JPH03297761A - チーズ自動搬送処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、繊維工場において、ワインダ等によって巻
き上げられたチーズを、品種別に仕分けし、ストックし
、所定の荷姿に梱包するためのチーズ自動搬送処理シス
テムに関する。

従来技術 繊維工場においては、所定の加工処理を施した糸は、次
工程での取扱いに便利なチーズに巻き上げることが多い
。このようなチーズを作るためには、専用のワインダを
用いることもあるが、撚糸機や延伸機等の加工機械によ
って、直接、糸を所定形状のチーズに巻き上げることも
少なくない。

一方、これらの加工機械（以下、ワインダ等という）に
よって巻き上げられるチーズは、適当な搬送ラインを経
て次工程に搬送されるが、このとき、搬送ラインに異な
る品種の糸からなるチーズが混入して搬送されると、そ
の識別、仕分は等のために、多くの熟練労働者が必要で
ある。殊に、最近のように多品種少量生産が一般化する
と、ワインダ等は、設置台数のすべてに同一品種の糸が
仕掛けられることは稀であり、したがって、チーズの仕
分は等の作業は、必要不可欠な工程となっている。

発明が解決しようとする課題 かかる従来技術によるときは、チーズの識別、仕分けを
人手に頼るために、作業効率が低いばかりでなく、労働
事情等によっては、ワインダ等の２４時間運転を維持す
ることが難しくなり、工場全体の生産効率が著るしく低
下するという深刻な問題があった。

また、ワインダ等によって巻き上げられたチーズは、次
工程が別工場である場合等には、適宜梱包の上、発送し
なければならないが、異品種のチーズを仕分は分類して
所定の荷姿に梱包する自動ラインは、従来全く実用化さ
れてぃなかった。

そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の実情に鑑
み、品種識別ユニット付きのオーバヘッドコンベヤと、
ストックラインと、チーズストッカと、梱包ラインとを
組み合わせることによって、異品種が混在するチーズを
自動的に仕分けし、ストックし、所定の荷姿に梱包する
ことができるチーズ自動搬送処理システムを提供するこ
とにある。

課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、ワイン
ダ等によって巻き上げられたチーズを個別に検査装置に
搬送する品種識別ユニット付きのオーバヘッドコンベヤ
と、検査装置からのチーズを品種別に仕分けしてストッ
クするストックラインと、ストックライン上のチーズを
品種別に格納してストックするチーズストッカと、チー
ズストッカから排出されるチーズを梱包し、品種別にケ
ースストッカに排出する梱包ラインとを備えることをそ
の要旨とする。

なお、ストックラインは、箱詰単位ごとのチーズをチー
ズストッカの所定の列に選択搬入するトラバースコンベ
ヤを備えるようにしてもよい。

また、オーバヘッドコンベヤから排出されたチーズは、
チーズストッカの入口まで、個別のトレイを介して搬送
するようにし、さらに、このトレイは、品種識別ユニッ
ト付きとすることができる。

作用 かかる発明の構成によるときは、チーズは、まず、オー
バヘッドコンベヤによって検査装置に搬送されるが、こ
のとき、オーバヘッドコンベヤには品種識別ユニットが
付属しているから、オーバヘッドコンベヤに搭載するに
際して、そのチーズの品種情報を品種識別ユニットに書
き込むことができる。一方、検査装置は、搬入されるチ
ーズごとに、品種識別ユニットの品種情報を読み取るこ
とにより、そのチーズの品種を識別することができ、そ
れに基づいて、所定の検査を自動的に遂行することがで
きる。

検査装置から排出される良品のチーズは、品種別にスト
ックラインに一時的にストックされ、たとえば、所定の
箱詰単位ごとにまとめた上、品種別にチーズストッカに
ストックされる。そこで、チーズストッカは、所定の品
種のチーズを箱詰単位にまとめて梱包ラインに排出する
ことができるから、以後、それを１ケースに梱包し、ケ
ースストッカに排出すればよい。

