JPH03203970A - カラー画像形成方法 - Google Patents

カラー画像形成方法

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JPH03203970A
JPH03203970A JP1344808A JP34480889A JPH03203970A JP H03203970 A JPH03203970 A JP H03203970A JP 1344808 A JP1344808 A JP 1344808A JP 34480889 A JP34480889 A JP 34480889A JP H03203970 A JPH03203970 A JP H03203970A
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ink
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substituted
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JP1344808A
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Inventor
Emi Saito
斉藤 恵美
Takeshi Sakaeda
栄田 毅
Katsuhiro Shirota
勝浩 城田
Takao Yamamoto
山本 高夫
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカラー画像の形成方法に関し、更に詳しくはイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色水性インク
を組合せて用いるカラー画像の形成方法に関し、特に記
録ヘッドのオリフィスから液滴を飛翔させ、紙、樹脂フ
ィルム等の被記録材にカラー画像を形成するインクジェ
ット方式によるカラー画像の形成方法に関する。
更に、本発明は得られた画像の保存性、特に室内変色性
が改良されたインクジェット方式によるカラー画像の形
成方法に関する。
〔従来の技術〕
インクジェット方式は、種々のインク吐出方式(例えば
、静電吸引方式、圧電素子を用いてインクに機械的振動
又は変位を与える方式、インクを加熱して発泡させ、そ
のときの圧力を利用する方式等)によりインク小滴(d
roplet)を形成し、それ等の一部若しくは全部を
紙等の被記録材に付着させて記録を行うものである。
この方式において複数のノズルを使用し、各種染料を水
又は有機溶剤等に溶解させた複数の異なる色相のインク
を用いることによって、カラー画像を形成させることが
可能である。こうしたインクジェット方式に使用される
インクは、次の様な性能が要求される。
(1)耐水性、耐光性、対摩耗性等に優れた画像を与え
る事。
(2)解像度或いはカラー画像化における色調再現性に
優れている事。
(3)光学濃度が高く、色調が鮮明な画像を与える事。
(4)液媒体成分に対する溶解安定性或いは保存安定性
が高く吐出オリフィスの目詰まりを生じにくい事。
又、近年、光のあたらない室内においても変褪色が起る
という問題が出てきた。この現象は直射日光だけではな
く、ケイ光灯、白熱球等の光源の有無に関係なく光の照
射のない場所でも起る。その機構は明らかにはなってい
ないが、染料の分解に生じる問題と考えられ、特にカラ
ー画像の場合、イエロー マゼンタ、シアン及びブラッ
クインクのうち1種以上のインクの室内変色が画像全体
の品位をそこなうものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、本発明の目的は、前記(1)乃至(4)の要求
を全てバランス良く十分に満足し、しかも室内における
変褪色特に変色のないカラー画像を与える画像の形成方
法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、以下の本発明によって解決される。
即ち、本発明は、少なくともイエロー、マゼンタ及びシ
アンの各色インクを被記録材に付与してカラー画像を形
成するカラー画像形成方法において、前記イエローイン
クが下記一般式(I)で表わされる染料の少なくとも1
種を含有し、前記マゼンタインクが、下記一般式(II
)で表わされる染料の少なくとも1種を含有し且つ前記
シアンインクがC.I.リアクティブブルー14. C
.I.リアクティブブルー15. C.I.リアクティ
ブブルー41. C.I.リアクティブブルー36. 
