JPH03131604A - 有機バインダーの製造法 - Google Patents

有機バインダーの製造法

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JPH03131604A
JPH03131604A JP1271271A JP27127189A JPH03131604A JP H03131604 A JPH03131604 A JP H03131604A JP 1271271 A JP1271271 A JP 1271271A JP 27127189 A JP27127189 A JP 27127189A JP H03131604 A JPH03131604 A JP H03131604A
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Takamasa Ootani
大谷 隆允
Kazuyuki Hagino
萩野 一幸
Hiromitsu Kinoshita
木下 浩光
Akira Yanai
▲あきら▼ 谷内
Norimasa Uesugi
憲正 上杉
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DKS Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、セラミックス粉末や金属粉末などの無機粉末
を成形して焼成体をうる際に使用する有機バインダーの
製造法に関する。さらに詳しくは、無機粉末に混合して
使用することにより、射出成形や押出成形などの際の成
形性が良好で、そののち行なわれる脱脂、焼成などの工
程での脱バインダー性が良好で、かつ欠陥や寸法バラツ
キなどの少ない焼成体を歩留りよくうろことのできる有
機バインダーの製造法に関する。
[従来の技術] 従来から無機粉末を有機バインダーを用いて成形してえ
られる成形体を焼成することにより、焼成体が製造され
ている。
前記成形に使用される有機バインダーとしては、たとえ
ばワックス類や、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ
スチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル系
重合体などの重合体系バインダーなどがあげられる。
しかし、成形性(流動特性、成形安定性など)、グリー
ン成形体強度、脱バインダー性、焼結時の保形性と残留
カーボン量などの計時性の面から見ると、各バインダー
には一長一短がある。
たとえばワックス類には、脱バインダー性は良好である
が、結晶性が高いため成形性に劣り、またグリーン成形
体強度が低いという欠点がある。
一方、重合体系バインダーは、一般に成形性に優れてい
るが、脱バインダー性に劣るという欠点がある。
各重合体系バインダーそれぞれの成形性について詳述す
ると下記のようになる。
まず、ポリスチレンは、グリーン成形体強度に優れ、ジ
ェツテイングを起こしにくいが、高融点のため流動性に
劣る。
つぎに、エチレン−酢酸ビニル共重合体は、流動性が高
く、グリーン成形体に弾性を与えるが、脱バインダー時
にフクレ、クラックなどの欠陥が生じやすい。
また、アクリル系重合体は、グリーン成形体強度は高い
が、離型性に劣るなどである。
こうしたなかで、最近の複雑な形状で小型の成形品に適
するという要求に応じるべく、重合体系バインダーの中
では脱バインダー性の良好なアクリル系重合体を主体と
して、これに他の重合体との配合により、総合的にバラ
ンスのとれた混合系有機バインダーをうる検討がなされ
ている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来の重合体系バインダーを
混合した有機バインダーでは、各重合体の形態・軟化点
などが異なるほか、相互の溶解性(相溶性)が充分でな
いため、均一な混合物をえにくいという欠点がある。
たとえば溶解性パラメーター(SP値、CCa1 /c
、c、) ” )で見ると、ポリスチレンは9.10 
、ポリエチレンは7.90 、ポリプロピレンは7.5
0 、ポリメチルメタクリレートは9.25などであり
、これらを混合した有機バインダーではバインダー同士
が均一に相溶しないため、無機粉末と混合したばあいに
混合物が不均一となり、流動性が安定せず、成形条件の
割り出しに時間がかかる、歩留まりが低くなる、さらに
えられる焼成体にソリ、クラック、ヒゲなどの欠陥が生
じやすい、製品の寸法精度、密度などに悪影響を及ぼす
などの問題がある。
[課題を解決するための手段] 本発明は前記問題を解消する新規な有機バインダーをう
るためになされたものであり、無機粉末とa機バインダ
ーとからなる混合物を成形したのち脱バインダーし、焼
成して焼成体をうる際に用いる有機バインダーの製造法
であって、 (ωα −オレフィン重合体、 <b)(メタ)アクリル酸エステル単量体単独また(よ
(メタ)アクリル酸エステル単量体およびスチレン系単
