JPH03247210A - 施肥装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は苗植付と同時に流動状肥料を側条施肥するよう
にした施肥装置に関し、詳しくは、タンク、ポンプ等施
肥装置の主要部を苗載台の後方に配置すると共に、施肥
を各条選択的に停止させる切換バルブのみを運転席の対
向位置に設けた施肥装置に関するものである。

従来の技術及び解決すべき課題 従来、苗植付と同時に施肥する施肥装置として乗用田植
機の後方に連結された植付部の苗載台後方位置に粒状施
肥機を装着したものは既に公知であり且つ実用に供され
ている。しかし、これらの粒状施肥機は１粒状肥料を収
納するタンクが苗載台の今市にわたって複数個配設され
ており（各条の上にタンク等施肥機の主要部が配置され
、また奇数条の場合は左右のタンク形状が異る）、肥料
の補給時、植付部の左右バランスが崩れないよう充分留
意する必要があった。即ち、各タンクの収納量にバラツ
キが生じると左右バランスが崩れて左右の植付深さが異
なってくるため浮苗や倒伏苗（浅植え側）等が発生し植
付精度が悪くなり、多条。

植えであればあるほどそれが極端に現われるものである
。

ところで、単一のタンクを植付部の巾方向中央に設けれ
ばかかる不都合は解消されるが、粒状の固形肥料は液状
肥料と異なり繰出しの円滑性に難があり、タンクから吐
出口にいたるまでの間に滞留したり詰まったりし易いと
いう致命的欠点があるため、タンクから粒状肥料を左右
両側に分岐させた配管を経由させて各吐出口まで円滑に
分配送給することは構造的１重量的及びコスト面等種々
の制約があるため技術的に困難である。

一方、乗用田植機の本機（走行機体）側に流動状肥料施
肥用のタンクやポンプ等を搭載し、施肥ノズルを植付部
側に設けたものはペースト肥料の側条施肥機として知ら
れているが、本機側のポンプと植付部側の施肥ノズルを
連結ホースで連結した構造であるため、施肥各部が機体
各部に分散しパイピングが長く且つ錯綜するきらいがあ
るばかりでなく本機に対する植付部の着脱時にはその都
度連結ホースの中途部を外したり結合したりする必要が
あった。

課題を解決するための手段 そこで、本発明は、流動状肥料施肥用のタンク、ポンプ
等施肥装置の主要部を植付部の苗載台後方に配設し、田
面滑走用の各フロート側に設けた施肥ノズルを前記ポン
プの吐出側に連通連結すると共に、施肥を各条選択的に
停止させる切換バルブの操作レバーを苗載台の背面側で
運転席と対向する位置に設けたことにより上記の問題点
を解決すると共に施肥停止時におけるバルブの切換操作
を運転席側からワンタッチで容易に行えるようにした施
肥装置を提供しようとするものである。

作　　　　　　　　　用 ポンプの動力は植付ドライブケース内の回転部からチェ
ン駆動により変速装置に入力された後、該変速装置で変
速されてポンプに伝達され、それによりタンクに収容さ
れた流動状の肥料（ペースト状又は液状肥料）はインジ
ケータを経由して各フロート側に設けた施肥ノズル部に
分配されて植付苗近傍の土中に側条施肥される。

実　　　施　　　例 本発明の構成を図面に示された一実施例により説明する
。前輪ｌ及び後輪２に支持された機体フレーム３の前部
にエンジン４が、後部に運転席５が搭載されて乗用田植
機の本機（走行機体）Ａが構成され、また、本機Ａの後
方には前高後低状の苗載台６、ロータリ式の植付杆７、
植付ドライブケース８．８ａ、８ｂ、フロート９等から
なる植付部Ｂが昇降リンク１０を介し昇降自在に装着さ
れており、本機側の動力はＰＴＯ軸（図示せず）から自
在ＪＩＩｆ−軸Ｃを介して植付部Ｂに伝達され植付各部
を駆動するようになっていて６条植えの乗用田植機が構
成されている。

そして、流動状肥料施肥用のタンク１１、ポンプ１５等
施肥装！ｌＤの主要部はユニット状に構成されており、
該主要部は苗載台６の後方で植付部Ｂの巾方向略中間部
に配設されている。即ち、左右の植付ドライブケース８
ａ、８ｂから正面ハ字状に立設されたステー１３にタン
ク１１が植付部Ｂの巾方向中間部に位置して上下調整自
在に支持固定されており、該タンク１１の下方には連通
管１４を介してサブタンク１５ａを有し且つ植付条数に
対応した多数のネジポンプ１５ｂからなる施肥ポンプ１
５が装備され、各ネジポンプ１５ｂは吸込み側をサブタ
ンク１５ａに面して同一円周上に環状に配設されている
。

