JPH03130402A - 手袋 - Google Patents

手袋

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JPH03130402A
JPH03130402A JP1265184A JP26518489A JPH03130402A JP H03130402 A JPH03130402 A JP H03130402A JP 1265184 A JP1265184 A JP 1265184A JP 26518489 A JP26518489 A JP 26518489A JP H03130402 A JPH03130402 A JP H03130402A
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JP
Japan
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block copolymer
nonwoven fabric
polymer
gloves
fibers
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JP1265184A
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English (en)
Inventor
Masataka Ikeda
昌孝 池田
Koichi Shoji
庄子 弘一
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は手袋、特に主としてジエン系共重合体水素添加
物からなる伸縮性不織布を構成素材とした作業用または
スポーツ用手袋に関する。
〔従来の技術〕
従来、作業用またはスポーツ用手袋としては、を部にゴ
ムラテックスを塗布した布製のもの、すなわち所謂ゴム
引き手袋が知られている。しかしながら、このようなゴ
ム引き手袋は、通気性が小さ(、また厚手であるため、
着用感が悪く、特に手指の感覚や触感を阻害するため、
それらに頼る精密作業やスポーツ等には不向きであった
。また合成樹脂のフィルムまたはシートを融着、溶断し
た防水用手袋も知られているが、これらは基布の伸びが
少ないため手の寸法より著しく大きく形式されており、
着用時に手にフィツトせず、滑り易いため、上記同様の
問題点を有する。またこれらの欠点を改良するために、
弾性を有する合成樹脂またはゴムの薄いフィルムで懲戒
された手袋もよく知られている。これらは手にフィツト
するものの、一般にか5る弾性フィルムは比較的高モジ
ュラスであるため、手指の緊縛感が大きく、また通気性
に欠けるため内部に汗が蓄積して着用感を損ねる。
良好な通気性を与えるためには織・編物、不織布等の繊
維よりなるシート材料が最適であるが、手指の触覚を著
しく阻害しない程度に薄い繊維シ−ト材料は、寸法およ
び組織の安定性に欠け、僅かの摩擦で白筋れを起こし易
いために、作業用またはスポーツ用手袋の素材としては
不適である。
また、このようなシート材料に寸法・形態安定性を付与
するため、樹脂加工等により構成繊維の交点を接着させ
ることも過去に多く提案されているが、それはシート材
料の粗硬化を招き、伸縮性が著しく減少して、着用感と
手指の触覚が益々阻害される。
また、特開昭61−289102号公報には、通気性を
有する弾性ポリウレタン不織布を必須の構成素材とする
手袋が開示されている。このものは、通気性に優れた伸
縮性のある手袋であるが、ポリウレタン不織布からなる
ため、耐候性や耐光性が劣り(黄変等)、耐加水分解性
が劣る。また、不織布を構成する繊維の平均直径が大き
いため、バクテリアバリアー性、耐水圧が低いという問
題もある。
本発明者等は、本発明者等が特願昭63−327935
号によって提案したジエン系共重合体水添加物からなる