ストックラインがトラバースコンベヤを備えるときは、
チーズストッカが、チーズの収納ブロックを複列に有す
る場合にも、容易に対応することができる。

オーバヘッドコンベヤからのチーズを個別のトレイを介
して搬送するようにすれば、チーズの搬送経路が複雑に
錯綜する場合でも、トレイを介して搬送方向の制御がで
きるとともに、チーズの外表面を傷めてしまうおそれが
ない。また、このとき、各トレイにも品種識別ユニット
を付設すれば、チーズの搬送経路を品種別に切り換える
制御装置は、個々のチーズに対し、その搬送位置を追跡
把握するための、いわゆるトラッキング動作をする必要
がなく、搬送経路の分岐の都度、品種識別ユニットに書
き込まれている品種情報を読み取って動作すればよいか
ら、制御装置の全体構成を著しく簡素化することができ
る。

実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。

チーズ自動搬送処理システムは、オーバヘッドコンベヤ
１０と、検査装置２０と、ストックライン３０と、チー
ズストッカ４０と、梱包ライン５０とを含んでなる（第
１図）。

オーバヘッドコンベヤ１０は、搬送チェーン１１によっ
て走行駆動される多数のキャリヤ１２．１２・・・を有
し、キャリヤ１２．１２・・・は、ワインダＷＳＷ・・
・によって巻き上げられるチーズＣＳＣ・・・を個別に
搭載して、検査装置２０に搬送することができる。

各ワインダＷには、チーズ排出コンベヤＷ１と、チーズ
Ｃをキャリヤ１２に搭載するりフタＷ２とが付設されて
いる。巻き上げられたチーズＣＳＣ・・・は、チーズ排
出コンベヤＷ１によってリフタＷ２の位置に搬送される
と、その１個づつがリフタＷ２によってキャリヤ１２の
進行前方にまで押し上げられて待機する（第２図）。キ
ャリヤ１２の支持ロッド１２　ＦＬｓ　１２　ａがチー
ズＣの下方に進入したときにリフタＷ２を下降させれば
、チーズＣは、リフタＷ２からキャリヤ１２上に移載す
ることかできる（第３図）。なお、キャリヤ１２にはフ
ード１２ｂが設けられ、フード１２ｂの側面には、品種
識別ユニッ）１２ｃが付設されている。また、キャリヤ
１２を駆動するチェーン１１は、ガイドパイプｌｌａに
走行自在に挿通されており、図示しない駆動源により、
第１図ないし第３図の矢印に１方向に連続的に循回走行
するものとする。

各リフタＷ２の近傍には、品種識別ユニット１２ｃと対
になるターミナルユニット１２ｄが配設されている（第
２図）。ターミナルユニット１２ｄは、図示しないコン
トローラに接続され、ワインダＷからの情報に基づき、
たとえば、赤外線光通信方式により、リフタＷ２からキ
ャリヤ１２に移載されたチーズＣの品種情報を品種識別
ユニッ）１２Ｃに伝達して書き込み、品種識別ユニット
１２ｃは、これを記憶保持することができるものとする
。

検査装置２０は、トンネル状の検査ユニット２１と、搬
入コンベヤ２２と、アンローダ２３．２３と、制御装置
２４とを備えてなる（第１図、第４図）。

搬入コンベヤ２２は、オーバヘッドコンベヤ１０の直下
に配設され、アンローダ２３．２３は、第４図の矢印に
２方向に進行する搬入コンベヤ２２の上流側と下流側と
に配設されている。アンローダ２３．２３は、それぞれ
、上端部にトレイ受け２３　ａ　ｓ　２３　ａを有する
伸縮ロッド２３ｂ１２３ｂを備えてなる（第３図）。ア
ンローダ２３は、トレイ受け２３　ａ　％　２３　ａ上
にトレイＴを載せてキャリヤ１２の進行前方に上昇して
待機し、チーズＣを搭載したキャリヤ１２がトレイＴの
直上位置に進行したときに、トレイＴを小ストロークだ
け突き上げることにより、チーズＣをキャリヤ１２から
トレイＴ上に移載することができる。

