JPH03258638A - 自動スプレー式洗車機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、自走して洗車を行う洗車機に係り、洗浄液を
高圧で噴射して洗浄する自動スプレー式洗車機に関する
。

［従来技術］ 従来から自動車等の車体外表面を自動的に洗浄する装置
として、ブラシ式の門型洗車機や、ブラシを用いず洗浄
液をポンプにて加圧し、多数のノズルから噴射して洗浄
するものがあった。

後者を説明する簡略図面を第１図に示すが、この装置の
基本的な考え方として門型アーチ１の側面と上面に゛多
数個のノズル２をＩ＋ｌＩ　Ｂし、このノズルより比較
的低圧で多量の洗浄液を吹き付けて車両３の汚れを洗い
落とすものである。

車両３の大きさが多種あることから、　ノズルと車体外
表面との間隔を広くとっであるため、洗浄液が車体に届
くまでに流体速度は相当域するから、水圧にて汚れを吹
き飛ばすというより、むしろ多量の洗浄液で汚れを流し
落とすというのがその根本思想であった。この他、特許
出願公開時６１−１１９４５５の如く、門型フレームの
上面に上下動可能なトップノズルブロックを配し、その
下面にノズルを多数ＷＡＩ′ｆ設し、しかもそれらノズ
ルを首振できるように工夫した噴射式洗車装置が提案さ
れている。

［発明が解決しようとする課Ｍ］ しかしながら、従来の門型スプレー式洗車機では、　多
数個のノズルを使用するため、洗浄液をその分多量に使
うものであった。又、車両の大きさが小さいときでも、
大型の車両を洗うときと同じ様に全てのノズルから洗浄
液を噴射するから、被洗浄車体外にまで吹きかける無駄
が生じるものであった。更に特開昭６１−１１９４５５
のものは側面ノズルが門型フレームに固定されているた
め、車両の幅が小さいときはノズルと車両側面の距離が
遠くなり、洗浄液の噴射圧損失が著しくなり、その洗浄
力が激減する欠点があった。

本発明はこれら欠点を解決するため、少ない洗浄ノズル
数で、　しかもそれらノズルを車体表面にできるだけ接
近させると共に、車両形状に沿わせながらノズルからの
噴射距離を制御し、効率よい洗浄を行う洗車機を提供す
ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ 上記問題を解決するため本発明は、車両の形状に合わせ
て高さ方向に昇降可能としたトップノズルボックスと、
車両の側面に接近移動可能なサイドノズルボックスを備
え、　このサイドノズルボックスには車の高さ方向に往
復移動するサイドノズルを取り付け、同様にトップノズ
ルボックスにも車両の幅方向に往復移動可能なトップノ
ズルをｆ４設し、洗車アーチ本体が走行すると共にトッ
プノズルが車両の上面を洗浄し、他方サイドノズルは車
両の側面を車の高さ方向に移動しながら洗浄を行う。こ
のときトップノズルから車両上表面までの距離、並びに
サイドノズルから車両側面までの距離はそれぞれ光電セ
ンサと超音波センサにて検知し、洗浄に最適な距離を保
持させると共に、　そのときのトップノズルの高さｌｆ
ｆ１　ｆｉｔとサイドノズルの測方１ｉ１２１は、洗車
アーチ本体と車両との位置関係と共に軌跡データとして
記憶しておく。洗車アーチ本体の片道走行時に蓄積した
データを基に、復走行時は、洗車アーチ本体の移動距離
に従いトップノズルの高さ位置とサイドノズルの側方位
置を制御、駆動する手段を備えたものである。また、サ
イドノズル及びトップノズルから噴射する洗浄液の圧力
は３０　ｋｇ　／　ｃｍ”以上とし、洗浄液の使用量を
少なく抑えながら高圧の洗浄液を噴射し、洗浄液の汚れ
に対する衝突エネルギーを増やしてやることで洗浄効果
を高めるものである。

【作用］ 上記構成により、往行時においてその軌跡データを蓄積
することで車の形状を学習し、復行時における洗浄ある
いはすすぎ、乾燥等の次工程にて上記軌跡データに基づ
き各アクチュエーターを駆動し、その移動量を検知して
各ノズルの位置を制御することによって車の輪郭に沿っ
て洗浄するから、次工程での制御が簡単となると共に駆
動速度を高めて運転出来る。また、　トップノズルとサ
イドノズルの移動量は被洗浄車両の車幅と車高に見合っ
ただけ動かす。

［実ｔＭ例］ 以下、本発明の一実ｔＭ＠を図面に基づいて説明すると
、第２図が本発明の洗車機の概要を表し、洗車アーチ本
体４にトップノズルボックス５をリンク６を介して懸垂
し、このリンク６゜６にそれぞれエアーシリンダー７．
７が連結している。　トップノズルボックス５の詳細を
第３図に示す。　トップノズルボックス５の両端にシャ
フト８９が突設し、それら端部に光電センサ１１，１１
が取り付けられている。　１０は玉軸受である。シャフ
ト９にはビニオンギア１２が貫着され、それと歯合する
ラック１３はエアーシリンダー１４と連結されている。

