JPH04135224U - 自動開放蓋体のヒンジスプリング掛止構造 - Google Patents

自動開放蓋体のヒンジスプリング掛止構造

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JPH04135224U
JPH04135224U JP4391991U JP4391991U JPH04135224U JP H04135224 U JPH04135224 U JP H04135224U JP 4391991 U JP4391991 U JP 4391991U JP 4391991 U JP4391991 U JP 4391991U JP H04135224 U JPH04135224 U JP H04135224U
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学 谷村
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象印マホービン株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじ止め作業を不要とし、ヒンジスプリング
の掛止作業を簡単にする。 【構成】 蓋体2は本体1にヒンジピン61で開閉可能
に連結されている。蓋体2に設けた一対の平行なリブ4
5の対向する面に長穴65が形成されている。押さえピ
ン66は長穴67の一端側より挿入され、他端側に移動
されて両端を支持されている。ヒンジピン61に挿通さ
れたヒンジスプリング63は、一端が押さえピン66に
掛止され、他端は本体1に掛止めされている。前記長穴
65のいずれか一方に押さえピン66を挿通可能な挿入
孔68が設けられている。なお、前記長穴65の一方を
他方より長くすることも可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は炊飯ジャー、電気ポット等に適用される自動開放蓋体のヒンジスプリ ング掛止構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動開放蓋体は、容器の肩部にヒンジピンで開閉可能に連結され、ヒンジピン に挿通したヒンジスプリングの一端を蓋体に、他端を本体に掛止して、そのヒン ジスプリングの付勢力により自動的に開放されるようになっている。 従来、ヒンジスプリングの蓋体への掛止は、蓋体を補強するために蓋体の下板 に両端をねじで固定された金属製の補強プレートにヒンジスプリングの一端を掛 止する構造になっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構造では、補強プレートを蓋体の下板に2個のねじで取 り付けなければならず、作業工程が多くて煩わしいものであった。 本考案はかかる問題点を解決するのを課題とし、ねじ止め作業が不要で、簡単 にヒンジスプリングを掛止することができる自動開放蓋体のヒンジスプリング掛 止構造を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、蓋体を本体にヒンジピンで開閉可能に連 結し、当該ヒンジピンに挿通したヒンジスプリングの一端を蓋体に、他方を本体 に掛止した自動開放蓋体のヒンジスプリング掛止構造において、蓋体に設けた一 対の平行なリブの対向する面に長穴を形成し、該長穴の一端側より挿入され他端 側に移動されて両端を支持された押さえピンに前記ヒンジスプリングの一端を掛 止したものである。 前記長穴のいずれか一方に押さえピンを挿通可能な挿入孔を設けてもよい。ま た、前記長穴の一方を他方より長くすることも可能である。
【0005】
【作用】
押さえピンは、リブの長穴の一端側より挿入して他端側に移動し、ヒンジスプ リングの一端を掛止するだけで、抜け止めされる。 長穴に挿入孔を設けたものでは、その挿入孔に押さえピンをその先端が対向す る長穴に達するまで挿通し、長穴の他端側に移動して、ヒンジスプリングの一端 を係止すれば、押さえピンは抜け止めされる。 長穴の一方を他方より長くしたものでは、押さえピンを対向するリブの間に斜 めに位置させ、リブに直交する方向に回動して、押さえピンの両端を長穴に入れ た後、長穴の他端側に移動させて、ヒンジスプリングの一端を掛止すれば、同様 に押さえピンは抜け止めされる。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に従って説明する。 図1は本考案に係るヒンジスプリング掛止構造を備えた蓋体を有する炊飯ジャ ーを示し、1は本体、2は蓋体、3は内容器である。 本体1は、大略、外装体4と外容器5と肩本体6と肩カバー7とからなってい る。外装体4は合成樹脂からなり、前面がやや膨らんだ矩形箱状のものである。 この外装体4の底3箇所には耐熱ブッシュ9が嵌合されたねじ固定用凹部10が 形成され、耐熱ブッシュ9を介して固定ねじ11が後述する遮熱板16にねじ込 まれるようになっている。 外容器5は、開口縁部12が外方下向きに縁曲げられた円形容器で、前記外装 体4の内側に収容されている。この外容器5の底内部には、ヒータ13が埋設さ れた加熱板14が取付ねじ15で取り付けられている。
