JPH0386187A

JPH0386187A - 軌道走行娯楽乗物

Info

Publication number: JPH0386187A
Application number: JP22625489A
Authority: JP
Inventors: Koichiro Takahashi; 高橋　興一郎
Original assignee: Senyo Kiko Co Ltd
Current assignee: Senyo Kiko Co Ltd
Priority date: 1989-08-30
Filing date: 1989-08-30
Publication date: 1991-04-11

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、軌道走行娯楽乗物に関する。

〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕従来、コ
ースタ等の軌道走行娯楽乗物は、走行中、軌条に沿って
左右上下等に変動する加速感を直接に感じるものであり
、その時の目に映る風景は、当然に遊園地や軌道等であ
る。

他方、未体験の空間でのスリルや、思わぬ風景の中での
体験や新たなスポーツ体験は映画等で味わうことができ
ても、静的な場所　　　映画館−一に於てであった。

そこで、本発明は、両者のスリルを巧妙に融合して、乗
客に未経験の大きな新鮮なスリルを味わうことを可能と
した娯楽乗物の提供を目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る軌道走行娯楽乗物は、軌道に沿って走行す
る車両内の座席からは外部が見えないように車体壁にて
包囲状とすると共に、該車両に映像スクリーン及び映像
制御装置を設け、該軌道の走行位置に対応して上記映像
スクリーンの映像を変化させるように構成した。

また、本発明は、車両に映像スクリーン及び映像制御装
置を設け、該軌道の走行位置に対応して上記映像スクリ
ーンの映像を変化させるように構成し、軌道の緩変化部
の終了近傍であって軌道の急変部直前に被検出部材を軌
道側に付設し、かつ車両側に、上記映像の記録媒体の頭
出しの指令信号を出す検出手段を設けた。

〔作　用〕

請求項１によれば、座席からは外部が見えずスクリーン
の映像のみを見て、かつ、車両の速度、方向、姿勢等が
変化するため、あたかもスクリーンの中の風景の中に居
るような錯覚を与える。

請求項２によれば、記録媒体の切換え（頭出し）が緩変
化部にて行なわれるため、映像が切換ったことに気付か
ないで済み、不自然な感じがない。しかも、その直後に
急変部にて大きなスリルを乗客に与える時に、映像（及
び音響）と軌道の変化（車両の急変動）とが良好に一部
できる。

〔実施例〕

以下、図示の実施例に基づいて、本発明を説明する。第
１図〜第３図は本発明に係る軌道走行娯楽乗物を示し、
ｌは主軌条２．２に沿って走行する台車であり、３は該
台車１上に載置されると共に上記主軌条２の外側に設け
た姿勢制御用側軌条４．４にて案内される乗客収容部で
ある。該台車りはその前後の四箇所に上記主軌条２．２
を走行する車輪５・・・を備えると共に、該車輪５・・
・の近傍には、上記主軌条２，２の側面に当接する横ロ
ーラ６・・・を設け、車輪５・・・が主軌条２．２から
外れることを防止している。台車１の下面中央部には、
前後方向に延設したソリ型の駆動板７を設け、該駆動板
７に、後述する駆動装置８のタイヤ９が圧接される。ま
た、台車１の前後にラバーバンパー１０、１０を取付け
、接触時のショックを和らげている。

また、上記乗客収容部３は、その前方に上記側軌条４．
４を走行する一対のガイド車輪１１．１１を備えている
。該ガイド車輪１１．１１は、下面を構成するフレーム
１２から側方へ突設した腕部１３．１３の先端に設けら
れる。該ガイド車輪１１の幅は、側軌条４の幅に比べて
広くし、左右の側軌条４．４の高さが異なる場合にも、
常にガイド車輪１１．１１の一部が該側軌条４，４に当
接するようにしている（第４図参照）、さらに、該ガイ
ド車輪１１の左右両側に垂下片１４．１４を設け、該ガ
イド車輪１１が側軌条４から外れないようにしている。

また、該乗客収容部３のボディ１５はＦＲＰ等の材料で
形成し、軽量化を図ると共に該ボディ１５は、上記フレ
ーム１２に、接合ボルト（図示省略）にて固定される。

該ボディ１５の内部には座席１６を設け、該座席１６は
パケット式で夫々にシートベルトを取付ける。

そして、上記のように構成した乗客収容部３のフレーム
１２の後方に、ユニバーサルジヨイント等の自在継手１
７を設け、該自在継手１７にて、台車ｌと乗客収容部３
を相互に連結する。また、（第２図に於て）乗客収容部
３の重心Ｇが該自在継手１７の近くにあるようにするた
め、上記座席１６も後方に設置する。８は走路上に約１
ｍ毎に設置される駆動装置であり、該駆動装置８は、モ
ータ１８によりローラーチェーン１９を介して駆動され
るタイヤ９を備え、該タイヤ９は、駆動装置フレームに
設置されたバネ圧により、上記台車１に設けた駆動板７
に圧接され、台車１を移動させる。

