JPH02501746A - 種々の病理的状態に於いてps2遺伝子から特異的に発現される蛋白質及びその断片、該蛋白質及び/又はその断片から得られる抗体、並びに病理的状態に対する検出、診断及び治療への該蛋白質、その断片及び抗体の適用 - Google Patents

種々の病理的状態に於いてps2遺伝子から特異的に発現される蛋白質及びその断片、該蛋白質及び/又はその断片から得られる抗体、並びに病理的状態に対する検出、診断及び治療への該蛋白質、その断片及び抗体の適用

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 種々の病理的状態に於いてPS2遺伝子から特異的に発現される蛋白質及びその 断片、該蛋白質及び/又はその断片から得られる抗体、並びに病理的状態に対す る検出、診断及び治療への該蛋白質、その断片及び抗体の適用 本発明は異なるヒト組織及び体液で分泌されるpS2蛋白質の配列の同定、及び この蛋白質のペプチド断片に関する;本発明はさらにpS2及びpS2蛋白質の ペプチド断片に対するポリクローナル及びモノクローナル抗体、及び種々の病理 学的状態と特にホルモン依存性乳癌及び胃癌又は胃潰瘍の診断及び検出にこの蛋 白質及びこれらのペプチド並びに抗体を適用することに関する。
乳癌がホルモン依存性であるという事実は、ビートラン(B eatson)  [ランセット(L aneet) (1986) 、 2.104−1071が 卵巣摘出後まだ月経周期を有する婦人の手術不可能な癌の後退を2例観察と報告 した1896年から知られていた。
今日では約173の乳癌がホルモンに反応し種々のホルモンの操作の後後退する ことがよく確立されている。
近年になるまで、ホルモン依存性癌を患い、従って内分泌療法の利益を得ること のできる婦人を確認するための、生物学的試験法は無かった。 1971年にジ エンセン(J ensen)ら[NATL、CANCERlN5TI、MON  OG R,(1971)34.55−703が、癌標本中のエストロゲン レセ プターの測定が副腎摘出に対する反応を予想するために有用でありうることを最 初に示した。その後この観察は、癌がエストロゲン レセプター(ER″S)を 含む婦人の50から65%が内分泌療法に反応し、一方癌がエストロゲン レセ プターを含まない婦人はホルモン治療で助かる機会が良くて10%しかないと、 広く確認された。
実際、もしも癌性細胞が、あるホルモンに対し強い親和性を持つ、乳腺に正常存 在するような部位(即ちレセプター)を有するならば、それらの増殖は正常細胞 のようにホルモン環境によって調節できる。逆に、癌性細胞が、その悪性転移の 間に、そのレセプターを失うならば、これらレセプターは、標的細胞としては認 識されなくなる。しかし、癌がレセプターを有する婦人の55%から65%しか ホルモン治療に好ましく反応しないので、エストロゲン レセプター(ER−s )の測定結果は完全にはホルモン療法に対する反応性を予測しない。その一つの 説明は、脱分化の過程でいくつかの癌はそのエストロゲン レセプターを失うか もしれないという事実に存する。もしもこれらのレセプターが存続するならば、 癌はエストラジオールに結合する能力を保持するが、エストロゲンの反応の続く ステップを行いとおすことが出来ないのであろう。両方の場合共、ホルモンに自 立的又はホルモンに抵抗性の癌が関連する。
この後者の仮説は初期ステップ、即ちサイドシル レセプターへの結合の後を調 べ、エストロゲンの細胞反応の最終産物を調べることにより証明された。例えば 、MCF−7細胞(ヒト乳癌から派生した細胞ライン)そして多分インビボでの ヒト乳癌細胞において、その合成がエストロゲンに依存するプロゲステロン レ セプター(P R)が、これにあたる。実際、もしもプロゲステロンレセプター の割合が考慮されるならば、ホルモン治療下の癌の軽減レベルは65%のオーダ ーである。多数の臨床試験から、癌が両者のレセプターを有する婦人の80%が ホルモン療法に反応することが確立された。対照的に、もしも癌がエストロゲン  レセプターを含むがプロゲステロン レセプターを含まないならば、反応の可 能性は症例の1/3以下である。
従ってプロゲステロン レセプター(PR″S)は治療反応性の予測のための情 報を付加する。
エストロゲンは、NCF−7のよ、うな細胞ラインのインキュベーション メデ ィウム中に放出される多数の蛋白質の合成を刺激する。分泌される蛋白質の大部 分がインキュベーション メディウム中にエストラジオールの存在又は非存在下 で検出されるが、ホルモンが存在するならばそれらの活性は非常に増大する。こ れらは分子j137,000.46.000.54,000及び60,000M に相当する[マイレッセ(MAIRESSE)ら、リーセント リザルツ イン  キャンサー リサーチ(RECENTRESULTS IN CANCERR ESEARCH)、ジー、ルクレルク(G、LECLERCQ) 、ニス、トマ (S、TOMA) 、アール、バリディーンズ(R,PARIDEANS) 、 ジエイ、シ、ヒューゼ:/(J、C。
HE U S E N) 91.(1984)301−3061゜ これらの幾 つか(46,000,54,000及び60.OOOM) は、サイドシルの蛋 白質と同一である。50,000Mの蛋白質はエストラジオールで処理したイン キュベーション メディウムにより豊富であるが、マイレッセの研究から、これ には誘導よりはむしろホルモンの作用下でのこの蛋白質の分泌の刺激が含まれる ことが示された。さらに、これらの刺激された蛋白質はMCF−7細胞のインキ ュベーション メディウムに存在すると共に、エストロゲン非依存性のEvsa −T細胞のインキュベーション メディウムにも存在するが、後者のメディウム 中のエストラジオールはこれらの合成及び/又は分泌に影響しない。従ってこの 場合はホルモン影響下の新しい生成物の誘導ではなくて、ただ存在している生成 物の濃度の増加のみである。
ロッシュフォール(ROCHEFORT)(上記と同じ刊行物p 、289−2 94)はインキュベーション メディウム中に高レベルの52に蛋白質を見つけ 、この蛋白質の誘導は生理的濃度のエストラジオールの作用に特異的であり、一 方プロゲステロンとデキサメサゾンは活性がないことを示した。細胞増殖を阻害 するタモキシフェンは52に蛋白質の分泌を誘導せず、モル比10でエストラジ オールの作用を防止する。代謝物の一つであるモノヒドロキシタモキシフェンは 、 細胞増殖のブロックとMCF−7細胞での52にの分泌に、タモキシフェン の200倍の活性がある。
より最近同じチームが、ER=sとPR″Sは持つがその増殖はエストロゲン阻 害剤の作用を受けないMCF−7細胞の変異体、即ちR−27細胞で、タモキシ フェン又はモノヒドロキシタモキシフェンの存在下で52に蛋白質が分泌され続 けることを発見した。
本特許出願の発見者の幾人かを含む研究チームが、特異的な遺伝子の発現を行う ことになった。エストラジオールに誘導されたMCF−7細胞から確立したcD NAライブラリーから始めて、 このホルモン存在下で合成されたmRNAに対 応するcDNA−sの分別クローニングを行うことができた。ホルモンの存在下 又は非存在下で増殖している細胞から作成したcDNAプローブを用いて、エス トラジオール存在下で培養したMCF−7細胞のみに存在するmRNAに対応す るcDNAクローンが単離され得た。
これをpS2と呼んだ。著者は、クローンしたcDNAの核酸配列の決定から、 これが、84個のアミノ酸から成り9140ダルトンの低分子量を有する蛋白質 であることを推論した[ジャカラリュー(JAKOWLEW)ら、ニュークレイ ツク アシッド リサーチ(NUCLEICACIDS RES、) 、(19 84)12.2881−2878コ。 pS2遺伝子に作用するホルモン制御は 転写レベルに位置する。
遺伝子はエストラジオール非存在下では転写されず、一方ホルモンが培養メディ ウムに添加されてから8時間後にはm RN Aの明確な蓄積がある。 しかし 、著者らはまだpS2蛋白質を単離していなかった。MCF−7細胞から確立し たcDNAライブラリーのエストラジオール誘導のスクリーニングは他の二つの クローン、 36B4及び3A5の単離も可能にした。これらの対応する遺伝子 は転写レベルでホルモンの制御を受けない。これらの二つのクローンは“定常° クローンと呼ばれた。従って3684及び3A5プローブは、存在する全mRN A−5の量を調べるために使用でき、一方pS2プローブはMCF−7細胞の特 異的エストロゲン誘導RNAに対応する。 pS2RNAは、エストロゲン及び プロゲステロン レセプターを有するが後者のレセプターの存在はコンスティテ ユーティブ(constitutive)である、T47Dヒト乳癌細胞から抽 出したRNAには存在しない。 対照的に、36B4RNAはT47D細胞に存 在する。
ジエルチ(FELTSCH)らは[二ニークレイツクアシッド リサーチ(NU CLEICACIDRES、 ’) (1987)、旦、1401−1414]  続いて胎盤細胞及びMCF−7ラインの細胞のDNAからヒトpS2遺伝子を クローンし、その構造を研究し確立し、その結果上記細胞ラインから得られたp 82Mクローン及び胎盤細胞から得られたpS2PクローンをもとにpS2遺伝 子の核酸配列を確認した。