エアーシリンダー１４の復動が１−ツブノズルボックス
５の回転に変換される。また、　トップノズルボックス
５の内部にビニオンギア１５．１６が配置され、それら
の間にベルト１８が掛けられており、そのベルト１８に
トップノズル１９が付設されている。ギヤートモ−ター
１７の正転１　逆転によりトップノズル１９が往復運動
する。又ギヤートモ−ター１７には図示されていないが
、ロータリーエンコーダが連結されている。第４図はＡ
−Ａ断面図でラック１３とビニオンギア１２の様子を示
している。

他方、　サイドノズルボックス２１．２１は、第２図に
示す如くガイドボックス２０．２０と一体形成されてお
り、エアーシリンダー２２゜２２の復動によりガイドボ
ックス２０．２０は洗浄アーチ本体４上を横にスライド
できるようにしたものである。即ち、車両３の幅に見合
った分だけサイドノズルボックス２１．２１を車両に接
近移動させるが、　このときのサイドノズル２３．２３
と車両側面の距離は超音波センサ２４．２４にて測定す
る。サイドノズル２３゜２３は上述したトップノズル１
９の作動と同じａｆＭにより上昇下降できるものである
。２５はサイドノズルを能動するギヤートモ−ターであ
る。２６はサイドプロアノズル、　２７はトッププロア
ノズルで、それぞれサイドノズルボックス２１．トップ
ノズルボックス５に付設しており、これらは洗浄後の車
両の乾燥のため、風をプロアノズルから吠き付けて水を
はじき飛ばして乾燥させるものである。

第５図は、上述したトップノズルボックス５とそれに伴
うトップノズル１９が、車両の形状面に対し常に垂直方
向に向けるようトップノズルボックスを回転させながら
洗浄作業することを説明する。このようにノズルからの
洗浄液を車両の表面に垂直に当てることで、洗浄液のも
つ運動エネルギーを汚れの剥離と除去に有効に働かせら
れる。

第２図中、　３１はおもりであり、　ワイヤー３２にて
トップノズルボックス５を吊り上げている。３０は滑車
であり、　２９はロータリーエンコーダ付滑車である。

ところで、　Ｉ・ツブノズル１９を車体表面のある距離
に接近させる方法として、　光電センサ１１、１１が車
体にさえぎられる位置を車体の表面位置として検知する
方法や、或は洗車アーチ本体４上部に超音波センサ２８
を設置して車高を測定する方法があるが、本発明の一実
ｗＡ例として、光電センサ１１を用いた方法で説明する
と、第６図は、本発明のトップノズル１９．サイドノズ
ル２３の上下方向の制御系のブロック図である。第６図
において、　１１は第２図に示す様にトップノズルボッ
クス５の両端に取り付けられた車体上面を検出する検出
手段である透過型の光電センサであり、車体の上面を検
出してノズル上下方向制御装置３８に出力している。

２９は第２図に示す様に滑車に取り付けられ、トップノ
ズルボックス５の移動距離を検出する検出手段であるト
ップノズル上下方向ロータリーエンコーダであり、　ト
ップノズル１９の上下方向の移動距離を検出し、ノズル
上下方向制御装置３８に出力している。３３は第２図に
示すようにベルトプーリー３４に取り付けられ、サイド
ノズルの上下移動距離を検出する検出手段であるサイド
ノズル上下方向ロータリーエンコーダであり、サイドノ
ズルの上下方向の移動距離を検出し、ノズル上下方向制
御装置３８に出力している。

第３図に示す３５は近接センサであり、　ビニオンギア
の回転歯数をカウントすることでトップノズルの回転角
度を検出し、ノズル上下方向制御装置ｆ３８に出力して
いる。ノズル上下方向制御装置３８は、　トップノズル
光電センサ１１の車体上面検出信号ａ、　トップノズル
上下方向ロータリーエンコーダ２９の移動路ｔｉｌｔ　
Ｉｆ号ｂ、サイドノズル上下方向ロータリーエンコーダ
３３、３３の移動路ｌ１Ｉｌ信号ｃ、ｃ”、　トップノ
ズルボックス回転近接センサーからの回転角度信号ｄを
入力し、それぞれトップノズル１９の上下方向駆動系に
上移動、位置保持、下移動からなる制御信号りを出す。

　また、　トップノズル１９の回転方向駆動系に右回転
、位置保持、左図転からなる制御信号ｇを出し、　さら
にサイドノズル２３．２３の上下方向駆動系に上移動、
位置保持、下移動からなる制御信号ｆを出力する。

