JPH0340228Y2 - - Google Patents

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JPH0340228Y2
JPH0340228Y2 JP1299886U JP1299886U JPH0340228Y2 JP H0340228 Y2 JPH0340228 Y2 JP H0340228Y2 JP 1299886 U JP1299886 U JP 1299886U JP 1299886 U JP1299886 U JP 1299886U JP H0340228 Y2 JPH0340228 Y2 JP H0340228Y2
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grooves
groove
skin
cushion material
horizontal
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JP1299886U
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車、飛行機などに備える車両用シ
ート(座席)、詳しくは発泡体製クツシヨン材と、
このクツシヨン材を被覆する表皮とからなり、前
記クツシヨン材の上面に、縦溝と横溝とを格子状
に設け、この溝に表皮の一部を喰い込ませて、表
面に装飾用格子模様を形成してなる車両用シート
の改良に関するものである。
(従来の技術) 第7図、第8図はこの種の従来品を示し、この
従来品は発泡体製クツシヨン材Aの上面に略同一
の幅の縦溝10,10と横溝11,11とを格子
状に設け(第8図)、このクツシヨン材Aに表皮
Bを被せ、その表皮Bの一部をクツシヨン材Aの
前記縦、横溝10,11に喰い込ませて張上げて
いた。なお、前記横溝11,11の中央部におい
て、表皮Bはその裏面に設けた吊部材によつて吊
込まれている。
従つて、表皮Aはクツシヨン材Aの縦、横溝1
0,11にその一部が喰い込まれるために、シー
トの表面に格子状に凹溝イ,ロ……が形成され
る。
そのため、この格子状の凹溝が装飾的効果を発
揮しシートの外観が向上する利点があるため、広
く実施されている。
ところで、前記シートの表面に形成された凹溝
イ,ロは全体が均一で単調な外観を呈する。
(目的) そこで、本考案は斯様にシートの表面に装飾用
の凹溝を有するものにおいて、更に、意匠的に優
れたシートを簡単に製造することを目的とするも
のである。
(構成) 斯る目的を達成するための本考案車両用シート
は、前記縦溝又は横溝のいずれか一方は、他方と
の交差部において、一方の溝より浅い溝、若しく
は溝を設けない非連続部を形成したものである。
従つて、前記表皮における前記一方の溝に喰い
込まれる部分は、他方の溝に喰い込まれる部分に
対して、非連続部において、浮き上げるため全体
の喰い込み量が少なくなる。それに対してクツシ
ヨン材の他方の溝は直線状に連続されているた
め、表皮の一部はこの溝内に均一に喰い込まれ
る。そのため、非連続部を有する溝に表皮が喰い
込まれてシート表面に形成された凹溝に対して、
他の溝に表皮が喰い込まれ形成された凹溝はくつ
きりとしたものになる。従つて、シートの表面の
形成された装飾用格子模様において、縦横に溝感
の異なるものを形成できる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第6図に
基づいて説明する。
第1図は本考案に係る自動車用シートを示し、
図中ハ,ニはシートの表面に形成した装飾用の凹
溝であり、そのハに示す凹溝はニのそれに対して
溝感が強調されている。
以上の凹溝ハ,ハは第4図に示す発泡体製クツ
シヨン材Aの上面に設けた横溝1,1に、また、
他方の凹溝ニ,ニは、クツシヨン材Bの縦溝2,
2……に、夫々表皮Bの一部を喰い込ませること
により形成したものである。
即ち、クツシヨン材Aの横溝1,1はクツシヨ
ン材Aの上面横方向に一直線状に且つ連続して形
成してあるが、縦溝2,2……は横溝1,1との
交差部において非連続部2a,2a……が設けて
ある。この非連続部2a,2a……は縦溝2,2
に対して浅い溝、又は図示するが如く、全く溝を
形成しない部分である(第5図、第6図)。
以上の横溝1,1……、縦溝2,2……はクツ