pS2 RNAがヒト乳癌から派生したMCF−7細胞ラインで発現するが、T 47D細胞ラインでは発現しないという観察から、ホルモン依存性乳癌を同定す る方法が示される。これが、pS2遺伝子の発現がホルモン依存性乳癌の検出の ための新たなマーカーとなり得るか否かを発明者がチェックしようと試みた理由 である。
より最近になって[リオ(RI O)ら、 サイエンス(SCI ENCE)  、(1988)旦1.p、705−7071、pS2蛋白質が胃上皮の粘膜細胞 で検出された。胃液に分泌される蛋るものと同一の電気泳動の移動を示し、この 論文で報告された研究は、上記は二つの組織から単離されたmRNA−5のサイ ズと配列が厳密に同一であることを示すと述べている。
mRNAからpS2蛋白質として決定された配列(I)は84個のアミノ酸から 成り、分子量が9140ダルトンのオーダーであり、以下であることを思い出そ う:MET ALA THRMET GLU ASN LYS VAL ILE  CYS ALA LEU VALLEU MAL SERMET LEU A LA LEU GLY THRLEU ALA GLU ALAGLN THR GLU THRCYS THRVAL ALA PROARG GLU ARG  GLNASN CYS GLY PHE PROGLY VAL THRPR OSERGLN CYS ALAASN LYS GLY CYS CYS P HE ASP ASP THRMAL ARG GLY VALPROTRP  CYS P)IE TYRPROASN THRILE ASP VAL PR OPROGLU GLU GLU CYS GLU PHE(I) 今、これがpS2ペプチドの分泌型ではないことが本発明者によって確立され得 た。
従って、本発明の目的は、 異なる組織で分泌されるpS2ペプチドの実際上の 完全な一次配列を同定し、それにより遺伝子工学、特に適当なベクターと適当な 宿主内で合成して生産し、及び、とりわけ病理学的検出及び診断に使用できる抗 体を作成することを可能にすることにある。
本発明は上記で確認した配列(I)の蛋白質の60個のアミノ酸に相当する断片 から成り、 分泌型に相当し、GLUが最初に確認された配列(I)の蛋白質の N−末端METから25位下流に位置する配列GLU−ALA−GLNに始まり 、分子量が約6600ダルトンである、ペプチドに関する。
本発明によれば、60個のアミノ酸を持つpS2ペプチドは以下のアミノ酸配列 (D)を有する:GLU ALA GLN THRGLU THRCYS TH RVAL ALA PROARG GLUARG GLN ASN CYS G LY P)IE PROGLY VAL THRPROSERGLNCYS A LA ASN LYS 、GLY CYS CYS PHE ASP ASP  THRVAL ARGGLY VAL PROTRP CYS PHE TYR PROASN THRILE ASP VALPROPROGLU GLU G LU CYS GLU PHE(D) さらに本発明においては、配列(D)のペプチドは塩基性アミノ酸Arg36s  ArgHl、L)’Ss4及びArg63の下流に位置する4個のトリプシン 分解部位を含有する。
本発明はさらに、配列(D)のペプチドをトリプシン分解部位で分解して得られ る、いわゆる“トリプシン ペプチド類°に関する。
これらのトリプシン ペプチド類のうち、本発明は特に以下を包含するニ ー配列CD)のペプチドの12個のN−末端アミノ酸に相当するトリプシン ペ プチド。
−GLN、、からLYS54にわたるアミノ酸配列に相当するトリプシン ペプ チド。
るトリプシン ペプチド。
一該ペプチドの21個のC−末端アミノ酸に相当するトリプシン ペプチド。
本発明は、さらにpS2蛋白質が分泌された場合に、特に乳癌、及び胃の病理学 的状態の場合に、シグナル ペプチドを構成する、pS2蛋白質の24個のN− 末端アミノ酸に相当するペプチドに関する 本発明は、さらに配列(D)のペプチドの31個のC−末端アミノ酸に相当する 断片から成り、 分子量が約3450ダルトンであるペプチドに関する。
本発明は、さらに配列(D)のペプチドの30個のN−末端アミノ酸に相当する 断片から成り、 分子量が約3300ダルトンであるペプチドに関する。
本発明は、さらに配列(D)のペプチドのC−末端の28個のアミノ酸に相当す る断片から成り、分子量が約3100ダルトンであるペプチドに関する。
本発明においては、シグナル ペプチドは以下のアミノ酸配列(G)を有する: MET ALA THRMET GLU ASN LYS VAL ILE C YS ALA LELI VALLEU VAL SERMET LED AL A LEU GLY THRLEU ALA(G) 本発明においては、“トリプシン ペプチド類′と呼ばれるペプチド断片は以下 のアミノ酸配列(H)、(J)。
(K)及び(L)に相当する: GLU ALA GLN THRGLU THRCYS THRVAL ALA  PROARG(H) ALA ASN LYS (J) GLY CYS CYS PHE ASP ASP THRVAL ARG(K ) GLY VAL PROTRP CYS PHE TYRPROASN THR ILE ASP VALPROPROGLU GLU GLU CYS GLU PIE(L) 本発明においては、31個のアミノ酸から成る配列(C)のペプチドは以下のと おりである: LYS GLY CYS CYS PHE ASP ASP THRVAL A RG GLY VAL PROTRP CYS PHE TYRPROASN  THRILE ASP VAL PROPROGLLIGLU GLU CYS  GLU PHE(C) さらに本発明においては、30個のアミノ酸から成る配列(E)のペプチドは以 下のとおりである:GLU ALA GLN THRGLU THRCYS T HRVAL ALA PROARG GLLIARG GLN ASN CYS  GLY PHE PROGLY VAL THRPROSERGLNCYS  ALA ASN LYS (E) さらに本発明においては、28個のアミノ酸から成る配列(F)のペプチドは以 下のとおりである。
CYS PHE ASP ASP THRVAL ARG GLY VAL P ROTRP CYS PHETYRPROASN THRILE ASP VA L PROPROGLU GLU GLU CYSGLUPHE (F) 本発明は、さらにウサギ又は他の適当な動物をpS2蛋白質又はその断片に対し て免疫して得られる、抗pS2ポリクローナル抗体に関する。
本発明はさらに、適当な哺乳動物にpS2蛋白質又はその断片を適切に注射して 免疫し、その動物の牌細胞を適当なミエローマの細胞と融合した結果得られるハ イブリドーマをクローニングして得られる抗pS2モノクローナル抗体に関する 。
もちろん、本発明の範囲内で保護される抗pS2モノクローナル抗体を得ること が可能である限り、モノクローナル抗体を得る他の方法が、本発明の構成に包含 される。
本発明は、さらにその液体に含まれる蛋白質を低温下、特に約−20℃でアセト ンで沈殿させ、ペプチドを含む分画を回収するためにペプチドを含む装置をクロ マトグラフィで精製し、これを必要ならば凍結及び/又は濃縮する、生物起源の 液体から式(D)のペプチドを得る方法に関する。
本発明に従って式(D)のペプチドを得る方法を行う一つの態様では、生物起源 の液体を精製する前に、M CF −7細胞を取得し、エストラジオールの存在 下で培養し、培養上清を集め、含まれる本質的な残屑を除いた後、上記精製過程 に供する。
本発明に従って式(D)のペプチドを得る方法を行う他の態様では、使用する生 物起源の液体が胃組織から分泌された上記ペプチドを含む胃液であり、上記精製 過程に供する前にこれを約pH9,6の適当な緩衝液で中和する。
本発明に従って式(D)のペプチドを得る方法を行う有利な態様では、該ペプチ ドはpS2蛋白質又はその断片に対する抗体を用いて、生物起源の液体又は上記 ペプチドを含む細胞の抽出物から免疫学的精製により単離する。
本発明は、さらにpS2蛋白質及びその断片を合成、特に化学合成又は生合成に よって製造する方法に関する。
特に、メリフィールドによって開発された固相法[メリフィールドの方法は“ザ  ペプチド:アナリシス、シンセシス、バイオロジー(THE PEPTIDE S :Analysis、5ynthesis、 Biology) ”第2巻 、パートAl1−254頁、アカデミツク プレス(Academic Pre ss)、二ニーヨーク、中のイー、グロス(E、GRO8S)及びジェイ、マイ エンホーバー(JoME I ENHOPER)著、1980年刊“スペシャル  メソッド イン ベブチドシンセシス (Special Methods  in、PeptideS ynthesis)”に記載されている]又は他の合 成法(生合成、特に遺伝子工学)を用いることができる。
本発明は、さらにその組織で発現され得る式(D)のペプチド、その前駆体又は その断片を生じるある組織の病理学的状態を検出及び診断する、これらのペプチ ドの1つの存在がそのペプチドに対する抗体を用いた生物標本での免疫学的方法 によって検出される方法に関する。
本発明を効果的にする他の態様では、検出及び診断は体液を使用して行われる。