【0007】 外容器5の底外面には、亜鉛鉄板からなる遮熱板16が取り付けられている。 この遮熱板16の中央には、前記加熱板14を貫通して内容器3の底に圧接する 温度センサ17が取り付けられ、端部には、基板取付金具18が取り付けられて いる。また、遮熱板16の外周端部には、円筒状の胴遮熱板19が取り付けられ 、その胴遮熱板19は外容器5と前記外装体4の間に位置している。前記基板取 付金具18には基板ホルダ20が取り付けられ、この基板ホルダ20には外装体 4の前壁の内側に位置する制御基板21と、後述する肩カバー7の前面に設けた 操作表示パネル部33の裏側に位置する操作表示基板22とが取り付けられてい る。
【0008】 肩本体6は、ナイロン等の耐熱性合成樹脂からなる環状のもので、前記外容器 5の開口縁部12に下方から接触している。この肩本体6の外周には係止突部2 3が4箇所に形成されている。また、肩本体6の後部にはヒンジ部25が延設さ れ、ヒンジ部25の下端に設けた舌片26は前記外装体4の後部内面に上下に形 成したリブ27の上端のスリット28に係合している。
【0009】 肩カバー7は、肩本体6とは異なる合成樹脂からなり、内周縁は前記外容器5 に沿った円形で、外周は外装体4に沿った略矩形に形成されている。この肩カバ ー7の下面には、前記肩本体6の係止突部23に係止する係止爪片30が周4箇 所に形成されている。さらに、肩カバー7の上面にはつゆ受け32が形成され、 前面には操作表示パネル部33が設けられ、後部には前記肩本体6のヒンジ部2 5を内側から覆うヒンジ内カバー34が延設されている。 この肩カバー7は、肩本体6を覆うようにして、肩本体6の係止突部23にそ の係止爪片30を係止することにより肩本体6に固定され、その内周縁は外容器 5の開口縁部12に上方から接触し、外周縁の下端は外装体4の上端に係合して いる。
【0010】 蓋体2は、下蓋41と上蓋42と放熱板43と内蓋44とからなっている。下 蓋41は、表裏逆にした盆状で、上蓋42に向かって突出する多数のリブ45に よって補強されている。この下蓋41の前部にはフック46が突設され、後部に はヒンジ部47が形成されている。 上蓋42は、下蓋41を覆うようにして強制嵌合により取り付けられている。 この上蓋42には蒸気口50が設けられ、この蒸気口50から内方に蒸気管51 が延設されて下蓋41を貫通し、シールパッキン52を介して放熱板43の蒸気 穴53の周囲に圧接している。
【0011】 放熱板43は、前記下蓋41に取付ねじ54によって取り付けられている。こ の放熱板43の外周縁と下蓋41の間には、内容器3の縁に圧接するシールパッ キン55が挟持されている。また、放熱板43の上面には保温ヒータ56が配設 されている。 内蓋44は、放熱板43の中央に突設された内蓋支持突起57にブッシュ58 を介して着脱可能に取り付けられ、外周縁が内容器3の縁に圧接するようになっ ている。
【0012】 前記蓋体2は、そのヒンジ部47と前記肩本体6のヒンジ部25とに挿通した ヒンジピン61によって、本体1に開閉可能に連結されている。また、前端のフ ック46は肩カバー7に設けた押ボタン装置62に係脱可能になっている。 前記ヒンジピン61には、図2に示すように、2個の捩りばねの各一端をU字 形の接続したヒンジスプリング63が挿通されている。このヒンジスプリング6 3の一端は、J形に折曲されて図2に示すように前記下蓋41のリブ間に両端を 支持された押えピン66に掛止され、他端は図1に示すように前記肩本体6のヒ ンジ部25の基部に形成された掛止穴64に掛止されてて、蓋体2を開放する方 向に付勢している。
【0013】 前記押さえピン66の両端は、図3に示すように、下蓋41のリブ45の対向 する面に形成された長穴67に嵌入している。一方の長穴67のヒンジスプリン グ63とは反対側の端には押さえピン66が左右方向に挿通される挿入孔68が 形成されている。
