JPH03117219A - 可変長符号化伝送方式と可変長符号化伝送用送信装置および受信装置 - Google Patents

可変長符号化伝送方式と可変長符号化伝送用送信装置および受信装置

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JPH03117219A
JPH03117219A JP1254937A JP25493789A JPH03117219A JP H03117219 A JPH03117219 A JP H03117219A JP 1254937 A JP1254937 A JP 1254937A JP 25493789 A JP25493789 A JP 25493789A JP H03117219 A JPH03117219 A JP H03117219A
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buffer memory
memory
transmission
bmo
occupancy
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JP1254937A
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Tatsuya Ishikawa
達也 石川
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、テレビジョン信号や音声信号などの情報信
号を可変長符号化により圧縮符号化伝送を行なう可変長
符号化伝送式と、この方式の実施に使用される送信装置
および受信装置に関する。
(従来の技術) テレビジョン信号や音声信号は単にPCM符号化を行な
っただけでは固定長符号の情報であるが、信号の固有の
冗長度および視聴覚上の冗長度を除去する高能率符号化
を行うと、一般に可変長符号の情報となる。このような
可変長符号化信号を固定レート伝送路で伝送する場合に
は、符号化情報量の制御および平滑化のために送信側で
バッファメモリ(送信バッファメモリという)が用いら
れる。さらに受信側でも単位時間当りで一定数のテレビ
ジョンまたは音声の信号サンプルを確保するために、入
力端にバッファメモリ(受信バッフ7メモリという)が
用いられる。
一方、近年テレビジョン信号や音声信号をパケット伝送
するシステムがISDN(integrated 5e
rv1ces digital network)のA
TM (非同期転送モード)などで提案されている。こ
のような可変レート伝送路においても、実際には伝送可
能な最大レートは制限されることと、パケットの到着時
間がパケット伝送網の状態によって変動するパケット遅
延ゆらぎがあるため、固定レート伝送路の場合と同様に
送受双方にバッファメモリが必要である。
このバッファメモリは可変長符号化信号のバッファリン
グ(平滑化)という本来の機能の他に、送信装置(符号
化部)と受信装置(復号化部)の動作クロック周波数の
同期のためにも利用することができる。以下、この従来
例について説明する。
送信装置と受信装置は伝送路を介して接続されているが
、伝送路は必ずしも個別の符号化伝送システム専用に設
けられている訳ではないので、符号化・受信装置と伝送
路は非同期状態で接続されることが多い。即ち、符号化
・復号化システムと伝送システムとでは動作クロックの
周波数が簡単な整数比になっていないため、PLLなど
を用いて動作クロックの位相同期をとるのが困難な場合
が多い。このため、前記バッファメモリの入出力を非同
期で動作させることにより両者の接続を可能とする。こ
の結果、送信装置と受信装置の間に非同期な系が存在す
ることになり、必然的に送信装置と受信装置の同期は保
たれなくなる。送信装置と受信装置を非同期のまま動作
させると、両者間の動作クロック周波数差により受信装
置では入力データのアンダーフロー、オーバーフローが
生じるため、正常な復号化動作が期待できない。
そこで、従来では送信バッファメモリのメモリ占有ff
i (T−BMO)の長時間平均値が一定値となるよう
に符号化特性の負帰還制御を行ない、かつ受信バッファ
メモリのメモリ占有量(R−BMO)の長時間平均値を
監、視して、R−BMOが予め決められた規定値となる
ように受信装置の動作クロックを制御する方法がとられ
ている。即ち、受信装置の動作クロックが送信装置の動
作クロックに対して周波数偏差を有していると、その周
波数偏差に応じて受信バッファメモリのメモリ占有Ji
lR−BMOの長時間平均値が増減するため、これを検
出して復号化動作クロックを制御するのである。
第10図は従来技術による映像可変長符号化方式を説明
