JPH03249400A - 多翼送風機の羽根車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は　空気調和機等に仕様する多翼送風機の羽根車
に関するものであａ 従来の技術 多翼送風機の一例として、一般に横断流送風機は　特開
昭６０−１７２９６号公報も　実開昭５９−１６７９９
０号公報に示されるような構成であった　すなゎ叛第６
図（ａ）の矢印で示すように横断流送風機（よその構造
土　空気の流入方向と流出方向が逆方向であること、あ
るいは送風機を軸方向に延ばすとほぼその長さに比例し
て風量が増大するなど他の送風機にみられぬ特長を有す
るた数　近年広く用いられるようになった　また第６図
（ｂ）のよう凶　羽根車のブレードａの間のピッチ角も
周期性を持たずに乱数的に配列し　聴感的な回転騒音（
ｎＺ音　ｎ：　回転数Ｚ：　　羽根枚数）の低減化をは
かる技術も知られていも　−殻内にｎＺ音周波数分析特
性を第４図（ａ）番−、、ブレード間ピッチの乱数配列
によるｎＺ音周波数分析特性を第４図（ｂ）に示す。

発明が解決しようとする課題 横断送風機に関して（上　前記したようにブレードのピ
ッチ角を不規則に配列することで、第４図（ｂ）に示す
ようにみかけ上　ｎＺ音の周波数を分散させ聴感的にも
笛音を緩和するものへ　−周期あたりのｎ音（ｎ二　　
回転数）が顕著に現れ　実聴感をそこなう場合もあり、
充分に騒音低減がはかれないといった課題を有してい九
　本発明Ｃよ上記課題に鑑へ　ファン騒音を聴感的に改
善し低減化させる多翼送風機を提供するものであム課題
を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の多翼送風機は　羽根
車外周側のブレード先端く　長手方向に間隔をおいて、
断続的に溝部を設ζす、この溝部の深さをブレードにお
ける溝部との接続箇所の肉厚よりも大きくしたものであ
る。