本発明による検出と診断の方法の一つの有利な実施態様では、pS2遺伝子の発 現が免疫細胞化学により検出される。
上記検出方法の他の有利な実施態様では、pS2遺伝子の発現が癌標本で検出さ れる。
さらに本発明による検出と診断の方法の他の有利な実施態様では、使用する癌標 本がとりわけ組織切片又はサイドシルでもよい。
この実施態様の有利な手法に従えば、使用する癌標本はパラフィンに包埋するこ とにより保存及び安定化されホルマリンで固定された組織切片であり、これは非 常に高度の感受性と低いバックグラウンドを診断法に与え、組織病理学的構造を 保存する。
本発明による検出と診断の方法の一つの有利な実施態様は、例で示せば、免疫細 胞化学的方法が以下の様にして行われる。即ち、非特異的染色を減らすためヒツ ジ(又は他の適当な動物)の血清とインキュベートした後、上記標本をpS2又 はpS2断片に対するウサギ(又は他の適当な動物)のポリクローナル又はモノ クローナル抗体と共にインキュベートし、その後続いて数回、 抗ウサギ ヒツ ジIgGの後ラベル化のための適当な系とインキュベートし、抗体を現出させる 。
本発明の有利な手法においては、ラベル化と抗体現出のための上記系はウサギP AP (ベロキシダーゼ−抗ペロキシダーゼ)系を含むことができ、これと共に 上記標本をインキュベートした後、DAB (3,3−−ジアミノベンジジン塩 酸塩)とインキュベートシ、°これらの操作の後、必要ならば、切片をヘマトキ シリン又は類似物で染色し、得られた染色を染色強度スケール及び全癌細胞に対 するパーセントとして出した染色癌細胞の割合(1−100%)で評価する。− 万乗色指数は染色された細胞のパーセントに染色スコアをかけて得られる(1− 300)。
本発明はさらに、 −pS2蛋白質及び/又はその断片に対する適当な用量のポリクローナル又はモ ノクローナル抗体;−使用する抗体がそれに対するものである適当な用量のpS 2蛋白質及び/又はその断片; −適当な用量のウサギ(又は他の適当な哺乳動物)の免疫クロプリンに対する抗 体; 一抗原抗体反応を進展させるための(特にPAP (ペロキシダーゼ−抗ベロキ シダーゼ系)のような)酵素系;−酵素反応を進展させるための、特にDABの ような基質; −もしも生物標本が組織切片であり、それを染色する必要があれば、必要ならば 癌細胞を染色するための物質:及び 一検出及び診断試験を行うための有用な量の適当な緩衝液 から成る、免疫細胞化学によって病理学的状態を検出及び診断するための、レデ ィー−トウーユース (ready−to−use )キットにも関する。
もちろん、抗体を直接的又は間接的な方法でラベル化し現出させるための他の適 当な系(特に、サンドイツチ法、アビジンとビオチンのラベル化系の方法、蛍光 、燐光、プロテイネー) (P roteinate)、RIA、ELISA、 その他)を用いることができる。
ある種の乳癌がホルモン依存性であることはよく知られているが、ER″S(エ ストロゲン レセプター)を含む癌を有する患者のすべてでは無いが大多数がホ ルモン治療の利益を受けることができる。 一方、富ER(ER−rich)の 癌を有する患者の30〜40%がホルモン治療に負の反応を示すという事実は、 癌の非同−性又はER′Sが機能的でないという事実に帰された。さらに、正常 な生殖組織及び乳癌から派生したMCF−7細胞ラインにおけるその発現がエス トロゲン依存性であることが知られているPR−s(プロゲステロン レセプタ ー)の割合の測定が、機能的レセプターを持つ癌を同定することを可能にし得る ことが示唆されている。実際、ER(+)かつPR(+)の乳癌がすべてホルモ ン療法に反応するわけではない(80%のみが反応する)。これは、ホルモン療 法の利益を受けられる乳癌をより容易に同定するために、ホルモン療法への反応 性に対する新たなマーカーが必要であることを示す。
本発明による検出及び診断法の有利な一実施憇様では、乳癌の検出に使用される 生物標本には同時にER−s。
PR−s、及びpS2蛋白質又はその断片の一つの免疫細胞化学的検出を行い、 一方でER(+)乳癌の新たな機能的不均一性(ER(+)癌の約60%だけが PR−s及びpS2遺伝子の発現にもまた陽性であること)を明らかにし、他方 でPR=s及びpS2の発現に関するER(−)癌の大きな同一性(約96%に エストロゲン誘導性のこれら2つの遺伝子が発現しないこと)を明らかにする。
この実施態様の有利な手法に従って、ER及びPRの免疫細胞化学的検出試験は 一180℃で好ましくはイソペンタン中で凍結した組織切片を使用して行われる 。
ER′s及びPR−sの免疫細胞化学的検出のための実際の技術は既知であり、 文献に記載されている。
本発明を実施する他の手段では、胃の病理学的状態、特に癌と潰瘍が検出及び診 断される。
実際、本発明者は胃癌中に配列(D)のペプチドの存在を検出した。
この観察から、特に胃癌を検出し診断し、転移の起源を決めることが可能になる 。
本発明によれば、検出及び診断の方法は、本発明による抗体を用いた免疫シンチ グラフィによるある器官の病理学的状態のインビボでの測定に適用される。
本発明はさらに、本発明による−又は二以上の抗体を含む治療剤に関する。
本発明に於いては、上記抗体は他の治療剤と組み合わせても良い。
上記の手法に加えて、本発明は以下の記載から明らかになる他の手法も含有する 。
本発明は本発明の主題の実際の実施例に関連した以下の記載に基いて、より明確 に理解されるであろうが、いかなる場合もこれに限定されない。
しかし、これらの実際の実施例は本発明の詳細な説明するためにのみ示されてい るものであり、いかなる場合にも限定を意味するものではないことは言うまでも ない。
実施例1−MCF−7細胞の産生ずるペプチド(D)の精製 MCF−7細胞を10−’Mのエストラジオール存在下で4日間培養する。
上記細胞により培養メディウム中に分泌されたペプチド(D)の豊富な培養上清 を集め、 一高分子量の蛋白質を沈殿させるための一20℃のアセトン(IV)及び −このpHで溶解しない蛋白質を沈殿させるための(約pH1の)12NHC/ を引き続き作用させる。
装置を除去するために二つの沈殿を続いて遠心し、ペプチド(D)を含む上滑の みを得る。ペプチド(D)を含む、存在する他の蛋白質を沈殿させるため、この 上清を一20℃の4倍量アセトンで処理する。遠心後上清を除去しペプチド(D )を含む装置を集する。
装置を凍結乾燥し;凍結乾燥物に3m/のKC/緩衝液、50mM EDTAを 加え、;続いて混合物をG3000のHPLCと逆層HPLCにかける。
各々1.5m/の120個の分画を回収しウェスタンブロッティング(イミュノ フィンガープリント)にかける。
ペプチド(D)のC−末端アミノ酸31個に相当する合成ペプチドに対するウサ ギ ポリクローナル抗体を用いてペプチド(D)を含む分画を同定する。
陽性の分画をプールし、ブラウンリーーアクアポアー(BROWNLEE−AQ UAPORE) RP 300型の逆層HPLCに再びかけ、−20℃で凍結す るか又は減圧下で遠心して濃縮する。試料を5DS−ポリアクリルアミド ゲル でチェックし、硝酸銀で蛋白質を染色し現出させる。
純度80%のペプチド(D)が単離される。
実施例2−胃粘膜細胞から分泌されるペプチド(D)の胃液からの精製 絶食中の個体から胃液を集め(pH1)、炭酸/重炭酸緩衝液でpH9,6に中 和し、遠心して残屑を除く。上清)に 一上清の4倍量の割合の一20℃のアセトンを作用させる。
遠心後上清を除去し、ペプチド(D)を含む装置を集め凍結乾燥する。
この装置をG3000のHPLCにかける。回収した分画をウェスタン ブロッ ティングで同定し、陽性の分画をプールし、減圧下で遠心し濃縮する。これらを 再びブラウンリーーアクアボアー RP 300型の逆層HPLCにかけ、ドツ ト−プロットにより陽性の分画を同定し、減圧下で遠心し再濃縮する。
実施例3一式■の蛋白質及びその断片、とくに式(C)、(D)、(E)及び( F)のペプチドの合成これらの物質のそれぞれをメリフィールド(MERRIF IELD)の固層法を用いて合成する。凍結乾燥後、合成した蛋白質またはペプ チドを各々尿素/β−メルカプトエタノール混合物の存在下で還元し、脱塩して 塩を除去し、再び凍結乾燥し、これらのアミノ酸配列を確認した。
実施例4一式(C)のペプチドを用いたポリクローナル抗体の調製 蛋白質(I)のカルボキシ−末端の31個のアミノ酸から成り、実施例3に従っ て合成されたペプチド(C)を、2週間間隔で3回、200μgの量で、ウサギ に腹腔内投与する。初めの2回は上記ペプチドをフロイント完全アジニバントに 混合して投与する。最後の投与の2週間後に血清を集め、適当に希釈して使用す る。
同じ方法を用いて、蛋白質(1)の全ての断片、特に式(D)、(E)及び(1 ’)のペプチドからポリクローナル抗体を調製する。
ビオッジ(B 1ozzi)マウスをpS2蛋白質のC末端の28個のアミノ酸 に相当する配列(F)の合成ペプチドで免疫した。
初めの2回の投与はグルタルアルデヒドによって(F−OVA、 Neosys tem Laboratory )卵アルブミンにカップルさせたペプチド(F )(100μg)を用いて行った。
