JPH0411059A - 伸縮性不織布 - Google Patents

伸縮性不織布

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JPH0411059A
JPH0411059A JP10817490A JP10817490A JPH0411059A JP H0411059 A JPH0411059 A JP H0411059A JP 10817490 A JP10817490 A JP 10817490A JP 10817490 A JP10817490 A JP 10817490A JP H0411059 A JPH0411059 A JP H0411059A
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JP
Japan
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nonwoven fabric
polymer block
polymer
aromatic vinyl
consisting essentially
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JP10817490A
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Hiromasa Okada
岡田 弘正
Masaji Asano
浅野 正司
Masao Ishii
正雄 石井
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Kuraray Co Ltd
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は熱可塑性エラストマー不織布に関する。
より詳しくは低モジュラス、高伸縮性、耐候性に優れ、
特に湿布基布などで伸縮性を要求される用途に好適な熱
可塑性エラストマーからなる不織布に関するものである
[従来の技術1 従来から伸縮性不織布に対する要望は不織布業界におい
て盛んでありいろいろなものが出されている。例えば湿
布基布として繊維の捲縮を利用した伸縮性不織布などが
あるが伸びや弾性回復性などは不充分である。又ポリマ
ーとしてポリアミド、ポリオレフィン、ポリエステル系
のエラストマーがあるが充分な伸長性は得られない。な
かんずくポリウレタンによる不織布は伸縮性の点で良好
である(特開昭59−223347号外)。しかし湿布
基布などに使用するには目が荒く湿布薬を塗布しにくい
、又モジュラスがやや高いためこの用途に適さないとか
耐候性不良、黄変発生などの欠点がある。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は低モジュラスで高伸縮性、耐候性に優れ
たエラストマー不織布を得ることにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は10〜50重量%の芳香族ビニル化合物を主体
とする重合体ブロックAと下記[N式および0〜20モ
ル%の範囲の[I[]式で表わされる繰返し単位を主体
とする重合体ブロックBとよりなるブロック共重合体の
繊維からなる伸縮性不織布である。
(但しR+、、、R4の内任意の1〜2個がメチル基で
あり、残りは水素原子である。、) このようなブロック共重合体は芳香族ビニル化合物を主
体とする重合体ブロック八と、共役ジエン化合物を主体
とする重合体ブロックB゛よりなるブロック共重合体を
水素添加し、共役ジエンに基づく脂肪族二重結合の80
%以上を水素添加することによって得られる。
本発明で言うところの芳香族ビニル化合物としてはスチ
レンがコスト面も含め最も好ましい。また、共役ジエン
としては1.3−ブタジェン、イソプレン、ペンタジェ
ン、ヘキサジエン等があるが本発明の目的にはインプレ
ンが適している。
本発明で用いられる水素添加ブロック共重合体(以下5
EPSと略記する)のスチレン含有量は、10〜50重
量%の範囲である。スチレンの含有量が10%以下では
成形性、耐熱性が劣る。スチレンの含有量が50重量%
以上になると伸縮性、柔軟性が低下し本発明の目的を達
し得なくなる。
本発明で用いる5EPSは共役二重結合に基づくイソプ
レン二重結合の80%以上、好ましくは90%以上を水
素添加されていることが必要である。
これ以下では溶融成形時に熱劣化を生じ易く、また得ら
れた不織布の耐候性も劣り問題である。
ブロック共重合体の重合形体としてはいろいろあるが線
状のブロック体特にA−B−A型のトリブロックが好ま
しい。これらの5EPSは炭化水素溶媒中、有機リチウ
ム化合物あるいは金属ナトリウム等を開始剤としたアニ
オン重合により得られる。水素添加反応は、白金、パラ
ジウム等の貴金属系、有機ニッケル化合物、有機コバル
ト化合物あるいはこれらの化合物と他の有機金属化合物
との複合触媒により行うことが出来る。水素添加率は、
ヨー素価測定法により算出することができる。
本発明で用いられる熱可塑性エラストマーは、上述した
ような5EPSと必須成分としてなるものであるが、更