伸縮性不織布を適用することにより、既存の手袋の有す
る上記の種々の問題点を解決し、作業用ならびにスポー
ツ用等に好適に用いられる手袋が得られることを見い出
し、本発明に到達したものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、伸度、伸長回復性に優れ、しかもソフ
トであり、良く手にフィツトし形態安定性の優れた良好
な手袋を提供することにある。
さらに本発明の目的は、通気性、透湿性に優れて蒸れず
且つ優れた着用感を具備した手袋を提供することにある
他の目的は、かかる手袋を簡単な工程で、安価に製造す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の目的は、ビニル芳香族化合物を主体とする重合
体ブロックAを少なくとも2個、共役ジエン化合物を主
体とする重合体ブロックBを少なくとも2個有するブロ
ック共重合体を水素添加して得られた水素添加ブロック
共重合体が100〜65重量%、ポリオレフィンが0〜
35重量%からなる伸縮性不織布を構成素材とする手袋
によって達成される。
水素添加前のブロック共重合体(以下前駆ポリマーとい
う)を形成するビニル芳香族化合物としては、例えばス
チレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、p−t
ert−ブチルスチレン等があげられるが、スチレンが
特に好ましい。これらは単独で用いられても、2種以上
を組合せて用いられてもよい。また、前駆ポリマーを形
成する共役ジエン化合物としては、例えば1.3−ブタ
ジェン、イソプレン、1.3−ペンタジェン、2.3−
ジメチル−1,3−ブタジェン等があげられるが、ブタ
ジェン及びイソプレンが特に好ましい。
これらは単独で用いられても、2種類以上を組合せて用
いられてもよい。
これらの前駆ポリマーはリチウムアルキル触媒によって
、逐次的なブロック共重合を行うか、あるいは、逐次的
なブロック共重合を行った後にカップリング反応を行わ
せることによって製造できる。
このようにして得られた前駆ポリマーは、次いで選択的
に水素添加される。すなわち水素添加反応は既知の水素
添加触媒、例えば、白金、パラジウムのような貴金属系
の担持触媒、ラネーニッケル、有機ニッケル化合物、有
機コバルト化合物あるいはこれらの化合物と他の有機金
属化合物との複合系である触媒などによって行うことが
できる。
特に、チタノセン化合物はブロック共重合体の水素添加
触媒として極めて活性が高く、少量の触媒で水素添加反
応を行うことができ、しかも触媒残渣が水素添加された
ブロック共重合体の耐熱安定性に悪影響を与えることが
ないことから触媒残渣の除去を行う必要がなく、特に、
好ましい(特開昭61−155446号公報参照)。
前記水素添加は、選択的に行われるのが好ましい。とい
うのは、製品不織布として、共役ジエン化合物の二重結
合は、耐候性、耐光性の低下をまねき好ましくない。逆
に、ビニル芳香族では水素添加すると流動性が悪化し、
紡糸性から好ましくない。
即ち、共役ジエン化合物の少なくとも80%、好ましく
は90%以上が水素添加され、ビニル芳香族化合物の2
0%以下、好ましくは5%以下が水素添加されるように
部分水素添加されるのが不織布の耐候性、耐光性、紡糸
性の面から好ましい。
前駆ポリマー全体の数平均分子量(以下Mnと略す)は
、10.000〜100,000 、更に、15.00
0〜90、000、特に、20.000〜go、 oo
oの範囲であるのが好ましい。Mnが低くなると単繊維
強度が低下し、不織布強度が低下する。特に、Mnが1
0.000未満では、強度が低くなりすぎて製品となら
ない。またMnが高くなると、強度は高まるが溶融粘性
の上昇と共に、グイ部圧力上昇により、紡糸性が不良と
なり易く、出来た不織布も、平均繊維径が大きくなると
共に、単繊維の分散性も悪くなり、製品風合、外観が悪