キャリヤ１２の通過後、伸縮ロッド２３ｂ、２３ｂを短
縮して、チーズＣを載せたトレイＴを搬入コンベヤ２２
に移載して、チーズＣの荷卸し作業を完了する。

アンローダ２３．２３の各近傍には、品種識別ユニット
１２ｃと対になる別のターミナルユニット１２ｅが配設
されている。ターミナルユニット１２ｅは、ターミナル
ユニット１２ｄと同様の光通信方式により、品種識別ユ
ニッ）１２Ｃに記憶保持されている品種情報を読み取る
ことができるものとし、したがって、ターミナルユニッ
ト１２ｅは、アンローダ２３により、キャリヤ１２から
搬入コンベヤ２２に移載されたチーズＣの品種情報を読
み取って、制御装置２４に送出することかできる。

検査ユニット２１は、短いこるコンベヤ２２ａを介して
搬入コンベヤ２２の下流側に配設されている（第４図）
。検査装置２１は、たとえば、チーズＣの重量、寸法を
計測するための重量センサ、光センサを備えるものとし
、これらのセンサの出力は、制御装置２４に送出される
。ここで、制御装置２４には、ターミナルユニット１２
ｅ、１２ｅからの品種情報があらかじめ入力されている
から、制御装置２４は、これらの品種情報ごとに設定さ
れる合否判定基準に基づいて、検査ユニット２１に搬入
されるチーズＣの合否を判定することができる。

検査ユニット２１から排出されるチーズＣのうち、良品
は、排出コンベヤ２５を経てストックライン３０に搬送
され、不良品は、図示しない不良品ラインに排出される
。

ストックライン３０は、複数列のストックコンベヤ３１
．３１・・・と、その下流側に配設したトラバースコン
ベヤ３２．３２とを組み合わせてなる。

ストックコンベヤ３１．３１・・・の上流側は、シャッ
タ３１ａ、３１ａ・・・を介して、排出コンベヤ２５に
連結されている。すなわち、第４図の矢印に３方向に検
査ユニット２１から排出されたチーズＣＳＣ・・・は、
シャッタ３１ａ、３１ａ・・・の所定のものを作動させ
ることにより、所定のストックコンベヤ３１に搬入する
ことができる（同図の矢印に４方向）。ここで、シャッ
タ３１ａ、３１ａ・・・は、チーズＣＳＣ・・・の品種
情報に基づき、制御装置２４によって開閉制御されるも
のとする。すなわち、排出コンベヤ２５上を搬送される
チーズ１ ２ ＣＳＣ・・・は、制御装置２４によってその搬送位置を
トラッキングし、特定の品種のチーズＣが特定のストッ
クコンベヤ３１の位置に進行したときに、対応するシャ
ッタ３’ｌａを作動させるようにすれば、ストックコン
ベヤ３１．３１・・・上には、各ストックコンベヤ３１
ごとに品種別に仕分けしたチーズＣＳＣ・・・を収納し
、ストックすることができる。ただし、各ストックコン
ベヤ３１の下流側には、図示しないストッパゲートが付
設されており、チーズＣＳＣ・・・の流れを一時的に停
止させることができるものとする。

トラバースコンベヤ３２．３２は、第４図の矢印に５方
向にトラバース移動することができる。

また、その長さは、ストックコンベヤ３’Ｌ３１・・・
上にストックされる一定量のチーズＣＳＣ・・・を−度
に移載することができるものとする。

任意のストックコンベヤ３１上に一定量のチーズＣＳＣ
・・・がストックされたときは、トラバースコンベヤ３
２．３２をそのストックコンベヤ３１に対応する位置に
移動した上、ストッパゲートを開いて、ストックコンベ
ヤ３１上のチーズＣ１Ｃ・・・をトラバースコンベヤ３
２．３２の一方に排出する。このとき、チーズＣＳＣ・
・・は、トレイＴ１Ｔ・・・上に積載されたまま、第４
図の左側のトラバースコンベヤ３２に移載されるものと
する。