に必要に応じてパラフィン系オイルなどの水添物を添加
し流動加工性を向上させることもできる。また、ポリマ
ーの耐熱、耐候、難燃などの機能を更に向上させるため
各種添加剤を加えることも可能である。
本発明の伸縮性不織布は上記組成物を用いて通常メルト
ブローンと称せられる直接成形法すなわち、熱可塑性樹
脂を溶融紡糸し、これを高速の気体によって繊維流とし
た後、シート状に捕集して不織布を製造する方法で特開
昭49−10258号公報、特開昭49−48921号
公報、特開昭50−121570号公報等で種々提案さ
れる方法によって作ることが出来る。
この場合、本発明に用いるポリマーは耐熱性、流動性な
どの加工性に優れ通常の熱可塑性ポリマーであるポリプ
ロピレンなどと同様な容易さで成形することが可能であ
り、溶融粘度、ポリマー吐出量、噴射流体の量をいろい
ろ変更することによって任意の不織布を得ることが可能
である。
[実施例] 本発明をより具体的かつ詳細に説明するために以下に本
発明の実施例を示すが、本発明の内容はこれらの実施例
に限定されるものではない。
実施例1 撹拌装置付き耐圧容器中に、シクロヘキサン3.000
重量部、充分に脱水したスチレン55重量部及びn−ブ
チルリチウム0.7重量部を加え、60℃で60分間重
合し、ついでイソプレン300重量aを加えて60分間
、次いでスチレン55重量部を加えて60分間重合し、
スチレン−イソプレン−スチレン型ブロツク共重合体を
合成しt;。得られたポリマーのスチレン含有量は27
重量%であった。
このポリマー溶液のポリマー濃度を10%とするように
シクロヘキサンを加え、減圧脱気後水素置換し、更に0
.5重量%/ポリマーのパラジウム触媒を加え10 k
 g / c m ”の水素雰囲気下で水添反応を行な
い、水素添加率98%の水添ブロック共重合体を得た。
このポリマーを押出機で溶融後、270℃のダイに送り
込んだ。0.3mm−のオリフィスがl+n+uピッチ
に配列し、両側に加熱気体の噴射用スリットを有するメ
ルトブローン紡糸装置を用いて、1ホール当り0.2g
の割合でポリマーを吐出し、265℃に加熱した空気を
ポリマー重量の40倍量噴射して細化した。これをノズ
ル下方15cmに設置された金網ベルト上で捕集し後方
の巻取機で引取った。
実施例1で得られた不織布の物性値を以下に示す。
目             付     70g/+
e”強        度   3.6x 3.5  
g /am/ g /m”30%モジュラス  0.7
3X O,63g /cm/ g /w”100%伸長
回復率 94% フィラメント直径 5μ 耐候性(フェードテスター)5級以上(変退色)この不
織布は、地合密度も高く、低応力での伸縮性に優れたも
ので湿布基布などに最適であった。
実施例2 実施例1のポリマーを用いて温度、吐出量、エヤー量、
巻取速度なとを変更しI;不織布を採取した。第1表に
条件及び物性値を示す。
比較例1 実施例1に準じた重合方法でスチレン含有量が10%及
び60%で水添率95%のポリマーを作製しそれぞれ繊
維化を行った。しかし10%のものは細化は出来るもの
の金網への膠着が起り不織布化出来なかった。また、6
0%になると流動性が悪く細化しにくいと同時に繊維同
志の接合力に乏しくかつ伸縮性に劣ったものしか得られ
ず本発明の目的を達成出来るものではなかった。
比較例2 実施例1に準じた重合方法でスチレン含有量が30%で
水添率が80%のポリマーを得た。このポリマーをメル
トブローンしてみたが熱分解が起り非常に弱い繊維しか
得られず不織布化に値しないものであった。
[発明の効果] 本発明のポリマーは不織布成形性が容易で任意の構造の
不織布を作ることが可能である。得られた不織布は加硫
加工なしで高伸縮、高弾性でしかも低モジュラスである
ため湿布基布などに特徴が発揮出来る。また、ウレタン
弾性繊維などに較べ耐候性にも優れているため使用時の
変退色、黄変が起りにくいので高温使用以外のあらゆる
用途に使用出来る。また低温特性にも優れたものである
特許出願人 株式会社 り ラ し 代 理 人 弁理士 本多 堅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)10〜50重量%の芳香族ビニル化合物を主体と
    する重合体ブロツクAと下記[ I ]式および0〜20
    モル%の範囲の[II]式で表わされる繰返し単位を主体
    とする重合体ブロツクBとよりなるブロツク共重合体の
    繊維からなる伸縮性不織布。 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、[ I ]、[II]式においてR^1〜R^4の
    内任意の1〜2個がメチル基であり、残りは水素原子で
    ある。)
  2. (2)ブロツク共重合体の基本型がトリブロツク(A−
    B−A)である第1項記載の伸縮性不織布。
JP2108174A 1990-04-23 1990-04-23 伸縮性不織布 Expired - Lifetime JP2534378B2 (ja)

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