C.I.リアクティブブルー227及びC.I.アシッ
ドブルー279の中から選ばれる少なくとも1種の染料
を含有することを特徴とするカラー画像形成方法である
(但し、(I)式中におけるAは−NHCONH−−5
o 、M、−COOM又は水酸基で置換されてもよいフ
ェニル基及びナフチル基を表わし、Rはメチル基又はメ
トキシ基を表わし、nは0又はlを表わし、Mはアルカ
リ金属、アンモニウム又は有機アミン類を表わす。) (但し、(II)式中のR1はアルキルまたはフェニル
基を表わし、Mはアルカリ金属、アンモニウム、有機ア
ミン類を表わす。X3は一5O3M。
C00M、水酸基、アルキル基、アルコキシ基、アミノ
基、置換されたアミノ基で置換されてもよいフェニルま
たはナフチル基を表わす。)更に本発明において、イン
クとしてイエロ、マゼンタ、シアンの三原色インクに加
えて、黒色を色調再現性良く表現するために、ブラック
インクを更に用いても良く、この場合には、下記一般式
(m)乃至(V)で表わされる染料の少なくとも1種を
含有するブラックインクを使用することが好ましい。
(但し、上記式(III)においてx4は、−SO3M
の基又は−NHCOCH3で置換されてもよいフェニル
基又はナフチル基を表わし、R2は水素原子、−303
M若しくは−COOMで置換されたフェニル基を表わし
、R3は水素原子又はを表わし、Mはアルカリ金属、ア
ンモニウム又は有機アミン類を表わし、nは0かlであ
る。)(但し、上記式(IV)におけるR4は水素原子
、低級アルキル基又は、−8o 3M基で置換されてい
てもよいフェニル基を表わし、mは0又はlを表わし、
Mはアルカリ金属、アンモニウム又はアミン類を表わし
、X5+  X8+  X 7は置換基を有していても
よいベンゼン環又はナフタレン環を表わす。但し、x6
及びx7が同時にナフタレン環を表わす事はない。) (但し、上記式中のx8又はX、は、置換基を有してい
てもよいベンゼン環又はナフタレン環を表わし、mはO
又はlを表わし、Mはアルカリ金属、アンモニウム又は
アミン類を表わす。)本発明者らは、上記目的を達成す
べく鋭意研究を行ったところ、前記(1)乃至(4)ま
での特性及び室内変色はインクに含有される水溶性染料
の特性に太き(左右される事を見出した。
そこで、本発明者らは染料に関する研究を続けたところ
、特定の染料の組み合わせが前記(1)乃至(4)の全
ての特性を満足し、かつ室内変色性のないカラー画像形
成方法に好適な染料である事を見出し本発明に至った。
次に本発明を更に詳細に説明すると、インクジェット方
式における水性インクの染料としては、種々の性能が要
求されるのは当然であるが、特にカラー画像を形成する
場合には、その他にマゼンタ、イエロー及びシアンの染
料の相互の耐光性、耐水性等の性能がバランスがとれて
おり、且つ相互の演色関係が良好であり、室内変色に対
して同程度に良好であることが重要であり、このような
特性を備えた3原色の染料の組合せを求めることは極め
て困難なことであったが、本発明者の詳細な研究によっ
て、以下に述べる如き一群の特定の染料の組合せによっ
て最も優れたインクジェット方式によるカラー画像の形
成が実現されたものである。
本発明に用いられる上記一般式(I)乃至(’II)で
表される染料としては、上記一般式(I)乃至(II)
に包含される限りいずれの染料でもよいものであるが、
特に好ましい具体例としては、例えば下記のものが挙げ
られる。
ヱ」Lジ二31料 −1 ヱM>り」1料 −1 −2 −3 −3 −4 [M:HN(Cz H40H) 3 ]本発明において
、上記以外のマゼンタ染料も併用でき、特にc、r、リ
アクティブレッド23.  C,I。
リアクティブレッド131.274.  C.I.ダイ
レクトレッド9及び227等を用いた場合、耐光性及び
室内変色性が向上する。
本発明を特徴づけるシアンインクに使用される染料はC
.I.リアクティブブルー14. 15.41.63゜
227及びC.I.アシッドブルー279のうち、少な
くとも1種類以上を含有している事が望ましい。特にC
.I.リアクティブブルー14及び63を用いた場合、
本発明のイエロー及びマゼンタインクとの組合せにより
得られた画像は色再現が鮮明で耐光性、室内変色性に優
れている。
本発明におけるブラックインクの染料としては、従来公
知のブラック染料はいずれも使用できるものであるが、
特に上記、イエロー、マゼンタ及びシアンのインクと組
合せて使用する場合に好ましいものは、下記一般式(I
I[)乃至(V)で表わさる染料である。
H 但し、上記式(m)においてX4は、−5o3Mの基又
は−NHCOCH3で置換されてもよいフェニル基又は
ナフチル基を表わし、R2は水素原子、−5o3M若し
くは−COOMで置換されたフェニル基又は−CH2S
03Mを表わし、Rsは水素原子又はを表わし、Mはア
ルカリ金属、アンモニウム又は有機アミン類を表わし、
nは0が1である。
但し、上記式(rV)におけるR4は水素原子、低級ア
ルキル基又は、−5o 3M基で置換されてぃてもよい
フェニル基を表わし、mは0又はlを表わし、Mはアル
カリ金属、アンモニウム又はアミン類を表わし、X5.
