JPH0254117A - 車両用メータ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （発明の分野） 本発明は、例えば、自動車の燃料メータや冷却水温メー
タなどの車両用メータに関する。

（従来技術とその問題点） 一般に、自動車のメータには、指針式のアナログメータ
と、電子表示式のデジタルメータとがあり、前者のアナ
ログメータには、例えば、燃料メータのように、キーを
オフして電源を切っても元の表示状態を保持するものが
あるのに対して、ＬＦＤなどの表示素子を使うデジタル
メータの場合には、ＬＥＤなどに余分の電流を流さなけ
ればならないために、キーをオフした後に表示状態を保
持させるのは困難であった。

（発明の目的） 本発明は、上述の点に鑑みて為されたものであって、電
源を切っても必要な表示が可能なデジタル方式の車両用
メータを提供することを目的とする。

（発明の構成と効果） 本発明では、上述の目的を達成するために、センサによ
って検知された燃料量などの所定のデータを表示する車
両用メータであって、表示用電圧の印加により前記所定
のデータの表示を開始するとともに、前記表示用電圧の
印加が絶たれても前記所定のデータの表示状態を保持す
る表示器を備えている。

上記構成によれば、表示用電圧の印加が絶たれても表示
状態を保持する、いわゆる、メモリ機能を有する表示器
によってデータの表示を行うようにしているので、車両
のキーをオフして電源を切っても必要な表示が為される
ことになる。

（実施例の説明） 以下、図面によって本発明の実施例について、詳細に説
明する。

第１図は、本発明の一実施例の概略構成図であり、この
実施例では、自動車の燃料メータに適用して説明する。

燃料タンクｌには、燃料レベルに対応したフロート２の
位置に応じた出力を与える燃料量センサ３が設けられて
おり、このセンサ３の出力は、Ａ／Ｄ変換回路４でＡ／
Ｄ変換されてコンピュータ５に読み込まれる。

一般に、燃料タンクｌの形状は単純ではないので、燃料
量センサ３の出力がそのまま燃料量に比例するものでな
く、このため、センサ３の出力と燃料タンクの残量の関
係が予めコンピュータ５のメモリ６に書き込まれている
。

コンピュータ５では、Ａ／Ｄ変換された燃料量センサ３
の出力に基づいて、前記メモリ６から真の燃料量を読み
出し、そのデータを燃料メータ７のデコーダドライバ８
に出力する。

この実施例の燃料メータ７では、前記デコーダドライバ
８によって駆動される表示器としてメモリ機能を有する
ＥＣＤ（エレクトロクロミックデイスプレィ）９を備え
ている。

第２図は、このＥＣＤ９の１桁分の表示部およびその駆
動回路を示す図である。ＥＣＤ９は、容器ＩＯ内に、対
極１１と、例えば、日の字状の複数のセグメントに相当
する表示極１２ａ　、１２ｂ　。

１２ｃ、・・・１２ｈとを有している。表示極１２ａに
は、２個のＭＯＳ）ランジスタＴＲＩ、ＴＲ２が接続さ
れており、一方のＭＯＳ）ランジスタＴＲ１のゲートに
は、デコーダドライバ８から消去パルスが与えられ、ま
た、他方のＭＯＳトランジスタＴＲ２のゲートには、デ
コーダドライバ８のアンドゲート１３から書き込みパル
スと表示すべきデータとの論理積信号が与えられる。

なお、図示していないが、池の表示極１２ｂ。

１２ｃ、・・・１２ｈおよび他の桁についても同様の駆
動回路が接続されている。

このＥＣＤ９による表示動作を第３図の信号波形図に基
づいて説明する。

先ず、第３図（Ａ）に示されるデータの入力に先行して
時点ｔｌにおいて、第３図（Ｂ）に示される消去パルス
が与えられ、ＥＣＤ９の対極と表示極の間に、第３図（
Ｄ）に示されるように消去パルス電圧か印加されること
になる。これによって、それまでの着色表示が一旦消去
される。

次に、消去パルスの出力が停止し、続いて第３図（Ｃ）
に示される書き込みパルスが与えられる。

この場合、第３図（Ａ）に示されるように、その表示極
に着色すべきデータか加えられと、データと書き込みパ
ルスとの論理積信号により対極と表示極の間には、第３
図（Ｄ）に示されるように時点ｔ２において、消去パル
スとは逆極性の表示用の電圧が印加されることになり、
これによって、第３図（Ｅ）に示されるように、着色表
示される。

この着色表示は、表示用の電圧とは逆極性である上述の
消去パルス電圧が次に印加されるまでそのまま保持され
、着色後、電源電圧が除去されても表示が消え去ること
はない。

このようにＥＣＤ９は、表示保持機能、つまり、メモリ
機能を有しているので、自動車のキーをオフして電源を
切っても燃料の量が表示され続けることになる。

上述の実施例では、燃料メータに適用して説明したけれ
ども、本発明は燃料メータに限るものではなく、その他
のメータにも同様に適用できるものである。

また、上述の実施例では、表示器として、ＥＣＤ９を用
いる場合について説明したけれども、本発明の他の実施
例として、ＥＣＤ　９に代えてＬＣＤ表示器を用いても
よく、この場合には、ＬＣＤ表示器に保持機能を持たせ
るために、電源が供給されている間に充電され、その後
電源が絶たれても一定時間電圧を保持するコンデンサ回
路と併用すればよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の概略構成図、第２図は第１
図のＥＣＤの駆動回路図、第３図はＥＣＤの表示動作を
説明するための信号波形図である。 ・・燃料量センサ、 デコーダドライバ、 ・・・ＥＣＤ（ 表示器）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）センサによって検知された燃料量などの所定のデ
   ータを表示する車両用メータであって、表示用電圧の印
   加により前記所定のデータの表示を開始するとともに、
   前記表示用電圧の印加が絶たれても前記所定のデータの
   表示状態を保持する表示器を備えることを特徴とする車
   両用メータ。