JPH04114127U - トリポード型等速ジヨイント - Google Patents

トリポード型等速ジヨイント

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Publication number
JPH04114127U
JPH04114127U JP1885291U JP1885291U JPH04114127U JP H04114127 U JPH04114127 U JP H04114127U JP 1885291 U JP1885291 U JP 1885291U JP 1885291 U JP1885291 U JP 1885291U JP H04114127 U JPH04114127 U JP H04114127U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
constant velocity
velocity joint
outer race
race
tripod
Prior art date
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Pending
Application number
JP1885291U
Other languages
English (en)
Inventor
稔也 増田
昌夫 西澤
成司 放生
Original Assignee
豊田工機株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 豊田工機株式会社 filed Critical 豊田工機株式会社
Priority to JP1885291U priority Critical patent/JPH04114127U/ja
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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トリポード型等速ジョイントにおいて、等速
ジョイントの機能に何ら差し障ることなく、アウタレー
ス2の余肉部を削減して、アウタレース2の軽量化を可
能とし、等速ジョイントの軽量化を図る。 【構成】 アウタレース2の内部に形成されてトリポー
ド軸14が収納される溝部4間に設けた突出脚部3に、
インナレース11と対向する内周面に設けたくぼみ17
等からなる欠肉部を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トリポード型等速ジョイントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のトリポード型等速ジョイントにおいて、図5,図6に示すように、回転 トルクの受け渡しを行う2軸の一方に取り付けられるアウタレース32には、内 部に等角度間隔で軸方向に溝部31が形成され、これら溝部31間には突出脚部 30が突出して設けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
最近、自動車の燃費向上の要求が強く、等速ジョイントにおいて、軽量化を要 求され、その対応に苦慮している。特に、アウタレース32は等速ジョイントで の重さの占める割合が大きく、アウタレース32の形状見直しが急務となってい る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述した問題を解決するためになされたもので、回転トルクを伝達す る2軸の一方に設けたインナレースに形成されて等角度間隔で放射状に設けたト リポード軸と、これらトリポード軸に回転自在に支持された球面ローラと、前記 2軸の他方に設けられて前記インナレースに対して軸方向に摺動自在に嵌挿され るアウタレースよりなり、このアウタレースの内部に前記球面ローラを転動可能 に収納する溝部を軸方向に形成したトリポード型等速ジョイントにおいて、前記 アウタレースの前記溝部の間にある突出脚部に重量削減のための欠肉部を設けた ことを特徴とする。
【0005】
【作用】
上記した構成により、等速ジョイントの機能に何ら差し障ることなく、アウタ レースの余肉部の削減が可能となり、等速ジョイントの軽量化を図ることができ る。
【0006】
【実施例】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1、図2において、1は駆 動軸であり、この駆動軸1の一端に円筒状のアウタレース2が外周4ヵ所にて図 略のボルトとナットで連結されている。アウタレース2には、内周に軸方向に伸 びる突出脚部3と溝部4が相互に形成され、これら突出脚部3と溝部4はアウタ レース2の製造時に冷間鍛造によって一体形成される。
【0007】 10は被駆動軸であり、この被駆動軸10の一端には、インナレース11がス プライン嵌合され、一端は段部13に当接され、開口端側はサークリップ12に よって軸方向の抜けが防止されている。インナレース11には半径方向に等角度 間隔でトリポード軸14が形成され、それぞれのトリポード軸14にはニードル コロ15を介して球面ローラ16が回転自在に支持されている。そして、組付時 において、アウタレース2の溝部4にトリポード軸14に支持された球面ローラ 16が転動可能に収納され、トリポード軸14はアウタレース2に対して軸方向 に摺動可能に支持されている。
【0008】 さらに、アウタレース2の突出脚部3のインナレース11と対向する内周面に は、内周側からくぼみ17が、アウタレース2の製造時に冷間鍛造によって一体 的に形成されている。この突出脚部3のインナレース11と対向する内周面は、 もともとインナレース11とある程度のクリアランス18があり、この面にくぼ み17を形成しても、等速ジョイントの機能において差し障りは生じない。 このように、突出脚部3のインナレース11と対向する内周面にくぼみ17を 形成したことにより、等速ジョイントの機能に何ら差し障ることなく、アウタレ ース2の重量を大幅に低減することができ、等速ジョイントの軽量化に大きく貢 献することができる。
【0009】 また、他の実施例として、図3、図4に示すように、アウタレース2の突出脚 部3に端面から軸方向に複数本のめくら穴19を設けた構成にしても、同様の効 果を得ることができる。
【0010】
【考案の効果】
以上述べたように、本願考案は、アウタレースの溝部の間に設けられた突出脚 部にくぼみ、穴等の欠肉部を形成した構成からなっているので、トリポード型等 速ジョイントの機能に何ら差し障ることなく、アウタレースの余肉部の重量を削 減することができて、アウタレースの軽量化を可能とし、等速ジョイントの軽量 化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す等速ジョイントの側面図
である。
【図2】図1のAーA線の断面図である。
【図3】本考案の他の実施例を示す等速ジョイントの側
面図である。
【図4】図3のBーB線のアウタレースの断面図であ
る。
【図5】従来技術を示すアウタレースの側面図である。
【図6】図5のCーC線の断面図である。
【符号の説明】
1 駆動軸 2 アウタレース 3 突出脚部 4 溝部 10 被駆動軸 11 インナレース 14 トリポード軸 16 球面ローラ 17 くぼみ 19 めくら穴

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転トルクを伝達する2軸の一方に設け
    たインナレースに形成されて等角度間隔で放射状に設け
    たトリポード軸と、これらトリポード軸に回転自在に支
    持された球面ローラと、前記2軸の他方に設けられて前
    記インナレースに対して軸方向に摺動自在に嵌挿される
    アウタレースよりなり、このアウタレースの内部に前記
    球面ローラを転動可能に収納する溝部を軸方向に形成し
    たトリポード型等速ジョイントにおいて、前記アウタレ
    ースの前記溝部の間にある突出脚部に重量削減のための
    欠肉部を設けたことを特徴とするトリポード型等速ジョ
    イント。
JP1885291U 1991-03-27 1991-03-27 トリポード型等速ジヨイント Pending JPH04114127U (ja)

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JP1885291U JPH04114127U (ja) 1991-03-27 1991-03-27 トリポード型等速ジヨイント

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JPH04114127U true JPH04114127U (ja) 1992-10-07

Family

ID=31905255

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1885291U Pending JPH04114127U (ja) 1991-03-27 1991-03-27 トリポード型等速ジヨイント

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07279986A (ja) * 1994-04-02 1995-10-27 Gkn Automot Ag 定速度自在継手の外方継手部材およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07279986A (ja) * 1994-04-02 1995-10-27 Gkn Automot Ag 定速度自在継手の外方継手部材およびその製造方法

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