するための映像伝送システムのブロック図であり、送信
装置・伝送路・受信装置は前述のように共通のクロック
を有していないとする。また、伝送路9は固定レートの
伝送路である。映像入力信号はDPCM (差分PCM
)符号化回路3で予測誤差信号とされた後、可変長符号
化回路(VWL CE N C) 4で可変長の符号語
に変換され、統計的冗長度が除去される。
可変長符号化回路4の出力は、可変長符号語に対応する
クロック(可変長符号化クロック)によって送信バッフ
ァメモリ(T−BUF)5へ書き込まれる。送信バッフ
ァメモリ5からの読み出しは、伝送路9から供給される
伝送りロックで行なわれる。尚、第10図の例では送信
バッフ7メモリ5の出力側に伝送誤り訂正用の誤り訂正
符号化回路(FEC)6が接続されている。
送信バッファメモリ5からは、メモリ占有量(T−BM
O)の情報が検出され、符号化制御回路7へ与えられる
。符号化・制御回路7はT−BMOに応じて符号化制御
信号を出力する。
この符号化制御信号を例えばDPCM符号化回路3へ帰
還して、量子化特性を変更するなどの方法により、符号
化信号の発生情報量を制御する。この負帰還制御により
、送信バッファメモリ5のメモリ占有iT−BMOは長
時間平均において規定の固定値となる。尚、送信バッフ
ァメモリ5の出力レートは伝送レートで決められる一定
値に固定されている。
また、送信装置の動作クロックは例えば外部から供給さ
れる映像同期信号に同期させられたクロックであり、送
信装置の各回路へ与えられるが、前述のように伝送りロ
ックとは同期関係にない。
尚、ここではDPCM符号化を用いたブロック図を示し
たが、他の符号化方式でも同様である。
次に受信装置について説明する。受信装置では、伝送路
9を介して入力された映像データおよびそれに同期した
伝送りロックを入力とし、これらを誤り訂正復号化回路
(FEC)10を経た後、受信バッファメモリ(R−B
UF)11へ書き込む。この受信バッファメモリ11の
読み出しは、後段の可変長復号化回路(VWLCDEC
)12によって制御される。
即ち、単位時間当り一定の映像信号(画素サンプル)が
復号化できるように、可変長復号化回路12から出力さ
れる可変長復号化クロックで可変長符号を出力させるの
である。従って、可変長復号化回路12の出力は、単位
時間当り一定のサンプル数を有する予測誤差信号であり
、これがDPCM復号化回路13で元の映像信号に復号
化される。
受信バッファメモリ11から検出されるメモリ占有量(
R−BMO)の情報は復号化動作クロック制御回路14
へ与えられ、このメモリ占有量R−BMOの長時間平均
値と、送信バッファメモリの長時間平均メモリ占有量に
対応した規定の固定値の差が検出されて復号化動作クロ
ック発生回路15へ帰還され、復号化動作クロックの周
波数を制御する。
尚、予め伝送信号内に多重化された映像同期信号は、可
変長復号化回路12から検出され、端子17へ出力され
る。
上述した従来の技術では、次のような問題がある。
1)予め送信バッファメモリ5の占有量T−BMOの長
時間平均値が規定されていないと、受信バッファメモリ
11が送信バッファメモリ5と整合した状態で動作でき
ない。即ち、送信バッファメモリ5と受信バッファメモ
リ11のメモリ占有fflT−BMO,R−BMOは本
来、相補的な関係にあり、例えばT−BMOがほぼ最大
となっているときはR−BMOが最小となるように相補
的な動作を行なう。このときT−BMO,R−BMOの
最大値は同じで良い。しかし、送信バッファメモリ5の
T−BMOの長時間平均値が規定されていないと、この
相補的な動作にずれを生じるため、受信バッファメモリ
11はそのずれ分だけ余分に大きな容量をマージンとし
て必要とする。また、受信バッファメモリ11の初期化
が不正確である場合も同様である。このようなとき、R
−BMOは復号化動作クロックと符号化動作クロックの
偏差を正確に示していないので、これを用いての復号化
動作クロックの正しい制御は不可能となる。
2)送信バッファメモリ5のメモリ占有量T−BMOの
長時間平均値が規定されている場合にも、T−BMOは
短時間的には映像入力信号の性質に応じて変動する。従
って、受信バッファメモリ11のメモリ占有fiR−B
MOもこれに応じて短時間的には変動することになり、
復号化動作クロックに低周波の位相ジッタが残る。
3)可変レート伝送路(ISDNのパケット伝送: A
TMなど)に対しては、本質的に符号化発生情報量を制
御しないのが品質一定伝送としてのメリットであるため
、送信バッファメモリ5のメモリ占有量T−BMOを規
定値に制御することができない。従って、上記従来技術
によると、可変レート伝送においては受信クロック周波
数を制御できないのみでなく、送受バッファメモリ5.