量体の混合物および (c)重合開始剤 からなる膨潤物を、分散剤を含む水系媒体中に分散させ
て懸濁重合することを特徴とするを機バインダーの製造
法 に関する。
[実施例] 本発明の方法においては、〈ω成分であるαオレフイン
重合体、(b)成分である(メタ)アクリル酸エステル
単量体単独または(メタ)アクリル酸エステル単量体お
よびスチレン系単量体の混合物、(c)成分である重合
開始剤ならびに要すれば使用される連鎖移動剤から膨潤
物が調製される。
前記α −オレフィン重合体にはとくに限定はなく、一
般にα −オレフィン重合体とよばれているものであれ
ば使用しうるが、メルトインデックス(1値)が0.1
〜BO程度、さらには1〜20程度のものが、とくに溶
解させて用いるばあいの粘性挙動の点から好ましく、ま
た成形時の流動性、グリーン成形体の強度の点から好ま
しい。
使用するα −オレフィン重合体に単量体を吸収させる
ことにより前記重合体の膨潤物かえられるが、このばあ
い、単量体の含浸を容易にし、かつ均一な組成のバイン
ダーをうるなどのため、粒径分布が狭く、かつ16メツ
シユバス程度以下に細かく粉砕したものであるのが好ま
しい。また、えられる膨潤物は、使用した重合体粒子の
形状に近いものとなり、これが9機バインダーとして使
用されるため、有機バインダーとしC適した粒子形状の
ものを用いるのが好ましい。
前記α −オレフィン重合体の具体例としては、たとえ
ばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイソブチレンな
どがあげられる。
前記(メタ)アクリル酸エステル単口体にもとくに限定
はないが、成形時の流動性、グリーン成形体の強度、脱
バインダー性の点から炭素数が1〜8のアルコールと(
メタ)アクリル酸とからのエステルであるのが好ましい
。このような(メタ)アクリル酸エステル単量体の具体
例としては、たとえばアルキル基の炭素数が1〜8のn
−アルキル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ
)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、t
−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(
メタ)アクリレート、2−メトキシエチル(メタ)アク
リレート、2−エトキシエチル(メタ)アクリレートな
どがあげられる。これらのうちではとくにn−ブチル(
メタ)アクリレートのようなアルキル基の炭素数が1〜
4のn−アルキル(メタ)アクリレート、イソプロピル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレー
トが好ましい。これらは単独で用いてもよく、21’1
以上併用してもよい。
前記スチレン系単量体の具体例としては、たとえばスチ
レン、α −メチルスチレン、p−メチルスチレン、ビ
ニルスチレンなどがあげられる。
これらは単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい
前記(メタ)アクリル酸エステル単量体とスチレン系単
量体とを混合して用いるばあいには、混合物中にしめる
スチレン系単量体の割合が80%(重量り6、以下同様
)以下であるのが好ましい。混合物中にしめるスチレン
系単量体の割合が高くなるにしたがってえられる有機バ
インダーの流動性がわるくなり、成形が困難となる。
(ω成分と市成分との使用割合としては、(ω成分/山
)成分が重量割合で5795〜80/ 20程度である
のが好ましく、20/80〜70/ 30程度であるの
がさらに好ましい。前記割合が5/95未満のばあいに
は、えられる有機バインダーを用いて調製した無機粉末
との混合物の流動性が充分でなくなりやすく、成形不良
をおこしやすくなる。
また80/ 20をこえるばあいには、加熱分解で脱バ
インダーするときに生じる成形体のフクレ現象が顕著に
なりやすく、成形体強度の低下がおこりやすく、また脱
バインダーや取扱いが困難になりやすくなる。さらに(
a)成分の山)成分による膨潤とか、(↓成分への市成
分の吸収が困難になりやすく、均一な懸濁重合体をつる
ことが困難になる傾向にある。
前記重合開始剤の好ましい具体例としては、たとえばベ
ンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、
t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサネートなどの
を機過酸化物、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス
ジメチルバレロニトリルなどのアゾ化合物などの油溶性
の重合開始剤などがあげられる。これらは単独で用いて
もよく、2種以上併用してもよい。
重合開始剤の使用量としては、山)成分100部(重量
部、以下同様)に対して反応速度や分子量の調節などの
点から 0.05〜1.5部であるのが好ましく、0.