得られたカップリング比は卵アルブミン1mo/に対しペプチド(F)25mo /である。その後、投与をペプチド(F)(100μg)単独で続けた。この投 与は15日ごとに全て腹腔内に、初めの投与にはフロイントの完全アジュバント を添加し、2回目と3回目の投与にはフロイントの不完全アジュバントを添加゛ して行った。3回目の投与の10日後に動物の目から1滴の血液を採り、凝固後 に得られた血清を、精製しヨード化したペプチド(D)に対するRIAで試験す る。もしも血清の力価が適当ならば、マウスに2回、融合の2日及び4日前に再 投与する。
もしも血清の力価が適当でなければ、試験が陽性になるまで3週間ごとにマウス に再投与する。
B)ハイブリドーマの調製 2個の牌細胞に対し1個のミエローマ細胞の割合テ、X63ミエローマ細胞を用 いてPEG存在下で融合を行った。得られたハイブリドーマを24ウエルのプレ ート3個に分配した。融合の4時間後にHATを培養メディウムに添加すること により、ハイブリドーマを選別することができる。培養をマクロファージの存在 下で続けた。融合の8日後に、培養上清に最初の試験を行った。上記試験は血清 に行ったものと同一であり、 即ち天然の蛋白質に対するRIA技術を用いる。
さらに産生じた抗体のクラスを厳密なサブクラスに対する第二抗体を用いるEL  I SA技術によって決定した。
−又は二個以上のハイブリドーマを含む13ウエルを以下の方法で選別した:  そのうち4個、即ちClB5、ClB6、ClC4及びCllID5をクローン した。初めのクローニングの後、 両方ともRIA−陽性であるClC412及 びClID5−2CI)りo−>を再びクローンした。この2回目のクローニン グの後、ペプチド(F)に対する抗体を含むCllID5−20から12個のク ローンのうち10個を再培養した。 これらのうちCI I D5−20 9  (p28+ 02 ) ヲ培養基準(:従ッて選択した。他方のクローニングが 12個のうち3個しが陽性クローンを検出できなかったので、3回目のクローニ ングを行い、12個のクローンのうち11個が陽性であった。上記のように、こ れらのうちから1個を選択した二〇 I C4−12−4−7(1)28203  )。
得られたクローンの幾つかは、乳癌生検切片上の配列(D)のペプチドの免疫組 織化学の検出に優れた結果を示し、この検出は合成ペプチド、特にペプチドCC )に対するポリクローナル抗体で既に得られていたものに、全ての点で同一であ る。
C)ペプチド(D)に対する抗体を検出するためのRI A (radioim munoassay)ペプチド(D)の存在の確認及びハイブリドーマの選択に 使用したRIAは以下のように行った:MCF−7培養メディウムからペプチド (D)を抽出した後、HPLCを繰り返して部分的に精製した。こうして80% のペプチド(D)を含む分画が得られる。その後、この濃縮された分画をクロラ ミンT法によりヨード125(ORI S Lapam)でラベルする。 ラベ ル化の収率は2000Ci/mmo/のオーダーである。
ヨード化したペプチド(D)を、セファロースCN4Bにウサギ ポリクローナ ル抗体をカップリングして調製したアライニティ カラムに通し、遊離ヨードか ら分離する。
ペプチドはpH2,8のIC/−グリシン メディウムに溶離させて回収する。
その後これを部分に別けて、使用に備える。
試験では以下を加える: 200μtのPBS BSA 0.3%、100μ/の125 I (F) ) レーサー(約30.000cpm)及び供試抗体を含む100μlのメディウム 。
混合液を振盪し室温で一昼夜放置する。
次の日に以下を加える: 50μンのNH8(正常ヒト血清)及び50μ2のAMSS(抗マウス ヒツジ 血清)。
混合液を振盪し室温で15分間放置する。
これを15分間3000rpmで遠心しく J ouan) 、装置をガンマ  カウンターでカウントする。
各回の試験について以下を調製した。
−使用する最大のcpm(約30,000cpm)を与える、ヨード化ペプチド のみを含む試験管(T);及び−操作のバックグラウンド(約600cpm)を 与える、抗り抗体を加えない試験管(NBS)。供試血清は1/100及び1/ 1000に希釈する。
実施例6−配列(D)のペプチドの特徴付はエストラジオール存在下で培養した MCF−7細胞の70から90%融合した単一層を358−システィン(添付し た第1図を参照)又は35S−メチオニン(添付した第2図を参照)でラベルし 、メディウムを細胞抽出物と共に一定の時間間隔で集めた。部分をpS2抗血清 で免疫沈殿させ、15から25%の5DS−ポリアクリルアミド ゲルで分析し た。35S−システィンに関する時間経過は(第1図、A及びB)、約7KDに 位置する単一バンドの存在を示す。
細胞抽出物中には(第1図のパートB)、15分のラベル化でシグナルを既に見 ることができる。全培養メディウムの同一部分に相当するメディウムの試料を分 析すると(第1図のパートA)、シグナルはラベル化の1時間後に見られるよう になった。このことは、分泌過程にいくらかの遅れのあることを示唆する。第1 図Cでメディウム中のペプチド(D)の免疫沈殿は(レーン2)、ペプチド(D )のバンドが合成ペプチド(C)(レーン1)に競合することを示し、特に注意 を要する。
対照的に、35S−メチオニンによるラベル化及び抗血清での免疫沈殿の後には 、ペプチド(D)に期待される大きさのバンドが、メディウム中にも或いは細胞 抽出物中にも、どの経過時間にも検出できなかった(第2図、パー)A)。
ゲル上部に存在するバンド パターンは非免疫的対照血清を使用した後も残り( レーン7及び15)、合成ペプチド(C)を添加して免疫沈殿反応を行っても競 合しなかった。
このことは、それが非特異的吸収に相当することを示唆する。 さらに培養メゾ 、イウムと細胞抽出物とを免疫沈殿なしに358−システィン(第2B図、レー ン1及び4参照)又は35S−メチオニン(レーン5)でラベル化した後分析し た。培養メディウム中に、メチオニンによってラベル化されず(レーン2)、シ スティンによってラベル化される(レーン1)1つのバンド(矢印で示す)が明 確に見え、それは免疫沈殿したペプチド(D)(レーン3)と同じ位置に移動し た。対照的に、全細胞抽出物の中には他と区別されるラベルは無かった。このこ とは、この位置に移動する分子量の蛋白質がペプチド(D)に相当しないことを 示唆する。
上記の結果から、cDNAから推測されたpS2蛋白質の配列のアミノ末端に位 置する3個のメチオニン残基はシグナル ペプチドに属し、これは迅速に分離す る、という 。
仮説の基礎が形成される。
第1図は35S−システィンによるペプチド(D)のラベル化の時間経過を示す 。 パー)AとパートBは共に、MCF−7細胞をエストラジオール及びフェノ ール レッドの存在下で培養し、異なる時間:レーン1〜6でそれぞれ15分、 30分、1時間、2時間、4時間及び6時間35S−システィンでラベル化した ものを示す。全培養物と同一の画分に相当する、一部のメディウム(200μ2 )(パートA)及び細胞抽出物(25μ/) (パートB)を免疫沈殿した後、 15〜25%の勾配の5DS−ポリアクリルアミド ゲル及びフルオログラフィ で分析した。Mは分子量マーカーを示す。パートCは16時間の35S−システ ィンによるラベル化を示し:レーン2はメディウムの一部の免疫沈殿;レーン1 は競合する合成ペプチド(C)が存在する以外はレーン2と同様である。
第2図のパートAは35S−メチオニンによって、メディウム中(レーン1〜8 )及び細胞抽出物中の(レーン9〜16)ペプチド(D)をラベルする試みを示 す。実験は第レーン0は第1図Aのレーン5と同一であり、ラベルする時間は示 した通り、15分、30分、1時間、2時間、3時間、4時間及び6時間であっ た。免疫沈殿は非免疫血清(メディウムはレーン7、細胞抽出物はレーン15) 又は免疫血清を用い、競合する合成ペプチド(C)の存在下で(メディウムはレ ーン8、細胞抽出物はレーン16)行った。Mは分子量マーカーを示す。
パートB:ペプチド(D)はメディウム中に直接検出できる。MCF−7細胞に よる蛋白質の合成は35S−システィン(レーン1及びレーン4)または35S −メチオニン(レヘン2及び5)の存在下で行った。細胞はフェノールレッド及 びエストラジオールの存在下で培養し、6時間ラベルした。同じ数量の沈殿カウ ントのTCAを含むメディウム及び細胞抽出物の部分を直接15〜25%の勾配 の5DS−ポリアクリルアミド ゲルで分析した。レーン1及び2:培養メディ ウム;レーン4及び5:細胞抽出物。
レーン3及び矢印:インビボで358−システィンでラベルした免疫沈殿pS2 蛋白質。
パートC:ペプチド(D)を14C−ロイシンでラベルする試み。エストラジオ ール及びフェノール レッドの存在下で培養したMCF−7細胞を14C−ロイ シンで6時間ラベルした。培養メディウム(レーン2)または細胞抽出物(レー ン3)の200μ2を第1図及び第2図Aと同様に免疫沈殿した。レーン1及び 矢印はインビボで358−システィンでラベルした免疫沈殿ペプチド(D)の位 置を示す。
フィルム暴露:2ケ月。
実施例7−MCF−7細胞から単離したペプチド(D)フリートマン法によって システィンを還元及びアルキル化してS−(β−ピリド−4−イレチル)システ ィンを形成した後、トリプシンで分解し、6個の主なペプチドを得、これを08 逆層クロマトグラフィで分離する。