11の整合動作も保証されない。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、映像信号を可変長符号化して伝送しよ
うとする場合には、送信装置と受信装置の間に非同期の
伝送路が介在するために、送信装置の動作クロックと受
信装置の動作クロックが非同期となり、これを放置する
受信装置でデータのアンダーフロー、オーバーフローが
生じ、正しい復号化動作ができない。そこで、従来では
送信バッファメモリのメモリ占有量の長時間平均値が一
定値となるように符号化特性の負帰還制御を行ない、か
つ受信バッファメモリのメモリ占有量の長時間平均値を
監視し、これが規定値となるように受信装置の動作クロ
ックを制御することにより、送受バッファメモリのメモ
リ占有量に関する相補的な整合をとる方法がとられてい
る。
しかし、この従来技術では 1)送信バッファメモリのメモリ占有量の長時間平均値
が固定の規定値でなければならないという制限がある、 2)送信バッファメモリのメモリ占有量の長時間平均値
が規定されている場合であっても、該メモリ占有量の短
時間変動の影響が復号化動作クロックに低周波ジッタと
して残る、3)ISDNのATMのような可変レート伝
送路には対応できない、 という問題があった。
本発明は、上述のような問題を伴わずに、映像信号など
の可変長符号化伝送において送受両バッファメモリのメ
モリ占有量の相補的な整合をとることができる可変長符
号化伝送式と、この方式を適用した可変長符号化伝送用
送信装置および受−信装置を提供することを目的とする
C発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記の課題を解決するために、本発明では送信側から送
信バッファメモリのメモリ占有量情報を符号化信号に多
重化して伝送し、受信側では伝送された送信バッファメ
モリのメモリ占有量情報を用いて受信バッファメモリの
初期占有量を設定し、引き続き伝送される送信バッファ
メモリのメモリ占有量情報から求められた受信バッファ
メモリのメモリ占有量の規定値と、実際の受信バッファ
メモリのメモリ占有量の差を検出して、その差信号を制
御信号として復号化動作クロック周波数を制御すること
を特徴とする。
(作用) 本発明では、受信側において送信側から伝送される送信
バッファメモリのメモリ占有量情報により、受信バッフ
ァメモリの規定メモリ占有量を求め、これを受信バッフ
ァメモリの実際のメモリ占有量の初期値とする。これに
より正確な送信バッファメモリと受信バッファメモリの
メモリ占有量の相補的な整合状態が達成され、初期化以
後も回線断などの異常がない限り、この整合状態は保た
れる。この結果、従来では不完全な初期化のために必要
とされた受信バッファメモリの容量マージンが不要とな
り、基本的に受信バッファメモリの容量は送信バッファ
メモリの容量と同じで良い。
また、受信バッファメモリの初期化に必要な送信バッフ
ァメモリのメモリ占有量情報が定期的に伝送されてくる
ため、従来例のように予め送信バッファメモリのメモリ
占有量の長時間平均値を固定値に規定しておく必要がな
く、かつこの長時間平均値が変動しても構わない。従っ
て、固定レート伝送における符号化制御の自由度が大き
くなり、より高品質な符号化が可能になる。また、同時
に可変レート伝送のようにもともと送信バッファメモリ
のメモリ占有量の長時間平均値を規定しない(可変レー
ト伝送では伝送レートはある一定の範囲で任意であり、
品質一定伝送のために符号化制御は通常行なわれないか
ら)場合にも、全く同様に受信バッファメモリの初期化
が可能である。
復号化動作クロック周波数の制御についても、上述した
受信バッファメモリの初期化の場合と同様に、送信バッ
ファメモリのメモリ占有量の長時間平均値に関して何ら
の制約も不要である。
また、送信バッファメモリのメモリ占有量の短時間的な
変動によって、復号化動作クロックの低周波ジッタなど
が生じることがなく、安定した周波数制御が可能になる
。さらに、可変レート伝送においても全く同様に復号化
動作クロックの安定した周波数制御が可能である。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の可変長符号化伝送式における可変長符
号化伝送用送信装置(符号化部)の一実施例のブロック
図である。
第1図に示す送信装置においては、第10図中に示した