1〜O1B部であるのがさらに好ましい。
前記要すれば使用される連鎖移動剤の好まI7い具体例
としては、たとえばn−ドデシルメルカプタン、t−オ
クチルメルカプタンのようなメルカプト化合物、あるい
はα−メチルスチレン、α−メチルスチレンニ量体など
があげられる。
これらは単独で用いてもよく、2tli以上併用しても
よい。
連鎖移動剤を使用するばあいの使用量としては、山)成
分100部に対して分子量の調節の点からo、ot −
i、o部であるのが好ましく 、0.03〜0.5部で
あるのがさらに好ましい。
本発明の製造法においては、前記(v〜(c)成分およ
び要すれば使用される連鎖移動剤からなる膨潤物が、分
散剤を含む水系媒体中に分散せしめられ、懸濁重合せし
められる。
前記分散剤の具体例としては、たとえばポリビニルアル
コール、ヒドロキシエチルセルロース、ポリビニルピロ
リドンなどの水溶性有機高分子化合物やヒドロキシアパ
タイト、ピロリン酸マグネシウムなどの水難溶性の微粒
子がアニオン界面活性剤と併用して用いられる。これら
分散剤の使用量は、使用する水100部に対して0.1
〜1部であるのが好ましく、0,2〜0.5部であるの
がさらに好ましい。
前記分散剤を含む水系媒体に対する前記膨潤物の割合と
しては、水系媒体100部に対して膨潤物120〜30
部が分散懸濁液の安定性および生産性などの点から好ま
しく、ioo〜50部がさらに好ましい。
懸濁重合を行なう際の条件などにはとくに限定はなく、
通常行なわれている方法によればよい。たとえば重合反
応温度は、使用する重合開始剤の分解温度によって適切
な温度が決められるが、通常50〜130℃の範囲であ
る。
このようにしてたとえば第1図に示すように(a)成分
に+b>成分が均一にミクロに分散した有機バインダー
かえられる。この有機バインダーは無機粉末を成形して
焼成体をうるのに好適に使用しうる。
なお、第1図は、本発明の製法で製造した有機バインダ
ーを溶媒でエツチングしたのちの状態を走査型電子顕微
鏡c 1ooo倍)で観察し、有機バインダーの粒子の
内部構造をあられすようにした電子顕微鏡写真である。
前記有機バインダーの対象とする無機粉末としては、平
均粒径0.1〜50umの金属粉末やセラミックス粉末
などがあげられ、その具体例としては、たとえば純鉄、
鉄−ニッケル、鉄−コバルト、ステンレススチールなど
の鉄合金、タングステン、アルミ合金、銅合金などの金
属粉末、アルミナ、ジルコニア、ムライト、チタン酸塩
、フェライトなどの酸化物系セラミックス、チッ化ケイ
素、チッ化アルミ、千ッ化ホウ素などのヂッ化物系セラ
ミックス、炭化ケイ素、炭化チタン、炭化タングステン
などの炭化物系セラミックスなどの粉末のほか、チタン
アルミ合金などの金属間化合物粉末、アパタイトなどの
リン酸塩類の粉末など、さらに1〜50体積%の範囲で
金属または金属以外の無機質の繊維、ウィスカなどを含
有する粉末などもあげられる。
前記金属の繊維やウィスカとしては、たとえば鋼、ステ
ンlノス、アルミニウム、マグネシウム、ニッケル、チ
タン、ベリリウム、タングステン、モリブデン、ボロン
などからの繊維やウィスカが、また前記金属以外の無機
質の繊維やウィスカとしては、たとえばアルミナ、ジル
コニア、炭化ケイ素、炭化ホウ素、窒化ケイ素、窒化ホ
ウ素、窒化アルミニウムなどからの繊維やウィスカがあ
げられる。
本発明の方法によりえられた有機バインダーは、まず前
記無機粉末と加圧ニーダ−のような混練機で充分加熱混
練し、有機バインダー中に無機粉末を均一に分散させた
のち、適当な形状、たとえば粗粉砕物またはベレッI・
形状にされる。
つぎに公知の成形機で所望の形状の成形体にされたのち
、通常、無機成形体より有機バインダーが除去され、適
した温度、雰囲気で焼成されることにより、所望の形状
の焼成体かえられる。
