JPH03236062A - 電子写真用転写紙 - Google Patents

電子写真用転写紙

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JPH03236062A
JPH03236062A JP3145590A JP3145590A JPH03236062A JP H03236062 A JPH03236062 A JP H03236062A JP 3145590 A JP3145590 A JP 3145590A JP 3145590 A JP3145590 A JP 3145590A JP H03236062 A JPH03236062 A JP H03236062A
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JP
Japan
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fiber orientation
curl
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JP3145590A
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Shunsuke Okujima
奥島 俊介
Isao Odaka
小高 功
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New Oji Paper Co Ltd
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は電子写真用転写紙に関する。更に詳しくは、本
発明はトナーの熱定着を行う電子写真式複写機に用いら
れる転写紙の複写機での走行性と作業性が良好な転写紙
に関する。
[従来の技術] 電子写真式複写機に用いられる転写紙には複写機での走
行性と作業性が良好で、とりわけ、トナーを転写した後
に発生するカールの少ないことが要求される。
電子写真式複写機では転写紙にトナーで画像を形成した
後にトナーを紙の上に定着させるために加熱圧着させる
方式が採用されているが、この温度は通常180℃以上
に加熱される。即ち、転写紙はトナーでの画像形成後、
高温に加熱された金属ロールと弾性ロールの間を通過さ
せられる。この際転写紙は加熱されるので水分が減少し
、それに伴って紙の収縮が発生し、いわゆる複写後のカ
ールが大きくなりソーターで詰まるので排紙ができない
などの作業性が悪くなるという問題があった。
[発明が解決しようとする課題] かかる現状に鑑み1本発明者は紙の抄造条件とカールの
発生機構を鋭意研究した結果、紙を構成するバルブ繊維
の配向性とカールの発生原因に極めて著しい相関があり
、パルプ繊維の配向性をコントロールすることによりカ
ールの発生を抑制できることを見いだし本発明を完成す
るに至った。
従って、本発明の目的は電子写真式複写機において転写
後にカールの発生が少なく、走行性及び作業性が極めて
良好な電子写真用転写紙を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は紙のフェルト層とワイヤー層の水分変化に基づ
く伸縮率の差が紙の流れ方向において0006から−0
,006の範囲であり、紙のクロス方向において0.0
11から−0,011の範囲であることを特徴とした電
子写真用転写紙という構成としたものである。
本発明の伸縮率の測定方法は以下の通りである。
転写紙の流れ方向及びクロス方向において幅5mm、長
さ100mmの短冊状の紙片を採取する。この紙片を第
1図に示すように20°Cの環境下に片持ち梁で50m
m支持し9周りの湿度を変化させることにより紙片の水
分を変化させて紙片にカールを発生せしめ、この時の△
Xと△Y及び紙片の水分を測定する。水分(M)はカー
ルの測定用とは別に用意した紙片で測定し、カール測定
用紙片と同じ湿度下においてその重量(Wg)を測定し
、全てのカールの測定が終了した後にその紙片の絶乾重
量(WO)を測定して1次式によってカール測定時の紙
片の水分を求める。
M= ((Wg−Wo)/Wg)X l 00 (%)
湿度を65%RH−80%RH−20%RH−80%R
1(−20%RH−80%RH−20%RH−80%R
)(の如(変化させ、それぞれの湿度で測定された紙片
の水分での紙片のカール曲率(k)を次式によって求め
る。
k=2△Y/ (△x2+△Y2) 本発明では最終サイクルでの湿度20%RH及び80%
RHにおける紙片の水分、MzoとM ao及びカール
曲率、k2゜とkaaを求め、これらの値から次式によ
って紙片の水分が1%変化した場合の曲率変化(K)を
求める。
K= (k−o k2o)−/ (M8o M2o)転
写紙がフェルト層とワイヤー層の2層から構成されてい
るとして、それぞれの層の水分が1%変化した場合の寸
法変化率、即ちそれぞれの伸縮率をBf、Bwとすると
表裏差(Ef−Bw)と曲率変化(K)の関係式は転写
紙の厚みをtとして近似的に次式で表される。
(B f−Bw) =−2tK/3 紙を構成しているバルブ繊維の断面方向への水分変化に
よる寸法変化は長さ方向への寸法変化に比べてlO倍程
度であるから、紙の抄造の際にフェルト層とワイヤー層
で繊維配向の程度が異なれば紙の伸縮表裏差(Bf−B
w)が発生し、カール発生の主原因となっている。従っ
て、フェルト層でパルプ繊維が流れ方向に並んでいる傾
向が強く(即ち、繊維配向が強()、逆にワイヤー層で
はその傾向が弱い(即ち、繊維配向か弱い)場合、フェ
ルト層の流れ方向における伸縮率は繊維配向か弱い場合
に比べて小さ(、クロス方向における伸縮率は太き(な
り、一方ワイヤー層では流れ方向における伸縮率は繊維
配向が強い場合に比べて太き(なり、クロス方向では逆
になる。即ち、フェルト層とワイヤー層の繊維配向の強
さの差が太き(なる程流れ方向及びクロス方向における
伸縮率の表裏差が大きくなるので、この伸縮率の表裏差
を小さ(するには繊維配向の表裏差を小さ(しなければ
ならない。
本発明では紙の抄造条件を変化させて繊維配向を調整し
、それによって伸縮率の表裏差を調整するのが好都合で
ある。
そのひとつの方法としては抄紙機のワイヤー上での脱水
速度をスライスから噴呂するバルブスラリーのワイヤー
上への着地点の長短をコントロールする。即ち、バルブ
スラリーのワイヤー上への着地点の長短はスライスの上