従来の送信装置にUW(ユニーク・ワード)発生回路1
00、第1の多重化回路(MUX)101、BMO(バ
ッファメモリ占有ff1)レジスタ回路102および第
2の多重化回路103が追加されている。UW発生回路
100は、可変長符号化に伴ない可変の間隔となってし
まう映像の水平または垂直同期などを歳別するためのユ
ニーク・ワード(以下、UWという)を発生し、多重化
回路101により予め可変長符号化信号の中に同期用U
Wを挿入するためのであり、第10図には図示していな
いが従来でも基本的に必要なものである。
従って、第1図の送信装置が第10図の従来装置と本質
的に異なる点は、送信バッファメモリ5の出力にUWが
現われたときにBMOレジスタ回路102から送信バッ
ファメモリ15のメモリ占有量T−BMOの情報を発生
させ、これを多重化回路103によって送信バッファメ
モリ(T−BUF)5から出力される可変長符号化信号
に多重化した後、誤り訂正符号化回路6を介して伝送路
9に送出する点である。
第2図は本発明の可変長符号化方式における可変長符号
化伝送用受信装置(復号化部)の一実施例を示すブロッ
ク図である。
第2因においては、第10図中に示した従来の受信装置
にUW検出回路18、BMO(バッファメモリ占有量)
差検出回路19およびLPF (ローパスフィルタ)2
0が追加されている。UW検出回路18は受信バッファ
メモリ11の出力からUWを検出し、同期タイミング(
SYNC)および送信バッファメモリ5のメモリ占有i
T−BMOの情報を検出して、受信側バッファメモリ1
1のメモリ占有量R−BMOの規定値R−BMO’の情
報を出力する。BMO差検出回路19はR−BMO’ 
と受信バッファメモリ11の実際のメモリ占有量R−B
MOの情報を入力として、これらの差を検出する。LP
F20はBMO差検出回路19の出力を平滑化するため
のものであり、このLPF20の出力は復号化動作クロ
ック発生回路21に供給される。
尚、ここでUW検出回路18の機能のうち同期タイミン
グ5YNCを求める機能は、従来の例でも必要なもので
あり、第10図のブロック図では簡単のため省略したが
、第2図では同時にR−BMO’を求めるのにも用いて
いるので明示しである。
第2図の構成によって、まず初期状態でR−BMO’−
R−BMOと仮定する。ここで、もし復号化動作クロッ
ク周波数が符号化動作クロック周波数より高い場合を考
えると、受信バッファメモリ11のメモリ占有量は、R
−BMO’  >R−BMOのように減少していく。こ
れらの差(R−BMO’ )(R−BMO)に対応した
差信号をBMO差検出回路19から出力し、さらにLP
F20で平滑化した後、復号化動作クロック周波数を減
するように復号化動作クロック発生回路21に負帰還し
ている。
第3図は本発明における受信装置側の他の実施例を示す
ブロック図であり、第2図と異なる点は、ユニーク・ワ
ードのうち送信バッファメモリ5のメモリ占有fiT−
BMOの情報を検出するためのUW検出回路23が受信
バッファメモリ11の前段に接続されている点だけであ
る。
同期タイミング5YNCを検出するためのUW検出回路
22は第2図におけるUW検出回路18と同様に、受信
バッファメモリ11の後段に接続されている。
第2図と第3図の違いは主に受信バッファメモリ11の
初期設定の手法にある。これについて説明するために、
送受バッファメモリ5゜11の相補的な整合動作を含め
たより詳細な動作について述べる。
第4図は伝送路9として固定レート伝送路を用いる場合
の送信バッファメモリ5と受信バッファメモリ11の相
補的な動作を示している。
第4図(a)は送信側の可変長符号化回路4から一定間
隔で出力される映像可変長符号化信号であり、図の例で
は符号長は1〜4ビツトの範囲で変化している。同図(
b)は送信バッファメモリ5の動作を示しており、出力
レート固定化のための平滑化効果および符号化制御の様
子を示している。同図(b)に示された数値は送信バッ
ファメモリ5のメモリ占有量T−BMOを表わしている
。同図(C)は伝送路9における可変長符号化信号の図
である。伝送レートは1サンプル周期を単位時間として
2ビツトである。同図(d)は受信バッファメモリ11
の動作を示しており、記載されている数値は受信バッフ
ァメモリ11のメモリ占有量R−BMOを表わしている
第4図から明らかなように、(b)と(d)に示された
送受バッファメモリ5,11のメモリ占有量の和は一定
