JPH04123395U - 立軸ポンプのラビリンスシール - Google Patents

立軸ポンプのラビリンスシール

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JPH04123395U
JPH04123395U JP3816591U JP3816591U JPH04123395U JP H04123395 U JPH04123395 U JP H04123395U JP 3816591 U JP3816591 U JP 3816591U JP 3816591 U JP3816591 U JP 3816591U JP H04123395 U JPH04123395 U JP H04123395U
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JP
Japan
Prior art keywords
seal
fins
labyrinth seal
case
impeller
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Pending
Application number
JP3816591U
Other languages
English (en)
Inventor
平治 白上
将寛 益田
Original Assignee
三菱重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱重工業株式会社 filed Critical 三菱重工業株式会社
Priority to JP3816591U priority Critical patent/JPH04123395U/ja
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  • Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール効果の向上を図る。 【構成】 軸方向に複数のシールフィン12を有するラ
ビリンスシール13を、主軸11に嵌着し、止ねじ14
で固定する。そして、複数のシールフィン12におい
て、上下両端部のシールフィン12A,12Bの先端を
羽根車側18へ下向きに屈折して、シールケース16の
上面及び該シールケース16の下端に設けたつば19と
の間に軸方向隙間20A,20Bを形成する。また、他
のシールフィン12とシールケース16との間には、半
径方向隙間21を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ポンプ自体にスラスト軸受をもたない立軸斜流及び軸流ポンプのラ ビリンスシールに関する。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来のラビリンスシールを備えた立軸ポンプの要部断面図である。図 2において、主軸1には軸方向に複数のシールフィン2を有するラビリンスシー ル3が嵌着されており、該ラビリンスシール3は止ねじ4で主軸1に固定されて いる。また、ケーシング5にはシールケース6がボルト7で固定されている。
【0003】 前記ラビリンスシール3は、非接触形で、一般に高速軸に適用されるが、シー ルフィン2の先端とシールケース6との間には半径方向の隙間8が設けられてい るため、若干の漏洩を避けることができない。また、複数のシールフィン2は平 行に配列されており、シールケース6との間に同じ間隔の隙間8を保つように形 成されている。なお、図2において、符号9は駆動機側、10は羽根車側を示す 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、ポンプ自体にスラスト軸受をもたない立軸斜流及び軸流ポンプの軸 スラストは、駆動機又は歯車装置が介在するときには、被動側歯車によって支持 される。
【0005】 そして、運転時、長いポンプ主軸1は羽根車(図示せず)に作用する推力によ って下向きに弾性変形するが、隙間8は変わらない。このため、従来は、負荷が 上昇して吐出圧が高くなるにつれ、ラビリンスシール3からの漏洩量が増大して いた。また、シールフィン2の先端とシールケース6との間の隙間8が全て半径 方向に配列されているため、シール効果が不十分であった。
【0006】 本考案は、このような従来技術の課題を解決するためになされたもので、シー ル効果の向上を図った立軸ポンプのラビリンスシールを提供することを目的とす る。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本考案は、立軸ポンプの羽根車が固定された主 軸に嵌着され、かつ軸方向に複数のシールフィンを有するラビリンスシールにお いて、上下両端部のシールフィンの先端を羽根車側へ下向きに屈折させて、シー ルケースとの間に軸方向隙間を形成し、かつ他のシールフィンとシールケースと の間に半径方向隙間を形成したものである。
【0008】
【作用】
上記の手段によれば、負荷が上昇して吐出圧が高くなるにつれ、長いポンプ主 軸は羽根車側へ下向きに弾性変形する。このとき、上下両端部のシールフィンの 軸方向隙間は減少する。また、下端部のシールフィンの軸方向隙間から流出する 漏洩水はシールケースの内周に衝突し、最終列の半径方向隙間から流出する漏洩 水は上端部のシールフィンの側壁に衝突する。これによって、漏洩水の速度エネ ルギが消滅して、漏洩量が減少する。
【0009】
【実施例】
以下、図1を参照して本考案の一実施例について詳細に説明する。図1は、本 実施例に係わるラビリンスシールを備えた立軸ポンプの要部断面図であ。
【0010】 図1において、羽根車(図示せず)が固定された主軸11には、軸方向に複数 のシールフィン12を有するラビリンスシール13が嵌着されており、該ラビリ ンスシール13は止ねじ14で主軸11に固定されている。また、主軸11の周 囲に位置するケーシング15には、シールケース16がボルト17で固定されて いる。
【0011】 そして、シールフィン12において、上下両端部に位置するシールフィン12 A,12Bの先端は羽根車側18へ下向きに屈折して設けられて、シールケース 16の上面及び該シールケース16の下端に設けられたつば19との間に軸方向 隙間20A,20Bを形成している。また、他のシールフィン12とシールケー ス16との間の半径方向隙間21は、従来と変わらない構成となっている。なお 、22は駆動機側を示す。
【0012】 今、立軸ポンプにおいて、負荷が上昇して吐出圧が高くなるにつれて、長いポ ンプ主軸11は羽根車側18へ下向きに弾性変形する。このとき、上下両端部の シールフィン12A,12Bの軸方向隙間20A,20Bは減少する。また、下 端部のシールフィン12Bの軸方向隙間20Bから流出する漏洩水はシールケー ス16の内周に衝突し、最終列の半径方向隙間21から流出する漏洩水は上端部 のシールフィン12Aの側壁に衝突する。これによって、漏洩水の速度エネルギ が消滅して、漏洩量が減少することになる。
【0013】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案に係わる立軸ポンプのラビリンスシールによれば、 上下両端部のシールフィンの先端を羽根車側へ下向きに屈折させて、シールケー スとの間に軸方向隙間を形成し、かつ他のシールフィンとシールケースとの間に 半径方向隙間を形成した構成としたことにより、吐出圧が高い程シール部の軸方 向隙間が減少し、また吐出圧が低い程軸方向隙間が大となる。したがって、本考 案のラビリンスシールによれば、圧力に応じて該隙間が自動的に調節される。ま た、隙間は軸方向と半径方向とに設けられるため、漏洩量の減少が図れ、負荷の 全域にわたってシール効果の向上を図ることができるという優れた効果を奏する 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係わるラビリンスシールを
備えた立軸ポンプの要部断面図である。
【図2】従来のラビリンスシールを備えた立軸ポンプの
要部断面図である。
【符号の説明】
11 主軸 12 シールフィン 12A シールフィン 12B シールフィン 13 ラビリンスシール 14 止ねじ 15 ケーシング 16 シールケース 17 ボルト 18 羽根車側 19 つば 20A 軸方向隙間 20B 軸方向隙間 21 半径方向隙間 22 駆動機側

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】立軸ポンプの羽根車が固定された主軸に嵌
    着され、かつ軸方向に複数のシールフィンを有するラビ
    リンスシールにおいて、上下両端部のシールフィンの先
    端を羽根車側へ下向きに屈折させて、シールケースとの
    間に軸方向隙間を形成し、かつ他のシールフィンとシー
    ルケースとの間に半径方向隙間を形成してなることを特
    徴とする立軸ポンプのラビリンスシール。
JP3816591U 1991-04-26 1991-04-26 立軸ポンプのラビリンスシール Pending JPH04123395U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019190603A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 内山工業株式会社 密封装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5619371A (en) * 1979-07-24 1981-02-24 Aisin Seiki Co Ltd Electromagnetic motor
JPS613950A (ja) * 1984-06-15 1986-01-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 温水ボイラ−

Patent Citations (2)

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Effective date: 19970325