つぎに本発明の製法を実施例に基づき説明する。
実施例1 5gの反応器にn−ブチルメタクリレート(HMA)9
00gおよびn−ドデシルメルカプタン0.3gを加え
て撹拌しながら75℃に昇温したのち、ポリエチレン(
PE) (昭和電工■製のショウレックスM−171)
 600gと重合開始剤としてペンゾイルパ−オキサイ
ド3.6gとを加えて、膨潤、分散させた。これに予め
別に調合したイオン交換水1840m1とポリビニルア
ルコール(PVA)の3%水溶液160m1とからなる
分散剤水溶液を加えて撹拌し、PE−BMA膨潤分散液
を懸濁させた。ついでチッ素置換したのち、80℃で3
時間、110℃で2時間反応させて重合させたのち、冷
却して取り出し、洗浄、乾燥して粒径0.3〜1■の範
囲にある白色球状粒子をえた。
実施例2 5gの反応器にBMA 8DOg、スチレン500gお
よびn−ドデシルメルカプタン0.35gを加えて溶解
したのち、撹拌しなからPE(ショウレックス舅−17
1)400gを加えて75℃に昇温し、膨潤、分散させ
、さらにベンゾイルパーオキサイド4.4g 。
t−ブチルパーオキシベンゾエート0.25gを加えて
溶解した。これに予め別に調合したイオン交換水184
0m1とPVAの3%水溶液160m1とからなる80
℃の分散剤水溶液を加えて撹拌し、懸濁せしめた。つい
で空間をチッ素置換したのち、80℃で5時間、100
℃で2時間反応させて重合を完結させた。そののち冷却
し、水洗・乾燥して、粒径0.3〜1 、0 +uの範
囲にある白色球状粒子をえた。
実施例3 5gの反応器にBMA 800gおよびn−ドデシルメ
ルカプタン0.3gを加えて撹拌しながら75℃に昇温
したのち、ポリプロピレン(PP) (昭和電工■製の
ショウアロマーFD 230) 900gと重合開始剤
としてベンゾイルパーオキサイド3.0gとを加えて、
膨潤、分散させた。これに予め別に調合したイオン交換
水1840m1とPVAの3%水溶液lHmlとからな
る分散剤水溶液を加えて撹拌し、PP−BM^膨潤分散
液を懸濁させた。ついでチッ素置換したのち、80℃で
4時間、110℃で2時間反応させて重合させたのち冷
却し、取り出し、洗浄・乾燥して、粒径0.3〜1關の
範囲にある球状粒子をえた。
比較例1 実施例1で用いたPR(ショウレックスM−171)6
0部およびポリブチルメタクリレート(分子量30万)
 90部をロールを用いて140℃で30分間よく混練
し、混合物をえた。
比較例2 実施例2で用いたPE (ショウレックスト171)4
0部、ポリブチルメタクリレート(分子Ei130万)
60部およびポリスチレン50部をロールを用いて15
0’cで30分間よく混練し、混合物をえた。
実施例4 実施例1および2でえられた懸濁重合体と比較例1およ
び2でえられた単純混合品とについて溶媒エツチング法
(ヘキサンに2分間浸漬)により処理したものを走査型
電子顕微1!(1000倍)により観察し、エツチング
されたものの状態を観察することにより内部構造を観察
した。
その結果をそれぞれの観察写真である第1図および第3
図ならびに第2図および第4図に示す。
第1図と第2図との比較かられかるように、PE−HM
A懸濁重合体(実施例1)ではPEが微細粒子として均
一に分散しており、単純混合品(比較例1)におけるP
Eの分散状態とは顕著な差が認められる。
また、第3図と第4図との比較から、PE−HMA−ス
チレン懸濁重合体(実施例2)と単純混合品(比較例2
)とについても同様の差異の認められることがわかる。
つぎに実施例1〜3および比較例1〜2でえられた重合
体を無機粉末成形用バインダーとして使用したときの例
を示す。
実施例5 平均粒径0.4論のアルミナ粉末(住友化学工業沖製の
アルミナABS−11)  100部に対して、実施例
1.2.3でえられた懸濁重合体、比較例1.2でえら