X6.X7は置換基を有していてもよいベンゼン環又は
ナフタレン環を表わす。但し、x6及びX7が同時にナ
フタレン環を表わす事はない。
きる。特に、上記の一般式のブラック染料のうち、前記
3原色の染料との組合せで好適な染料は下記の構造式で
表されるものである。
工iズ文ゑl K−1 H 但し、上記式中のX8又はX、は、置換基を有していて
もよいベンゼン環又はナフタレン環を表わし、mは0又
はlを表わし、Mはアルカリ金属、アンモニウム又はア
ミン類を表わす。
本発明においては、上記以外のブラック染料も使用でき
、例えば、C.I.ダイレクトブラック17゜19.3
2,62,71,108,146,154;C.I.ア
ラシドブラック2.7.24.26.31.52.63
゜112、 118等も有用であり、これらの染料も単
独又は混合物あるいは上記の好ましい染料と併用でK−
2 H K−3 H 凶30a BK−4 BK−6 本発明で使用する水性インクは以上の如き一般式(I)
乃至(II)で表される染料を用いてそれぞれイエロー
及びマゼンタの水性インクを調製し、C.I.リアクテ
ィブブルー14. 15.41.63.227及びC.
I.アシッドブルー279のうちから選ばれる染料を1
種類以上用いてシアンの水性インクを調製し、更にブラ
ックの水性インクを調製するものであるが、これらの各
色の水性インクの調製方法自体はいずれの従来技術に準
じてよいものである。又、本発明で使用する3原色の水
性インクは前記の染料の1種又はそれぞれ同色の複数の
染料を含むことはもちろん、前記の染料に含まれない他
の染料を含有し得るものである。ブラックのインクは、
いずれのブラック染料からも調製できるが、好ましくは
前記一般式(III)乃至(V)の染料から調製される
本発明で使用する染料はいずれもスルホン酸基等の水溶
性基のソーダ塩が一般的であるが、本発明では、これら
のソーダ塩に限定されず、それらのカウンターイオンが
カリウム、リチウム、アンモニア、有機アミン等であっ
ても同効であり、本発明はこれらの他のカウンターイオ
ンを含む染料をも包含する。
上述の特定の染料のそれぞれのインク中における含有量
は、液媒体成分の種類、インクに要求される特性等4こ
依存して決定されるが、一般にはインク全重量中におい
て、重量パーセントで0.1乃至20%、好ましくは0
.5乃至15%、より好ましくは1乃至10%を占める
範囲とされる。該染料はもちろん単独で若しくは2種以
上を組合せて、あるいは該染料を必須成分としてこの他
に他の直接染料、酸性染料などの各種染料を併用して使
用することができる。
本発明のインクに使用するのに好適な溶媒は、水又は水
と水溶性有機溶剤との混合溶媒であり、特に好適なもの
は水と水溶性有機溶剤と混合溶媒であって、水溶性有機
溶剤としてインクの乾燥防止効果を有する多価アルコー
ルを含有するものである。又、水としては、種々のイオ
ンを含有する一般の水でな(、脱イオン水を使用するの
が好ましい。水と混合して使用される水溶性有機溶剤と
しては、例えば、メチルアルコール、エチルアルコール
2.n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコール
、n−ブチルアルコール、5eC−ブチルアルコール、
tert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等
の炭素数1乃至4のアルキルアルコール類;ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセ
トン、ジアセトンアルコール等のケトン又はケトアルコ
ール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1.2.6−ヘキサンドリオール
、チオジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレ
ングリコール等のアルキレン基が2乃至6個の炭素原子
を含むアルキレングリコール類;クリセリン;エチレン
グリコールメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレン
グリコールメチル(又はエチル)エーテル、トリエチレ
ングリコールモノメチル(又はエチル)エーテル等の多
価アルコールの低級アルキルエーテル類;N−メチル−
2−ピロリドン、l、3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノン等が挙げられる。これらの多くの水溶性有機溶剤の
中でも、ジエチレングリコール等の多価アルコール、ト