第７図は、本発明のトップノズル１９、サイドノズル２
３の左右方向の制御系のブロック図である。２４．２４
は第２図に示す様に車体側面を検出する検出手段である
超音波型の距離センサであり、車体１１１１面までの距
離を検出し、ノズル左右方向制御装置３９に出力してい
る。３６はサイドノズル２３．２３の車幅方向への移動
距離を検出する検出手段であるサイドノズル左右方向近
接センサであり、サイドノズルボックス２１．２１の左
右方向の移動距離を検出し、ノズル左右方向制御装置＋
￥３９に出力している。

３７は第３図に示すようにトップノズル１９の移動距離
を検出する検出手段であるトップノズル左右方向ロータ
リーエンコーダであり、　トップノズル１９の左右方向
の移動距離を検出し、ノズル左右方向制御装置３９に出
力している。

ノズル左右方向制御装置３９はサイドノズル超音波セン
サ（右・左）２４．２４の車１；１１’　Ｉｌ１面検出
信号ｉ、ｉ’、サイドノズル左右方向近接センサ（右・
左）３６の移動距離信号ｊ、ｊ’トップノズル左右方向
ロータリーエンコーダ３７の移動錯ＷＬ信号ｋを入力し
、　トップノズル１９の左右方向駆動系に左移動、位置
保持、右移動からなる制御信号１を出す。又、サイドノ
ズル２３の左右方向駆動系に左移動、位置保持、右移動
からなる制Ｗ　ＩＮ号ｍを出す。

従って、上記実施例によれば、最低でも３個という少□
ないノズル数で済むため、その分洗浄液とすすぎ水の量
を少なくすることが出来るし、且つ車両の大きさに見合
った幅だけノズルを移動させることで、従来のような車
体のないところに洗浄液を噴きつけるという無駄が省け
る。

［発明の効果］ 以上のように本発明は、洗車にブラシを用いない非接触
のスプレー式洗車のため、車に傷をつけることがない。

また車両の高さと幅の分たけノズルを動かすことで虎浄
液の無駄な散布を１− 抑えると共に、ノズルの数が最低３個で洗浄可能である
きるから、使用する洗浄液と水の量を必要最低量でまか
なえるから、極めて経済的である。それからノズルを移
動させながら洗７％液を噴射することは、汚れ層を車体
表面から次々どはぎ取っていく作用があるから、洗浄効
果が高いるものである。

初回の往行時に光電センサ１１、又は超音波センサ２８
で車の上面の形状を学習し記憶することで、　次工程で
のプレーバック動作がスムーズに行えるし、運行速度を
高めて作業することが出来るので、洗浄のスピードアッ
プに貢献する。　トップノズルボックスの腕の長いリン
ク２本を用いて昇降させることでその可動範囲を広げら
れるので、車両の低い位置まで洗浄液を噴射出来る。と
同時に、　トップノズルボックスに付帯するトッププロ
アノズルも同様に低い位置まで下げられるから、従来の
門型洗車機では不可能であった車両の正面と後面のプロ
ア作業が出来、乾燥仕上げ面積を広げることが出来る。

２− 又、サイドプロアノズルも車両側面に極めて近く寄せる
ことが出来るから、車両側面の乾燥性上状態をさらに良
好とすることが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の門型アーチのスプレー式洗車機の概要を
示すもので、第２図は本発明の実施例の正面図を表し、
第３図は本発明のトップノズルボックスの詳細を示し、
第４図が第３図中Ａ−，Ａ線で切断した側断面図を示す
。第５図は乗用車を洗浄するときのトップノズルの状態
を表す説明図。 ３・・・車両 ４・・・洗車アーチ本体 ５・・・トップノズルボックス ６・・・リンク １１・・・光電センサ １２・・・ビニオンギア １３・・・ラック １７・・・ギャードモーター １９　　・ ２０　・ １ ２３　・ 　４ ２５　・ ２７　・ ２８　・ トップノズル ・ガイドボックス サイドノズルボックス ・サイドノズル ・超音波センサ ・ギヤートモ−ター トップブロアノズル 超音波センサ ５− 平成２年１２月 ２０日 ６、補正の内容 （１）明細書中発明の名称の欄において「スプレー式洗
車機」を「自動スプレー式洗車機」に補正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 洗車アーチ本体にリンクを介してトップノズルボックス
   を昇降自在に設け、係るトップノズルボックス内に往復
   移動可能なトップノズルを設け、トップブロアノズルと
   トップノズルボックスを一体に形成すると共に、車両上
   面を検知する手段を連結する一方、被洗浄車体の幅方向
   へ横移動可能としたサイドノズルボックスの内部に、上
   下に往復移動可能なサイドノズルを設け、又車体側面を
   検知する手段とサイドブロアノズルとを同サイドノズル
   ボックスに設置し、これらの検知手段により、それぞれ
   サイドブロアノズル及びトップブロアノズルの高さ位置
   、左右位置のそれぞれの位置データを軌跡データとして
   保存し、次洗車工程時はそのデータに基づき、トップノ
   ズルボックス並びにサイドノズルボックスの位置制御を
   行いながら洗車することを特長とした自動スプレー式洗
   車機。