つづいて、適当な移載機構を用いて、チーズＣ１Ｃ・・
・のみを、右側のトラバースコンベヤ３２に移載すれば
、左側のトラバースコンベヤ３２上には、空のトレイＴ
、Ｔ・・・のみが残され、第４図に図示する状態となる
。なお、このときの移載装置としては、たとえば、トラ
バースコンベヤ３２．３２の上方に一対の平行ロッド３
２ａ、３２ａを設け（第５図χ、平行ロッド３２　ａ　
ｓ　３２　ａをトラバースコンベヤ３２．３２の一方か
ら他方に移動することにより（同図の矢印に６ａＳＫ６
ｂ、　Ｋ６ｃ方向）、チーズＣ１Ｃ・・・のみを−挙に
移載することができる。なお、チーズＣ１Ｃ・・・のみ
を搭載する右側のトラバースコンベヤ３２には、チーズ
ＣＳＣ・・・の転落を防止するために、適当なガイド３
２ｂ１Ｂ２ｂを付設しておくのがよい。

トラバースコンベヤ３２．３２は、トラバースレール３
２ａ、３２ａ・・・を有するフレーム３２ｂ上に積載さ
れている（第４図）。また、ストックコンベヤ３１．３
１・・・と平行に、空のトレイＴ１Ｔ・・・を同図の矢
印に７方向に戻す戻しコンベヤ３３が配設されている。

さらに、戻しコンベヤ３３の下流側には、トレイＴ、Ｔ
・・・を多段にストックするトレイストッカ３５が配設
され、トレイストッカ３５には、戻しコンベヤ３３から
のトレイＴ、Ｔ・・・をトレイストッカ３５に収納する
ローダ３５ａと、トレイストッカ３５からトレイＴ１Ｔ
・・・を取り出して、トレイコンベヤ２６に排出するア
ンローダ３５ｂとが付設されている。ただし、トレイコ
ンベヤ２６は、搬入コンベヤ２２に並設されており、同
図の矢印に８方向に進行して、こるコンベヤ２６ａ、２
６ａを介し、トレイＴＳＴ・・・を搬入コンベヤ２２に
供給することができる。

ここでは、チーズＣＳＣ・・・は、オーバヘッドコンベ
ヤ１０から荷卸しされた時点から、チーズストッカ４０
の直前のトラバースコンベヤ３２上まで、トレイＴＳＴ
・・・に積載されて搬送される。また、トラバースコン
ベヤ３２上の空のトレイＴ１Ｔ・・・は、戻しコンベヤ
３３を経てトレイストッカ３５に一時的にストックされ
、オーバヘッドコンベヤ１０から供給されるチーズＣＳ
Ｃ・・・の数に応じてトレイストッカ３５から取り出し
、搬入コンベヤ２２に供給される。搬入コンベヤ２２上
では、その１個ずつが、アンローダ２３．２３によって
使用される。

チーズストッカ４０は、縦長のフレーム４１の内部に複
列の収納ブロック４１　ａ　ｓ　４１　ａ・・・を形成
してなる（第１図、第４図）。ただし、ここでは、フレ
ーム４１として、縦方向に７ブロツク、横方向に４列の
収納ブロック４１ａ、４１ａ・・・を形成したものを示
す。なお、フレーム４１は、収納ブロック４１　ａ　ｓ
　４１　ａ・・・の１列ごとに、縦方向に貫通する長い
格納コンベヤ４２を有し、格納コンベヤ４２は、両端の
プーリ４２ａ、４２ａに掛は渡されている。

各収納ブロック４１ａには、格納コンベヤ４２５ の両側を昇降するホルダロッド４３．４３・・・が配設
されている（第６図）。ホルダロッド４３．４３・・・
は、２本づつが対となって多段に配設されており、その
間隔は、格納コンベヤ４２の幅より広く、チーズＣの径
より狭くなっているものとする（第７図）。