(−バッファメモリ容量の占有量最大値)、すなわち (T−BMO) + (R−BMO) −consL。
−T−BMOsax −R−BMOmax である。即ち、送信バッファメモリ5と受信バッファメ
モリ11は相補的に整合している。
第5図は伝送路9として可変レート伝送路を用いる場合
の送信バッファメモリ5と受信バッファメモリ11の相
補的な動作を示したもので、図の見方は第4図と同様で
ある。固定レート伝送路を用いた場合の第4図と異なる
ところは、基本的に(最大レートを越えないための制限
を除いて)符号化制御が行なわれないため、信号が伝送
されない期IL’l (第5図(c)でX印で示す期間
)が存在する点である。この期間では送信バッファメモ
リ5のメモリ占有iT−BMOはOとなり、逆に受信バ
ッファメモリ11のメモリ占有fnR−BMOは最大と
なる。このように可変レート伝送路を用いる場合であっ
ても、送受バッファメモリ5.11の相補的な整合動作
は保たれる。
次に、送信および受信バッファメモリ5゜111: F
 I F O(First In−Plrst 0ut
)メモリを用いた場合のより具体的な動作について説明
する。
第6図は、FIFOメモリからなる送信バッファメモリ
5の動作例である。FIFOメモリを前提としているの
で、リードおよびライトアドレスポインタの相対差で送
信バッファメモリ5のメモリ占有fiT−BMO(第6
図では単にBMOと示されている)が決定される。バッ
フアメモリ5のリードアドレスポインタ位置は記号R,
ライトアドレスポインタ位置は記号Wでそれぞれ示され
ている。まず、事前にT−BMO−0になっているとす
る。時刻t−0にてデータ −3°の2ビツトが入力さ
れ、時刻t−1で伝送レートに相当する2ビツトが出力
されている。以後、次のように同様に繰り返される。
1)時刻t−12にて、データ″3“が入力されるとき
送信バッファメモリ5は空(T−BMO−0)である。
データ“3”が入力されると、瞬時T−BMO−“4”
となる。
2)時刻t−13にて、データ′3”の一部が出力され
てT−BMO−’2”となる。
データ“3”が映像信号のフレームなどの最終データと
すると、このT−BMOの情報(T−BMO−“21)
がストアされて、受信側に伝送される。但し、T−BM
Oの情報を伝送するタイミングは、データ“3”が全て
出力された後である。
3)時刻t−14にて、次のデータ“4°が入力される
。このデータも4ビツト長とすると、瞬時T−BMO〜
6となる。
4)時刻t−15にて、データ“3”の残りが出力され
て、T−BMO−“4′となる。このとき、2)で述べ
たように同期用UWとともにT−BMO−“2”の情報
が伝送される。このT−BMOの情報の多重化は、第1
図に示したように送信バッファメモリ5の出力側の多重
化回路103で行なわれる。即ち、T−BMOの情報は
UWと異なり、送信バッファメモリ5内には入らない。
5)時刻t−teにて、次のデータが入力され、次の同
期用UWが来るまで同様の入出力動作が繰り返される。
第7図はFIFOメモリを用いた場合の受信バッファメ
モリ11の動作例である。まず、事前にFIFOメモリ
のメモリ占有量R−BMO(第7図では単にBMOと示
されている)が“6”に初期化されているとする。第6
図に示した送信バッファメモリ5の動作に対応して、時
刻t−1で“−3″なるデータが受信バッファメモリ1
1に入力されている。ただし、第7図では伝送路9のデ
イレイは無視している。以下、送信バッファメモリ5と
同様に入出力を続け、時刻t−20のデータ“3“が出
力された時点テ、R−BMO−“4“となり、送信バッ
ファメモリ5のメモリ占有iiIT−BMO−“2”と
相補的に整合する。即ち、(R−BMO) +(T−B
MO) −”6’ =const、となる。
第6図および第7図の例では、予め適切にFIFOメモ
リが初期化されていた場合を示した。次に、このような
初期化の手段について説明する。まず、受信バッファメ
モリ5のメモリ占有量R−BMOを初期化設定するには
、(1)第2図に示したように、受信バッファメモリ5
の出力でUWを検出する方法、 (2)第3図に示したように、受信バヴファメモリ5の
入力でUWを検出する方法 の2つがある。第8図に(1)の方法を用いた場合の動
作を示し、第9図に(2)の方法を用いた場合の動作に
ついて示す。
以上をまとめて送受バッファメモリ5.11の同期動作
を順を追って述べると、次のようになる。