システィンは、“トリプシン分解で得たそれぞれのペプチドが少くとも一つのS −(β−ピリド−4−イレチル)システィンを含むように蛋白質中に分布し、  これは254nmの波長で測定される。
この方法からT1〜T6と呼ばれる6つのトリプシン断片を得られる。(第5図 、上方の曲線)第5図は、S−(β−ピリド−4−イレチル)システィン残基を 持つ胃液(p82G) 及びMCF−7細胞(p 82M)から単離したペプチ ド(D)のトリプシンペプチドを、0.1%のTFA溶液(トリフルオロ酢酸、 pH2)を含む緩衝液で平衡化したアクアポア ブラウンリー RP300 マ イクロポア カラム (7μC8/2、IX30mm)のクロマトグラフにかけ て分別したものを示す。カラムは0. 1%のTFAを含むアセトニトリ、 ル からなる緩衝液Bの0〜80%の勾配で60分間溶出した。カラムへの添加量は O,1m/ /mi nであり、異なるペプチドを254nmの吸光度で、出現 する時間の関数として検出した。
これらのトリプシン ペプチドを配列決定し、MCF−7細胞から単離したペプ チド(D)のマツプを得た(第6図)。 第6図はpS2蛋白質の配列であり、 ペプチド(D)を生じるシグナル ペプチダーゼによる分解部位(↑)、トリプ シンによる分解部位(ム)、これら2つの酵素に帰されない分解部位(△)を示 す。
このペプチドの配列から、塩基性アミノ酸Arg、6、A r g 3g、L  Y S 54及びA r g 63の下流に位置する4個のトリプシン分解部位 を決定できる。
従ってトリプシンの作用は以下の5ペプチド:GLU25A RG s b、G LU37 ARG38、GLN3.−LYS、4、GLY55 ARG63及び GLY64 PHE84を生じる筈である。実際、観察された6ピー、りのうち 、T1、T3及びT4のみは予期されるトリプシン ペプチド:それぞれGL  U 2.− A RG 36、GLYss ARGb3及びGLN、、−LY  S 、4に相当する。
他のピーク(T2、T5及びT6)は予期されない分解から生じるニ ーTRP6.と07868間の分解はp52M分子のただ30%のみに生じ、ト リプシン標品へのキモトリプシンの混入から発生する; −A S N7□とTHR,、間の分解はトリプシンからもキモトリプシンから はも生じず、トリプシンと共に分泌され、又は混入するペプチダーゼの作用であ る。
さらに、ジペプチドG L U 37A RG 3sはカラムに保持されるには 小さすぎ、そのため検出されず、その存在は修飾しない蛋白質の配列から推定さ れた。
これらのトリプシン ペプチドの末端と末端を繋いで得られた配列と84個のア ミノ酸の修飾しない蛋白質の配列との比較から、シグナル ペプチダーゼは初期 蛋白質を、N−末端メチオニンの24位下流に位置するALA残基の後ろで切断 することが示された。従って分泌型はGLU−ALA−GLNの配列から始まる 。
実施例8−胃液から単離したペプチド(D)(pS2G)の配列決定 胃液から単離したペプチド(D)(p82G)の配列決定における、システィン の還元とアルキル化及びその後のトリプシン溶解のプロトコールは、p82Mの 配列決定に用いたものと同一である。
得られた溶解物のクロマトグラフィは、pS2Mの場合に得られたものと比較し て、二三の相違点のあるトレースを示した。
一断片T1、T3、T4及びT6を配列決定し、これらは両者で同一であった。
−72及びT5に相当する配列はこの場合発見されなかった。
御所たなビークT7から配列は得られなかった。
pS2M標品と比較してT2ペプチドの不存在は、このペプチドが混入の結果で あることから、驚くべきことではない。
従って、シグナル ペプチダーゼによる分解部位は、2つの異なる型の細胞から 単離したペプチドで同一である。
蛋白質のN−末端に位置するGLU残基に関して、p82Mとp82Gの相違が 見られた。実際、p82Gの場合、このアミノ酸は環化してビロー7GLUを形 成し、修飾しない型で配列決定することを妨げている。しかし、トリプシン ペ プチドのN−末端は配列決定でき、このことは、このN−末端がブロックされて ないことを示唆している。
実施例9−ペプチド(D)の免疫細胞化学的検出1)組織切片の調製 手術標本を薄片に切り、これをER−s、PR−s及びペプチド(D)の免疫細 胞化学的検出に使用した。ER−5及びPR−sの免疫細胞化学的検出のための 標本はイソペンタン中で一180℃で凍結し、一方ペプチドCD)の免疫細胞化 学的検出のための標本はパラフィンに包埋し、10%ホルマリンで24時間固定 した。
2)ペプチド(D)の免疫細胞化学的染色パラフィンに包埋し、ホルマリンで固 定し標本を切片に切り、パラフィンをトルエンで除去し、標本を無水エタノール で完全にすすいだ。水とPBSで洗浄後、切片をヒラ中に2.5%溶解)と共に インキュベートして非特異的染色を減じた。抗ペプチド ウサギ ポリクローナ ル抗体(1:640の濃度)と共にインキュベートした後、切片を抗ウサギ ヒ ツジIgG″S及びウサギベロキシダーゼ−抗ペロキシダーゼ系と共に、IgG =sは1:10の濃度で、ベロキシダーゼ−抗ベロキシダーゼ系は1:50の濃 度で順次インキュベートした。各々のインキュベートの後にはPBSで洗浄した 。最後のPBS洗浄後、 切片をDABでインキュベートし、1:10の濃度の ヘマトキシリンで染色した。ER−s及びPR−sの免疫細胞化学的測定は凍結 切片で、各々アボット(A bbot)及びトランスビオ(T tansbio )から供給されたモノクローナル抗体キットを用いて、これらの供給者の推薦す る方法に従って行った。染色強度は4−ポイント スケール(0〜3+)で評価 し、染色陽性の癌細胞の割合を全癌細胞に対するパーセント(1〜100%)で 表した;染色指数は染色された細胞のパーセントに染色スコアに掛けて算出した (1〜300)。
3)ペプチド(D)染色試験は乳癌細胞切片及び転移結節切片で細胞質的である ことが分った(第3図、バートA、E及びF)。しかし、染色の細胞質的分布は 一様でなく、しばしば核付近に濃縮が見られ(第3図バートFの矢印参照)、こ れはペプチド(D)が分泌するとして知られているゴルジ装置に相当するもので あろう。さらに、染色強度は与えられた切片の区域の中でも細胞ごとに異なって いた(第3図A及びF)。同様のことがER−sの特異的核染色でもいえた(第 3図B)。しかし、全ての乳癌がペプチド(D)の特異的な染色に対して陽性で あるわけではない。
抗原を生じる時に使用した合成ペプチドの一つ(この場合このペプチドは、31 個のアミノ酸からなるペプチド(C))と競合させると抑制されることから、こ の染色はペプチド(D)に特異的であることが分った(第3図パートC)。
さらに、正常の小管上皮(ductular epithelium>細胞(第 3図の“N”)及び良性の乳腫癌細胞は染色されなかった。
ペプチド(D)の染色指数と、文献記載のRNAのノーザン プロット 分析か ら決めたpS2 mRNAの強度得点との間に、良い相関が見られた。このこと はペプチド(D)の存在が、文献中でMCF−7乳癌細胞ラインを用いて既に示 されている転写の増加を、非常に良く反映することを示唆する。この誘導がER 依存性であることが、ペプチド(D)の染色指数とER−sの染色指数との間の 良い相関から、強く支持される(第4図及び第1表参照)。
このことから、乳癌でのpS2遺伝子の発現が、MCF−7細胞ラインの場合の ように、エストロゲンに依存する可能性が極めて高いことが結論できる。
実施例10−エストロゲン及びプロゲステロン レセプター、及びerbB−2 腫瘍遺伝子の発現に対するpS2遺伝子の相対的発現 添付した第1表は、180の乳癌標本について得られた結果の要約を示す。これ らについては、ER″S(エストロゲン レセプター)、PR−s(プロゲステ ロン レセプター)、pS2遺伝子(p S 2)及びerbB−2腫瘍遺伝子 の発現に関して、少数の例外を除いて全てのパラメーターを明確に決定した。E R″SとPR″Sの割合は以下の全アッセイを使用して決定し: ER−DCC ,PR−DCCSER−ICA及びPR−ICA、例外として7例、即ちER( +) 、PR(−)かつpS2(+)、のうち2例はPR−sをPR−DCCの みで試験した[D CC=デキストランーコーテッド チャーコール ステロイ ド パインディング アッセイ: ICA−免疫細胞化学アッセイコ。pS2遺 伝子の発現はpS2 mRNA及びpS2−ICAを用いた分析を使用して決定 した。erbB−2遺伝子の過剰発現(陽性)と非検出又は非常に少ない程度の 発現(陰性)はm RN Aを用いた分析によって決定した。
腋下リンパ節(A L N)の転移の分布は第1表最右欄に示す。ER(+)及 びPR(+)はER及びPR試験の少なくとも一つを使用して陽性であった標本 に相当する;pS2(+)はpS2 mRNA及び/又はpS2の免疫細胞化学 アッセイ(通常両者)で陽性の標本に相当し、erbB−2−(+)の過剰発現 はm RN Aを用いた分析から決定した。
蒐−よ−宍 ALN (+)は一つ以上の転移リンパ節の存在を示す。
0中に示したパーセントは全腫瘍数(100症例)に対するものであり、一方[ ]中に示したパーセントはER(+)腫瘍(129症例、第1表上部)又はER (−)腫瘍(51症例、第1表下部)に対するものである。
