正しい位置に印字サンプルを置いて
も、ヘッド自体の状態が不安定の場合、ノズルが突発的
に丁吐出になってしまうこともあり、その印字サンプル
は読取の段階で異常とみなす必要がある。一般に第53
図(C)で示すように1ノズルのみが不吐出であったと
きその領域は白紙領域と同じ程度の濃度には下がらない
。本実施例では不吐検知ようのスレッショルドを別に設
は印字領域内のデータがこれより低い場合に不吐がある
と判断している。この時、第45図の4つの印字パター
ンのうち4つとも不吐がある場合これは完全な不吐であ
るが、もし1つの領域以外には不吐がなかったら残りの
部分のみ使用して計算を行うことにしてもよいし、RH
3のエラーとして再度印字から始めてもよい。また、4
つの領域全てに不吐がある場合でも両側ノズルの印字て
カバーしていくことが可能であればそのまま計算処理を
行ってもかまわないし、あるいはその色のみは行わずに
、他の色のみSRAMを書き換えてもよい。さらには不
吐のスレッショルドを特別に設けること無しに先に述へ
た印字領域用スレッショルドを少し高い位置に設けて、
同時に検知してしまってもよい。いずれにせよ不叶検知
を行うことはRH8には必要である。尚、第53図は印
字サンプルを読み取った場合の画像データを示す図であ
る。
本実施例では、a−hのようなエラー検知を行いRA〜
1813に誤ったデータを書き込むのを防ぎ、常に最も
適切なデータをRAM813に保存して置くことを守っ
ている。
さて、S19でエラー検出が無い場合にはS24におい
て濃度比率の演算が行われる。本実施例では、濃度比率
演算と1ライン補正テーブル番号の演算との2種類に大
きく分けられる。濃度比率演算では各ノズルの印字濃度
と平均濃度との比率を割り出す。
また、1ライン補正テーブル番号の算出ては、上記濃度
比率を持つ各ノズルに対して、あらかじめ用意されてい
る64種の補正テーブルのうち、それぞれどのテーブル
を与えてやればよいかを決定する(S25)。先にも説
明したように、1つ1つのテーブルには各印字入力信号
に対し、変更した出力信号が書かれている。すなわち、
濃度が低いノズルに対しては、常に入力信号に対し出力
信号が高く変換されるようなテーブルを選んでやればよ
いし、逆に、濃度が高いノズルに対しては、出力信号は
常に入力信号より低く出るようなテーブルを選んでやれ
ばよい。
ここで、エラー検知から第53図(a)の様な形でデー
タが実際に入力されたところから、第54図を用いて順
次説明していく。まず両端の立ち上がり位置XI、X2
の平均を取り、印字領域の中心値を求める。ここを、ノ
ズル列の中心部すなわち64番目と65番目のノズルの
間であると判断する。
従ってその中心部から64画素づつ前後した位置にある
データか1番ノズルと128番ノスルの濃度ということ
になる。これにより両端のつなぎ部分も含めた印字濃度
n (i)が各ノズルで得られたことになる。しかし、
この1画素分の幅しか持たない領域の濃度データをその
ままノズルの濃度データとして用いてしまうのは大変危
険である。なぜなら、第55図で示すように、読取領域
の1画素分には、両側のノズルの打ったドツトによる濃
度も含まれていることは確実であるし、どのノズルにお
いても多少は左右どちらかによれていることは免れない
からである。更に、人間の目に映る濃度ムラが注目画素
を含む周囲の状況に応じて影響される個とも加味する必
要がある。従って本実施例では各ノズルの濃度を決定す
る前にその画素と両側の画素を含めた3画素の平均値を
求めてこれをノズル濃度ave (i)としている。
さらに、aveの1から128までの平均値AVEを求
め、これを全ノズルの平均濃度としている。次に全ノズ
ルについてこの平均濃度との比を求める。
ここで特に注意しておきたいことは、求める値d (i
)が各ノズル濃度の平均濃度に対する値の逆数であると
いうことである。すなわちd (i ) −A V E
 / a v e(1)である。濃度の低いものに関し
ては濃度を高くする傾きの大きい補正が必要であり、ま
た逆に濃度の高いものに関しては濃度を低く出す傾きの
小さい補正をかけてやらなければならない。後々の計算
処理のためには、この様に逆数を求めておいた方が好都
合なのである。この様にして128個の濃度比率d(1
)を求めたところで濃度比率計算は終了し、今度はlラ
イン補正テーブルの算出へデータは送られる。
ここではまず、今回のムラの読取により得られた濃度比
率d(1)と、前回までの濃度比率D (i)との乗算
D (i) −d (i) *D (i)を行う。この
ような演算処理を補正の度にしていくと結果的には過去
のd (i)全てが乗算されながら含まれていることと
なる。濃度ムラとは徐々に変化していくもので、それま
でのデータも演算処理に加えることは、補正をかける上
で有意義なのである。次にテーブルを決定するのである
が、この時の決定式はテーブル番号をT(1)とすると
T (i) = (D (i)])*100+32であ
る。先にも述べたように補正テーブルは64本用意して
あってテーブルナンバー32を中ノ11司こ上下に少し