くなり、特にMn 100,000を越えると、製品と
しては用いにくい。
また、前駆ポリマー中のビニル芳香族化合物の含量は、
10〜45重量パーセント (以下vt%と略〉、特に
、15〜4Qwt%の範囲であるのが好ましい。ブロッ
ク共重合体水添物において、いわゆるハードセグメント
がビニル芳香族化合物で、材料の強度を受は持ち、ソフ
トセグメントが共役ジエン化合物で伸縮性を受は持つ。
すなわち、ビニル芳香族化合物の含量は、不織布となっ
てもその強度を左右し、lQwt%未満では、不織布の
強度が低下しすぎ、製品とならない。また45w t%
を越えると、強度は高くなるが伸長率は低下し、硬くな
る。また溶融粘性が上昇し、グイ部圧力上昇、紡糸性不
良となり、出来た不織布もポリマー玉を含む様になり、
平均繊維径が大きくなり、単繊維の分散性も悪くなり、
製品風合、外観が悪くなり、製品として用いられなくな
る。従って、10〜45wt%の範囲において、紡糸性
が良好となり、得られる不織布の強度、伸長率の優れた
ソフトで良質なものが、得られる。
また、構造の異なるブロック共重合体水添物3種、 ■ A−B−A ■ B−A−B−A ■ B−A−B−A−B (Aはビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロック
A、Bは共役ジエン化合物を主体とする重合体Bを意味
する)について、上記3種共、Mn 。
及びAとBの全重量比を同一とし、紡糸条件を固定して
比較したところ、■A−B−Aのみが流動性が悪く、紡
糸性も不調で繊維化が難しく、ポリマー玉も発生し、m
維分散も悪く、平均繊維径も大きめで、風合も若干硬く
、製品としては不十分という結果になった。すなわち、
本発明で用いられるブロック共重合体水添物の前駆ポリ
マーは、ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロッ
クAを少なくとも2個、共役ジエン化合物を主体とする
重合体ブロックBを少なくとも2個有する方が、製品不
織布として、外観、風合共に良好で、物性的にも伸長特
性(伸び、伸長回復率〉、柔軟性(剛軟)に優れ、また
流動性が良いことから紡糸性が良好であり、好ましいこ
とが判明した。
前駆ポリマーの構造は、線状、分岐状または放射状のい
ずれであってもよく、いくつかの例を一般式で表わすと
、次のようにあられされる。
(B−A)nn≧2 (B−A)n−Bn≧2 (B−A)m−X(B−A)n    m、n≧l 、
m+n=2〜4(式中Xはいわゆるカップリング剤を示
す)また、本発明で用いられるブロック共重合体水添物
の安定剤としては、ヒンダードアミン系化合物、ヒンダ
ードフェノール系化合物、リン系化合物、ベンゾフェノ
ン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物及びこれらの
混合物等があげられるが、なかでもヒンダードアミンの
耐熱性と耐候性の改良効果が顕著であり、特に好ましい
。安定剤の使用量は、水添ブロック共重合体100重量
部当り5重量部をこえると、安定剤としての効果の改善
は認められないのにかかわらず、着色等の弊害がでてく
る場合があるので好ましくない。
また、本発明のブロック共重合体水添物からなる伸縮性
不織布は、粘着性を有するものも得ることができ、その
傾向は、ビニル芳香族化合物含量の少ない程大きい。
本発明のブロック共重合水添物にポリオレフィンを混合
すると、混合ポリマーの溶融粘度が低下し、紡糸性が著
しく向上し、しかも平均繊維径が5#1以下の極細繊維
が容易に得られるという特長が見い出された。また、ポ
リオレフィンの混合により不織布の破断強度が向上し、
粘着性が低下するという効果も見い出された。ポリオレ
フィンの例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、