全ての乳癌は、第1表に示すように、重要性の異なる6つのサブクラスに分類で きる。72%の腫瘍はER(+)であり、その内88%はPR(+)で12%は PR(−)である。しかし、PR(+)癌の全てがps2(+)である訳ではな く、またPR(−)癌の全てがpS2(−)である訳ではない。実際、ER(十 )腫瘍のただ62%のみがPR及びpS2の発現が共に陽性であり、26%のE R(+)腫瘍がPR(+)でpS2(−)であった。さらに、幾つかのER(+ ) 、PR(−)腫瘍はpS2(+)或いばpS2(−)であった。これらの観 察は、MCF−7細胞においてPR遺伝子とpS2遺伝子の両方の転写がエスト ロゲンによって誘導されることを考えると、非常に興味深い。このように、ER ,PR及びpS2遺伝子の発現の同時決定はER(+)乳癌の新たな機能的非同 −性を明らかにする。このことは、PR遺伝子とpS2遺伝子の両方を誘導でき るものと、そのどちらも誘導できないものの、ER″S自身の不均一性、又はエ ストロゲンに対するPR及びpS2遺伝子の反応能力の不均一性を反映するので あろう。一方ER(−)癌は、96%のそれがエストロゲンに誘導され得るこれ ら2つの遺伝子をどちらも発現しないことから、PR及びpS2の発現に関して 非常に均一であるように見える。過剰のerbB−2発現もまた種々のサブクラ スに分布した。ER″5SPR’s及びペプチド(D)の免疫細胞科学的測定は 、そのエストロゲンに対する反応性と、結果として、乳癌のホルモン療法に対す る適応性に関して、腫瘍の不均一性を評価するために非常に有用であることを強 調すべきである。
実施例11−細胞質中のペプチド(D)の測定乳癌から生体穿刺又は組織粉砕で 得、ホルモン レセプターの測定で記載したように1.5mMのEDTA、10 mMのモノチオグリセロール及び10mMのモリブデン酸ナトリウムpH7,4 を含む10mMのトリス緩衝液中に凍結した標本から、細胞質を調製する。これ は細胞質の特定のプレバレージョン無しで、既に常法により測定したレセプター に加えてペプチド(D)の測定を可能にする。
上記記載から、本発明は決してこれらの具体的方法、実施態様及び、上記適用方 法に限定されないことは明らかである;反対に、本発明の精神及び範囲から外れ ることなく当業者がなす全ての変更を包含する。
ill −43kD −43kO @@ −25,7−25,7 4−184−18,4 吸光度 全xケール : 150mAU 手続補正書印制 平成2年3月23日圀 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 1 事件の表示 PCT/FR88100531 、発明の名称 種々の病理的状態に於いてPS2遺伝子から特異的に発現される蛋白質及びその 断片、該蛋白質及び/又はその断片から得られる抗体、並びに病理的状態に対す る検出、診断及び治療への該蛋白質、その断片及び抗体の適用 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 アゾレジエム 4代理人 大阪市中央区平野町2−1−2沢の鶴ビルff108(203)0941 補正の内容 1 請求の範囲の記載を別紙の通りに訂正する。
2 明細書第1頁下から第16〜17行に「及び胃癌又は胃潰瘍」とあるを「及 び消化管の癌又は急性炎症状態」に訂正する。
3 明細書第18頁第13行に「免疫細胞化学」とあるを「免疫測定」に訂正す る。
4 明細書第18頁第18〜19行に[プロテイネー) (Proteinat e) Jとあるを「プロティンA」に訂正する。
5 明細書第19頁第18〜19行に「免疫細胞化学的検出」とあるを「免疫学 的検出」に訂正する。
6 明細書第20頁第3〜5行に「従って、・・・・・・・・・使用して行われ る。」とあるを[従えば、ER及びPRの免疫学的検出試験は、−180℃で好 ましくはイソペンタン中で凍結した組織切片を使用して行われる免疫細胞化学的 検出試験である。」に訂正する。
7 明細書第20頁第6行に「免疫細胞化学的検出」とあるを「免疫学的検出」 に訂正する。
8 明細書第20頁第8行に「胃の病理学的状態」とあるを「消化管の病理学的 状態」に訂正する。
9 明細書第20頁第10行及び第12行に「胃癌」とあるを「消化管症」に訂 正する。
10 明細書第20頁第19〜20行に「組み合わせても良い。」とあるを以下 の通りに訂正する。
「組み合わせても良い。
種々の媒体から抽出した天然蛋白質に対するのみでなく、合成ペプチドDに対す るモノクローナル抗体も本発明に従い獲得し、それにより本発明はpS2蛋白質 の定金的測定を可能にした。
上記モノクローナル抗体はRIAでの使用、特に −測定したい試料中に含まれる抗原と放射標識した天然蛋白質との間に競合反応 をつくることを含むRIA −p52分子の異なる2つのエピトープに対する2種のモノクローナル抗体を使 用するRIA、このような“サンドイッチ”法においては、使用する抗体の一方 を放射標識し、精製したpS2は必要でない のRIAでの使用に優れている。 」 11 明細書第42頁第19行に「上記記載から」とあるを以下の通りに訂正す る。
「実施例12−ペプチド(D)の放射免疫アッセイ ペプチド(D)のアッセイは固相での“サンドイッチ”法の原理に基いて行う。
MCF−7培養上清から精製したペプチド(D)に対し、2種のモノクローナル 抗体を調製した。これら2種のモノクローナル抗体(BC6及びBC4)はペプ チド(D)の異なる2つの部位を認識する。
一次抗体BC6はELI SAの固相に吸着させ、二次抗体BC4はヨード12 5でラベルしトレーサーとして使用する。スタンダードまたは試験試料中に含ま れるペプチド(D)は、2種のモノクローナル抗体に“サンドイッチ”される。
エストロゲン及びプロゲステロン レセプター測定時の調製と同じ方法で、腫瘍 標本から調製したサイドシルを測定試料とする。
試験は一次モツクローナル抗体を吸着させたELSAチューブに、モノクローナ ル抗体トレーサー300μm及びスタンダード又は試料20μmを加えて行う。
チューブを攪拌し、18〜25℃で1時間、攪拌しながらインキュベートする。
3回の洗浄を含むステップで過剰のトレーサーを除去する。
このようにして、吸着抗体/抗原/ラベル抗体の複合体のみがELSA上に残る 。チューブをガンマ カウンターでカウントする。各測定でi)チューブに入れ られた全cpmを与える、ヨード化トレーサーのみを含む(T)チューブシリー ズ及びii)操作のバックグラウンドを与える、ペプチド(D)を含まない試料 をアッセイする(NSB)チューブシリーズを用意する。
ELSAに結合した放射活性は初めにチューブに存在していたペプチド(D)の 量に比例する。
サイドシルpS2蛋白質に関する予備試験本実施例に記載した“サンドイッチ” 法によるpS2蛋白質の測定を約100個のサイドシルについて行い、同じサイ ドシル抽出物についてER及びPR値も得ることができた。これはER,PRと 982間の良好な相関及びサブポピユレーションER(+)PR(+) pS2 (−)の存在を示し、免疫細胞化学により既に得られていたデータを確かなもの にした。
RIA法は定量的であるため、免疫細胞化学よりも有利である。
実施例13−尿中pS2の測定 血中マーカーの測定は、第一に危険な患者達を診断又はスクリーニングするため に、第二には疾患を追跡し再発及び転移を早期に発見するために非常に興味深い ことである。乳癌に関しては現在、患者のスクリーニングに使用できるマーカー は記載がない。一方、血中マーカーの殆どは、それらを関連させることにより、 予後の異なるサブグループを明らかにし、幾つかの場合には最初の臨床徴候が現 れる前に再発を明らかにすることを可能にする。
予備試験として、何人かの乳癌患者の尿中に分泌されたpS2蛋白質を、試料の 濃縮を含む操作の後“ウェスタン ブロッティング法により検出した。この予備 試験の後、上記RIAの方法により、乳癌を有する婦人患者及び見掛上の健常人 の尿について本蛋白質を夫々測定した。
1)正常人 正常と見られる婦人の尿中に観察されたpS2量は経時的に安定であり、月経周 期のホルモン変化に非感受性であり、各個人に特有の値に対応する。一方、その 値は各婦人の間では、ある決められた限度内で変化する。妊娠期間中、尿中pS 2量は増加し、出産の数週間後には正常値に戻る。
正常人では尿中pS2は、pS2遺伝子が発現する胃組織からのエストロゲン非 依存性の分泌によルノテあろう[M、C,RIOet al、、5clENcE 。
匪705(1988)参照コ。
2)乳癌患者 正常人から採取した尿の分析により、陽性の域値を確立することができた。正常 人群の99%がこの域値以下であった。
これに対して、免疫細胞化学でpS2陽性の腫瘍を有する患者の幾人かに於いて 、異常に高レベルの尿が観察された。
手術後のアジュバントの選択は、異なる分析結果が知られた後は統計的基準に基 くため、常に困難である。例えば、この様にしてステロイドホルモン レセプタ ーを有する婦人の80%がホルモン療法に反応するが、反応しない20%に入る 婦人を知ることはできない。
