JPH03202406A - 鋼滓の処理方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、溶融金属を精錬する過程１こおいて発生する
地金及びスラグを含む鋼滓の処理方法及び装置に関する
ものである。

（従来の技術） 溶融金属の精錬工程で発生する鋼滓は、地金な含む鋼滓
であり鋼滓中リスラグ分、地金分の性状は、溶融、半溶
融、凝固状態と３つの状態があり、且つ、その形状も多
種多様である。このため、排滓時にスラグと地金の分離
が困難であるため従来法では、排滓時にこれらの分離は
行たわず、高上に展開放流し、暖冷却後に分離、荒割り
する手段を取っている。

従来の溶融金属を精錬する過程Ｐこおいて発生する地金
及びスラグを含む鋼滓（以下鋼滓と略す）の処理方法で
は、作業経路が長くなると共に高上Ｐこて凝固硬化した
鋼滓は、地面に大ぎく食い込み、しかもその展開厚さも
一様にはならず伶却凝固後の剥離作業が困難で多種重機
・多数要員を必要とし放流展開処理するための作業経路
の確保も余儀なくされる。且つ、作業中には多大の粉塵
が発生し、公害問題をもたらしていた。また、特開昭５
０−４５４１０４号公報あるいは特開昭５２−１３６８
９８号公報ににある処理方式は、精錬工程から排出され
る溶融状態の溶融滓をガレメト上に全域にわたグ展開状
に排出後、散水ンこよる強制冷却を施す方法であるが、
精錬工程で排出される溶融状態の溶融滓中ンこは、１０
％程度の溶融地金を含むのが一般的であり、溶融地金も
同時に展開状昏こ排出し散水後冷却水ビヅト投入ｐこよ
る強制冷却方式をとると、展開状の凝固地金搬出及び、
ピｙｌ−内水蒸気爆発等の危険性があるため、比重の犬
ぎな溶融地金は排滓鍋内に残した冷却凝固後、別処理形
態をとる必要があり、実際作業面に多くの問題を残して
いるのが現状である。

（発明が解決しようとする課題） 本発明の課題は、かかる問題点を解消し、鋼滓の排滓時
即ち、処理初期の段階で鋼滓中の地金、スラグの分離及
び荒割りの事前処理を行い、溶融地金を排滓鍋中に残し
別処理を行うことｆｒ　＜　、溶融地金を含む溶融滓も
すべて排出し、−括して連続的に処理できるとともに、
少ない作業員で安全で公害もなく迅速に行えるという方
法及び装置を提供するものである。

（課題を解決するための手段） かかる課題を解決した本発明の要旨は、１）溶融金属を
精錬する過程において発生する地金及びスラグを含む鋼
滓を鍋より排出し搬送する鋼滓の処理方法において、鋼
滓のうち平均清掻が３００〜５００　ｍｍ以下の鋼滓を
篩い目より下方にある金属容器（２）に落し、鋼滓のう
ち平均清掻が３００〜５００ｓｕ＋越の鋼滓は、振動を
加え々がら加圧破砕し、３００〜５００．、ｕ以下にし
てから上記金属容器（２）に床敷粉として投入すること
を特徴とする鋼滓の処理方法 ２）溶融金属を精錬する過程において発生する地金及び
スラグを含む鋼滓を排滓容器（Ｉｓより排出し搬送する
鋼滓の処理装置において、排滓容器（國の鋼滓を受ける
３００〜５００朋以下の篩目の目開き及び傾斜を有した
振動型格子（１）と、同振動型格子を落下通過する鋼滓
を収容する搬送速度が速度制御された連結型金属容器（
２）と、振動型格子（１）で篩落されない大きい鋼滓を
収容し下部ンこ３００〜５００　ｍｍ以下の目開きを有
した篩いを持ち且つ容器内で鋼滓を加圧破砕する加圧式
容器（３）と、加圧式容器（３）内で圧壊されて落下通
過する破砕物を金属容器内に投入する搬送用コンベア（
４）と、加圧式容器（３）内で圧縮された地金の搬出用
トング装置（５１及び排滓容器内付着滓の付着滓除去装
置（５１）を備えた地金付着滓搬出除去装置（５）と、
上記速度制御された連結型金属容器（２）中の鋼滓を冷
却凝固せしめる所要の水量に制御された防塵冷却装置（
６）とを備えたことを特徴とする鋼滓の処理装置にある
。