プロピレンとエチレンあるいは1−ブテンなどのα−オ
レフィンとの共重合体等があげられるが、プロピレンと
エチレンとのブロックコポリマー及びポリプロピレンが
特に好ましい。また、溶融流れ量(MFR) は50〜
150が好ましい。
ポリオレフィンの混合割合は、全ポリマー重量に対し0
〜35重量%、好ましくは5〜30重量%、更に好まし
くは10〜20重量%である。ポリオレフィンの混合割
合が35重量%を超えると、伸度、伸長回復率が低下し
、フィツト性が劣る。ポリオレフィンの混合方法は、紡
糸時にチップブレンドする方法、2種のポリマーを予め
溶融混合したチップを用いる方法等がある。また、ブロ
ック共重合水添物とポリオレフィンを別々に紡糸し、紡
糸時または紡糸後にこの2種の繊維を混合してもよい。
この2種のポリマーの混合方法は特に限定されないが、
ポリマーブレンド法が特に好ましい。この2種のポリマ
ーの混合状態としては、単一繊維中に混合している状態
、それぞれのポリマーからなる繊維が混繊している状態
、あるいは、この2つの状態が混在している状態であっ
てもよい。また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で第3
のポリマー等の混合物であってもよい。
本発明の手袋用に用いられる不織布を構成する繊維の平
均繊維径は、0.5〜30μ、更に0.5〜10ハ、特
に1.0〜6坤が好ましい。0.5μ以下の場合は柔軟
ではあるが強力が低く、通気性、透湿性が劣る。一方、
10μ以上、特に30−以上になるとガサツキ感が強く
風合が硬くなり着用感が不良となるとともに、耐水圧、
バクテリアバリアー性が劣る。繊維径が1.0〜6.0
−の範囲にあると、通気性、透湿性と風合、着用感が満
されるのみならず、耐水圧が高まり、水を扱う作業でも
手が濡れず、またバクテリアバリアー性、防塵性にも優
れたものとなり、特に好ましい。
また本発明で用いられる伸縮性不織布を構成する繊維は
、短繊維でも、長繊維でもかまわないが、一般に繊維径
が小さい場合は短繊維が好ましい。
本発明で用いられる伸縮性不織布の日付量は、30〜2
00 g/m’が好ましく、より好ましくは、50〜1
50 g/m’である。30g/m’以下では弾性不織
布の強力が低下し手袋用途としては不適となる。
また、本発明で用いられる不織布は、通気度5cc /
 cnf / sec、以上、耐水圧300mm820
以上、更に500mmHzO以上有するのが好ましい。
また本発明で用いられる伸縮性不織布を製造する方法と
しては、メルトブロー法、スパンポンド法、があり、ま
た溶融紡糸法で得た繊維を通常の乾式法、湿式法により
シート化する方法があるが、紡糸性の面から、特にメル
トブロー法が好ましい。
以下本発明のメルトブロー法の一例を第2図および第3
図を用いて説明する。
ブロック共重合体水添物を押出機1により溶融してダイ
2に送り込み、ノズルに設けた一列に並んだ多数の紡糸
オリフィス12から押出す。溶融ポリマーはポリマー流
路11を経てオリフィス12から押出される。それと同
時に、ガス導入口13を経て供給された加熱された高速
のガスをガスヘッダー14を経て、オリフィス12の両
側に設けられたスリット15から噴射させ、押出された
溶融ポリマーの流れに吹き当てる。ガスヘッダー14お
よび噴射スリット15はノズル9とリップ10との間に
設けることができる。その高速気流の作用により押出さ
れた溶融ポリマーを極細繊維4の形状にけん引、細化し
、固化させる。このようにして形成された極細繊維は、
1対の回転ローラー66の間で循環しているスクリーン
(コレクター)7上に堆積されてランダムウェブ5を形
成する。ガスとしては、スチーム、空気などが好適であ
り、ガス条件としては、温度300〜400℃、好まし
くは350〜400℃、圧力は0.3 kg/ cat
 G以上、吐出量によって異なるが、好ましくは0.4