リップと下リップの開度及び上リップの水平位置によっ
てコントロールすることができ、バルブスラリーのジェ
ット流をフォーミングボードの手前側(インレット側)
に落とすほど脱水が早(なって、ワイヤー層の繊維配向
がフェルト層の繊維配向より強くなり、繊維配向表裏差
が大きくなる。したがって、バルブスラリーのジェット
流の着地点をフォーミングボ−ドの手前側(インレ・ン
ト側)から向こう側(プレス側)へ移動させるに従い、
繊維配向表裏差は小さくなるが、一方、バルブスラリー
のシェウト流をフォーミングボードの向こう側(プレス
側)へ落とすほどフェルト層の繊維配向がワイヤー層の
繊維配向より強くなり、再び繊維配向表裏差が太き(な
る。ジェット流の速度、m/min、(J)とワイヤー
速度、m/min、(W)の比は一つの目安であるが、
本発明ではJ/Wは0. 95〜1.05の範囲内で適
宜選ばれる。このようにして、バルブスラリーのシェツ
ト流のワイヤ上への着地点の長短をコントロールするこ
とにより繊維配向表裏差を調整して伸縮率表裏差が小さ
くなる点を選び、流れ方向で0.006から−0,00
6の範囲、クロス方向で0011から−0,011の範
囲に保持することが出来る。
本発明に用いられる原料バルブとしては広葉樹晒パルプ
、針葉樹晒バルブ及び脱墨古紙パルプ或いはこれらの混
合バルブが所望に応じて使用される。更に、本発明は公
知の抄紙用薬品と抄紙機で製造される電子写真用転写紙
に応用される。
[実施例」 以下に実施例をあげて本発明をより具体的に説明するが
、もちろん本発明はこれによって限定されるものではな
い。
実施例及び比較例 実施例1〜4及び比較例1〜3 フリーネス410 m 12 c、s、f、 (カナダ
標準フリーネス)まで叩解した広葉樹晒クラフトバルブ
(LBKP)を抄紙用原料バルブとして用い、次に示す
通り抄紙用薬品及び填料をバルブ当り絶乾表示で添加し
た。
アルケニルコハク酸無水物    0.09重量%(フ
ァイブラン−81、玉子ナショナル社製)カチオン化デ
ンプン       0.5重量%(ケートF、玉子ナ
ショナル社製) 硫酸バンド           0.2重量%炭酸カ
ルシウム         5.0重量%(軽質、TP
−1213、奥多摩工業社製)この紙料を用いて長網抄
紙機で抄造し、サイズプレス及びマシンカレンダーを通
し米坪64g/m2.密度0.7 g/cm3.紙の水
分50%の転写紙を得た。サイズプレス薬品としてはサ
イズプレス用デンプン(酸化デンプン、玉子エースB。
玉子ナショナル社製)とスチレン−マレイン酸共重合体
(ポリマロン−482、荒用化学社製)を5:0.2の
比率で用い、この混合物の紙への塗布は0.6 g /
 m 2であった。得られた転写紙(A4判)の複写後
のカール、走行性及び作業性を評価し、結果を第1表に
示す。
(転写紙の評価方法) 複写機での転写紙の走行性及び作業性の評価は富士ゼロ
ックス社製の電子写真複写機(形式:5990、ソータ
ー付)でA4判の転写紙を1000枚複写して行われた
■)カール 第2図に示すように、カールしている転写紙の一辺を手
でつまみ、対辺の円弧の高さ(L)を読み取り、転写紙
の10枚の読み取り値の平均値で示した。円弧の高さが
大きい程カールが大きい。
2)走行性 転写紙1000枚の複写を行う間に発生する紙詰まりな
どのトラブルが発生した回数で示した。
3)作業性 複写後の転写紙がソータービンに入る枚数で評価した。
実施例5〜8及び比較例4〜6 バルブ原料としてフリーネス410 m 9 c、s、
f、 (カナダ標準フリーネス)のLBKP、脱墨され
たフリーネス200 m f2 c、s、f、 (カナ
ダ標準フリーネス)及び白色度70%の新聞古紙バルブ
及びフリネス350mff及び白色度70%の上質古紙
バルブを第2表のように配合したこと以外は実施例1〜
4及び比較例1〜3と同じ様にして転写紙を抄造した。
得られた転写紙の評価も前記と同じ様に行ない、結果を
第2表に示す。
第1表及び第2表から明らかなように、本発明の伸縮率
表裏差の特性値を有する転写紙の複写後のカール、走行
性及び作業性が良好であるのに対し、本発明の伸縮率表
裏差よりはずれた特性値を有する転写紙の複写後カール
、走行性及び作業性は劣っていることが分かる。
[発明の効果] 本発明は電子写真用転写紙の流れ方向及びクロス方向に
おける伸縮率表裏差を調整することにより、用いるバル
ブ原料の種類に関係なく複写後のカールが少なく、走行
性及び作業性が著しく改暦できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1区は転写紙の伸縮率をIF11定する際の紙片の支
持及び測定を示す概略図であり、第2図は44判の転写
紙のカール測定を示す斜視図である。カールはLの測定
値(mm)の平均値で示される。 1・・・・・・ΔY 2、・・・・・・△X 3・・・・・・紙片 4・・・・・・L     特許出願人王子製紙株式会
社 第1図 第2図 1・・・・・・ΔY 4・・・−・・し

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 紙のフェルト層とワイヤー層の水分変化に基づく伸縮率
    の差が紙の流れ方向において0.006から−0.00
    6の範囲であり、紙のクロス方向において0.011か
    ら−0.011の範囲であることを特徴とする電子写真
    用転写紙。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6221210B1 (en) 1992-06-04 2001-04-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Transfer paper for electrophotography and a method for producing thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6221210B1 (en) 1992-06-04 2001-04-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Transfer paper for electrophotography and a method for producing thereof

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