ずつ傾きをふっである。ここでテーブルナンバー32は
入力値と出力値が常に等しい傾き1の直線になっている
。これが128個のノズルの平均濃度を出すノズルの取
るべきテーブルである。その上下にふられた残りの曲線
は、印字サンプルと等しい濃度50%(80H)の所で
32番を中心に1%刻みでテーブルが存在するようにな
っている。従って上式で求められたT(1)は常に80
)(の入力信号において濃度比率に一致した信号値変換
が行われるわけである。この様にしてT(1)を128
個求めたところで1ライン補正テーブル番号算出は終了
する。
以上で1ラインすなわち1色分のむら読取りと、そのデ
ータからむらの補正を行ったHSデータ(T補正テーブ
ル番号)の算出が完了する。第50図示の326にて4
ライン分すなわち4色のヘットにたいして同様な処理が
完了したかチエツクし、4色分のHSデータが算出され
たら次の327にてRAM814′  の更新を行う。
RAM814’  のなかには、RH8処理を行うまで
の最新のHSデータ(T補正テーブル番号)が格納され
ており、算出された最新のHSデータと入れ換える。
さらに続いて、S28においてRAM522〜525の
内容を最新HSデータで置き換える。
以上によりRH3H3処理御フローの説明を終わる。
以上から明らかなように、本実施例では新しいヘットに
交換された時点てはヘッド内のEEPROMのデータ(
γ補正データ)をRAM814’  に書き込み、その
後の経時変化に対しては上記の操作に従って、該RAM
814’  のデータを更新する。従って、更新された
データが電源OFF時も記憶されるように、このRAM
を電池でバックアップしている。
以上説明した様に、本実施例によればヘッドIこヘッド
の緒特性および管理情報を記憶させ電源オン時或いは装
置のドアオープン時にかかる管理情報をチエツクするこ
とにより本体装置がヘッドの交換を認識でき、常に個々
のヘッドに最適な環境条件、駆動条件、画像処理条件に
おいて記録制御が可能となるう 特にヘット交換時に開放される本体に備えられたカバー
の開閉を検知する二とて、前記ヘットの管理情報を確認
し必要な処理を実施するタイミングを適正に制御するこ
とができる。
更に本実施例では、ヘット特性の経時変化(本実施例で
は各ノズル間での濃度ムラ変化)を装置自身が認識及び
補正する機能を有しているので、ヘット交換時にはヘッ
ト内に設けられたメモリに記憶されたデータで記録制御
するが経時変化に伴なって本体内のメモリに蓄えられた
当該データを更新し、ヘットのライフタイム期間中宮に
高品質な画像を保証することが可能となる。
尚、本実施例においてはヘットのIDデータとして製造
番号データを用いたかこれに限らずヘット固有の番号で
あればよい。
ごその他〕・ なお、本実施例は、特にインクツエツト記録方式の中で
もハルブンエット方式の記録ヘット、記録装置において
優れた効果をもたらすものである。
かかる方式によれば記録の高密度化、高精細化が達成で
きるからである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細
書に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好
ましい。この方式は所謂オンデマント型、コンティニュ
アス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマ
ント型の場合には、液体(インク)が保持されているノ
ートや液路に対応して配置されている電気熱変換体に、
記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇
を与える少なくとも1つの駆動信号を印加することによ
って、電気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記録ヘ
ットの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆
動信号に一対−で対応した液体(インク)内の気泡を形
成できるので有効である。この気泡の成長、収縮により
吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、少な
くとも1つの滴を形成する。二の駆動信号をパルス形状
とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるので、
特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、
より好ましいっこのパルス形状の駆動信号としては、米
国特許第4463359号明細書、同第4345262
号明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
記録ヘッドの構成としては、上述の各明細書に開示され
ているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合せ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対しで、共通するスリット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギの圧力波を吸収す