ホルダロッド４３．４３・・・は、その各両端部を４枚
の板状のサポートブロック４３ａ、４３ａ・・・によっ
て支持されており（第６図）、サポートブロック４３ａ
、４３ａ・・・は、モータ４３ｃによって駆動されるチ
ェーン４３ｂ、４３ｂ・・・を介し、同時に上下方向に
昇降することができる。また、チェーン４３ｂ、４３ｂ
・・・は、カウンタウェイト４３ｄ、４３ｄを介して無
端に連結され、チェーン４３ｂ、４３ｂ・・・とモータ
４３ｃとは、チェーン４３Ｃ１、スプロケット４３Ｃ２
、傘歯車４３ｃ３．４３ｃ３・・・、スプロケット４３
Ｃ４，４３ｃ４・・・等からなる伝導機構を介して連結
されている。

いま、ホルダロッド４３．４３・・・のうち、任意６ の段の一対を第７図の実線位置に停止した後、格納コン
ベヤ４２によって一群のチーズＣＳＣ・・・をその収納
ブロック４１ａの位置にまで搬入し、つづいてホルダロ
ッド４３．４３・・・を上昇させれば、チーズＣＳＣ・
・・は、一対のホルダロッド４３．４３によって上方に
搬送され（同図の二点鎖線）、このホルダロッド４３．
４３が属する収納ブロック４１ａに格納してストックす
ることができる。

また、このようにしてストックされたチーズＣ１Ｃ・・
・は、ホルダロッド４Ｂ、４３・・・を下降させること
により、格納コンベヤ４２上に戻すことができるから、
つづいて、格納コンベヤ４２を運転スることにより、チ
ーズストッカ４０から排出することが可能である。

チーズストッカ４０は、各段ごとの一対のホルダロッド
４３．４３を使用し、上段から順にチーズＣＳＣ・・・
をストックし、下段から順に排出する。

また、ホルダロッド４３．４３・・・は、第６図に拘ら
ず、ストックコンベヤ３１．３１・・・、トラバースコ
ンベヤ３２．３２に搭載される一定量のチーズＣＳＣ・
・・を−度にストックし得る長さになっているものとす
る。すなわち、チーズストッカ４゜は、その収納ブロッ
ク４１ａ、４１ａ・・・の各段ごとに、ストックコンベ
ヤ３１．３１・・・にストックされ、トラバースコンベ
ヤ３２．３２を介して搬入される一定量のチーズＣＳＣ
・・・をストックすることができる。

チーズストッカ４０には、制御装置４４が付設されてい
る（第１図）。

制御装置４４は、制御装置２４と電気的に接続されてい
るものとし、したがって、トラバースコンベヤ３２．３
２を経て搬入されるチーズＣＳＣ・・・の品種情報は、
制御装置２４から制御装置４４に伝送され、記憶するこ
とができる。また、制御装置４４は、搬入されるチーズ
Ｃ１Ｃ・・・を格納すべき収納ブロック４１ａと、その
段とを特定し、それに従って、チーズＣ，Ｃ・・・を積
載したトラバースコンベヤ３２を、その収納ブロック４
１ａを貫通する格納コンベヤ４２の位置に移動し、つづ
いて、トラバースコンベヤ３２と格納コンベヤ４２とを
同時に運転することにより、チーズＣ１Ｃ・・・をチー
ズストッカ４０に搬入する。このようにして特定の品種
のチーズＣＳＣ・・・が、チーズストッカ４０の特定の
場所に格納されると、制御装置４４は、チーズストッカ
４０の各段に対応して設けられた図示しない品種識別ユ
ニットに、そのケースＣ，Ｃ・・・の品種情報を書き込
んでおくものとする。