これまでの研究で、MCF−7ホルモン依存性乳癌細胞の培地にタモキシフェン を添加するとpS2蛋白質の発現が抑制可能であることが示されている。このこ とから本発明者らは、診断時に高い尿中p82レベルを示す患者の場合、手術前 処置としてタモキシフェンを2〜4週間投与し、尿中pS2レベルの変化を追跡 してその効果を調べることは興味深いことであると考えた。処置前に高い尿中p S2レベルを示した患者の数人に、pS2S2O低下が見られた。
4)再発または転移の検出 さらに本発明者らは、手術の後比較的長期間(3か月〜4年)タモキシフェンを 投与された22人の患者について尿中pS2レベルを調べた。2年以上投与され た患者からの標本のうち3個が高濃度のpS2を含んでいた。臨床検査の結果、 1人の患者に局部的再発の証拠が、もう1人の患者に転移の存在が検出された。
さらに両症例共、CA15−3及びカルジノエンブリオニック抗原(CEA)は 増加していなかった。第三の症例は投与中に二次的影響が現れた(卵巣嚢胞)患 者であった。
同じRIAを用いて消化器疾患、特に潰瘍性疾患:クローン病、十二指腸・胆嚢 ・巾乗潰瘍及び出血性直腸結腸炎を示す集団の尿を調べた。
尿は高いレベルのpS2を示した。潰瘍領域の各サイドに位置する領域は、免疫 細胞化学的分析によりpS2陽性であったが、正常組織は陰性であった。さらに 、RNAプローブを用いたインシラ ハイブリダイゼーション法によりpS2の mRNAが検出された。pS2蛋白質の発現はこれらの組織の再生に関連してい る。
上記記載から」 (以上) 請求の範囲 184個のアミノ酸から成り、分子量が9140ダルトンのオーダーで、以下の アミノ酸配列(I)を有し、mRNAから同定され、pS2と呼ばれる蛋白質の 断片から成るペプチド MET ALA THRMET GLU ASN LYS VAL ILE C YS ALALEU VAL LEU VAL SERMET LEU ALA  LEU GLY THRLELI ALA GLU ALA GLN THR GLLI THRCYS THRVALALA PROARG GLU ARG  GLN ASN CYS GLY PHE PROGLY VAL THRP ROSERGLN CYS ALA ASN LYS GLYCYS CYS  PHE ASP ASP THRVAL ARG GLY VAL PROTR P CYS PHE TYRPROASN THRILE ASP VAL P ROPROGLU GLU GLU CYS GLU PHE(I) 2 配列(I)の蛋白質の60個のアミノ酸に相当する断片から成り、配列(I )の蛋白質の分泌型として同定され、GLUが配列(I)の蛋白質のN−末端M ETから25位下流に位置する配列GLU−ALA−GLNから始まり、分子量 が約6600ダルトンである、請求項1に従うペプチド。
3 以下のアミノ酸配列(D)を有する、請求項1に従うペプチド。
GLU ALA GLN THRGLU THRCYS THRVAL ALA  PROARG GLU ARG GLN ASN CYS GLY PHE  PROGLY VALTHRPROSERGLN CYS ALA ASN L YS GLY CYS CYSPHE ASP ASP THRVAL ARG  GLY VAL PROTRP CYSPI(E TYRPROASN TH RILE ASP VAL PROPROGLUGLU GLLI CYS G LU PHE(D) 4 塩基性アミノ酸A r g 36、A r g 3B、L V S 、a及 びArg63の下流に位置する4個のトリプシン分解部位を有する、請求項2又 は請求項3に従うペプチド。
5 請求項2又は請求項3に従う配列(D)のペプチドを、トリプシン分解部位 で分解して得られるペプチド。
6 請求項3に従う配列(D)のペプチドの消化断片であり、該ペプチドの12 個のN−末端アミノ酸に相当する、請求項5に従うペプチド。
7 請求項3に従う配列(D)のペプチドの消化断片であり、GLN、、からL  Y S 、4にわたるアミノ酸配列に相当する、請求項5に従うペプチド。
8 請求項3に従う配列(D)のペプチドの消化断片であり、GLY、、からA RG63にわたるアミノ酸配列に相当する請求項5に従うペプチド。
9 請求項3に従う配列(D)のペプチドの消化断片であり、該ペプチドの21 個のC−末端アミノ酸に相当する、請求項5に従うペプチド。
10 請求項1に従う配列(I)のpS2蛋白質の24個のN−末端アミノ酸に 相当する断片から成る、請求項1に従うペプチド。
11 請求項3に従う配列(D)のペプチドの31個のC−末端アミノ酸に相当 する断片から成り、分子量が約3450ダルトンである、請求項1に従うペプチ ド。
12 請求項3に従う配列(D)のペプチドの30個のN−末端アミノ酸に相当 する断片から成り、分子量が約3300ダルトンである、請求項1に従うペプチ ド。
13 請求項3に従う配列(D)のペプチドのC−末端28個のアミノ酸に相当 する断片から成り、分子量が約3100ダルトンである、請求項1に従うペプチ ド。
14 以下のアミノ酸配列(G)を有する、請求項6に従うペプチド。
MET ALA THRMET GLLI ASN LYS VAL ILE  CYS ALALED VAL LELI VAL SERMET LEU A LA LEU GLY THRLEU ALA (G) 15 以下のアミノ酸配列(H)を有する、請求項7に従うペプチド。
GLLI ALA GLN THRGLLI THRCYS THRVAL A LA PRORG (H) 16 以下のアミノ酸配列(J)を有する、請求項8に従うペプチド。
GLN ASN CYS GLY PHE PROGLY VAL THRPR OSERGLN CYS ALA ASN LYSO) 17 以下のアミノ酸配列(K)を有する、請求項9に従うペプチド。
GLY CYS CYS PHE ASP ASP THRVAL ARG(K ) 18 以下のアミノ酸配列(L)を有する、請求項10に従うペプチド。
GLY VAL PROTRP CYS PHE TYRPROASN THR ILEASP VAL PROPROGLU GLU GLLI CYS GL LI PIE(L) 19 以下のアミノ酸配列(C)を有する、請求項11に従うペプチド。
LYS GLY CYS CYS PHE ASP ASP THRVAL A RG GLYVAL PROTRP CYS PHE TYRPROASN T HRILE ASPVAL PROPROGLU GLU GLU CYS G LU 円]E(C) 20 以下のアミノ酸配列(E)を有する、請求項12に従うペプチド。
GLLI ALA GLN THRGLLI THRCYS THRVAL A LA PROARG GLLI ARG GLN ASN CYS GLY P HE PROGLY VALTHRPROSERGLN CYS ALA AS N LYS(E) 21 以下のアミノ酸配列(F)を有する、請求項13に従うペプチド。
CYS PHE ASP ASP THRVAL ARG GLY VAL P ROTRPCYS PHE TYRPROASN THRILE ASP VA L PROPROGLU GLtl GLLI CYS GLLI PHE(F ) 22 ウサギ又は他の適当な動物を、請求項1から請求項21のいずれかに従う pS2蛋白質又はその断片に対して免疫して得られる、抗pS2ポリクローナル 抗体。
23 適当な哺乳動物を請求項1から請求項21のいずれかに従うpS2蛋白質 又はその断片で適切に注射して免疫し、その動物の牌細胞を適当なミエローマの 細胞と融合した結果得られるハイブリドーマをクローニングして得られる抗pS 2モノクローナル抗体。
24 生物学的液体に含まれる蛋白質を低温下でアセトンで沈殿させ、ペプチド を含む分画を回収するためにペプチドを含む装置をクロマトグラフィで精製し、 これを必要ならば凍結及び/又は濃縮する、式(D)のペプチドを得る方法。
25 生物起源の液体を精製する前に、MCF−7細胞を取得し、エストラジオ ールの存在下で培養し、培養上清を集めた後、請求項24に従う精製過程に供す る、請求項24に従う式(D)のペプチドを得る方法。
26 使用する生物学的液体が胃組織から分泌され上記ペプチドを含む胃液で、 請求項24に従う精製過程に供する前にこれを約pH9,6の適当な精製用緩衝 液で中和する、請求項24に従う式(D)のペプチドを得る方法。
て、式(D)のペプチドを生物学的液体又は細胞の抽出物から免疫学的精製によ り単離する、請求項24から請求項27のいずれかに従う方法。
29 請求項1から請求項21のいずれかに従うpS2蛋白質を、合成、特に化 学合成又は生合成によって製造する方法。
30 その組織で発現され得る式(D)のペプチド、その前駆体又はその断片を 生じる組織の病理学的状態を検出及び診断する、これらのペプチドの1つの存在 が請求項22又は請求項23に従う抗体を用いた生物学的標本の免疫学的方法に よって検出される方法。
とにより保存及び安定化されホルマリンで固定断片に対するウサギ(又は他の適 当な動物)のポリクローナル又はモノクローナル抗体と共に上記標本をインキュ ベートした後、該抗体をラベルし明確にするための適当なシステムと共にER=  5SPR′s、及びpS2蛋白質又はその断片の1つの免疫学的検出に供され 、一方でER(+)乳癌の(ER(+)癌の約60%だけがPR′s及びpS2 遺伝子の発現が共に陽性であるという)機能的不均一性の付加を、他方でER( −)癌のPR−s、及びpS2遺伝子の発現に関する(約96%はエストロゲン に誘導され得るこれら2つの遺伝子が発現しないという)大きい均一性を特徴と する請求項は診断の方法。