シヨン材A成形時にモールドで形成する。そし
て、両溝1,2ともその深さ、幅は略同一に形成
されているが、連続状の横溝1……を非連続部2
a,2a……を有する縦溝2,2に対して深く、
またその幅を広く形成することにより、前記シー
トの表面に現われる凹溝ハ,ハの溝感が顕著にな
る。
なお、図示する横溝1の中央には吊布3を挿込
む切溝が設けてあるが、この吊布3挿込用の切溝
は縦溝2に設けるも任意である。
以上の横溝1……と縦溝2……を有するクツシ
ヨン材Aに、従来と同様に表皮Bを被覆して、そ
の表皮Bの一部を両溝1,2に喰い込ませて張着
すると、第1図乃至第3図に示す自動車用シート
が提供される。即ち、表皮Bの裏面における横溝
1,1の切溝に対応する位置に吊布3を縫着し、
この吊布3を切溝内に挿込み、その吊布3の先端
部を、ホツグリング4,4……でクツシヨン材A
内に埋設したインサートワイヤ5に結着し、横溝
1,1の長手方向に表皮Aを張着すると、表皮B
は横溝1,1……に喰い込まれて装飾用の前記凹
溝ハ,ハが形成され、また、表皮Bを逆方向に張
着すると、表皮Bの一部が縦溝2,2……内に喰
い込まれて前記凹溝ニ,ニ……が形成される。と
ころが、縦溝2,2……は横溝1,1との交差部
において非連続部2a,2aを有するため、斯る
非連続部2a,2aにおいて表皮Bの一部はクツ
シヨン材A内に喰い込まれない。そのため、縦溝
2の深さが、横溝1のそれと同一であつても、表
皮Bの非連続部2a,2aにおいて浮き上がるた
め、縦溝2内に喰い込まれる表皮Bの量が少なく
なる。従つて、横溝1……によつて形成される凹
溝ハ,ハの溝感は縦溝2……によつて形成される
凹溝ニ,ニに対して強調される。
(効果) 本考案によれば、裏面に装飾用の格子模様を有
する車両用シートにおいて、前述の如くその縦、
又は横のいずれかの凹溝が、他方に対して溝感を
有する。そのため、前記従来品に比べ、意匠的に
優れた車両用シートを提供できる。しかも、従来
品のクツシヨン材における縦溝、又は横溝のいず
れか一方に、他方との交差部において非連続部を
設ければ良く、斯る非連続部は縦溝、横溝成形時
に同時成形できるので、従来品に対して成形性も
損なわれない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示し、
第1図は斜視図、第2図は第1図における−
線に沿える断面図、第3図は同−線に沿える
断面図、第4図はクツシヨン材の斜視図、第5図
は第4図の−線に沿える断面図、第6図は同
−線に沿える断面図、第7図は従来品の斜視
図、第8図は同従来品のクツシヨン材の斜視図で
ある。 図中Aはクツシヨン材、Bは表皮、1,1は横
溝、2,2は縦溝、2a,2aは非連続部を夫々
示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 発泡体製のクツシヨン材と、これを被覆する
    表皮とからなり、前記クツシヨン材の上面に縦
    溝と横溝とを格子状に設け、この溝に表皮の一
    部を喰い込ませることにより、表面に格子状の
    模様を形成する車両用シートにおいて、前記縦
    溝又は横溝のいずれか一方に、他方との交差部
    において非連結部を設けてなることを特徴とす
    る車両用シート。 (2) 前記非連続部は一方の溝の深さに対して浅く
    形成したもの、又は溝を設けないものである前
    記実用新案登録請求の範囲第1項記載の車両用
    シート。
JP1299886U 1986-01-31 1986-01-31 Expired JPH0340228Y2 (ja)

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JPS62126198U JPS62126198U (ja) 1987-08-11
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JP7378757B2 (ja) * 2018-11-15 2023-11-14 デルタ工業株式会社 シート

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JPS62126198U (ja) 1987-08-11

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