（作用） 本発明では、排滓容器（１５内の鋼滓は振動型格子＋１
１に投入され、振動されながら格子で篩われて３００〜
５００　ｇｌ＋以下のものは下方に落下し、連結型金属
容器（２）に収容されて防塵冷却装置（６）で水でもっ
て冷却され、本発明の次の処理工程へ送られる。一方、
振動型格子（１）で落下しない３００〜５００ｇｍ以上
の鋼滓は加圧式容器（３）で収容され、これＶこ備えら
れた加圧機構によって鋼滓は破砕される。破砕圧壊され
て３００〜５００　ｍｍ以下とたりた鋼滓は下部の篩い
を落下し、下方の搬送用コ／ベア（４）に載り、金属容
器コンベアラインの上流に移送され金属容器（２）へ床
敷物として投入される。

二〇鋼滓の床敷物は振動型格子（１１から落下する溶解
・半凝固状態の鋼滓が金属容器（２）に付着するのを防
止する。又加圧式容器（３）内の加圧で圧壊しにくい地
金は圧縮され大地金となり、所要時期に搬出用トング装
置（−で排出される。このようにして鋼滓が処理され、
金属容器（２）内の鋼滓は一次磁選装置（７）、粗破砕
装置（８）を経由した後、所要のベルトで鉄分回収・破
砕プラントに搬送し加工処理される。又排滓容器（１！
９内に付着した鋼滓は付着滓除去装置（５１）で除去さ
れ振動型格子（１１に投入される。

（実施例） 本実施例では、鋼滓処理場に排滓容器（Ｉ！９で搬入さ
ｈた鋼滓は、格子を振動させながら篩せる振動型格子＋
１）上に排出され、鋼滓中の溶融状態、半溶融状態、凝
固状態のスラグ、地金のうち、振動型格子（１１の目開
きより小さ？、ものは格子通過滓として、下方の連結型
金属容器（２）中に投入される。この金属容器（２）＃
こは予め鋼滓粉が床敷物として敷かれて剥離性を良くし
ている。また、格子目より太き１ｇ残滓（半溶融、凝固
状態の大塊状スラグあるいは大地金）は、格子の振動、
傾斜により加圧式容器（３）中にすべて投入される。こ
こで、半溶融滓の格子への付着は、格子の振動により防
止している。ここで述べる格子の振動数、傾斜角度は、
かかる鋼滓の性状により所要の値を選定すればよい。尚
、排滓容器（ｌ！９中の付着滓は地金付着滓搬出除去装
置（５）に備えた付着滓除去装置（５０により除去され
振動型格子ｆｌｌ上に排滓される。付着滓除去装置（５
１）は排滓容器Ｈに向って進退する走行台車（５１１）
に除去・・ンド（５１２）とその駆動部（５１３）を進
退自在で且つ下方へ旋回自在取付けて構成されている。

一方、加圧式容器（３）中に投入された鋼滓中の大塊状
スラグ（半溶融、凝固状態）は、加圧容器（３）の可動
壁（３すが油圧装置（３１）によって動かされて投入さ
れた大塊状スラグを圧壊させる。圧壊された鋼滓は篩い
目を通過して下部に設置された搬送用コノベア（４）の
水平部（４Ｉに落ち、図中左方向に搬送されて垂直パケ
ットコノベア（４０を経てンエート（４］から連結型金
属容器（２）中に床敷物として排出される。また、加圧
式容器（３）中に投入された鋼滓中の大地金（′ｆ−溶
融、凝固状態）は、先の可動壁（□で圧縮され篩い上に
残る。￥Ｍ、ｈに残った大地金は地金付着滓搬出除去装
置（５）の搬出用トング装置（増によって他方向から圧
縮され搬出される。

以上述べた様に、（１）〜（５）の装置の一連の連結作
業ンこより、従来法では困難であった排滓時の鋼滓中の
スラグと地金の分離を容易ならしめることを特徴として
おり、従来の様た多種重機処理を不要とすることで粉塵
の発生を極限せしめ、且つ一括処理管制が可能となるた
め作業要員も極限可能１ｘらしめる、処理方法及び装置
である。また、鋼滓中から回収された大型地金は、従来
法では処理場場外に搬出され、そこで分断を行って鉄源
として利用しているが、本実施例においては、先の加圧
式容器（３）中に残った圧縮された地金は地金付着滓搬
出除去装置（５）のトング装置（５和こで搬出せしめ、
再度圧縮せしめるため、従来法の様な処理場場外での大
地金の分断を必要とせず、鉄源利用先への直接搬送を可
能ならしめるものである。