作用 上記した構成によって、ブレードを横切る空気は　溝部
によって生じる微小な変動流によりはくりが緩和され　
その結果風切り音やｎ音などが緩和でき、さらに後流う
ずも分散じ　小さくして音を低減することもできも 実施例 以下、本発明のいくつかの実施例を添付図面により説明
する。まず第１図〜第３図により、クロスフローファン
に採用した場合について説明すもここで、クロスフロー
ファンを採用した送風機の基本構造（よ　第６ＦＩＩＪ
（ａ）と同じであるた敢　第６図（ａ）を用いてその基
本構造について説明すも　同図において、　ｌはクロス
フローファン（以下羽根車と称す）、　２はスタビライ
ザ、　３はリアガイダ、４は所定間隔あけて配置された
仕切板５は前記仕切板４間に配設されたブレードであム
これらにより、周知の送風機が構成されていも第１図に
おいて、ブレード５の外周側先端部に（戴ブレード５の
長手方向に溝部６が間隔をあけて断続的に設けられてい
も　この溝部６の深さＬは第３図に示す如く、ブレード
５の先端肉端厚ｔよりも大きく設定されていも　上記構
成からなる送風機において、各ブレード５の配置ピッチ
を乱数的（不等間隔）とした場合（よ　第２図の（ａ）
の如くなり、各ブレード５の配置ピッチを等間隔とした
場合１よ　第２図（ｂ）の如くなム　次に第３図により
ブレード５を横切る空気の流れについて説明すも　同図
において、矢印は風の流れ方向を示している。一般にブ
レード５の後縁近傍での乱流境界層によるはくり、ブレ
ード出口の後流うず、ブレード面の揚力変動や圧力変動
などが騒音の発生原因としてあげられも　しかし　ファ
ン外周側のブレード先端部に　溝部６を形成することで
、従来　吸い込み側において羽根のエッチ先端部分で、
風を切って音が発生していたこと力（溝部では風を切る
タイミングが微少に異なるた数　風切音も緩和できも　
また　吹き出し側において、溝部が設けである箇所にお
ける後流うずと溝部が設けていない箇所における後流う
ずの大きさや流れ方が相違している為　互いに干渉しあ
Ｉ、Ｘ、後流うずを分散し　うすを小さくすることがで
き、音の発生も低減できも　第４図ζよ　クロスフロー
ファン（横断流送風機）の仕様が異なるファンについて
の周波数分析を比較した結果を示したものである。同図
（ａ）ｇ；Ｌ　　従来のブレードピッチ角を等ピッチに
配列したちへ　同図（ｂ）Ｌ＆　　ブレードをランダム
に配列したもへ　同図（ｃ）は同図（ｂ）のファンに本
発明を実施したもの（第２図（ａ）の構成）を示も　同
図より明らかな如く、本発明品は　従来のランダムファ
ンに比べ　ｎ音といわれる低い周波数域における騒音が
下表１の如く低減でき九　その結果　実聴感的にもゴロ
ゴロといった音が消え　非常に良好であった　な耘かか
る結果ＣＬ　　以下の実験内容によって得られたもので
あム ファン仕様 ファン径 羽根枚数 内外径比 ブレード肉厚 溝部６の深さ 連数 ：　　　９０ｍｍ ：３７枚 ：　約０．７９ １．４　　ｍｍ ：　約１　ｍｍ ＝　８連 （以下余白） 表 １ また　本発明は第２図（ｂ）に示す如くブレード５を等
ピッチに配置した場合についても同様の結果が得られた
　次に　本発明の他の実施例について第５図を参考に説
明すも　第５図において、４は仕切板　５はブレード、
　６はブレード５におけるファン外周側先端に設けた深
さＬｌの溝！７はブレード５におけるファン外周側先端
に設けた深さＬ２の溝部を示獣　各溝部６、７はブレー
ド５の先端肉厚よりも大径に形成されていも　これらの
溝部６、７ば　先の実施例と同様にブレード５の長手方
向にわたって断続的に設けられていも上記のように構成
された多翼送風機において、ブレード５を横切る空気の
流れについて説明すも従来　吸い込み側において、羽根
のエッチ先端部分で、空気が衝突Ｌ　前縁において、は
くり流れを生じていた　しかし　溝部を設ることで微小
な変動流がはくり流れを抑制し　衝突損失を減少させる
ことができも　又　吹き出し側において３表深さの異な
った　溝部を設けているので、各溝部の変動流の大きさ
の違いにより、死水域がふらつき、境界層のはくりを抑
制することができも　そして、その際後流うずの太きさ
も異なった状態で発生するので、渦を分散化し　音の発
生も低減できも 発明の効果 上記実施例より明らかなように本発明（よ　多翼送風機
の羽根車において、羽根車外周側のブレード先端く　そ
のブレードの長手方向に間隔をあけて断続的く　かつブ
レードの先端肉厚よりも深い溝部を設けたもので、羽根
車が有する特有のｎ音、ｎＺ音が抑制でき、静音化がは
かれも　また　上記構成において、各溝部の深さがそれ
ぞれ異なるか又は一部を異なることにより、特に乱流騒
音が同時に改善できるものであム

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における横断流羽根車のブレ
ード部の斜視図　第２図（ａ）・（ｂ）はそれぞれ同ブ
レードを具備した異なる横断流送風機の断面図　第３図
は同ブレードによる空気の流れ状態を説明する説明医　
第４図（ａ）・（ｂ）・（ｃ）は本＃牟井従来の異なる
構成による送風機および本発明による送風機の騒音周波
数の分析医　第５図は本発明の他の実施例を示す羽根車
のブレード部の斜視は第６図（ａ）・（ｂ）は七＃モ＃
横断流送風機の断面斜視図および従来の羽根車の要部断
面図であムト・・・羽根車　２・・・・スタビライザ、
　３・・・・リアガイダ、　４・・・・仕切板　５・・
・・ブレード、　６・７・・・・溝ａ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）所定間隔をあけて配設された円形の端板あるいは
   仕切板と、この端板あるいは仕切板間に端板あるいは仕
   切板の周縁に複数枚のブレードを配設し、外周側の前記
   ブレード先端に、そのブレードの長手方向に間隔をおい
   て、断続的に溝部を設け、この溝部の深さを、ブレード
   における溝部との断続箇所の肉厚よりも大きくした多翼
   送風機の羽根車。
2. （２）各溝部の深さを一部または全部異なるように形成
   した請求項１記載の多翼送風機の羽根車。