梱包ライン５０は、製函機５１、箱詰装置５２、対画機
５３、バンドリング装置５４、ケースストッカ５５．５
５・・・を備え、これらをチーズコンベヤ５６、ケース
コンベヤ５７．５７・・・を介して連結してなる。また
、梱包ライン５０には、制御装置５８が付設されている
。

いま、制御装置５８を使用して特定の品種のチーズＣＳ
Ｃ・・・の箱詰指示を与えると、この箱詰指示は、チー
ズストッカ４０の制御装置４４に伝達され、制御装置４
４は、指定の品種のチーズＣ１Ｃ・・・をチーズストッ
カ４０から排出する。排出されたチーズＣ１Ｃ・・・は
、チーズコンベヤ５６を経９ て箱詰装置５２に搬送される一方、製函機５１は、ケー
スブランクＢＬを使用してケースＣ８を作製し、箱詰装
置５２に送る。

箱詰装置５２は、チーズＣＳＣ・・・をケースＣ８に箱
詰めし、対画機５３は、これを対画して、所定事項を捺
印表示する。なお、このときの表示内容は、制御装置５
８から指示されるチーズＣ，Ｃ・・・の品種情報の外、
チーズＣ，Ｃ・・・の数量、重量、品質等級等を含むも
のとし、特に、チーズＣＳＣの品質等級等のデータは、
検査ユニット２１によって収集された結果を、制御装置
２４．４４．５８を経て伝達し、対画機５３に与えるこ
とができる。ただし、このときは、ストックコンベヤ３
１．３１・・・、チーズストッカ４０は、単に、チーズ
Ｃ，Ｃ・・・の品種のみならず、品質等級によっても仕
分けしてストックする必要がある。

ケースＣ８に箱詰めされたチーズＣ１Ｃ・・・は、バン
ドリング装置５４によってバンド掛けし、ケースコンベ
ヤ５７．５７・・・を経て、品種ごとに、ケースストッ
カ５５．５５・・・に排出してストック０ する。

以上述べたように、このシステムでは、ワインダＷＳＷ
・・・によって巻き上げられるチーズＣ１Ｃ・・・は、
たとえば、ワインダＷごとに異なる品種のものであった
としても、その品種情報は、チーズＣごとに、オーバヘ
ッドコンベヤ１ｏに付属する品種識別ユニッ）１２ｃに
書き込まれて記憶され、チーズＣを荷卸しする際に読み
取られて、検査装置２０の制御装置２４に伝達すること
ができる。

そこで、検査装置２０は、この品種情報に基づいてチー
ズＣＳＣ・・・を個別に検査し、品種別に、ストックコ
ンベヤ３１．３１・・・上に仕分けしてストックするこ
とが可能である。

ストックコンベヤ３１．３１・・・上のチーズＣ１Ｃ・
・・は、所定の１単位数量ごとに、トラバースコンベヤ
３２．３２を介して、チーズストッカ４０の特定の収納
ブロック４１ａの特定の段に品種別に格納してストック
することができる。また、チーズストッカ４０は、梱包
ライン５０の制御装置５８からの箱詰指示に基づき、所
定のチーズＣ１Ｃ・・・を排出し、梱包ライン５０は、
これをケースＣ８に箱詰めした上、ケースストッカ５５
．５５・・・上に品種別に排出し、ストックすることが
できる。

なお、チーズストッカ４０の各段ごとに配設する図示し
ない品種識別ユニットは、チーズストッカ４０から指定
のチーズＣ１Ｃ・・・を排出する際に、その内容を読み
取り確認するために設けられている。殊に、チーズスト
ッカ４０の作動が不調の際等に、チーズＣＳＣ・・・の
格納位置を手動操作によって移動するようなことがあっ
た場合でも、その都度、移動されたチーズＣ１Ｃ・・・
の品種情報を品種識別ユニットに手動で書込み更新して
おくことにより、全自動運転への復帰動作を極めて円滑
に行なうことができる。