る開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭59
−138461号公報に基づいた構成としても本発明の
効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態がどの
ようなものであっても、記録を確実に効率よく行いうる
からである。
さらに、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘットに対し
ても本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘット
セしては、複数記録ヘットの組合せによってその長さを
満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドと
しての構成のいずれてもよい。加えて、上側のようなシ
リアルタイプのものでも装置本体に装着されることで、
装置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供
給が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、
あるいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効
である。
才だ、本発明に記録装置の構成として設けられる、記録
ヘットに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定できるので、好まし
いものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘット
に対してのキャッピング手段、クリーニンク手段、加圧
或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子
或はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは
別の吐出を行う予備吐出モートを行うことも安定した記
録を行うために有効である。
また、搭載される記録ヘットの種類ないし個数について
も、例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられ
たものの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対
応して複数個数設けられるものであってもよい。
さらに加えて、本発明インクシェツト記録装置の形態と
しては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末
として用いられるものの他、リダ等と組合せた複写装置
、さらには送受信機能を揺するファクシミリ装置の形態
を採るものであってもよい。
以上説明したように、木実雄側によれば、インクツエツ
トヘット内に不揮発性メモリ素子を配置し、各ヘットに
固有の諸特性や補正データをそのメモリ素子に記録させ
るようにしたので、濃度ムラを防止して印字品位、画像
品位を向上させることができ、またヘットの歩留りも補
正後の品位で判定することができるので改善することが
可能となり、製造原価の低減の達成が可能となる。
更に本発明を使い捨てヘットの場合などのメンテナンス
フリーを目的とする製品に適用すれば、煩雑な調整機構
や調整作業を不要とし、使用者の負担を軽減することが
可能となる。
〔発明の効果〕
本発明の記録ヘット及び画像記録装置に依ればヘットか
ら固有情報を読み出して交換の検知を行っているので確
実にしかも簡単にかかるヘットの交換を判別することが
出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を適用したデジタルフルカラー複写機の
外観を示す斜視図、 第2図は第1図を横から見た断面図、 第3図はプリンタの印字方法を説明する図、第4図はス
キャナの動作を説明する図、第5図はスキャナのスキャ
ン順を説明する図、第6図〜第8図はフィルムプロジェ
クタ−を説明する図、 第9図は全体の制御を説明するブロック図、第10図は
画像タイミングを説明するタイミンク図、 第11図は画像処理を説明するブロック図、第12図は
画像のエツジ処理を説明する概念図、第13図はヘッド
補正部711の構成を説明するブロック図、 第14図はマルチヘッドの濃度ムラ補正を説明するブロ
ック図、 第15図はマルチヘッドの一実施例の外観を示す斜視図
、 第16図は第2の実施例を説明するブロック図、第17
図は第15図の変形例を示す図、第18図は本発明の第
3の実施例のインクンエツト記録ヘッドの要部外観を模
式的に示す斜視図、第19図は第18図のプリント基板
上の要部回路構成を示す回路図、 第20図は第19図の回路の入力信号のタイミングを示
すタイミンクチャート、 第21図は第19図のEEPROM504のリートモー