また、上記走路にあっては、ホールインアンカー等にて
建屋土間コンクリートに固定した枕木２０上に、上記主
軌条２．２及び側軌条４，４を連設して形成するが、主
軌条２，２の高さを一定にすると共に側軌条４，４の高
さを多様に変化させて、第４図に示す様に、上記乗客収
容部３のみに駆動を与える。この場合、台車ｌ及び乗客
収容部３の合計重量は大きいが、乗客収容部３のみの重
量は小さく、さらに、乗客収容部３の重心Ｇが上記した
ように自在継手１７の近くにあるため、該乗客収容部３
のみを動かす外力Ｆが小さくてすむ。従って、乗客にス
リルを与えるために前後傾斜と左右傾斜の急激な変化を
与えても、ガイド車輪１１．１１やその軸受等に無理な
力がかからない。

上述のように、（園側では、）軌道２６は、主軌条２．
２及び側軌条４．４から構成し、さらに、車両２７は、
台車１及び乗客収容部３とから構成ししかして、２１は
映像スクリーンであり、軌道２６に沿って走行する車両
２７の座席１６からは外部（現実の風景）が見えないよ
うに車体壁２８　　　　回倒ではボディ１５□にて包囲
状とする。つまり、出入口は不透明扉とし、かつ、窓は
設けない。

そして、２２は映像制御装置であって、ＣＤやビデオテ
ープやフィルム等の映像記録媒体を備え、これから信号
を取出して、スクリーン２１に映出す制御を行なう。

図示省略したが、映写装置は、スクリーン２１の後方又
は前方上方に設置する。

映像制２ｎ装置２２は、第１図のように、台車１側に設
けるのが望ましい、けだし、乗客収容部３の軽量化を図
り得る。

また、第１図に示す如く、軌道２６側には被検出部材２
９・・・を、所定の位置に立設する。さらに、台車１側
には該被検出部材２９・・・を検知する各種センサー等
の検出手段３０を設けて、前記映像記録媒体の頭出しの
指令信号を出す、即ち、第１図に於て、配線３１にて、
検出手段３０と映像制御装置２２とが接続され、また、
該制御装置２２から配線３２にてスクリーン２１に映写
する映写装置に接続される。

しかして、第７図に示す軌道２６の平面図に於て、Ｌは
軌道２６が比較的直線状をした緩変化部を示し、Ｄは急
カーブ等の急変部を示す、前記被検出部材２９を×印に
て示す。

即ち、同図で矢印方向に走行するとして、図で明らかな
ように、軌道２６の緩変化部りの終了近傍であって急変
部りの直前に、被検出部材２９・・・を設ける。そのよ
うにすれば、ＣＤ、ビデオテープ、映像フィルム等の記
録媒体の頭出しの指令信号は、軌道の急変部直前に行な
われ、修正されることとなる。

ところで、車両２７が軌道２６の緩変化部りを走行時に
は、第９図に例示するような変化の少ない映像がスクリ
ーン２１に映出され、乗客はあたかもその風景の中に入
るような感覚を得ている。

そして、車両２７が軌道２６の急変部りに到達すると現
実の車両２７が急に左又は右へカーブを切る。

この時、スクリーン２１の映像は第１０図のように、横
から他の車が突然に飛び出して来る等の変化があり、そ
れを避けて映像は（逆に）右又は左へ急に移動する。

ところで、この第１０図の映像は極めて短秒間の変化で
あり、現実の車両２７の変動と、タイミングを一致（同
ＵＲ）させることが、重要である。ここに於て、上述の
（第７図のように）急変部りの直前にて、（被検出部材
２９と検出手段３０にて）記録媒体の頭出しを行なうよ
うに構成したから、タイミングが兄事に一致して、（違
和感を与えず）スリル感を増すことが出来る。さらに、
第９図のような変化の少ない風景に於て、記録媒体の切
換えを行なうから、乗客はその切換えに気付かないで済
む利点がある。

勿論、第７図では平面的に軌道２６が変化する場合を例
示したが、これ以外に、上下方向への変化も同時に与え
られており、スクリーン２１上の映像も上下に急変する
場面も存在する。