チーズストッカ４０から梱包ライン５０へのチーズＣＳ
Ｃ・・・の排出単位は、一般に、ケースＣ８に対する箱
詰単位とするのがよい。そこで、ストックコンベヤ３１
．３１・・・、トラバースコンベヤ３２．３２が取り扱
う一定量のチーズＣ，Ｃ・・・の数量や、チーズストッ
カ４０の各段ごとの格納数量も、この箱詰単位に統一し
ておけば、ストックコンベヤ３１．３１・・・から梱包
ライン５０に至るすべてのチーズＣ，Ｃ・・・の取扱い
単位は、箱詰単位に統一することができ、面倒な端数処
理を考慮する必要がない。

また、検査装置２０からチーズストッカ４０の入口に至
るチーズＣＳＣ・・・は、トレイＴＳＴ・・・を介して
搬送されるが、これらのトレイＴ、Ｔ・・・にも、品種
識別ユニットを付設してもよい。このときの制御装置２
４は、オーバヘッドコンベヤ１０からチーズＣを荷卸し
した時点で、トレイＴに付属する品種識別ユニットに品
種情報を書き込むことにより、たとえば、シャッタ３１
　ａ　ｓ　３１　ａ・・・の近傍において、各トレイＴ
の品種識別ユニットの品種情報を読み取って、その開閉
制御を行なうことができるから、面倒なチーズＣ１Ｃ・
・・のトラッキング動作を完全に省略することができる
。

なお、ワインダＷＳＷ・・・は、チーズＣＳＣ・・・の
形で加工済の糸を排出することができる各種の加３ 工機械であってもよいものとする。

発明の詳細 な説明したように、この発明によれば、品種識別ユニッ
ト付きのオーバヘッドコンベヤと、検査装置からのチー
ズを品種別に仕分けしてストックするストックラインと
、チーズストッカと、梱包ラインとを連結することによ
り、品種識別ユニットは、ワインダ等によって巻き上げ
られるチーズの品種情報を検査装置にまで伝達すること
ができ、ストックラインは、これに基づいてチーズを仕
分けし、チーズストッカ、梱包ラインは、品種別に、こ
れらのチーズをストックし、梱包処理することができる
から、従来過大な人手を要していたチーズの識別、仕分
け、梱包作業を全自動化することができ、工場全体の生
産効率を著るしく向上し得るという優れた効果がある。

４

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第７図は実施例を示し、第１図は全体構成
斜視説明図、第２図ないし第４図は第１図の要部斜視説
明図、第５図は第４図のＸ−Ｘ線矢視相当の拡大断面説
明図、第６図はチーズストッカの要部構成斜視図、第７
図は第６図のＹ矢視相当の動作説明図である。 Ｃ・・・チーズ　　Ｔ・・・トレイ Ｗ・・・ワインダ １０・・・オーバヘッドコンベヤ １２ｃ・・・品種識別ユニット ２０・・・検査装置　　３０・・・ストックライン３２
・・・トラバースコンベヤ ４０・・・チーズストッカ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ワインダ等によって巻き上げられたチーズを個別に
   検査装置に搬送する品種識別ユニット付きのオーバヘッ
   ドコンベヤと、検査装置からのチーズを品種別に仕分け
   してストックするストックラインと、該ストックライン
   上のチーズを品種別に格納してストックするチーズスト
   ッカと、該チーズストッカから排出されるチーズを梱包
   し、品種別にケースストッカに排出する梱包ラインとを
   備えてなるチーズ自動搬送処理システム。 ２）前記ストックラインは、箱詰単位ごとのチーズを前
   記チーズストッカの所定の列に選択搬入するトラバース
   コンベヤを備えることを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載のチーズ自動搬送処理システム。 ３）前記オーバヘッドコンベヤから排出されたチーズは
   、前記チーズストッカの入口まで、個別のトレイを介し
   て搬送することを特徴とする特許請求の範囲第１項また
   は第２項記載のチーズ自動搬送処理システム。 ４）前記トレイは、品種識別ユニット付きとすることを
   特徴とする特許請求の範囲第３項記載のチーズ自動搬送
   処理システム。