れた単純混合品のそれぞれを18.0部用い、可塑剤と
してジブチルフタレート2部を加えて加圧式ニーダで 
150℃×1時間混合したのち、卓上粉砕器で粉砕して
成形材料とした。
これを用いて、成形温度130〜160℃、射出圧力5
00〜1100kg/cシの条件で成形し、直方体(厚
さ4龍、幅5++n、長さ50a+m)の成形体をえた
つぎにえられた成形体を5℃/時間の昇温速度で400
℃まで昇温させて脱バインダーしたのち、1820℃(
昇温速度100”C/時間)まで昇温し、1時間保持し
て焼成した。これらの焼成体について外観不良、かさ比
重についての評価を行なった。
結果を第1表に示す。
実施例6 実施例5と同じ方法で作製した比表面積フイ/gの部分
安定化ジルコニア粉末(第−稀元素化学工業■製のH8
Y−3,0)の成形体を1550”c (昇温100℃
/時間)で1時間保持して焼成させ、実施例5と同様の
方法で評価した。結果を第1表に示す。
[以下余白] 〔発明の効果〕 本発明の方法によりえられる有機バインダーを使用すれ
ば、従来の混合系有機バインダーの使用では認められな
い優れた焼成体(たとえばソリ、クラック、ヒケなどが
生じず、かつ製品の寸法精度、密度などに優れた焼成体
)かえられる。したがって無機粉末の成形分野に大きく
寄与しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はそれぞれ実施例1、比較例1、実施例
2、比較例2でえられたを機バインダーを溶媒でエツチ
ングしたのちの状態を走査型電子顕微鏡(1000倍)
で観察し、有機バインダーの粒子の内部構造をあられす
ようにした電子顕微鏡写真である。 第 図 第 2 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 無機粉末と有機バインダーとからなる混合物を成形
    したのち脱バインダーし、焼成して焼成体をうる際に用
    いる有機バインダーの製造法であつて、 (a)α−オレフィン重合体、 (b)(メタ)アクリル酸エステル単量体単独または(
    メタ)アクリル酸エステル単量体およびスチレン系単量
    体の混合物および (c)重合開始剤 からなる膨潤物を、分散剤を含む水系媒体中に分散させ
    て懸濁重合させることを特徴とする有機バインダーの製
    造法。 2 前記膨潤物がさらに連鎖移動剤を含有する請求項1
    記載の製造法。
JP1271271A 1989-10-17 1989-10-17 有機バインダーの製造法 Expired - Fee Related JPH0764645B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5925444A (en) * 1992-12-09 1999-07-20 Hitachi, Ltd. Organic binder for shaping ceramic, its production method and product employing the same

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JPS57185309A (en) * 1981-05-08 1982-11-15 Mitsubishi Petrochem Co Ltd Preparation of modified olefinic polymeric particle
JPS62235305A (ja) * 1986-04-04 1987-10-15 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 高分子量アクリル系重合体の製法

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