ト時の信号のタイミングを示すタイミングチャーI・、 第22図は第19図のE E P ROM 504のラ
イトモート時の信号のタイミンクを示すタイミングチャ
ート、 第23図は記録ヘットの吐出口と記録ドツトの関係を示
す説明図で、同図(A)は理想的な状態、同図(B)は
実際例、 第24図は第19図の記録ヘッドの発熱素子に加えられ
るインク吐出のための駆動エネルギーと吐出されるイン
クのドロップ径との関係を示す特性図、 第25図(A)は理想的な記録ヘッドによる50%ハー
フトーン記録結果を示す説明図、第25図(B)は実際
の記録ヘッドによる濃度補正処理後のハーフトーン記録
結果を示す説明図、第26図は本発明を適用した画像読
取装置の回路構成を示すブロック図、 第27図は第26図のγ変換回路515の入力信号と出
力信号の関係を示す特性図、 第28図は第26図のγ補正回路516の入力信号と出
力信号の関係を示す特性図、 第29図は第26図のγ補正回路516の回路構成例を
示すブロック図、 第30図は第29図の回路の信号の入出力タイミングを
示すタイミングチャート、 第31図は本発明の他の実施例の回路構成を示す回路図
、 第32図は第18図のヒータボード部分の詳細を示す斜
視図、 第33図は第18図等に示す本発明実施例の記録ヘット
を有するインクンエツト記録装置の内部構成を示す一部
切欠き斜視図、 第34図は本発明の実施例のインクシェツト記録装置に
使用されるカートリッジ809の斜視図、第35図はカ
ートリッジ809を搭載したインクシェツト記録装置の
斜視図、 第36図は第35図のインクジェット記録装置が使用さ
れる複写機のブロック図、 第37図は第36図示の複写機の濃度ムラ補正回路80
6のブロック図、 第38図は濃度ムラ補正回路806内のROM 901
に格納されているデータを説明するためのクラ7、第3
9図はICカード817から補正データを取り込むとき
の動作を説明するためのフローチャート、第40図は本
発明の更に別の実施例の外観を示す斜視図、 第41図は第40図示の実施例のヘッド内のEEPRO
M内のデータの割り当てを示す図、 第42図は第41図示のデータの種類を説明する図、 第43図は第40図示の実施例の内部構成を示すブロッ
ク図、 第44図は第43図の要部の構成を説明する図、第45
−1図は印字サンプルとラインセンサの読み取り領域と
の関係を示す図、 第45−2図は第43図示の濃度ムラ測定部830の内
部構成を示す図、 第46図は第40図示の装置の動作を示すフロチャート
、 第47図は第46図の82の内容を示すフローチャート
、 第48図は第46図の86の内容を示すフロチャト、 第49図は第46図の87の内容を示すフローチャート
、 第50図は第46図のS5の内容を示すフローチャート
、 第5I−1図は印字サンプルを読み取った際に得られる
データを示す図、 第5 ]−2図は印字サンプルを第40図示の原稿台上
に置いた場合を示す図、 第52図は印字サンプルの読み取り状態と得られる画像
データとの関係を示す図、 第53図は第51〜1図と同様なデータを示す図、第5
4図、第55図は第50図示のフローチャートの動作を
説明する図である。 600・・・EEPROM 808・・・ヘッド補正回路 801.802・・・ROM 早 図 第 7回 (74ルA) (役彰橡つ イン7ぞ汽jくシ COM 2 COM N 栗?θ図 駆動エネ1晴“−E r叉便切で八刀 グリンタオし僻−町 吉し犯躾ヘントイ蔓j 第33図 gρρ 議そ 第35図 42/ Hテ゛−夕ン lθI1 図 1σσ1

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録ヘッド固有の識別情報を蓄えたメモリを一体
    化した記録ヘッドユニットが脱着可能な画像記録装置で
    あって、装着された記録ヘッドユニットの前記メモリの
    識別情報を読み出し、読み出した情報に基づいて前記の
    ヘッドユニットの交換を判別する手段を有することを特
    徴とする画像記録装置。
  2. (2)前記メモリには前記記録ヘッドの印字ムラを補正
    するための情報が蓄えられていることを特徴とする請求
    項(1)記載の画像記録装置。
  3. (3)前記記録ヘッドはインクを吐出するためのノズル
    であることを特徴とする請求項(1)記載の画像記録装
    置。
  4. (4)装置に対して脱着可能な記録ヘッドであって記録
    ヘッド固有の識別情報を蓄えるメモリと、前記メモリの
    内容を前記装置から読み出すための端子とを有すること
    を特徴とする記録ヘッド。
  5. (5)前記メモリは前記記録ヘッドの印字ムラを補正す
    るための情報が蓄えられていることを特徴とする請求項
    (4)記載の記録ヘッド。
  6. (6)前記記録ヘッドはインクを吐出するためのノズル
    であることを特徴とする請求項(1)記載の画像記録装
    置。
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