〜5.0 kg/Cr1Gである。押出機温度は250
〜320℃、好ましくは270〜300℃、グイ温度は
330〜400℃、好ましくは350〜400℃である
また、グイとコレクター間の距離も、単繊維の分散性及
び自己熱接着による単繊維間の結合による不織布強度の
向上という点から重要であり、共に距離が短かい方が好
ましく、70cm以下、好ましくは50cm以下、さら
に好ましくは40cm以下である。
熱結合方法として、上述の自己熱接着性は、単繊維の分
散性向上による製品品位の向上のみならず、コスト的に
も有利であり、特に好ましい。
さらに、別の熱結合方法としては、熱エンボス法、熱ロ
ール法、熱風法、超音波結合法、等があげられ、用いる
ことができる。特に、熱ロール法(例えば上段金属ロー
ル、下段ゴムロール)は、弾性不織布全体に均一に圧力
を加えることができ、下段をゴムロール(例えばシリコ
ンゴム硬度70°)にすることより、弾性不織布とのな
じみも良く、弾性繊維間の結合を強め、不織布強力向上
、表面平滑性向上のため好ましい。温度としては150
℃以下、好ましくは80〜130℃、より好ましくは、
100〜120 ℃の範囲であり、圧力は、0.5〜1
00kg / cm 、好ましくは1〜75 kg /
 amの範囲である。
高温高圧になると、溶融フィルム状となり通気性をそこ
ねる。また低温、低圧では熱結合が不充分となり、不織
布強力向上、表面平滑性向上が得られない。
〔実施例〕
以下に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明する。
実施例及び比較例中に示される諸物性の定義と測定方法
を下記に示す。
◎平均繊維径(ハ) サンプルの任意な10箇所を電子顕微鏡で倍率2000
倍でl0枚の写真撮影を行う。1枚の写真につき任意の
10本の繊維の直径を測定し、これを10枚の写真につ
いて行う。合計100本の繊維径測定値を求め平均値を
計算する。
◎ポリマー玉;ウェブ構成繊維の直径の数倍〜500倍
程度0直径を有する玉状ポリマーまたは繊維の端部や中
間部に生成したコブ状ポリマーのことである。このポリ
マー玉は極めて小さく肉眼で見出すことができないもの
が多い。顕微鏡を用いて観察するか、または、ウェブを
そのまま、もしくはウェブをプレス、カレンダー、交絡
処理その他の手段によって繊維密度を高めることによっ
て検知が容易となる。
◎破断強度および伸度;巾2cmの試料をJIS L−
1096に準じ、つかみ間隔5cm、引張速度10cm
/+y+inとして伸長し、破断時のl am巾当りの
強度と伸度を測定する。
◎100%伸長回復率;巾2 cmの試料をつかみ間隔
12cm、引張速度10cm/minとして、100%
伸張し、直ちに同じ速度で原長まで回復させる。伸長前
に、伸長方向に記入した10cm線の伸長前後の伸長差
(a)を求め、下式で算出した。
UU ◎耐水圧(mmLO) JIS−L−1092B法で測定する。
◎通気度 JIS−1096法(フラジイール法)で測定する。
◎耐光性;フェードメーター40時間照射後、変退色、
照射前後での強度保持率を求めた。
◎数平均分子量(Mn);GPCによりスチレン換算分
子量から求めた。
◎ビニル芳香族含有量(wt%);全ポリマー中のビニ
ル芳香族ポリマーブロック含有率を重量パーセントで表
わしたもので、L、 M、 Kolthoffら、J。
Polymer Sci、第1巻429頁(1946年
〉の方法に従って求めた。
実施例1 リチウムアルキル触媒によって逐次的なブロック共重合
を行い、前駆ポリマーとしてブタジェン−スチレン−ブ
タジェン−スチレン型ブロツク共重合体を台底した。こ
のものは、Mn 5万、ポリスチレン含有量25wt%
であった。このものを水素添加し、ヒンダードアミン系
安定剤Q、5wt%を加えペレット形成してサンプルと
した。(前述の特開昭61−155446の実施例1.