【0014】 以上の構成からなる炊飯ジャーにおいて、本体1と蓋体2とを自動開放可能に 連結するヒンジピン61、ヒンジスプリング63及び押さえピン66の組み立て は、以下のようにして行う。 まず、図2に示すように、蓋体2の一方のリブ45に形成した長穴67の挿入 孔68に押さえピン66をその先端が他方の長穴67に達するまで挿入する。そ して、図3に示すように、その押さえピン66をヒンジスプリング63が位置す る側に移動する。次に、ヒンジスプリング63のJ形に折曲された一端を押さえ ピン66に掛止し、図2に示すように、ヒンジスプリング63の巻回部にヒンジ ピン61を挿通する。この後、ヒンジスプリング63のU字形端部を本体1のヒ ンジ部25の掛止穴64に掛止し、ヒンジピン61の両端を本体1及び蓋体2の 各々のヒンジ部25、47に枢着する。
【0015】 この組立状態では、図3に示すように、押さえピン66は長穴67の一端の挿 入孔68から離れた他端側に移動した位置で、ヒンジスプリング63のJ字型の 一端に掛止されている。従って、押さえピン66は長穴67の挿入孔68側に移 動することはないので、ねじ止め等の固着手段を使用するまでもなく、確実に抜 け止めされる。
【0016】 図4は、本考案の他の実施例を示し、蓋体2の下蓋41の一方のリブ45に形 成した長穴67aを、他方のリブ45に形成した長穴67bよりも長くしたもの である。 この実施例では、押さえピン66をリブ45間に斜めに位置させ、その一端を 短い方の長穴67bに差し込んだ状態からリブ45に直交する方向に回動すると 、他方の長穴67aは長くなっているので、押さえピン66の他端はその長穴6 7aに嵌入する。これにより、押さえピン66の両端はそれぞれ長穴67a,6 7bに支持される。そして、前記実施例と同様にヒンジスプリング63のJ字形 の一端を掛止すれば、押さえピンは確実に抜け止めされる。
【0017】 以上の実施例の他、長穴の一端に切欠きを形成し、その切欠きから押さえピン を長穴に挿入するようにしてもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、押さえピンはリブの長穴の 一端側より挿入して他端側に移動し、ヒンジスプリングの一端を掛止するだけで 、抜け止めされるので、押さえピンをねじ止めする必要がなく、取付作業が簡単 であり、作業工程が短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案のヒンジスプリング掛止構造を適用し
た炊飯ジャーの断面図である。
【図2】 図1の蓋体の一部破断平面図である。
【図3】 押さえピンの装着状態を示す断面図である。
【図4】 他の実施例における押さえピンの装着状態を
示す平面図である。
【符号の説明】
1…本体、2…蓋体、45…リブ、61…ヒンジピン、
63…ヒンジスプリング、66…押さえピン、67…長
穴、68…挿入孔。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体を本体にヒンジピンで開閉可能に連
    結し、当該ヒンジピンに挿通したヒンジスプリングの一
    端を蓋体に、他方を本体に掛止した自動開放蓋体のヒン
    ジスプリング掛止構造において、蓋体に設けた一対の平
    行なリブの対向する面に長穴を形成し、該長穴の一端側
    より挿入され他端側に移動されて両端を支持された押さ
    えピンに前記ヒンジスプリングの一端を掛止したことを
    特徴とする自動開放蓋体のヒンジスプリング掛止構造。
  2. 【請求項2】 前記長穴のいずれか一方に押さえピンを
    挿通可能な挿入孔を設けたことを特徴とする請求項1に
    記載の自動開放蓋体のヒンジスプリング掛止構造。
  3. 【請求項3】 前記長穴の一方が他方より長いことを特
    徴とする請求項1に記載の自動開放蓋体のヒンジスプリ
    ング掛止構造。
JP4391991U 1991-06-12 1991-06-12 自動開放蓋体のヒンジスプリング掛止構造 Expired - Lifetime JP2534877Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004008630A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Zojirushi Corp 炊飯ジャーにおける蓋補強構造
JP2021028510A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 下西技研工業株式会社 ヒンジ

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JP2004008630A (ja) * 2002-06-10 2004-01-15 Zojirushi Corp 炊飯ジャーにおける蓋補強構造
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