！６は各フロート９の側方に取付けられた施肥ノズルで
ある。　１７は施肥作業状態と施肥停止状態（又はノズ
ル等の洗浄状態）に切換えるための切換バルブで、該バ
ルブ１７の切換は切換操作し八−１７ａの回動操作で各
条選択的に行え得るようになっている。この切換バルブ
１７は苗載台６の背面側で運転席５に対向する位置にイ
ンジケータ（肥料波れ検知センサー）ｉと一体的に設け
られている。

図示例のものは切換バルブ１７を苗載台支持ステー６ｄ
の１部側に取付ボルト（図示せず）等を介して着脱自在
に装着したものである。

上記ネジポンプ１５ｂ各々の吐出側とインジケータｉは
吐出ホース１８で連通連結され、タンク＋１内の肥料は
ポンプ１５の駆動によりインジケータｉに送給され、該
ポンプ１５からの圧送肥料をレバー１７ａの回動操作に
よるバルブ１７の切換で吐出ホース１８ａを介しノズル
１６側に送給し又は戻しホース２０を介しタンク１１（
或はサブタンク１１ａ）に環流させるようになっている
。また、中央ドライブケース８の上方には主変速レバー
１９ａと副変速レバー１９ｂを有する変速装＠１９が配
設され、中央ドライブケース８の一側に突出させた駆動
軸スプロケット２０と変速装置１３の入力軸スプロケッ
）２１には伝動チェノ２２が、また変速装２１１９の出
力軸スプロケット２３とポンプ１５の入力軸スプロケッ
ト２４には伝動チェノ２５が夫々掛けられており、中央
ドライブケース８から取出した動力を変速装Ｍ】９で変
速してポンプ１５を駆動するようになっている０図示し
なかったが上記チェン伝動部にはカバーが付設され安全
性及び泥土付着防止を図っており、また、タンク１１内
には残量センサーＳが設けられ、運転席前面のパネル力
へ−に等にモニター表示されるようになっている。肖、
動力の伝達はチェン伝動方式以外にベルト方式等でもよ
い。

ところで、前記タンク１１、ポンプ１５及び変速装２１
１１９はタンク中心を通り上方から下方に略直線状に近
接配置された状態でブラケット２６や取付ボルト２７等
を介して予めユニット状に一体的に構成されており、ポ
ンプ１５．インジケータｉ等は植付条数の多寡に対応し
て簡単に取換え得るようになっている。

２８は必要に応じて特定条の苗植付を停止させるための
条止めレバーで、苗載台６の背面側上部で切換バルブ１
７の近接位置に装着されている。

尚、タンク１１は植付部Ｂの前後バランスの関係で苗載
台６に邪魔にならない程度で苗載台６寄りに偏倚させて
取付けてもよい、上記本実施例ではタンク１１を１（１
設けたものであるが、タンク１１は植付部Ｂの巾方向中
間部に寄せて複数個配設してもよい、第４図はその構造
例で、夫々ドライブケース８．８ａ、８ｂに立設のステ
ー２３を介し同一高さに並設された３個のタンク１１’
の下面側を連通バイア’３０で一体的に連通連結したも
ので、タンク１！。

以外の各部の構成は本実施例のものと略同−である。こ
のものでは、各タンクの下面側を連通しであるので各タ
ンク１１’の液面高さが一定に保たれるので肥料補給時
や条止め時に左右タンクへの肥料供給量が異ったり肥料
の残量が不一致となっても短時間で各タンク１１の液面
高さが揃うので植付部Ｂの左右バランスは常に良好に保
持される。

上記の構成において、苗載台６にマット苗（図示せず）
を載置すると共に、タンクｌｌ内に流動状肥料を入れて
植付作業を開始すると、苗載台６上ので７）苗は植付杆
７で１株ずつ掻取られ田面に連続的に植付られる。また
、上記植付作業に伴って植付部Ｂの動力が中央ドライブ
ケース８内の回転部からチェノ伝動により変速装置１９
に入力された後、該変速装置ＩＳで変速されてポンプ＋
５に伝達されるので、タンク１１に収容された肥料は吐
出ホス１８、インジケータｉ、吐出ホース１８ａを経由
して各フロート９側に設けた施肥ノズル１６に分配され
て植付苗近傍の土中に側条施肥される。