を参照)別途ポリプロピレンMFR90(230℃、 
2.16kg 、 10分)のペレットを用意し、チッ
プブレンドにて上記水素添加ブロック共重合体樹脂80
部とポリプロピレン20を混合し、押出機に投入、押出
機温度300℃、で加熱溶融し、単孔吐出量0.20 
g /分で1列に配列した直径0.4 mmφの先端先
鋭化したノズルの両端に加熱流体噴射用スリットを有す
るメルトブロー用ノズルを用いて、流体として380℃
の過熱水蒸気を、3.0kg/cdGの圧力でスリット
から噴射して吹き当て、溶融ポリマーをけん引細化し、
移動するネットコンベア(ダイ−コレクター間距離40
cm)上にこの繊維群を補集した。得られたウェブにつ
いて各種物性試験を行った。得られた結果を表1に示す
表1中のポリマー玉、単繊維分散性、風合について、目
視、もしくは、手ざわりにて、特に良かったものを◎印
、良かったものを○印、やや劣るものをΔ印、劣るもの
を×印で表示した。
第1図に示すように、2枚のウェブ21 、22を用い
、手首開口部23を残して周縁部24を融着して手袋2
0を作製した。この手袋20はフィツト性、通気性に優
れ、しかも水中に手を入れても手が水でぬれることがな
かった。
表  1 実施例2,3及び比較例I PPのチップブレンド量を変える以外は、実施例1と同
様の条件で伸縮性不織布を得、その物性を調べた。得ら
れた結果を表2に示した。
表2 この3種の不織布から手袋を作製したところ、実施例2
と3の手袋はフィツト性に優れ良好であったが、比較例
1の手袋はフィツト性が劣り、しかも着用後、形体変形
が発生した。
実施例4 リチウムアルキル触媒によって逐次的なブロック共重合
を行い、前駆ポリマーとしてブタジェン−スチレン−ブ
タジェン−スチレン型ブロツク共重合体を合成した。こ
のものは、Mn5万、ポリスチレン含有量3Qwt%で
あった。このものを水素添加し、ヒンダードアミン系安
定剤Q、5wt%を加えペレット形成してサンプルとし
た。
この様にして得た水素添加ブロック共重合体樹脂を押出
機に投入、押出機温度300℃、で加熱溶融し、単孔吐
出量0.22 g /分で1列に配列した直径0.4 
mmφの先端先鋭化したノズルの両端に加熱流体噴射用
スリットを有するメルトブロー用ノズルを用いて、流体
として400℃の過熱水蒸気を、0、7 kg/ ca
t Gの圧力でスリットから噴射して吹き当て、溶融ポ
リマーをけん引細化し、移動するネットコンベア(ダイ
−コレクター間距離10cm)上にこの繊維群を補集し
た。得られたウェブを、熱ローラ−(上段金属、下段ゴ
ム)110℃で15kg/cmの圧力でプレスして伸縮
性不織布を得た。この不織布の物性を表3に示す。
表 この不織布から作製した手袋はフィツ ト性、 通 気性に優れていた。
比較例3 スチレン−ブタジェン−スチレン型ブロツク共重合体を
合或し、実施例1と同様の条件で紡糸したが、紡糸性不
良でポリマー玉が発生し、良質なウェブは得られなかっ
た。
〔発明の効果〕
本発明の伸縮性手袋は前述のように構成されているので
、通気性に優れ、ソフトでフィツト性が良好であり、優
れた着用感を有する。又この手袋は伸長特性(伸び、伸
長回復性)、耐候性、耐光性に優れ、しかも耐熱性、耐
薬品性、電気絶縁性も良好であり、さらに耐水圧、バク
テリアバリアー性、防塵性にも優れた性能を示す。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の手袋の一例を示す図であり、手首開口
部を残して周辺部を融着したものである。 第2図はメルトブロープロセスの一例を示す斜視図であ
る。 第3図はメルトブロープロセスに用いるダイの一例を示
す断面図である。 1・・・押出機、      2・・・メルトブローダ
イ、3・・・ガス用パイプ、  4・・・極細繊維群、
5・・・ランダムウェブ、  6・・・駆動ローラー7
・・・スクリーン、    8・・・カレンダーロール
、9・・・ノズル、      10・・・リップ、1
1・・・溶融ポリマー流路、 12・・・紡糸オリフィス、 13・・・ガス導入口、
14・・・リップガスヘッダー、 15・・・ガススリット、  20・・・手袋、21 
、22・・・伸縮性不織布。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックA
    を少なくとも2個、共役ジエン化合物を主体とする重合
    体ブロックBを少なくとも2個有するブロック共重合体
    を水素添加して得られた水素添加ブロック共重合体が1
    00〜65重量%、ポリオレフィンが0〜35重量%か
    らなる伸縮性不織布を構成素材とする手袋。
JP1265184A 1989-10-13 1989-10-13 手袋 Pending JPH03130402A (ja)

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