リエチレングリコールモノメチル(又はエチル)エーテ
ル等の多価アルコールの低級アルキルエーテルが好まし
いものである。
インク中の上記水溶性有機溶剤の含有量は、−般にはイ
ンクの全重量に対して重量%で5乃至95重量%、好ま
しくは10乃至80重量%、より好ましくは10乃至5
0重量%の範囲である。
このときの水の含有量は、上記溶剤成分の種類、その組
成或いは所望されるインクの特性に依存して広い範囲で
決定されるが、インク全重量中で一般に10乃至90%
、好ましくはlO乃至70%、より好ましくは20乃至
70%を占める範囲内とされる。
この様な成分から調合される本発明のインクは、それ自
体で記録特性(信号応答性、液滴形成の安定性、吐出安
定性、長時間の連続記録性、長時間の記録休止後の吐出
安定性)、保存安定性、被記録材への定着性、或いは記
録画像の耐光性、耐候性、耐水性等いずれもバランスの
とれた優れたものである。そしてこの様な特性を更に改
良する為に、従来から知られている各種添加剤を更に添
加含有せしめてもよい。
例えば、ポリビニールアルコール、セルロース類、水溶
性樹脂等の粘度調整剤;カチオン、アニオン或いはノニ
オン系の各種界面活性剤、ジェタノールアミン、トリエ
タノールアミン等の表面張力調整剤;緩衝液によるpH
調整剤、防カビ剤等を挙げることができる。
又、インクを帯電するタイプのインクジェット方式に使
用されるインクを調合する為には、塩化リチウム、塩化
アンモニウム、塩化ナトリウム等の無機塩類等の比抵抗
調整剤が添加される。
尚、熱エネルギーの作用によってインクを吐出させるタ
イプのインクジェット方式に適用する場合には、熱的な
物性値(例えば、比熱、熱膨張係数、熱伝導率等)が調
整されることもある。
本発明は、以上の如き4色のインクを使用し、インクジ
ェット方式によりカラー画像を形成するものであり、イ
ンクジェット方式としては、従来公知の方式はいずれも
使用でき、特に好適な方式は、熱エネルギーを利用する
方式である。
インクジェット方式は、インクをノズルより効果的に離
脱させて、射程体である被記録材にインクを付与し得る
方式であれば、いかなる方式でもよく、それらの方式の
代表的なものは、例えば、アイイーイーイー トランス
 アクションズ オンインダストリー アプリケーショ
ンズ(IEEE  Transactions  on
  Industry  Applications)
Vol、JA−13、No、1 (1977年2.3月
号)、日経エレクトロニクスの1976年4月19日号
、1973年1月29日号及び1974年5月6日号に
記載されている。これらに記載の方式は、本発明に好適
なものであり、その幾つかを説明すると、先づ静電吸引
方式があり、この方式では、ノズルとノズルの数mm前
方に置いた加速電極との間に強電界を与えて、ノズルよ
りインクを粒子化して次々に引出し、引出したインクが
偏向電極間を飛翔する間に情報信号を偏向電極に与えて
記録する方式と、インク粒子を偏向することなく、情報
信号に対応してインク粒子を噴射する方式とがあり、い
ずれも本発明の方法に有効である。
第2の方式としては、小型ポンプでインクに高圧を加え
、ノズルを水晶振動子等で機械的に振動させることによ
り、強制的に微小インク粒子を噴射する方式であり、噴
射されたインク粒子は噴射と同時に、情報信号に応じて
帯電させる。帯電したインク粒子は偏向電極板間を通過
する際、帯電量に応じて偏向される。この方式を利用し
た別の方式としてマイクロドツトインクジェット方式と
称される方式もあり、この方式では、インク圧力(励振
条件をある範囲の適正値に保ち、ノズル先端より大小二
種類のインク液滴を発生し、この中小径液滴のみを記録
に利用するものである。この方式では、従来並みの太い
ノズル口径でも微小液滴群を得ることができる。
第3の方式としては、ピエゾ素子方式があり、この方式
では、インクに加える圧力手段として、他の方式の如く
ポンプの様な機械的手段ではなく、ピエゾ素子を利用す
る。ピエゾ素子に電気信号を与えて機械的変位を生じさ
せることにより、インクに圧力を加え、ノズルより噴射
させる方式である。
又、本発明方法には、特開昭54−59936号公報に
記載されている如き方法で、熱エネルギーの作用を受け
たインクが急激な体積変化を生じ、この状態変化による
作用力によって、インクをノズルから吐出させる方式が
特に好適である。
本発明方法において使用できる被記録材は、従来多数提
案されている各種のインクジェット記録用紙あるいはO
HP用のプラスチックシートを使用しても当然優れた記
録が可能であるが、特に白色の無機顔料を含むインク吸