なお、映像の左右上下の動きは、軌道２６を現実に走る
車両２７の方向変換と、逆に変化させる。これによって
、例えば、車両が急に上方を向いた時の加速感を体で感
じると同時に、目を通してさらに上方へ急速に方向変換
した如き錯覚を得ることが出来る。

第８図は、検出手段３０から頭出し指令信号ｉを受けて
、映像制御装置２２が、記録媒体を切換えて、映写装置
３３へ、次々と映像信号ｋを送り出すところを、ブロッ
ク図にて示している。

上述の如く、軌道の走行位置に対応して、映像スクリー
ンの映像（音響を含む）を、プログラム制御にて、変化
させるが、急変部りの直前に、その映像（音響を含む）
と車両の現実の走行位置とのズレを修正して、急変部り
では、完全に一致させるものである。

なお、本発明は上述の実施例に限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由である。例えば、本
実施例では、自在継手１７に十字部材を有するユニバー
サルジヨイントを用いたので、乗客収容部３が前後傾斜
角度及び左右傾斜角度（捩り）の変動を行なうが、第５
図に示す様に、球面ジヨイントを用いれば、それに加え
て、左右首振り等の制御もできる。この場合には、第６
図に示す様に、ガイド車輪１１の他に、側軌条４の側面
に当接するサイドガイドローラ２３を設ける。

また、車体壁２８に外部が見える窓部を設けるも自由で
ある。さらに、車両２７として、台車１と乗客収容部３
とが分離していない一体型であっても自由に応用可能で
ある。

また、急変部りとしては、軌道の左右又は上下の急変部
に限らず、車両２７の急加速駆動位置や急停車位置であ
っても良い。

〔図示の実施例の効果〕

台車１及び乗客収容部３の合計重量（質量）は大きいが
、乗客収容部３の重量（質量）が小さいので、その姿勢
の変化のための外力が小さくてすむ、また、乗客収容部
３に比べて重量の大きい台車１は、走行中に於て、常に
水平状態であるｍ−又はその変化を緩やかとする　　　
ため、大きな外力を必要としない。従って、主軌条２．
２及び側軌条４，４を走行する車輪や軸受等を小型で簡
素な構造とすることができ、耐久性に優れる。

さらに乗客に急激な姿勢変化を与えることも、小さな駆
動力にて、可能である。

〔発明の効果］本発明は上述の構成にて次のような著大な効果を奏する
。

■　車体壁２８を包囲状として外部を見えないようにし
て、映像スクリーン２１によって、全く現実に異なる風
景、空間の体験が出来、かつ、軌道２６上の走行によっ
て、適度の加速感、方向変化の感しか付与され、これが
映像スクリーン２１上の映像及び音響と融合して、スピ
ード感、スリル感、恐怖感等の新鮮なスリルを乗客に与
えることが出来る。

■　一部に窓部を設けたとしても同様のスリル感等を与
えることが出来る。

■　被検出部材２９・・・と検出手段３０によって、記
録媒体の頭出しが出来、かつ、急変部りの直前であるか
ら、映像と急変部とのタイミングが巧妙に一致（シンク
ロナイズ）出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す正面図、第２図は側面
図、第３図は一部省略平面図、第４図は作用説明図、第
５図は別の自在継手を示す断面図、第６図は変形例の説
明図、第７図は軌道の一例の平面図、第８図はブロック
図、第９図と第１０図は映像の説明図である。１６・・・座席、２１・・・スクリーン、２２・・・映
像制御装置、２６・・・軌道、２７・・・車両、２８・
・・車体壁、２９・・・被検出部材、３０・・・検出手
段、Ｌ・・・緩変化部、Ｄ・・・急変部。特　許　出　願　人　　泉陽機工株式会社第４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】１、軌道に沿って走行する車両内の座席からは外部が見
えないように車体壁にて包囲状とすると共に、該車両に
映像スクリーン及び映像制御装置を設け、該軌道の走行
位置に対応して上記映像スクリーンの映像を変化させる
ように構成した軌道走行娯楽乗物装置。２、車両に映像スクリーン及び映像制御装置を設け、該
軌道の走行位置に対応して上記映像スクリーンの映像を
変化させるように構成し、軌道の緩変化部の終了近傍で
あって軌道の急変部直前に被検出部材を軌道側に付設し
、かつ車両側に、上記映像の記録媒体の頭出しの指令信
号を出す検出手段を設けたことを特徴とする軌道走行娯
楽乗物装置。