JPH0242375Y2 - - Google Patents

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JPH0242375Y2
JPH0242375Y2 JP1984140250U JP14025084U JPH0242375Y2 JP H0242375 Y2 JPH0242375 Y2 JP H0242375Y2 JP 1984140250 U JP1984140250 U JP 1984140250U JP 14025084 U JP14025084 U JP 14025084U JP H0242375 Y2 JPH0242375 Y2 JP H0242375Y2
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JP
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casting
pipe
core
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depth
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JP1984140250U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば、自動車のサスペンシヨン
の一部品であるトーコントロールハブ等の中空部
を有する鋳造品を鎮造する場合に使用されるよう
なパイプ鋳ぐるみ用中子構造に関する。
(従来技術) 従来、パイプ鋳ぐるみ用の中子としては、例え
ば特開昭55−109742号公報に示されているよう
に、シリンダヘツドの排気ポートにパイプ状の発
泡金属体を鋳ぐるむ際、発泡金属体にシエル砂を
充填して単一のシエル中子に発泡金属体を一体に
成形した中子構造を用いている。
一方、パイプ鋳ぐるみが要求されるものとし
て、第2図に示すトーコントロールハブ25があ
る。
この鋳造にあたり、パイプ13が鋳物11の開
口端部に所定の深さで、かつ鋳物11の半径方向
の中間位置に鋳ぐるまれなければ連結強度が確保
できない。
この場合、中空部のための中子造型という観点
から見れば、鋳物部分がパイプの内方にまで必要
なことから単一の中子で造型することは困難とな
る。
(考案の目的) この考案の目的は、上記のようなパイプ鋳ぐる
み部品を鋳造するのに用いる中子を組立てるもの
とし、かつバリ取りが容易なうえ、パイプの鋳物
に対する鋳ぐるみ深さおよび位置を正確に位置決
めすることができるパイプ鋳ぐるみ用中子構造を
提供することにある。
(考案の構成) この考案は、中空状に形成すべき鋳物の開口端
に、金属製パイプの一端部を所定の深さで、かつ
鋳物の開口端の半径方向の中間位置に鋳ぐるみ連
結するに際して使用されるパイプ鋳ぐるみ用中子
構造であつて、上記鋳物の中空部を形成する第1
中子と、上記パイプの中空部を形成し、かつパイ
プの鋳ぐるみ部分を除いた厚みでパイプ内に該パ
イプと一体に造型された第2中子とを備え、上記
第1および第2中子の対向面を上記パイプの内部
と対応する部位で凹凸部に形成して接着結合し、
上記第1中子における鋳物の開口端の内面を形成
する部位を、上記パイプの内径よりも小径に設定
し、上記第2中子の端面を、鋳物の開口端の端面
を成形すべく、パイプの鋳ぐるみ側端面から所定
量内方に引込んだ位置に設定し、上記凹部の底面
部と上記凸部の頂面とを、パイプの鋳物への鋳込
み深さを規定すべく当接させると共に、上記凹部
の内周面部と上記凸部の外周面部とを、パイプの
鋳物の開口端に対する半径方向の位置を規定すべ
く当接させたパイプ鋳ぐるみ用中子構造であるこ
とを特徴とする。
(考案の効果) この考案によれば、2個一組とする各々の独立
した中子でもつて、パイプと鋳物との所要の連結
強度に必要な中子造型を得ることができる。
すなわち、相互の中子をパイプの鋳物への鋳ぐ
るみ深さに相当する部分で一体的に連結した状態
で使用するため、パイプは所要の最適な状態で鋳
ぐるまれ、さらにこれによつて鋳造後に内バリが
生じたとしてもそれは鋳物の端部となり、バリ取
り作業が容易で、複雑なパイプ鋳ぐるみ部品であ
つても、生産工数の短縮化に基づいて生産能率を
確実に高めることができる。
しかも、上記の第2中子の端面で鋳物の開口端
の端面を形成するように、その第2中子の端面を
パイプの鋳ぐるみ側端面から所定量内方へ引込ん
だ位置に設定し、またパイプの鋳物への鋳込み深
さを規制するために上述の凹部の底面部と上述の
凸部の頂面とを当接させ、さらに、パイプの鋳物
の開口端に対する半径方向の位置を規定するため
に上述の凹部の内周面部と上述の凸部の外周面部
とを当接させたので、パイプの鋳物に対する鋳ぐ
るみ深さおよび位置(半径方向の位置)を正確に
位置決めすることができる効果がある。
(実施例) この考案の一実施例を下面図面に基づいて詳述
する。
図面は自動車のサスペンシヨンの一部品として
用いられるトーコントロールハブを鋳造する場合
に使用されるパイプ鋳ぐるみ用中子構造を示し、
第1図および第2図において、この中子は鋳物1
1の中空部11bを形成する第1中子12と、金
属製パイプ13の中空部13bを形成する第2中
子14とから構成され、これら第1および第2の
中子12,14の対向面をパイプ13の内部と対
応する部位にて凹凸形成し、かつ接着結合して一
体的に設けるものである。
上述の第1中子12は、中子砂によつて鋳物1
1の中空部11bを形成すべき所定の中子形状に
造型されるものであり、この第1中子12の一端
部には後述する第2中子14に対して連結するた
めの凸部15を形成している。
また、上述の第1中子12における鋳物11の
開口端11aの内面を形成する部位12aを、上
述のパイプ13の内径よりも小径に設定してい
る。
上述の第2中子14は、中子砂を金属製パイプ
13の中空部13bに充填して所定形状に造型す
るものであつて、この第2中子14の外端面側
(図面上、左端面側)はパイプ13の外端面と面
一に設け、内端面14aは鋳物11への鋳ぐるみ
深さに相当する結合代16をぬすんで設けると
共に、中央部には前述の凸部15を嵌合するため
の凹部17を形成している。
すなわち、上述の第2中子14の端面14a
を、鋳物11の開口端11aの端面を成形すべ
く、パイプ13の鋳ぐるみ側端面13cから所定
量内方に引込んだ位置に設定している。
そして、それら第1および第2の中子12,1
4の凹凸面に接着剤18を塗布した状態で凹凸部