収層をもつインクジェット用紙に記録した画像は耐水性
、耐光性に優れたものである。
前記、白色の無機顔料を含むインク吸収層をもつインク
ジェット用紙としては、特開昭56−148585号公
報にあるように基紙上にシリカやゼオライトのような多
孔質で吸油量が大きく、インク中の着色成分を吸着する
顔料を用いたインク吸収層をもつものであるが、特にシ
リカ、ケイ酸アルミニウム等の含ケイ素系の無機顔料を
含むインク吸収層をもつインクジェット用紙に記録した
画像は、耐水性、耐光性に優れ、良好である。
〔効果〕
以上の如き本発明によれば、本発明において使用するマ
ゼンタ、イエロー及びシアンの3原色の水性インクに使
用されている染料は、それぞれがいずれも同一レベルで
、液媒体中における溶解安定性、保存安定性に優れるた
め、一般のインクジェット方式の水性インクとしての適
性を有しており、特に全ての染料がバランスのとれた優
れた耐室内変色性、耐光性、耐水性、鮮明性、相互の演
色性等を有するため、優れた品質のカラー画像を与える
ことができる。
さらに、従来のインクジェット方式に使用される水性イ
ンクに代わって、本発明の水性インクを用いて含ケイ素
系の無機顔料を含むインク吸収層をもつインクジェット
用紙に記録した場合、耐室内変色性、耐水性、耐光性に
すぐれた画像を与えることができる。
次に、参考例、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に
断りのない限り、重量基準である。
参考例 下記の成分を混合し、次いで平均孔径o、45μmのテ
フロンフィルターにより加圧濾過し、脱気処理して、そ
れぞれ実施例で使用するマゼンタ、イエロー、シアン及
びブラックの各水性インクを調製した。
参考例1 Lム旦二工之1 例示染料Y−13部 水 69部 ジエチレングリコール エヱ之しヱ之1 例示染料M−1 水 ジエチレングリコール 28部 2部 70部 28部 一乞j二2イーZ汐− C.I.リアクティブブルー14 水 ジエチレングリコール エiズ久イ之1 例示染料Bk−2 例示染料Bk−3 水 ジエチレングリコール 参考例2 L三二二工之1 例示染料Y−2 水 ジエチレングリコール N−メチル−ピロリドン ヱ笠之久ヱ之1 例示染料M−2 水 ジエチレングリコール N−メチル−ピロリドン 4部 68部 28部 3部 2部 67部 28部 2部 69.5部 25.5部 3部 2.5部 69部 25.5部 3部 −乞Uイーとノー C.I.リアクティブブルー63    4.5部水 
                         
67部ジエチレングリコール      25.5部N
−メチル−ピロリドン       3部工iヱ久イ2
1 C,f、ダイレクトブラック19    2.5部例示
染料Bk−62部 水                        
 67部ジエチレングリコール      25.5部
N−メチル−ピロリドン       3部参考例3 参考例1における染料に代えて、下記染料を用い他は参
考例1と同様にして夫々イエロー、マゼンタ、シアン及
びブラックの4色の各水性インクを調製した。
工f7叉乙之1 食用赤色104号(フロキシン、アシッドレッド−92
、ダイワ化成製) ヱノ弓とニゴ≦ムダ 食用黄色4号(タートラジン、アシッドイエロー23、
ダイワ化成製) >7之ヱ之1 食用青色1号(ブリリアンブルー、アシッドブルー9、
ダイワ化成製) ’LL1交ヱ之l アシッドブルーブラックl0B(住人化学製、アシッド
ブラックり 実施例1〜2 上記の参考例!及び2で得られた夫々のインクを用いて
、記録ヘッド内のインクに熱エネルギーを与えて液滴を
発生させ、記録を行うオンデマンドタイプのマルチヘッ
ド(吐出オリフィス径35μm。
発熱抵抗体の抵抗値50オーム、駆動電圧3oボルト、
周波数2KHz)を有する記録装置によりインクジェッ
ト用紙FC−3(商品名、十條製紙製)に、夫々の色の
画像を形成し、下記のa % fの検討を行い、後記、
第1表にその結果を示した。
a、 インクの長期保存性;インクをプラスチックフィ
ルムの袋に密閉し、−30℃と60℃で6時間保存した
後における不溶分の析出、液物性の変化及び色調を観察
して評価した。
b、 吐出安定性:室温5℃、40℃の雰囲気中でそれ
ぞれ24時間の連続吐出を行い、形成された画像の品質
により評価した。
C1吐出応答性;2秒毎の間欠吐出と2か月間放置後の
吐出について調べ、オリフィス先端での目詰まりの有無
により評価した。
d、 被記録材に対する定着性;被記録材に印字し、1
5秒後の印字部を指でこすり、画像ずれ、滲みの有無に
より評価した。