ところで、植付作業時特定条のみ施肥を停止する場合１
例えば、畦際植付の実作業においては最終植付の直前の
行程において条合せのため、特定の条（最終植付時に植
付がダブル条）の植付（及び施肥）を停止（条止め）し
、最縛行程で全条植付るようにしているが、かかる条止
め時には、条止めレバー２８を操作すると共に、該当す
る切換バルブ１７の操作レバー＋７ａを施肥停止側に操
作する必要がある（切換バルブ１７を施肥停止側に切換
えると肥料はノズル側に流れず戻しホース２０を経由し
てタンク１１に環流する）、　この際、切換バルブ１７
及びその操作レバー１７ａが苗載台６の背面側で運転席
５と対向する位置に設けであるので、切換バルブ１７の
レバー操作をオペレータが本ｍＡから降りることなく運
転席５側から手を延ばすことによりワンタッチで容易且
つ迅速に行なうことができ、作業性が大巾に高められる
。

一方、タンク１１やポンプ１５等施肥装ＨＤの主要部は
苗載台６の後方で植付部Ｂの巾方向略中間部に配設され
ているので、バランス的に理想的な配置構成となり、し
かも肥料補給により植付ｆｌｌＨの左右バランスが崩れ
ることはなく、従って左右の植付深さは常に所望の均−
深さに保持されるため、苗の植付精度は一層高められる
。また、ポンプ１５はタンク１】の直下方に配置されて
いるのでパイピング長が短いことと相俟って肥料の流れ
が極めてスムーズとなり、しかも、作業開始後、肥料が
ノズル先端まで達する時間が短線されるため、作業性が
一層高められる。さらに、パイピングのレイアウトの自
由度が高められるうえその全長を極力短縮化できるので
機体回行時の肥料垂れ流し現象を大巾に減少させること
ができる。

また１本ｍＡに対する植付部Ｂの着脱に際しては吐出ホ
ース１８．１８ａ等をその都度外したり連結したりする
必要がないので植付部Ｂの着脱作業時の煩わしさが解消
されると共に、肥料補給は１つのタンクのみでよくその
分オペレータの負担が軽減される。尚、苗載台６への苗
補給は運転席５側から行うのでタンク１１等の施肥装置
りが苗補給の邪魔になることはない。

発　　明　　の　　効　　果 本発明は、上記したように、流動状肥料施肥用のタンク
、ポンプ等施肥装置の主要部を植付部の苗載台後方に配
設し、田面滑走用の各フロート側に設けた施肥ノズルを
前記ポンプの吐出側に連通連結すると共に、施肥を各条
選択的に停止させる切換バルブの操作レバーを苗載台の
背面側で運転席と対向する位置に設けたから、走行機体
（本機）に対する植付部の着脱の際、吐出ホース等の配
管をその都度外したり連結したりする必要がないので植
付部の着脱作業を容易に行うことができるうえ、タンク
への肥料供給が容易で、しかも、各ノズル部への肥料の
流れがスムーズとなり、また、切換バルブの操作レバー
のみが運転席に対向した構造なので、畦際植付時におい
て特定条のみ苗植付を停止する苗条止め等に対応して切
換バルブのレバー操作を運転席側からワンタッチで容易
に行ない得て作業性を一層高めることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を装備した田植機の全体側面図、第２図
は施肥装置の背面図、第３図は施肥装置の主要部の側面
図、第４図はタンクを複数個並設した施肥装置の背面図
である。 ５・・・運転席、６・・・苗載台、７・・・植付杆、８
，８ａ、８ｂ・・・植付ドライブケース、９・・・フロ
ート、＋１．ＩＩ’・・・タンク、１５・・・ポンプ、
１６・・・施肥ノズル、１７・・・切換バルブ、１７ａ
・・・切換バルブの操作レバー、Ｂ・・・植付部、Ｄ・
・・施肥装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 流動状肥料施肥用のタンク、ポンプ等施肥装置の主要部
   を植付部の苗載台後方に配設し、田面滑走用の各フロー
   ト側に設けた施肥ノズルを前記ポンプの吐出側に連通連
   結すると共に、施肥を各条選択的に停止させる切換バル
   ブの操作レバーを苗載台の背面側で運転席と対向する位
   置に設けたことを特徴とする施肥装置。