一方、連結型金属容器（２）中に排出された鋼滓は、連
続的に防塵冷却装置（６）内に搬送され、排塵路（６ｇ
のあるフード（６４内部の散水ノズル（６１からの散水
によって２００’　Ｃ〜３００’　Ｃ程度まで強制冷却
されるが、冷却水ビット内への投入は行わず所要の冷却
水量でのスプレー式冷却方式であるため、水蒸気爆発の
危険性は無く安全である。また、連結型金属容器（２）
の形状は、区分は式であるため冷却凝固後の地金の搬送
も容易である。その後、−次磁選装置（７）及び粗破砕
装置（８）によって−次磁選、粗破砕を行った後、所要
のベルトで鉄分回収破砕加ニブラント（９）に搬送し加
工処理する。

ここで述べる連結型金属容器（２）の内容量と搬送速度
条件、及び冷却水量条件には相関があるため、所要の値
を選定すればよい。

これらのことにより、鋼滓の処理時間を短縮し、連続的
な加工処理を可能ならしめるととも÷こ、先の強；ｌＪ
冷却により加工鋼滓中の未反応生石灰の消化を促進せし
め、膨張性を減少ならしめるものである。

尚、図中（１１は冷却水用循環ビｙ　ト、（ＩＩ）はダ
ンプ滓投入ンー−）　、（１３はＢＯＸ滓乗せ替えクレ
ーン、（１３は湿式集塵機、（１，０は軌条、（鴎は振
動型格子の振動機である。

（発明の効果） 本発明に係る鋼滓類の処理方法は、以上の説明から明ら
かな様に、鋼滓の排滓時の段階で地金、スラグの分離及
び荒割りの事前処理を一括して連続的に行える装置構成
であるため、従来法と比べて作業効率が良く、多種重機
、多数要員を必要としない一括集中管制が可能であり、
多大の省力化が出来るとともに作業経路のコンパクト化
も可能である。また、鋼滓の重機処理が無くなるため、
粉塵は極減し作業環境は良くなる。また、溶融地金をき
むすべての鋼滓の処理が出来るため、−括連続処理９ｏ
工が可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例を示す平面図、第２図は実施例の要部を
示す斜視図、第３図は振動型格子を示す側面図、第４図
は加圧容器を示す側面図、第５図は防塵冷却装置を示す
断面図である。 （Ａ〉ニー括集中排滓処理装置 （１）：振動型格子　　　（２）：連結型金属容器（３
）：加圧式容器　　　（４）：破砕物搬送用コンベア（
５）：地金付着滓搬出除去装置 （６）：防塵冷却装置　　（７）ニー次磁選装置（８）
：粗破砕装置 （９）：鋼滓中鉄分回収破砕プラント （１１：排滓容器　　　　６１）：付着滓除去装置＋５
１：）ノブ装置 特　　許　　出　　願　　人 新日本製鐵株式会社 （他　　１　　名　　） 代 理 人 戸　　島 省　　四 部 第 ３ 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）溶融金属を精錬する過程において発生する地金及び
   スラグを含む鋼滓を鍋より排出し搬送する鋼滓の処理方
   法において、鋼滓のうち平均塊径が３００〜５００ｍｍ
   以下の鋼滓を篩い目より下方にある金属容器に落し、鋼
   滓のうち平均塊径が３００〜５００ｍｍ越の鋼滓は、振
   動を加えながら加圧破砕し、３００〜５００ｍｍ以下に
   してから上記金属容器に床敷粉として投入することを特
   徴とする鋼滓の処理方法。 ２）溶融金属を精錬する過程において発生する地金及び
   スラグを含む鋼滓を排滓容器より排出し搬送する鋼滓の
   処理装置において、排滓容器の鋼滓を受ける３００〜５
   ００ｍｍ以下の篩目の目開き及び傾斜を有した振動型格
   子と、同振動型格子を落下通過する鋼滓を収容する搬送
   速度が速度制御された連結型金属容器と、振動型格子で
   篩落されない大きい鋼滓を収容し下部に３００〜５００
   ｍｍ以下の目開きを有した篩いを持ち且つ容器内で鋼滓
   を加圧破砕する加圧式容器と、加圧式容器内で圧壊され
   て落下通過する破砕物を金属容器内に投入する搬送用コ
   ンベアと、加圧式容器内で圧縮された地金の搬出用トン
   グ装置及び排滓容器内付着滓の付着滓除去装置を備えた
   地金付着滓搬出除去装置と、上記速度制御された連結型
   金属容器中の鋼滓を冷却凝固せしめる所要の水量に制御
   された防塵冷却装置とを備えたことを特徴とする鋼滓の
   処理装置。