初期状態では、R/Wアドレスポイントを同時にリセッ
トする。ただし、固定レート伝送におイテは、BMO夕
全容El (B M Osaw)/ 2程度となるまで
出力しないようにして、送信バッファメモリ5のアンダ
ーフローが瞬時的にも生じないようにする。可変レート
伝送においては、送信バッファメモリ5のメモリ占有量
が小さいとき(8MO20) 、出力を停止するので問
題はない。
2)受信側スタート 受信側では、受信バッファメモリ11に使用されるFI
FOメモリのBMO設定方法により、二つの初期設定状
態がある。一つは第8図のB M O設定(+)につい
てであり、受信バッファメモリ11のR/W (リード
/ライト)ポインタを同じ位置にして受信バッファメモ
リ11をスルーモードとしく第8図(a)〜(d) )
 、UWが受信バッファメモリ11の入力端で検出され
るのを待つ方法である。もう一つは第9図のBMO設定
(2)についてであり、単にUWが受信バッファメモリ
11の入力端で検出されるのを待つ方法である。UW検
出以後は同様なので、以下、第9図の(2)の方法につ
いて説明する。
3)UW検出 受信バッファメモリ11の入力端でUWが検出されたら
、これに続(BMO’  (伝送された送信バッファメ
モリ5のメモリ占有mBMoの情報)をスタックすると
同時に、第9図(e)のように受信バッファメモリ11
のライトポインタをリセットする(アドレス0から書き
込む状態にする)。
4)Wクロックのカウント Rポインタは任意のまま、入力データの到着に応じて受
信バッファメモリ11にデータを順次書き込む(UWも
一緒に書き込んでおく)。
このとき、ライトクロック(Wクロック)をカウントす
る(第9図(d) (c) )。
5)R−BMO−R−BMO’ を検出ライトクロック
がBMO’ となったら、ここでRポインタをリセット
する。このとき受信バッファメモリ11のメモリ占有量
は、R−BMO−R−BMO’となる。(第9図(「)
) 6゛)復号化処理に応じて出力 以下、受信バッファメモリ11のリードクロックが可変
長復号化回路12から供給されて来るので、これに従っ
てメモリ11の内容をリードする。受信バッファメモリ
11へのライトは、第9図(g)(h)に示すようにデ
ータの到着に従って順次行なう。符号化動作クロックと
復号化動作クロックにずれがなければ、受信バッファメ
モリ11がアンダーフローやオーバーフローを起こすこ
とはない。もしそうなった場合は、最初からやり直せば
よい。
R−BMO’ とR−BMOの差−は、符号化動作クロ
ックと復号化動作クロック間の周波数ずれによる゛もの
であるから、(R−BMO’ )(R−BMO)なる差
信号を復号化クロック発生回路21に帰還することによ
り、クロック制御が可能となる。但し、ここでは受信バ
ッファメモリ11のUW分のメモリ占有jlR−BMO
のずれは無視している。
ところで、上記実施例の説明においては、送信バッファ
メモリ5の占有量T−BMOの情報をそのまま可変長符
号化信号に多重化して伝送している。この場合、受信側
では必ず送信バッファメモリ5の占有量T−BMOから
受信バッファメモリ11のメモリ占有fiR−BMOへ
の換算を行なわなければならない。これには例えば次式
の換算式を用いればよい。
R−BMO’ −BMOsax −(T−BMO)R−
BMO’  :受信バッファメモリの占有量B M O
saw  :送信バッファメモリの容量(最大占有量) T−BMO:送信バッファメモリの占有量従って、予め
送信側で上記の換算を行なった後、この換算値(R−B
MO’ )を可変長符号化信号に多重化して伝送するよ
うにしても、全く同じ効果が得られる。
さらに、多重化して伝送されるT−BMOまたはR−B
MO’の情報は、直接各バッファメモリ、のメモリ占有
量を数値として表わす情報である必要はなく、送受で予
め決められた特定の符号でも十分である。また、このメ
モリ占有量の情報に要求される精度については、本発明
が適用される伝送システムの用途・目的で異なることが
予想される。即ち、各バッファメモリのメモリ占有量の
情報は、より少ないレベル数で表現されるかも知れず、
かつ特定の符号割当てによって、より少ないビット数で
表わさ朴得る。
[発明の効果] 本発明によれば、テレビジョン信号のような映像信号お
よび音声信号等の情報信号を可変長符号化して伝送する
際に従来問題であった受信バッファメモリの初期化およ
び受信側の復号化動作クロックと送信側の符号化動作ク