17,15を嵌合することにより、双方の中子1
2,14は一体化されると共に、上述の凹部17
の底面部と上述の凸部15の頂面とを当接固定
し、また上述の凹部17の内周面部と上述の凸部
15の外周面部とを当接固定して、パイプ13の
鋳物11への鋳込み深さおよびパイプ13の鋳
物11の開口端11aに対する半径方向の位置を
規定すべく構成している。
なお、図中、19は余分な接着剤の逃し代隙間
であり、20は相互の中子12,14を密接すべ
く設けて寸法精度を高めるための隙間である。
このように構成された中子は、上砂型21と下
砂型22とからなる主型23の鋳込み空間部24
内に配設され、その後、鋳込み空間部24内に鋳
込まれて第2図に示すように、一端に金属製パイ
プ13を有する中空形のトーコントロールハブ2
5を設けられる。
この場合、鋳込み時にパイプ13の一端部13
aを鋳ぐるんだ際、相互の中子12,14の凹凸
部17,15の接合面間には隙間が生じにくくな
り、仮にバリが発生したとしても除去容易なもの
となり、強大な結合力にてパイプ13を的確に鋳
ぐるむことができる。図中、26は主型の幅木で
あり、27は主型のガス抜き部である。
しかも、上述の第2中子14の端面14aで鋳
物11の開口部11aの端面を形成するように、
この第2中子14の端面14aをパイプ13の鋳
ぐるみ側端面13cから所定量内方へ引込んだ位
置に設定し、またパイプ13の鋳物11への鋳込
み深さを規制するために上述の凹部17の底面
部と上述の凸部15の頂面とを当接させ、さら
に、パイプ13の鋳物11の開口端11aに対す
る半径方向の位置を規定するために上述の凹部1
7の内周面部と上述の凸部15の外周面部とを当
接させたので、パイプ13の鋳物11に対する鋳
ぐるみ深さおよび位置(半径方向の位置)を正
確に位置決めすることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図はパ
イプ鋳ぐるみ用中子構造の使用状態を示す縦断面
図、第2図は鋳造されたトーコントロールハブの
要部破断側面図である。 11……鋳物、11a……開口端、11b……
中空部、12……第1中子、12a……部位、1
3……パイプ、13a……一端部、13b……中
空部、13c……鋳ぐるみ側端面、14……第2
中子、14a……端面、15……凸部、17……
凹部、……所定の深さ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中空状に形成すべき鋳物の開口端に、金属製パ
    イプの一端部を所定の深さで、かつ鋳物の開口端
    の半径方向の中間位置に鋳ぐるみ連結するに際し
    て使用されるパイプ鋳ぐるみ用中子構造であつ
    て、 上記鋳物の中空部を形成する第1中子と、上記
    パイプの中空部を形成し、かつパイプの鋳ぐるみ
    部分を除いた厚みでパイプ内に該パイプと一体に
    造型された第2中子とを備え、 上記第1および第2中子の対向面を上記パイプ
    の内部と対応する部位で凹凸部に形成して接着結
    合し、 上記第1中子における鋳物の開口端の内面を形
    成する部位を、上記パイプの内径よりも小径に設
    定し、 上記第2中子の端面を、鋳物の開口端の端面を
    成形すべく、パイプの鋳ぐるみ側端面から所定量
    内方に引込んだ位置に設定し、上記凹部の底面部
    と上記凸部の頂面とを、パイプの鋳物への鋳込み
    深さを規定すべく当接させると共に、 上記凹部の内周面部と上記凸部の外周面部と
    を、パイプの鋳物の開口端に対する半径方向の位
    置を規定すべく当接させた パイプ鋳ぐるみ用中子構造。
JP1984140250U 1984-09-13 1984-09-13 Expired JPH0242375Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1984140250U JPH0242375Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13

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JP1984140250U JPH0242375Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13

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JPS6153045U JPS6153045U (ja) 1986-04-10
JPH0242375Y2 true JPH0242375Y2 (ja) 1990-11-13

Family

ID=30698605

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JP1984140250U Expired JPH0242375Y2 (ja) 1984-09-13 1984-09-13

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533810A (en) * 1978-08-28 1980-03-10 Mitsubishi Electric Corp Casting method of winding drum
JPS5568168A (en) * 1978-11-16 1980-05-22 Keiichiro Miyazaki Insert casting method of pipe body of holed casting

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533810A (en) * 1978-08-28 1980-03-10 Mitsubishi Electric Corp Casting method of winding drum
JPS5568168A (en) * 1978-11-16 1980-05-22 Keiichiro Miyazaki Insert casting method of pipe body of holed casting

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JPS6153045U (ja) 1986-04-10

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