記録画像の耐光性;被記録材に記録された画像の濃度を
測定し、直射日光に1か月間さらした後の濃度の残存率
(%)により評価した。
記録画像の室内変色性:被記録材に記録された画像の色
度とオフィスの室内に2か月間はり出した画像の色度と
の差ΔE、;をJIS−28730により求め、室内変
色性を評価した。数値が小さい稈、室内変色性は良好で
ある。
e。
f。
比較例1 参考例3の夫々のインクを使用し、他は実施例1と同様
にして画像を形成し、同様に評してその結果を後記第1
表に示した。
実施例3及び4 上記の参考例1においてシアンインクの染料をC0■、
リアクティブブルー41及びC.I.リアクティブブル
ー227を用いた以外は、実施例1と同様の方法により
評価を行い、結果を第1表に示した。
実施例5及び6 上記の参考例2においてシアンインクの染料をC0■、
リアクティブブルー15及びC.I.アシッドブルー2
79を用いた以外は、実施例1と同様の方法により評価
を行い、結果を第1表に示した。
実施例7 参考例1の夫々のインクを使用し、実施例1の装置によ
りペイントジェット用紙(ヒユーレットパラカード製)
にフルカラーの写真像を再現した。
得られた画像は各色が極めて鮮明で色再現及び耐光性も
良好であった。また、この画像を1か月オフイスの壁に
はり出し、印字直後の画像と比較したが変色はみられな
かった。
実施例8 参考例2の夫々のインクを使用し、実施例1の装置によ
りAIカラーコピアPIXEL  PRO用紙(キャノ
ン製)にフルカラーの写真像を再現した。
得られた画像は各色が極めて鮮明で色再現も良好であっ
た。この画像を1か月間オフィスの壁にはり出したが印
字直後の画像と比べて 比較例2 参考例3のイエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの
4色のインクを夫々使用し、実施例4と同様にしてフル
カラーの写真像を再現した。得られた画像は実施例の場
合に比較して、色再現性が不十分で、鮮明性及び耐光性
が著しく劣った。また、この1か月間オフィスの壁には
り出したところ、変褪色が生じ、室内変色性は不良であ
った。
比較例3 参考例1の夫々のインクを使用し、実施例1の装置によ
りキャノンコピー用紙NP−DRY (キャノン製)に
フルカラーの写真像を再現した。得られた画像はインク
が吸収しきれず流れ出し写真像を再現することはできな
かった。
実施例9 実施例7においてシアンインクの染料を下記のように変
更して実施例7と同様の評価を行ったところ、得られた
画像は各色が極めて鮮明で色再現及び耐光性が良好であ
った。
また、この画像を1か月オフィスの壁にはり出し、印字
直後の画像と比較したが変色はみられなかった。
zL之ヱ之l C.I.リアクティブブルー14     2部C.I
.リアクティブブルー41     2部水     
                    68部ジエ
チレングリコール       28部表 インク 実施例1 Y(1) M(1) C(1) BK(1) 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 実施例2 Y(2) M(2) C(2) BK(2) 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 実施例3 Y(3) M(3) C(3) BK(3) 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 実施例4 Y(4) M(4) C(4) BK(4) 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 0D残存率(%) ΔE、″ 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 1 表 インク 0D残存率(%) ΔE、″ 実施例5 Y(5) M(5) C(5) BK(5) 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 実施例6 Y(6) M(6) C(6) BK(6) 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 良好 比較例1 析出物発生 良好 良好 析出物発生 良好   2力月放置後不吐 不吐出故障発生  同上 不吐出故障発生  同上 良好   2ケ月放置後不吐 良好 良好 良好 良好 く50 <50 〈50 <50 〉30 〉30 〉30 >30

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくともイエロー、マゼンタ及びシアンの各色