ロックの同期において、受信バッファメモリに本来不要
なマージンを用意することなく、かつ送信装置側に何ら
符号化制御上の制約を与えることなく、送信バッファメ
モリと受信バッファメモリのメモリ占有量の相補的な整
合状態を常に得ることができる。これにより受信側では
、送信側との動作クロックの非同期に起因するデータの
アンダーフロー、オーバーフローを起こすことなく、正
しい復号動作を行なうことが可能となり、従来技術の問
題点が解決される。
さらに、本発明は固定レート伝送路を用いる場合だけで
なく、特に従来の可変長符号化伝送式で問題のあった可
変レート伝送路を用いた場合にも、同様の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る送信側の構成を示すブ
ロック図、第2図は同実施例に係る受信側の構成を示す
ブロック図、第3図は本発明の他の実施例に係る受信側
の構成を示すブロック図、第4図は本発明の実施例にお
ける固定レート伝送時の送信バッファメモリと受信バッ
ファメモリの相補的動作を説明するための図、第5図は
同じく可変レート伝送時の送信バッファメモリと受信バ
ッファメモリの相補的動作を説明するための図、第6図
は本発明における送信バッファメモリの具体的動作例を
示す図、第7図は同じく受信バッファメモリの具体的動
作例を示す図、第8図は同じ<FIFOバッファメモリ
のバッファメモリ占有量初期化設定の一例を示す図、第
9図は同FIFOバッファメモリのバッファメモリ占有
量初期設定の他の例を示す図、第10図は従来の映像可
変長符号化伝送式を説明するためのブロック図である。 4・・・可変長符号化回路、5・・・送信、バッファメ
モリ、8・・・符号化動作クロック発生回路、9・・・
伝送路、11・・・受信バッファメモリ、12・・・可
変長復号化回路、15・・・復号化動作クロック発生回
路、100・・・映像同期ユニーク・ワード発生回路、
101・・・映像同期ユニーク・ワード多重回路、10
2・・・送信バッファメモリ占有量レジスタ回路、10
3・・・送信バッファメモリ占有量多重化回路、18,
22.23・・・ユニーク・ワード検出回路、19・・
・受信バッファメモリ占有量差検出回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)情報信号を可変長符号化して伝送する伝送式にお
    いて、 送信側から送信バッファメモリのメモリ占有量情報を可
    変長符号化信号に多重化して伝送し、受信側では伝送さ
    れた前記メモリ占有量情報を用いて受信バッファメモリ
    の初期占有量を設定し、引き続き伝送される前記メモリ
    占有量情報から求められた受信バッファメモリの規定メ
    モリ占有量と、実際の受信バッファメモリ占有量との差
    を検出して、その差信号を制御信号として復号化動作ク
    ロック周波数を制御することを特徴とする可変長符号化
    伝送方式。
  2. (2)入力される情報信号を可変長符号化して可変長符
    号化信号を出力する符号化手段と、前記可変長符号化信
    号を一時蓄える送信バッファメモリと、 前記送信バッファメモリのメモリ占有量情報を発生する
    手段と、 前記メモリ占有量情報を前記送信バッファメモリから出
    力される符号化信号と多重化して伝送路に送出する手段
    と を具備することを特徴とする可変長符号化伝送用送信装
    置。
  3. (3)送信側から伝送される可変長符号化信号を受信す
    る手段と、 受信された前記可変長符号化信号を一時蓄える受信バッ
    ファメモリと、 前記受信バッファメモリから出力される可変長符号化信
    号を復号化クロックを用いて可変長復号化する手段と、 前記可変長符号化信号と共に多重化されて伝送される送
    信バッファメモリのメモリ占有量情報から前記受信バッ
    ファメモリの初期メモリ占有量を設定する手段と、 前記メモリ占有量情報から前記受信バッファメモリの規
    定メモリ占有量を求める手段と、前記規定メモリ占有量
    と前記受信バッファメモリの実際のメモリ占有量との差
    を示す差信号に基づいて前記復号化動作クロックの周波
    数を制御する手段と を具備することを特徴とする可変長符号化伝送用受信装
    置。
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