40 pS2遺伝子の発現が請求項22又は請求項23に従う抗体の少なくとも 1うを用いたシンチグラフィにより検出される、請求項30から請求項39の一 つに従う方法。
41 −ps2蛋白質及び/又はその断片に対する適当な用量のポリクローナル 又はモノクローナル抗体; 一使用する抗体がそれに対するものである適当な用量のpS2蛋白質及び/又は その断片;−酵素又は蛍光マーカー並びに放射標識に結合させた、適当な用量の ウサギ(又は他の適当な哺乳動物)の免疫クロプリンに対する抗体;−pS2蛋 白質のエピトープに対する適当に標識された二次抗体を含む、抗原抗体反応を行 うための系; −もしも生物標本が組織切片であり、もしもそれを染色する必要があれば、必要 ならば癌細胞を染色するための物質;及び 一検出及び診断試験を行うための有用な量の適当な緩衝液 態を検出及び診断するだめの、レディー−トウーユース(ready−to−u se)キット。
42 請求項22又は請求項23に従う1つ以上の抗体を含む治療剤。
43 他の治療剤を伴う請求項42に従う治療剤。
国際調査報告 国際調査報告 国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 84個のアミノ酸から成り、分子量が9140ダルトンのオーダーで、以下 のアミノ酸配列(I)を有し、mRNAから同定され、pS2と呼ばれる蛋白質 の断片から成るペプチド 【配列があります】(I) 2 配列(I)の蛋白質の60個のアミノ酸に相当する断片から成り、配列(I )の蛋白質の分泌型として同定され、GLUが配列(I)の蛋白質のN−末端M ETから25位下流に位置する配列GLU−ALA−GLNから始まり、分子量 が約6600ダルトンである、請求項1に従うペプチド。 3 以下のアミノ酸配列(D)を有する、請求項1に従うペプチド。 【配列があります】(D) 4 塩基性アミノ酸Arg36、Arg38、Lys54及び.Arg63の下 流に位置する4個のトリプシン分解部位を有する、請求項2又は請求項3に従う ペプチド。 5 請求項2又は請求項3に従う配列(D)のペプチドを、トリプシン分解部位 で分解して得られるペプチド。 6 請求項3に従う配列(D)のペプチドの消化断片であり、該ペプチドの12 個のN−末端アミノ酸に相当する、請求項5に従うペプチド。 7 請求項3に従う配列(D)のペプチドの消化断片であり、GLN39からL YS54にわたるアミノ酸配列に相当する、請求項5に従うペプチド。 8 請求項3に従う配列(D)のペプチドの消化断片であり、GLY55からA RG63にわたるアミノ酸配列に相当する請求項5に従うペプチド。 9 請求項3に従う配列(D)のペプチドの消化断片であり、該ペプチドの21 個のC−末端アミノ酸に相当する、請求項5に従うペプチド。 10 請求項1に従う配列(I)のpS2蛋白質の24個のN−末端アミノ酸に 相当する断片から成る、請求項1に従うペプチド。 11 請求項3に従う配列(D)のペプチドの31個のC−末端アミノ酸に相当 する断片から成り、分子量が約3450ダルトンである、請求項1に従うペプチ ド。 12 請求項3に従う配列(D)のペプチドの30個のN−末端アミノ酸に相当 する断片から成り、分子量が約3300ダルトンである、請求項1に従うペプチ ド。 13 請求項3に従う配列(D)のペプチドのC−末端28個のアミノ酸に相当 する断片から成り、分子量が約3100ダルトンである、請求項1に従うペプチ ド。 14 以下のアミノ酸配列(G)を有する、請求項6に従うペプチド。 【配列があります】(G) 15 以下のアミノ酸配列(H)を有する、請求項7に従うペプチド。 【配列があります】(H) 16 以下のアミノ酸配列(J)を有する、請求項8に従うペプチド。 【配列があります】(J) 17 以下のアミノ酸配列(K)を有する、請求項9に従うペプチド。 【配列があります】(K) 18 以下のアミノ酸配列(L)を有する、請求項10に従うペプチド。 【配列があります】(L) 19 以下のアミノ酸配列(C)を有する、請求項11に従うペプチド。 【配列があります】(C) 20 以下のアミノ酸配列(E)を有する、請求項12に従うペプチド。 【配列があります】(E) 21 以下のアミノ酸配列(F)を有する、請求項13に従うペプチド。 【配列があります】 (F) 22 ウサギ又は他の適当な動物を、請求項1から請求項21のいずれかに従う pS2蛋白質又はその断片に対して免疫して得られる、抗pS2ポリクローナル 抗体。 23 適当な哺乳動物を請求項1から請求項21のいずれかに従うpS2蛋白質 又はその断片で適切に注射して免疫し、その動物の脾細胞を適当なミエローマの 細胞と融合した結果得られるハイブリドーマをクローニングして得られる抗pS 2モノクローナル抗体。 24 生物学的液体に含まれる蛋白質を低温下でアセトンで沈殿させ、ペプチド を含む分画を回収するためにペプチドを含む残査をクロマトグラフィで精製し、 これを必要ならば凍結及び/又は濃縮する、式(D)のペプチドを得る方法。 25 生物起源の液体を精製する前に、MCF−7細胞を取得し、エストラジオ ールの存在下で培養し、培養上清を集めた後、請求項24に従う精製過程に供す る、請求項24に従う式(D)のペプチドを得る方法。 26 使用する生物学的液体が胃組織から分泌され上記ペプチドを含む胃液で、 請求項24に従う精製過程に供する前にこれを約pH9.6の適当な精製用緩衝 液で中和する、請求項24に従う式(D)のペプチドを得る方法。 27 請求項1から請求項21のいずれかに従うpS2蛋白質又はその断片に対 する抗体を用いて、式(D)のペプチドを生物学的液体又は細胞の抽出物から免 疫学的精製により単離する、請求項24から請求項26のいずれかに 従う方法 。 28請求項1から請求項21のいずれかに従うpS2蛋白質を、合成、特に化学 合成又は生合成によって製造する方法。 29 その組織で発現され得る式(D)のペプチド、その前駆体又はその断片を 生じる組織の病理学的状態を検出及び診断する、これらのペプチドの1つの存在 が請求項22又は請求項23に従う抗体を用いた生物学的標本の免疫学的方法に よって検出される方法。 30 検出及び診断が体液を使用して行われる、請求項29に従う方法。 31 pS2遺伝子の発現が免疫細胞化学により検出される、請求項29に従う 方法。 32 pS2遺伝子の発現が癌標本で検出される、請求項29に従う方法。 33 使用する癌標本が組織切片である、請求項32に従う検出及び診断の方法 。 34 使用する癌標本がパラフィンに包埋することにより保存及び安定化されホ ルマリンで固定された組織切片である、請求項33に従う方法。 35 使用する癌標本がサイトゾルである、請求項33に従う方法。 36 免疫細胞化学的方法が、pS2又はpS2断片に対するウサギ(又は他の 適当な動物)のポリクローナル又はモノクローナル抗体と共に上記標本をインキ ュベートした後、該抗体をラベルし明確にするための適当なシステムと共に行わ れる、請求項31に従う方法。 37 乳癌検出に使用される生物標本が、同時にER′s、PR′s、及びpS 2蛋白質又はその断片の1つの免疫学的検出に供され、一方でER(+)乳癌の (ER(+)癌の約60%だけがPR′s及びpS2遺伝子の発現が共に陽性で あるという)機能的不均一性の付加を、他方でER(一)癌のPR′s、及びp S2遺伝子の発現に関する(約96%はエストロゲンに誘導され得るこれら2つ の遺伝子が発現しないという)大きい均一性を明らかにする、請求項29から請 求項36の1つに従う方法。 38 胃の病理学的状態の検出に適用される、請求項29から請求項37の1つ に従う検出又は診断の方法。 39 pS2遺伝子の発現が請求項22又は請求項23に従う抗体の少なくとも 1つを用いたシンチグラフィにより検出される、請求項29から請求項38の一 つに従う方法。 40 −pS2蛋白質及び/又はその断片に対する適当な用量のポリクローナル 又はモノクローナル抗体;−使用する抗体がそれに対するものである適当な用量 のpS2蛋白質及び/又はその断片;−適当な用量のウサギ(又は他の適当な哺 乳動物)の免疫クロブリンに対する抗体; −抗原抗体反応を進展させるための(特にPAP(ペロキシダーゼ−抗ペロキシ ダーゼ系)のような)酵素系; −酵素反応を進展させるための、特にDABのような基質; −もしも生物標本が組織切片であり、もしもそれを染色する必要があれば、必要 ならば癌細胞を染色するための物質;及び −検出及び診断試験を行うための有用な量の適当な緩衝液 から成る、免疫細胞化学によって病理学的状態を、請求項29から31及び請求 項33から39の一つに従い検出及び診断するための、レディー−トゥーユース (ready−to−use)キット。 41 請求項22又は請求項23に従う1つ以上の抗体を含む治療剤。 42 他の治療剤を伴う請求項41に従う治療剤。
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