    インクを被記録材に付与してカラー画像を形成するカラ
    ー画像形成方法において、 前記イエローインクが下記一般式( I )で表わされる
    染料の少なくとも1種を含有し、前記マゼンタインクが
    、下記一般式(II)で表わされる染料の少なくとも1種
    を含有し且つ前記シアンインクがC.I.リアクティブ
    ブルー14、C.I.リアクティブブルー15、C.I
    .リアクティブブルー41、C.I.リアクティブブル
    ー36、C.I.リアクティブブルー227及びC.I
    .アシッドブルー279の中から選ばれる少なくとも1
    種の染料を含有することを特徴とするカラー画像形成方
    法。 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (但し、( I )式中におけるAは−NHCONH−又
    は▲数式、化学式、表等があります▼結合を表わし、X
    _1、X_2は−SO_3M、−COOM又は水酸基で
    置換されてもよいフェニル基及びナフチル基を表わし、
    Rはメチル基又はメトキシ基を表わし、nは0又は1を
    表わし、Mはアルカリ金属、アンモニウム又は有機アミ
    ン類を表わす。) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (但し、(II)式中のR′はアルキルまたはフェニル基
    を表わし、Mはアルカリ金属、アンモニウム、有機アミ
    ン類を表わす。X_3は−SO_3M、−COOM、水
    酸基、アルキル基、アルコキシ基、アミノ基、置換され
    たアミノ基で置換されてもよいフェニルまたはナフチル
    基を表わす。)
  2. (2)前記被記録材に更に、下記一般式(III)乃至(
    V)で表わされる染料の少なくとも1種を含有するブラ
    ックインクを付与してカラー画像を形成する請求項(1
    )に記載のカラー画像形成方法。 ▲数式、化学式、表等があります▼(III) (但し、上記式(III)においてX_4は、−SO_3
    Mの基又は−NHCOCH_3で置換されてもよいフェ
    ニル基又はナフチル基を表わし、R^2は水素原子、−
    SO_3M若しくは−COOMで置換されたフェニル基
    を表わし、R^3は水素原子又は▲数式、化学式、表等
    があります▼ を表わし、Mはアルカリ金属、アンモニウム又は有機ア
    ミン類を表わし、nは0か1である。)▲数式、化学式
    、表等があります▼(IV) (但し、上記式(IV)におけるR^4は水素原子、低級
    アルキル基又は、−SO_3M基で置換されていてもよ
    いフェニル基を表わし、mは0又は1を表わし、Mはア
    ルカリ金属、アンモニウム又はアミン類を表わし、X_
    5、X_6、X_7は置換基を有していてもよいベンゼ
    ン環又はナフタレン環を表わす。但し、X_6及びX_
    7が同時にナフタレン環を表わす事はない。) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (但し、上記式中のX_8又はX_9は、置換基を有し
    ていてもよいベンゼン環又はナフタレン環を表わし、m
    は0又は1を表わし、Mはアルカリ金属、アンモニウム
    又はアミン類を表わす。)
  3. (3)前記被記録材が白色の無機顔料を含むインク吸収
    層を有する請求項(1)及び(2)に記載のカラー画像
    形成方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1367098A1 (de) * 2002-05-27 2003-12-03 ILFORD Imaging Switzerland GmbH Monoazofarbstoffe, deren Herstellung und Verwendung
US6709502B2 (en) 2000-12-21 2004-03-23 Ilford Imaging Switzerland Gmbh Monoazo dyes and their preparation and use
JP2019023275A (ja) * 2016-12-28 2019-02-14 セイコーエプソン株式会社 捺染用インクジェットインク組成物、インクセット及び記録方法

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